JPH09202032A - 印刷装置 - Google Patents
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- JPH09202032A JPH09202032A JP1126096A JP1126096A JPH09202032A JP H09202032 A JPH09202032 A JP H09202032A JP 1126096 A JP1126096 A JP 1126096A JP 1126096 A JP1126096 A JP 1126096A JP H09202032 A JPH09202032 A JP H09202032A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 低コストで大駆動力を必要としない天地移動
手段を具備した印刷装置を提供する。 【解決手段】 版胴1と、圧胴9と、版胴1と圧胴9と
を回転駆動する駆動手段40と、支軸24に固着され駆
動手段40からの駆動力を受けて版胴1と共に回転する
第1ギヤ30と、支軸24と同軸上かつ第1ギヤ30と
相対的に回転可能に配設されると共に第1ギヤ30とは
異なる歯数を有し圧胴9に回転駆動力を伝達する第2ギ
ヤ28と、第1ギヤ30と噛合する第3ギヤ32b及び
第2ギヤ28と噛合して第3ギヤ32bと同軸上に配設
された第4ギヤ32aを一体的に有すると共に第1ギヤ
30の回転力を第2ギヤ28に伝達する回転力伝達部材
32と、回転力伝達部材32を回転可能に支持すると共
に支軸23,24に揺動自在に支持された支持アーム2
2と、支持アーム22を揺動させる揺動手段39とを具
備する印刷装置。
手段を具備した印刷装置を提供する。 【解決手段】 版胴1と、圧胴9と、版胴1と圧胴9と
を回転駆動する駆動手段40と、支軸24に固着され駆
動手段40からの駆動力を受けて版胴1と共に回転する
第1ギヤ30と、支軸24と同軸上かつ第1ギヤ30と
相対的に回転可能に配設されると共に第1ギヤ30とは
異なる歯数を有し圧胴9に回転駆動力を伝達する第2ギ
ヤ28と、第1ギヤ30と噛合する第3ギヤ32b及び
第2ギヤ28と噛合して第3ギヤ32bと同軸上に配設
された第4ギヤ32aを一体的に有すると共に第1ギヤ
30の回転力を第2ギヤ28に伝達する回転力伝達部材
32と、回転力伝達部材32を回転可能に支持すると共
に支軸23,24に揺動自在に支持された支持アーム2
2と、支持アーム22を揺動させる揺動手段39とを具
備する印刷装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、孔版印刷装置及び
オフセット印刷装置等の印刷装置の天地移動機構に関す
る。
オフセット印刷装置等の印刷装置の天地移動機構に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、オフセット印刷装置や一部の孔版
印刷装置等には、押圧手段として、版胴と対向配置さ
れ、版胴と同じ径を有する圧胴が用いられている。孔版
印刷装置では、この圧胴を用いると、プレスローラーを
用いた場合に比べて装置全体が大型化してしまう反面、
印刷時における押圧手段の移動量を少なくすることがで
きる。これにより、押圧手段と版胴との接触音の発生及
び接触時における振動を少なくすることができ、防音効
果、振動による画像への悪影響並びに装置のガタを少な
くする効果等を得ることができる。
印刷装置等には、押圧手段として、版胴と対向配置さ
れ、版胴と同じ径を有する圧胴が用いられている。孔版
印刷装置では、この圧胴を用いると、プレスローラーを
用いた場合に比べて装置全体が大型化してしまう反面、
印刷時における押圧手段の移動量を少なくすることがで
きる。これにより、押圧手段と版胴との接触音の発生及
び接触時における振動を少なくすることができ、防音効
果、振動による画像への悪影響並びに装置のガタを少な
くする効果等を得ることができる。
【0003】上述の圧胴を用いた印刷装置では、印刷用
紙を巻装させた状態で圧胴を版胴に押圧し、印刷用紙に
画像を転写させる方式を採用しているため、天地方向
(胴の回転方向)に画像位置を調整する場合には、版胴
と圧胴とを相対的に回転させる必要がある。そこで、従
来の印刷装置では、図10に示すような天地移動手段5
0によって版胴と圧胴とを相対的に回転させて画像位置
を調整している。
紙を巻装させた状態で圧胴を版胴に押圧し、印刷用紙に
画像を転写させる方式を採用しているため、天地方向
(胴の回転方向)に画像位置を調整する場合には、版胴
と圧胴とを相対的に回転させる必要がある。そこで、従
来の印刷装置では、図10に示すような天地移動手段5
0によって版胴と圧胴とを相対的に回転させて画像位置
を調整している。
【0004】この天地移動手段50は、図示しない版胴
と同軸上に配設され、図示しない版胴に回転力を伝達す
る版胴ギヤ51、図示しない圧胴と同軸上に配設され、
図示しない圧胴に回転力を伝達する圧胴プーリー52、
版胴ギヤ51と圧胴プーリー52との間に配設され、版
胴ギヤ51と同径で版胴ギヤ51と噛合する図示しない
ギヤを同軸に有するアイドルプーリー53、圧胴プーリ
ー52とアイドルプーリー53との間に配設された回転
自在な4個のテンションローラー54、各テンションロ
ーラー54の内側に配設され、図示しない移動手段によ
って、圧胴プーリー52とアイドルプーリー53のそれ
ぞれの中心軸を結ぶ線と直交する矢印A方向に移動自在
に配設されたローラー支持部材55、ローラー支持部材
55に回転自在に支持された2個のテンションローラー
56、各プーリー52,53、各テンションローラー5
4、及び各テンションローラー56間に掛け渡されたベ
ルト57等から主に構成されている。
と同軸上に配設され、図示しない版胴に回転力を伝達す
る版胴ギヤ51、図示しない圧胴と同軸上に配設され、
図示しない圧胴に回転力を伝達する圧胴プーリー52、
版胴ギヤ51と圧胴プーリー52との間に配設され、版
胴ギヤ51と同径で版胴ギヤ51と噛合する図示しない
ギヤを同軸に有するアイドルプーリー53、圧胴プーリ
ー52とアイドルプーリー53との間に配設された回転
自在な4個のテンションローラー54、各テンションロ
ーラー54の内側に配設され、図示しない移動手段によ
って、圧胴プーリー52とアイドルプーリー53のそれ
ぞれの中心軸を結ぶ線と直交する矢印A方向に移動自在
に配設されたローラー支持部材55、ローラー支持部材
55に回転自在に支持された2個のテンションローラー
56、各プーリー52,53、各テンションローラー5
4、及び各テンションローラー56間に掛け渡されたベ
ルト57等から主に構成されている。
【0005】上記構成により、図示しない移動手段を作
動させて、ローラー支持部材55を例えば図の上方に移
動させると、版胴ギヤ51と圧胴プーリー52はそれぞ
れ時計回り方向に回転する。これによって版胴と圧胴と
の位相がずれるのである。
動させて、ローラー支持部材55を例えば図の上方に移
動させると、版胴ギヤ51と圧胴プーリー52はそれぞ
れ時計回り方向に回転する。これによって版胴と圧胴と
の位相がずれるのである。
【0006】また、押圧手段としてプレスローラーを用
いた場合の天地移動手段としては、図11に示すような
天地移動手段60がある。この天地移動手段60は、天
地移動手段50と比較すると、圧胴プーリー52に代え
て同形のレジストプーリー61を用いる点において相違
し、他の構成は同一である。
いた場合の天地移動手段としては、図11に示すような
天地移動手段60がある。この天地移動手段60は、天
地移動手段50と比較すると、圧胴プーリー52に代え
て同形のレジストプーリー61を用いる点において相違
し、他の構成は同一である。
【0007】レジストプーリー61の同軸上には、周面
に凹部62aを有し、レジストプーリー61と同期して
回転するカム62が取り付けられており、レジストプー
リー61及びカム62の近傍には、支軸63によって揺
動自在に支持された扇形ギヤ64が配設されている。扇
形ギヤ64の一端にはギヤ部64aが形成され、他端に
は回転自在なカムフォロア64bが取り付けられてい
る。扇形ギヤ64には、他端を装置本体に固着された引
張バネ66の一端が取り付けられており、この付勢力に
よって扇形ギヤ64は支軸63を中心に時計回り方向の
回動付勢力を付与され、カムフォロア64bをカム62
に常時当接させている。さらに、扇形ギヤ64の近傍に
は、ギヤ部64aと噛合し、図示しないレジストローラ
ーを回転駆動するレジストギヤ65が配設されている。
に凹部62aを有し、レジストプーリー61と同期して
回転するカム62が取り付けられており、レジストプー
リー61及びカム62の近傍には、支軸63によって揺
動自在に支持された扇形ギヤ64が配設されている。扇
形ギヤ64の一端にはギヤ部64aが形成され、他端に
は回転自在なカムフォロア64bが取り付けられてい
る。扇形ギヤ64には、他端を装置本体に固着された引
張バネ66の一端が取り付けられており、この付勢力に
よって扇形ギヤ64は支軸63を中心に時計回り方向の
回動付勢力を付与され、カムフォロア64bをカム62
に常時当接させている。さらに、扇形ギヤ64の近傍に
は、ギヤ部64aと噛合し、図示しないレジストローラ
ーを回転駆動するレジストギヤ65が配設されている。
【0008】上記構成により、図示しない移動手段を作
動させて、ローラー支持部材54を移動させることによ
り、天地移動手段50と同様にレジストプーリー61が
回転し、カム62が回転することにより凹部62aの位
置がずれ、図示しないレジストローラーの回転タイミン
グが変化する。
動させて、ローラー支持部材54を移動させることによ
り、天地移動手段50と同様にレジストプーリー61が
回転し、カム62が回転することにより凹部62aの位
置がずれ、図示しないレジストローラーの回転タイミン
グが変化する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の天地移
動手段50,60では、単価の高いテンションローラー
を6個も使用しているため、印刷装置がコストアップし
てしまうという問題点がある。また、テンションローラ
ー54とテンションローラー56との間においてベルト
57の屈曲率が非常に高くなり、ベルト57の回転抵抗
が上昇してしまうため、大きな駆動力を有する移動手段
を用いなくてはならないという問題点がある。
動手段50,60では、単価の高いテンションローラー
を6個も使用しているため、印刷装置がコストアップし
てしまうという問題点がある。また、テンションローラ
ー54とテンションローラー56との間においてベルト
57の屈曲率が非常に高くなり、ベルト57の回転抵抗
が上昇してしまうため、大きな駆動力を有する移動手段
を用いなくてはならないという問題点がある。
【0010】本発明は、低コストで大駆動力を必要とし
ない天地移動機構を具備した印刷装置の提供を目的とす
る。
ない天地移動機構を具備した印刷装置の提供を目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
外周面にマスタを巻装する回転自在な版胴と、外周面に
印刷用紙を巻装し、前記版胴と同期して回転する圧胴と
を具備し、前記マスタに対して前記印刷用紙を押圧する
ことにより印刷画像を得る印刷装置において、前記版胴
と前記圧胴とを回転駆動する駆動手段と、支軸に回転自
在に支持され、前記駆動手段からの駆動力を受けて前記
版胴と共に回転する第1ギヤと、前記支軸と同軸上に、
かつ、第1ギヤと相対的に回転可能に配設されると共
に、第1ギヤとは異なる歯数を有し、前記圧胴に回転駆
動力を伝達する第2ギヤと、第1ギヤと噛合する第3ギ
ヤと、第2ギヤと噛合し、第3ギヤと同軸上に配設され
た第4ギヤとを一体的に有し、第1ギヤの回転力を第2
ギヤに伝達する回転力伝達部材と、前記回転力伝達部材
を回転可能に支持すると共に、前記支軸に揺動自在に支
持された支持アームと、前記支持アームを揺動させるこ
とにより、第1ギヤ及び第2ギヤの外周面上で前記回転
力伝達部材を転動させ、前記版胴と前記圧胴とを相対的
に回転させる揺動手段とを具備することを特徴とする。
外周面にマスタを巻装する回転自在な版胴と、外周面に
印刷用紙を巻装し、前記版胴と同期して回転する圧胴と
を具備し、前記マスタに対して前記印刷用紙を押圧する
ことにより印刷画像を得る印刷装置において、前記版胴
と前記圧胴とを回転駆動する駆動手段と、支軸に回転自
在に支持され、前記駆動手段からの駆動力を受けて前記
版胴と共に回転する第1ギヤと、前記支軸と同軸上に、
かつ、第1ギヤと相対的に回転可能に配設されると共
に、第1ギヤとは異なる歯数を有し、前記圧胴に回転駆
動力を伝達する第2ギヤと、第1ギヤと噛合する第3ギ
ヤと、第2ギヤと噛合し、第3ギヤと同軸上に配設され
た第4ギヤとを一体的に有し、第1ギヤの回転力を第2
ギヤに伝達する回転力伝達部材と、前記回転力伝達部材
を回転可能に支持すると共に、前記支軸に揺動自在に支
持された支持アームと、前記支持アームを揺動させるこ
とにより、第1ギヤ及び第2ギヤの外周面上で前記回転
力伝達部材を転動させ、前記版胴と前記圧胴とを相対的
に回転させる揺動手段とを具備することを特徴とする。
【0012】請求項2記載の発明は、外周面にマスタを
巻装する回転自在な版胴と、前記版胴に対して接離自在
に設けられたプレスローラーと、前記版胴と前記プレス
ローラーとの間に向けて印刷用紙を給送するレジストロ
ーラー対とを具備し、前記レジストローラー対によって
給送された前記印刷用紙を、前記プレスローラーによっ
て前記マスタに押圧することにより印刷画像を得る印刷
装置において、前記版胴と前記レジストローラー対とを
回転駆動する駆動手段と、支軸に回転自在に支持され、
前記駆動手段からの駆動力を受けて前記版胴と共に回転
する第1ギヤと、前記支軸と同軸上に、かつ、第1ギヤ
と相対的に回転可能に配設されると共に、第1ギヤとは
異なる歯数を有し、前記レジストローラー対の作動のた
めの回転駆動力を伝達する第2ギヤと、第1ギヤと噛合
する第3ギヤと、第2ギヤと噛合し、第3ギヤと同軸上
に配設された第4ギヤとを一体的に有し、第1ギヤの回
転力を第2ギヤに伝達する回転力伝達部材と、前記回転
力伝達部材を回転可能に支持すると共に、前記支軸に揺
動自在に支持された支持アームと、前記支持アームを揺
動させることにより、第1ギヤ及び第2ギヤの外周面上
で前記回転力伝達部材を転動させ、前記版胴の回転に対
する前記レジストローラー対の作動タイミングを変化さ
せる揺動手段とを具備することを特徴とする。
巻装する回転自在な版胴と、前記版胴に対して接離自在
に設けられたプレスローラーと、前記版胴と前記プレス
ローラーとの間に向けて印刷用紙を給送するレジストロ
ーラー対とを具備し、前記レジストローラー対によって
給送された前記印刷用紙を、前記プレスローラーによっ
て前記マスタに押圧することにより印刷画像を得る印刷
装置において、前記版胴と前記レジストローラー対とを
回転駆動する駆動手段と、支軸に回転自在に支持され、
前記駆動手段からの駆動力を受けて前記版胴と共に回転
する第1ギヤと、前記支軸と同軸上に、かつ、第1ギヤ
と相対的に回転可能に配設されると共に、第1ギヤとは
異なる歯数を有し、前記レジストローラー対の作動のた
めの回転駆動力を伝達する第2ギヤと、第1ギヤと噛合
する第3ギヤと、第2ギヤと噛合し、第3ギヤと同軸上
に配設された第4ギヤとを一体的に有し、第1ギヤの回
転力を第2ギヤに伝達する回転力伝達部材と、前記回転
力伝達部材を回転可能に支持すると共に、前記支軸に揺
動自在に支持された支持アームと、前記支持アームを揺
動させることにより、第1ギヤ及び第2ギヤの外周面上
で前記回転力伝達部材を転動させ、前記版胴の回転に対
する前記レジストローラー対の作動タイミングを変化さ
せる揺動手段とを具備することを特徴とする。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項1または請
求項2記載の印刷装置において、さらに、前記支持アー
ムが扇形ギヤを有し、前記揺動手段が前記扇形ギヤと噛
合する駆動ギヤを有することを特徴とする。
求項2記載の印刷装置において、さらに、前記支持アー
ムが扇形ギヤを有し、前記揺動手段が前記扇形ギヤと噛
合する駆動ギヤを有することを特徴とする。
【0014】
【実施例】図1は、本発明の第1の実施例を採用した孔
版印刷装置要部の部分側断面図である。同図において、
インキ供給パイプを兼ねた支軸5で回転自在に支持され
た版胴1は、孔版印刷装置本体に対して着脱自在に設け
られている。版胴1の外周面上には、支軸5と平行に配
設されたステージ部6と、ステージ部6とでマスタの先
端部を挟持するクランパー7とが配設されている。クラ
ンパー7は、軸7aで版胴1の外周面上に枢着され、図
示しない開閉部材で回動される。また、版胴1の外周面
には図示しない網目状の開孔部が形成されており、後述
するインキ供給手段8より供給されたインキは、この開
孔部より滲出し、マスタの穿孔部を通過して印刷用紙に
転移する。
版印刷装置要部の部分側断面図である。同図において、
インキ供給パイプを兼ねた支軸5で回転自在に支持され
た版胴1は、孔版印刷装置本体に対して着脱自在に設け
られている。版胴1の外周面上には、支軸5と平行に配
設されたステージ部6と、ステージ部6とでマスタの先
端部を挟持するクランパー7とが配設されている。クラ
ンパー7は、軸7aで版胴1の外周面上に枢着され、図
示しない開閉部材で回動される。また、版胴1の外周面
には図示しない網目状の開孔部が形成されており、後述
するインキ供給手段8より供給されたインキは、この開
孔部より滲出し、マスタの穿孔部を通過して印刷用紙に
転移する。
【0015】孔版印刷装置奥側に位置する支軸5の一端
は、版胴1の側板より突出して設けられており、後述す
る駆動機構に対して着脱自在となるように構成されてい
る。また、装置奥側に位置する版胴1の側板の外側に
は、後述する駆動機構に対して係合可能な突起21aを
有する円板21が固着されている。
は、版胴1の側板より突出して設けられており、後述す
る駆動機構に対して着脱自在となるように構成されてい
る。また、装置奥側に位置する版胴1の側板の外側に
は、後述する駆動機構に対して係合可能な突起21aを
有する円板21が固着されている。
【0016】版胴1の内部には、インキ供給手段8が配
設されている。インキ供給手段8は、支軸2aで図示し
ない側板に回転自在に支持され、ギヤやベルト等の図示
しない駆動力伝達手段で版胴1と同期して同方向に回転
駆動されるインキローラー2と、インキローラー2の外
周面と僅かに隙間をもってその外周面が位置するように
配設されたドクターローラー3とから主に構成されてい
る。インキ供給手段8は、インキローラー2とドクター
ローラー3との間に形成される楔状空間に、支軸5より
供給されたインキを貯留することによりインキ溜まり4
を形成する。インキ供給手段8は、このインキ溜まり4
のインキによってインキローラー2の外周面上にインキ
の薄層を形成し、版胴1の内周面にインキを供給する。
設されている。インキ供給手段8は、支軸2aで図示し
ない側板に回転自在に支持され、ギヤやベルト等の図示
しない駆動力伝達手段で版胴1と同期して同方向に回転
駆動されるインキローラー2と、インキローラー2の外
周面と僅かに隙間をもってその外周面が位置するように
配設されたドクターローラー3とから主に構成されてい
る。インキ供給手段8は、インキローラー2とドクター
ローラー3との間に形成される楔状空間に、支軸5より
供給されたインキを貯留することによりインキ溜まり4
を形成する。インキ供給手段8は、このインキ溜まり4
のインキによってインキローラー2の外周面上にインキ
の薄層を形成し、版胴1の内周面にインキを供給する。
【0017】版胴1の下方には、版胴1と接離自在に設
けられた圧胴9が配設されている。圧胴9は、その表面
に耐油性合成ゴム等の弾性部材を貼着され、図2に示す
ように、軸受12を介して圧胴軸10によって回転自在
に支持されている。圧胴軸10の両端には、その偏心位
置に偏心軸10aが一体的に設けられている。また、圧
胴9の周面の一部には凹部9aが形成されており、この
凹部9aの内部には啣え爪軸11aが配設されている。
啣え爪軸11aは、圧胴9の側端部に回動自在に支持さ
れており、啣え爪軸11aには啣え爪11が一体的に固
着されている。啣え爪11は、図示しない付勢手段によ
って図の時計回り方向に付勢されており、平生、その先
端部を凹部9a内の用紙把持面に当接させている。啣え
爪11は、圧胴9が所定位置に停止したときに図示しな
い開閉手段によって開閉される。また、圧胴9の一方の
端板9bには圧胴ギヤ13が固着されている。
けられた圧胴9が配設されている。圧胴9は、その表面
に耐油性合成ゴム等の弾性部材を貼着され、図2に示す
ように、軸受12を介して圧胴軸10によって回転自在
に支持されている。圧胴軸10の両端には、その偏心位
置に偏心軸10aが一体的に設けられている。また、圧
胴9の周面の一部には凹部9aが形成されており、この
凹部9aの内部には啣え爪軸11aが配設されている。
啣え爪軸11aは、圧胴9の側端部に回動自在に支持さ
れており、啣え爪軸11aには啣え爪11が一体的に固
着されている。啣え爪11は、図示しない付勢手段によ
って図の時計回り方向に付勢されており、平生、その先
端部を凹部9a内の用紙把持面に当接させている。啣え
爪11は、圧胴9が所定位置に停止したときに図示しな
い開閉手段によって開閉される。また、圧胴9の一方の
端板9bには圧胴ギヤ13が固着されている。
【0018】ここで、圧胴9の接離機構について説明す
る。各偏心軸10a,10aは、それぞれの端部を孔版
印刷装置の図示しない本体側板に回動自在に支持されて
おり、一方の偏心軸10aには、図3に示すように、く
字形状の揺動アーム14が、その略中央部において一体
的に固着されている。揺動アーム14の一端には回転自
在なカムフォロア19が取り付けられている。カムフォ
ロア19の近傍には、図示しないステッピングモーター
によって回転駆動されるカム15が配設されている。ま
た、揺動アーム14の他端14a側には、一端を孔版印
刷装置本体に固着された引張バネ16の他端が固着され
ており、これによって揺動アーム14は時計回り方向の
回動付勢力を付与され、平生、カムフォロア19をカム
15の周面に当接させている。上記構成により、図示し
ないステッピングモーターが回転して、カム15の凸部
がカムフォロア19と当接すると、揺動アーム14が引
張バネ16の付勢力に抗して反時計回り方向に回動し、
偏心軸10aが同方向に回動することにより、圧胴9の
周面が版胴1の周面より離間する。
る。各偏心軸10a,10aは、それぞれの端部を孔版
印刷装置の図示しない本体側板に回動自在に支持されて
おり、一方の偏心軸10aには、図3に示すように、く
字形状の揺動アーム14が、その略中央部において一体
的に固着されている。揺動アーム14の一端には回転自
在なカムフォロア19が取り付けられている。カムフォ
ロア19の近傍には、図示しないステッピングモーター
によって回転駆動されるカム15が配設されている。ま
た、揺動アーム14の他端14a側には、一端を孔版印
刷装置本体に固着された引張バネ16の他端が固着され
ており、これによって揺動アーム14は時計回り方向の
回動付勢力を付与され、平生、カムフォロア19をカム
15の周面に当接させている。上記構成により、図示し
ないステッピングモーターが回転して、カム15の凸部
がカムフォロア19と当接すると、揺動アーム14が引
張バネ16の付勢力に抗して反時計回り方向に回動し、
偏心軸10aが同方向に回動することにより、圧胴9の
周面が版胴1の周面より離間する。
【0019】揺動アーム14の下方には、圧胴9の版胴
1からの離間状態を保持する機構が設けられている。孔
版印刷装置の図示しない側板に回転自在に支持された支
軸17aには、一端17bが鈎型に形成された保持アー
ム17の他端が固着されている。保持アーム17は、一
端17bと揺動アーム14の他端14aとが係合可能で
ある位置に配置されている。また、保持アーム17に
は、孔版印刷装置本体に取り付けられたソレノイド18
のプランジャ18aと、一端を孔版印刷装置本体に固着
された引張バネ20の他端とが、それぞれの付勢力が逆
向きとなるように取り付けられている。これにより保持
アーム17は、ソレノイド18の非作動時には図の実線
位置に、また、ソレノイド18の作動時には図の二点鎖
線位置にそれぞれ位置決めされる。
1からの離間状態を保持する機構が設けられている。孔
版印刷装置の図示しない側板に回転自在に支持された支
軸17aには、一端17bが鈎型に形成された保持アー
ム17の他端が固着されている。保持アーム17は、一
端17bと揺動アーム14の他端14aとが係合可能で
ある位置に配置されている。また、保持アーム17に
は、孔版印刷装置本体に取り付けられたソレノイド18
のプランジャ18aと、一端を孔版印刷装置本体に固着
された引張バネ20の他端とが、それぞれの付勢力が逆
向きとなるように取り付けられている。これにより保持
アーム17は、ソレノイド18の非作動時には図の実線
位置に、また、ソレノイド18の作動時には図の二点鎖
線位置にそれぞれ位置決めされる。
【0020】図4、図5は、上述の孔版印刷装置の駆動
機構と本発明に係る天地移動機構とを示している。
機構と本発明に係る天地移動機構とを示している。
【0021】孔版印刷装置の、正面より見て装置奥側に
は、支軸5と同一軸線上に配置された支軸23と支軸2
4とが配設されている。装置奥側に位置する支軸23
は、その装置奥側の一端を孔版印刷装置の筐体側板71
に固着されており、他端を支軸24に滑り軸受を介して
嵌入されている。装置手前側に位置する支軸24は、そ
の一端が支軸23の他端に回転可能に軸支され、他端部
を側板70によって回転自在に支持されている。また、
支軸24の他端には、円板21と当接する円板25が一
体的に設けられており、この円板25には、突起21a
が嵌合する孔25aが形成されている。さらに、支軸2
4には、支軸5の一端が嵌入可能な凹部24aが形成さ
れている。
は、支軸5と同一軸線上に配置された支軸23と支軸2
4とが配設されている。装置奥側に位置する支軸23
は、その装置奥側の一端を孔版印刷装置の筐体側板71
に固着されており、他端を支軸24に滑り軸受を介して
嵌入されている。装置手前側に位置する支軸24は、そ
の一端が支軸23の他端に回転可能に軸支され、他端部
を側板70によって回転自在に支持されている。また、
支軸24の他端には、円板21と当接する円板25が一
体的に設けられており、この円板25には、突起21a
が嵌合する孔25aが形成されている。さらに、支軸2
4には、支軸5の一端が嵌入可能な凹部24aが形成さ
れている。
【0022】そして、支軸23にはギヤプーリー26が
回転自在に取り付けられ、また、支軸24にはギヤプー
リー27が固着されている。ギヤプーリー26は、第2
ギヤとしてのギヤ28と歯付プーリー29とから一体的
に構成されており、ギヤプーリー27もギヤプーリー2
6と同様に、第1ギヤとしてのギヤ30と歯付プーリー
31とから一体的に構成されている。ここで、各ギヤ2
8,30はそれぞれ歯数が異なったものが用いられてお
り、各ギヤプーリー26,27は、各ギヤ28,30が
対向するように配置されている。
回転自在に取り付けられ、また、支軸24にはギヤプー
リー27が固着されている。ギヤプーリー26は、第2
ギヤとしてのギヤ28と歯付プーリー29とから一体的
に構成されており、ギヤプーリー27もギヤプーリー2
6と同様に、第1ギヤとしてのギヤ30と歯付プーリー
31とから一体的に構成されている。ここで、各ギヤ2
8,30はそれぞれ歯数が異なったものが用いられてお
り、各ギヤプーリー26,27は、各ギヤ28,30が
対向するように配置されている。
【0023】各歯付プーリー29,31の外側には、略
コ字形状を呈した支持アーム22が、その両端部を各支
軸23,24に揺動自在に支持されて配設されている。
そして、支持アーム22の両側板間の曲折部寄りには支
軸32cが回転自在に支持されており、支軸32cに
は、ギヤ28と噛合する第4ギヤとしてのギヤ部32a
及びギヤ30と噛合する第3ギヤとしてのギヤ部32b
を一体的に有する回転力伝達部材32が固着されてい
る。さらに、支持アーム22の、歯付プーリー29側の
側板の外側には、扇形ギヤ部33aを有する板部材33
が固着されている。
コ字形状を呈した支持アーム22が、その両端部を各支
軸23,24に揺動自在に支持されて配設されている。
そして、支持アーム22の両側板間の曲折部寄りには支
軸32cが回転自在に支持されており、支軸32cに
は、ギヤ28と噛合する第4ギヤとしてのギヤ部32a
及びギヤ30と噛合する第3ギヤとしてのギヤ部32b
を一体的に有する回転力伝達部材32が固着されてい
る。さらに、支持アーム22の、歯付プーリー29側の
側板の外側には、扇形ギヤ部33aを有する板部材33
が固着されている。
【0024】支持アーム22の左方には、減速ギヤ3
4,35がそれぞれ回転自在に配設されている。大径ギ
ヤ34aと駆動ギヤとしての小径ギヤ34bとを一体的
に有する減速ギヤ34は、支軸34cによって図示しな
い側板間に回転自在に支持されており、小径ギヤ34b
を扇形ギヤ部33aに噛合させている。ウォームホイー
ル35aとギヤ35bとを一体的に有する減速ギヤ35
は、支軸35cによって図示しない側板間に回転自在に
支持されており、ギヤ35bを大径ギヤ34aに噛合さ
せている。また、支軸35cの一端には、減速ギヤ35
の位置を検知するためのエンコーダー36が固着されて
いる。
4,35がそれぞれ回転自在に配設されている。大径ギ
ヤ34aと駆動ギヤとしての小径ギヤ34bとを一体的
に有する減速ギヤ34は、支軸34cによって図示しな
い側板間に回転自在に支持されており、小径ギヤ34b
を扇形ギヤ部33aに噛合させている。ウォームホイー
ル35aとギヤ35bとを一体的に有する減速ギヤ35
は、支軸35cによって図示しない側板間に回転自在に
支持されており、ギヤ35bを大径ギヤ34aに噛合さ
せている。また、支軸35cの一端には、減速ギヤ35
の位置を検知するためのエンコーダー36が固着されて
いる。
【0025】減速ギヤ35の下方には、その出力軸にウ
ォームホイール35aと噛合するウォーム37を固着さ
れた正逆転可能のモーター38が配設されている。この
構成により、モーター38の回転駆動力は、ウォーム3
7、減速ギヤ35、減速ギヤ34、扇形ギヤ部33aを
介して板部材33に伝達され、支持アーム22が揺動さ
れることにより、回転力伝達部材32の各ギヤ部32
a,32bが各ギヤ28,30上で転動する。ここで、
モーター38、各減速ギヤ34,35によって揺動手段
39が構成されている。
ォームホイール35aと噛合するウォーム37を固着さ
れた正逆転可能のモーター38が配設されている。この
構成により、モーター38の回転駆動力は、ウォーム3
7、減速ギヤ35、減速ギヤ34、扇形ギヤ部33aを
介して板部材33に伝達され、支持アーム22が揺動さ
れることにより、回転力伝達部材32の各ギヤ部32
a,32bが各ギヤ28,30上で転動する。ここで、
モーター38、各減速ギヤ34,35によって揺動手段
39が構成されている。
【0026】モーター38の下方には、版胴1及び圧胴
9を回転駆動する駆動手段としてのメインモーター40
が配設されている。メインモーター40の出力軸には歯
付プーリー41が固着されており、歯付プーリー41と
ギヤプーリー27の歯付プーリー31との間にはタイミ
ングベルト42が掛け渡されている。
9を回転駆動する駆動手段としてのメインモーター40
が配設されている。メインモーター40の出力軸には歯
付プーリー41が固着されており、歯付プーリー41と
ギヤプーリー27の歯付プーリー31との間にはタイミ
ングベルト42が掛け渡されている。
【0027】圧胴9の右方近傍には、ギヤプーリー43
が配設されている。ギヤプーリー43は、図示しない側
板間に回転自在に支持された支軸43cと、支軸43c
に固着された歯付プーリー43a及びギヤ43bから構
成されている。歯付プーリー43aとギヤプーリー26
の歯付プーリー29との間にはタイミングベルト44が
掛け渡されており、ギヤ43bは圧胴ギヤ13と噛合さ
れている。
が配設されている。ギヤプーリー43は、図示しない側
板間に回転自在に支持された支軸43cと、支軸43c
に固着された歯付プーリー43a及びギヤ43bから構
成されている。歯付プーリー43aとギヤプーリー26
の歯付プーリー29との間にはタイミングベルト44が
掛け渡されており、ギヤ43bは圧胴ギヤ13と噛合さ
れている。
【0028】上述の構成により、メインモーター40が
図4において時計回り方向に回転すると、この回転力が
歯付プーリー41、タイミングベルト42、歯付プーリ
ー31を介して支軸24に伝達され、突起21aを孔2
5aに嵌合させた状態で支軸5を凹部24aに嵌合され
た版胴1が、図の時計回り方向に回転駆動される。
図4において時計回り方向に回転すると、この回転力が
歯付プーリー41、タイミングベルト42、歯付プーリ
ー31を介して支軸24に伝達され、突起21aを孔2
5aに嵌合させた状態で支軸5を凹部24aに嵌合され
た版胴1が、図の時計回り方向に回転駆動される。
【0029】版胴1の回転に伴い、ギヤ30も時計回り
方向に回転する。すると、この回転力が回転力伝達部材
32の各ギヤ部32b,32aを介してギヤ28に伝達
され、さらに歯付プーリー29、タイミングベルト4
4、歯付プーリー43a、ギヤ43b、圧胴ギヤ13を
介して圧胴9に伝達され、圧胴9が反時計回り方向に回
転駆動される。
方向に回転する。すると、この回転力が回転力伝達部材
32の各ギヤ部32b,32aを介してギヤ28に伝達
され、さらに歯付プーリー29、タイミングベルト4
4、歯付プーリー43a、ギヤ43b、圧胴ギヤ13を
介して圧胴9に伝達され、圧胴9が反時計回り方向に回
転駆動される。
【0030】ここで、各ギヤ28,30,43b,1
3、各歯付プーリー41,29,31,43a及び回転
力伝達部材32の歯数は、版胴1と圧胴9との回転数が
同じとなるように設定されている。
3、各歯付プーリー41,29,31,43a及び回転
力伝達部材32の歯数は、版胴1と圧胴9との回転数が
同じとなるように設定されている。
【0031】上述の構成中、支持アーム22、各ギヤ2
8,30、回転力伝達部材32、板部材33、揺動手段
39によって天地移動機構が構成されている。
8,30、回転力伝達部材32、板部材33、揺動手段
39によって天地移動機構が構成されている。
【0032】上述の構成に基づいて、以下に動作を説明
する。図示しない製版手段によって穿孔製版されたマス
タの先端がステージ部6とクランパー7との間に挟み込
まれ、図示しない印刷用紙の先端が啣え爪11に挟持さ
れた後、メインモーター40が作動してタイミングベル
ト42が図4の矢印a方向に送られると、版胴1が矢印
b方向に、また圧胴9が矢印c方向にそれぞれ回転駆動
され、印刷が行われる。
する。図示しない製版手段によって穿孔製版されたマス
タの先端がステージ部6とクランパー7との間に挟み込
まれ、図示しない印刷用紙の先端が啣え爪11に挟持さ
れた後、メインモーター40が作動してタイミングベル
ト42が図4の矢印a方向に送られると、版胴1が矢印
b方向に、また圧胴9が矢印c方向にそれぞれ回転駆動
され、印刷が行われる。
【0033】印刷終了後、オペレーターは排出された印
刷物を目視して、印刷画像の位置の確認を行う。このと
き、印刷画像が天地方向(用紙搬送方向)にずれている
場合に、天地移動機構を作動させて画像位置の調整を行
う。
刷物を目視して、印刷画像の位置の確認を行う。このと
き、印刷画像が天地方向(用紙搬送方向)にずれている
場合に、天地移動機構を作動させて画像位置の調整を行
う。
【0034】天地移動機構の作動に先立ち、オペレータ
ーは版胴1と圧胴9とを離間させる。図示しない離間ス
イッチを押すことによりカム15が回転し、その凸部を
カムフォロア19に当接させると、揺動アーム14が偏
心軸10aを中心に反時計回り方向に回動する。これに
より圧胴軸10も反時計回り方向に回動して、圧胴9が
図4に一点鎖線で示す版胴1より離間した位置に揺動さ
れる。
ーは版胴1と圧胴9とを離間させる。図示しない離間ス
イッチを押すことによりカム15が回転し、その凸部を
カムフォロア19に当接させると、揺動アーム14が偏
心軸10aを中心に反時計回り方向に回動する。これに
より圧胴軸10も反時計回り方向に回動して、圧胴9が
図4に一点鎖線で示す版胴1より離間した位置に揺動さ
れる。
【0035】その後、オペレーターによって図示しない
保持スイッチが押されると、ソレノイド18への通電が
遮断され、保持アーム17が引張バネ20の付勢力によ
って支軸17aを中心に時計回り方向に回動して、保持
アーム17の一端17bが揺動アーム14の他端14a
に係合して、圧胴9の版胴1からの離間状態が保持され
る。
保持スイッチが押されると、ソレノイド18への通電が
遮断され、保持アーム17が引張バネ20の付勢力によ
って支軸17aを中心に時計回り方向に回動して、保持
アーム17の一端17bが揺動アーム14の他端14a
に係合して、圧胴9の版胴1からの離間状態が保持され
る。
【0036】圧胴9が版胴1から離間した状態で保持さ
れると、オペレーターによって図示しない天地移動スイ
ッチが押されることによりモーター38が作動し、この
回転力が各減速ギヤ34,35を介して伝達され、板部
材33及び支持アーム22が図4の上下方向に揺動され
る。
れると、オペレーターによって図示しない天地移動スイ
ッチが押されることによりモーター38が作動し、この
回転力が各減速ギヤ34,35を介して伝達され、板部
材33及び支持アーム22が図4の上下方向に揺動され
る。
【0037】支持アーム22が図の上方向に揺動される
と、回転力伝達部材32が図4の時計回り方向に回転さ
れる。このとき、ギヤ28とギヤ30とでは歯数が異な
り、かつ、ギヤ30が、一体的に設けられた歯付プーリ
ー31に掛け渡されたタイミングベルト42によってメ
インモーター40のテンションが掛かって回転しないた
め、ギヤ部32bのみがギヤ30上を転動することとな
り、ギヤ部32bと一体であるギヤ部32aと噛合する
遊星のギヤ28が、図4の時計回り方向に相がずれて差
動的に回転される。これにより圧胴9が矢印c方向に回
動して位相が進み、印刷画像の位置は、印刷用紙搬送方
向上流側にずれることとなる。印刷画像の位置を印刷用
紙搬送方向下流側にずらす場合は、支持アーム22を図
4の下方向に移動させるようにモーター38を作動させ
ればよい。
と、回転力伝達部材32が図4の時計回り方向に回転さ
れる。このとき、ギヤ28とギヤ30とでは歯数が異な
り、かつ、ギヤ30が、一体的に設けられた歯付プーリ
ー31に掛け渡されたタイミングベルト42によってメ
インモーター40のテンションが掛かって回転しないた
め、ギヤ部32bのみがギヤ30上を転動することとな
り、ギヤ部32bと一体であるギヤ部32aと噛合する
遊星のギヤ28が、図4の時計回り方向に相がずれて差
動的に回転される。これにより圧胴9が矢印c方向に回
動して位相が進み、印刷画像の位置は、印刷用紙搬送方
向上流側にずれることとなる。印刷画像の位置を印刷用
紙搬送方向下流側にずらす場合は、支持アーム22を図
4の下方向に移動させるようにモーター38を作動させ
ればよい。
【0038】なお、上述の天地移動時において、モータ
ー38の作動時における減速ギヤ35の回動量と圧胴9
の回動量とを測定して図示しない制御手段に記憶させて
おき、オペレーターが天地移動量(圧胴9の回動量)を
設定すると自動的に減速ギヤ35の回動量を割り出し、
エンコーダー36からの情報に基づいてモーター38を
作動させることにより、所定量だけ天地移動を行うこと
ができる。
ー38の作動時における減速ギヤ35の回動量と圧胴9
の回動量とを測定して図示しない制御手段に記憶させて
おき、オペレーターが天地移動量(圧胴9の回動量)を
設定すると自動的に減速ギヤ35の回動量を割り出し、
エンコーダー36からの情報に基づいてモーター38を
作動させることにより、所定量だけ天地移動を行うこと
ができる。
【0039】図6は、本発明の第2の実施例を採用した
孔版印刷装置要部の部分側断面図である。この第2の実
施例は、第1の実施例と比較すると、圧胴9に代えてプ
レスローラー45及びレジストローラー対46を用いた
点において相違する。
孔版印刷装置要部の部分側断面図である。この第2の実
施例は、第1の実施例と比較すると、圧胴9に代えてプ
レスローラー45及びレジストローラー対46を用いた
点において相違する。
【0040】プレスローラー45は、図示しない揺動ア
ームに回転自在に支持された支軸45aに固着されてお
り、この揺動アームの揺動によって、その外周面を版胴
1の外周面に対して接離自在に設けられている。プレス
ローラー45の揺動動作は、版胴1の回転動作と同期し
て行われる。
ームに回転自在に支持された支軸45aに固着されてお
り、この揺動アームの揺動によって、その外周面を版胴
1の外周面に対して接離自在に設けられている。プレス
ローラー45の揺動動作は、版胴1の回転動作と同期し
て行われる。
【0041】プレスローラー45の右方には、レジスト
ローラー対46が配設されている。レジストローラー対
46は、回転駆動力を伝達される駆動ローラー46a
と、駆動ローラー46aと連れ回りする従動ローラー4
6bとから構成されており、図示しない給紙手段より給
送される印刷用紙の先端部を駆動ローラー46aと従動
ローラー46bとで挟み込み、タイミングをとって版胴
1とプレスローラー45との間の位置へ給送する。
ローラー対46が配設されている。レジストローラー対
46は、回転駆動力を伝達される駆動ローラー46a
と、駆動ローラー46aと連れ回りする従動ローラー4
6bとから構成されており、図示しない給紙手段より給
送される印刷用紙の先端部を駆動ローラー46aと従動
ローラー46bとで挟み込み、タイミングをとって版胴
1とプレスローラー45との間の位置へ給送する。
【0042】図7に、レジストローラー対46の駆動機
構を示す。図において、駆動ローラー46aは、孔版印
刷装置本体に回転自在に支持された支軸46cに固着さ
れており、この支軸46cには、図示しない一方向クラ
ッチを介してギヤ46eが固着されている。この図示し
ない一方向クラッチは、図において反時計回り方向の回
転のみを支軸46cに伝達する。
構を示す。図において、駆動ローラー46aは、孔版印
刷装置本体に回転自在に支持された支軸46cに固着さ
れており、この支軸46cには、図示しない一方向クラ
ッチを介してギヤ46eが固着されている。この図示し
ない一方向クラッチは、図において反時計回り方向の回
転のみを支軸46cに伝達する。
【0043】支軸46cの上方には、揺動自在な図示し
ないアーム部材に回転自在に支持された支軸46dが配
設されており、この支軸46dには従動ローラー46b
が固着されている。従動ローラー46bは、図示しない
アーム部材の揺動によって、その外周面を駆動ローラー
46aの外周面に対して接離自在とされており、駆動ロ
ーラー46aとの当接時において、駆動ローラー46a
と連れ回りする。
ないアーム部材に回転自在に支持された支軸46dが配
設されており、この支軸46dには従動ローラー46b
が固着されている。従動ローラー46bは、図示しない
アーム部材の揺動によって、その外周面を駆動ローラー
46aの外周面に対して接離自在とされており、駆動ロ
ーラー46aとの当接時において、駆動ローラー46a
と連れ回りする。
【0044】レジストローラー対46の左方には、扇形
ギヤ47が配設されている。扇形ギヤ47は、その略中
央部を孔版印刷装置本体に固着された支軸47aに枢支
されており、一端にはギヤ部47bが形成され、他端に
はカムフォロア47cが回転自在に配設されている。扇
形ギヤ47は、ギヤ部47bをギヤ46eと噛合し、か
つ、カムフォロア47cを後述するカム49cと当接さ
せた状態で配置されている。また、扇形ギヤ47の、ギ
ヤ部47b側の端部近傍には、一端を孔版印刷装置本体
に固着された引張バネ48の他端が固着されており、扇
形ギヤ47には時計回り方向の回動付勢力が付与されて
いる。
ギヤ47が配設されている。扇形ギヤ47は、その略中
央部を孔版印刷装置本体に固着された支軸47aに枢支
されており、一端にはギヤ部47bが形成され、他端に
はカムフォロア47cが回転自在に配設されている。扇
形ギヤ47は、ギヤ部47bをギヤ46eと噛合し、か
つ、カムフォロア47cを後述するカム49cと当接さ
せた状態で配置されている。また、扇形ギヤ47の、ギ
ヤ部47b側の端部近傍には、一端を孔版印刷装置本体
に固着された引張バネ48の他端が固着されており、扇
形ギヤ47には時計回り方向の回動付勢力が付与されて
いる。
【0045】図8は、第2の実施例における孔版印刷装
置の駆動機構と天地移動機構とを示している。この第2
の実施例における駆動機構は、図4に示した第1の実施
例における駆動機構と比較すると、圧胴ギヤ13に代え
てカムギヤ49を用いた点においてのみ相違し、他の構
成は同一である。
置の駆動機構と天地移動機構とを示している。この第2
の実施例における駆動機構は、図4に示した第1の実施
例における駆動機構と比較すると、圧胴ギヤ13に代え
てカムギヤ49を用いた点においてのみ相違し、他の構
成は同一である。
【0046】カムギヤ49は、孔版印刷装置本体に回転
自在に支持された支軸49aに固着されており、支軸4
9aにはギヤ49bとカム49cとが固着されている。
カム49cの周面には、カムフォロア47cが入り込む
に十分な凹部49dが形成されている。ギヤ49bは前
述のギヤ43bと噛合しており、各ギヤ28,30、各
歯付プーリー43a,29,31,41及び回転力伝達
部材32の歯数は、第1の実施例と同様に、版胴1とカ
ムギヤ49との回転数が同じとなるように設定されてい
る。
自在に支持された支軸49aに固着されており、支軸4
9aにはギヤ49bとカム49cとが固着されている。
カム49cの周面には、カムフォロア47cが入り込む
に十分な凹部49dが形成されている。ギヤ49bは前
述のギヤ43bと噛合しており、各ギヤ28,30、各
歯付プーリー43a,29,31,41及び回転力伝達
部材32の歯数は、第1の実施例と同様に、版胴1とカ
ムギヤ49との回転数が同じとなるように設定されてい
る。
【0047】上述の構成に基づいて、以下に動作を説明
する。図示しない製版手段によって穿孔製版されたマス
タの先端がステージ部6とクランパー7との間に挟み込
まれ、図示しない印刷用紙の先端がレジストローラー対
46に挟持された後、メインモーター40が作動してタ
イミングベルト42が図8の矢印a方向に送られると、
版胴1が矢印b方向に、またカム49cが矢印f方向に
それぞれ回転駆動される。
する。図示しない製版手段によって穿孔製版されたマス
タの先端がステージ部6とクランパー7との間に挟み込
まれ、図示しない印刷用紙の先端がレジストローラー対
46に挟持された後、メインモーター40が作動してタ
イミングベルト42が図8の矢印a方向に送られると、
版胴1が矢印b方向に、またカム49cが矢印f方向に
それぞれ回転駆動される。
【0048】カム49cが回転し、カムフォロア47c
が凹部49d内に落ち込むときに、扇形ギヤ47が支軸
47aを中心に時計回り方向に回動する。これにより、
ギヤ46eが反時計回り方向に回動されて駆動ローラー
46a(図7参照)が回動し、従動ローラー46bとで
印刷用紙を給送する。そして、版胴1と同期して揺動す
るプレスローラー45(図6参照)によって、印刷用紙
を版胴1の外周面に押圧することで印刷が行われる。
が凹部49d内に落ち込むときに、扇形ギヤ47が支軸
47aを中心に時計回り方向に回動する。これにより、
ギヤ46eが反時計回り方向に回動されて駆動ローラー
46a(図7参照)が回動し、従動ローラー46bとで
印刷用紙を給送する。そして、版胴1と同期して揺動す
るプレスローラー45(図6参照)によって、印刷用紙
を版胴1の外周面に押圧することで印刷が行われる。
【0049】印刷終了後、オペレーターは排出された印
刷物を目視して印刷画像の位置の確認を行い、印刷画像
が天地方向(用紙搬送方向)にずれている場合に、第1
の実施例と同様に、天地移動機構を作動させて画像位置
の調整を行う。
刷物を目視して印刷画像の位置の確認を行い、印刷画像
が天地方向(用紙搬送方向)にずれている場合に、第1
の実施例と同様に、天地移動機構を作動させて画像位置
の調整を行う。
【0050】オペレーターによって図示しない天地移動
スイッチが押されることによりモーター38が作動し、
支持アーム22が図8の上下方向に移動される。
スイッチが押されることによりモーター38が作動し、
支持アーム22が図8の上下方向に移動される。
【0051】支持アーム22が図の上方向に移動される
と、回転力伝達部材32が図8の時計回り方向に回転さ
れる。このとき、第1の実施例と同様にギヤ部32bの
みがギヤ30上を転動し、ギヤ部32aと噛合するギヤ
28が図8の時計回り方向に回転される。これによりカ
ム49cが矢印f方向に回動して位相が進み、印刷画像
の位置は、印刷用紙搬送方向上流側にずれることとな
る。印刷画像の位置を印刷用紙搬送方向下流側にずらす
場合は、支持アーム22を図8の下方向に移動させるよ
うにモーター38を作動させればよい。
と、回転力伝達部材32が図8の時計回り方向に回転さ
れる。このとき、第1の実施例と同様にギヤ部32bの
みがギヤ30上を転動し、ギヤ部32aと噛合するギヤ
28が図8の時計回り方向に回転される。これによりカ
ム49cが矢印f方向に回動して位相が進み、印刷画像
の位置は、印刷用紙搬送方向上流側にずれることとな
る。印刷画像の位置を印刷用紙搬送方向下流側にずらす
場合は、支持アーム22を図8の下方向に移動させるよ
うにモーター38を作動させればよい。
【0052】なお、第2の実施例中における、版胴1の
位相に対する駆動ローラー46aの作動タイミングの変
化は、図9に示すように、プレスローラー45との当接
時における版胴1の回動距離gの中に給送される印刷用
紙Pの長さhが含まれる範囲内で行われる。
位相に対する駆動ローラー46aの作動タイミングの変
化は、図9に示すように、プレスローラー45との当接
時における版胴1の回動距離gの中に給送される印刷用
紙Pの長さhが含まれる範囲内で行われる。
【0053】上記各実施例では、歯付プーリーとタイミ
ングベルトとを用いたが、平プーリーと平ベルト、ある
いはVプーリーとVベルトとを用いる構成としてもよ
い。
ングベルトとを用いたが、平プーリーと平ベルト、ある
いはVプーリーとVベルトとを用いる構成としてもよ
い。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、テンションローラーの
数が少なく、かつ、ベルトに対する回転抵抗が少ない天
地移動手段とすることができるので、簡易な構造で低コ
ストの印刷装置を提供することができる。また、同軸上
に設けた2個のギヤの位相をずらすことによって天地調
整を行っているので、バックラッシュ等によるガタの影
響が低減でき、画像の位置調整を高精度に行うことがで
きる。
数が少なく、かつ、ベルトに対する回転抵抗が少ない天
地移動手段とすることができるので、簡易な構造で低コ
ストの印刷装置を提供することができる。また、同軸上
に設けた2個のギヤの位相をずらすことによって天地調
整を行っているので、バックラッシュ等によるガタの影
響が低減でき、画像の位置調整を高精度に行うことがで
きる。
【図1】本発明の第1の実施例を採用した孔版印刷装置
要部の概略側面図である。
要部の概略側面図である。
【図2】本発明の第1の実施例に用いられる圧胴を説明
する側断面図である。
する側断面図である。
【図3】本発明の第1の実施例に用いられる圧胴の接離
機構及び保持機構を説明する図である。
機構及び保持機構を説明する図である。
【図4】本発明の第1の実施例における孔版印刷装置の
駆動機構と天地移動機構とを示す側面図である。
駆動機構と天地移動機構とを示す側面図である。
【図5】本発明の第1の実施例における孔版印刷装置の
駆動機構と天地移動機構とを示す上面図である。
駆動機構と天地移動機構とを示す上面図である。
【図6】本発明の第2の実施例を採用した孔版印刷装置
要部の概略側面図である。
要部の概略側面図である。
【図7】本発明の第2の実施例に用いられるレジストロ
ーラー対の駆動機構を示す図である。
ーラー対の駆動機構を示す図である。
【図8】本発明の第2の実施例における孔版印刷装置の
駆動機構と天地移動手段とを示す側面図である。
駆動機構と天地移動手段とを示す側面図である。
【図9】本発明の第2の実施例を説明する図である。
【図10】従来の天地移動機構を示す概略側面図であ
る。
る。
【図11】従来の天地移動機構を示す概略側面図であ
る。
る。
1 版胴 9 圧胴 22 支持アーム 23,24 支軸 28 第2ギヤ 30 第1ギヤ 32 回転力伝達部材 32a 第4ギヤ(ギヤ部) 32b 第3ギヤ(ギヤ部) 33a 扇形ギヤ(扇形ギヤ部) 34b 駆動ギヤ(小径ギヤ) 39 揺動手段 40 駆動手段(メインモーター) 45 プレスローラー 46 レジストローラー対
Claims (3)
- 【請求項1】外周面にマスタを巻装する回転自在な版胴
と、外周面に印刷用紙を巻装し、前記版胴と同期して回
転する圧胴とを具備し、前記マスタに対して前記印刷用
紙を押圧することにより印刷画像を得る印刷装置におい
て、 前記版胴と前記圧胴とを回転駆動する駆動手段と、 支軸に回転自在に支持され、前記駆動手段からの駆動力
を受けて前記版胴と共に回転する第1ギヤと、 前記支軸と同軸上に、かつ、第1ギヤと相対的に回転可
能に配設されると共に、第1ギヤとは異なる歯数を有
し、前記圧胴に回転駆動力を伝達する第2ギヤと、 第1ギヤと噛合する第3ギヤと、第2ギヤと噛合し、第
3ギヤと同軸上に配設された第4ギヤとを一体的に有
し、第1ギヤの回転力を第2ギヤに伝達する回転力伝達
部材と、 前記回転力伝達部材を回転可能に支持すると共に、前記
支軸に揺動自在に支持された支持アームと、 前記支持アームを揺動させることにより、第1ギヤ及び
第2ギヤの外周面上で前記回転力伝達部材を転動させ、
前記版胴と前記圧胴とを相対的に回転させる揺動手段と
を具備することを特徴とする印刷装置。 - 【請求項2】外周面にマスタを巻装する回転自在な版胴
と、前記版胴に対して接離自在に設けられたプレスロー
ラーと、前記版胴と前記プレスローラーとの間に向けて
印刷用紙を給送するレジストローラー対とを具備し、前
記レジストローラー対によって給送された前記印刷用紙
を、前記プレスローラーによって前記マスタに押圧する
ことにより印刷画像を得る印刷装置において、 前記版胴と前記レジストローラー対とを回転駆動する駆
動手段と、 支軸に回転自在に支持され、前記駆動手段からの駆動力
を受けて前記版胴と共に回転する第1ギヤと、 前記支軸と同軸上に、かつ、第1ギヤと相対的に回転可
能に配設されると共に、第1ギヤとは異なる歯数を有
し、前記レジストローラー対の作動のための回転駆動力
を伝達する第2ギヤと、 第1ギヤと噛合する第3ギヤと、第2ギヤと噛合し、第
3ギヤと同軸上に配設された第4ギヤとを一体的に有
し、第1ギヤの回転力を第2ギヤに伝達する回転力伝達
部材と、 前記回転力伝達部材を回転可能に支持すると共に、前記
支軸に揺動自在に支持された支持アームと、 前記支持アームを揺動させることにより、第1ギヤ及び
第2ギヤの外周面上で前記回転力伝達部材を転動させ、
前記版胴の回転に対する前記レジストローラー対の作動
タイミングを変化させる揺動手段とを具備することを特
徴とする印刷装置。 - 【請求項3】前記支持アームが扇形ギヤを有し、前記揺
動手段が前記扇形ギヤと噛合する駆動ギヤを有すること
を特徴とする請求項1または請求項2記載の印刷装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1126096A JPH09202032A (ja) | 1996-01-25 | 1996-01-25 | 印刷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1126096A JPH09202032A (ja) | 1996-01-25 | 1996-01-25 | 印刷装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09202032A true JPH09202032A (ja) | 1997-08-05 |
Family
ID=11772984
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1126096A Pending JPH09202032A (ja) | 1996-01-25 | 1996-01-25 | 印刷装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09202032A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6401606B1 (en) | 1998-10-09 | 2002-06-11 | Tohoku Ricoh Co., Ltd. | Stencil printer |
-
1996
- 1996-01-25 JP JP1126096A patent/JPH09202032A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6401606B1 (en) | 1998-10-09 | 2002-06-11 | Tohoku Ricoh Co., Ltd. | Stencil printer |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050307 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050412 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050613 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050906 |