JP2754404B2 - 孔版印刷装置の画像濃度調整装置 - Google Patents

孔版印刷装置の画像濃度調整装置

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は孔版印刷装置の画像濃度調整装置に関する。
(従来の技術) 第7図は従来の孔版印刷装置におけるインキ転写機構
部を示す。これは、一重の円筒状版胴1の内周面に接触
転動するインキ付けローラ2と該ローラと接触転動する
ドクタローラ3によって、インキ4がスクリーンメッシ
ュ5を通過し、孔版原紙6の画像穿孔部のみ通過し、印
紙用紙7へプレスローラ8の加圧バネ9の所定圧力によ
り転写される。そして転写された印刷用紙は矢印A方向
へ排紙されるようになっている。
このような孔版印刷装置において、印刷用紙7への画
像濃度に影響する原因としては、インキ付けローラ2へ
のインキの塗布層、版胴1へのインキ付けローラの圧接
力、版胴1へのプレスローラ8の圧接力等がある。
このような要因のうち、インキ付けローラ2へのイン
キの塗布量を可変して画像濃度を調整する場合には、イ
ンキ付けローラ2とドクターローラ3との微小な間隔を
調整すれば良いが、その間隔が1/100mm単位となり微小
であること、及びドクタローラ3,インキ付けローラ2の
夫々の長手方向にわたって、均一な間隔になるように調
整しなければならない。したがって、調整に熟練を要
し、ユーザが調整することは極めて困難である。
また、版胴1へのインキ付けローラ2の圧接力を可変
して画像濃度を調整する手段として偏心カム等を用いる
ものもあるが、これも濃度ムラを考慮して均一に圧接力
がかかるように左,右の偏心カム等を調整しなければな
らず、極めて困難な作業である。
更に、版胴1へのプレスローラ8のプレス圧を可変し
て画像濃度を調整する場合は、プレスローラの加圧バネ
9のバネ掛けの位置を調整したり、またはネジ調整によ
りバネの復帰力を可変する等、比較的簡単であるが、こ
れも、プレスローラ8の平行度を考慮して調整しなけれ
ばならず、ユーザが調整することが困難である。
また、環境温度の変化等の要因でインキ4の転移量が
変化した場合、ユーザが画像濃度を調整することは更に
難しい。
このような、インキ付けローラ2、ドクタローラ3等
による画像濃度の調整上の不具合を解決する手段として
は、特開昭61−127276号に示してある。
これは、多孔構造版胴へのプレスローラの圧接力を調
整する方法であるが、多孔構造版胴や印刷用紙等のもつ
耐圧強度により、調整圧力の程度は限定され、ユーザが
調整することは可成り困難である。また、画像濃度を低
くしたい場合にプレスローラの圧力を低くしすぎると印
刷用紙に転写ムラが発生する。
(発明が解決しようとする課題) このように画像濃度の調整には、ユーザが容易に行な
える手段がこれまで見当らなかった。そして、上述した
従来の画像濃度の調整は、インキの供給系機構や、プレ
スローラ機構が主流であり、それ以外での調整手段は安
定されていない現状である。
本発明は、孔版印刷装置の操作パネルからの操作信号
により、画像濃度を簡単に調整することのできる装置を
提供することを目的とする。
(構成および作用) 本発明は上記目的を達成するため、版胴の外周に巻き
付けられた孔版原紙に、該版胴を通してインキを供給
し、プレスローラにより印刷用紙を圧接して印刷を行な
うようにした孔版印刷装置において、前記版胴を二重構
造の多孔版胴で構成し、該多孔版胴の少なくとも一方の
位置を変更しうるようにして多孔版胴の孔の開口面積を
調整することを特徴とする。
本発明は上記構成により、操作パネルからの操作信号
により二重構造の多孔版胴の少なくとも一方の位置を変
更し、相対向する多孔版胴のインキ通過孔の開口面積を
調整することによって、該多孔版胴のインキ通過孔を通
して供給されるインキの量を調整し、孔版原紙の画像穿
孔部による印刷用紙への画像濃度を微細に調整するもの
である。
(実施例) 第1図は本発明の一実施例に係るインキ転写機構部の
側断面図を示し、10は内側の多孔版胴、11は外側の多孔
版胴で、二重構造を構成し、内側多孔版胴10の内周面に
インキ付けローラ2の周面が接触し、ドクタローラ3と
ともにインキ4が内側多孔版胴10の孔10a(第2図参
照)に供給される。外側多孔版胴11の孔11a(第2図参
照)も孔10aと相対向しインキ4の通過孔となる。
12はスクリーンメッシュ(第7図の5と同じ)で前記
外側多孔版胴11の外周面に配設され、その外側に孔版原
紙13(第7図の6と同じ)が巻き付くようになってい
て、この孔版原紙13へプレスローラ8により印刷用紙7
が圧着され孔版原紙13の画像穿孔部が転写される構成と
なる。
第2図は上述した内側多孔版胴10と外側多孔版胴11の
インキ通過孔10a,11aの配置状態を示す図で、インキ通
過孔10a,11aは正常時に相対向させる位置にあるとした
とき、画像濃度の調整時には図示のように内側(または
外側)の多孔版胴10(または11)の少なくとも一方の位
置を移動させ、破線図示のように開口面積を変化できる
ようになっている。
第3図は内側多孔版胴10の位置を移動させる駆動部16
の側断面略図、第4図は第3図の正断面略図を示す。図
において14はインキ搬送パイプ軸でインキ4のインキパ
ック4a(第5図参照)に連結される。15は内側多孔版胴
10の位置(インキ通過孔10a)を外側多孔版胴11の位置
(インキ通過孔11a)より変更するための駆動モータ
(ステッピングモータ)で、操作パネル(図略)からの
操作信号で動作する。16Aは駆動部側板で、ここには駆
動モータ15の駆動ギヤ15aを介して伝達(実線位置)ま
たは遮断(破線位置)する制御ギヤ17と、駆動モータの
回転を落す減速ギヤ群18と、内側多孔版胴10の位置を変
更するため受プレート10bと係合するギヤ付き駆動ロー
ラ19が収容されている。
第5図は本実施例の内側、外側多孔版胴と駆動部等の
全体配置構成を示す図であり、図面には第3図及び第4
図に示す駆動部16が内側、外側多孔版胴10,11の両側端
部に配設された場合を示すが、被駆動系の大きさ、消費
動力等により何れか一方に配置してもよいし、複数箇所
に設けてもよい。
第6図は上記第3図ないし第5図でのべた駆動部16に
おける制御ギヤ17関連の詳細機構図を示す。図におい
て、20はソレノイドで、操作パネルからの操作信号によ
り電力がON,OFFし、支持板22を矢印B−B′方向へ吸引
または復帰させる。制御ギヤ17は上記ガイド21に案内さ
れる支持板22に支承され、通常はばね23で支持板22が引
張られa位置にあるが、操作信号が入力され、ソレノイ
ド20に電力が入力されONするとB矢印方向に支持板22が
吸引され、b位置に引張られ駆動モータ15の駆動ギヤ15
aと係合する。
次に動作を説明すると、印刷中は内側、外側多孔版胴
10,11は、回転する構造となっているので、減速ギヤ群1
8も回転することとなるが、それを回避するため、第6
図に示すように駆動モータ15の駆動ギヤ15aを介して回
転動力は制御ギヤ17に伝達されないよう、この場合はa
位置にしてフリーとしてある。
つまり、印刷中を含めソレノイド20には操作信号によ
る電力が入力されず図示の実線位置にあり、制御ギヤ17
以降の減速ギヤ群18等はフリーとなり、内側多孔版胴10
に連れ回りをする。
次に操作パネルから画像濃度調整のキー操作により操
作信号が入力されると、印刷中であれば孔版印刷装置を
一旦停止し、ソレノイド20に電力が供給され、支持板22
はソレノイド20により矢印B方向へ引かれ、制御ギヤ17
はb位置となる。この結果、駆動モータ15に駆動ギヤ15
aと制御ギヤ17は噛合い、減速ギヤ群18もb位置に移動
する。その後入力された濃度情報に対応する分だけ駆動
モータ15が回転し、駆動ギヤ15a,制御ギヤ17,減速ギヤ
群18及びギヤ付き駆動ローラ19に伝達され、受プレート
10bを介して内側多孔版胴10を移動させる。
これにより、前記第2図でのべたように内側、多孔版
胴10のインキ通過孔10aの位置が破線図示のようにイン
キ通過孔11aに対し変位し、その孔の開口面積が変化す
ることによって、インキの通過量が調整される。この結
果、印刷用紙7に対する画像濃度が調整される。
この調整が終了した時点で、ソレノイド20への電力供
給を停止すれば、支持板22はばね23により元のa位置に
復帰し、駆動モータ15の駆動ギヤ15aと制御ギヤ17等を
フリーとする。そして、印刷中であれば、印刷を再開す
る。
上記第6図の例で、ソレノイド20を用いる代りに、駆
動モータ15の軸に電磁クラッチ等を設けて駆動モータの
回転を制御ギヤに伝達または遮断する等の手段でもよ
い。また、インキ通過孔の調整として内側を固定し外側
の多孔版胴の位置を移動させてもよく、或いは両方を移
動させてもよい。
(発明の効果) 以上説明したように本発明は、二重構造の内側、外側
多孔版胴のインキ通過孔の少なくとも一方の位置を操作
パネルからのキー操作で変更させることにより、その孔
の開口面積を変化させ、容易にユーザでも画像濃度を調
整することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係るインキ転写機構部の側
断面図、第2図は内側,外側の多孔版胴のインキ通過孔
の配置状態を示す図、第3図は内側の多孔版胴を移動さ
せる駆動部の側断面略図、第4図は第3図の正断面略
図、第5図は内側、外側の多孔版胴に対する駆動部等の
全体配置構成図、第6図は駆動部における制御ギヤ関連
の詳細機構図、第7図は従来の孔版印刷装置におけるイ
ンキ転写機構部を示す図である。 2……インキ付けローラ、3……ドクタローラ、4……
インキ、4a……インキパック、5,12……スクリーンメッ
シュ、6,13……孔版原紙、7……印刷用紙、8……プレ
スローラ、10……内側多孔版胴、11……外側多孔版胴、
10a,11a……インキ通過孔、10b……受プレート、14……
インキ搬送パイプ軸、15……駆動モータ(ステッピング
モータ)、15a……駆動ギヤ、16……駆動部、17……制
御ギヤ、18……減速ギヤ群、19……ギヤ付き駆動ロー
ラ、20……ソレノイド、21……ガイド、22……支持板、
23……ばね。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】版胴の外周に巻き付けられた孔版原紙に、
    該版胴を通してインキを供給し、プレスローラにより印
    刷用紙を圧接して印刷を行なうようにした孔版印刷装置
    において、 前記版胴を二重構造の多孔版胴で構成し、該多孔版胴の
    少なくとも一方の位置を変更しうるようにして多孔版胴
    の孔の開口面積を調整することを特徴とする孔版印刷装
    置の画像濃度調整装置。
JP14933589A 1989-06-14 1989-06-14 孔版印刷装置の画像濃度調整装置 Expired - Fee Related JP2754404B2 (ja)

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