JPH09201308A - 長尺な紙、叉はフィルムシートの保持器 - Google Patents

長尺な紙、叉はフィルムシートの保持器

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JPH09201308A
JPH09201308A JP4529896A JP4529896A JPH09201308A JP H09201308 A JPH09201308 A JP H09201308A JP 4529896 A JP4529896 A JP 4529896A JP 4529896 A JP4529896 A JP 4529896A JP H09201308 A JPH09201308 A JP H09201308A
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JP
Japan
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upper lid
film
paper
tip
holder
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JP4529896A
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Torao Inoue
虎男 井上
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 蛇腹折り、或いはロール状の長尺な紙、叉は
フィルムシート等を片手だけで切り取り使用できる保持
器の提供。 【構成】 保持器上蓋の先端寄りにスリット状開口部を
開設し、本体の口縁、或いは本体上部に配設した棒材と
上蓋の間でフィルムシートを挟み付け固定出来るように
して上蓋先端上方で切り取る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はロール状、或いは蛇腹折
りした、衛生用、台所用等の長尺紙、或いはラップフィ
ルム類を適当長さに切り取り使用する保持器具に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来のロール状に巻いたトイレットペー
パーを初めとする、台所用ペーパー類、或いは食品包装
用ラップ等のほとんどは、固定式保持器であっても、化
粧ケースから直接引き出し、切り取って使用する物にあ
っても、片手でケースかカバーを押さえながら、残る片
手で切り取り使用する物であり、仮にペーパーにミシン
目が刻まれている物にあっても同じ様式である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、従来の長尺
ペーパー類、或いは食品包装用ラップシート類はトイレ
ットペーパーに至るまで、両手を自由に使用できる健常
者を前提としており、片手で使用する事は困難である。
しかし、健常者に於いても特に食品包装用ラップ類はグ
シャグシャになりやすく、両手でラップの両端を持って
引き出し、そのままで切り取る事が出来れば非常に楽に
作業が出来るばかりで無く、無駄を省くことが出来る。
【0004】前記する目的を達成するために、本発明で
はロール状、或いは蛇腹折りした長尺の紙、或いはフィ
ルムシート類を収納する保持器の上蓋先端近くに横長の
スリット状開口部を開設し、該スリット状開口部を通し
て収納した紙、或いはフィルムシートを取り出す事によ
って、その引き出し方向に依って自由な引き出しが出来
ると共に、上蓋と保持器本体の口縁、又は上蓋内面と対
向する形で本体両側を架橋する形で配設した棒材、或い
は上蓋先端に該上蓋と間隙を設けて、しかも天秤状に両
側で支承垂下した平板の内端で挟み付けて固定し、上蓋
先端外方(上側)に設けた切り刃によって、或いはあら
かじめ紙、フィルムシートに設けたミシン目から切り取
り使用するようにする。
【0005】また、切断されやすいように上蓋先端外方
(上側)に向けて鋭利な切り刃を設けた場合には、切り
刃を覆うカバーを設けるか、天秤状平板を設けた場合に
は該平板を反転させて切り刃の安全を図る。
【0006】
【作用】上記のような構成とした本発明の保持器に長尺
のロール状、又は蛇腹折りした紙、或いはフィルムシー
ト類を装着し、上蓋のスリット状開口部を通して取り出
したフィルムの先端を掴み、手前上方に適当な長さを引
き出し、ペーパーにミシン目のある場合にはミシン目が
露呈するように引き出して後、下方に向きを変えて引き
下げれば、フィルムを下方に引く力は上蓋先端、及びス
リット状開口部縁に加わり、上蓋が引き下げられ、該上
蓋内面と保持器本体口縁、或いは本体上部に架橋状に配
設した棒材との間にフィルムを挟み付け固定するように
なり、同時に上蓋先端に切り刃が設けられている場合
は、切り刃に押しつけられ切断される。
【0007】又、収納したフィルムにあらかじめミシン
目が設けられた物にあっては、上蓋先端に切り刃を設け
なくてもミシン目から切断できる。
【0008】上蓋先端に天秤状平板を垂下支承したもの
にあっては、上蓋と天秤状平板の間を通して引き出した
フィルムを引き下げる事で、天秤状平板の内端と上蓋内
面間でフィルムを挟み付けて固定し切断でき、使用しな
い時には天秤状平板をカバーの上側に反転させる事で切
り刃を隠し安全をはかるこが出来る。
【0009】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると図
1、図2、図3、図4に示す第1実施例において、壁面
7に取り付け固定する保持器本体1を上方の開いた箱状
に形成し、開いた上方を塞ぐ形で、しかも本体1より幾
分突出する状態で上蓋2をビスネジ6で揺動自在に支承
する。さらに、上蓋2の先端は中央部で上方に突起さ
せ、上蓋先端より幾分後退した位置には横長のスリット
状開口部5を開設すると共に、該スリット状開口部5よ
り揺動中心寄りの内面で、本体1の口縁dとの間に装着
使用するフィルムを挟んで接触するように構成する。
【0010】図5、図6に示す第2実施例に於いても本
体1、及び本体上方に設ける上蓋2はほぼ前記する第1
実施例と同様の形態であるが、上蓋2の揺動中心に近い
本体1の両側にくぼみ部eを設け、該くぼみ部eを架橋
する形で棒材12を装着し、対向する上蓋2の内面に突
起部fを形成して、装着使用するフィルムを棒材12と
上蓋2の間、及びスリット状開口部5を通して引き出す
ように構成する。
【0011】図7、図8、図9に示す第3実施例は、第
1実施例の形態に於いて上蓋2先端に上方に向けた切り
刃8を設け、該切り刃8の危険を防止する為の保護カバ
ー10を上蓋2に揺動自在に装着したものである。
【0012】図10、図11、図12に示す第4実施例
はロール状ペーパーを座敷、机上で使用する為の保持器
で、台座ゴム13を取り付けた本体1と揺動自在にビス
ネジ6で支承した上蓋2で構成し、上蓋2の先端近くに
は前記する実施例と同様にスリット状開口部5を開設す
ると共に、本体1の上部先端dと上蓋2の内面間で引き
出すペーパーを挟むように構成する。
【0013】図13、図14、図15に示す第5実施例
では箱状の保持器本体1の開放した上方を覆うように、
ビスネジ6で揺動自在に支承した上蓋2を設け、該上蓋
2の先端には、先端上方に切り刃8中間上部に突起cを
持った平板3を内端が上蓋2の内面に接し、しかも上蓋
2の先端と該平板3の間に間隙を設けて、天秤状に上蓋
2の両側で垂下支承する。
【0014】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成する
事に依って、下記するような効果を生ずる。
【0015】保持器に装着した蛇腹折りした長尺な紙、
ロール状ペーパー、或いはフィルム等を上蓋2のスリッ
ト状開口部5を通して引き出し、該スリット状開口部5
の下縁に接しない方向aより上方に引き出せば、フィル
ム、或いはペーパーは大きな抵抗を受ける事なく自由に
引き出す事が出来るけれども、該開口部5の下縁に接す
る方向aより下方に引き出そうとすれば、該スリット状
開口部5の下縁に加わった力は上蓋2を引き下げ、該上
蓋2の内面が本体1の口縁d、或いは棒材12との間に
フィルム、或いはペーパーを挟み付け固定する。更に下
方b方向に引き下げれば、フィルム、或いはペーパーは
上蓋2先端で、或いは上蓋2先端に設けた切り刃8に依
って、又ペーパーにあらかじめミシン目が刻まれたもの
にあっては、該ミシン目から切断される。
【0016】第5実施例に於いては、不使用時に垂下支
承した平板3を上蓋2の上側に反転させる事で該平板3
の突起部cが図14に示すように、上蓋2の上面にフィ
ルムを挟み付けフィルム端部の巻き戻り脱落を防止する
と同時に、切り刃8を隠し安全をはかる。
【0017】現在市販されているロール状トイレットペ
ーパーは一定間隔のミシン目が刻まれた物が多く、第3
実施例、第5実施例のような切刃8は設けなくても良い
が、第1実施例、第2実施例のような上蓋2先端部に山
形突起gを設けるとペーパーを引く力を効果的に集中で
きるためミシン目からの切断が容易である。
【0018】上蓋2の先端、或いはミシン目位置から切
断されたフィルム、或いはペーパーの先端はスリット状
開口部5より露出して残る為に、次に使用する時には容
易に先端を掴む事が出来、従来のように紙先端を捜す事
も無く、もう一方の手で上蓋を押さえる必要も無い。
【0019】また、巾の広いラップシート等の場合には
両手でラップシートの両側を掴み、引き出し切断して目
的物をそのまま包むことが出来るので、作業が楽に、し
かも確実に出来る。
【0020】すなわち、本発明の長尺な紙、又はフィル
ムシートの保持器は健常者が便利で確実な作業が出来る
ばかりでなく、身体障害者などの使用が特に簡単になる
点である。
【0021】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例保持器の側断面図
【図2】図1保持器の上面図
【図3】図1保持器の正面図
【図4】図1保持器の側面図
【図5】第2実施例保持器の側断面図
【図6】図5保持器のA−A断面図
【図7】第3実施例保持器の側断面図
【図8】図7保持器の正面図
【図9】図7保持器の側面図
【図10】第4実施例保持器の側断面図
【図11】図10保持器の側面図
【図12】図10保持器の上面図
【図13】第5実施例保持器の側断面図
【図14】図13保持器の平板3を反転させた部分状態
【図15】図13保持器の正面図
【符号の説明】
1 本体 2 上蓋 3 平板 4 ロール状ペーパー 5 スリット状開口部 8 切り刃 12 棒材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長尺な紙、叉はフィルムシート類を収納し
    て使用する保持器の本体に、上蓋を揺動自在に取り付
    け、該上蓋の先端寄りにスリット状開口部を開設して、
    装着使用する長尺な紙、又はフィルムを該スリット状開
    口部より引き出して下方に引き下げた時、上蓋と本体口
    縁の間で当該紙、又はフィルムを挟み付け固定し、上蓋
    先端切り刃から、或いはあらかじめ紙、又はフィルムに
    設けたミシン目から切り取り使用するようにした長尺な
    紙、叉はフィルムシートの保持器。
  2. 【請求項2】長尺な紙、又はフィルムシート類を収納し
    て使用する保持器の上蓋を揺動自在に取付、該上蓋の先
    端寄りに装着使用する紙、又はフィルムが通過できる巾
    のスリット状開口部を開設して、しかも、上蓋の揺動支
    点寄りの保持器本体に、両側を架橋する形態で棒材を配
    設して、装着使用する紙、又はフィルムを該棒材と上蓋
    の間を通した後、上蓋のスリット状開口部より引き出
    し、下方に引き下げた時該紙、又はフィルムが上蓋と棒
    材間に挟み付け固定され、上蓋先端で切断できるように
    した長尺な紙、叉はフィルムシートの保持器。
  3. 【請求項3】長尺な紙、又はフィルムシート類を切り取
    り使用する保持器に於いて、保持器の上方に設ける上蓋
    先端に該上蓋先端と一定の間隙を設けて、天秤状に両側
    で垂下支承した平板を配設し、装着使用する紙、又はフ
    ィルムを当該間隙を通して引き出し、下方に引き下げた
    時平板先端が押し下げられ、該平板の内端が上蓋との間
    に紙、又はフィルムを挟み付け固定して、平板の突出先
    端の切り刃、或いは紙、又はフィルムにあらかじめ設け
    たミシン目から切断出来るようにした長尺な紙、叉はフ
    ィルムシートの保持器。
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