JPH09200430A - イメージスキャナー - Google Patents

イメージスキャナー

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JPH09200430A
JPH09200430A JP8005728A JP572896A JPH09200430A JP H09200430 A JPH09200430 A JP H09200430A JP 8005728 A JP8005728 A JP 8005728A JP 572896 A JP572896 A JP 572896A JP H09200430 A JPH09200430 A JP H09200430A
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JP
Japan
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image
image sensor
image data
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sensor unit
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JP8005728A
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English (en)
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Kenji Mitsui
健司 三井
Takeshi Tagami
健 田上
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FUOTORON KK
Original Assignee
FUOTORON KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】安価で読取り精度の高い小形の密着型イメージ
センサーユニットを複数使用することによりA0判等大
形のイメージデータの読取り精度が高く、しかも小型軽
量で安価なイメージスキャナーを提供する。 【解決手段】読取り面に送り自在に密着される媒体20
のイメージデータを等倍の撮像素子により読み込む複数
の密着型イメージセンサーユニット13,14と、イメ
ージデータ媒体20を読取り面に密着させつつ送るユニ
ットローラ21と、このユニットローラ21と各密着型
イメージセンサーユニット13,14の撮像素子の駆動
を制御すると共に、これら各撮像素子からのイメージデ
ータをA/D変換するコントローラ15,16と、この
コントローラ15,16からのイメージデータを、各密
着型イメージセンサーユニット13,14の取付位置を
示す位置データと共に外部コンピュータに与えて合成さ
せるCPU17と、を具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば日本工業規格
A列0番や1番(以下AO判やA1判という)等の大形
のイメージデータをコンピュータ等に入力するイメージ
スキャナーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、A0判やA1判等の大きな紙等の
媒体に描かれた大型のイメージデータを読み込み、コン
ピュータに入力するイメージスキャナーとしては例えば
図17で示す大形の密着型イメージセンサーユニット1
や、図18,19,20で示すレンズ縮小型のイメージ
センサーユニット2,3,4がある。
【0003】大形の密着型イメージセンサーユニット1
は有蓋細長角筒状の筺体1aの底面を末広状に拡開し、
この拡開底面に透光性の読取りガラス1bを嵌め込み、
筺体1a内には、その長手方向に沿って撮像素子である
等倍のCCD(電荷結合素子)の複数個を列状に配列し
て電気的に接続してなるCCDセンサー1cをマウント
1dに取り付けて内蔵している。
【0004】また、筺体1a内には、CCDセンサー1
cと読取りガラス1bの内面との間にてロッドレンズア
レイ1eを立設すると共に、筺体1aの末広状拡開両端
内面に、複数の照明用LED(発光ダイオード)1fを
長手方向に沿って所要のピッチで配設し、読取りガラス
1bの内面を照明するようになっている。
【0005】そして、例えば送りローラ1gを、その中
心軸がロッドレンズアレイ1eの中心軸に一致するよう
に位置合せして読取りガラス1bに所定の間隙を置いて
対向配置し、これら所定の間隙に、A0判等の大形の図
面1iを挿入し、この図面1iを読取りガラス1bの外
面に密着させつつ、図中矢印方向に送り、この図面1i
に描かれているイメージデータを読取りガラス1bとロ
ッドレンズアレイ1eを介してCCDセンサー1cによ
り読み取るようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の密着型イメージセンサーユニット1では読み
取るイメージデータが大形化するに従って、指数関数的
に大形重量化するうえに、コスト高を招くという課題が
ある。
【0007】つまり、一般的に半導体は小形化するに従
って歩留りが向上し、コストが低減するが、大形化する
に従って著しく歩留りが低下し、コストがアップする。
【0008】撮像素子のCCDも半導体であるから、大
形化するに従って著しく歩留りが低下し、コストがアッ
プするうえに、このCCDの複数個同士を電気的に順次
接続してCCDセンサー1cに構成する際にCCD同士
を接続すべき接続個数も増加するので、接続箇所が増加
し、その分、接続不良箇所の可能性も増大し、CCDセ
ンサー1cの歩留りも低下しコストが増大する。
【0009】さらに、ロッドレンズアレイ1eは多数の
ロッドレンズを筺体1aの長手方向に沿って束状に一体
化することにより構成されるので、これらロッドレンズ
の一部の瑕疵がロッドレンズアレイ1e全体の瑕疵とな
る。したがって、ロッドレンズアレイ1eについても大
形化に伴って歩留りが低下する。
【0010】また、図18で示すレンズ縮小型イメージ
スキャナー2により例えばA0判の図面のイメージデー
タを読み取る場合には読取り面2aの幅をA0判の紙幅
である1mに構成すると共に、読取り面2a上の受光像
を例えば1/10に縮小する縮小レンズ2bと、その縮
小像を撮像する等倍のCCD2cとを設ける場合には読
取り面2aからCCD2cまでの光学系距離laを約
1.2m程度とる必要があり、大型化を招くという課題
がある。
【0011】また、イメージデータを縮小レンズ2bに
より例えば1/10に縮小した場合には読取り面2a
と、縮小レンズ2bとCCD2cとの光学的位置関係は
10倍の精度が要求される。つまり、これらの位置関係
の精度は縮小レンズ2bの縮小率に逆比例して高くなる
ので、縮小レンズ2bの縮小率を増大させることによ
り、光学系距離laを縮小できるが、これらの光学的位
置関係の調整作業の困難性が増大するうえに、その調整
後の位置関係の変動を阻止する固定手段の構成が複雑と
なるうえに、大形重量化を招く。
【0012】図19で示す縮小型イメージスキャナー3
は例えば幅1mの読取り面3aの半分ずつを、例えば1
/10の縮小レンズ3bと等倍CCD3cとで対をなす
2対の光センサーにより読取り面2a上のイメージデー
タでそれぞれ撮像するので、光学系距離Lbを上記イメ
ージスキャナー2よりも約半分程度に縮小できる。
【0013】しかし、左右両CCD3c,3cによりそ
れぞれ読み取るイメージデータの読取り面3a上の継ぎ
目部3dの位置合せについては、各縮小レンズ3bの縮
小率に対応して例えば10倍の精度が要求される。この
ために、縮小レンズ3bとCCD3cとで対をなす左右
2対のセンサー同士の位置決め精度も10倍の精度が要
求され、これら位置関係の調整の困難性が著しく増大す
るうえに、その位置関係の固定手段の構成も複雑とな
り、大形重量化を避けることができない。
【0014】図20,21で示す従来の縮小型イメージ
スキャナー4は読取り面4aと、例えば1/10の縮小
レンズ4bおよびCCD4cにより対をなすCCDセン
サーとの間に、例えば一次,二次反射ミラー4d,4e
を介在させて、読取り面4aからCCD4cまでの光学
系距離Lcの短縮を図っている。
【0015】しかし、このイメージスキャナー4では一
次,二次反射ミラー4d,4eを設けた分だけ、部品数
が増大して重量が増加するうえに、組立工数が増える。
また、読取り面4a、縮小レンズ4b、CCD4c、一
次,二次反射ミラー4d,4eとを互いに平行に調整す
る必要があり、しかも、その調整には縮小レンズ4bの
縮小率に対応する、例えば10倍の制度が要求され、上
記縮小型イメージスキャナー2,3と同様の課題があ
る。
【0016】そこで本発明の目的は、安価で読取り精度
の高い小形の密着型イメージセンサーユニットを複数使
用することによりA0判等大形のイメージデータの読取
り精度が高く、しかも小型軽量で安価なイメージスキャ
ナーを提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、小形の密着型
イメージセンサーユニットがその複数倍の大形で読取り
精度がほぼ同程度の密着型イメージセンサーユニットよ
りも格段に安価であり、この小形の密着型イメージスキ
ャナーを複数使用してA0判等の大形の図面等のイメー
ジデータを読み取るように構成しても、なおかつ安価で
あり、しかも、読取り精度も高いことに着目してなされ
たものである。
【0018】つまり、請求項1記載の発明は、読取り面
に送り自在に密着される媒体のイメージデータを等倍の
撮像素子により読み込む密着型イメージセンサーユニッ
トを有するイメージスキャナーにおいて、上記密着型イ
メージセンサーユニットを複数設けたことを特徴とす
る。
【0019】本請求項と以下の請求項において、イメー
ジスキャナーとは図形等のイメージデータを読み取って
コンピュータ等に入力させる図形データ入力装置であ
る。密着型イメージセンサーユニットは図面等のイメー
ジデータ媒体を透光性の読取り面に密着させながら送る
送りローラ等の送り手段と、媒体のイメージデータを読
み取る等倍の撮像素子であるCCD(電荷結合素子)と
を少なくとも有する。この密着型イメージセンサーユニ
ットの複数とは2以上であり、その配列は種々ある。
【0020】したがって、本請求項1記載の発明によれ
ば、複数の密着型イメージセンサーユニットにより図面
等の媒体のイメージデータを読み取るので、各密着型イ
メージセンサーユニットの有効読取り面の複数倍のイメ
ージデータを読み取ることができる。このために、仮に
図面等のイメージデータ媒体がA0判等の大形であって
も、各々の密着型イメージセンサーユニット自体は小形
でよい。小形の密着型イメージセンサーユニットは読取
り精度が同程度でA0判用等の大形の密着型イメージセ
ンサーユニットよりも非常に安価であり、A0判等の大
形のイメージデータを読み取るために複数ユニットを使
用しても、なおかつ格安である。
【0021】したがって、複数の密着型イメージセンサ
ーユニットによりA0判等の大形のイメージデータを、
A0判用等の大形の密着型イメージセンサーユニットと
ほぼ同様の読取り精度で読み取ることができるうえに、
安価な密着型イメージセンサーユニットを複数使用して
いるので、イメージスキャナー全体としてコストを低減
することができる。
【0022】また、各密着型イメージセンサーユニット
は既にユニット化されているので、これらの組付や位置
決め、その調整が容易である。さらに、撮像素子はイメ
ージデータを等倍で読み取るものであり、縮小レンズ型
のように縮小しないので、この撮像素子とロッドレンズ
アレイ等の光学系等との位置決め精度を低減することが
できる。このために、撮像素子や光学系等の組付の簡単
化を図ることができる。
【0023】請求項2記載の発明は、請求項1記載のイ
メージスキャナーにおいて、複数の密着型イメージセン
サーユニットを、これらの各有効読取り面がイメージデ
ータ媒体の送り方向に直交する方向に沿って一列に並ぶ
ように配設していることを特徴とする。
【0024】本請求項と以下の請求項において密着型イ
メージセンサーユニットの有効読取り面とは等倍の撮像
素子(CCD等)により所定の読取り精度で読み取るこ
とができる範囲である。
【0025】したがって本請求項2記載の発明によれ
ば、複数の密着型イメージセンサーユニットの有効読取
り面がイメージデータ媒体の送り方向に直交する方向に
一列に配列されているので、イメージデータ媒体の送り
に伴って、各密着型イメージスキャナーの有効読取り面
の複数倍の大形イメージデータを順次読み取ることがで
きる。
【0026】また、仮に、隣り合う有効読取り面同士間
に間隙がある場合でも、その間隙が、その間隙のイメー
シデータを読み取る精度よりも十分に小さい場合には不
都合なくA0判等の大形のイメージデータを読み取るこ
とができる。
【0027】請求項3記載の発明は、請求項2記載のイ
メージスキャナーにおいて、各密着型イメージセンサー
ユニットの隣り合う有効読取り面の端部同士間の間隙の
イメージデータを縮小レンズで縮小してから撮像素子に
より読み込むレンズ縮小型イメージセンサーユニット
を、具備していることを特徴とする。
【0028】したがって、本請求項の発明によれば、各
密着型イメージセンサーユニットの隣り合う有効読取り
面の端部同士間の間隙のイメージデータをレンズ縮小型
イメージセンサーユニットにより読み取るので、各密着
型イメージセンサーユニットの読取り精度がそれらの間
隙を読み取るのに十分に高い場合でも、密着型イメージ
センサーユニットの隣り合う有効読取り面の端部同士間
の間隙のイメージデータの欠落を防止することができ、
イメージデータの読取り精度を向上させることができ
る。
【0029】請求項4記載の発明は、請求項3記載のイ
メージスキャナーにおいて、レンズ縮小型イメージセン
サーユニットは、その分解能を、各密着型イメージセン
サーユニットの分解能よりも高くしていることを特徴と
する。
【0030】したがって、本請求項の発明によれば、請
求項3記載のレンズ縮小型イメージセンサーユニットの
分解能(読取り精度)を各密着型イメージスキャナーの
分解能よりも高くしているので、各密着型イメージセン
サーユニットにより読み採られたイメージデータ同士の
間隙に、レンズ縮小型イメージセンサーユニットにより
読み取ったイメージデータを嵌め込む際の位置決め精度
を容易に向上させることができる。
【0031】請求項5記載の発明は、請求項1記載のイ
メージスキャナーにおいて、複数の密着型イメージセン
サーユニットを、その隣り合う有効読取り面がイメージ
データ媒体の送り方向でずれると共に、送り方向に直交
する方向に沿って並ぶように配設していることを特徴と
する。
【0032】したがって、本請求項の発明によれば、隣
り合う密着型イメージセンサーユニットの有効読取り面
がイメージデータ媒体の送り方向に直交する方向に沿っ
て並設されているので、これら密着型イメージセンサー
ユニットの有効読取り面の複数倍の長さの大形のイメー
ジデータを読み取ることができる。また、各密着型イメ
ージセンサーユニットの隣り合う有効読取り面の端部同
士が重複している場合にはこの重複部分のイメージデー
タを削除すればよい。
【0033】請求項6記載の発明は、請求項1〜5のい
ずれ1項に記載のイメージスキャナーにおいて、イメー
ジデータ媒体を読取り面に密着させつつ送る送り手段
と、この送り手段と各撮像素子の駆動を制御すると共
に、これら各撮像素子からのイメージデータをA/D変
換する制御手段と、この制御手段からのイメージデータ
を、各密着型イメージセンサーユニットの取付位置を示
す位置データと共に外部コンピュータに与えて合成させ
るCPUと、を具備していることを特徴とする。
【0034】したがって、本請求項の発明によれば、制
御手段によりAD変換されたイメージデータと、各密着
型およびレンズ縮小型のイメージセンサーユニット、ま
たは各密着型のみの位置データとがCPUから外部コン
ピュータに与えられるので、外部コンピュータによりこ
れらイメージセンサーユニットからの各イメージデータ
を合成させることができる。
【0035】請求項7記載の発明は、請求項6記載のイ
メージスキャナーにおいて、CPUは、各イメージセン
サーユニットからの各イメージデータを、各イメージセ
ンサーユニットの位置データに基づいて合成し、この合
成データを外部コンピュータに与える合成手段を、具備
していることを特徴とする。
【0036】したがって、本請求項の発明によれば、各
イメージセンサーユニットからのイメージデータをCP
Uの合成手段により合成するので、外部コンピュータに
は各イメージデータを合成させる必要がない。
【0037】請求項8記載の発明は、請求項6記載のイ
メージスキャナーにおいて、送り手段は、イメージデー
タ媒体を読取り面に密着させつつ送る送りローラと、こ
のローラを回転自在に支持する軸受と、このローラを駆
動する駆動モータと、この駆動モータを制御するコント
ローラと、を一体に組み付けてユニット化されているこ
とを特徴とする。
【0038】したがって、本請求項の発明によれば、イ
メージデータ媒体を読取り面に密着させながら送る送り
手段をユニット化しているので、この送り手段をイメー
ジスキャナーに組み付ける際の作業性を向上させること
ができる。
【0039】請求項9記載の発明は、請求項8記載のイ
メージスキャナーにおいて、複数の密着型イメージセン
サーユニットを、これらの読取り面が1つの送りローラ
の外周面に対して垂直に対向するように配設しているこ
とを特徴とする。
【0040】したがって、本請求項の発明によれば、送
りローラの設置数を低減することができるうえに、この
送りローラの外周面に、複数の密着型イメージセンサー
ユニットの読取り面に垂直に対向配置するので、イメー
ジデータ媒体を撮像素子に正対させることができる。こ
のために、読取り精度を高めることができる。
【0041】請求項10記載の発明は、請求項8記載の
イメージスキャナーにおいて、ユニット化された送り手
段を複数具備していることを特徴とする。
【0042】したがって、本請求項の発明によれば、ユ
ニット化された送り手段の小形化を図ることができる。
小形の送り手段は、複数使用する場合でも、なお上記C
CD等の半導体やロッドレンズアレイと同様に大形のも
のよりも安価であるので、イメージスキャナー全体とし
てコスト低減を図ることができる。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図16を参照して本
発明の実施の形態を説明する。なお、図1〜図16中、
同一または相当部分には同一符号を付している。
【0044】図1は本発明の第1の実施形態の全体構成
図であり、この図において、イメージスキャナー11は
例えばA0判等大形の図面等の大形のイメージデータを
読み取ってコンピュータ等に入力する図形入力装置であ
り、その筺体12内に、複数、例えば2つの小形の密着
型イメージセンサーユニット13,14、各コントロー
ラ15,16、CPU17、メモリー18を内蔵し、コ
ンピュータ19は内蔵しても外付けでもよい。
【0045】小形の各密着型イメージセンサーユニット
13,14は図17で示す大形の密着型イメージセンサ
ーユニット1とほぼ同様に構成されるが、例えばA0判
の半分のA1判以下の図面のイメージデータを読み取る
ように小形に構成されている点が相違する。
【0046】これらの各密着型イメージセンサーユニッ
ト13,14は図2に示すように図面等のイメージデー
タ媒体20の図2中矢印で示す紙送り方向に直交する方
向に沿って横1列に配設され、隣り合う両透光性の読取
り面13a,14aを密着させているが、これらの両有
効読取り面13b,14b同士間には読取り不能の若干
の間隙δが設定される。
【0047】そして、図3に示すようにこれら両読取り
面13a,14aの外面に、図面等のイメージデータ媒
体20を挿入せしめる所定の挿入間隙を置いて細長円筒
状の送りローラユニット21を対向配置している。
【0048】図4に示すように送りローラユニット21
はそのローラ本体21aの回転中心が各密着型イメージ
センサーユニット13,14内に内蔵の撮像素子である
CCD(電荷結合素子)センサー13c,14cの図中
下面の読取り面の中心軸に一致するように配設され、C
CDセンサー13c,14cの読取り面をロッドレンズ
アレイ13d,14dを介してイメージデータ媒体20
に正対させて読取り精度の向上を図るようになってい
る。
【0049】送りローラユニット21はローラ本体21
aと、このローラ本体21aを回転自在に支承する左右
一対の軸受21b,21cと、ローラ本体21aを回転
駆動する駆動モータ21dと、この駆動モータ21dの
所定時間当りの回転数や回転角等の運転を制御するモー
タコントローラ21eとを一体に組み付けてユニット化
しており、筺体12に取り付ける際の取付作業の簡単化
を図っている。
【0050】各コントローラ15,16はモータコント
ローラ21eを制御する一方、各密着型イメージスキャ
ナー13,14の駆動を制御すると共に、これらセンサ
ーユニット13,14により読み取られたアナログのイ
メージデータを受けてデジタル信号に変換してCPU1
7にそれぞれ転送するものである。
【0051】CPU17は各イメージセンサーユニット
13,14の読取り面13a,14aとローラ本体21
aとの媒体挿入間隙に、図面等のイメージデータ媒体2
0が挿入されたときに、この挿入を検出する図示しない
検出器からの検出信号を受けてローラ本体21aの運転
開始や回転角、回転数等を制御する制御信号をモータコ
ントローラ21eに与える手段と、このローラ本体21
aの回転角や回転数に対応してイメージデータ媒体20
のイメージデータを例えば1行ずつ読取る指令信号を各
コントローラ15,16に与える等CCDの運転を制御
する手段と、各コントローラ15,16からのデジタル
信号のイメージデータを受けて、さらに、このデータを
外部等のコンピュータ19に転送する手段と、メモリー
18に蓄積されている各密着型イメージスキャナー1
3,14の取付位置や両者の有効読取り面13b,14
bの端部同士のずれを示す位置データを読み出して、少
なくとも1回コンピュータ19に与える手段とを有す
る。
【0052】メモリー18には送りローラユニット21
の駆動モータ21dの運転や密着型イメージセンサーユ
ニット13,14の運転を制御するためのデータおよび
プログラムと、イメージデータ等各種データ等をコンピ
ュータ19と授受するため等CPUを駆動するために必
要なデータとプログラムが格納されている。また、後述
するようにメモリー18には密着型イメージセンサーユ
ニット13,14により読み取られたイメージデータの
一部が必要に応じて一時的に蓄積される。
【0053】なお、CPU17には各密着型イメージセ
ンサーユニット13,14からのイメージデータをこれ
らの位置データに基づいて合成し、その合成データをコ
ンピュータ19に与える合成手段を設けてもよい。
【0054】また、両密着型イメージセンサーユニット
13,14の隣り合う有効読取り面13b,14bの端
部同士間の間隙δ(図2参照)はこれらセンサーユニッ
ト13,14の各分解能により読み取ることができない
程に十分に小さいか、あるいは、その分解能を、間隙δ
を読み取ることができない程度に低下させる。したがっ
て、この場合は高度の読取り精度が要求されない場合に
有効である。
【0055】図5は本発明の第2実施形態の要部平面図
であり、これは上記第1,第2の密着型イメージセンサ
ーユニット23,24の透光性読取り面23a,24a
と有効読取り面23b,24bとを図中実線矢印で示す
イメージデータ媒体20の送り方向で所定行分、例えば
1行分ずらして段違いに並設すると共に、隣り合う有効
読取り面23b,24bの端部同士が送り方向に直交す
る方向(図5では横方向)で一致して連続するように配
設して両有効読取り面23b,24b間に図2で示す間
隙δを解消させている点に特徴がある。
【0056】したがって、第1,第2の密着型イメージ
センサーユニット23,24によりそれぞれ読み取った
各イメージデータを合成する場合は、次のイメージデー
タ合成手段をCPU17または外部のコンピュータ19
に設けている。
【0057】つまり、合成手段は図6に示すようにA0
判等の大形の図面等のイメージデータ媒体20のイメー
ジデータl1 〜ln を、送りローラユニット21の送り
動作に連動して密着型イメージセンサーユニット23,
24により例えば1行l毎に順次読み取って行くが、図
6,7に示すように両密着型イメージセンサーユニット
23,24は送り方向で例えば1行l分ずれているの
で、同一時刻で読み取るイメージデータl1 〜ln の行
が図中左右のイメージセンサーユニット23,24で1
行l分ずつずれている。
【0058】したがって、例えば一方(図6,7では左
方)の第1密着型イメージセンサーユニット23がイメ
ージデータの第1行l1 の図中左半分l1aを読み込んで
いるときには、図中右方の第2密着型イメージセンサー
ユニット24にはイメージデータが未だ到着しておら
ず、図6,7に示すように第1,第2の密着型イメージ
センサーユニット23,24により読み取られたイメー
ジデータl1 〜ln は左右la,lbで1行分ずつずれ
る。
【0059】そこで、図7中、第1の密着型イメージセ
ンサーユニット23により読み取ったイメージデータの
第1行l1 の左半分のイメージデータl1aを一旦メモリ
ー18に蓄積する一方、その時点で第2の密着型イメー
ジセンサーユニット24から出力される撮像信号を消去
する。
【0060】次に、左方の第1イメージセンサーユニッ
ト23により第2行の左半分のイメージデータl2aを読
み取るときには、このデータl2aをメモリー18に蓄積
する一方、この時点で右方の第2イメージセンサーユニ
ット24により第1行の右半分のイメージデータl1bを
読み取る。
【0061】そこで、これまでメモリー18に蓄積して
いた第1行の左半分のイメージデータl1aをメモリー1
8から読み出して右半分のイメージデータl1bに合成す
る。つまり、同行の左右のイメージデータ同士を順次合
成する。この合成操作をイメージデータの第1行l1 か
ら最終行ln まで繰り返すことにより第1,第2の密着
型イメージセンサーユニット23,24により読み取っ
たイメージデータl1a〜lna,l1b〜lnbを合成する。
【0062】図8は本発明の第3の実施形態の要部を示
しており、これは図9に示すように第1,第2の密着型
イメージセンサーユニット33,34を図9中矢印で示
すイメージデータ媒体20の送り方向で例えばイメージ
データの1行分ずらして段違いで横並びで並設すると共
に、これらの各有効読取り面33b,34bの各内端部
同士を、送り方向に直交する方向(図中横方向)で重複
させて重複部δaを形成した点に特徴がある。
【0063】したがって、この場合に第1,第2のイメ
ージセンサーユニット33,34から出力される両イメ
ージデータを合成する合成手段は、これら両センサーユ
ニット33,34の重複部δaで重複するイメージデー
タの重複部は削除しなければならない。その削除方法の
一例としては図9に示すように第1のイメージセンサー
ユニット33の有効読取り面33bにより読み取ったイ
メージデータの全てを有効にする一方、他方のイメージ
センサーユニット34の有効読取り面34bの重複部δ
aのイメージデータのみを消去してもよく、その消去位
置は任意に設定してもよい。
【0064】図10は本発明の第4の実施形態の要部を
示しており、これは図11に示すように第1,第2の密
着型イメージセンサーユニット43,44を図11中矢
印で示すイメージデータ媒体20の送り方向に直交する
方向(図11では横方向)に沿って横一列に並設すると
共に、これら両イメージセンサーユニット43,44の
隣り合う有効読取り面43b,44b間の間隙δcのイ
メージデータを読み取るレンズ縮小型の第3のイメージ
センサーユニット41を設ける点に特徴がある。
【0065】レンズ縮小型イメージセンサーユニット4
1はイメージデータを図示しない縮小レンズにより所定
の縮小率で縮小してから撮像素子のCCDにより撮像す
るものであり、縮小レンズとCCDとを予め一体に取り
付けてユニット化している。
【0066】そして、この縮小レンズ型の第3のイメー
ジセンサーユニット41により読み取ったイメージデー
タは、第1,第2の密着型イメージセンサーユニット4
3,44により読み取った両イメージデータに合成され
るが、縮小レンズ型の第3のイメージセンサーユニット
41は第1,第2の密着型イメージセンサーユニット4
3,44よりもイメージデータ媒体20の送り方向の先
方にあるので、所定の時間遅れがある。したがってこれ
らイメージデータを合成する場合はこの時間遅れを解消
させて合成する必要がある。
【0067】その合成方法の一例としては、縮小レンズ
型イメージセンサーユニット41がイメージデータの第
1行l1 を読み取るまで、第1,第2の密着型イメージ
センサーユニット43,44により読み取った全てのイ
メージデータをメモリー18に一時的に蓄積しておき、
このイメージデータを、縮小レンズ型イメージセンサー
ユニット41によりイメージデータの第1行l1 分を読
み取ったときに、各第1行l1 分のイメージデータをメ
モリー18から読み出し、同行分のイメージデータ同士
を順次合成して行く方法がある。
【0068】そして、図12(C)に示すようにレンズ
縮小型イメージセンサーユニット41の分解能(読取り
精度)を第1,第2の密着型イメージセンサーユニット
43,44の分解能よりも高く設定する一方、これらイ
メージセンサーユニット41,43,44の少なくとも
一つを図中横方向に移動し得るようになっている。
【0069】つまり、図12(A)〜(C)中、1つの
四角形を1ピクセルとして示しているが、同図(A),
(B)に示すようにレンズ縮小型イメージセンサーユニ
ット41の分解能を第1,第2の密着型イメージセンサ
ーユニット43,44の分解能と同一に設定する場合に
は同図(A)に示すように第1,第2のイメージセンサ
ーユニット43,44の間隙δcにレンズ縮小型のイメ
ージセンサーユニット41を一致させることは事実上殆
ど不可能であり、(B)に示すようにずれδdを発生さ
せる場合が多く、そのずれ量も、第3のイメージセンサ
ーユニットの分解能が低いため、つまり単位ピクセルが
大きいために大きい。
【0070】これに対し、図12(C)に示すようにレ
ンズ縮小型イメージセンサーユニット41の分解能を第
1,第2のイメージセンサーユニット43,44のもの
よりも高く、単位ピクセルが細かいので、その有効読取
り面の両端部を第1,第2のイメージセンサーユニット
43,44側へ張り出しておけば、レンズ縮小型イメー
ジセンサーユニット41を第1,第2のイメージセンサ
ーユニット43,44間の間隙δcに嵌め込んだとき
に、第1,第2のイメージセンサーユニット43,44
の両有効読取り面端部に重複する重複部のイメージデー
タを細かいピクセル単位で削除できるので、ずれδdを
小さくすることができる。
【0071】図13は本発明の第5の実施形態の要部概
略平面図であり、これは図5と図9でそれぞれ示すよう
に第1,第2のイメージセンサーユニット23と24,
33と34を段違いに並設した場合の図3で示すローラ
ユニット21の改良に係る。つまり、図13に示すよう
にローラ本体21aを2本並設し、これらローラ本体2
1aa ,21ab の両端部に、2対の回転力伝動用のギ
ア51a,51b,52a,52bをそれぞれ設け、こ
れらギア51aと52a,51bと52b同士を互いに
噛み合せることにより2本のローラ本体21aa ,21
ab を連動させるようになっている。
【0072】また、図14に示すように各ローラ本体2
1aa ,21ab はその各外周面上に第1,第2のイメ
ージセンサーユニット23,24,33,34の図示し
ないCCDセンサーが正対するように配設させている。
【0073】なお、上記各実施例では密着型イメージセ
ンサーユニット13と14,23と24,33と34を
各々2台宛設けた場合について説明したが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、例えば3台以上でもよ
く、その使用台数が増加するに従って各密着型イメージ
センサーユニットの小形化が一層進むので、さらなるコ
スト低減を図ることができる。
【0074】図15は本発明の第6の実施形態の要部模
式図であり、これは4台の密着型イメージセンサーユニ
ット61a,61b,61c,61dを千鳥状に配設す
ると共に、これら各イメージセンサーユニット61a〜
61d毎に、小型のローラユニット62a,62b,6
2c,62dをそれぞれ2列に設けた点に特徴がある。
図3等で示すローラユニット21のように大型の場合
は、そのローラ本体21aを研削加工により形成してい
るので、高価であるが、小形化するに従って安価になる
ので、本実施形態によればコストを低減することができ
る。
【0075】また、図16に示すように1本のユニット
ローラ71の外周面上に、複数の密着型イメージセンサ
ーユニット72a,72aを垂直に配設することにより
ユニットローラ71の本数を減らすことによりコストを
低減することができる。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように本願の請求項1記載
の発明は、複数の密着型イメージセンサーユニットによ
り図面等の媒体のイメージデータを読み取るので、各密
着型イメージスキャナーの有効読取り面の複数倍のイメ
ージデータを読み取ることができる。このために、仮に
図面等のイメージデータ媒体がA0判等の大形であって
も、各々の密着型イメージセンサーユニット自体は小形
でよい。小形の密着型イメージセンサーユニットは読取
り精度が同程度でA0判用等の大形の密着型イメージセ
ンサーユニットよりも非常に安価であり、A0判等の大
形のイメージデータを読み取るために複数ユニットを使
用しても、なおかつ格安である。
【0077】したがって、複数の密着型イメージセンサ
ーユニットによりA0判等の大形のイメージデータを、
A0判用等の大形の密着型イメージセンサーユニットと
ほぼ同様の読取り精度で読み取ることができるうえに、
安価な密着型イメージセンサーユニットを複数使用して
いるので、イメージスキャナー全体としてコストを低減
することができる。
【0078】また、各密着型イメージセンサーユニット
は既にユニット化されているので、これらの組付や位置
決め、その調整が容易である。さらに、撮像素子はイメ
ージデータを等倍で読み取るものであり、縮小レンズ型
のように縮小しないので、この撮像素子とロッドレンズ
アレイ等の光学系等との位置決め精度を低減することが
できる。このために、撮像素子や光学系等の組付の簡単
化を図ることができる。
【0079】請求項2記載の発明によれば、複数の密着
型イメージセンサーユニットの有効読取り面がイメージ
データ媒体の送り方向に直交する方向に一列に配列され
ているので、イメージデータ媒体の送りに伴って、各密
着型イメージセンサーユニットの有効読取り面の複数倍
の大形イメージデータを順次読み取ることができる。
【0080】また、仮に、隣り合う有効読取り面同士間
に間隙がある場合でも、その間隙が、その間隙のイメー
シデータを読み取る精度よりも十分に小さい場合には不
都合なくA0判等の大形のイメージデータを読み取るこ
とができる。
【0081】請求項3記載の発明は、各密着型イメージ
センサーユニットの隣り合う有効読取り面の端部同士間
の間隙のイメージデータをレンズ縮小型イメージセンサ
ーユニットにより読み取るので、各密着型イメージセン
サーユニットの読取り精度がそれらの間隙を読み取るの
に十分に高い場合でも、密着型イメージセンサーユニッ
トの隣り合う有効読取り面の端部同士間の間隙のイメー
ジデータの欠落を防止することができ、イメージデータ
の読取り精度を向上させることができる。
【0082】請求項4記載の発明は、請求項3記載のレ
ンズ縮小型イメージセンサーユニットの分解能(読取り
精度)を各密着型イメージスキャナーの分解能よりも高
くしているので、各密着型イメージセンサーユニットに
より読み採られたイメージデータ同士の間隙に、レンズ
縮小型イメージセンサーユニットにより読み取ったイメ
ージデータを嵌め込む際の位置決め精度を容易に向上さ
せることができる。
【0083】請求項5記載の発明は、隣り合う密着型イ
メージセンサーユニットの有効読取り面がイメージデー
タ媒体の送り方向に直交する方向に沿って並設されてい
るので、これら密着型イメージセンサーユニットの有効
読取り面の複数倍の長さの大形のイメージデータを読み
取ることができる。また、各密着型イメージセンサーユ
ニットの隣り合う有効読取り面の端部同士が重複してい
る場合にはこの重複部分のイメージデータを削除すれば
よい。
【0084】請求項6記載の発明は、制御手段によりA
D変換されたイメージデータと、各密着型およびレンズ
縮小型のイメージセンサーユニット、または各密着型の
みの位置データとがCPUから外部コンピュータに与え
られるので、外部コンピュータによりこれらイメージセ
ンサーユニットからの各イメージデータを合成させるこ
とができる。
【0085】請求項7記載の発明は、各イメージセンサ
ーユニットからのイメージデータをCPUの合成手段に
より合成するので、外部コンピュータには各イメージデ
ータを合成させる必要がない。
【0086】請求項8記載の発明は、イメージデータ媒
体を読取り面に密着させながら送る送り手段をユニット
化しているので、この送り手段をイメージスキャナーに
組み付ける際の作業性を向上させることができる。
【0087】請求項9記載の発明は、送りローラの設置
数を低減することができるうえに、この送りローラの外
周面に、複数の密着型イメージセンサーユニットの読取
り面に垂直に対向配置するので、イメージデータ媒体を
撮像素子に正対させることができる。このために、読取
り精度を高めることができる。
【0088】請求項10記載の発明は、ユニット化され
た送り手段の小形化を図ることができる。小形の送り手
段は、複数使用する場合でも、なお上記CCD等の半導
体やロッドレンズアレイと同様に大形のものよりも安価
であるので、イメージスキャナー全体としてコスト低減
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るイメージスキャナーの第1の実施
形態の全体構成図。
【図2】図1の要部概略平面図。
【図3】図1で示すローラユニットの概略平面図。
【図4】図3の縦断面図。
【図5】本発明の第2の実施形態の要部概略平面図。
【図6】第2の実施形態における媒体と各イメージデー
タとこれらの合成データとの関係を示す模式図。
【図7】第2の実施形態における各イメージデータの合
成方法の一例を示す模式図。
【図8】本発明の第3の実施形態における媒体と各イメ
ージデータと,合成データとの関係を示す模式図。
【図9】本発明の第3の実施形態の要部概略平面図。
【図10】第4の実施形態における媒体と各イメージデ
ータとこれらの合成データとの関係を示す模式図。
【図11】本発明の第4の実施形態の要部概略平面図。
【図12】(A)〜(C)は第4の実施形態における密
着型イメージセンサーユニットとレンズ縮小型イメージ
センサーユニットの分解能の相違に基づく各イメージデ
ータの位置合せの各パターンをそれぞれ示す模式図。
【図13】本発明の第5の実施形態におけるユニットロ
ーラの概略平面図。
【図14】図13の概略縦断面図。
【図15】本発明の第6の実施形態におけるユニットロ
ーラと密着型イメージセンサーユニットとの位置関係を
示す模式図。
【図16】本発明の第6の実施形態におけるユニットロ
ーラと密着型イメージセンサーユニットとの位置関係を
示す模式図。
【図17】従来の大形密着型イメージセンサーユニット
の一部切欠斜視図。
【図18】従来の縮小レンズ型イメージセンサーユニッ
トの原理を示す原理図。
【図19】従来の他の縮小レンズ型イメージセンサーユ
ニットの原理を示す原理図。
【図20】従来のさらに他の縮小レンズ型イメージセン
サーユニットの原理図。
【図21】図20で示す従来例を側面から見たときの原
理図。
【符号の説明】
11 イメージスキャナー 12 筺体 13,14,23,24,33,34,43,44,6
1a〜61d 密着型イメージセンサーユニット 13a,14a,23a,24a,33a,34a,4
3a,44a 読取り面 13b,14b,23b,24b,33b,34b,4
3b,44b 有効読取り面 15,16 コントローラ 17 CPU 18 メモリー 19 コンピュータ 20 イメージデータ媒体 21 ローラユニット 21a ローラ本体 21b,21c 軸受 21d 駆動モータ 21e モータコントローラ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 読取り面に送り自在に密着される媒体の
    イメージデータを等倍の撮像素子により読み込む密着型
    イメージセンサーユニットを有するイメージスキャナー
    において、上記密着型イメージセンサーユニットを複数
    設けたことを特徴とするイメージスキャナー。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のイメージスキャナーにお
    いて、 複数の密着型イメージセンサーユニットを、これらの各
    有効読取り面がイメージデータ媒体の送り方向に直交す
    る方向に沿って一列に並ぶように配設していることを特
    徴とするイメージスキャナー。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のイメージスキャナーにお
    いて、 各密着型イメージセンサーユニットの隣り合う有効読取
    り面の端部同士間の間隙のイメージデータを縮小レンズ
    で縮小してから撮像素子により読み込むレンズ縮小型イ
    メージセンサーユニットを、具備していることを特徴と
    するイメージスキャナー。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のイメージスキャナーにお
    いて、 レンズ縮小型イメージセンサーユニットは、その分解能
    を、各密着型イメージセンサーユニットの分解能よりも
    高くしていることを特徴とするイメージスキャナー。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のイメージスキャナーにお
    いて、 複数の密着型イメージセンサーユニットを、その隣り合
    う有効読取り面がイメージデータ媒体の送り方向でずれ
    ると共に、送り方向に直交する方向に沿って並ぶように
    配設していることを特徴とするイメージスキャナー。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれ1項に記載のイメ
    ージスキャナーにおいて、 イメージデータ媒体を読取り面に密着させつつ送る送り
    手段と、 この送り手段と各撮像素子の駆動を制御すると共に、こ
    れら各撮像素子からのイメージデータをA/D変換する
    制御手段と、 この制御手段からのイメージデータを、各密着型イメー
    ジセンサーユニットの取付位置を示す位置データと共に
    外部コンピュータに与えて合成させるCPUと、を具備
    していることを特徴とするイメージスキャナー。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のイメージスキャナーにお
    いて、 CPUは、各イメージセンサーユニットからの各イメー
    ジデータを、各イメージセンサーユニットの位置データ
    に基づいて合成し、この合成データを外部コンピュータ
    に与える合成手段を、具備していることを特徴とするイ
    メージスキャナー。
  8. 【請求項8】 請求項6記載のイメージスキャナーにお
    いて、 送り手段は、イメージデータ媒体を読取り面に密着させ
    つつ送る送りローラと、 このローラを回転自在に支持する軸受と、 このローラを駆動する駆動モータと、 この駆動モータを制御するコントローラと、を一体に組
    み付けてユニット化されていることを特徴とするイメー
    ジスキャナー。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のイメージスキャナーにお
    いて、 複数の密着型イメージセンサーユニットを、これらの読
    取り面が1つの送りローラの外周面に対して垂直に対向
    するように配設していることを特徴とするイメージスキ
    ャナー。
  10. 【請求項10】 請求項8記載のイメージスキャナーに
    おいて、 ユニット化された送り手段を複数具備していることを特
    徴とするイメージスキャナー。
JP8005728A 1996-01-17 1996-01-17 イメージスキャナー Pending JPH09200430A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006109406A (ja) * 2004-09-08 2006-04-20 Ricoh Co Ltd 画像読み取り装置の調整方法、これを用いる画像読み取り装置及び画像形成装置
JP2006203840A (ja) * 2004-12-20 2006-08-03 Graphtec Corp 画像読取装置
JP2006313995A (ja) * 2005-05-09 2006-11-16 Graphtec Corp 画像読取装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006109406A (ja) * 2004-09-08 2006-04-20 Ricoh Co Ltd 画像読み取り装置の調整方法、これを用いる画像読み取り装置及び画像形成装置
JP2006203840A (ja) * 2004-12-20 2006-08-03 Graphtec Corp 画像読取装置
JP2006313995A (ja) * 2005-05-09 2006-11-16 Graphtec Corp 画像読取装置

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