JPH0919780A - 重ね合わせた被加工物をレーザー加工機により切断する加工方法 - Google Patents
重ね合わせた被加工物をレーザー加工機により切断する加工方法Info
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- JPH0919780A JPH0919780A JP7169076A JP16907695A JPH0919780A JP H0919780 A JPH0919780 A JP H0919780A JP 7169076 A JP7169076 A JP 7169076A JP 16907695 A JP16907695 A JP 16907695A JP H0919780 A JPH0919780 A JP H0919780A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 レーザー加工機により、複数枚の板状の被加
工物を重ね合わせて同時に切断し、仕上がりの良い同形
状の切断片を同時に複数枚得ることにより、生産性の向
上を図る。 【構成】 レーザー加工機により、複数枚の板状の被加
工物を重ね合わせて同時に切断する加工において、各々
の被加工物1、2、3の間に、被加工物同志の密着や被
加工物への凝固物の付着を防止するための被加工物とは
異なる材質のシート材6、7を、少なくとも一層以上挟
み込み積層させ、各々の被加工物をシート材と共に切断
する。
工物を重ね合わせて同時に切断し、仕上がりの良い同形
状の切断片を同時に複数枚得ることにより、生産性の向
上を図る。 【構成】 レーザー加工機により、複数枚の板状の被加
工物を重ね合わせて同時に切断する加工において、各々
の被加工物1、2、3の間に、被加工物同志の密着や被
加工物への凝固物の付着を防止するための被加工物とは
異なる材質のシート材6、7を、少なくとも一層以上挟
み込み積層させ、各々の被加工物をシート材と共に切断
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、レーザー加工機によ
り、複数枚の板状の被加工物を重ね合わせて同時に切断
する加工方法に関する。
り、複数枚の板状の被加工物を重ね合わせて同時に切断
する加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来は、レーザー加工機のレーザービー
ムにより、板状の被加工物を任意の形状に切断する加工
においては、その被加工物は常に1枚の単層であり、被
加工物を複数枚重ね合わせて同時に切断することは実用
に適さなかった。
ムにより、板状の被加工物を任意の形状に切断する加工
においては、その被加工物は常に1枚の単層であり、被
加工物を複数枚重ね合わせて同時に切断することは実用
に適さなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、レーザー加
工機により、被加工物を複数枚密着するように重ね合わ
せて同時に切断する場合、例えば、図3に例示するよう
に、矢印Aの方向に照射され矢印Cの方向に切断するレ
ーザービーム4により被加工物1と被加工物2を同時に
切断する場合において、レーザービームが切断する時に
発生する熱により、被加工物1と被加工物2との間に溶
着部11が生じ、被加工物1と被加工物2とが密着して
しまう不都合があった。
工機により、被加工物を複数枚密着するように重ね合わ
せて同時に切断する場合、例えば、図3に例示するよう
に、矢印Aの方向に照射され矢印Cの方向に切断するレ
ーザービーム4により被加工物1と被加工物2を同時に
切断する場合において、レーザービームが切断する時に
発生する熱により、被加工物1と被加工物2との間に溶
着部11が生じ、被加工物1と被加工物2とが密着して
しまう不都合があった。
【0004】また、これらの被加工物を図4に例示する
ように互いに距離tを離して同時に切断する場合におい
ては、被加工物1と被加工物2の各切断面の下縁付近に
被加工物が溶融した後の凝固物12、12が付着し仕上
がりの状態が悪くなり実用に適さなかった。
ように互いに距離tを離して同時に切断する場合におい
ては、被加工物1と被加工物2の各切断面の下縁付近に
被加工物が溶融した後の凝固物12、12が付着し仕上
がりの状態が悪くなり実用に適さなかった。
【0005】本発明は、上記の欠点を解消することによ
り、レーザー加工機により複数枚の被加工物を重ね合わ
せて切断する場合において、被加工物間の密着や被加工
物への凝固物の付着無しに同時に切断することを可能と
し、切断面の仕上がりの良い同形状の切断片を同時に複
数個得ることの出来る加工方法を提供するものである。
り、レーザー加工機により複数枚の被加工物を重ね合わ
せて切断する場合において、被加工物間の密着や被加工
物への凝固物の付着無しに同時に切断することを可能と
し、切断面の仕上がりの良い同形状の切断片を同時に複
数個得ることの出来る加工方法を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】レーザー加工機により、
複数枚の板状の被加工物を重ね合わせて同時に切断する
加工において、各々の被加工物の間に、被加工物同志の
密着や被加工物への凝固物の付着を防止するための当該
被加工物とは異なる材質のシート材を、少なくとも一層
以上挟み込み積層させ、各々の被加工物をシート材と共
に切断することにより、上記の課題を達成することが出
来る。
複数枚の板状の被加工物を重ね合わせて同時に切断する
加工において、各々の被加工物の間に、被加工物同志の
密着や被加工物への凝固物の付着を防止するための当該
被加工物とは異なる材質のシート材を、少なくとも一層
以上挟み込み積層させ、各々の被加工物をシート材と共
に切断することにより、上記の課題を達成することが出
来る。
【0007】
【作用】被加工物と被加工物との間に、被加工物とは異
なる材質のシート材を少なくとも一層以上挟み込む。こ
のシート材は、被加工物と被加工物との間にあって、レ
ーザービームによる切断加工時に発生する熱により被加
工物が溶融して凝固し、互いに密着したり、被加工物に
凝固物が付着したりするのを妨げる働きをする。従っ
て、複数枚の被加工物とシート材とを交互に積層させた
状態で切断すれば、被加工物は互いに密着することはな
く、また凝固物も付着することなく、良好な切断形状片
を複数個同時に得ることが出来る。
なる材質のシート材を少なくとも一層以上挟み込む。こ
のシート材は、被加工物と被加工物との間にあって、レ
ーザービームによる切断加工時に発生する熱により被加
工物が溶融して凝固し、互いに密着したり、被加工物に
凝固物が付着したりするのを妨げる働きをする。従っ
て、複数枚の被加工物とシート材とを交互に積層させた
状態で切断すれば、被加工物は互いに密着することはな
く、また凝固物も付着することなく、良好な切断形状片
を複数個同時に得ることが出来る。
【0008】
【実施例】以下、本発明に係わる実施例を図面に基ずい
て説明する。第1図は、第1の実施例であり、レーザー
加工機より照射されたレーザービームにより、3枚の重
ね合わされた被加工物を同時に切断している状態を示す
斜視図である。
て説明する。第1図は、第1の実施例であり、レーザー
加工機より照射されたレーザービームにより、3枚の重
ね合わされた被加工物を同時に切断している状態を示す
斜視図である。
【0009】図1において、例えばステンレス鋼板等の
被加工物1、2、3を重ね合わせ、レーザー加工機より
矢印Aの方向に照射されるレーザービーム4により、そ
れら3枚の被加工物を同時に切断軌跡を示す矢印Bの方
向に沿って切断し切断形状5を得る加工をする場合、被
加工物1と2の間に例えば紙のような被加工物同志の密
着や被加工物への凝固物の付着を防止するためのシート
材6を挟み込み、同様に被加工物2と3の間にもシート
材7を挟み込み、図の様に積層させた状態で切断加工を
行う。
被加工物1、2、3を重ね合わせ、レーザー加工機より
矢印Aの方向に照射されるレーザービーム4により、そ
れら3枚の被加工物を同時に切断軌跡を示す矢印Bの方
向に沿って切断し切断形状5を得る加工をする場合、被
加工物1と2の間に例えば紙のような被加工物同志の密
着や被加工物への凝固物の付着を防止するためのシート
材6を挟み込み、同様に被加工物2と3の間にもシート
材7を挟み込み、図の様に積層させた状態で切断加工を
行う。
【0010】こうする事により、シート材が隣接する被
加工物同志の間に介在するので、従来技術では被加工物
同志の密着や、被加工物が溶融し凝固したものが被加工
物に付着する状態が生じていたのを防止し、良好な切断
形状5を同時に3枚得ることが出来る。なお、切断後形
状8は、この様にして加工された3個の切断片が、加工
が終了したため除去された後の状態を示している。
加工物同志の間に介在するので、従来技術では被加工物
同志の密着や、被加工物が溶融し凝固したものが被加工
物に付着する状態が生じていたのを防止し、良好な切断
形状5を同時に3枚得ることが出来る。なお、切断後形
状8は、この様にして加工された3個の切断片が、加工
が終了したため除去された後の状態を示している。
【0011】図2は、第2の実施例であり、図1で示し
た加工においてシート材を複数枚重ね合わせて挟み込ん
だ状態を示す斜視図である。
た加工においてシート材を複数枚重ね合わせて挟み込ん
だ状態を示す斜視図である。
【0012】すなわち、被加工物1と2との間に、2層
のシート材9、10を重ね合わせて積層させ切断加工を
行うものである。前者のシート材9は紙などのものであ
り、後者のシート材10は例えば粘着性があって、被加
工物1と紙などのシート材9とが互いにずれないように
接着させることの出来る粘着性のフィルムや樹脂板の様
なものであり、これを挟み込むことにより、加工の際重
ね合わせる時の段取りがやりやすくなるとともに、紙な
どのシート材の効果を更に向上させることが出来る。
のシート材9、10を重ね合わせて積層させ切断加工を
行うものである。前者のシート材9は紙などのものであ
り、後者のシート材10は例えば粘着性があって、被加
工物1と紙などのシート材9とが互いにずれないように
接着させることの出来る粘着性のフィルムや樹脂板の様
なものであり、これを挟み込むことにより、加工の際重
ね合わせる時の段取りがやりやすくなるとともに、紙な
どのシート材の効果を更に向上させることが出来る。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
レーザー加工機により被加工物を複数枚重ね合わせて同
時にきれいに切断する事が出来るので、仕上がりの良い
同形状の切断片を同時に複数個得る事が出来る。これに
より、同一形状の切断片を複数個得る場合、従来技術と
比較すると、2枚重ねでは半分の、3枚重ねでは1/3
の加工時間、すなわちn枚重ねでは1/nの加工時間で
済むようになり、大幅な生産性の向上が可能となった。
レーザー加工機により被加工物を複数枚重ね合わせて同
時にきれいに切断する事が出来るので、仕上がりの良い
同形状の切断片を同時に複数個得る事が出来る。これに
より、同一形状の切断片を複数個得る場合、従来技術と
比較すると、2枚重ねでは半分の、3枚重ねでは1/3
の加工時間、すなわちn枚重ねでは1/nの加工時間で
済むようになり、大幅な生産性の向上が可能となった。
【図1】第1の実施例に係わる切断加工の状態を示す斜
視図、
視図、
【図2】第2の実施例に係わる積層の状態を示す斜視
図、
図、
【図3】従来技術に係わる1例の切断の状態を示す斜視
図、
図、
【図4】従来技術に係わる他の例の切断の状態を示す斜
視図である。
視図である。
1、2、3:被加工物 4:レーザ
ービーム A:レーザービームの照射方向 B:切断
軌跡 5:切断形状 6、7、
9、10:シート材 8:切断後形状 C:切断す
る方向 11:溶着部 12:凝固
物 t:被加工物1と2の間の距離
ービーム A:レーザービームの照射方向 B:切断
軌跡 5:切断形状 6、7、
9、10:シート材 8:切断後形状 C:切断す
る方向 11:溶着部 12:凝固
物 t:被加工物1と2の間の距離
Claims (1)
- 【請求項1】 レーザー加工機により、複数枚の板状の
被加工物を重ね合わせて同時に切断する加工において、
各々の被加工物の間に、被加工物同志の密着や被加工物
への凝固物の付着を防止するための当該被加工物とは異
なる材質のシート材を、少なくとも一層以上挟み込み積
層させ、各々の被加工物をシート材と共に切断する加工
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7169076A JPH0919780A (ja) | 1995-07-04 | 1995-07-04 | 重ね合わせた被加工物をレーザー加工機により切断する加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7169076A JPH0919780A (ja) | 1995-07-04 | 1995-07-04 | 重ね合わせた被加工物をレーザー加工機により切断する加工方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0919780A true JPH0919780A (ja) | 1997-01-21 |
Family
ID=15879886
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7169076A Withdrawn JPH0919780A (ja) | 1995-07-04 | 1995-07-04 | 重ね合わせた被加工物をレーザー加工機により切断する加工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0919780A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20130146573A1 (en) * | 2010-10-19 | 2013-06-13 | Nissan Motor Co., Ltd. | Laser cutting method |
KR20200069736A (ko) * | 2018-12-07 | 2020-06-17 | 한국기술교육대학교 산학협력단 | 슬롯 다이 헤드 |
-
1995
- 1995-07-04 JP JP7169076A patent/JPH0919780A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20130146573A1 (en) * | 2010-10-19 | 2013-06-13 | Nissan Motor Co., Ltd. | Laser cutting method |
US9168611B2 (en) * | 2010-10-19 | 2015-10-27 | Nissan Motor Co., Ltd. | Laser cutting method |
KR20200069736A (ko) * | 2018-12-07 | 2020-06-17 | 한국기술교육대학교 산학협력단 | 슬롯 다이 헤드 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20040416 |