JP2951357B2 - 金属複合シートの切断加工方法 - Google Patents
金属複合シートの切断加工方法Info
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- JP2951357B2 JP2951357B2 JP8947090A JP8947090A JP2951357B2 JP 2951357 B2 JP2951357 B2 JP 2951357B2 JP 8947090 A JP8947090 A JP 8947090A JP 8947090 A JP8947090 A JP 8947090A JP 2951357 B2 JP2951357 B2 JP 2951357B2
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Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、プラスチックシートの片面に金属箔シート
を貼着した金属複合シートの切断加工方法に関する。
を貼着した金属複合シートの切断加工方法に関する。
（従来の技術及びその課題） プラスチックシートの片面に金属箔シートを貼着した
金属複合シートは、その両材質の特性を利用して電磁波
シールド材等各種分野で用いられている。
金属複合シートは、その両材質の特性を利用して電磁波
シールド材等各種分野で用いられている。
このような金属複合シートでは、必要に応じて所定の
形状、例えばプラスチックシート又は金属箔シートと周
縁部をハーフカットにより僅かな幅で取り除いたり、複
合シートを完全に切抜いて開口部等を設けることがなさ
れる。上記金属複合シートの切断加工品７の例を第４図
に示したが、断面図ａ及び平面図ｂに示すように開口部
51が設けられ、また開口部の周縁部52と複合シート周縁
部53の金属箔シートを取除いたものである。
形状、例えばプラスチックシート又は金属箔シートと周
縁部をハーフカットにより僅かな幅で取り除いたり、複
合シートを完全に切抜いて開口部等を設けることがなさ
れる。上記金属複合シートの切断加工品７の例を第４図
に示したが、断面図ａ及び平面図ｂに示すように開口部
51が設けられ、また開口部の周縁部52と複合シート周縁
部53の金属箔シートを取除いたものである。
第４図の切断加工品７を得るための従来の方法を第５
図の断面概略図に示したが、トムソン刃型等のカッター
刃３を用い、金属複合シート５全体の切断と、金属箔シ
ート２のみの切断（ハーフカット）を同時に行なうこと
がなされている。
図の断面概略図に示したが、トムソン刃型等のカッター
刃３を用い、金属複合シート５全体の切断と、金属箔シ
ート２のみの切断（ハーフカット）を同時に行なうこと
がなされている。
この方法では切断を行なった後、不要部分である開口
部51の複合シート、開口部周縁部52及び複合シート周縁
部53の金属箔シートを取り除く必要がある。通常、この
不要部分は手作業で取り除いており、複雑な形状や開口
部の多いものは取り除くのに多くの工数がかかるという
問題がある。また、手作業で取り除くために、幅の狭い
周縁部等を完全に除去することを忘れてしまい易いとい
う問題があり、さらに手で取り除く作業時、金属箔シー
トに手垢が付着し、金属箔シートを汚したり、傷が発生
する場合があった。
部51の複合シート、開口部周縁部52及び複合シート周縁
部53の金属箔シートを取り除く必要がある。通常、この
不要部分は手作業で取り除いており、複雑な形状や開口
部の多いものは取り除くのに多くの工数がかかるという
問題がある。また、手作業で取り除くために、幅の狭い
周縁部等を完全に除去することを忘れてしまい易いとい
う問題があり、さらに手で取り除く作業時、金属箔シー
トに手垢が付着し、金属箔シートを汚したり、傷が発生
する場合があった。
（課題を解決するための手段） 本発明は、切断を特定の方向から行ない、不要部分を
型押しにより除去することで上記問題点を解消できるこ
とを見出したものであり、その要旨とするところは、 プラスチックシート１に金属箔シート２を仮貼着した
金属複合シート５を、カッター刃３により所定形状に切
断すると共に切断部近傍の片側シートをハーフカットし
て不要部分を取り除く方法において、プラスチックシー
ト１側からプラスチックシート１のみを切断するととも
に、金属箔シート２から金属箔シート２のみを前記プラ
スチックシートの切断箇所とは異なる位置から切断し、
不要部分を型押しにより取り除くことを特徴とする金属
複合シートの切断加工方法にある。
型押しにより除去することで上記問題点を解消できるこ
とを見出したものであり、その要旨とするところは、 プラスチックシート１に金属箔シート２を仮貼着した
金属複合シート５を、カッター刃３により所定形状に切
断すると共に切断部近傍の片側シートをハーフカットし
て不要部分を取り除く方法において、プラスチックシー
ト１側からプラスチックシート１のみを切断するととも
に、金属箔シート２から金属箔シート２のみを前記プラ
スチックシートの切断箇所とは異なる位置から切断し、
不要部分を型押しにより取り除くことを特徴とする金属
複合シートの切断加工方法にある。
以下、本発明を図面により説明する。
第１図乃至第３図は本発明方法による実施例を示す断
面概略図であり、第４図に示した金属複合シートの切断
加工品７を得る方法を示している。
面概略図であり、第４図に示した金属複合シートの切断
加工品７を得る方法を示している。
本発明に使用する金属複合シート５はプラスチックシ
ート１片面に各種接着材により金属箔シート２を仮貼着
したものであり、硬化する前の状態で重合せて仮貼着
し、切断加工後完全に硬化させ固着できる接着材が好適
に使用できる。
ート１片面に各種接着材により金属箔シート２を仮貼着
したものであり、硬化する前の状態で重合せて仮貼着
し、切断加工後完全に硬化させ固着できる接着材が好適
に使用できる。
プラスチックシート１としては、例えば軟質又は硬質
ポリ塩化ビニル樹脂、後塩素化ポリ塩化ビニル樹脂、飽
和ポリエステル樹脂、ポリオレフィン樹脂、ナイロン樹
脂等が使用でき、シートの厚みとしては0.05〜1.0mm程
度のものが好適に使用できる。
ポリ塩化ビニル樹脂、後塩素化ポリ塩化ビニル樹脂、飽
和ポリエステル樹脂、ポリオレフィン樹脂、ナイロン樹
脂等が使用でき、シートの厚みとしては0.05〜1.0mm程
度のものが好適に使用できる。
また、金属箔シート２としてはアルミニウム、鉄、銅
等の金属からなり、厚みは要求により異なるが、通常20
〜100μｍ程度のものが好適に使用できる。
等の金属からなり、厚みは要求により異なるが、通常20
〜100μｍ程度のものが好適に使用できる。
本発明では上記金属複合シートを用い、プラスチック
シート１側からプラスチックシート１のみを切断すると
ともに、金属箔シート２から金属箔シート２のみを前記
プラスチックシートの切断箇所とは異なる位置から切断
する必要があり、切断箇所をずらすことによって、不要
部分を型押しにより取り除くことができる。
シート１側からプラスチックシート１のみを切断すると
ともに、金属箔シート２から金属箔シート２のみを前記
プラスチックシートの切断箇所とは異なる位置から切断
する必要があり、切断箇所をずらすことによって、不要
部分を型押しにより取り除くことができる。
上述した実施例では、金属複合シートを用い第１図に
示すように、まずプラスチックシート１のみをカッター
刃３で切断し、ついで第２図に示すように金属箔シート
２のみを切断する。カッター刃３には、紙加工等に広く
用いられているトムソン刃型が好適に使用できる。
示すように、まずプラスチックシート１のみをカッター
刃３で切断し、ついで第２図に示すように金属箔シート
２のみを切断する。カッター刃３には、紙加工等に広く
用いられているトムソン刃型が好適に使用できる。
つぎに第３図に示すようにプラスチックシート側より
周縁部及び、開口部の不要部分４を型押し機６により強
く押すことにより、不要部分を容易に取り除くことがで
きる。
周縁部及び、開口部の不要部分４を型押し機６により強
く押すことにより、不要部分を容易に取り除くことがで
きる。
型押し機６としては一般的なプレス機で加工すること
ができる。上記方法では切断を２工程で行なっている
が、カッター刃を上下型に設けたものを使用して切断加
工を行えば、１工程でプラスチックシートと金属箔シー
トを同時に切断することもできる。
ができる。上記方法では切断を２工程で行なっている
が、カッター刃を上下型に設けたものを使用して切断加
工を行えば、１工程でプラスチックシートと金属箔シー
トを同時に切断することもできる。
（発明の効果） 上述したように本発明によれば、不要部分の取り除き
作業が簡単で早く正確にでき、大幅な作業性向上が図
れ、電磁波シールド材等への利用性が大きい。
作業が簡単で早く正確にでき、大幅な作業性向上が図
れ、電磁波シールド材等への利用性が大きい。
第１図乃至第３図は本発明方法による実施例を示す断面
概略図、第４図は金属複合シートの切断加工品の一例で
あり（ａ）は同品の断面図、（ｂ）は平面図、第５図は
従来の切断方法を示す断面概略図である。 １……プラスチックシート ２……金属箔シート ３……カッター刃 ５……金属複合シート
概略図、第４図は金属複合シートの切断加工品の一例で
あり（ａ）は同品の断面図、（ｂ）は平面図、第５図は
従来の切断方法を示す断面概略図である。 １……プラスチックシート ２……金属箔シート ３……カッター刃 ５……金属複合シート
Claims (1)
- 【請求項１】プラスチックシート（１）に金属箔シート
（２）を仮貼着した金属複合シート（５）を、カッター
刃（３）により所定形状に切断すると共に切断部近傍の
片側シートをハーフカットして不要部分を取り除く方法
において、プラスチックシート（１）側からプラスチッ
クシート（１）のみを切断するとともに、金属箔シート
（２）から金属箔シート（２）のみを前記プラスチック
シートの切断箇所とは異なる位置から切断し、不要部分
を型押しにより取り除くことを特徴とする金属複合シー
トの切断加工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8947090A JP2951357B2 (ja) | 1990-04-04 | 1990-04-04 | 金属複合シートの切断加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8947090A JP2951357B2 (ja) | 1990-04-04 | 1990-04-04 | 金属複合シートの切断加工方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03287399A JPH03287399A (ja) | 1991-12-18 |
| JP2951357B2 true JP2951357B2 (ja) | 1999-09-20 |
Family
ID=13971606
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8947090A Expired - Fee Related JP2951357B2 (ja) | 1990-04-04 | 1990-04-04 | 金属複合シートの切断加工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2951357B2 (ja) |
-
1990
- 1990-04-04 JP JP8947090A patent/JP2951357B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03287399A (ja) | 1991-12-18 |
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