JPH09197508A - 連写カメラ - Google Patents

連写カメラ

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Publication number
JPH09197508A
JPH09197508A JP877196A JP877196A JPH09197508A JP H09197508 A JPH09197508 A JP H09197508A JP 877196 A JP877196 A JP 877196A JP 877196 A JP877196 A JP 877196A JP H09197508 A JPH09197508 A JP H09197508A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
frames
continuous shooting
center
photographed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP877196A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Mikami
勇志 三上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP877196A priority Critical patent/JPH09197508A/ja
Publication of JPH09197508A publication Critical patent/JPH09197508A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フイルム1画面内に写される連写コマの主要
被写体の位置が上段と下段でずれないようにした連写カ
メラを提供する。 【解決手段】 フイルム1画面73内に2段に連写コマ
70a〜70d,70e〜70hが写される。連写コマ
70a〜70dに対応する撮影レンズ50〜54の光軸
50a〜54dは連写コマ70a〜70dの中心からフ
イルム幅方向の内側へ寄せられている。連写コマ70e
〜70hに対応する撮影レンズ55〜57の光軸55e
〜57hは連写コマ70e〜70hの中心からフイルム
幅方向の内側へ寄せられている。したがって、撮影を行
うと、連写コマ70a〜70dに写った主要被写体の中
心は連写コマ70a〜70dの中心からやや上側に写さ
れ、連写コマ70e〜70に写った主要被写体の中心は
連写コマ70e〜70hの中心からやや下側に写され
る。二点鎖線で示す開口をもつネガマスクを用いてプリ
ントした際に、主要被写体の位置が連写コマ70a〜7
0hでほぼ同じになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フイルム1画面内
に上下2段に各段複数個の連写コマを写し込む連写カメ
ラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】運動している被写体を時間的なズレをも
って順次撮影すると、撮影の瞬間ごとに動きの止まった
写真画像を得ることができるため、例えばスポーツ等で
は各瞬間ごとのフォームを静止画像として観察すること
ができ、非常に便利である。
【0003】このような連続撮影を行えるようにしたカ
メラとして、「連写カルディア ビューン」(商品名)
が一般に販売されている。この連写カメラでは、フイル
ム給送方向に連続させた2個分のハイビジョンサイズ撮
影画面をフイルム1画面とし、このフイルム1画面内に
上下2段各8個ずつ合計16個の連写コマを順次写し込
むようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したようにフイル
ム1画面内に上下2段に連写コマが写し込まれる連写カ
メラでは、連写コマの中心に対応する撮影レンズの光軸
が一致するため、連写コマの中心に被写体が写される。
プリントの際は、フイルム1画面全部をカラープリント
するのではなく、フイルム1画面の周囲はカットされる
ため、上段の連写コマの上側と下段の連写コマの下側が
カットされてしまい、上段と下段の各連写コマでは主要
被写体の位置がずれてしまうといった問題があった。
【0005】本発明は上述した従来技術のもつ欠点を解
決するためになされたもので、フイルム1画面内に写さ
れる連写コマの主要被写体の位置が上段と下段でずれな
いようにした連写カメラを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、フイルム1画面内にフイルム給送方向
に対して上下2段各段複数個に分割した4個以上の連写
コマを写し込む連写カメラにおいて、フイルム1画面内
に写し込まれる連写コマに対応する撮影レンズの中心を
フイルム幅方向にフイルム内側へ寄せることにより、写
真のプリントを用いて焼付露光する場合に、各連写コマ
における主要被写体の位置を一定にすることができるよ
うになる。
【0007】各撮影レンズの中心をフイルム幅方向にフ
イルム内側へ寄せたから、フイルム1画面の周縁部をカ
ットしてプリントした場合に得られる連写コマの各主要
被写体の位置を一定にすることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】図2〜図4に示すように、連続撮
影機能をもたせたレンズ付きフイルムユニット10(以
下、「フイルムユニット」と称す。)は、前カバー1
1、露光ユニット12、本体基部13、写真フイルムパ
トローネ14、及び後カバー15とから構成されてお
り、露光ユニット12が前カバー11と本体基部13と
の間に組み込まれている。また、前カバー11と露光ユ
ニット12との間には、2枚のレンズプレート16,1
7が挟装されている。
【0009】レンズプレート16,17には、上下2
段、左右2列、計4個の撮影レンズがそれぞれアクリル
等の透明な樹脂で一体的に形成されている。このレンズ
プレート16,17の下段にある4つの撮影レンズを符
号50〜53で表し、上段にある撮影レンズを符号54
〜57で表す。各々の撮影レンズ50〜53の光軸50
a〜53dは平行となっており、図4には示していない
が撮影レンズ54〜57の光軸50a〜53dも平行と
なっている。
【0010】前カバー11には、シャッタボタン33、
ファインダー対物窓34、撮影レンズ18を外部に露呈
させる開口35が一体に形成されている。開口35は、
各撮影レンズ50〜57をぞれぞれ外部に露呈する8個
の開口35a〜35hで構成されている。前カバー11
の前面はレンズプレート16,17を覆うために突出し
た突出部31が形成されている。
【0011】空からの明るい光が入射してフレアを発生
させることが多いため、前カバー11には庇状のレンズ
フード32が設けられ、フレアの発生を効果的に低減す
るようにしている。レンズフード32は両側の軸を突出
部31の両側に設けた穴に嵌め込んで開閉自在に取付け
られる。レンズフード32はカメラ使用時には図2に実
線で示す位置まで上げられて、撮影レンズ50〜57を
露呈する。カメラ不使用時には一点鎖線で示す位置に閉
じられて撮影レンズ50〜57を覆ってこれを保護する
ことができる。なお、これは嵌め込み式であるため簡単
に取り外すことができる。
【0012】露光ユニット12は本体基部13の前面に
ビス等で着脱自在に取り付けられるものであり、前板4
0,中板41、及び後板42とにシャッタ機構、シャッ
タチャージ機構、フイルム巻き止め機構、及びフイルム
カウンタ機構等を一体的に組み込んだユニット化部品と
されている。前板40,中板41、及び後板42のそれ
ぞれの撮影レンズ50〜57の光軸50a〜57h上に
開口が形成されており、中板41の開口が後述する円板
44の回転で開閉する露光開口となっている。この露光
ユニット12には、接眼レンズと対物レンズとからなる
ファインダー光学系39が組み込まれている。シャッタ
機構は、中板41と後板42との間に組み込まれた走行
板48及びこれをフイルム給送方向に沿って走行させる
バネと、前板40と中板41との間に上段と下段に2列
ずつ組み込まれた4枚のシャッタ円板44とから構成さ
れている。
【0013】本体基部13にはその両側にフイルムロー
ル室20、及びパトローネ室21が一体に設けられてい
る。パトローネ室21には、パトローネ22が、またフ
イルムロール室20にはパトローネ22から写真フイル
ム23を引き出してロール形態としたフイルムロール2
4がそれぞれ装填される。パトローネ室21の上部に
は、巻き上げノブ26が回動自在に配設されて、その軸
27がパトローネ22のスプール25に係合される。
【0014】本体基部13の背面にはアパーチャー36
が形成されている。本体基部13に後カバー15を被せ
ることによって、フイルムロール24とパトローネ22
との間のフイルム展延部がアパーチャー36に位置決め
される。アパーチャー36はハイビジョン比率で形成さ
れており、撮影を行った際には図1に示すように、フイ
ルム1画面73をハイビジョンサイズ(20mm×36
mm)で形成するようになっている。
【0015】フイルムロール室20とパトローネ室21
の間に暗箱19が形成されている。暗箱19は、内部を
フイルム給送方向に沿って左右4列、フイルム幅方向に
上下2段になって、計8個の部屋19a〜19hが仕切
られて一体に形成されており、1回のシャッタレリーズ
によって、部屋19a〜19hを通してフイルム1画面
73に上下2段、左右4列に分割した8コマの時系列的
な被写体光が入射して、図1に示すように、フイルム1
画面73の中に2段に連写コマ70a〜70dと連写コ
マ70e〜70hが形成されるようになっている。
【0016】後カバー15には、パトローネ室21の底
面を覆うプルトップ式の蓋30が一体に設けられてい
る。この蓋30を開放状態にしてパトローネ室21から
撮影済みの写真フイルムを収納したパトローネ22を取
り出すことができる。
【0017】図1に示すように連写コマ70a〜70d
に対応する撮影レンズ50〜54の中心は連写コマ70
a〜70dの中心からややフイルム幅方向にフイルム内
側へ寄せられて、撮影レンズ50〜54の光軸50a〜
54dが連写コマ70a〜70dの中心からやや上げら
れている。連写コマ70e〜70hに対応する撮影レン
ズ55〜57の中心は連写コマ70e〜70hの中心か
らフイルム幅方向にフイルム内側へ寄せられて、撮影レ
ンズ50〜53の光軸50a〜53aが連写コマ70a
〜70dの中心からやや下げられている。したがって、
連写コマ70a〜70dに撮影した主要被写体の中心は
連写コマ70a〜70dの中心からやや上側に写され、
連写コマ70e〜70hの中心からやや下側に写される
ようになっている。
【0018】上記構成を備えた連写カメラの作用につい
て説明する。巻き上げノブ26をフイルム巻き上げ方向
に回転させて巻き上げ操作を行うと、写真フイルム23
がフイルムロール室20からパトローネ室21に向けて
移送され、この移送に連動して写真フイルム22のパー
フォレーションに係合したスプロケットが連動して1回
転し、これに連動して走行板48をチャージ位置に向け
て移動させる。
【0019】被写体がゴルフスイングをする様子を撮影
する場合には、被写体が振り上げたゴルフクラブがスイ
ングのトップにきたタイミングでシャッタボタン33を
押下する。シャッタボタン33を押下操作すると、レリ
ーズ連動レバーが押下位置に回転し、走行板がレリーズ
完了位置に向けて移動する。走行板48の直線駆動は、
走行駆動用のラック及びギヤによって回転駆動に変換さ
れ、各シャッタ円板40に伝達される。各シャッタ円板
44は左下から右下、続いて左上から右上のものが順に
回転して、各シャッタ円板40のスリットがシャッタ開
口を横切る。露光枠36にセットされた写真フイルム2
3のフイルム1画面73内には、下段の左側から右側に
向かって連写コマ70a〜70dが露光され、続けて上
段の左側から右側に向かって連写コマ70e〜70hが
露光されて、フイルム1画面を上下2段、左右4列に分
割した8個の時系列的な連写コマ70a〜70hが形成
される。
【0020】撮影済みのフイルムユニット10は、その
ままの状態で現像所に提出される。現像所では、後カバ
ー15の底蓋30を開いてパトローネ22を取り出し
て、従来通りの処理で写真フイルム23に現像び焼付け
処理を行う。
【0021】8個の連写コマ70a〜70hはすでに述
べたように、ハイビジョン画面サイズと同じになってい
る。したがって、これまでのハイビジョンプリント処理
を行うことによって、連写コマ70a〜70hから図5
に示すようなプリント写真90が得られる。このプリン
ト写真90は、アスペクト比がハイビジョン比率とされ
たサイズとなっており、左上から右上へ、左下から右下
への順で時系列的に記録されている。
【0022】プリント処理時には図1に2点鎖線で示し
た開口サイズのネガマスクが用いられる。このネガマス
クを用いてプリントした場合、フイルム1画面73のま
わりがカットされる。主要被写体は下段の連写コマ70
a〜70dではその中心よりもやや上側に写されてお
り、上段の連写コマ70e〜70hではその中心よりも
やや下側に写されているため、フイルム1画面73のま
わりをカットした際に、主要被写体位置が連写コマ70
a〜70hでほぼ同じように中央となって主要被写体の
位置ズレが防止され、好ましい連続写真が得られる。
【0023】またこの連写カメラでは、図示しているよ
うに部屋19a〜19hの各々の開口縁部から写真フイ
ルム23の撮影画面は離されているので、隣合う連写コ
マの端部の露光が重ね合わせられて、プリント時に連写
コマの間が黒枠(未露光)になることが防止される。連
写コマ70a〜70hの間が二重露光によりプリントし
た時にこの部分が白っぽくなり、好ましい連続写真を得
ることができる。
【0024】上記実施例では、連写機能をもったレンズ
付きフイルムユニット10について説明しているが、本
発明ではこれに限られず、連写機能を付与した一般的な
カメラにも採用することができるのはいうまでもない。
また、本発明では、撮影レンズを横4列に配置した連写
カメラに限定しない。2列や3列、5列以上の連写カメ
ラに本発明を用いてもよい。
【0025】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、フイル
ム1画面内に写し込まれる連写コマに対応する撮影レン
ズの中心をフイルム幅方向にフイルム内側へ寄せたか
ら、フイルム1画面の周縁部はカットしてプリントする
場合に、得られた連写コマの各主要被写体の位置を一定
にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】撮影を行って得られる撮影画面を示す平面図で
ある。
【図2】レンズ付きフイルムユニットの横断面図であ
る。
【図3】レンズ付きフイルムユニットの縦断面図であ
る。
【図4】レンズ付きフイルムユニットの分解斜視図であ
る。
【図5】撮影画面から得られたプリント写真を示す正面
図である。
【符号の説明】
50〜57 撮影レンズ 50a〜57a 撮影光軸 70a〜70h 連写コマ 73 フイルム1画面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フイルム1画面内にフイルム給送方向に
    対して上下2段各段複数個に分割した4個以上の連写コ
    マを写し込む連写カメラにおいて、フイルム1画面内に
    写し込まれる連写コマに対応する撮影レンズの中心をフ
    イルム幅方向にフイルム内側へ寄せたことを特徴とする
    連写カメラ。
JP877196A 1996-01-22 1996-01-22 連写カメラ Pending JPH09197508A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP877196A JPH09197508A (ja) 1996-01-22 1996-01-22 連写カメラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP877196A JPH09197508A (ja) 1996-01-22 1996-01-22 連写カメラ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09197508A true JPH09197508A (ja) 1997-07-31

Family

ID=11702165

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP877196A Pending JPH09197508A (ja) 1996-01-22 1996-01-22 連写カメラ

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JP (1) JPH09197508A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

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Effective date: 20040128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040304

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040902