JPH09244186A - レンズ付きフイルムユニット - Google Patents
レンズ付きフイルムユニットInfo
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- JPH09244186A JPH09244186A JP5505296A JP5505296A JPH09244186A JP H09244186 A JPH09244186 A JP H09244186A JP 5505296 A JP5505296 A JP 5505296A JP 5505296 A JP5505296 A JP 5505296A JP H09244186 A JPH09244186 A JP H09244186A
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- JP
- Japan
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- film
- lens
- aps
- type
- photographic film
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- Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 APS用のプリンタプロセッサでプリントで
きる135タイプの写真フイルムを使用したレンズ付き
フイルムユニットを提供する。 【解決手段】 本体部11の暗箱部19には、APSで
規定された17mm×30mmのアパーチャ20が形成
されている。写真フイルム17は、国際標準規格ISO
で規定された135タイプである。従動スプロケット2
2の歯22aは7個になっており、パーフォレーション
7個分で1コマ分のフイルム給送が行なわれる。撮影済
みのレンズ付きフイルムユニットはDPE取扱店に提出
され、写真フイルムパトローネ14がフイルムプロセッ
サにセットされて写真フイルム17の現像処理が行なわ
れる。現像済みの写真フイルム17は、135タイプか
ら流用したネガキャリアにセットされ、APS用のプリ
ンタプロセッサでプリントされる。
きる135タイプの写真フイルムを使用したレンズ付き
フイルムユニットを提供する。 【解決手段】 本体部11の暗箱部19には、APSで
規定された17mm×30mmのアパーチャ20が形成
されている。写真フイルム17は、国際標準規格ISO
で規定された135タイプである。従動スプロケット2
2の歯22aは7個になっており、パーフォレーション
7個分で1コマ分のフイルム給送が行なわれる。撮影済
みのレンズ付きフイルムユニットはDPE取扱店に提出
され、写真フイルムパトローネ14がフイルムプロセッ
サにセットされて写真フイルム17の現像処理が行なわ
れる。現像済みの写真フイルム17は、135タイプか
ら流用したネガキャリアにセットされ、APS用のプリ
ンタプロセッサでプリントされる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レンズ付きフイル
ムユニットに関し、更に詳しくはAPS用のプリンタプ
ロセッサでプリントできる135タイプの写真フイルム
を使用したレンズ付きフイルムユニットに関するもので
ある。
ムユニットに関し、更に詳しくはAPS用のプリンタプ
ロセッサでプリントできる135タイプの写真フイルム
を使用したレンズ付きフイルムユニットに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】簡単な露光機構を備えるとともに、予め
未露光の写真フイルムとパトローネとが製造時に装填さ
れ、面倒なフイルム装填と巻戻し操作を不要にしたレン
ズ付きフイルムユニット,例えば「スーパー写ルンです
(商品名)」等が本出願人より製造販売されている。こ
のようなレンズ付きフイルムユニットには、これまで最
も普及している国際標準規格ISOの1007−197
9年で規定された135タイプのパトローネ付き写真フ
イルムが装填されてきたが、本出願人は、雑誌「写真工
業」 ( (株) 写真工業出版社 1994年12月号 p.11)等
に紹介された新規格APS(Advanced Photo System) で
規定された新しいタイプのパトローネ付き写真フイルム
を装填したレンズ付きフイルムユニットを提案してい
る。
未露光の写真フイルムとパトローネとが製造時に装填さ
れ、面倒なフイルム装填と巻戻し操作を不要にしたレン
ズ付きフイルムユニット,例えば「スーパー写ルンです
(商品名)」等が本出願人より製造販売されている。こ
のようなレンズ付きフイルムユニットには、これまで最
も普及している国際標準規格ISOの1007−197
9年で規定された135タイプのパトローネ付き写真フ
イルムが装填されてきたが、本出願人は、雑誌「写真工
業」 ( (株) 写真工業出版社 1994年12月号 p.11)等
に紹介された新規格APS(Advanced Photo System) で
規定された新しいタイプのパトローネ付き写真フイルム
を装填したレンズ付きフイルムユニットを提案してい
る。
【0003】このAPSタイプの写真フイルムは、フイ
ルム幅が従来の35mmに対して24mmと狭くなって
いるから、レンズ付きフイルムユニットの高さを低くで
き、また標準的な撮影画面サイズ(アパーチャのサイ
ズ)が従来の24mm×36mmに対して17mm×3
0mmと小さくなっているから、写真フイルムの長さが
同じであればより多くのコマ数を撮影できるという利点
を有する。なお、APSでは、撮影画面サイズは常に1
7mm×30mm(H-D TVサイズ;High Definition テ
レビと同じアスペクト比1.8)と一定であるが、トリ
ミング指定によってClassic サイズ(従来の標準画面サ
イズと同じアスペクト比1.5),Panoramaサイズ(ア
スペクト比3.0)の各アスペクト比のプリント写真を
焼き付けることができるようになっている ( (株) 写真
工業出版社「写真工業」1996年3月号 p.29)。
ルム幅が従来の35mmに対して24mmと狭くなって
いるから、レンズ付きフイルムユニットの高さを低くで
き、また標準的な撮影画面サイズ(アパーチャのサイ
ズ)が従来の24mm×36mmに対して17mm×3
0mmと小さくなっているから、写真フイルムの長さが
同じであればより多くのコマ数を撮影できるという利点
を有する。なお、APSでは、撮影画面サイズは常に1
7mm×30mm(H-D TVサイズ;High Definition テ
レビと同じアスペクト比1.8)と一定であるが、トリ
ミング指定によってClassic サイズ(従来の標準画面サ
イズと同じアスペクト比1.5),Panoramaサイズ(ア
スペクト比3.0)の各アスペクト比のプリント写真を
焼き付けることができるようになっている ( (株) 写真
工業出版社「写真工業」1996年3月号 p.29)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、AP
Sタイプの写真フイルムはフイルム幅や撮影画面サイズ
が異なるため、従来の135タイプの写真フイルムとは
互換性がなく、APSタイプの写真フイルムを現像,プ
リントするためには、APS専用のフイルムプロセッ
サ,プリンタプロセッサを用いるか、もしくは従来のフ
イルムプロセッサ,プリンタプロセッサを改造する必要
がある。当然のことながら、改造したものより専用のも
のの方が処理効率が高いので、APSが普及してくる
と、各ミニラボ等では新規にAPS専用の機器を購入す
ることになる。この結果、従来の135用と新しいAP
S用の両方の機器を維持管理することになるため、各ミ
ニラボ等にとっては大きな負担となり、好ましくない。
したがって、APSが普及してきた場合には、例えばA
PS用のプリンタプロセッサを用いて135タイプの写
真フイルムもプリントできることが望ましい。
Sタイプの写真フイルムはフイルム幅や撮影画面サイズ
が異なるため、従来の135タイプの写真フイルムとは
互換性がなく、APSタイプの写真フイルムを現像,プ
リントするためには、APS専用のフイルムプロセッ
サ,プリンタプロセッサを用いるか、もしくは従来のフ
イルムプロセッサ,プリンタプロセッサを改造する必要
がある。当然のことながら、改造したものより専用のも
のの方が処理効率が高いので、APSが普及してくる
と、各ミニラボ等では新規にAPS専用の機器を購入す
ることになる。この結果、従来の135用と新しいAP
S用の両方の機器を維持管理することになるため、各ミ
ニラボ等にとっては大きな負担となり、好ましくない。
したがって、APSが普及してきた場合には、例えばA
PS用のプリンタプロセッサを用いて135タイプの写
真フイルムもプリントできることが望ましい。
【0005】本発明は、APS用のプリンタプロセッサ
でプリントできる135タイプの写真フイルムを使用し
たレンズ付きフイルムユニットを提供することを目的と
する。
でプリントできる135タイプの写真フイルムを使用し
たレンズ付きフイルムユニットを提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のレンズ付きフイルムユニットは、写真フイ
ルムとして国際標準規格ISOで規定された135タイ
プを用いるとともに、アパーチャのサイズを17mm×
24mmまたは17mm×30mmにしたものである。
また、前記写真フイルムの1コマ分の送り量をパーフォ
レーション6個分または7個分としたものである。
に、本発明のレンズ付きフイルムユニットは、写真フイ
ルムとして国際標準規格ISOで規定された135タイ
プを用いるとともに、アパーチャのサイズを17mm×
24mmまたは17mm×30mmにしたものである。
また、前記写真フイルムの1コマ分の送り量をパーフォ
レーション6個分または7個分としたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態の外観を示す図
2において、レンズ付きフイルムユニット2は、簡易な
撮影装置とパトローネ付きの写真フイルムを内蔵したユ
ニット本体3に紙箱4を被せたものである。紙箱4に
は、巻上げノブ5,シャッタボタン6,撮影レンズ7,
ファインダ8及び撮影枚数表示窓9等を露出させるため
の穴がそれぞれ設けられ、紙箱4を被せたままで撮影で
きるようになっている。
2において、レンズ付きフイルムユニット2は、簡易な
撮影装置とパトローネ付きの写真フイルムを内蔵したユ
ニット本体3に紙箱4を被せたものである。紙箱4に
は、巻上げノブ5,シャッタボタン6,撮影レンズ7,
ファインダ8及び撮影枚数表示窓9等を露出させるため
の穴がそれぞれ設けられ、紙箱4を被せたままで撮影で
きるようになっている。
【0008】ユニット本体3は、図1に示すように、撮
影レンズ7やシャッタ機構等の簡易な撮影装置を組み込
んだ本体部11に前カバー12,後カバー13を取り付
けたものである。本体部11には、写真フイルムパトロ
ーネ14のパトローネ本体15を収納するパトローネ室
16と、パトローネ本体15から引き出された未露光の
写真フイルム17をロール状にして収納するフイルムロ
ール室18とが形成されている。このパトローネ本体1
5及び写真フイルム17は、ISO規格の135タイプ
のものである。
影レンズ7やシャッタ機構等の簡易な撮影装置を組み込
んだ本体部11に前カバー12,後カバー13を取り付
けたものである。本体部11には、写真フイルムパトロ
ーネ14のパトローネ本体15を収納するパトローネ室
16と、パトローネ本体15から引き出された未露光の
写真フイルム17をロール状にして収納するフイルムロ
ール室18とが形成されている。このパトローネ本体1
5及び写真フイルム17は、ISO規格の135タイプ
のものである。
【0009】パトローネ室16とフイルムロール室18
との間には暗箱部19が設けられ、このほぼ中央部に撮
影画面を規定するアパーチャ20が形成され、この上下
縁部と平行に写真フイルム17の結像面を規定する突条
のフイルムレール19a,19bが湾曲して形成されて
いる。これは、撮影レンズ7がプラスチック製の単玉レ
ンズで、その結像面が湾曲しているためである。
との間には暗箱部19が設けられ、このほぼ中央部に撮
影画面を規定するアパーチャ20が形成され、この上下
縁部と平行に写真フイルム17の結像面を規定する突条
のフイルムレール19a,19bが湾曲して形成されて
いる。これは、撮影レンズ7がプラスチック製の単玉レ
ンズで、その結像面が湾曲しているためである。
【0010】また、暗箱部19には、フイルムレール1
9aの一部を切り欠くようにして長孔19cが形成さ
れ、ここから従動スプロケット22がフイルム給送路に
突出されている。この従動スプロケット22の周りに
は、写真フイルム17のパーフォレーション17aと係
合される爪22aが7個形成されている。すなわち、写
真フイルム17の1コマ送りによってパーフォレーショ
ン7個分の写真フイルム17が給送され、この間に従動
スプロケット22が1回転してシャッタチャージが行な
われた後、巻止めがかかるようになっている。なお、パ
ーフォレーション7個分の給送量は約33mmである。
9aの一部を切り欠くようにして長孔19cが形成さ
れ、ここから従動スプロケット22がフイルム給送路に
突出されている。この従動スプロケット22の周りに
は、写真フイルム17のパーフォレーション17aと係
合される爪22aが7個形成されている。すなわち、写
真フイルム17の1コマ送りによってパーフォレーショ
ン7個分の写真フイルム17が給送され、この間に従動
スプロケット22が1回転してシャッタチャージが行な
われた後、巻止めがかかるようになっている。なお、パ
ーフォレーション7個分の給送量は約33mmである。
【0011】後カバー13には、本体部11のフイルム
レール19a,19bに対応して、圧板部13aが凹状
に湾曲されて形成されている。また、後カバー13には
蓋13bが回動自在に形成されており、これを開けるこ
とによって撮影済みの写真フイルムパトローネ14をパ
トローネ室16から取り出すことができるようになって
いる。
レール19a,19bに対応して、圧板部13aが凹状
に湾曲されて形成されている。また、後カバー13には
蓋13bが回動自在に形成されており、これを開けるこ
とによって撮影済みの写真フイルムパトローネ14をパ
トローネ室16から取り出すことができるようになって
いる。
【0012】写真フイルム17とアパーチャ20との関
係を示す図3において、太い一点鎖線で示すアパーチャ
20の画面サイズD1 ×D2 は、APSで規定されたフ
ルサイズ(H-D TVサイズ)と同じD1 =17mm,D2
=30mmになっている。これに伴って、撮影レンズ7
は、従来の32mmより短い焦点距離,例えば20mm
〜26mm程度とする。これにより、レンズ付きフイル
ムユニット2の厚みを従来の焦点距離32mmの撮影レ
ンズを備えたものより薄くすることができる。なお、比
較のために135タイプのフルサイズの撮影画面23
(24mm×36mm)を細い二点鎖線で示してある。
係を示す図3において、太い一点鎖線で示すアパーチャ
20の画面サイズD1 ×D2 は、APSで規定されたフ
ルサイズ(H-D TVサイズ)と同じD1 =17mm,D2
=30mmになっている。これに伴って、撮影レンズ7
は、従来の32mmより短い焦点距離,例えば20mm
〜26mm程度とする。これにより、レンズ付きフイル
ムユニット2の厚みを従来の焦点距離32mmの撮影レ
ンズを備えたものより薄くすることができる。なお、比
較のために135タイプのフルサイズの撮影画面23
(24mm×36mm)を細い二点鎖線で示してある。
【0013】このように構成されたレンズ付きフイルム
ユニット2は、1コマ撮影するごとに巻上げノブ5を操
作すると、7個の爪22aを有する従動スプロケット2
2が1回転され、パーフォレーション7個分の写真フイ
ルム17が給送される。これにより、同じ長さの写真フ
イルム17で従来のアパーチャサイズ(24mm×36
mm)で撮影する場合より多くのコマを撮影することが
できる。すなわち、135タイプの8/7倍のコマ数を
撮影できるから、135タイプで24枚撮りの写真フイ
ルムは、24×8/7=27枚撮りとなる。
ユニット2は、1コマ撮影するごとに巻上げノブ5を操
作すると、7個の爪22aを有する従動スプロケット2
2が1回転され、パーフォレーション7個分の写真フイ
ルム17が給送される。これにより、同じ長さの写真フ
イルム17で従来のアパーチャサイズ(24mm×36
mm)で撮影する場合より多くのコマを撮影することが
できる。すなわち、135タイプの8/7倍のコマ数を
撮影できるから、135タイプで24枚撮りの写真フイ
ルムは、24×8/7=27枚撮りとなる。
【0014】巻上げノブ5の巻上げ操作及びシャッタボ
タン6の押圧操作を交互に繰り返すことにより写真フイ
ルム17の全コマを撮影した後、ユーザーは巻上げノブ
5を連続操作することで、パトローネ本体15内に露光
済の写真フイルム17を全て収納させる。この後、レン
ズ付きフイルムユニット2は、そのままの状態で現像取
扱店に提出され、現像所に回される。ここで紙箱4の一
部が剥がされてパトローネ室16の蓋13bが開けら
れ、露光済みの写真フイルムパトローネ14がユニット
本体3から取り出される。
タン6の押圧操作を交互に繰り返すことにより写真フイ
ルム17の全コマを撮影した後、ユーザーは巻上げノブ
5を連続操作することで、パトローネ本体15内に露光
済の写真フイルム17を全て収納させる。この後、レン
ズ付きフイルムユニット2は、そのままの状態で現像取
扱店に提出され、現像所に回される。ここで紙箱4の一
部が剥がされてパトローネ室16の蓋13bが開けら
れ、露光済みの写真フイルムパトローネ14がユニット
本体3から取り出される。
【0015】写真フイルムパトローネ14はAPS用の
フイルムプロセッサで現像処理された後、APS用のプ
リンタプロセッサにセットされる。このプリンタプロセ
ッサには、135用のプリンタプロセッサに使用される
ネガキャリアを流用してセットしてある。これにより、
APS用のプリンタプロセッサで135タイプの写真フ
イルムを用いたプリントを行なうことができる。こうし
て得られたプリント写真とネガはユーザーに返却され
る。
フイルムプロセッサで現像処理された後、APS用のプ
リンタプロセッサにセットされる。このプリンタプロセ
ッサには、135用のプリンタプロセッサに使用される
ネガキャリアを流用してセットしてある。これにより、
APS用のプリンタプロセッサで135タイプの写真フ
イルムを用いたプリントを行なうことができる。こうし
て得られたプリント写真とネガはユーザーに返却され
る。
【0016】以上説明した実施形態では、1コマ送りで
給送される写真フイルムの給送量をパーフォレーション
7個分としたが、本発明は、この数字に限定されず、従
来と同じ8個分としてもよく、また例えば6個分として
もよい。パーフォレーション6個分とした場合には、従
動スプロケットの歯を6個とし、図4に示すように、レ
ンズ付きフイルムユニットのアパーチャ26の画面サイ
ズD3 ×D4 をAPSで規定された標準画面サイズ(Cl
assic サイズ)である17mm×24mmとすることが
できる。
給送される写真フイルムの給送量をパーフォレーション
7個分としたが、本発明は、この数字に限定されず、従
来と同じ8個分としてもよく、また例えば6個分として
もよい。パーフォレーション6個分とした場合には、従
動スプロケットの歯を6個とし、図4に示すように、レ
ンズ付きフイルムユニットのアパーチャ26の画面サイ
ズD3 ×D4 をAPSで規定された標準画面サイズ(Cl
assic サイズ)である17mm×24mmとすることが
できる。
【0017】また、このアパーチャ26のサイズは、A
PSの標準画面サイズと完全に一致してなくともよい。
例えば、1コマ送りの長さは、パーフォレーション6個
分の場合、38mm×6/8=28.5mmとなるか
ら、アパーチャ26の横寸法を28.5mm−2mm
(各コマ間の隙間)=26.5mmとしてもよい。この
場合、例えば撮影レンズの焦点距離を22mmとするこ
とにより、135タイプの写真フイルムを用いた焦点距
離32mmの現行レンズ付きフイルムユニットと同じア
スペクト比のLサイズプリント(90mm×127m
m)をAPS用のプリンタプロセッサを用いて得ること
ができる。
PSの標準画面サイズと完全に一致してなくともよい。
例えば、1コマ送りの長さは、パーフォレーション6個
分の場合、38mm×6/8=28.5mmとなるか
ら、アパーチャ26の横寸法を28.5mm−2mm
(各コマ間の隙間)=26.5mmとしてもよい。この
場合、例えば撮影レンズの焦点距離を22mmとするこ
とにより、135タイプの写真フイルムを用いた焦点距
離32mmの現行レンズ付きフイルムユニットと同じア
スペクト比のLサイズプリント(90mm×127m
m)をAPS用のプリンタプロセッサを用いて得ること
ができる。
【0018】また、このようにパーフォレーション6個
分で1コマ撮影すると、次のようになる。 12枚撮りの135タイプの写真フイルムが16枚撮り 24枚撮りの135タイプの写真フイルムが32枚撮り 36枚撮りの135タイプの写真フイルムが48枚撮り
分で1コマ撮影すると、次のようになる。 12枚撮りの135タイプの写真フイルムが16枚撮り 24枚撮りの135タイプの写真フイルムが32枚撮り 36枚撮りの135タイプの写真フイルムが48枚撮り
【0019】また、リーダ部等の未使用領域を利用して
より多くのコマ数を撮影できるようにした本出願人製造
販売のエコノショット(商品名)で1コマあたりパーフ
ォレーション6個分とすると、次のようになる。 15枚撮りが20枚撮り 27枚撮りが36枚撮り 39枚撮りが52枚撮り
より多くのコマ数を撮影できるようにした本出願人製造
販売のエコノショット(商品名)で1コマあたりパーフ
ォレーション6個分とすると、次のようになる。 15枚撮りが20枚撮り 27枚撮りが36枚撮り 39枚撮りが52枚撮り
【0020】特に、この52枚撮りは、長期の旅行用に
最適である。また、エコノショットタイプの20枚撮り
の場合には、フイルムスクロール室の径を現行レンズ付
きフイルムユニットに比べて直径で4mm程度小さくで
きるので、撮影レンズ部及びグリップ部(パトローネ室
部)を除いたレンズ付きフイルムユニット全体の厚みを
19mm程度まで薄くすることができるという利点があ
る。
最適である。また、エコノショットタイプの20枚撮り
の場合には、フイルムスクロール室の径を現行レンズ付
きフイルムユニットに比べて直径で4mm程度小さくで
きるので、撮影レンズ部及びグリップ部(パトローネ室
部)を除いたレンズ付きフイルムユニット全体の厚みを
19mm程度まで薄くすることができるという利点があ
る。
【0021】なお、上記写真フイルムは135タイプを
そのまま用いたが、サイズは135タイプのままでベー
スの材料を135タイプのトリアセチルセルロース(T
AC)ではなく、APSで採用されているアニールドポ
リエチレンナフタレート(A−PEN)としてもよい。
このようにすると、同じ剛性を保持しながら写真フイル
ムの厚みを薄くできるから、レンズ付きフイルムユニッ
トの薄型化もしくは大量撮影(例えば40コマ)が可能
になる。
そのまま用いたが、サイズは135タイプのままでベー
スの材料を135タイプのトリアセチルセルロース(T
AC)ではなく、APSで採用されているアニールドポ
リエチレンナフタレート(A−PEN)としてもよい。
このようにすると、同じ剛性を保持しながら写真フイル
ムの厚みを薄くできるから、レンズ付きフイルムユニッ
トの薄型化もしくは大量撮影(例えば40コマ)が可能
になる。
【0022】また、上記の1コマあたりパーフォレーシ
ョン7個分を用いた実施形態では、アパーチャのサイズ
をフルサイズ(H-D TVサイズ;17mm×30mm)と
したが、上下方向の幅を狭くしてPanoramaサイズ(アス
ペクト比3.0)としてもよい。また、APS用のプリ
ンタプロセッサに135用のネガキャリアを流用した
が、写真フイルム17の幅35mmに対応し、かつ露光
枠のサイズがAPSタイプに対応した特別仕様のネガキ
ャリアを用いてもよい。
ョン7個分を用いた実施形態では、アパーチャのサイズ
をフルサイズ(H-D TVサイズ;17mm×30mm)と
したが、上下方向の幅を狭くしてPanoramaサイズ(アス
ペクト比3.0)としてもよい。また、APS用のプリ
ンタプロセッサに135用のネガキャリアを流用した
が、写真フイルム17の幅35mmに対応し、かつ露光
枠のサイズがAPSタイプに対応した特別仕様のネガキ
ャリアを用いてもよい。
【0023】
【発明の効果】以上のように、本発明のレンズ付きフイ
ルムユニットによれば、135タイプの写真フイルムを
用いるとともに、アパーチャのサイズをAPSで規定さ
れた17mm×24mmまたは17mm×30mmにし
たので、APS用のプリンタプロセッサを用いて135
タイプの写真フイルムをプリントすることができる。こ
の結果、135タイプの写真フイルムをプリントする旧
型のプリンタプロセッサを補修する等の維持管理が不要
となる。また、回転式の遮光蓋や使用状態の表示機構等
により構造が複雑化したAPSタイプの写真フイルムパ
トローネに比べて、構造がシンプルな135タイプの写
真フイルムパトローネの方がローコストであるから、A
PSタイプの写真フイルムパトローネを装填したレンズ
付きフイルムユニットよりローコストなレンズ付きフイ
ルムユニットを提供できる。
ルムユニットによれば、135タイプの写真フイルムを
用いるとともに、アパーチャのサイズをAPSで規定さ
れた17mm×24mmまたは17mm×30mmにし
たので、APS用のプリンタプロセッサを用いて135
タイプの写真フイルムをプリントすることができる。こ
の結果、135タイプの写真フイルムをプリントする旧
型のプリンタプロセッサを補修する等の維持管理が不要
となる。また、回転式の遮光蓋や使用状態の表示機構等
により構造が複雑化したAPSタイプの写真フイルムパ
トローネに比べて、構造がシンプルな135タイプの写
真フイルムパトローネの方がローコストであるから、A
PSタイプの写真フイルムパトローネを装填したレンズ
付きフイルムユニットよりローコストなレンズ付きフイ
ルムユニットを提供できる。
【0024】また、1コマあたりのフイルム使用量が少
ないので、写真フイルムの1コマ分の送り量をパーフォ
レーション6個分または7個分とすることにより、同じ
撮影コマ数であれば使用する写真フイルムの長さを節約
してレンズ付きフイルムユニットのローコスト化に寄与
でき、また、同じ長さの写真フイルムであれば、より多
くのコマ数が撮影できる。また、同様の理由から同じ撮
影コマ数であれば従来のものよりレンズ付きフイルムユ
ニットの厚みを薄くできる。
ないので、写真フイルムの1コマ分の送り量をパーフォ
レーション6個分または7個分とすることにより、同じ
撮影コマ数であれば使用する写真フイルムの長さを節約
してレンズ付きフイルムユニットのローコスト化に寄与
でき、また、同じ長さの写真フイルムであれば、より多
くのコマ数が撮影できる。また、同様の理由から同じ撮
影コマ数であれば従来のものよりレンズ付きフイルムユ
ニットの厚みを薄くできる。
【図1】本発明のレンズ付きフイルムユニットの分解斜
視図である。
視図である。
【図2】図1に示すレンズ付きフイルムユニットの外観
図である。
図である。
【図3】フルサイズのアパーチャと写真フイルムとの関
係を示す説明図である。
係を示す説明図である。
【図4】Classic サイズのアパーチャと写真フイルムと
の関係を示す説明図である。
の関係を示す説明図である。
2 レンズ付きフイルムユニット 3 ユニット本体 7 撮影レンズ 14 写真フイルムパトローネ 15 パトローネ本体 17 写真フイルム 20,26 アパーチャ 22 従動スプロケット
Claims (2)
- 【請求項1】 撮影範囲を規定するアパーチャを有し、
簡易な露光機構を備えたユニット本体の製造時に予め写
真フイルムを装填したレンズ付きフイルムユニットにお
いて、 前記写真フイルムとして国際標準規格ISOで規定され
た135タイプを用いるとともに、前記アパーチャのサ
イズを17mm×24mmまたは17mm×30mmに
したことを特徴とするレンズ付きフイルムユニット。 - 【請求項2】 前記写真フイルムの1コマ分の送り量を
パーフォレーション6個分または7個分としたことを特
徴とする請求項1記載のレンズ付きフイルムユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5505296A JPH09244186A (ja) | 1996-03-12 | 1996-03-12 | レンズ付きフイルムユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5505296A JPH09244186A (ja) | 1996-03-12 | 1996-03-12 | レンズ付きフイルムユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09244186A true JPH09244186A (ja) | 1997-09-19 |
Family
ID=12987916
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5505296A Pending JPH09244186A (ja) | 1996-03-12 | 1996-03-12 | レンズ付きフイルムユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09244186A (ja) |
-
1996
- 1996-03-12 JP JP5505296A patent/JPH09244186A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20041227 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20050112 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050311 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20050803 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |