JPH09197223A - 架空光ケーブルとその製法 - Google Patents

架空光ケーブルとその製法

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JPH09197223A
JPH09197223A JP8010436A JP1043696A JPH09197223A JP H09197223 A JPH09197223 A JP H09197223A JP 8010436 A JP8010436 A JP 8010436A JP 1043696 A JP1043696 A JP 1043696A JP H09197223 A JPH09197223 A JP H09197223A
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JP
Japan
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optical cable
support wire
connection part
intermediate product
support
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Pending
Application number
JP8010436A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Suzuki
康弘 鈴木
Suehiro Miyamoto
末広 宮本
Naoki Okada
直樹 岡田
Yoshiyasu Sato
吉保 佐藤
Masaaki Ishikawa
政明 石川
Hiroshi Miyaji
浩 宮地
Shizuka Kishimura
静 岸村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ケーブルと支持線とこれらを一体化する連
結部とからなり、光ケーブルに適度のたるみ(余長)が
形成された自己支持型の架空光ケーブルを効率よく安価
に製造する。 【解決手段】 支持線本体14と光ケーブルコア16と
を押出機のクロスヘッドダイス21へ同時に送り込み、
一括押出被覆して支持線11と光ケーブル13とを連結
部12で一体化して中間製品Nとし、ついで中間製品N
の連結部12の樹脂が未固化のうちに、連結部12を長
手方向に断続的に切開して切開部18,18…を形成
し、この状態で余長形成プーリ24に巻き付けて光ケー
ブル13の走行速度を支持線11の走行速度よりも速め
て、走行させ冷却する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、支持線と光ケー
ブルとが連結部で連結、一体化され、かつ光ケーブルに
たるみ(余長)を持たせた自己支持型の架空光ケーブル
とその製法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の架空光ケーブルとして、
図7に示す構造のプレハンガタイプのものがある。図
中、符号1は支持線である。この支持線1は、亜鉛メッ
キ鋼撚線などの支持線本体をポリエチレンなどの合成樹
脂からなる被覆材で被覆してなるものであり、この支持
線1が電柱などの支持体に架設されるようになってい
る。
【0003】この支持線1には、多数のハンガ2…を介
して光ケーブル3が支持線1に沿って懸吊されている。
ハンガ2は、断面形状がヒョウタン形の板状のものであ
って、ポリエチレンなどの合成樹脂からなるものであ
る。このハンガ2の上部には支持線1が貫通、固定さ
れ、下部には光ケーブル3が貫通、固定されている。ま
た、ハンガ2…は支持線1および光ケーブル3に対して
所定の間隔(約50cm程度)を配して設けられてお
り、光ケーブル3はハンガ2…の間のこの間隔におい
て、支持線1に対して十分なたるみを持たせた状態で固
定されている。
【0004】このようなプレハンガタイプの架空光ケー
ブルにあっては、支持線1に対して光ケーブル3がたる
みを持った構造となっているため、架空布設時などにお
いて、光ケーブル3に引張力やこれによる歪が加わるこ
とがないかあるいは低減するものとなっている。
【0005】ところが、このプレハンガタイプの架空光
ケーブルを製造する際には、まず支持線本体にポリエチ
レンなどを押出被覆して支持線1とするとともに、これ
とは別工程で光ケーブルコアの表面にポリエチレンなど
を押出被覆してシースを設けて光ケーブル3とする。つ
いで、この支持線1と光ケーブル3とを集合し、射出成
形によりハンガ2…を断続的に設ける際に、光ケーブル
3にたるみが形成されるようにして製造される。このた
め、このプレハンガタイプの架空光ケーブルの製造にあ
っては、製造工程が多くなり、製造設備も多く必要とな
る欠点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】よって、本発明におけ
る課題は、その製造に際して製造工程が少なく、製造設
備も少なくて済み、安価に製造できる架空光ケーブルと
その製法を得ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる課題は、支持線本
体と光ケーブルコアとを同時に押出機ダイスに送り込
み、これらを一括押出被覆して支持線と光ケーブルとを
連結部で一体化し、連結部の樹脂が未固化のうちに、連
結部を長手方向に断続的に分離し、この状態で光ケーブ
ルの走行速度を支持線の走行速度によりも速めて両者の
引き取りつつ、これを冷却する方法により、解決され、
この方法によって分離部分において光ケーブルがたるみ
を持った状態の自己支持型の架空光ケーブルが少ない製
造工程で製造できる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の架空光ケーブル
の一例を示すものである。この架空光ケーブルは支持線
11と連結部12と光ケーブル13とから概略構成され
ている。支持線11は、亜鉛メッキ鋼撚線などからなる
支持線本体14と、この支持線本体14を被覆するポリ
エチレンなどの合成樹脂からなる被覆体15とから構成
されている。
【0009】連結部12は、支持線11と光ケーブル1
3とを連結、一体化し、これにより光ケーブル13を支
持線11で吊持するためのもので、支持線11の底部か
ら垂下し光ケーブル13の頂部に延びる連続した厚みが
1〜4mm程度の壁状のものであり、ポリエチレンなど
の合成樹脂から構成されている。また、光ケーブル13
は、多数本の光ファイバ心線が収容されたケーブルコア
16とこのケーブルコア16を被覆するポリエチレンな
どの合成樹脂からなるシース17とからなっている。
【0010】そして、上記連結部12には、支持線11
に沿って断続的に切り開かれた多数のスリット状の分離
部18,18…が形成されている。この分離部18の長
さは例えば50cm程度とされ、相隣接する分離部1
8,18間の間隔は例えば5cm程度となっている。こ
の分離部18の長さ、間隔は任意に変更できる。さら
に、この連結部12の分離部18,18…の形成位置に
おいて光ケーブル13にはたるみが持たされており、か
つこのたるみは支持線11の側方にほぼ交互に方向を変
えて形成されている。換言すれば、光ケーブル13は直
線状の支持線11に対して左右方向に蛇行した状態とな
っており、この光ケーブル13の蛇行により支持線11
に対して光ケーブル13が約0.1〜0.7%程度の余
長(たるみ)を持つこととなる。そして、この構造によ
り、この架空光ケーブルは従来のプレハンガタイプのも
のと同様に光ケーブル13に引張力やこれによる歪が加
わることがないかあるいは低減するものとなっている。
【0011】次に、このような架空光ケーブルの製法に
ついて説明する。図2は、本発明の架空光ケーブルの製
法の一例を示すもので、図中符号21は、押出機に取り
付けられた押出被覆用のクロスヘッドダイスである。こ
のクロスヘッドダイス21にはそのマンドレルの入口孔
から、光ケーブルコア16と支持線本体14とが同時に
送り込まれ、かつ図示しない押出機からポリエチレンな
どの溶融樹脂が供給され、クロスヘッドダイス21内で
光ケーブルコア16と支持線本体14との周囲に樹脂が
被覆され、かつ連結部12が形成された中間製品Nが得
られる。
【0012】この中間製品Nは図3に示すように、支持
線11が下方に位置し、光ケーブル13が上方に位置す
るようにしてクロスヘッドダイス21の出口孔から連続
的に導き出される。このように重量が重くなる支持線1
1を下方に配することにより、その重量により連結部1
2が真っすぐな状態となって成形される。
【0013】また、上記クロスヘッドダイスの出口孔側
には、分離部形成装置22が設けられている。この分離
部形成装置22は、鋭利な刃物(図示せず)を有し、こ
の刃物を中間製品Nに向けて断続的に前進あるいは後退
させて、クロスヘッドダイス21から出てきた中間製品
Nの連結部12を構成する樹脂がいまだ半溶融状態にあ
るうちにこれに直線状の切り込みを入れ、断続的に分離
部18,18…を形成するものである。この分離部形成
装置22によって、図4に示すように連結部12のほぼ
中央に断続的に直線状の分離部18,18…が形成され
た中間製品Nは、ついで1次冷却水槽23に送られ、こ
こで冷却されその表面部分の樹脂が半固化した状態とな
って、余長形成プーリ24に送られる。
【0014】余長形成プーリ24は、直径30cm〜2
00cm程度の円環状のものであって、図中矢印方向に
定速回転するようになっている。この余長形成プーリ2
4には中間製品Nが1周にわたって巻き付けられて矢印
方向に走行するようになっている。この巻き付けの際、
巻き取りによる張力により図5に示すように余長形成プ
ーリ24の外周面に支持線11と光ケーブル13とが接
することになる。
【0015】光ケーブル13と支持線11とはそれ自体
の直径が異なり、光ケーブル13の直径の方が大きいた
め、余長形成プーリ24に巻き付けられた中間製品Nの
うち、光ケーブル13の巻付直径が支持線11の巻付直
径よりも大きくなる。そして、余長形成プーリ24は定
速回転するので、光ケーブル13の周速度、すなわち走
行速度が支持線11の走行速度よりも速くなることにな
る。これにより、中間製品Nを余長形成プーリ24に巻
き付けることで光ケーブル13の走行速度が支持線11
の走行速度よりも速くなる。
【0016】この両者の走行速度差は、中間製品Nが余
長形成プーリ24から離れて行く際に、光ケーブル13
が分離部18,18…において支持線11から部分的に
切り離されているため、この分離部18,18…におい
てたるみ(余長)となって表れる。このため、余長形成
プーリ24から離れて行く中間製品Nは、その光ケーブ
ル13が分離部18,18…の位置においてたるんだ状
態となり、図1に示すような蛇行状態を呈することにな
る。
【0017】この状態の中間製品Nはただちに2次冷却
水槽25に送られ、ここで完全に冷却され、樹脂が固化
される。かくして、図1に示す外観を有する架空光ケー
ブルが連続的に得られ、適宜巻き取りドラムなどに巻き
取られて製品とされる。
【0018】このような製造方法では、余長形成プーリ
24の直径を小さくすれば、たるみは増加し、直径を大
きくすればたるみは減少する。さらに、余長形成プーリ
24への巻付回数を変化させても光ケーブル13のたる
みの量を変化させることができる。したがって、これら
の手法を適宜用いることにより、光ケーブル13に必要
なたるみ(余長)を容易に形成することができる。
【0019】図6は、上述の製造例における余長形成プ
ーリ24の変形例を示すもので、このものでは余長形成
プーリ24の周面に溝24aを形成し、この溝24aに
中間製品Nの支持線11および連結部12を落とし込ん
で、巻き付けるようにしたものである。このものでは、
光ケーブル13と支持線11との巻付直径の差が大きく
なり、光ケーブル13へのたるみを大きくすることがで
きる。ただし、中間製品Nの余長形成プーリ24への巻
き付けは1周未満となる。
【0020】また、上述の製造例では、余長形成プーリ
24に中間製品Nを巻き付けることにより、光ケーブル
13の走行速度を支持線11の走行速度よりも速くした
が、これ以外の方法、例えば分離部18,18…を形成
し1次冷却水槽23を出た中間製品をガイドロールなど
を使用し、支持線11を中心として光ケーブル13を約
90度ねじった状態として走行させて走行速度差を形成
したうえ、2次冷却水槽25に送るようにしてもよい。
また、クロスヘッドダイス21の内部で連結部となる樹
脂を断続的に供給して分離部18,18…を形成しても
よい。
【0021】このような製法によれば、1基の製造ライ
ンで光ケーブルコア16および支持線本体14への樹脂
被覆、連結部12の形成ならびに光ケーブル13へのた
るみの付与を1工程で一挙に行うことができ、極めて効
率よく目的とする架空光ケーブルを製造することができ
る。また、従来のプレハンガタイプの架空光ケーブルを
製造する方法に比べて、製造速度を格段に高めることが
でき、しかも特別の製造設備を設ける必要もなく、製造
コストを大幅に低下させることができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば光
ケーブルに適度のたるみ(余長)が形成され、架空布設
時などにおいて引張力やこれによる歪が加わることのな
いかあるいは低減した自己支持型の架空光ケーブルを効
率よく、低コストで製造することができるなどの効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の架空光ケーブルの一例を示す斜視図
である。
【図2】 本発明の架空光ケーブルの製法の例を示す構
成図である。
【図3】 本発明の製法例における中間製品を示す斜視
図である。
【図4】 本発明の製法例における中間製品を示す斜視
図である。
【図5】 図2の要部を拡大して示す構成図である。
【図6】 本発明の製法例における余長形成プーリの変
形例を示す構成図である。
【図7】 従来のプレハンガタイプの架空光ケーブルを
示す斜視図である。
【符号の説明】
11…支持線、12…連結部、13…光ケーブル、14
…支持線本体、16…ケーブルコア、18…分離部、2
1…クロスヘッドダイス、22…分離部形成装置、23
…1次冷却水槽、24…余長形成プーリ、25…2次冷
却水槽
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 吉保 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉工場内 (72)発明者 石川 政明 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉工場内 (72)発明者 宮地 浩 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉工場内 (72)発明者 岸村 静 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持線と光ケーブルとが連結部で連結、
    一体化された架空光ケーブルであって、 上記連結部に支持線の長手方向に沿って断続的に多数の
    分離部が形成され、この分離部において光ケーブルが支
    持線に対してたるみを持った状態とされていることを特
    徴とする架空光ケーブル。
  2. 【請求項2】 支持線本体と光ケーブルコアとを同時に
    押出機のクロスヘッドダイスに送り込み、一括押出被覆
    して支持線と光ケーブルとを連結部で一体化し、連結部
    の樹脂が未固化のうちに長手方向に断続的に分離し、こ
    の状態で光ケーブルの走行速度を支持線の走行速度より
    も速めて両者を引き取りつつ、これを冷却することを特
    徴とする架空光ケーブルの製法。
JP8010436A 1996-01-24 1996-01-24 架空光ケーブルとその製法 Pending JPH09197223A (ja)

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A02 Decision of refusal

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