JPH11305091A - 架空光ケーブルの製造装置 - Google Patents

架空光ケーブルの製造装置

Info

Publication number
JPH11305091A
JPH11305091A JP10112521A JP11252198A JPH11305091A JP H11305091 A JPH11305091 A JP H11305091A JP 10112521 A JP10112521 A JP 10112521A JP 11252198 A JP11252198 A JP 11252198A JP H11305091 A JPH11305091 A JP H11305091A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical cable
intermediate product
forming device
support wire
roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10112521A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyasu Sato
吉保 佐藤
Naoki Okada
直樹 岡田
Suehiro Miyamoto
末広 宮本
Hiroshi Miyaji
浩 宮地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Ltd filed Critical Fujikura Ltd
Priority to JP10112521A priority Critical patent/JPH11305091A/ja
Publication of JPH11305091A publication Critical patent/JPH11305091A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自己支持型架空光ケーブルを、連結部に変形
を起こさせることなく製造することができる架空光ケー
ブルの製造装置を提供する。 【解決手段】 支持線11と光ケーブル13とが連結部
で一体化した中間製品Nを形成する押出機と、連結部1
2に分離部を形成する分離部形成装置22と、光ケーブ
ル13にたるみを生じさせる余長形成装置24Aとを備
え、余長形成装置24Aが、複数のコロ30a,…,3
0lが円周状に配置されたものとされ、これらコロの側
面に形成された溝32a,…,32lがコロの中心軸3
1a,…,31lに対してほぼ垂直に、かつコロ30a
からコロ30lにかけて高さ位置が漸次変化するように
形成され、これらコロが、溝に中間製品Nを巻き付けた
際に、溝が中間製品Nに対しほぼ平行となるように傾斜
した状態とされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、支持線と光ケーブ
ルとが連結部で連結、一体化され、かつ光ケーブルにた
るみ(余長)を持たせた自己支持型の架空光ケーブルの
製造装置に関し、特に、連結部の変形を防ぐことが可能
な架空光ケーブルの製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自己支持型架空光ケーブルとして
は、図5に示すプレハンガタイプのものが知られてい
る。ここに示す架空光ケーブルは、鋼撚線などの支持線
本体をポリエチレンなどで被覆した支持線1と光ケーブ
ル3とが、ポリエチレンなどからなる複数のハンガ2,・
・・を介して連結され、光ケーブル3がハンガ2,・・・の間
において、支持線1に対してたるみを持たせた状態で固
定されたものである。
【0003】このプレハンガタイプの架空光ケーブルを
製造する際には、まず支持線本体にポリエチレンなどを
押出被覆して支持線1とするとともに、これとは別工程
で光ケーブルコアの表面にポリエチレンなどを押出被覆
しシースを設けて光ケーブル3とする。次いでこれら支
持線1と光ケーブル3とを集合し、射出成形によりハン
ガ2…を断続的に設け、この際、光ケーブル3にたるみ
を形成する。このプレハンガタイプの架空光ケーブルの
製造にあっては、製造工程が多くなり、製造設備も多く
必要となる欠点がある。
【0004】そこで、製造が容易な架空光ケーブルとし
て、一体化タイプのものが開発されている。この架空光
ケーブルの一例が、本出願人により先に特許出願された
特願平8−10436号に記載されている。図6はこの
先行発明において提案された架空光ケーブルの一例を示
すものである。この架空光ケーブルは支持線11と連結
部12と光ケーブル13とから概略構成されている。支
持線11は、鋼撚線などからなる支持線本体14と、こ
の支持線本体14を被覆するポリエチレンなどの合成樹
脂からなる被覆体15とから構成されている。
【0005】連結部12は、支持線11と光ケーブル1
3とを連結、一体化し、これにより光ケーブル13を支
持線11で吊持するためのもので、支持線11の底部か
ら垂下し光ケーブル13の頂部に延び、厚みが1〜4m
m程度とされた壁状のものであり、ポリエチレンなどの
合成樹脂から構成されている。また、光ケーブル13
は、多数本の光ファイバ心線が収容された光ケーブルコ
ア16とこの光ケーブルコア16を被覆するポリエチレ
ンなどの合成樹脂からなるシース17とからなってい
る。
【0006】そして、上記連結部12には、支持線11
に沿って断続的に切り開かれた多数の分離部18、18
…が形成されている。この分離部18の長さは例えば5
0cm程度とされ、相隣接する分離部18、18間の間
隔は例えば5cm程度となっている。
【0007】さらに、この連結部12の分離部18、1
8…の形成位置において光ケーブル13にはたるみが持
たされており、かつこのたるみは支持線11の側方にほ
ぼ交互に方向を変えて形成されている。換言すれば、光
ケーブル13は直線状の支持線11に対して左右方向に
蛇行した状態となっており、この光ケーブル13の蛇行
により支持線11に対して光ケーブル13が約0.1〜
0.7%程度の余長(たるみ)を持つこととなる。
【0008】そして、この構造により、この架空光ケー
ブルは光ケーブル13に引張力やこれによる歪が加わる
ことがないか、あるいは低減するものとなっている。ま
た、架空布設時にはケーブル側方からの横風が前記分離
部18によって形成された隙間を通るようになっている
ため、この横風による揚力(ケーブル上方向に働く力)
が発生しにくく、この結果この揚力に起因するダンシン
グ(ケーブルの低周波振動)がおこりにくくなってい
る。
【0009】つぎに、このような架空ケーブルの製造装
置について説明する。図7は、この架空光ケーブルの製
造装置の一例を示すもので、図中符号21は押出機にと
りつけられた押出被覆用のクロスヘッドダイスである。
このクロスヘッドダイス21にはその挿入口から光ケー
ブルコア16と支持線本体14とが同時に送り込まれ、
かつ図示しない樹脂注入装置からポリエチレンなどの溶
融樹脂が供給され、これらが押し出されることによって
光ケーブルコア16と支持線本体14との周囲に樹脂が
被覆され、かつ連結部12が形成された中間製品Nが得
られる。
【0010】この中間製品Nは図8に示すように、支持
線11が下方に位置し、光ケーブル13が上方に位置す
るようにしてクロスヘッドダイス21の出口から連続的
に導き出される。このように重量が重くなる支持線11
を下方に配することにより、その重量により連結部12
がまっすぐな状態となって成形される。
【0011】また、上記クロスヘッドダイス21の出口
側には、分離部形成装置22が設けられている。この分
離部形成装置22は、鋭利な刃物(図示せず)を有し、
この刃物を中間製品Nに向けて断続的に前進あるいは後
退させて、クロスヘッドダイス21から出てきた中間製
品Nの連結部12を構成する樹脂がいまだ半溶融状態に
あるうちにこれに直線状の切り込みを入れ、断続的に分
離部18、18…を形成するものである。この分離部形
成装置22によって、図9に示すように連結部12のほ
ぼ中央に断続的に直線状の分離部18、18…が形成さ
れた中間製品Nは、ついで一次冷却槽23に送られ、こ
こで一次冷却され、その表面部分の樹脂が半固化した状
態となって、余長形成プーリ24に送られる。
【0012】余長形成プーリ24は、直径30cm〜2
00cm程度の円環状のものであって、図中矢印方向に
回転するようになっている。この余長形成プーリ24に
は中間製品Nが一周にわたって巻き付けられて矢印方向
に走行するようになっている。この巻き付けの際、巻き
取りによる張力により図10に示すように余長形成プー
リ24の外周面に支持線11と光ケーブル13とが接す
ることになる。
【0013】光ケーブル13と支持線11とはそれ自体
の直径が異なり、光ケーブル13の直径の方が大きいた
め、余長形成プーリ24に巻き付けられた中間製品Nの
うち、光ケーブル13の巻付直径が支持線11の巻付直
径よりも大きくなる。そして、余長形成プーリ24は所
要速度で回転するので、光ケーブル13の周速度、すな
わち走行速度が支持線11の走行速度よりも速くなるこ
とになる。これにより、中間製品Nを余長形成プーリ2
4に巻き付けることで光ケーブル13の走行速度が支持
線11の走行速度よりも速くなる。
【0014】この両者の走行速度差は、中間製品Nが余
長形成プーリ24から離れて行く際に、光ケーブル13
が分離部18、18…において支持線11から部分的に
切り離されているため、この分離部18、18…におい
てたるみ(余長)となって表れる。このため、余長形成
プーリ24から離れて行く中間製品Nは、その光ケーブ
ル13が分離部18、18…の位置においてたるんだ状
態となり、図6に示すような蛇行状態を呈することにな
る。
【0015】蛇行状態を呈している中間製品Nはただち
に二次冷却槽25に送られ、ここで二次冷却されること
によって完全に冷却され、樹脂が固化され、製品とな
る。かくして、図6に示す外観を有する架空光ケーブル
が連続的に得られ、引き取り装置(図示略)により引き
取られた後、適宜巻き取りドラムなどに巻き取られる。
【0016】このような製造装置によれば、光ケーブル
コア16および支持線本体14への樹脂被覆、連結部1
2の形成ならびに光ケーブル13へのたるみの形成を一
工程で一挙に行うことができ、効率よく目的とする架空
光ケーブルを製造することができる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記架
空光ケーブルの製造にあっては、次のような問題があっ
た。上記製造装置においては、余長形成プーリ24に中
間製品Nを巻き付ける際に、この余長形成プーリ24に
よって、光ケーブル13にケーブル周方向、すなわち図
10に示す矢印方向(以下、右ねじ方向という)の力が
加わり、これによって連結部12が若干変形しケーブル
径方向に対しわずかに傾斜した状態となってしまうこと
があった。
【0018】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、自己支持型架空光ケーブルを、連結部に変形を起こ
させることなく製造することができる架空光ケーブルの
製造装置を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記課題は、支持線本体
と光ケーブルコアとを一括押出被覆し、支持線と光ケー
ブルとが連結部で一体化した中間製品とする押出機と、
中間製品の連結部の樹脂が未固化のうちに、連結部に長
手方向に断続的に分離部を形成する分離部形成装置と、
分離部形成装置によって分離部を形成した中間製品を、
光ケーブルの走行速度を支持線の走行速度よりも速めて
走行させ、光ケーブルにたるみを生じさせる余長形成装
置と、余長形成後の中間製品を冷却して製品とする冷却
槽と、この製品を引き取る引き取り装置とを備え、前記
余長形成装置は、複数のコロが円周状に配置されてな
り、これらコロの側面に、前記中間製品の巻付位置を定
める溝が形成され、この溝がコロの中心軸に対してほぼ
垂直な面に沿い、かつ前記余長形成装置の中間製品巻付
開始位置のコロから巻付終了位置のコロにかけてその高
さ位置が漸次変化するように形成され、これらコロが、
前記溝に中間製品を巻き付けた際に、溝が中間製品に対
しほぼ平行となるように傾斜した状態とされた架空光ケ
ーブルの製造装置によって解決することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の架空ケーブルの製造装置
は、余長形成プーリに代えて図1〜4に示すコロを用い
た余長形成装置を用いる以外、図7に示す装置と同様の
構成とすることができる。以下、図1〜4に加えて図7
も利用して説明する。図1は、本発明の架空光ケーブル
製造装置の一例に用いる余長形成装置を上部から見た平
面図である。図2は、図1に示す余長形成装置に用いら
れるコロの構造を示す正面図である。図3は、上記コロ
の作用を説明するために、これらを便宜上直線状に並
べ、これらのコロによって送られる中間製品の状態を示
した説明図である。図4は、上記コロと、これによって
送られる中間製品との位置関係を示す説明図である。
【0021】この例の余長形成装置24Aは、図1に示
すように12個のコロ30a,…,30lが円周状に配
置されてなり、これら複数のコロ30a,…,30lに
そって中間製品Nが1周にわたって巻き付けられるよう
になっている。これらのコロ30a,…,30lは、中
心軸31a,…,31lを中心にそれぞれ回転するよう
になっており、この回転によって、図7に示す分離部形
成装置22において分離部18が形成された後の中間製
品Nが、これらコロ30a,…,30lの側面に接して
走行するようになっている。
【0022】これらのコロ30a,…,30lは、図2
に示すように中心軸に対して傾斜した側面を有する最大
直径が20〜300mm程度の円錐台状のもので、その
上部側の径が下部側の径より大になるように配置されて
いる。図中βは側面の傾斜角度である。コロ30a,
…,30lの大きさや数は、製造する架空光ケーブルの
サイズ、製造条件などによって適宜変更可能である。な
お、コロ30a,…,30lは、製造する架空光ケーブ
ルのサイズ等に合わせ、下部側の径が上部側の径より大
になるように配置してもよい。また下部側の径が上部側
の径に等しい略円筒状に形成することもできる。
【0023】そしてこれらのコロ30a,…,30lの
側面には中間製品Nの外形に対応する溝32a,…,3
2lがコロ周方向に沿って設けられ、これらの溝32
a,…,32lには、これに沿って中間製品Nが巻き付
けられて送られるようになっている。溝32a,…,3
2lは、コロ30a,…,30lの中心軸31a,…,
31lに対してほぼ垂直な面に沿って形成されている。
【0024】図3に示すように前記溝32a,…,32
lは、それぞれコロ30a,…,30lの側面の上部側
から下部側にかけてその高さ位置が漸次上方に向けて変
化するように形成されており、前記中間製品Nが余長形
成装置24Aに巻き付けられる際には、中間製品Nが、
巻付開始位置(コロ30a)から巻付終了位置(コロ3
0l)にかけて徐々に上昇するようにされ、前記巻付開
始位置(コロ30a)あるいは巻付終了位置(コロ30
l)付近において中間製品Nの接触や交差がおこらない
ようになっている。
【0025】この例の架空光ケーブルの製造装置におい
て、コロ30a,…,30lは、中心軸31a,…,3
1lが、中間製品Nを溝32a,…,32lに巻き付け
た際に、これら溝が中間製品Nに対しほぼ平行となるよ
うに、鉛直方向Pに対し角度θだけ傾斜した状態となっ
ている。
【0026】中間製品Nがこのように余長形成装置24
Aに巻き付けられた際には、光ケーブル13が溝32
a,…,32lに対しほぼ平行となるため、コロ30
a,…,30lによって光ケーブル13に対しケーブル
周方向の力が加わることが無く、連結部12に変形が生
じることはない。
【0027】このことを、図4を参照して説明する。図
4(A)に示すように、コロの中心軸31lを、鉛直方
向Pに対し角度θだけ傾斜した状態とした場合には、中
間製品Nの光ケーブル13が溝32a,…,32lに対
しほぼ平行となるため、コロ30a,…,30lによっ
て光ケーブル13に対しケーブル周方向の力が加わるこ
とが無く、光ケーブル13のケーブル周方向への動きは
阻止される。
【0028】これに対し、図4(B)に示すように、コ
ロ30lの中心軸31lを鉛直方向Pに一致させ、鉛直
方向Pに対し傾斜していない状態とした場合には、光ケ
ーブル13が溝32a,…,32lに対し傾斜した状態
となる。この際、光ケーブル13と溝32lとの接触部
分33lにおいては、光ケーブル13は、その巻付開始
側34lの下部側および巻付終了側35lの上部側が溝
32lに強く押し当てられることとなる。上記接触部分
33lでは、巻付開始側34lにおいて、溝32lによ
って光ケーブル13に加えられるコロ径方向外方への抗
力が、溝32lに強く押し当てられる光ケーブル13下
部側において大きくなり、これによって光ケーブル13
のケーブル周方向(右ねじ方向)への動きが起きやすく
なる。
【0029】このように、コロ30a,…,30lを、
溝32a,…,32lが中間製品Nに対しほぼ平行とな
るように傾斜した状態とすることによって、光ケーブル
13のケーブル周方向への動きを確実に阻止し、連結部
12の変形を未然に防ぐことが可能となる。
【0030】コロ30a,…,30lは、上部側の径が
大となるように配置され、その側面は中心軸に対し傾斜
しているため、中間製品Nを余長形成装置24Aに巻き
付けた際には、中間製品Nのうち光ケーブル13の巻付
直径が、その下部に巻き付けられる支持線11の巻付直
径よりも大きくなり、図7に示す余長形成プーリ24を
用いた場合と同様に、光ケーブル13の走行速度が支持
線11の走行速度よりも速くなり、光ケーブル13に余
長を形成することができる。
【0031】上記製造装置にあっては、余長形成装置2
4Aを、複数のコロ30a,…,30lが円周状に配置
されたものとし、これらコロの側面に、中間製品Nの巻
付位置を定めるための溝32a,…,32lを、コロの
中心軸31a,…,31lに対してほぼ垂直な面に沿
い、かつ余長形成装置24Aの中間製品Nの巻付開始位
置のコロ30aから巻付終了位置のコロ30lにかけて
その高さ位置が漸次変化するように形成し、コロ30
a,…,30lを、溝32a,…,32lに中間製品N
を巻き付けた際に、溝32a,…,32lが中間製品N
に対しほぼ平行となるように傾斜した状態としたので、
光ケーブル13のケーブル周方向への動きを阻止し、連
結部12が変形するのを防ぐことができる。従って、風
力特性、機械強度および外観に優れた架空光ケーブルを
製造することが可能となる。
【0032】なおコロ30a,…,30lにおいては、
その溝32a,…,32lの深さを変更することによっ
て、前記支持線11と光ケーブル13のそれぞれの巻付
直径を変化させることができる。あるいは、コロ30
a,…,30lの側面の傾斜角度βを調整することによ
っても前記支持線11と光ケーブル13のそれぞれの巻
付直径を変化させることができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の架空光ケ
ーブルの製造装置にあっては、支持線と光ケーブルとが
連結部で一体化した中間製品を余長形成装置に巻き付け
た際に、光ケーブルのケーブル周方向への動きを阻止
し、連結部が変形するのを未然に防ぐことができる。従
って、風力特性、機械強度および外観に優れた架空光ケ
ーブルを製造することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の架空光ケーブルの製造装置に用いる
余長形成装置を上方から見た上面図である。
【図2】 図1に示す余長形成装置に用いるコロを横方
向から見た正面図である。
【図3】 図1に示す余長形成装置の複数のコロの作用
を説明するために、これらを便宜上直線状に並べ、これ
らのコロによって送られる中間製品の状態を示した説明
図である。
【図4】 余長形成装置に用いるコロと、これによって
送られる中間製品とを示した説明図であり、(A)は図
1に示す装置のコロを示す正面図、(B)はコロ中心軸
が鉛直方向に対し傾斜していない状態のコロを示す正面
図、(C)は(B)に示すコロを上方から見た上面図で
ある。
【図5】 プレハンガタイプの架空光ケーブルの一例を
示す斜視図である。
【図6】 本発明および先行発明の製造装置によって製
造される架空光ケーブルの構造を示す斜視図である。
【図7】 先行発明の架空光ケーブルの製造装置の一例
を示す構成図である。
【図8】 先行発明の製法例における中間製品を示す斜
視図である。
【図9】 先行発明の製法例における中間製品を示す斜
視図である。
【図10】 図7に示す製造装置の要部を拡大して示す
構成図である。
【符号の説明】
11…支持線、12…連結部、13…光ケーブル、14
…支持線本体、16…ケーブルコア、18…分離部、2
2…分離部形成装置、24A…余長形成装置、25…二
次冷却槽、30a,…,30l…コロ、31a,…,3
1l…中心軸、32a,…,32l…溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮地 浩 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持線本体と光ケーブルコアとを一括押
    出被覆し、支持線と光ケーブルとが連結部で一体化した
    中間製品とする押出機と、 中間製品の連結部の樹脂が未固化のうちに、連結部に長
    手方向に断続的に分離部を形成する分離部形成装置と、 分離部形成装置によって分離部を形成した中間製品を、
    光ケーブルの走行速度を支持線の走行速度よりも速めて
    走行させ、光ケーブルにたるみを生じさせる余長形成装
    置と、 余長形成後の中間製品を冷却して製品とする冷却槽と、 この製品を引き取る引き取り装置とを備えた架空光ケー
    ブルの製造装置であって、 前記余長形成装置は、複数のコロが円周状に配置されて
    なり、 これらコロの側面に、前記中間製品の巻付位置を定める
    溝が形成され、この溝がコロの中心軸に対してほぼ垂直
    な面に沿い、かつ前記余長形成装置の中間製品巻付開始
    位置のコロから巻付終了位置のコロにかけてその高さ位
    置が漸次変化するように形成され、これらコロが、前記
    溝に中間製品を巻き付けた際に、溝が中間製品に対しほ
    ぼ平行となるように傾斜した状態とされていることを特
    徴とする架空光ケーブルの製造装置。
JP10112521A 1998-04-22 1998-04-22 架空光ケーブルの製造装置 Withdrawn JPH11305091A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10112521A JPH11305091A (ja) 1998-04-22 1998-04-22 架空光ケーブルの製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10112521A JPH11305091A (ja) 1998-04-22 1998-04-22 架空光ケーブルの製造装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11305091A true JPH11305091A (ja) 1999-11-05

Family

ID=14588734

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10112521A Withdrawn JPH11305091A (ja) 1998-04-22 1998-04-22 架空光ケーブルの製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11305091A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114275612A (zh) * 2021-12-27 2022-04-05 武汉光谷长盈通计量有限公司 多轮型光纤螺旋盘绕装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114275612A (zh) * 2021-12-27 2022-04-05 武汉光谷长盈通计量有限公司 多轮型光纤螺旋盘绕装置
CN114275612B (zh) * 2021-12-27 2023-12-22 武汉光谷长盈通计量有限公司 多轮型光纤螺旋盘绕装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3578076B2 (ja) 自己支持型ケーブル及びその製造方法
KR100302689B1 (ko) 유선 로프용 고강도 코어
GB2171637A (en) Improvements relating to the manufacture of cores helically extending grooves
JPH11305091A (ja) 架空光ケーブルの製造装置
JPH11305092A (ja) 架空光ケーブルの製造装置
JPH10333005A (ja) 架空光ケーブルの製法
JPH10333006A (ja) 架空光ファイバケーブルの製法
JP2996134B2 (ja) 吊線付光ファイバケーブルの製造方法
JPH11344651A (ja) 架空光ケーブル
JPH09197223A (ja) 架空光ケーブルとその製法
JP2000111773A (ja) 架空光ケーブルの製造装置
CN109814219B (zh) 一种便于开剥的光缆及其制造设备
JPH10332998A (ja) 架空光ファイバケーブルとその製法
JP3254386B2 (ja) スリット付き余長入り自己支持型光ケーブルの製造方法
JPH1138295A (ja) 架空光ケーブルの製法
JP2000121897A (ja) 架空光ケーブルの製造装置
JPH10333003A (ja) 架空光ケーブルの製造装置
JPH11305094A (ja) 架空光ケーブルの製造装置およびその製造法
JPH10160944A (ja) 架空光ファイバケーブル
JPH0875969A (ja) 自己支持型光ケーブルの製造方法
JPH10333004A (ja) 架空光ケーブルの製造装置
JPH1090568A (ja) 光ファイバケーブル用スペーサおよびその製造方法、製造装置
JP2867867B2 (ja) 吊線付光ファイバケーブルの製造方法
JPS63264714A (ja) 光ケ−ブル用スペ−サの製造方法
JP4503192B2 (ja) 光ファイバケーブル用スロット

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050705