JPH09196206A - 複合電磁切換弁 - Google Patents

複合電磁切換弁

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JPH09196206A
JPH09196206A JP8024791A JP2479196A JPH09196206A JP H09196206 A JPH09196206 A JP H09196206A JP 8024791 A JP8024791 A JP 8024791A JP 2479196 A JP2479196 A JP 2479196A JP H09196206 A JPH09196206 A JP H09196206A
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JP
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flow path
passage
communication hole
load
flow passage
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JP8024791A
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English (en)
Inventor
Yoshihiko Kimura
仁彦 木村
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Toyooki Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Toyooki Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各切換弁体が排出流路を遮断して負荷流路と
供給流路間を連通した状態から供給流路を遮断して負荷
流路と排出流路間を連通する状態に切換える切換過渡期
に、供給流路から負荷流路を経て排出流路へ排出する圧
縮空気による、プレスクラッチ作動装置から負荷流路を
経て排出流路へ排出する空気の排出阻害を軽減し、プレ
スクラッチ作動装置の圧力低下を応答性良く得るもの。 【構成】 負荷流路5と排出流路6間を並列に連通する
第1連通孔10は負荷流路5にプレスクラッチ作動装置
2の接続個所の近傍に開口して設けると共に、第2連通
孔11は負荷流路5にプレスクラッチ作動装置2の接続
個所に対し第1連通孔10より遠方に開口して設け、供
給流路3A、3Bと負荷流路5間を直列に連通する連通
孔9は負荷流路5に第2連通孔11の開口個所の近傍に
開口して設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パイロット電磁弁
により作動自在に設けた切換弁体を2個各別に有し、流
体の流れ方向を切換制御する複合電磁切換弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の複合電磁切換弁として特
公昭52−15129号公報に示される如きものがあ
る。このものは、2個の切換弁体の供給流路と負荷流路
とを直列に連通して設け、2個の切換弁体の不整合作動
時に供給流路を遮断して供給流路側の圧力流体の消費を
阻止して設けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、かかる従来
の複合電磁切換弁では、図9に示す如き、各切換弁体3
0A、30Bが排出流路31を遮断して負荷流路32と
供給流路33A、33B間を連通した状態から供給流路
33A、33Bを遮断して負荷流路32と排出流路31
間を連通する状態に切換える切換過渡期に、供給流路3
3A、33Bの圧力流体が、2個の切換弁体30A、3
0Bの中で、流体アクチュエータとしてのプレスクラッ
チ作動装置34に接続する負荷ポート35の負荷流路3
2への接続個所近傍の切換弁体30Bより、負荷流路3
2を経て排出流路31へ排出されるため、プレスクラッ
チ作動装置34より負荷ポート35を流れて負荷流路3
2に流入した流体の排出流路31への排出を阻害し、プ
レスクラッチ作動装置34の圧力低下が図8に破線で示
す如く緩慢で、満足できるプレスクラッチ作動装置34
の応答性が得られなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の課題を
解決するもので、各切換弁体が排出流路を遮断して負荷
流路と供給流路間を連通した状態から供給流路を遮断し
て負荷流路と排出流路間を連通する状態に切換える切換
過渡期に、供給流路から負荷流路を経て排出流路へ排出
する圧力流体による、流体アクチュエータから負荷流路
を経て排出流路へ排出する流体の排出阻害を軽減し、流
体アクチュエータの圧力低下を応答性良く得られるよう
にした複合電磁切換弁を提供することにあり、圧力流体
を供給する供給流路と流体アクチュエータに接続する負
荷流路と低圧側に接続する排出流路とを弁本体に形成
し、弁本体には各流路間を連通遮断する切換弁体をパイ
ロット電磁弁により作動自在に各別に2個設け、供給流
路と負荷流路間は連通孔により直列に連通して設けると
共に、負荷流路と排出流路間は第1連通孔と第2連通孔
との2個の連通孔により並列に連通して設け、第1連通
孔は負荷流路に流体アクチュエータ接続個所の近傍に開
口して設けると共に、第2連通孔は負荷流路に流体アク
チュエータ接続個所に対し第1連通孔より遠方に開口し
て設け、供給流路と負荷流路間を連通する連通孔は負荷
流路に第2連通孔の開口個所の近傍に開口して設けて成
る。この場合、供給流路と負荷流路間に連通路を介在
し、切換弁体で供給流路と連通路間を連通遮断して供給
流路と負荷流路間を連通遮断しても良い。また、供給流
路と負荷流路間を直接連通孔で連通し、この連通孔を切
換弁体で開閉して供給流路と負荷流路間を連通遮断して
も良い。
【0005】かかる本発明の構成において、各切換弁体
が排出流路を遮断して負荷流路と供給流路間を連通した
状態から供給流路を遮断して負荷流路と排出流路間を連
通する状態に切換える切換過渡期に、供給流路より連通
孔を流れ負荷流路に流入した圧力流体は、その殆どが流
体アクチュエータ接続個所の遠方に負荷流路へ開口する
第2連通孔を流れて排出流路へ排出される。一方、流体
アクチュエータから負荷流路に流入した流体は、その殆
どが流体アクチュエータ接続個所の近傍に負荷流路へ開
口する第1連通孔を流れて排出流路へ排出される。この
ため、供給流路から負荷流路を経て排出流路へ排出され
る圧力流体と、流体アクチュエータから負荷流路を経て
排出流路へ排出される流体とは、各々異なる第1連通孔
と第2連通孔を流れるから、供給流路から負荷流路を経
て排出流路へ排出する圧力流体により、流体アクチュエ
ータから負荷流路を経て排出流路へ排出する流体の排出
阻害を軽減でき、流体アクチュエータの圧力低下を応答
性良く得ることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施形態を図
面に基づいて説明する。図1において、1は弁本体で、
圧力流体としての圧縮空気を供給する供給ポートPと流
体アクチュエータとしてのプレスクラッチ作動装置2に
接続する負荷ポートAと低圧側としての大気に開放する
排出ポートEとを有し、内部には供給ポートPに接続す
る供給流路3Aと供給流路3Bと連通路4と負荷ポート
Aに接続する負荷流路5と排出ポートEに接続する排出
流路6とを軸方向に間隙を有して形成している。そし
て、供給流路3Aと供給流路3B間は連通孔7により連
通して設け、供給流路3Bと連通路4間は連通孔8によ
り連通して設け、連通路4と負荷流路5間は連通孔9に
より連通して設けている。これにより、供給流路3A、
3Bと負荷流路5間は連通路4を介在して直列に連通す
ることになる。
【0007】また、負荷流路5と排出流路6間は第1連
通孔10と第2連通孔11との2個の連通孔により並列
に連通して設け、第1連通孔10は負荷流路5に負荷ポ
ートAの接続個所の近傍に開口して設けると共に、第2
連通孔11は負荷流路5に負荷ポートAの接続個所に対
し第1連通孔10より遠方に開口して設ける。また、連
通孔9は負荷流路5に第2連通孔11の開口個所の近傍
であってかつ第1連通孔10の開口個所の遠方に開口し
て設ける。そして、第1連通孔10と連通孔8とを同芯
上に配置すると共に、第2連通孔11と連通孔9と連通
孔7とを同芯上に配置し、第1連通孔10、連通孔8と
第2連通孔11、連通孔9、連通孔7とは平行に配置し
ている。
【0008】12A、12Bは各流路3A、3B、5、
6間を連通遮断する各別に設けた2個の切換弁体で、切
換弁体12Aは弁本体1内部に第2連通孔11、連通孔
9、連通孔7を貫通して軸方向へ摺動自在に嵌挿し、供
給流路3A内に位置する軸方向下部に連通孔7を開閉す
る供給弁部13Aを有すると共に、排出流路6内に位置
する軸方向上部に第2連通孔11を開閉する排出弁部1
4Aを有し、さらに排出弁部14Aの軸方向上方に連設
してピストン部15Aを有している。切換弁体12Bは
弁本体1内部に切換弁体12Aと平行に配置して第1連
通孔10、連通孔8を貫通して軸方向へ摺動自在に嵌挿
し、供給流路3B内に位置する軸方向下部に連通孔8を
開閉する供給弁部13Bを有すると共に、排出流路6内
に位置する軸方向上部に第1連通孔10を開閉する排出
弁部14Bを有し、さらに排出弁部14Bの軸方向上方
に連設してピストン部15Bを有している。
【0009】16A、16Bは切換弁体12A、12B
を上昇作動端に付勢するばねで、供給流路3A、3B内
にそれぞれ収装している。17A、17Bは作用室で、
切換弁体12A、12Bの軸方向上端に弁本体1とピス
トン部15A、15Bとで区画形成している。18A、
18Bは切換弁体12A、12Bを作動操作するパイロ
ット電磁弁で、弁本体1の上部に配置している。パイロ
ット電磁弁18A、18Bは同一構成で、供給流路3A
からの分岐路19に連通する圧力路20A、20Bと作
用室17A、17Bに連通するパイロット路21A、2
1Bと大気に開放する排出路22A、22Bとを有し、
非通電状態で可動鉄心23A、23Bがばね24A、2
4Bにより下降作動されると圧力路20A、20Bを遮
断してパイロット路21A、21Bを排出路22A、2
2Bに連通し、また通電状態で可動鉄心23A、23B
が吸引作動されると排出路22A、22Bを遮断してパ
イロット路21A、21Bを圧力路20A、20Bに連
通するよう設けている。
【0010】次にかかる構成の作動を説明する。図1
は、2個のパイロット電磁弁18A、18Bの非通電状
態を示し、各パイロット電磁弁18A、18Bは圧力路
20A、20Bを遮断してパイロット路21A、21B
を排出路22A、22Bに連通し、作用室17A、17
B内の空気はパイロット路21A、21Bより排出路2
2A、22Bを流れて大気に排出され、各切換弁体12
A、12Bはそれぞればね16A、16B力で付勢され
て上昇作動端に位置し、切換弁体12Aは供給弁部13
Aが連通孔7を閉じると共に排出弁部14Aが第2連通
孔11を開き、また切換弁体12Bは供給弁部13Bが
連通孔8を閉じると共に排出弁部14Bが第1連通孔1
0を開き、これにより、供給流路3A、3Bを遮断して
負荷流路5と排出流路6間を連通し、プレスクラッチ作
動装置2内の空気は負荷ポートAより負荷流路5を経て
排出流路6を流れて大気に排出されており、プレスクラ
ッチ作動装置2は低圧となっている。
【0011】この状態より、2個のパイロット電磁弁1
8A、18Bを通電して同時作動すると、図2に示す如
き、各パイロット電磁弁18A、18Bは排出路22
A、22Bを遮断してパイロット路21A、21Bを圧
力路20A、20Bに連通し、供給流路3Aの圧縮空気
の一部は圧力路20A、20Bよりパイロット路21
A、21Bを流れて作用室17A、17Bに流入し、各
切換弁体12A、12Bはそれぞれ作用室17A、17
Bに流入した圧縮空気の圧力に基づく作用力によりばね
16A、16B力に抗して下降作動端に向けて軸方向へ
摺動し、切換弁体12Aは供給弁部13Aが連通孔7を
開くと共に排出弁部14Aが第2連通孔11を閉じ、ま
た切換弁体12Bは供給弁部13Bが連通孔8を開くと
共に排出弁部14Bが第1連通孔10を閉じ、これによ
り、排出流路6を遮断して負荷流路5と供給流路3A、
3B間を連通し、供給流路3A、3Bの圧縮空気は連通
路4より負荷流路5を経てプレスクラッチ作動装置2内
に流入し、プレスクラッチ作動装置2は圧力上昇して高
圧となる。
【0012】図2に示す状態より、2個のパイロット電
磁弁18A、18Bを非通電して同時作動すると、各パ
イロット電磁弁18A、18B及び各切換弁体12A、
12Bは図1に示す状態に復帰作動し、プレスクラッチ
作動装置2内の空気は負荷流路5を経て排出流路6を流
れて大気に排出され、プレスクラッチ作動装置2は圧力
低下して低圧となる。
【0013】次に、2個のパイロット電磁弁18A、1
8Bのいずれか一方が焼損等で故障して2個の切換弁体
12A、12Bが不整合作動した場合を説明する。い
ま、2個のパイロット電磁弁18A、18Bを通電した
図2の状態から非通電してパイロット電磁弁18Bのみ
が復帰作動すると、図3に示す如き、切換弁体12Bの
みが上昇作動端に向けて軸方向へ摺動し、切換弁体12
Bは供給弁部13Bが連通孔8を閉じると共に排出弁部
14Bが第1連通孔10を開き、切換弁体12Aは作動
せず供給弁部13Aが連通孔7を開いていると共に排出
弁部14Aが第2連通孔11を閉じており、供給流路3
A、3Bの圧縮空気は供給弁部13Bにより負荷流路5
側への流れを遮断され、プレスクラッチ作動装置2内の
空気は負荷流路5より第1連通孔10を流れて排出流路
6より大気に排出され、プレスクラッチ作動装置2は圧
力低下して低圧となる。
【0014】また、2個のパイロット電磁弁18A、1
8Bを通電した図2の状態から非通電してパイロット電
磁弁18Aのみが復帰作動すると、切換弁体12Aのみ
が上昇作動端に向けて軸方向へ摺動し、切換弁体12A
は供給弁部13Aが連通孔7を閉じると共に排出弁部1
4Aが第2連通孔11を開き、切換弁体12Bは図2の
状態のまま作動せず供給弁部13Bが連通孔8を開いて
いると共に排出弁部14Bが第1連通孔10を閉じてお
り、供給流路3Aの圧縮空気は供給弁部13Aにより負
荷流路5側への流れを遮断され、プレスクラッチ作動装
置2内の空気は負荷流路5より第2連通孔11を流れて
排出流路6より大気に排出され、プレスクラッチ作動装
置2は圧力低下して低圧となる。
【0015】また、2個のパイロット電磁弁18A、1
8Bを非通電した図1の状態から通電してパイロット電
磁弁18Aのみが作動すると、図3に示す如き、切換弁
体12Aのみが下降作動端に向けて軸方向へ摺動し、切
換弁体12Bは作動せず、供給流路3A、3Bの圧縮空
気は供給弁部13Bにより負荷流路5側への流れを遮断
され、プレスクラッチ作動装置2内の空気は負荷流路5
より第1連通孔10を流れて排出流路6より大気に排出
され、プレスクラッチ作動装置2は低圧状態のままであ
る。
【0016】また、2個のパイロット電磁弁18A、1
8Bを非通電した図1の状態から通電してパイロット電
磁弁18Bのみが作動すると、切換弁体12Bのみが下
降作動端に向けて軸方向へ摺動し、切換弁体12Aは図
1の状態のまま作動せず、供給流路3Aの圧縮空気は供
給弁部13Aにより負荷流路5側への流れを遮断され、
プレスクラッチ作動装置2内の空気は負荷流路5より第
2連通孔11を流れて排出流路6より大気に排出され、
プレスクラッチ作動装置2は低圧状態のままである。
【0017】そして、上記した2個のパイロット電磁弁
18A、18Bのいずれの不整合作動時においても、供
給流路3A、3Bを遮断して供給流路3A、3Bの圧縮
空気の消費を阻止している。
【0018】かかる作動で、各切換弁体12A、12B
が排出流路6を遮断して負荷流路5と供給流路3A、3
B間を連通した図2の状態から、供給流路3A、3Bを
遮断して負荷流路5と排出流路6間を連通する図1の状
態に切換える切換過渡期に、図4に示す如き、供給流路
3A、3Bより連通路4を介し連通孔9を流れ負荷流路
5に流入した圧縮空気は、その殆どが負荷ポートA接続
個所の遠方に負荷流路5へ開口する第2連通孔11を流
れて排出流路6へ排出され、一方、プレスクラッチ作動
装置2から負荷ポートAを流れて負荷流路5に流入した
空気は、その殆どが負荷ポートA接続個所の近傍に負荷
流路5へ開口する第1連通孔10を流れて排出流路6へ
排出されるため、供給流路3A、3Bから負荷流路5を
経て排出流路6へ排出される圧縮空気と、プレスクラッ
チ作動装置2から負荷流路5を経て排出流路6へ排出さ
れる空気とは、各々異なる第1連通孔10と第2連通孔
11を流れるから、供給流路3A、3Bから負荷流路5
を経て排出流路6へ排出する圧縮空気により、プレスク
ラッチ作動装置2から負荷流路5を経て排出流路6へ排
出する空気の排出阻害を軽減でき、プレスクラッチ作動
装置2の圧力低下を図8に実線で示す如き応答性良く得
ることができる。また、供給流路3A、3Bと負荷流路
5間に連通路4を介在し、切換弁体12Bで供給流路3
A、3Bと連通路4間を連通遮断して供給流路3A、3
Bと負荷流路5間を連通遮断しているため、連通孔9は
負荷流路5への開口位置を供給流路3A、3Bと連通路
4間を連通遮断する切換弁体12Bで制約されることな
くでき、第2連通孔11の開口個所の近傍の所望位置に
適宜に開口して設けることができる。
【0019】図5は第1実施形態の変形例を示し、負荷
流路5に開口する連通孔9Aは、弁本体1Aに第2連通
孔11と同芯上に配置していないが、第2連通孔11の
開口個所の近傍に負荷流路5へ開口して設けている。そ
して、図1のものと同様の作用効果を得ることができ
る。
【0020】図6は本発明の第2実施形態を示し、第1
実施形態と同一個所には同符号を付して説明を省略し、
異なる個所についてのみ説明すると、弁本体1Bには、
第1実施形態に示した連通路4を削除し、供給流路3B
と負荷流路5間を直接連通孔81により連通して設け、
連通孔81を切換弁体12Bの供給弁部13Bで開閉し
て供給流路3A、3Bと負荷流路5間を連通遮断して設
けている。そして、プレスクラッチ作動装置2に接続す
る負荷ポートA1は、弁本体1Bに第1実施形態の接続
個所と対向側で負荷流路5に接続して設け、負荷流路5
と排出流路6間を連通する第2連通孔11は連通孔81
と同芯上に配置し、これにより、第2連通孔11は負荷
流路5に負荷ポートA1の接続個所に対し第1連通孔1
0より遠方に開口すると共に、連通孔81は負荷流路5
に第2連通孔11の開口個所の近傍であってかつ第1連
通孔10の開口個所の遠方に開口する。また、負荷流路
5と排出流路6間を第2連通孔11と並列に連通する第
1連通孔10は、供給流路3Aと供給流路3B間を連通
する連通孔7と同芯上に配置し、これにより、負荷流路
5に負荷ポートA1の接続個所の近傍に開口する。
【0021】作動は、供給流路3A、3Bの圧縮空気が
連通孔81より直接負荷流路5に流入すること以外は第
1実施形態と同様であり、かかる作動で、各切換弁体1
2A、12Bが排出流路6を遮断して負荷流路5と供給
流路3A、3B間を連通した状態から供給流路3A、3
Bを遮断して負荷流路5と排出流路6間を連通する状態
に切換える切換過渡期に、プレスクラッチ作動装置2か
ら負荷流路5を経て排出流路6へ排出する空気の排出阻
害を軽減でき、プレスクラッチ作動装置2の圧力低下を
応答性良くできる第1実施形態と同様の作用効果を得ら
れる。また、供給流路3A、3Bの圧縮空気を連通孔8
1より直接負荷流路5に流入できるから、供給流路3
A、3Bと負荷流路5間に連通路4を介在した第1実施
形態に比し、圧縮空気が流れる流路を短くできて流路抵
抗を軽減でき、圧縮空気の圧力損失を軽減することがで
きる。さらにまた、連通路4を削除したことで弁本体1
Bを小形状にでき、弁全体の小型化を図ることができ
る。
【0022】図7は第2実施形態の変形例を示し、弁本
体1Cには供給流路3Bを供給ポートPに接続して設
け、供給流路3Aと負荷流路5間を直接連通孔91によ
り連通して設け、プレスクラッチ作動装置2に接続する
負荷ポートAは、弁本体1Cに第1実施形態の接続個所
と同一側で負荷流路5に接続して設け、負荷流路5と排
出流路6間を連通する第2連通孔11は連通孔91と同
芯上に配置し、また、負荷流路5と排出流路6間を第2
連通孔11と並列に連通する第1連通孔10は、供給流
路3Bと供給流路3A間を連通する連通孔8と同芯上に
配置している。そして、図6のものと同様の作用効果を
得ることができる。
【0023】
【発明の効果】このように本発明は、圧力流体を供給す
る供給流路と流体アクチュエータに接続する負荷流路と
低圧側に接続する排出流路とを弁本体に形成し、弁本体
には各流路間を連通遮断する切換弁体をパイロット電磁
弁により作動自在に各別に2個設け、供給流路と負荷流
路間は連通孔により直列に連通して設けると共に、負荷
流路と排出流路間は第1連通孔と第2連通孔との2個の
連通孔により並列に連通して設け、第1連通孔は負荷流
路に流体アクチュエータ接続個所の近傍に開口して設け
ると共に、第2連通孔は負荷流路に流体アクチュエータ
接続個所に対し第1連通孔より遠方に開口して設け、供
給流路と負荷流路間を連通する連通孔は負荷流路に第2
連通孔の開口個所の近傍に開口して設けたことにより、
各切換弁体が排出流路を遮断して負荷流路と供給流路間
を連通した状態から供給流路を遮断して負荷流路と排出
流路間を連通する状態に切換える切換過渡期に、供給流
路から負荷流路を経て排出流路へ排出する圧力流体によ
り、流体アクチュエータから負荷流路を経て排出流路へ
排出する流体の排出阻害を軽減でき、流体アクチュエー
タの圧力低下を応答性良く得ることができる。
【0024】また、供給流路と負荷流路間に連通路を介
在し、切換弁体で供給流路と連通路間を連通遮断して供
給流路と負荷流路間を連通遮断する場合には、前記した
効果に加え、負荷流路へ開口する連通孔の開口位置を供
給流路と連通路間を連通遮断する切換弁体で制約される
ことなくでき、連通孔は負荷流路に第2連通孔の開口個
所の近傍の所望位置に適宜に開口して設けることができ
る。また、供給流路と負荷流路間を直接連通孔で連通
し、この連通孔を切換弁体で開閉して供給流路と負荷流
路間を連通遮断する場合には、前記した効果に加え、圧
力流体が流れる流路を短くできて流路抵抗を軽減でき圧
力流体の圧力損失を軽減することができると共に、弁本
体を小形状にできて弁全体の小型化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示した複合電磁切換弁
の縦断面図である。
【図2】図1の作動状態を示した縦断面図である。
【図3】図2とは異なる作動状態を示した縦断面図であ
る。
【図4】図2及び図3とは異なる作動状態を示した縦断
面図である。
【図5】第1実施形態の変形例を示した縦断面図であ
る。
【図6】本発明の第2実施形態を示した複合電磁切換弁
の縦断面図である。
【図7】第2実施形態の変形例を示した縦断面図であ
る。
【図8】第1実施形態と従来例との排気性能を比較した
グラフ図である。
【図9】従来例を示した縦断面図である。
【符号の説明】
1、1A、1B、1C弁本体 2プレスクラッチ作動装置(流体アクチュエータ) 3A、3B供給流路 4連通路 5負荷流路 6排出流路 9、9A、81、91連通孔 10第1連通孔 11第2連通孔 12A、12B切換弁体 18A、18Bパイロット電磁弁

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧力流体を供給する供給流路と流体アク
    チュエータに接続する負荷流路と低圧側に接続する排出
    流路とを弁本体に形成し、弁本体には各流路間を連通遮
    断する切換弁体をパイロット電磁弁により作動自在に各
    別に2個設け、供給流路と負荷流路間は連通孔により直
    列に連通して設けると共に、負荷流路と排出流路間は第
    1連通孔と第2連通孔との2個の連通孔により並列に連
    通して設け、第1連通孔は負荷流路に流体アクチュエー
    タ接続個所の近傍に開口して設けると共に、第2連通孔
    は負荷流路に流体アクチュエータ接続個所に対し第1連
    通孔より遠方に開口して設け、供給流路と負荷流路間を
    連通する連通孔は負荷流路に第2連通孔の開口個所の近
    傍に開口して設けて成る複合電磁切換弁。
  2. 【請求項2】 供給流路と負荷流路間に連通路を介在
    し、切換弁体で供給流路と連通路間を連通遮断して供給
    流路と負荷流路間を連通遮断することを特徴とする請求
    項1に記載の複合電磁切換弁。
  3. 【請求項3】 供給流路と負荷流路間を直接連通孔で連
    通し、この連通孔を切換弁体で開閉して供給流路と負荷
    流路間を連通遮断することを特徴とする請求項1に記載
    の複合電磁切換弁。
JP8024791A 1996-01-17 1996-01-17 複合電磁切換弁 Pending JPH09196206A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100503856B1 (ko) * 2003-07-22 2005-07-27 주식회사 아셀텍 직동형 전자변환밸브
CN103161975A (zh) * 2013-03-18 2013-06-19 鞍山电磁阀有限责任公司 一体化双电控三位四通中压电磁阀
CN106969172A (zh) * 2017-05-09 2017-07-21 肖根福罗格注胶技术(苏州工业园区)有限公司 多气路切换机构及具有其的注胶设备

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CN103161975B (zh) * 2013-03-18 2015-09-23 鞍山电磁阀有限责任公司 一体化双电控三位四通中压电磁阀
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