JPH09196155A - 自動変速機の変速制御装置 - Google Patents

自動変速機の変速制御装置

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JPH09196155A
JPH09196155A JP933896A JP933896A JPH09196155A JP H09196155 A JPH09196155 A JP H09196155A JP 933896 A JP933896 A JP 933896A JP 933896 A JP933896 A JP 933896A JP H09196155 A JPH09196155 A JP H09196155A
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gear
automatic transmission
manual
switch
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裕 鈴木
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H59/00Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
    • F16H59/02Selector apparatus
    • F16H59/0204Selector apparatus for automatic transmissions with means for range selection and manual shifting, e.g. range selector with tiptronic

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動変速機のマニュアルモードで飛び越しシ
フトを迅速に行う。 【解決手段】 自動変速機60の自動変速モードとマニ
ュアルモードとを選択的に切り換える変速モード切換手
段61と、マニュアルモードを選択したときにアップシ
フト又はダウンシフトを指令する手動変速指令手段62
と、マニュアルモードのときには、手動変速指令手段6
2からの指令に応じて変速段の設定値を予め設定した複
数の変速段のうち、隣合う変速段へ相対的に変更すると
ともに、この変速段GPに応じて自動変速機60の変速
比iを変更する変速制御手段63とを備え、手動変速指
令手段62は、変速段GPを1段ずつ変更するように指
令する第1変速指令手段62Aと、変速段GPを所定の
複数段nずつ変更するように指令する第2変速指令手段
62Bとを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動変速機の変速
制御装置に関し、特にマニュアルモードを備えた変速制
御装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両に用いられる自動変速機の変速制御
装置では、車速VSPとスロットル開度TVO(または
アクセル開度)等の運転条件に応じて目標変速比i*を
決定する自動変速モードに加えて、従来のマニュアル式
変速機と同様に、予め設定された所定の変速比を、運転
者の変速操作に応じて選択するマニュアルモードを備え
たものがいくつか知られており、例えば、特開昭60−
26847号公報に開示されるものがある。
【0003】これは、自動変速機として無段変速機を採
用した場合に、マニュアルモードではシフトレバーのシ
フト位置に応じて無段変速機の変速比を設定しており、
車速VSPやスロットル開度TVOに拘わらず、運転者
が所望の変速比を選択可能としたものである。
【0004】また、季刊「MOVE 1995 SPR
ING 01」(平成7年4月28日 山栄書房 発
行)の第123頁、第128頁のように、一つのシフト
レバーで自動変速モードとマニュアルモードを選択的に
切り換えるものも知られている。
【0005】これは、図9に示すように、自動変速機の
マニュアルモードとしては、シフトレバー5のセレクタ
スイッチ5Aに、UPスイッチ8及びDOWNスイッチ
9をそれぞれ設け、シフトレバー5の操作に応じて相対
的に目標変速比i*を変更するものが従来から知られて
おり、自動変速モード「D」から図中左側へシフトレバ
ー5を操作すれば、従来のマニュアル式変速機と同様の
マニュアルモードとなり、シフトレバー5を図中「+」
側へストロークさせれば、UPスイッチ8がONとなっ
てアップシフトを指令する一方、同様にシフトレバー5
を「−」側へストロークさせればDOWNスイッチ9が
ONとなってダウンシフトを指令し、現在の変速比(又
はシフト位置)に対して相対的に変速比を変更するもの
で、このような変速制御を以下、シーケンシャルシフト
とする。なお、図中「P」、「R」、「N」はそれぞ
れ、パーキング、後進、ニュートラルを示す。
【0006】さらに、変速比を連続的に変更可能な無段
変速機の変速制御装置においても、自動変速モードに加
えて、マニュアルモードとして、上記のようなシーケン
シャルシフトを容易に実現することができ、例えば、図
10に示すように、マニュアルモードの変速段数を6段
とし、各変速段GP=1〜6に応じてそれぞれ変速比i
(1)〜i(6)を予め設定し、上記図9のようなシフ
トレバー5のUPスイッチ8又はDOWNスイッチ9の
操作に応じて、順次相対的に変速比i(n)を1段ずつ
切り換えることで、マニュアル式変速機と同様な変速操
作を行うことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような自動変速機の変速制御装置では、シフトレバーを
マニュアルモードへ操作してダウンシフト又はアップシ
フトを行うと、常時1段ずつしか変速を行えないため、
コーナーの連続する山岳路等で、例えば、5速から3速
へ飛び越すようなシフトを行う場合、図9において、シ
フトレバー5を2回「−」側へストロークさせて、5
速、4速、3速の順に変速する必要があり、この複数回
のストロークにより変速操作が繁雑となるばかりでな
く、迅速な変速操作を行うことができないという問題が
あった。
【0008】そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなさ
れたもので、順次相対的に変速比を変更する自動変速機
のマニュアルモードで、迅速かつ容易に飛び越しシフト
が可能な自動変速機の変速制御装置を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、図11に
示すように、自動変速機60の自動変速モードとマニュ
アルモードとを選択的に切り換える変速モード切換手段
61と、前記マニュアルモードを選択したときにアップ
シフト又はダウンシフトを指令する手動変速指令手段6
2と、前記変速モード切換手段61がマニュアルモード
のときには、この手動変速指令手段62からの指令に応
じて変速段GPの設定値を、予め設定した複数の変速段
のうち、隣合う変速段へ相対的に変更するとともに、こ
の変速段GPに応じて前記自動変速機60の変速比iを
変更する変速制御手段63とを備えた自動変速機の変速
制御装置において、前記手動変速指令手段62は、前記
変速段GPを1段ずつ変更するように指令する第1の変
速指令手段62Aと、前記変速段GPを所定の複数段n
ずつ変更するように指令する第2の変速指令手段62B
とを備える。
【0010】また、第2の発明は、前記第1の発明にお
いて、前記手動変速指令手段62はシフトレバー5を備
え、前記第1及び第2変速指令手段62A、62Bがシ
フトレバー5の変位量に応じて順次作動する。
【0011】また、第3の発明は、前記第2の発明にお
いて、前記シフトレバー5は、前記第1変速指令手段6
2A及び第2変速指令手段62Bが順次作動する変位量
の増大に応じて反力が段階的に増大する反力発生手段6
4を設ける。
【0012】
【作用】したがって第1の発明は、マニュアルモードで
は、手動変速指令手段によってアップシフトまたはダウ
ンシフトを行って、変速段の設定値を相対的に変更する
ことができ、手動変速指令手段を第1及び第2変速指令
手段から構成したことにより、第1変速指令手段の操作
によって変速段GPを1段ずつ変更する一方、第2変速
指令手段を操作した場合には、変速段GPを所定の複数
段ずつ変更するため、通常の走行時には第1変速指令手
段によって隣合う変速段へ1段ずつ順次変速を行い、山
岳路のコーナー等では第2変速指令手段によって所定の
複数段ずつ変速を行うことで、容易かつ迅速に隣合う変
速段を飛び越して所望の変速段へ変速することができ
る。
【0013】また、第2の発明は、手動変速指令手段は
シフトレバーの変位量に応じて第1及び第2変速指令手
段が順次作動するよう構成されるため、1回の変速操作
でありながらシフトレバーの変位量に応じて変更される
変速段数を選択することができる。
【0014】また、第3の発明は、前記シフトレバー
は、第1変速指令手段及び第2変速指令手段が順次作動
するシフトレバーの増大に応じて反力が段階的に増大す
る反力発生手段を設けたため、運転者はシフトレバーに
加わる反力によって選択する変速段数を容易に認識する
ことができる。
【0015】
【実施形態】以下、本発明の実施形態を添付図面に基づ
いて説明する。
【0016】図1は、自動変速モードに加えてマニュア
ルモードを備えた自動変速装置1を無段変速機10で構
成した場合を示し、この無段変速機10は、例えば、2
つのパワーローラ18、20の傾転角に応じて変速比を
連続的に変更するトロイダル型で構成される。
【0017】自動変速装置1は、変速制御コントローラ
2からの指令に応じてこの無段変速機10の変速比を制
御する油圧制御装置4を備える。
【0018】無段変速機10は、エンジンとトルクコン
バータ12との間に前後進切換装置40を介装するとと
もに、油圧ポンプ84から供給された油圧を、油圧制御
装置4で制御することで変速比の変更などを行うもので
ある。なお、トルクコンバータ12は発進要素として配
設されたもので、所定の速度以上では図示しないロック
アップ(LU)クラッチが作動して、エンジンと無段変
速機10の入力軸は直結される。
【0019】自動変速装置1の油圧制御装置4は、マイ
クロコンピュータを主体に構成された変速制御コントロ
ーラ2に駆動されるステップモータ61を備える。
【0020】変速制御コントローラ2は、エンジン制御
コントローラ3から入力されたエンジン回転数Ne及び
スロットル開度TVOと、シフトレバー5のセレクタス
イッチ5Aからのセレクタ位置と、無段変速機10に配
設された入力軸回転センサ6及び出力軸回転センサ7か
らの入力軸回転数Nin及び出力軸回転数Nout(=車速
VSP)をそれぞれ読み込んで、車両の運転状態に応じ
た目標変速比i*を演算する。なお、出力軸回転センサ
7は、車速VSPを検出する車速センサとして機能し、
変速制御コントローラ2は出力軸回転数Noutに所定の
定数を乗じて車速VSPを演算する。
【0021】そして、変速制御コントローラ2は、演算
した目標変速比i*に基づいて油圧制御装置4のステッ
プモータ61を駆動して、トロイダル型の無段変速機1
0のパワーローラ18、20の傾転角が目標変速比I*
に一致するように駆動するものである。
【0022】ここで、変速制御コントローラ2は、図2
に示すように、演算処理を行うCPU50を主体として
構成され、記憶手段としてのRAM51、ROM52を
有し、さらにエンジン制御コントローラ3からのスロッ
トル開度TVOを読み込むA/Dコンバータ53、同じ
くエンジン制御コントローラ3からのエンジン回転数N
e、無段変速機10の入出力軸の回転数Nin、Nout
(=VSP)を入力するカウンタ54、シフトレバー5
のセレクタスイッチ5A等の信号を読み込むデジタルI
/O55、そして、油圧制御装置4のステップモータ6
1を駆動するデジタルI/O56から構成される。
【0023】ここで、変速制御コントローラ2のROM
52等の記憶手段には、自動変速モードとマニュアルモ
ードの2つの変速モードに対応した複数の変速マップが
予め格納されており、これらの変速モードに対応するた
め、シフトレバー5のセレクタスイッチ5Aは、図4に
示すように、前記従来例と同様の「H」型のゲートを備
え、自動変速モードである「D」レンジに加えて、自動
変速ないし手動変速の一方を選択する変速モード切換手
段としてのマニュアルモード切換スイッチ13を備えて
おり、マニュアルモードでは、シフトレバー5の前後方
向(図4の上下方向)へのストロークに応じて順次相対
的に変速段を変更する手動変速指令手段としてのUPス
イッチ8とDOWNスイッチ9とを備えている。
【0024】ここで、変速制御コントローラ2にアップ
シフトを指令するUPスイッチ8は、図5に示すよう
に、シフトレバー5の所定のストロークでONとなって
1速のアップシフトを指令する第1UPスイッチ8A
と、さらにシフトレバー5をストロークさせたときにO
Nとなって、2速のアップシフトを指令する第2UPス
イッチ8Bを備え、これらのスイッチはシフトレバー5
側に設けたシュー5B、5Cと摺接することで電気的に
導通状態となる。
【0025】同様に、変速制御コントローラ2にダウン
シフトを指令するDOWNスイッチ9は、同じく図5に
示すように、シフトレバー5の所定のストロークでON
になって1速のダウンシフトを指令する第1DOWNス
イッチ9Aと、さらにシフトレバー5をストロークさせ
たときにONとなって、2速のダウンシフトを指令する
第2DOWNスイッチ9Bを備え、上記UPスイッチ8
と同様に、これらのスイッチはシフトレバー5側に設け
たシュー5B、5Cと摺接することで電気的に導通状態
となる。なお、第1UPスイッチ8A、第1DOWNス
イッチ9Aがそれぞれ第1変速指令手段を、第2UPス
イッチ8B、第2DOWNスイッチ9Bがそれぞれ第2
変速指令手段を構成する。
【0026】そして、マニュアルモードへ操作されたシ
フトレバー5は、図示しない弾性部材によって、図5に
示す中立状態へ向けて常時付勢されており、第1UPス
イッチ8Aまたは第1DOWNスイッチ9Aへ向けてシ
フトレバー5をストロークさせると、シフトレバー5に
加わる反力は増大し、さらに、第1UPスイッチ8Aま
たは第1DOWNスイッチ9AがONになってから、さ
らに第2UPスイッチ8Bまたは第2DOWNスイッチ
9Bへ向けてシフトレバー5をストロークさせると、シ
フトレバー5に加わる反力がさらに増大するように設定
され、この反力の増大は、ほぼ段階的に設定されてお
り、運転者はシフトレバー5に加わる反力の大きさに基
づいて第1UPスイッチ8Aから第2UPスイッチ8B
が順次ONになることを認識でき、DOWNスイッチ9
についても同様である。なお、シフトレバー5の変位に
応じて段階的な反力を付与する反力発生手段は、図示し
ないバネ等の弾性体で構成される。
【0027】なお、マニュアルモードの変速段は、図1
0に示した前記従来例と同様に変速制御コントローラ2
に予め設定されるもので、ここでは、前記従来例と同じ
く6段の変速段GPで構成した場合を示し、マニュアル
モードの変速マップは、1速〜6速の各変速段GP=1
〜6に応じて所定の変速比i(1)〜i(6)がそれぞ
れ設定され、これら変速比i(n)は変速段の増大に応
じてHi側、すなわち、変速比が減少するように設定さ
れる。
【0028】一方、シフトレバー5で「D」レンジの自
動変速モードを選択した場合には、従来の自動変速機の
変速制御装置と同様に、車速VSPとスロットル開度T
VO(又はアクセル開度)に応じた図示しない変速マッ
プによって目標変速比i*を決定する自動変速モードと
なる。
【0029】ここで、本実施形態における制御の概要
は、図3に示すように変速制御コントローラ2が、出力
軸回転センサ7から信号Noutに基づく車速VSP、エ
ンジン制御コントローラ3のスロットル開度センサ30
からのスロットル開度TVO、セレクタスイッチ5Aの
マニュアルモード切換スイッチ13から検出した変速モ
ード、セレクタスイッチ5AのUPスイッチ8またはD
OWNスイッチ9からの信号(第1UPスイッチ8A、
第1DOWNスイッチ9Aまたは第2UPスイッチ8
B、第2DOWNスイッチ9B)を入力として、自動変
速装置1のステップモータ61へ所定のパルスを出力す
るものである。
【0030】なお、マニュアルモード切換スイッチ13
は、図4に示すように、右側の自動変速モードと、左側
のマニュアルモードを接続する「H」型ゲートの途中に
設けられる。
【0031】次に、変速制御コントローラ2で行われる
制御の一例を図7、図8のフローチャートに示し、これ
らフローチャートを参照しながら詳述する。なお、各フ
ローチャートは所定時間毎、例えば10msec毎にそれぞ
れ実行されるものである。
【0032】図7のステップS1では、各種センサより
データを読み込んで車両の運転状態を検出するもので、
エンジン回転数Ne、スロットル開度TVOをエンジン
制御コントローラ3から読み込むとともに、自動変速装
置1から入力軸回転数Nin、出力軸回転数Nout(車速
VSP)及びシフトレバー5のセレクタスイッチ5A及
びUPスイッチ8、DOWNスイッチ9からの信号を読
み込む。
【0033】そして、ステップS2では、セレクタスイ
ッチ5Aのマニュアルモード切換スイッチ13の信号を
読み込んで、現在のシフト位置がマニュアルモードと自
動変速モードのどちらにあるかを判定し、図4に示した
ようにシフトレバー5が図中左側に操作されたマニュア
ルモードであればステップS3へ進む一方、シフトレバ
ー5が図4の「D」に操作された自動変速モードであれ
ばステップS4へ進んで、上記したように車速VSPと
スロットル開度TVOに応じた目標変速比i*を設定す
る。
【0034】一方、ステップS3で行われるマニュアル
モードの変速制御は、図8に示すステップS10〜S1
8のフローチャートに基づいて行われ、以下、このマニ
ュアルモードの変速制御について詳述する。
【0035】まず、ステップS10では、シフトレバー
5がアップシフト側へ操作されて第1UPスイッチ8A
がOFFからONに変化したか(信号の立ち上がり)を
判定し、シフトレバー5が所定量以上ストロークして第
1UPスイッチ8AがONであれば、ステップS11の
処理へ進んで、現在の変速段GPに1を加算して1速の
アップシフトを設定する。
【0036】そして、ステップS12では、シフトレバ
ー5がアップシフト側へさらにストロークして第2UP
スイッチ8BがOFFからONに変化したか(信号の立
ち上がり)を判定し、ONであれば運転者が迅速なアッ
プシフトを要求したと判定してステップS13へ進み、
ステップS13でインクリメントされた変速段GPにさ
らに1を加算して、変速段GPは1段飛び越して2段の
アップシフトを行うように設定される。
【0037】一方、ステップS14以降ではダウンシフ
ト側について、上記アップシフト側と同様の制御が行わ
れ、まず、ステップS14では、シフトレバー5がダウ
ンシフト側へ操作されて第1DOWNスイッチ9AがO
FFからONに変化したか(信号の立ち上がり)を判定
し、第1DOWNスイッチ9AがONであれば、ステッ
プS15の処理へ進んで、現在の変速段GPから1を減
算する。
【0038】そして、ステップS16では、シフトレバ
ー5がダウンシフト側へさらにストロークして、第2D
OWNスイッチ9BがOFFからONに変化したか(信
号の立ち上がり)を判定し、ONであれば運転者が迅速
なダウンシフトを要求したと判定してステップS17へ
進み、ステップS15で減算された変速段GPからさら
に1を減算して目標変速段GPを2速減少し、変速段G
Pは1段飛び越して2段のダウンシフトを行うように設
定される。
【0039】なお、本実施形態では、図示はしないが、
変速段GPの最小値は1、最大値は6にそれぞれ規制さ
れる。
【0040】そして、ステップS18では、変速段GP
に応じた目標変速比i*を決定してから、図7のメイン
ルーチンへ復帰し、ステップS5では、無段変速機10
の実際の変速比が目標変速比i*に一致するようステッ
プモータ61等のアクチュエータを駆動する。
【0041】以上のように、自動変速装置1のマニュア
ルモードにおいて変速比(変速段)を順次相対的に変更
するシフトレバー5のUPスイッチ8及びDOWNスイ
ッチ9を、それぞれ第1のスイッチ(第1UPスイッチ
8A及び第1DOWNスイッチ9A。以下、単に第1の
スイッチとする。)と第2のスイッチ(第2UPスイッ
チ8B、第2DOWNスイッチ9B。以下、単に第2の
スイッチとする。)から構成し、第1のスイッチのみが
ONとなるときには、通常の変速段数である1速ずつア
ップシフト又はダウンシフトを行う一方、第1のスイッ
チに加えて第2のスイッチもONになると、1段飛び越
して2速のアップシフト又はダウンシフトを行うことが
可能となり、前記従来例のようにシフトレバー5を複数
回操作することなく、1回のストロークで迅速に飛び越
しシフトを行うことができ、例えば、コーナーの連続す
る山岳路等で5速から3速、あるいは4速から2速へダ
ウンシフトを行う場合には、図4、図5に示したよう
に、第2DOWNスイッチ9BがONとなる位置までシ
フトレバー5を図中「−」側へストロークさせてるだけ
で変速操作が完了し、飛び越しシフトを容易かつ迅速に
行うことが可能となって、前記従来例に比してマニュア
ルモードを備えた自動変速機の運転性を向上させること
ができるのである。
【0042】そして、シフトレバー5は、ストロークの
大きさに応じて第1のスイッチと第2のスイッチが順次
ONとなるよう構成されるとともに、シフトレバー5を
図5に示す中立位置へ付勢する反力を、第2のスイッチ
をONにするときの反力を、第1のスイッチをONにす
るときの反力より大きく設定したため、運転者はシフト
レバー5に加わる反力から、容易に第1または第2のス
イッチの動作状態を認識して変速段数を確実に知ること
ができ、マニュアルモードを備えた自動変速機の運転性
をさらに向上させることができるのである。
【0043】また、マニュアルモードでの変速指令を行
うUPスイッチ8とDOWNスイッチ9にそれぞれ第1
及び第2のスイッチを設けたため、万一、一方のスイッ
チが故障した場合にも第1又は第2のスイッチのうちの
残りの一方で変速を行うことができ、自動変速機のマニ
ュアルモードの信頼性を向上させることができる。
【0044】なお、上記実施形態において、マニュアル
切換スイッチ13、UPスイッチ8、DOWNスイッチ
9をシフトレバー5の変位に応じて操作する例を示した
が、図示はしないが、これらのスイッチをハンドルやス
テアリングコラム、あるいはインストゥルメントパネル
等に配置することもできる。
【0045】また、上記実施形態では自動変速装置1を
無段変速機10で構成した場合を示したが、図示はしな
いが、従来からの遊星歯車式で構成された自動変速機で
構成しても同様の作用、効果を得ることができる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように第1の発明は、マニ
ュアルモードでは、手動変速指令手段によってアップシ
フトまたはダウンシフトを行って、変速段の設定値を相
対的に変更することができ、手動変速指令手段を第1及
び第2変速指令手段から構成したことにより、第1変速
指令手段の操作によって変速段GPを1段ずつ変更する
一方、第2変速指令手段を操作した場合には、変速段G
Pを所定の複数段ずつ変更するため、通常の走行時には
第1変速指令手段によって隣合う変速段へ1段ずつ順次
変速を行い、山岳路等のコーナー等では第2変速指令手
段によって所定の複数段ずつ変速を行うことで、容易か
つ迅速に隣合う変速段を飛び越して所望の変速段へ変速
することが可能となり、運転状況や運転者の好みに応じ
て変速段数を変更することが可能となって、マニュアル
モードを備えた自動変速機の操作性を向上させることが
できる。
【0047】また、第2の発明は、手動変速指令手段は
シフトレバーの変位量に応じて第1及び第2変速指令手
段が順次作動するよう構成されるため、1回の変速操作
でありながらシフトレバーの変位量に応じて変速段数を
変更することができ、隣合う変速段を飛び越して変速を
行う場合では、前記従来例のようにシフトレバーを複数
回操作する必要がなくなって、迅速な変速操作を行うこ
とができ、マニュアルモードを備えた自動変速機の操作
性をさらに向上させることが可能となる。
【0048】また、第3の発明は、前記シフトレバー
は、第1変速指令手段及び第2変速指令手段が順次作動
するシフトレバーの増大に応じて反力が段階的に増大す
る反力発生手段を設けたため、運転者はシフトレバーに
加わる反力によって選択する変速段数を容易に認識する
ことができマニュアルモードを備えた自動変速機の操作
性をさらに向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す自動変速装置のブロ
ック図。
【図2】変速制御コントローラの詳細を示すブロック
図。
【図3】マニュアルモードの変速制御の概念図。
【図4】シフトレバー及びセレクトスイッチの平面図で
ある。
【図5】同じくシフトレバーとUPスイッチ、DOWN
スイッチの側面図である。
【図6】シフトレバーのストロークと第1及び第2のU
PまたはDOWNスイッチの作動状態の関係と、反力の
関係を示すグラフである。
【図7】変速制御コントローラで行われる制御の一例を
示すフローチャートで、メインルーチンを示す。
【図8】同じくマニュアルモード制御のサブルーチンを
示すフローチャート。
【図9】従来の自動変速機のシフトレバー及びセレクト
スイッチの平面図。
【図10】無段変速機のマニュアルモードを示す変速マ
ップで、目標入力軸回転数と車速との関係を示す。
【図11】第1ないし第3の発明のいずれかひとつに対
応するクレーム対応図である。
【符号の説明】
2 変速制御コントローラ 3 エンジン制御コントローラ 4 油圧制御装置 5 シフトレバー 8 UPスイッチ 8A 第1UPスイッチ 8B 第2UPスイッチ 9 DOWNスイッチ 9A 第1DOWNスイッチ 9B 第2DOWNスイッチ 10 無段変速機 13 マニュアル切換スイッチ 40 前後進切換装置 50 CPU 51 RAM 52 ROM 53 A/D 54 カウンタ 55、56 デジタルIO 60 自動変速機 61 変速モード切換手段 62 手動変速指令手段 62A 第1変速指令手段 62B 第2変速指令手段 63 変速制御手段 64 反力発生手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動変速機の自動変速モードとマニュア
    ルモードとを選択的に切り換える変速モード切換手段
    と、前記マニュアルモードを選択したときにアップシフ
    ト又はダウンシフトを指令する手動変速指令手段と、前
    記変速モード切換手段がマニュアルモードのときには、
    この手動変速指令手段からの指令に応じて変速段の設定
    値を、予め設定した複数の変速段のうち、隣合う変速段
    へ相対的に変更するとともに、この変速段に応じて前記
    自動変速機の変速比を変更する変速制御手段とを備えた
    自動変速機の変速制御装置において、前記手動変速指令
    手段は、前記変速段を1段ずつ変更するように指令する
    第1の変速指令手段と、前記変速段を所定の複数段ずつ
    変更するように指令する第2の変速指令手段とを備えた
    ことを特徴とする自動変速機の変速制御装置。
  2. 【請求項2】 前記手動変速指令手段はシフトレバーを
    備え、前記第1及び第2変速指令手段がシフトレバーの
    変位量に応じて順次作動することを特徴とする請求項1
    に記載の自動変速機の変速制御装置。
  3. 【請求項3】 前記シフトレバーは、前記第1変速指令
    手段及び第2変速指令手段が順次作動する変位量の増大
    に応じて反力が段階的に増大する反力発生手段を設けた
    ことを特徴とする請求項2に記載の自動変速機の変速制
    御装置。
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