JP4581399B2 - 自動変速機のシフト装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子制御により変速段を制御し得る自動変速機のシフト装置に係り、詳しくは、手動的に2段階以上の変速を可能にする自動変速機のシフト装置に関する。
従来、例えば車両等に搭載される自動変速機のシフト装置において、アクセル開度や車速などに基づき、本来の自動変速を行うシフトレバーの選択位置だけでなく、ドライバにより手動で変速段を操作し得るシフトレバーの選択位置を備えたものが提案されている(例えば特許文献1参照)。このシフト装置は、ドライバが手動式の選択列(シフト路)にシフトレバーをセットし、例えば車輌の進行方向にシフトレバーを押圧操作すると1段階アップシフトが行われ、また、例えば進行方向とは反対に押圧操作すると1段階ダウンシフトが行われるように構成されている。
特開平10−324169号公報
ところで、近年、自動変速機においては、燃費の向上などを図るために多段変速化が望まれており、例えば前進6速段以上のような多数の変速段を達成するものが数多く開発されている。このような多数の変速段を達成し得る自動変速機においては、例えばドライバが大きな出力又は大きなエンジンブレーキを望む場合やそれを元に戻そうとする場合などに、ギヤ比の間隔が小さいため、1段階の変速だけでは足りず、2段階以上の変速(例えば6→4変速、5→3変速、3→5変速、4→6変速など)が望まれることになる。
しかしながら、上述したシフト装置において、2段階以上の変速を行うためには、シフトレバーを複数回に亘って押圧操作する必要が生じ、操作回数が増加してドライバの運転操作に大きな負担がかかる虞もある。また、特に有段式の自動変速機においては、上述したシフト装置においては、変速指令の信号が1段ずつであるため、2段以上の変速を行う場合、2段階の変速が完了するまでの時間が長くなり、ドライバに違和感を与える虞もある。
そこで本発明は、第2選択部に2段階以上の飛び変速指令位置を備え、もって上記課題を解決した自動変速機のシフト装置を提供することを目的とするものである。
請求項1に係る本発明は(例えば図1乃至図6参照)、電子制御により変速段を制御し得る自動変速機(101)に用いられ、
前記自動変速機(101)の変速を自動的に行うためのシフトレンジ(例えばP,R,N,D)を選択し得る第1選択部(例えば2)と、前記自動変速機(101)のアップシフト又はダウンシフトを手動的に指令し得る第2選択部(例えば3)と、を備えた自動変速機のシフト装置(1)において、
前記第1選択部は、シフトレバー(11)の選択位置に基づき前記シフトレンジ(例えばP,R,N,D)を選択し得る第1選択列(2)で構成され、
前記第2選択部は、前記第1選択列(2)に連結され、前記シフトレバー(11)の選択位置に基づき少なくとも2段階以上のアップシフト又はダウンシフトを指令し得る飛び変速指令位置(例えば+2,−2)を有する第2選択列(3)で構成され、
前記第2選択列(3)は、前記シフトレバー(11)の選択位置に基づき、前記自動変速機(101)に、前記飛び変速指令位置としての2段階のアップシフトを指令するための第1選択位置(+2)と、1段階のアップシフトを指令するための第2選択位置(+1)と、変速段を維持するための第3選択位置(M)と、1段階のダウンシフトを指令するための第4選択位置(−1)と、前記飛び変速指令位置としての2段階のダウンシフトを指令するための第5選択位置(−2)と、を有し、
前記シフトレバー(11)が前記第1選択位置(+2)であることを検出する第1選択位置検出手段(75)と、
前記シフトレバー(11)が前記第2選択位置(+1)であることを検出する第2選択位置検出手段(76)と、
前記シフトレバー(11)が前記第3選択位置(M)であることを検出する第3選択位置検出手段(77)と、
前記シフトレバー(11)が前記第4選択位置(−1)であることを検出する第4選択位置検出手段(78)と、
前記シフトレバー(11)が前記第5選択位置(−2)であることを検出する第5選択位置検出手段(79)と、
前記第2又は第4選択位置検出手段(76,78)により前記シフトレバー(11)の前記第2又は第4選択位置(+1,−1)を検出した後、前記第1又は第5選択位置検出手段(75,79)により前記シフトレバー(11)の前記第1又は第5選択位置(+2、−2)を検出せずに、前記第3選択位置検出手段(77)により前記シフトレバー(11)の前記第3選択位置(M)を検出した場合に、前記自動変速機(101)に1段階のアップシフト又はダウンシフトを指令する1段変速処理手段(95)と、
前記第1又は第5選択位置検出手段(75,79)により前記シフトレバー(11)の前記第1又は第5選択位置(+2,−2)を検出した場合に、前記自動変速機(101)に2段階のアップシフト又はダウンシフトを指令する2段変速処理手段(91)と、を備えてなる、
ことを特徴とする自動変速機のシフト装置(1)にある。
請求項に係る本発明は(例えば図1参照)、前記第2選択列(3)は、前記第1選択位置(+2)、前記第2選択位置(+1)、前記第3選択位置(M)、前記第4選択位置(−1)、及び前記第5選択位置(−2)が、順に一直線上に直列配置されて構成されてなる、
請求項記載の自動変速機のシフト装置(1)にある。
請求項に係る本発明は(例えば図1参照)、前記第1選択位置(+2)を車輌の進行方向の前方側に配置し、前記第5選択位置(−2)を車輌の進行方向の後方側に配置してなる、
請求項記載の自動変速機のシフト装置(1)にある。
請求項に係る本発明は(例えば図2、図5及び図6参照)、前記第2選択列(3)上にて、前記シフトレバー(11)を前記第3選択位置(M)に向けて常時付勢し、かつ前記シフトレバー(11)が前記第2選択位置(+1)及び前記第4選択位置(−1)である際と、前記第1選択位置(+2)及び前記第5選択位置(−2)である際とで、前記第1選択位置(+2)及び前記第5選択位置(−2)である際の方が強くなるように前記第3選択位置(M)に向けて付勢するレバー付勢手段(5)を備えてなる、
請求項2または3記載の自動変速機のシフト装置(1)にある。
請求項に係る本発明は(例えば図2参照)、前記レバー付勢手段(5)は、前記シフトレバー(11)を前記第3選択位置(M)に向けて常時付勢する第1弾性部材(16a,16b)と、前記第2選択位置(+1)又は前記第4選択位置(−1)から前記第1選択位置(+2)又は前記第5選択位置(−2)である際に、前記シフトレバー(11)を前記第2選択位置(+1)又は前記第4選択位置(−1)に付勢する第2弾性部材(17a,17b)と、により構成されてなる、
請求項記載の自動変速機のシフト装置(1)にある。
請求項に係る本発明は(例えば図5参照)、前記レバー付勢手段(5)は、ディテントレバー(41)と、前記シフトレバー(11)に設けられ、前記第3選択位置(M)である際に前記ディテントレバー(41)を比較的弱く押圧し、かつ前記第2選択位置(+1)及び前記第4選択位置(−1)である際と前記第1選択位置(+2)及び前記第5選択位置(−2)である際とで、前記第1選択位置(+2)及び前記第5選択位置(−2)である際の方が強くなるように前記ディテントレバー(41)を押圧するように形成されたディテント係合部(32)と、により構成されてなる、
請求項記載の自動変速機のシフト装置(1)にある。
請求項に係る本発明は(例えば図6参照)、前記レバー付勢手段(5)は、前記シフトレバー(11)に配設された弾性部材(65)と、前記弾性部材(65)により前記シフトレバー(11)に対して伸縮自在な伸縮部材(64)と、前記シフトレバー(11)に対して位置決めされ、前記第3選択位置(M)である際に前記伸縮部材(64)を比較的弱く押圧し、かつ前記第2選択位置(+1)及び前記第4選択位置(−1)である際と前記第1選択位置(+2)及び前記第5選択位置(−2)である際とで、前記第1選択位置(+2)及び前記第5選択位置(−2)である際の方が強くなるように前記伸縮部材(64)を押圧するように形成された伸縮部材係合部(62)と、により構成されてなる、
請求項記載の自動変速機のシフト装置(1)にある。
請求項に係る本発明は(例えば図3及び図4参照)、前記第2又は第4選択位置検出手段(76,78)により前記シフトレバー(11)の前記第2又は第4選択位置(+1,−1)を検出したまま、所定時間経過したことを判定するタイマ処理手段(98)を備え、
前記1段変速処理手段(95)は、前記タイマ処理手段(98)により所定時間経過したことを判定した場合に、前記自動変速機(101)に1段階のアップシフト又はダウンシフトを指令してなる、
請求項1ないし7のいずれか記載の自動変速機のシフト装置(1)にある。
請求項に係る本発明は(例えば図3及び図4参照)、前記2段変速処理手段(91)は、前記タイマ処理手段(98)により所定時間経過したことを判定して、前記1段変速処理手段(95)により前記自動変速機(101)に1段階のアップシフト又はダウンシフトを指令した後、前記第3選択位置検出手段(77)により前記シフトレバー(11)の前記第3選択位置(M)を検出する前に、前記第1又は第5選択位置検出手段(75,79)により前記シフトレバー(11)の前記第1又は第5選択位置(+2,−2)を検出した場合に、前記自動変速機(101)に1段階のアップシフト又はダウンシフトを指令してなる、
請求項記載の自動変速機のシフト装置(1)にある。
請求項10に係る本発明は(例えば図3及び図4参照)、前記2段変速処理手段(91)は、前記タイマ処理手段(98)により所定時間経過する前に、前記第1又は第5選択位置検出手段(75,79)により前記シフトレバー(11)の前記第1又は第5選択位置(+2,−2)を検出した場合に、前記自動変速機(101)に2段階のアップシフト又はダウンシフトを指令してなる、
請求項記載の自動変速機のシフト装置(1)にある。
請求項11に係る本発明は(例えば図3及び図4参照)、車速を検出する車速検出手段(105)と、
前記車速検出手段(105)により検出された前記車速に基づき、前記1段変速処理手段(95)又は前記2段変速処理手段(91)により指令された1段階又は2段階のアップシフト又はダウンシフトが好ましくない場合に、前記自動変速機(101)に対する前記指令の出力を中止する変速エラー判定手段(99)と、を備えてなる、
請求項1ないし10のいずれか記載の自動変速機のシフト装置(1)にある。
なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これは、発明の理解を容易にするための便宜的なものであり、特許請求の範囲の構成に何等影響を及ぼすものではない。
請求項1に係る本発明によると、2段階以上のアップシフト又はダウンシフトを指令し得る飛び変速指令位置を備えたので、例えばドライバが2段階以上の変速を望む際に、操作回数を減少させ、操作性を向上することができる。また、変速指令の信号が1段階づつでなく、一度に2段階以上出力することができるため、2段階以上の変速が完了するまでの時間を短くすることができる。さらに、1段変速処理手段が、第2又は第4選択位置検出手段によりシフトレバーの第2又は第4選択位置を検出した後、第1又は第5選択位置検出手段によりシフトレバーの第1又は第5選択位置を検出せずに、第3選択位置検出手段によりシフトレバーの第3選択位置を検出した場合に、自動変速機に1段階のアップシフト又はダウンシフトを指令し、2段変速処理手段が、第1又は第5選択位置検出手段によりシフトレバーの第1又は第5選択位置を検出した場合に、自動変速機に2段階のアップシフト又はダウンシフトを指令するので、1段階のアップシフト又はダウンシフトの指令と、2段階のアップシフト又はダウンシフトの指令とを、誤ることなく、正確に自動変速機に指令して変速することができる。
請求項に係る本発明によると、第2選択列は、第1選択位置、第2選択位置、第3選択位置、第4選択位置、及び第5選択位置が、順に一直線上に直列配置されて構成され、アップシフトする方向と、ダウンシフトする方向とが分けて配置され、かつ第3選択位置から1段階のアップシフト又はダウンシフトの選択位置の次に2段階のアップシフト又はダウンシフトの選択位置が配置されているため、操作性を向上することができる。
請求項に係る本発明によると、第1選択位置を車輌の進行方向の前方側に配置し、第5選択位置を車輌の進行方向の後方側に配置したので、操作性を向上することができる。
請求項に係る本発明によると、第2選択列上にて、シフトレバーを第3選択位置に向けて常時付勢し、かつシフトレバーが第2選択位置及び第4選択位置である際と、第1選択位置及び第5選択位置である際とで、第1選択位置及び第5選択位置である際の方が強くなるように第3選択位置に向けて付勢するレバー付勢手段を備えているので、例えばドライバはシフトレバーを視認しなくても、1段階のアップシフト又はダウンシフトの選択位置と、2段階のアップシフト又はダウンシフトの選択位置とを手応えにより確認することができ、それにより操作性を向上することができる。
請求項に係る本発明によると、レバー付勢手段は、シフトレバーを第3選択位置に向けて常時付勢する第1弾性部材と、第2選択位置又は第4選択位置から第1選択位置又は第5選択位置である際に、シフトレバーを第2選択位置又は第4選択位置に付勢する第2弾性部材と、により構成されているので、それぞれの選択位置において段階的な強さにより付勢することを可能にすることができる。
請求項に係る本発明によると、レバー付勢手段は、ディテントレバーと、シフトレバーに設けられ、第3選択位置である際にディテントレバーを比較的弱く押圧し、かつ第2選択位置及び第4選択位置である際と第1選択位置及び第5選択位置である際とで、第1選択位置及び第5選択位置である際の方が強くなるようにディテントレバーを押圧するように形成されたディテント係合部と、により構成されているので、それぞれの選択位置において段階的な強さにより付勢することを可能にすることができる。
請求項に係る本発明によると、レバー付勢手段は、シフトレバーに配設された弾性部材と、弾性部材によりシフトレバーに対して伸縮自在な伸縮部材と、シフトレバーに対して位置決めされ、第3選択位置である際に伸縮部材を比較的弱く押圧し、かつ第2選択位置及び第4選択位置である際と第1選択位置及び第5選択位置である際とで、第1選択位置及び第5選択位置である際の方が強くなるように伸縮部材を押圧するように形成された伸縮部材係合部と、により構成されているので、それぞれの選択位置において段階的な強さにより付勢することを可能にすることができる。
請求項に係る本発明によると、第2又は第4選択位置検出手段によりシフトレバーの第2又は第4選択位置を検出したまま、所定時間経過したことを判定するタイマ処理手段を備えており、1段変速処理手段が、タイマ処理手段により所定時間経過したことを判定した場合に、自動変速機に1段階のアップシフト又はダウンシフトを指令するので、例えばドライバがシフトレバーを第2又は第4選択位置のまま第3選択位置に戻さなくても、1段階のアップシフト又はダウンシフトを行うことができる。これにより、ドライバに違和感を与えることを防ぐことができる。
請求項に係る本発明によると、2段変速処理手段が、タイマ処理手段により所定時間経過したことを判定して、1段変速処理手段により自動変速機に1段階のアップシフト又はダウンシフトを指令した後、第3選択位置検出手段により前記シフトレバーの第3選択位置を検出する前に、第1又は第5選択位置検出手段によりシフトレバーの第1又は第5選択位置を検出した場合に、自動変速機に1段階のアップシフト又はダウンシフトを指令するので、例えばドライバがシフトレバーをゆっくりと第1又は第5選択位置に選択操作した場合であっても、2段階のアップシフト又はダウンシフトを行うことができる。
請求項10に係る本発明によると、2段変速処理手段は、タイマ処理手段により所定時間経過する前に、第1又は第5選択位置検出手段によりシフトレバーの第1又は第5選択位置を検出した場合に、自動変速機に2段階のアップシフト又はダウンシフトを指令するので、例えばドライバがシフトレバーを比較的早く第1又は第5選択位置に選択操作した場合には、2段階のアップシフト又はダウンシフトを直ちに行うことができる。
請求項11に係る本発明によると、車速を検出する車速検出手段と、車速検出手段により検出された車速に基づき、1段変速処理手段又は2段変速処理手段により指令された1段階又は2段階のアップシフト又はダウンシフトが好ましくない場合に、自動変速機に対する指令の出力を中止する変速エラー判定手段と、を備えているので、例えばエンジン回転数がオーバーレブになる場合やアイドル回転数以下になる場合など、好ましくない状態になることを防ぐことができ、運転操作の安全性に寄与することができる。
<第1の実施の形態>
以下、本発明に係る第1の実施の形態を図1乃至図4に沿って説明する。図1は自動変速機のシフト装置の表示板を示す模式図、図2はマニュアル選択列にセットされた第1の実施の形態に係るシフトレバーを示す断面図、図3は自動変速機のシフト装置を示すブロック図、図4は自動変速機のシフト装置の制御を示すフローチャートである。
図1に示すように、自動変速機のシフト装置1のシフトレバー部10は、例えば不図示の運転席に配置されている表示板9を備えている。該表示板9には、シフトレバー11(図2参照)が軸線L1上において例えばスライドする形で移動自在となるためのシフトレンジ選択列(第1選択列、第1選択部)2の孔2aと、該シフトレバー11が軸線L2上において、詳しくは後述するようにY−Y’方向に回動自在となるためのマニュアルシフト選択列(第2選択列、第2選択部)3の孔3aとが、軸線L3上において連結部4の孔4aにより連結される形で形成されている。なお、一般に表示板9は、図1中の上方が、車輌の進行方向となる形で運転席に配設されており、以下の説明では、図1中上方側を「前方側」、下方側を「後方側」という。
上記シフトレンジ選択列2は、前方側より後方側に向けてシフトレンジを選択するための選択位置となっており、上方側から順に「P(パーキング)レンジ」「R(リバース)レンジ」「N(ニュートラル)レンジ」「D(ドライブ)レンジ」の4段階の位置で構成されて、該シフトレンジ選択列2の孔2aに沿っては、「P」「R」「N」「D」の文字が表示板9上に表示されている。また、それら「P」「R」「N」「D」の文字に対応する位置の表示板9の裏側には、順にP位置センサ71、R位置センサ72、N位置センサ73、D位置センサ74が配設されており、上記シフトレバー11がスライドする形で選択操作された際に、該シフトレバー11の位置を検出し得るようになっている。そして、例えば該該シフトレバー11の位置を「Dレンジ」の位置に選択操作すると、上記連結部4の孔4aを介して該シフトレバー11がX−X’方向に移動自在となるように構成されている。
一方、上記マニュアルシフト選択列3は、前方側より後方側に向けてアップシフト又はダウンシフトを手動的に指令するための選択位置となっており、上方側から順に「2速アップシフト位置(第1選択位置)」「1速アップシフト位置(第2選択位置)」「基準位置(第3選択位置)」「1速ダウンシフト位置(第4選択位置)」「2速ダウンシフト位置(第5選択位置)」の5段階で構成されて、該マニュアルシフト選択列3の孔3aに沿っては、「+2」「+1」「M」「−1」「−2」の文字が表示板9上に表示されている。また、それら「+2」「+1」「M」「−1」「−2」の文字の下方側となる位置(即ち表示板9の裏側)には、順に+2位置センサ(第1選択位置検出手段)75、+1位置センサ(第2選択位置検出手段)76、M位置センサ(第3選択位置検出手段)77、−1位置センサ(第4選択位置検出手段)78、−2位置センサ(第5選択位置検出手段)79が配設されており、上記シフトレバー11が後述するように回動する形で選択操作された際に、該シフトレバー11の位置を検出し得るようになっている。
つづいて、マニュアルシフト選択列3におけるシフトレバー部10の構成を図2に沿って説明する。なお、図2は、図1に示すA−A断面図に相当するものである。
上記シフトレバー11は、図2に示すように、レバー本体12を有しており、該レバー本体12の上方にはシフトノブ13が配設されている。該レバー本体12は、略々中心に回動孔12aを有しており、該回動孔12aよりも上方側が上記表示板9より突出する形となる上方軸部12bとなり、該回動孔12aよりも下方側が下方軸部12cとなっている。また、該回動孔12aには、不図示のロッド機構などを介して自動変速機の油圧制御装置のマニュアルバルブに連結されている連結軸15が貫通係合している。該連結軸15は、例えばシフトレンジ選択列2においてシフトレバー11が移動された際に共は移動し、上記ロッド機構を介してマニュアルバルブを駆動するようになっており、また、マニュアルシフト選択列3にシフトレバー11がセットされた際には、該連結軸15は位置決め固定されて、該シフトレバー11の回動中心となり、つまり該シフトレバー11は、該連結軸15を中心にY−Y‘方向に回動自在となっている。
なお、本実施の形態においては、+2位置センサ75、+1位置センサ76、M位置センサ77、−1位置センサ78、−2位置センサ79は、シフトレバー11の上方軸部12bの位置を検出するものであるが、回動するシフトレバー11の下方軸部12cの位置を検出するものであってもよく、その場合は、表示板9の「+2」「+1」「M」「−1」「−2」の文字に対して前後方向の対称となる位置に配設されることになる。
ついで、第1の実施の形態に係るシフトレバー付勢機構(レバー付勢手段)5について説明する。シフトレバー付勢機構5は、台座部20に形成されたバネ設置面20aと、第1バネ(第1弾性部材)16a、第2バネ(第2弾性部材)16b、第3バネ(第2弾性部材)17a、及び第4バネ(第2弾性部材)17bとにより構成されている。第1及び第2バネ16a,16bは、シフトレバー11が基準位置(以下、「M位置」とする)にある際に、台座部20のバネ設置面20aと該シフトレバー11の下方軸部12bの側面12dとの間にそれぞれ当接する形の長さlaを有しており、該設置面20aに固着されて配設されている。そして、シフトレバー11がY方向に押圧操作された際には、第2バネ16bにより、また、シフトレバー11がY’方向に押圧操作された際には第1バネ16aにより、M位置に向けて付勢するようになっている。
また、台座部20のバネ設置面20aには、第1及び第2バネ16a,16bの内周側に、長さlbを有する第3バネ17aと第4バネ17bとが固着されて配設されている。該第3及び第4バネ17a,17bの長さlbは、シフトレバー11が1速アップシフト位置(以下、「+1位置」とする)又は1速ダウンシフト位置(以下、「−1位置」とする)に押圧操作された際に該シフトレバー11の下方軸部12cの側面12dに当接する長さとなっている。また、台座部20の設置面20aの下方側には、段差部20b,20bが設けられており、シフトレバー11が2速アップシフト位置(以下、「+2位置」とする)、又は2速ダウンシフト位置(以下、「−2位置」とする)に押圧操作された際に、下方軸部12cが当接して、それ以上回動することを阻止するようになっている。
シフトレバー付勢機構5は、以上のように構成されているので、シフトレバー11がY方向にM位置から+1位置まで角度θa押圧される間は、第2バネ16bだけでM位置に向けて付勢され、更にY方向に+1位置から+2位置まで角度θb押圧される間は、第2バネ16bと第4バネ17bによりM位置に向けて付勢される。また反対に、シフトレバー11がY’方向にM位置から−1位置まで角度θc押圧される間は、第1バネ16aだけでM位置に向けて付勢され、更にY’方向に−1位置から−2位置まで角度θd押圧される間は、第1バネ16aと第3バネ17aによりM位置に向けて付勢される。これにより、シフトレバー11をM位置に向けて常時付勢し、かつシフトレバー11が+1位置及び−1位置である際と、+2位置及び−2位置である際とで、+2位置及び−2位置である際の方が強くなるように押圧するので、例えばドライバにシフトレバー11の位置を手応えにより伝えることができる。
つづいて、本自動変速機のシフト装置1の制御部Uについて図3に沿って説明する。図3に示すように、制御部(ECU)Uには、上記シフトレバー11がシフトレンジ選択列2にある際に、自動的な変速を変速マップ81に基づき行う自動変速処理手段80と、該シフトレバー11がマニュアルシフト選択列3にある際に、手動的に行う手動変速処理手段90と、それら自動変速処理手段80又は手動変速処理手段90の処理に基づき自動変速機101の油圧制御装置102に、変速段の指令信号を生成して出力する変速段信号生成手段100と、を備えて構成されている。
上記自動変速処理手段80は、P位置センサ71、R位置センサ72、N位置センサ73、D位置センサ74により検出されたシフトレバー11の位置に基づき、Pレンジ、Nレンジである際は自動変速機101をニュートラル状態とし、Rレンジである際は後進段を形成するように処理して、変速段信号生成手段100を介して油圧制御装置102に後進段にする指令信号を出力し、自動変速機101を後進段の状態にする。また、特にDレンジである際は、例えば車速やアクセル開度に基づき、変速マップ81を参照して、前進の変速段を選択する形で処理を行い、変速段信号生成手段100を介して油圧制御装置102に該選択された変速段にする指令信号を出力し、例えば自動変速機101の油圧制御装置102からの油圧信号に基づきクラッチやブレーキを掴み換える形で変速を行う。これにより、自動変速機101を自動的に変速する状態にする。
一方、本発明の要部となる手動変速処理手段90は、1速アップシフト処理手段96と1速ダウンシフト処理手段97とタイマ処理手段98とを有する1段変速処理手段95と、2速アップシフト処理手段92と2速ダウンシフト処理手段93とを有する2段変速処理手段91と、変速エラー判定手段99とを備えて構成されている。
ついで、該手動変速処理手段90の制御について図3及び図4に沿って説明する。例えば不図示の運転席に備えられているイグニッションキーがONにされると、本発明に係る自動変速機のシフト装置1の制御が開始(スタート)される(S1)。シフトレバー11がシフトレンジ選択列2のP位置,R位置,N位置,D位置にある場合は(図1参照)、P位置センサ71、R位置センサ72、N位置センサ73、D位置センサ74の検出により、自動変速処理手段80が上述のように自動的な変速の制御(S2)を行い、つまり自動変速モードの状態が継続される(S3のNo)。例えばシフトレバー11がD位置よりM位置に選択操作されると(図1参照)、M位置センサ77により検出され(即ちマニュアルモードの信号を入力したとして)、手動的に変速を行うマニュアルモードの状態となる(S3のYes)。
すると、自動変速処理手段80の制御を中断する形で、手動変速処理手段90により、自動変速機101を現在の変速段(ギヤ段)に固定する(S4)。この状態で、例えばドライバによりシフトレバー11が選択操作されず、即ち+1位置センサ76及び−1位置センサ78により何も検出されない場合は(1速アップ又は1速ダウン信号が入力されない場合は)(S5のNo)、ステップS8に進み、M位置センサ77の検出に基づき、マニュアルモードが解除されたか否かを判定し、M位置のままである場合は(即ちD位置に戻されていない場合は)(S8のNo)、この状態のまま待機する。
ここで、例えばドライバによりシフトレバー11が選択操作されて、即ち+1位置センサ76又は−1位置センサ78によりシフトレバー11の選択操作が検出された場合は(1速アップ又は1速ダウン信号が入力された場合は)(S5のYes)、まず、タイマ処理手段98により所定時間のカウントを開始すると共に、上記1段変速処理手段95の1速アップシフト処理手段96又は1速ダウンシフト処理手段97によって、M位置センサ77の検出により該シフトレバー11がM位置になったか否かを判定する(S6)。ここで、例えば該シフトレバー11がM位置であることを判定できない場合には(S6のNo)、ステップS10に進み、+2位置センサ75又は−2位置センサ79の検出により該シフトレバー11が+2位置又は−2位置であるか否かを判定し、更に該シフトレバー11が+2位置又は−2位置でない場合には、ステップS15に進み、上記タイマ処理手段98のカウントにより所定時間が超過したか否かを判定する。そして、該所定時間が超過していない場合には、ステップS6に戻る。
ここで、該所定時間以内に、該シフトレバー11がM位置に戻され、M位置センサ77により検出されると(解除信号を入力すると)(S6のYes)、1速アップシフト処理手段96又は1速ダウンシフト処理手段97は、2速アップシフト又は2速ダウンシフトが要求されていないとして、ステップS7に進み、現在の変速段から1速アップシフト又は1速ダウンシフトを処理するように判定する。
この際、変速エラー判定手段99は、自動変速機101の不図示の出力軸の回転数(又は車速)を出力軸回転数センサ(又は車速センサ)105により検出し、該検出された出力軸の回転数(又は車速)に基づき、変速後の状態が、例えばエンジンの回転数がオーバーレブの状態やアイドリング回転数よりも低い状態のような好ましくない状態になるか否かを判定し、特にそのような好ましくない状態でない場合には、そのまま1速アップシフト処理手段96又は1速ダウンシフト処理手段97の判定に基づき、1速アップシフト又は1速ダウンシフトの指令信号を変速段信号生成100により生成して自動変速機101の油圧制御装置102に出力し、マニュアルモードが解除されたか否かを判定し、M位置のままである場合は(即ちD位置に戻されていない場合は)(S8のNo)、再び上記ステップS4に進む。なお、ここで、変速エラー判定手段99が、上記好ましくない状態であること判定した場合には、1速アップシフト又は1速ダウンシフトの指令信号を変速段信号生成100により生成することを阻止し、つまり自動変速機101の変速を行わないようにすると共に、例えば不図示の運転席などに設けられた報知ブザー106を介して報知音を出力したり、又は例えば不図示のインジケータを点灯させたりすることなどによって、運転者へ警告を行い、同様にM位置のままである場合は(即ちD位置に戻されていない場合は)(S8のNo)、再び上記ステップS4に進む。
一方、例えば上記ステップS10において、上記タイマ処理手段98によるカウントにより所定時間が超過する前に、+2位置センサ75又は−2位置センサ79によりシフトレバー11の+2位置又は−2位置への選択操作が検出されると(S10のYes)、ステップS11に進み、2段変速処理手段91の2速アップシフト処理手段92又は2速ダウンシフト処理手段93が、2速アップシフト又は2速ダウンシフトが要求されていると判定し、現在の変速段から2速アップシフト又は2速ダウンシフトを処理するように判定する。
この際、上記変速エラー判定手段99は、同様に変速後の状態が、好ましくない状態になるか否かを判定し、特に好ましくない状態でない場合には、そのまま2速アップシフト処理手段92又は2速ダウンシフト処理手段93の判定に基づき、2速アップシフト又は2速ダウンシフトの指令信号を変速段信号生成100により生成して自動変速機101の油圧制御装置102に出力する。また同様に、ここで、変速エラー判定手段99が、上記好ましくない状態であること判定した場合には、2速アップシフト又は2速ダウンシフトの指令信号を変速段信号生成100により生成することを阻止し、つまり自動変速機101の変速を行わないようにすると共に、例えば不図示の運転席などに設けられた報知ブザー106を介して報知音を出力したり、又は例えば不図示のインジケータを点灯させたりすることなどによって、運転者へ警告を行う。そして、M位置センサ77の検出により該シフトレバー11がM位置になったことを判定するまで待機し(S12のNo)、該シフトレバー11がM位置になった場合には(S12のYes)、ステップS8に進み、更にM位置のままである場合は(即ちD位置に戻されていない場合は)(S8のNo)、再び上記ステップS4に進む。
一方、例えば上記ステップS5において、シフトレバー11が+1位置又は−1位置に選択操作されたことを検出した後、ステップS10において、+2位置又は−2位置に選択操作されたことが判定されずに、上記タイマ処理手段98によるカウントにより所定時間が超過したことが判定されると(S15のYes)、ステップS16に進み、1速アップシフト処理手段96又は1速ダウンシフト処理手段97によって、現在の変速段から1速アップシフト又は1速ダウンシフトを処理するように判定する。この際も、上記変速エラー判定手段99は、同様に変速後の状態が、好ましくない状態になるか否かを判定し、特に好ましくない状態でない場合には、そのまま1速アップシフト又は1速ダウンシフトの指令信号を変速段信号生成100により生成して自動変速機101の油圧制御装置102に出力し、また同様に、変速エラー判定手段99が、上記好ましくない状態であること判定した場合には、1速アップシフト又は1速ダウンシフトの指令信号を変速段信号生成100により生成することを阻止し、つまり自動変速機101の変速を行わないようにして、報知ブザー106を介して報知音を出力したり、又は例えば不図示のインジケータを点灯させたりすることなどによって、運転者へ警告を行う。
つづいて、ステップS17に進み、2速アップシフト処理手段92又は2速ダウンシフト処理手段93は、+2位置センサ75又は−2位置センサ79の検出に基づき、シフトレバー11が+2位置又は−2位置に選択操作されたか否かを判定し、+2位置センサ75又は−2位置センサ79によりシフトレバー11が+2位置又は−2位置に選択操作されたことが検出されない場合は(S17のNo)、ステップS19に進んで、M位置センサ77の検出により該シフトレバー11がM位置になったか否かを判定する。ここで、例えばM位置センサ77の検出により該シフトレバー11がM位置になったことを検出した場合は(S19のYes)、つまりシフトレバー11が+2位置又は−2位置に選択操作されなかったことになるので、そのまま上述したステップS8に進み、即ち1速アップシフト又は1速ダウンシフトだけを行う。
また、ステップ19において、該シフトレバー11がM位置になったことを判定する前に(S19のNo)、ステップS17において、シフトレバー11が+2位置又は−2位置に選択操作されたことが判定された場合には(S17のYes)、2速アップシフト処理手段92又は2速ダウンシフト処理手段93によって、上述のステップS16において1速アップシフト又は1速ダウンシフトされた状態から更に1速アップシフト又は1速ダウンシフトを処理するように判定する(S18)。この際も、上記変速エラー判定手段99は、同様に変速後の状態が、好ましくない状態になるか否かを判定し、特に好ましくない状態でない場合には、そのまま1速アップシフト又は1速ダウンシフトの指令信号を変速段信号生成100により生成して自動変速機101の油圧制御装置102に出力し、また同様に、変速エラー判定手段99が、上記好ましくない状態であること判定した場合には、1速アップシフト又は1速ダウンシフトの指令信号を変速段信号生成100により生成することを阻止し、つまり自動変速機101の変速を行わないようにして、報知ブザー106を介して報知音を出力したり、又は例えば不図示のインジケータを点灯させたりすることなどによって、運転者へ警告を行う。そして、上記ステップS12に進み、M位置センサ77の検出により該シフトレバー11がM位置になったことを判定するまで待機し(S12のNo)、より該シフトレバー11がM位置になった場合には(S12のYes)、ステップS8に進む。
その後、シフトレバー11がマニュアル選択列3にセットされている状態にあっては、上記ステップS4からステップS8の制御を繰り返し行い、例えばドライバによりシフトレバー11がM位置からD位置に選択操作されたことを検出すると(S8のYes)、ステップS20に進み、ステップS1にリターンする。
以上のように、本発明の第1の実施の形態に係る自動変速機のシフト装置1によると、2速アップシフト又は2速ダウンシフトを指令し得る+2位置及び−2位置を備えたので、例えばドライバが2段階の変速を望む際に、操作回数を減少させ、操作性を向上することができる。また、変速指令の信号が1段階づつでなく、一度に2段階の変速を指令することが可能となるため、2段階以上の変速が完了するまでの時間を短くすることができる。
また、マニュアルシフト選択列3は、シフトレバー11の選択位置に基づき、自動変速機101に、2速アップシフトを指令するための+2位置と、1速アップシフトを指令するための+1位置と、変速段を維持するためのM位置と、1速ダウンシフトを指令するための−1位置と、2速ダウンシフトを指令するための−2位置とを有しているので、シフトレバー11により1速アップシフト又は1速ダウンシフトを指令することができるものでありながら、2速アップシフト又は2速ダウンシフトを指令することもできる。
更に、+2位置、+1位置、M位置、−1位置、−2位置が、順に一直線上に直列配置されて構成されているので、アップシフトする方向と、ダウンシフトする方向とが分けて配置され、かつM位置から1速アップシフト又は1速ダウンシフトの選択位置の次に2速アップシフト又は2速ダウンシフトの選択位置が配置されているため、操作方向を簡単にすることができるものでありながら、変速したい段数を簡単に認識することができ、それにより操作性を向上することができる。また、特に+2位置を車輌の進行方向の前方側に配置し、−2位置を車輌の進行方向の後方側に配置したので、アップシフト方向とダウンシフト方向とを簡単に認識することができ、操作性を向上することができる。
また、シフトレバー11をM位置に向けて常時付勢し、かつシフトレバー11が+1位置及び−1位置である際と、+2位置及び−2位置である際とで、+2位置及び−2位置である際の方が強くなるようにM位置に向けて付勢するレバー付勢機構5を備えているので、例えばドライバはシフトレバー11を視認しなくても、1速アップシフト又は1速ダウンシフトの選択位置と、2速アップシフト又は2速ダウンシフトの選択位置とを手応えにより確認することができ、それにより操作性を向上することができる。
更に、レバー付勢機構5は、シフトレバー11をM位置に向けて常時付勢する第1及び第2バネ16a,16bと、+1位置又は−1位置から+2位置又は−2位置である際に、シフトレバー11を+1位置又は−1位置に付勢する第3及び第4バネ17a,17bと、により構成されているので、+1位置及び−1位置である際と、+2位置及び−2位置である際とで、+2位置及び−2位置である際の方が強くなるようにM位置に向けて付勢することができる。
また、1段変速処理手段95が、+1位置センサ76又は−1位置センサ78によりシフトレバー11の+1位置又は−1位置を検出した後、+2位置センサ75又は−2位置センサ79によりシフトレバー11の+2位置又は−2位置を検出せずに、M位置センサ77によりシフトレバー11のM位置を検出した場合に、自動変速機101に1速アップシフト又は1速ダウンシフトを指令し、2段変速処理手段91が、+2位置センサ75又は−2位置センサ79によりシフトレバー11の+2位置又は−2位置を検出した場合に、自動変速機101に2速アップシフト又は2速ダウンシフトを指令するので、1速アップシフト又は1速ダウンシフトの指令と、2速アップシフト又は2速ダウンシフトの指令とを、誤ることなく、正確に自動変速機101に指令して変速することができる。
更に、+1位置センサ76又は−1位置センサ78によりシフトレバー11の+1位置又は−1位置を検出したまま、所定時間経過したことを判定するタイマ処理手段98を備えており、1段変速処理手段95が、タイマ処理手段98により所定時間経過したことを判定した場合に、自動変速機101に1速アップシフト又は1速ダウンシフトを指令するので、例えばドライバがシフトレバー11を+1位置又は−1位置のままM位置に戻さなくても、1速アップシフト又は1速ダウンシフトを行うことができる。これにより、ドライバに違和感を与えることを防ぐことができる。
更に、2段変速処理手段91が、タイマ処理手段98により所定時間経過したことを判定して、1段変速処理手段95により自動変速機101に1速アップシフト又は1速ダウンシフトを指令した後、M位置センサ77によりシフトレバー11のM位置を検出する前に、+2位置センサ75又は−2位置センサ79によりシフトレバー11の+2位置又は−2位置を検出した場合に、自動変速機101に1速アップシフト又は1速ダウンシフトを指令するので、例えばドライバがシフトレバー11をゆっくりと+2位置又は−2位置に選択操作した場合であっても、2速アップシフト又は2速ダウンシフトを行うことができる。
また、2段変速処理手段91は、タイマ処理手段98により所定時間経過する前に、+2位置センサ75又は−2位置センサ79によりシフトレバー11の+2位置又は−2位置を検出した場合に、自動変速機101に2速アップシフト又は2速ダウンシフトを指令するので、例えばドライバがシフトレバー11を比較的早く+2位置又は−2位置に選択操作した場合には、2速アップシフト又は2速ダウンシフトを直ちに行うことができる。
また、例えば出力軸回転センサ105により検出された車速に基づき、1段変速処理手段95又は2段変速処理手段91により指令された1速アップシフト又は1速ダウンシフト、2速アップシフト又は2速ダウンシフトが好ましくない場合に、自動変速機101に対する指令の出力を中止する変速エラー判定手段99を備えているので、例えばエンジン回転数がオーバーレブになる場合やアイドル回転数以下になる場合など、好ましくない状態になることを防ぐことができ、運転操作の安全性に寄与することができる。
<第2の実施の形態>
つづいて第1の実施の形態を一部変更した第2の実施の形態について図5に沿って説明する。図5は第2の実施の形態に係るシフトレバーを示す断面図である。なお、本第2の実施の形態においては、一部の変更部分を除き、第1の実施の形態と同様な部分に、同符号を付して、その説明を省略する。
本第2の実施の形態に係る自動変速機のシフト装置1は、第1の実施の形態に比して、シフトレバー付勢機構5を変更したものである。第2の実施の形態に係るシフトレバー11は、図5に示すように、レバー本体31を有しており、該レバー本体31の上方には、第1の実施の形態と同様に、シフトノブ13が配設されている。該レバー本体31は、略々中心に回動孔31aを有しており、該回動孔31aよりも上方側が上記表示板9より突出する形となる上方軸部31bとなり、該回動孔31aよりも下方側が下方軸部31cとなっている。また同様に、マニュアルシフト選択列3にシフトレバー11がセットされた際には、該連結軸15は位置決め固定されて、該シフトレバー11の回動中心となり、つまり該シフトレバー11は、該連結軸15を中心にY−Y‘方向に回動自在となっている。
ついで、第2の実施の形態に係るシフトレバー付勢機構(レバー付勢手段)5について説明する。シフトレバー付勢機構5は、ディテント部40とディテント係合部32とにより構成されている。ディテント部40は、例えば上記表示板9の台座部材(不図示)などに対してボルト43などを介して固定されたディテントレバー41を備えており、該ディテントレバー41のボルト43とは反対側の先端部分には、ローラ42が回転自在に配設されている。一方、上記レバー本体31の下方軸部31cの下方側には、略々コの字状の先端部31dが形成されており、該先端部31dの下方内側がディテント係合部32となっている。
該係合部32には、該シフトレバー11が、+2位置の際にローラ42に係合する係合穴32aと、+1位置の際にローラ42に係合する係合穴32bと、M位置の際にローラ42に係合する係合穴32cと、−1位置の際にローラ42に係合する係合穴32dと、−2位置の際にローラ42に係合する係合穴32eと、がそれぞれ形成されている。これら係合穴32a,32b,32c,32d,32eは、回動孔31aに対してディテントレバー41のローラ42をZ1−Z1’方向に段階的な距離を有して形成されており、係合穴32cにローラ42が係合した際は、該ローラ42が最もZ1方向の位置となり、順に、係合穴32b,32dにローラ42が係合した際は、Z1’方向にローラ42を押圧移動させ、係合穴32a,32eにローラ42が係合した際は、更にZ1’方向にローラ42を押圧移動させるようになっている。
シフトレバー付勢機構5は、以上のように構成されているので、シフトレバー11がY方向にM位置から+1位置まで押圧されると、ローラ42が係合穴32bに係合した状態となったディテントレバー41は、比較的弱くZ1’方向に押圧されて撓むことにより該シフトレバー11がM位置に向けて付勢され、更にY方向に+1位置から+2位置まで押圧されると、ローラ42が係合穴32aに係合した状態となったディテントレバー41は、比較的強くZ1’方向に押圧されて(より大きな)撓むことにより該シフトレバー11がM位置に向けて付勢される。また反対に、シフトレバー11がY’方向にM位置から−1位置まで押圧されると、ローラ42が係合穴32dに係合した状態となったディテントレバー41は、比較的弱くZ1’方向に押圧されて撓むことにより該シフトレバー11がM位置に向けて付勢され、更にY’方向に−1位置から−2位置まで押圧されると、ローラ42が係合穴32eに係合した状態となったディテントレバー41は、比較的強くZ1’方向に押圧されて(より大きな)撓むことにより該シフトレバー11がM位置に向けて付勢される。これにより、シフトレバー11をM位置に向けて常時付勢し、かつシフトレバー11が+1位置及び−1位置である際と、+2位置及び−2位置である際とで、+2位置及び−2位置である際の方が強くなるように押圧するので、例えばドライバにシフトレバー11の位置を手応えにより伝えることができる。
なお、自動変速機のシフト装置1のシフトレバー付勢機構5以外のその他の部分の構成は、第1の実施の形態と同様であり、また、その制御なども同様であるので、説明を省略する。
以上のように、本発明の第2の実施の形態に係る自動変速機のシフト装置1によると、2速アップシフト又は2速ダウンシフトを指令し得る+2位置及び−2位置を備えたので、例えばドライバが2段階の変速を望む際に、操作回数を減少させ、操作性を向上することができる。また、変速指令の信号が1段階づつでなく、一度に2段階の変速を指令することが可能となるため、2段階以上の変速が完了するまでの時間を短くすることができる。
また、マニュアルシフト選択列3は、シフトレバー11の選択位置に基づき、自動変速機101に、2速アップシフトを指令するための+2位置と、1速アップシフトを指令するための+1位置と、変速段を維持するためのM位置と、1速ダウンシフトを指令するための−1位置と、2速ダウンシフトを指令するための−2位置とを有しているので、シフトレバー11により1速アップシフト又は1速ダウンシフトを指令することができるものでありながら、2速アップシフト又は2速ダウンシフトを指令することもできる。
更に、+2位置、+1位置、M位置、−1位置、−2位置が、順に一直線上に直列配置されて構成されているので、アップシフトする方向と、ダウンシフトする方向とが分けて配置され、かつM位置から1速アップシフト又は1速ダウンシフトの選択位置の次に2速アップシフト又は2速ダウンシフトの選択位置が配置されているため、操作方向を簡単にすることができるものでありながら、変速したい段数を簡単に認識することができ、それにより操作性を向上することができる。また、特に+2位置を車輌の進行方向の前方側に配置し、−2位置を車輌の進行方向の後方側に配置したので、アップシフト方向とダウンシフト方向とを簡単に認識することができ、操作性を向上することができる。
また、シフトレバー11をM位置に向けて常時付勢し、かつシフトレバー11が+1位置及び−1位置である際と、+2位置及び−2位置である際とで、+2位置及び−2位置である際の方が強くなるようにM位置に向けて付勢するレバー付勢機構5を備えているので、例えばドライバはシフトレバー11を視認しなくても、1速アップシフト又は1速ダウンシフトの選択位置と、2速アップシフト又は2速ダウンシフトの選択位置とを手応えにより確認することができ、それにより操作性を向上することができる。
更に、レバー付勢機構5は、ディテントレバー41と、シフトレバー11に設けられ、M位置である際にディテントレバー41を比較的弱く押圧し、かつ+1位置及び−1位置である際と+2位置及び−2位置である際とでディテントレバー41を段階的に強く押圧するように形成されたディテント係合部32と、により構成されているので、+1位置及び−1位置である際と、+2位置及び−2位置である際とで、+2位置及び−2位置である際の方が強くなるようにM位置に向けて付勢することができる。
また、1段変速処理手段95が、+1位置センサ76又は−1位置センサ78によりシフトレバー11の+1位置又は−1位置を検出した後、+2位置センサ75又は−2位置センサ79によりシフトレバー11の+2位置又は−2位置を検出せずに、M位置センサ77によりシフトレバー11のM位置を検出した場合に、自動変速機101に1速アップシフト又は1速ダウンシフトを指令し、2段変速処理手段91が、+2位置センサ75又は−2位置センサ79によりシフトレバー11の+2位置又は−2位置を検出した場合に、自動変速機101に2速アップシフト又は2速ダウンシフトを指令するので、1速アップシフト又は1速ダウンシフトの指令と、2速アップシフト又は2速ダウンシフトの指令とを、誤ることなく、正確に自動変速機101に指令して変速することができる。
更に、+1位置センサ76又は−1位置センサ78によりシフトレバー11の+1位置又は−1位置を検出したまま、所定時間経過したことを判定するタイマ処理手段98を備えており、1段変速処理手段95が、タイマ処理手段98により所定時間経過したことを判定した場合に、自動変速機101に1速アップシフト又は1速ダウンシフトを指令するので、例えばドライバがシフトレバー11を+1位置又は−1位置のままM位置に戻さなくても、1速アップシフト又は1速ダウンシフトを行うことができる。これにより、ドライバに違和感を与えることを防ぐことができる。
更に、2段変速処理手段91が、タイマ処理手段98により所定時間経過したことを判定して、1段変速処理手段95により自動変速機101に1速アップシフト又は1速ダウンシフトを指令した後、M位置センサ77によりシフトレバー11のM位置を検出する前に、+2位置センサ75又は−2位置センサ79によりシフトレバー11の+2位置又は−2位置を検出した場合に、自動変速機101に1速アップシフト又は1速ダウンシフトを指令するので、例えばドライバがシフトレバー11をゆっくりと+2位置又は−2位置に選択操作した場合であっても、2速アップシフト又は2速ダウンシフトを行うことができる。
また、2段変速処理手段91は、タイマ処理手段98により所定時間経過する前に、+2位置センサ75又は−2位置センサ79によりシフトレバー11の+2位置又は−2位置を検出した場合に、自動変速機101に2速アップシフト又は2速ダウンシフトを指令するので、例えばドライバがシフトレバー11を比較的早く+2位置又は−2位置に選択操作した場合には、2速アップシフト又は2速ダウンシフトを直ちに行うことができる。
また、例えば出力軸回転センサ105により検出された車速に基づき、1段変速処理手段95又は2段変速処理手段91により指令された1速アップシフト又は1速ダウンシフト、2速アップシフト又は2速ダウンシフトが好ましくない場合に、自動変速機101に対する指令の出力を中止する変速エラー判定手段99を備えているので、例えばエンジン回転数がオーバーレブになる場合やアイドル回転数以下になる場合など、好ましくない状態になることを防ぐことができ、運転操作の安全性に寄与することができる。
<第3の実施の形態>
つづいて第1及び第2の実施の形態を一部変更した第3の実施の形態について図6に沿って説明する。図6は第3の実施の形態に係るシフトレバーを示す断面図である。なお、本第3の実施の形態においては、一部の変更部分を除き、第1及び第2の実施の形態と同様な部分に、同符号を付して、その説明を省略する。
本第3の実施の形態に係る自動変速機のシフト装置1は、第1及び第2の実施の形態に比して、シフトレバー付勢機構5を変更したものである。第3の実施の形態に係るシフトレバー11は、図6に示すように、レバー本体61を有しており、該レバー本体61の上方には、第1及び第2の実施の形態と同様に、シフトノブ13が配設されている。該レバー本体61は、略々中心に回動孔61aを有しており、該回動孔61aよりも上方側が上記表示板9より突出する形となる上方軸部61bとなり、該回動孔61aよりも下方側が下方軸部61cとなっている。また同様に、マニュアルシフト選択列3にシフトレバー11がセットされた際には、該連結軸15は位置決め固定されて、該シフトレバー11の回動中心となり、つまり該シフトレバー11は、該連結軸15を中心にY−Y‘方向に回動自在となっている。
ついで、第3の実施の形態に係るシフトレバー付勢機構(レバー付勢手段)5について説明する。シフトレバー付勢機構5は、伸縮機構68と該伸縮機構68に係合する係合部(伸縮部材係合部)62を有する台座部材67とにより構成されている。伸縮機構68は、レバー本体61の下方軸部61cに固着されたカバー部材63と、該カバー部材63に穿設された孔63aに貫通配置された伸縮部材64と、該カバー部材63に内包され、下方軸部61cと伸縮部材64との間に縮設された第5バネ65と、を備えている。また、該伸縮部材64に対抗する位置には、台座部材67の係合部62が位置決め配置されている。
該係合部62には、該シフトレバー11が、+2位置の際に伸縮部材64の先端部64aに係合する係合穴62aと、+1位置の際に伸縮部材64の先端部64aに係合する係合穴62bと、M位置の際に伸縮部材64の先端部64aに係合する係合穴62cと、−1位置の際に伸縮部材64の先端部64aに係合する係合穴62dと、−2位置の際に伸縮部材64の先端部64aに係合する係合穴62eと、がそれぞれ形成されている。これら係合穴62a,62b,62c,62d,62eは、回動孔61aに対して伸縮部材64をZ2−Z2’方向に段階的な距離を有するように形成されており、係合穴62cに伸縮部材64の先端部64aが係合した際は、該伸縮部材64が最もZ2’方向の位置となり、順に、係合穴62b,62dに伸縮部材64の先端部64aが係合した際は、Z2方向に伸縮部材64を押圧移動させ、係合穴62a,62eに伸縮部材64の先端部64aが係合した際は、更にZ2方向に伸縮部材64を押圧移動させるようになっている。
シフトレバー付勢機構5は、以上のように構成されているので、シフトレバー11がY方向にM位置から+1位置まで押圧されると、伸縮部材64が係合穴62bに係合した状態となって、比較的弱くZ2方向に押圧されて第5バネ65が収縮することにより該シフトレバー11がM位置に向けて付勢され、更にY方向に+1位置から+2位置まで押圧されると、伸縮部材64が係合穴62aに係合した状態となって、比較的強くZ2方向に押圧されて第5バネ65が(より大きく)収縮することにより該シフトレバー11がM位置に向けて付勢される。また反対に、シフトレバー11がY’方向にM位置から−1位置まで押圧されると、伸縮部材64が係合穴62dに係合した状態となって、比較的弱くZ2方向に押圧されて第5バネ65が収縮することにより該シフトレバー11がM位置に向けて付勢され、更にY’方向に−1位置から−2位置まで押圧されると、伸縮部材64が係合穴62eに係合した状態となって、比較的強くZ2方向に押圧されて第5バネ65が(より大きく)収縮することにより該シフトレバー11がM位置に向けて付勢される。これにより、シフトレバー11をM位置に向けて常時付勢し、かつシフトレバー11が+1位置及び−1位置である際と、+2位置及び−2位置である際とで、+2位置及び−2位置である際の方が強くなるように押圧するので、例えばドライバにシフトレバー11の位置を手応えにより伝えることができる。
なお、自動変速機のシフト装置1のシフトレバー付勢機構5以外のその他の部分の構成は、第1及び第2の実施の形態と同様であり、また、その制御なども同様であるので、説明を省略する。
以上のように、本発明の第3の実施の形態に係る自動変速機のシフト装置1によると、2速アップシフト又は2速ダウンシフトを指令し得る+2位置及び−2位置を備えたので、例えばドライバが2段階の変速を望む際に、操作回数を減少させ、操作性を向上することができる。また、変速指令の信号が1段階づつでなく、一度に2段階の変速を指令することが可能となるため、2段階以上の変速が完了するまでの時間を短くすることができる。
また、マニュアルシフト選択列3は、シフトレバー11の選択位置に基づき、自動変速機101に、2速アップシフトを指令するための+2位置と、1速アップシフトを指令するための+1位置と、変速段を維持するためのM位置と、1速ダウンシフトを指令するための−1位置と、2速ダウンシフトを指令するための−2位置とを有しているので、シフトレバー11により1速アップシフト又は1速ダウンシフトを指令することができるものでありながら、2速アップシフト又は2速ダウンシフトを指令することもできる。
更に、+2位置、+1位置、M位置、−1位置、−2位置が、順に一直線上に直列配置されて構成されているので、アップシフトする方向と、ダウンシフトする方向とが分けて配置され、かつM位置から1速アップシフト又は1速ダウンシフトの選択位置の次に2速アップシフト又は2速ダウンシフトの選択位置が配置されているため、操作方向を簡単にすることができるものでありながら、変速したい段数を簡単に認識することができ、それにより操作性を向上することができる。また、特に+2位置を車輌の進行方向の前方側に配置し、−2位置を車輌の進行方向の後方側に配置したので、アップシフト方向とダウンシフト方向とを簡単に認識することができ、操作性を向上することができる。
また、シフトレバー11をM位置に向けて常時付勢し、かつシフトレバー11が+1位置及び−1位置である際と、+2位置及び−2位置である際とで、+2位置及び−2位置である際の方が強くなるようにM位置に向けて付勢するレバー付勢機構5を備えているので、例えばドライバはシフトレバー11を視認しなくても、1速アップシフト又は1速ダウンシフトの選択位置と、2速アップシフト又は2速ダウンシフトの選択位置とを手応えにより確認することができ、それにより操作性を向上することができる。
更に、レバー付勢機構5は、シフトレバー11に配設された第5バネ65と、第5バネ65によりシフトレバー11に対して伸縮自在な伸縮部材64と、シフトレバー11に対して位置決めされ、M位置である際に伸縮部材64を比較的弱く押圧し、かつ+1位置及び−1位置である際と+2位置及び−2位置である際とで伸縮部材64を段階的に強く押圧するように形成された係合部62と、により構成されているので、+1位置及び−1位置である際と、+2位置及び−2位置である際とで、+2位置及び−2位置である際の方が強くなるようにM位置に向けて付勢することができる。
また、1段変速処理手段95が、+1位置センサ76又は−1位置センサ78によりシフトレバー11の+1位置又は−1位置を検出した後、+2位置センサ75又は−2位置センサ79によりシフトレバー11の+2位置又は−2位置を検出せずに、M位置センサ77によりシフトレバー11のM位置を検出した場合に、自動変速機101に1速アップシフト又は1速ダウンシフトを指令し、2段変速処理手段91が、+2位置センサ75又は−2位置センサ79によりシフトレバー11の+2位置又は−2位置を検出した場合に、自動変速機101に2速アップシフト又は2速ダウンシフトを指令するので、1速アップシフト又は1速ダウンシフトの指令と、2速アップシフト又は2速ダウンシフトの指令とを、誤ることなく、正確に自動変速機101に指令して変速することができる。
更に、+1位置センサ76又は−1位置センサ78によりシフトレバー11の+1位置又は−1位置を検出したまま、所定時間経過したことを判定するタイマ処理手段98を備えており、1段変速処理手段95が、タイマ処理手段98により所定時間経過したことを判定した場合に、自動変速機101に1速アップシフト又は1速ダウンシフトを指令するので、例えばドライバがシフトレバー11を+1位置又は−1位置のままM位置に戻さなくても、1速アップシフト又は1速ダウンシフトを行うことができる。これにより、ドライバに違和感を与えることを防ぐことができる。
更に、2段変速処理手段91が、タイマ処理手段98により所定時間経過したことを判定して、1段変速処理手段95により自動変速機101に1速アップシフト又は1速ダウンシフトを指令した後、M位置センサ77によりシフトレバー11のM位置を検出する前に、+2位置センサ75又は−2位置センサ79によりシフトレバー11の+2位置又は−2位置を検出した場合に、自動変速機101に1速アップシフト又は1速ダウンシフトを指令するので、例えばドライバがシフトレバー11をゆっくりと+2位置又は−2位置に選択操作した場合であっても、2速アップシフト又は2速ダウンシフトを行うことができる。
また、2段変速処理手段91は、タイマ処理手段98により所定時間経過する前に、+2位置センサ75又は−2位置センサ79によりシフトレバー11の+2位置又は−2位置を検出した場合に、自動変速機101に2速アップシフト又は2速ダウンシフトを指令するので、例えばドライバがシフトレバー11を比較的早く+2位置又は−2位置に選択操作した場合には、2速アップシフト又は2速ダウンシフトを直ちに行うことができる。
また、例えば出力軸回転センサ105により検出された車速に基づき、1段変速処理手段95又は2段変速処理手段91により指令された1速アップシフト又は1速ダウンシフト、2速アップシフト又は2速ダウンシフトが好ましくない場合に、自動変速機101に対する指令の出力を中止する変速エラー判定手段99を備えているので、例えばエンジン回転数がオーバーレブになる場合やアイドル回転数以下になる場合など、好ましくない状態になることを防ぐことができ、運転操作の安全性に寄与することができる。
なお、以上に説明した本発明に係る第1乃至第3の実施の形態において、自動変速機のシフト装置1は、シフトレバー11によりシフトレンジ選択列2とマニュアルシフト選択列3とにて、それぞれシフトレンジと手動的な変速指令を行うものについて説明したが、これに限らず、例えば運転席のハンドルなどに、シフトレンジを変更する装置と、手動的に変速を指令する装置(例えばスイッチなど)を設けたものであってもよい。この際は、例えば手動的に変速を指令するものとして、例えば1段階の変速を指令するスイッチと2段階以上の変速を指令するスイッチを別々に設けるものや、同じスイッチであっても、1段階の変速を比較的軽く押下し、かつ2段階以上の変速を比較的強く押下するもの、スイッチを押下する時間(いわゆる長押し)により2段階以上の変速を指令するものなどが考えられる。
また、本実施の形態においては、マニュアルシフト選択列3が車輌の進行方向に対して前後方向に配置されたものについて説明したが、これに限らず、マニュアルシフト選択列3を例えば左右方向に配置したものであってもく、また、例えばシフトレンジ選択列2が、いわゆるコラムシフトのように上下方向に配置されるものであれば、それに応じて、マニュアルシフト選択列3を例えば上下方向に配置するものであってもよく、つまりマニュアルシフト選択列3の配置する方向はどのような方向であってもよい。
更に、本実施の形態においては、マニュアルシフト選択列3において、車輌の進行方向の前方側がアップシフトの選択位置、後方側がダウンシフトの選択位置であるものについて説明したが、これに限らず、前方側がダウンシフトの選択位置、後方側がアップシフトの選択位置にしてもよい。
また、本実施の形態においては、シフトレバー11の選択位置が、1段階の変速を指令する位置と2段階の変速を指令する位置とを備えたものについて説明したが、これに限らず、例えば3段階、4段階、・・・の変速を指令する位置を備えたものであってもよい。この際は、最も段階の多い変速指令位置以外の選択位置からは、基準位置(M位置)に戻るまで変速を行わないようにすることや、それぞれの選択位置にシフトレバー11が留まる時間が所定時間以上の場合に該選択位置に対応する変速指令を行うことなどが考えられる。
また、本実施の形態においては、自動変速機101がクラッチやブレーキの掴み換えにより変速を行う、いわゆる有段式の自動変速機であるものについて説明したが、これに限らず、例えばCVTなどの無段式自動変速機であって、段階的にギヤ比を設定しているものなどであっても、本発明を適用することができる。
更に、第1乃至第3の実施の形態において、各シフトレバー付勢機構5,5,5を一例として説明したが、これらに限らず、シフトレバー11の選択位置を段階的に付勢し、例えばドライバに手応えを伝えることができるものであれば、どのようなものを用いてもよい。
また、本実施の形態においては、マニュアルシフト選択列3にシフトレバー11を選択操作(セット)した際に、回動軸15を中心として該シフトレバー11が回動するものについて説明したが、これに限らず、マニュアルシフト選択列3においてもシフトレバー11がスライドする形のものであってもよい。またこの際も、シフトレバー11の選択位置を段階的に付勢し、例えばドライバに手応えを伝えることができるものが好ましい。
更に、本実施の形態においては、変速エラー判定手段99が、全ての変速指令にて変速後の状態が好ましくない状態である際に、変速指令を阻止して変速を中止するものについて説明したが、例えば1段階の変速が可能であって、2段階の変速が不能である際に、1段階だけ変速を行うようにしてもよい。
自動変速機のシフト装置の表示板を示す模式図。 マニュアル選択列にセットされた第1の実施の形態に係るシフトレバーを示す断面図。 自動変速機のシフト装置を示すブロック図。 自動変速機のシフト装置の制御を示すフローチャート。 第2の実施の形態に係るシフトレバーを示す断面図。 第3の実施の形態に係るシフトレバーを示す断面図。
符号の説明
1 自動変速機のシフト装置
2 第1選択列(シフトレンジ選択列)
3 第2選択列(マニュアルシフト選択列)
5 レバー付勢手段(シフトレバー付勢機構)
11 シフトレバー
16a 第1弾性部材(第1バネ)
16b 第1弾性部材(第2バネ)
17a 第2弾性部材(第3バネ)
17b 第2弾性部材(第4バネ)
32 ディテント係合部
41 ディテントレバー
62 伸縮部材係合部(係合部)
64 伸縮部材
65 弾性部材(第5バネ)
75 第1選択位置検出手段(+2位置センサ)
76 第2選択位置検出手段(+1位置センサ)
77 第3選択位置検出手段(M位置センサ)
78 第4選択位置検出手段(−1位置センサ)
79 第5選択位置検出手段(−2位置センサ)
91 2段変速処理手段
95 1段変速処理手段
98 タイマ処理手段
99 変速エラー判定手段
101 自動変速機
105 車速検出手段(出力軸回転センサ、車速センサ)
P シフトレンジ(Pレンジ)
R シフトレンジ(Rレンジ)
N シフトレンジ(Nレンジ)
D シフトレンジ(Dレンジ)
+2 飛び変速指令位置、第1選択位置(2速アップシフト位置、+2位置)
+1 第1選択位置(1速アップシフト位置、+1位置)
M 第3選択位置(基準位置、M位置)
−1 第4選択位置(1速ダウンシフト位置、−1位置)
−2 飛び変速指令位置、第5選択位置(2速ダウンシフト位置、−2位置)

Claims (11)

  1. 電子制御により変速段を制御し得る自動変速機に用いられ、
    前記自動変速機の変速を自動的に行うためのシフトレンジを選択し得る第1選択部と、前記自動変速機のアップシフト又はダウンシフトを手動的に指令し得る第2選択部と、を備えた自動変速機のシフト装置において、
    前記第1選択部は、シフトレバーの選択位置に基づき前記シフトレンジを選択し得る第1選択列で構成され、
    前記第2選択部は、前記第1選択列に連結され、前記シフトレバーの選択位置に基づき少なくとも2段階以上のアップシフト又はダウンシフトを指令し得る飛び変速指令位置を有する第2選択列で構成され、
    前記第2選択列は、前記シフトレバーの選択位置に基づき、前記自動変速機に、前記飛び変速指令位置としての2段階のアップシフトを指令するための第1選択位置と、1段階のアップシフトを指令するための第2選択位置と、変速段を維持するための第3選択位置と、1段階のダウンシフトを指令するための第4選択位置と、前記飛び変速指令位置としての2段階のダウンシフトを指令するための第5選択位置と、を有し、
    前記シフトレバーが前記第1選択位置であることを検出する第1選択位置検出手段と、
    前記シフトレバーが前記第2選択位置であることを検出する第2選択位置検出手段と、
    前記シフトレバーが前記第3選択位置であることを検出する第3選択位置検出手段と、
    前記シフトレバーが前記第4選択位置であることを検出する第4選択位置検出手段と、
    前記シフトレバーが前記第5選択位置であることを検出する第5選択位置検出手段と、
    前記第2又は第4選択位置検出手段により前記シフトレバーの前記第2又は第4選択位置を検出した後、前記第1又は第5選択位置検出手段により前記シフトレバーの前記第1又は第5選択位置を検出せずに、前記第3選択位置検出手段により前記シフトレバーの前記第3選択位置を検出した場合に、前記自動変速機に1段階のアップシフト又はダウンシフトを指令する1段変速処理手段と、
    前記第1又は第5選択位置検出手段により前記シフトレバーの前記第1又は第5選択位置を検出した場合に、前記自動変速機に2段階のアップシフト又はダウンシフトを指令する2段変速処理手段と、を備えてなる、
    ことを特徴とする自動変速機のシフト装置。
  2. 前記第2選択列は、前記第1選択位置、前記第2選択位置、前記第3選択位置、前記第4選択位置、及び前記第5選択位置が、順に一直線上に直列配置されて構成されてなる、
    請求項記載の自動変速機のシフト装置。
  3. 前記第1選択位置を車輌の進行方向の前方側に配置し、前記第5選択位置を車輌の進行方向の後方側に配置してなる、
    請求項記載の自動変速機のシフト装置。
  4. 前記第2選択列上にて、前記シフトレバーを前記第3選択位置に向けて常時付勢し、かつ前記シフトレバーが前記第2選択位置及び前記第4選択位置である際と、前記第1選択位置及び前記第5選択位置である際とで、前記第1選択位置及び前記第5選択位置である際の方が強くなるように前記第3選択位置に向けて付勢するレバー付勢手段を備えてなる、
    請求項2または3記載の自動変速機のシフト装置。
  5. 前記レバー付勢手段は、前記シフトレバーを前記第3選択位置に向けて常時付勢する第1弾性部材と、前記第2選択位置又は前記第4選択位置から前記第1選択位置又は前記第5選択位置である際に、前記シフトレバーを前記第2選択位置又は前記第4選択位置に付勢する第2弾性部材と、により構成されてなる、
    請求項記載の自動変速機のシフト装置。
  6. 前記レバー付勢手段は、ディテントレバーと、前記シフトレバーに設けられ、前記第3選択位置である際に前記ディテントレバーを比較的弱く押圧し、かつ前記第2選択位置及び前記第4選択位置である際と前記第1選択位置及び前記第5選択位置である際とで、前記第1選択位置及び前記第5選択位置である際の方が強くなるように前記ディテントレバーを押圧するように形成されたディテント係合部と、により構成されてなる、
    請求項記載の自動変速機のシフト装置。
  7. 前記レバー付勢手段は、前記シフトレバーに配設された弾性部材と、前記弾性部材により前記シフトレバーに対して伸縮自在な伸縮部材と、前記シフトレバーに対して位置決めされ、前記第3選択位置である際に前記伸縮部材を比較的弱く押圧し、かつ前記第2選択位置及び前記第4選択位置である際と前記第1選択位置及び前記第5選択位置である際とで、前記第1選択位置及び前記第5選択位置である際の方が強くなるように前記伸縮部材を押圧するように形成された伸縮部材係合部と、により構成されてなる、
    請求項記載の自動変速機のシフト装置。
  8. 前記第2又は第4選択位置検出手段により前記シフトレバーの前記第2又は第4選択位置を検出したまま、所定時間経過したことを判定するタイマ処理手段を備え、
    前記1段変速処理手段は、前記タイマ処理手段により所定時間経過したことを判定した場合に、前記自動変速機に1段階のアップシフト又はダウンシフトを指令してなる、
    請求項1ないし7のいずれか記載の自動変速機のシフト装置。
  9. 前記2段変速処理手段は、前記タイマ処理手段により所定時間経過したことを判定して、前記1段変速処理手段により前記自動変速機に1段階のアップシフト又はダウンシフトを指令した後、前記第3選択位置検出手段により前記シフトレバーの前記第3選択位置を検出する前に、前記第1又は第5選択位置検出手段により前記シフトレバーの前記第1又は第5選択位置を検出した場合に、前記自動変速機に1段階のアップシフト又はダウンシフトを指令してなる、
    請求項記載の自動変速機のシフト装置。
  10. 前記2段変速処理手段は、前記タイマ処理手段により所定時間経過する前に、前記第1又は第5選択位置検出手段により前記シフトレバーの前記第1又は第5選択位置を検出した場合に、前記自動変速機に2段階のアップシフト又はダウンシフトを指令してなる、
    請求項記載の自動変速機のシフト装置。
  11. 車速を検出する車速検出手段と、
    前記車速検出手段により検出された前記車速に基づき、前記1段変速処理手段又は前記2段変速処理手段により指令された1段階又は2段階のアップシフト又はダウンシフトが好ましくない場合に、前記自動変速機に対する前記指令の出力を中止する変速エラー判定手段と、を備えてなる、
    請求項1ないし10のいずれか記載の自動変速機のシフト装置。
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