JP5162214B2 - 鞍乗型車両の制御装置、変速装置および鞍乗型車両 - Google Patents
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Description
1.ATモードをMTモードに切り替える操作
2.MTモードにおいてシフトダウンする操作
3.MTモードをATモードに切り替える操作
の少なくとも3回の操作が必要となる。
《自動二輪車1の構成》
本実施形態では、所謂スクータータイプの自動二輪車1を例に挙げて本発明の実施形態の一例について説明する。図1に示すように、自動二輪車1は、ハンドル4と、パワーユニット2と、駆動輪としての後輪3とを備えている。パワーユニット2と後輪3とは、動力伝達機構6により接続されている。
図2は、ハンドル4の概略構成図である。ハンドル4は、図示しないステアリングヘッドパイプに接続されたハンドルバー4dを備えている。ハンドル4は、ハンドルバー4dの左端部に位置する左グリップ部4aと、ハンドルバー4dの右端部に位置する右グリップ部4bとを備えている。右グリップ部4bは、ハンドルバー4dに対して回転可能である。ライダーが、この右グリップ部4bを回転させることで、図示しないスロットルが操作され、スロットル開度が調整される。
図4に示すように、駆動源としてのエンジン10と、電子制御式の変速装置20と、遠心クラッチ30と、減速機構31とを備えている。変速装置20は、変速機構21と、アクチュエータとしてのモータ22とを備えている。モータ22は、変速機構21の変速比を変更させるものである。
次に、図4を参照しながら自動二輪車1の制御ブロックについて説明する。図4に示すように、自動二輪車1の制御は、主として、制御装置としてのECU(electronic control unit)5によって行われる。ECU5は、各種設定等を記憶するメモリ57と、演算部としてのCPU(central processing unit)50と、駆動回路56とを備えている。CPU50には、一時的MTモード選択部51、変速モード選択部52、解除信号出力部53、ATモード復帰部54および変速比制御部55が設けられている。
ECU5は、エンジン10の制御を行っている。具体的に、ECU5は、スロットル開度信号103や車速信号112等に基づいて、目標となるエンジン回転速度を算出する。ECU5は、エンジン回転速度信号109をモニタしながら、エンジン10の点火装置(図示せず)の点火時期およびエンジン10への燃料供給量などを調節することにより、エンジン10の回転速度等を算出された目標エンジン回転速度に制御している。
自動二輪車1では、ATモードと、手動MTモードと、自動MTモードとが選択可能である。図5に示すように、ATモードと、手動MTモードと、自動MTモードとは、ライダーがモード選択スイッチ44を操作することにより選択可能となっている。
「ATモード」とは、自動二輪車1の走行状態に応じて、変速比制御部55によって、変速装置20の変速比が連続的かつ自動的に変更されるモードである。言い換えれば、「ATモード」とは、自動二輪車1の走行状態に応じて、変速装置20の変速比が無段に、自動的に変更されるモードである。例えば、「ATモード」は、変速装置20の変速比が、予め定められた変速比マップに基づいて、連続的かつ自動的に変更されるモードであってもよい。
一方、「MTモード」とは、予め定められた複数の変速比間で変速装置20の変速比が自動的に、または手動で変更されるモードである。MTモードのうち、ライダーがシフトアップスイッチ41やシフトダウンスイッチ42等の操作スイッチを操作することで、変速装置20の変速比が変更されるモードが「手動MTモード」である。すなわち、「手動MTモード」では、シフトチェンジがライダーにより行われる。なお、「MTモード」は、複数のギア間で物理的に変速比が変更される通常のマニュアルトランスミッションと区別する意味で、疑似MTモードと称呼されることもある。
具体的に、本実施形態では、図6に示すように、LOW側から1速、2速、3速、4速、5速という5つのほぼ固定された変速比が設定されている。なお、1速〜5速の各変速比は、完全に固定されていてもよいが、例えば、エンジン回転速度によって変化するものであってもよい。具体的に、1速〜5速の各変速比は、例えば、エンジン回転速度が大きくなるにつれて、トップ寄りになるように設定されていてもよい。手動MTモードでは、ライダーのシフトアップスイッチ41またはシフトダウンスイッチ42等の操作スイッチを操作しない限り、原則的に変速比は変化しない。言い換えれば、手動MTモードでは、ライダーのシフトアップスイッチ41またはシフトダウンスイッチ42等の操作スイッチを操作しない限り、変速装置20の変速比が各変速比間で自動的に変更されることは原則的にはない。ただし、例えば、自動二輪車1の減速時等におけるエンスト抑制などのために、例外的に強制的にシフトダウンされる場合はある。
MTモードのうち、ライダーの操作によらずに予め定められた複数の変速比間で変速装置20の変速比が、変速比制御部55によって自動的に変更されるモードが「自動MTモード」である。
「MTシフトダウンモードの概要」
本実施形態では、図5に示すように、ATモードにおいて、モード変更信号101がモード一時変更スイッチ43から出力されるとMTシフトダウンモードが一時的に選択される。それと共に、変速比制御部55によって、変速装置20の変速比が、予め定められた複数の変速比(1速〜5速)のうち、現在の変速装置20の変速比よりもLOW側に位置する変速比のいずれかにまで変更される。MTシフトダウンモードにおいて、ライダーによりモード一時変更スイッチ43が操作されると、現在の変速装置20の変速比よりもさらにLOW側の変速比に変更される。MTシフトダウンモードにおいて、解除信号107が図4に示す解除信号出力部53から出力されると、MTシフトダウンモードからATモードに復帰する。
以下、MTシフトダウンモードについて、主として図8〜図13を参照しながら、さらに詳細に説明する。ここでは、MTシフトダウンモードが、ライダーの操作スイッチの操作に応じて、変速比制御部55によって、予め定められた複数の変速(1速〜5速)間で変速装置20の変速比が変更される手動変速モードである例について説明する。ただし、MTシフトダウンモードは、自動二輪車1の走行状態に応じて、変速比制御部55によって、予め定められた複数の変速(1速〜5速)間で変速装置20の変速比が自動的に変更される変速モードであってもよい。
ステップS3における「所定の条件」「所定の操作」は、ライダーの加速意志、またはエンジンブレーキを活用する意志がなくなった、または薄くなったと判断されるようなものであれば、特に限定されない。
本実施形態では、ATモードにおいて、ライダーがモード一時変更スイッチ43を操作することで、容易にMTシフトダウンモードが選択される。このため、ライダーは、モード一時変更スイッチ43を操作するという簡単な一度のスイッチ操作のみによって、容易かつ迅速にシフトダウンすることができる。このため、ライダーは、容易かつ迅速にキックダウン操作やエンジンブレーキの活用を行うことができる。
1.モード選択スイッチを操作して、ATモードからMTモードに変更する。
2.2.シフトダウンスイッチを操作してシフトダウンを行う。
という少なくとも2つの操作が必要となる。このため、変速装置の変速比の操作が煩雑であるばかりか、迅速にシフトダウン操作を行うことが困難である。それに対して、本実施形態では、上述のように、モード一時変更スイッチ43の操作というひとつの操作により、容易且つ迅速にATモードにおいてシフトダウンを行うことができる。
上記実施形態では、MTシフトダウンモードにおいてモード一時変更スイッチ43が操作されることで、さらなるシフトダウンが行われる例について説明した。しかし、図14に示すように、さらなるシフトダウンはライダーによるシフトダウンスイッチ42の操作により行われ、MTシフトダウンモードにおいてモード一時変更スイッチ43が操作されるとATモードに復帰するようにしてもよい。
上記実施形態では、モード一時変更スイッチ43を別途設け、モード一時変更スイッチ43の操作によってMTシフトダウンモードに移行する例について説明した。ただし、本発明はこの構成に限定されない。本変形例2では、モード一時変更スイッチ43を別途設けず、シフトダウンスイッチ42の操作によりMTシフトダウンモードに移行する例について説明する。
本変形例2では、シフトダウンスイッチ42の操作によりMTシフトダウンモードへの移行および、MTシフトダウンモードにおけるさらなるシフトダウンが行われる。このため、モード一時変更スイッチ43を設ける必要がなく、その分シフトアップスイッチ41とシフトダウンスイッチ42とをそれぞれ大きくすることができる。これにより、ライダーの操作性が向上する。また、操作スイッチの数量が減るため、ライダーの操作が簡単となる。
上記実施形態では、モード選択スイッチ44が左グリップ部4aに設けられたスイッチボックス40aに配置される例について説明した。しかし、モード選択スイッチ44の配置場所は、左グリップ部4aに限られない。例えば、図18に示すように、モード選択スイッチ44を右グリップ部4bの左側部分に配置してもよい。具体的には、右グリップ部4bの左側部分にさらなるスイッチボックス40bを設け、そのスイッチボックス40bにモード選択スイッチ44を配置してもよい。図18に示すように、モード選択スイッチ44は、ライダーの右手人差し指で操作できる位置に配置することが好ましい。
上記実施形態では、電子制御式変速装置として、ベルト式のECVTを用いる場合について説明した。ただし、電子制御式変速装置は、ベルト式以外のECVTであってもよい。例えば、電子制御式変速装置は、トロイダル式のECVTであってもよい。
実施形態1における変速装置20の代わりに、例えば、図19に示すように、Vベルトが金属製のベルトで構成された変速装置260を採用することができる。なお、図19において、図4に記載された実施形態の変速装置と、同じ作用を奏する部材又は部位には、同じ符号を付している。ただし、図19では、ECU5の内部構成は、実施形態1と一致しているため、図示を省略している。
「駆動源」とは、動力を発生させるものである。「駆動源」は、例えば、内燃機関や電動モータ等であってもよい。
2 パワーユニット
3 後輪(駆動輪)
4 ハンドル
4a 左グリップ部
4b 右グリップ部
4c ブレーキレバー
5 ECU(制御部)
10 エンジン(駆動源)
11 エンジン回転速度センサ
20 変速装置
21 変速機構
22 モータ
32 車速センサ
33 スロットル開度センサ
40 スイッチボックス
41 シフトアップスイッチ
42 シフトダウンスイッチ
43 モード一時変更スイッチ
44 モード選択スイッチ
50 CPU
51 一時的MTモード選択部
52 変速モード選択部
53 解除信号出力部
54 ATモード復帰部
55 変速比制御部
56 駆動回路
57 メモリ
60 左手
60a 親指
101 モード変更信号
102 モード選択信号
103 スロットル開度信号
104 ブレーキ信号
105 シフトアップ信号
106 シフトダウン信号
107 解除信号
109 エンジン回転速度信号
110 シーブ位置信号
112 車速信号
113 スロットル操作信号
114 シーブ回転速度信号
260 金属ベルトCVT
261 プライマリ回転センサ
267C 油圧制御弁
Claims (16)
- 鞍乗型車両の駆動源と駆動輪との間に配置され、連続的に変速比を変更することができる電子制御式変速装置の制御装置であって、
前記鞍乗型車両は、前記制御装置に対してモード一時変更信号を出力するモード一時変更スイッチを有し、
前記変速装置の変速比を制御する変速比制御部と、
前記鞍乗型車両の走行状態に応じて、前記変速比制御部が前記変速装置の変速比を連続的に変更するATモードと、前記変速比制御部が、予め定められた複数の変速比間で前記変速装置の変速比を変更するMTモードとを含む複数の変速モードのうちのいずれかを選択する変速モード選択部と、
前記鞍乗型車両に対して所定の操作が行われたとき、および前記鞍乗型車両に所定の条件が成立したときに解除信号を出力する解除信号出力部と、
前記変速モード選択部により前記ATモードが選択されているときにおいて、前記モード一時変更信号が入力された際に、前記変速モード選択部に前記MTモードを一時的に選択させると共に、前記変速比制御部に、前記変速装置の変速比を前記予め定められた複数の変速比のうちの現在の前記変速装置の変速比よりもLOW側に位置する変速比のいずれかに変更させる一時的MTモード選択部と、
前記一時的MTモード選択部によって前記MTモードが一時的に選択された後において、前記解除信号が出力された際に、前記変速モード選択部により選択される変速モードを前記ATモードに復帰させるATモード復帰部と、
を備えた制御装置。 - 請求項1に記載された制御装置において、
前記MTモードには、
前記鞍乗型車両の走行状態に応じて、前記変速比制御部が、前記予め定められた複数の変速比間で前記変速装置の変速比を自動的に変更する自動MTモードと、
前記鞍乗型車両のライダーの操作に応じて、前記変速比制御部が、前記予め定められた複数の変速比間で前記変速装置の変速比を変更する手動MTモードと、
が含まれる制御装置。 - 請求項1に記載された制御装置において、
前記鞍乗型車両は、
スロットル開度を検出するスロットル開度センサと、
前記駆動源の回転速度を検出する回転速度センサと、
車速を検出する車速センサと、
をさらに有し、
前記解除信号出力部は、前記鞍乗型車両のスロットル開度、前記駆動源の回転速度および前記鞍乗型車両の車速のうちの少なくともひとつが所定の条件を満たしたときに前記解除信号を出力する制御装置。 - 請求項1に記載された制御装置において、
前記解除信号出力部は、前記一時的MTモード選択部によって前記MTモードが一時的に選択された後に所定の期間が経過したときに前記解除信号を出力する制御装置。 - 請求項1に記載された制御装置において、
前記鞍乗型車両は、ブレーキをさらに有し、
前記解除信号出力部は、前記ブレーキが操作されたときに前記解除信号を出力する制御装置。 - 請求項1に記載された制御装置において、
前記鞍乗型車両は、前記変速モード選択部が前記MTモードを選択しているときに、前記変速装置をシフトアップさせるシフトアップスイッチをさらに有し、
前記解除信号出力部は、前記一時的MTモード選択部によって前記MTモードが一時的に選択されている期間中に、前記シフトアップスイッチが操作されたときに前記解除信号を出力する制御装置。 - 請求項1に記載された制御装置において、
前記解除信号出力部は、前記一時的MTモード選択部によって前記MTモードが一時的に選択された後において、前記モード一時変更信号が出力されたときに前記解除信号を出力する制御装置。 - 請求項1に記載された制御装置において、
前記鞍乗型車両は、シフトダウン信号を出力するシフトダウンスイッチをさらに有し、
前記変速比制御部は、前記一時的MTモード選択部によって前記MTモードが一時的に選択されている期間中に、前記シフトダウン信号が出力された際に、前記変速装置の変速比を、前記予め定められた複数の変速比のうちの現在の前記変速装置の変速比よりもLOW側の変速比に変更する制御装置。 - 請求項1に記載された制御装置において、
前記変速比制御部は、前記一時的MTモード選択部によって前記MTモードが一時的に選択されている期間中に、前記モード一時変更信号が出力された際に、前記変速装置の変速比を、前記予め定められた複数の変速比のうちの現在の前記変速装置の変速比よりもLOW側の変速比に変更する制御装置。 - 請求項1に記載された制御装置において、
前記モード一時変更スイッチは、プッシュされることにより前記モード一時変更信号を出力するプッシュ式のスイッチである制御装置。 - 請求項1に記載された制御装置において、
前記鞍乗型車両は、前記変速モード選択部が前記MTモードを選択しているときに、前記変速装置をシフトダウンさせるシフトダウンスイッチをさらに有し、
前記シフトダウンスイッチと前記モード一時変更スイッチとは共通である制御装置。 - 請求項1に記載された制御装置において、
前記鞍乗型車両は、前記変速モード選択部に前記複数の変速モードのうちいずれかを選択させるモード選択信号を出力するモード選択スイッチをさらに有する制御装置。 - 鞍乗型車両の駆動源と駆動輪との間に配置され、連続的に変速比を変更することができる電子制御式変速機構と、
前記変速機構を制御する制御装置と、
を備えた変速装置であって、
前記鞍乗型車両は、前記制御装置に対してモード一時変更信号を出力するモード一時変更スイッチを有し、
前記制御装置は、
前記変速機構の変速比を制御する変速比制御部と、
前記鞍乗型車両の走行状態に応じて、前記変速比制御部が前記変速機構の変速比を連続的に変更するATモードと、前記変速比制御部が、予め定められた複数の変速比間で前記変速機構の変速比を変更するMTモードとを含む複数の変速モードのうちのいずれかを選択する変速モード選択部と、
前記鞍乗型車両に対して所定の操作が行われたとき、および前記鞍乗型車両に所定の条件が成立したときに解除信号を出力する解除信号出力部と、
前記変速モード選択部により前記ATモードが選択されているときにおいて、前記モード一時変更信号が入力された際に、前記変速モード選択部に前記MTモードを一時的に選択させると共に、前記変速比制御部に、前記変速機構の変速比を前記予め定められた複数の変速比のうちの現在の前記変速機構の変速比よりもLOW側に位置する変速比のいずれかに変更させる一時的MTモード選択部と、
前記一時的MTモード選択部によって前記MTモードが一時的に選択された後において、前記解除信号が出力された際に、前記変速モード選択部により選択される変速モードを前記ATモードに復帰させるATモード復帰部と、
を有する変速装置。 - 駆動源と、
前記駆動源により駆動される駆動輪と、
前記駆動源と前記駆動輪との間に配置され、連続的に変速比を変更することができる電子制御式変速機構と、前記変速機構を制御する制御装置と、を有する変速装置と、
を備えた鞍乗型車両であって、
前記制御装置に対してモード一時変更信号を出力するモード一時変更スイッチを備え、
前記制御装置は、
前記変速機構の変速比を制御する変速比制御部と、
前記鞍乗型車両の走行状態に応じて、前記変速比制御部が前記変速機構の変速比を連続的に変更するATモードと、前記変速比制御部が、予め定められた複数の変速比間で前記変速機構の変速比を変更するMTモードとを含む複数の変速モードのうちのいずれかを選択する変速モード選択部と、
前記鞍乗型車両に対して所定の操作が行われたとき、および前記鞍乗型車両に所定の条件が成立したときに解除信号を出力する解除信号出力部と、
前記変速モード選択部により前記ATモードが選択されているときにおいて、前記モード一時変更信号が入力された際に、前記変速モード選択部に前記MTモードを一時的に選択させると共に、前記変速比制御部に、前記変速機構の変速比を前記予め定められた複数の変速比のうちの現在の前記変速機構の変速比よりもLOW側に位置する変速比のいずれかに変更させる一時的MTモード選択部と、
前記一時的MTモード選択部によって前記MTモードが一時的に選択された後において、前記解除信号が出力された際に、前記変速モード選択部により選択される変速モードを前記ATモードに復帰させるATモード復帰部と、
を有する鞍乗型車両。 - 請求項14に記載された鞍乗型車両において、
前記モード一時変更スイッチは、ライダーの親指で操作可能な位置に配置されている鞍乗型車両。 - 請求項14に記載された鞍乗型車両において、
ライダーが握る右側グリップ部および左側グリップ部を備えたハンドルをさらに備え、
前記モード一時変更スイッチは、前記左側グリップ部の右側部分に配置されている鞍乗型車両。
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