JPH09195934A - 真空ポンプ - Google Patents

真空ポンプ

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JPH09195934A
JPH09195934A JP2471496A JP2471496A JPH09195934A JP H09195934 A JPH09195934 A JP H09195934A JP 2471496 A JP2471496 A JP 2471496A JP 2471496 A JP2471496 A JP 2471496A JP H09195934 A JPH09195934 A JP H09195934A
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JP
Japan
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vacuum pressure
vacuum
pressure
governor
chamber
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Pending
Application number
JP2471496A
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English (en)
Inventor
Masashi Igarashi
正 士 五十嵐
Mikio Yamaji
地 幹 夫 山
Koichi Fukamachi
町 孝 一 深
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SMC Corp
Original Assignee
SMC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 真空圧が設定真空圧より高くなると自動的に
運転が停止し、低くなると自動的に運転を開始する真空
ポンプを提供する。 【解決手段】 本体ブロック2両側のシリンダ9a,9
bを往復動するピストン10a,10bの内側を真空室
12a,12bに、外側を駆動室13a,13bにし
て、真空室を入口チェック弁15a,15bを介して真
空圧チャンバ5の空気を吸引する入口ポート6に、出口
チェック弁16a,16bを介して空気の出口ポート7
にそれぞれ連通させる。駆動流体の供給ポート3から、
ガバナ18と切換弁17を通して駆動室に駆動流体を給
排するとピストンが往復動し、これによって真空チャン
バの圧力が低下して真空圧になる。入口ポート6の真空
圧がガバナ18で設定した設定真空圧より高くなると、
ガバナ18が駆動室への駆動圧力流体の供給を遮断して
真空ポンプ1が自動的に停止し、低くなるとガバナ18
により駆動室に駆動圧力流体が供給されて自動的に運転
を開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧縮空気等の圧力
流体を動力源とする真空ポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】真空圧発生装置としては、圧縮空気を駆
動源とするエゼクタと、電動機を駆動源とする真空ポン
プとが知られている。しかしながら、エゼクタは発生真
空圧が低いために、例えば吸着搬送装置の真空パッドが
ワークを吸引している間も真空パッドに真空圧を作用さ
せる必要があるので、圧縮空気の使用量が多くなってラ
ンニングコストが上昇するという問題がある。また、発
生真空圧が低いために、使用する装置によっては多数の
エゼクタを設ける必要があるので、設置スペースが大き
くなるという問題もある。
【0003】一方、真空ポンプは発生真空圧を高くする
ことができるが、真空圧が所定の真空圧より高くなった
ときに運転を停止し真空圧が所定の圧力より低くなった
ときに運転を開始する制御機構が、複雑かつ高価であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、圧力流体を駆動源としたものでありながら
発生真空圧が高く、しかも安価な機構で自動的に運転を
開始及び停止することができる真空ポンプを提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の真空ポンプは、本体ブロックと、その両側
の一対のシリンダと、これらのシリンダ内を気密に往復
動する一対のピストンと、本体ブロックを気密に貫通し
これらのピストンを連結するロッドと、駆動流体の流れ
を切換える切換弁とを備え、本体ブロック内側の室を真
空室に外側の室を駆動室にし、供給ポートから切換弁を
通って駆動室に給排される駆動流体により上記ピストン
を往復動させて真空室に吸引した空気を排出する真空ポ
ンプであって、上記真空ポンプが、真空圧利用機器が接
続される入口ポート及び外部に開口する出口ポートと、
入口ポートから一対の真空室への空気の流入のみを許容
する入口チェック弁及び真空室から出口ポートへの空気
の流出のみを許容する出口チェック弁と、設定真空圧が
調節可能で、入口側の真空圧が設定真空圧より低いとき
は駆動室に駆動流体を供給し高いときは駆動流体の供給
を遮断するガバナとを備えていることを特徴としてい
る。
【0006】また、同様の課題を解決するため、上記真
空ポンプのガバナが、設定真空圧を調節する真空圧設定
手段と、該真空圧設定手段で設定した真空圧と入口側の
真空圧との大小により変位する受圧体と、該受圧体の変
位により移動して入口側の真空圧が設定真空圧より低い
ときは駆動流体の供給流路を開放し高いときは供給流路
を閉鎖するガバナ弁とを備えていることを特徴としてい
る。
【0007】さらに、同様の課題を解決するため、これ
らのガバナが、入口側の真空圧が設定真空圧より高いと
きに開口してその真空圧を低下させる給気弁を備えてい
ることを特徴としている。
【0008】また、同様の課題を解決するため、ガバナ
が、入口側の真空圧を検出して信号を出力する圧力セン
サと、設定真空圧が調節可能で上記圧力センサの出力信
号と設定真空圧の信号の大小を比較して信号を出力する
制御回路と、制御回路の出力信号により駆動して、入口
側の真空圧が設定真空圧より低いときは駆動流体の供給
流路を開放し高いときは供給流路を閉鎖する流路開閉手
段とを備えていることを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】供給ポートからガバナ及び切換弁
を介して一対の駆動室に駆動流体を給排すると一対のピ
ストンが往復動し、これにより入口ポート及び入口チェ
ック弁を通って真空圧利用機器の空気が真空室に吸入さ
れるとともに、真空室に吸入された空気が出口チェック
弁を通って出口ポートから排出されるので、真空圧利用
機器の圧力が低下して真空圧になる。入口側の真空圧が
設定真空圧より高くなると、ガバナによって駆動室への
駆動流体の供給が遮断されるので、真空ポンプの運転が
自動的に停止する。また、入口側の真空圧が設定真空圧
より低くなると、ガバナによって駆動室に駆動流体が供
給されるので、真空ポンプが自動的に運転を開始する。
真空ポンプの運転を自動的に停止及び開始させるための
設定真空圧は調節できるので、真空圧利用機器を所望の
真空圧とすることができる。
【0010】具体的には、入口側の真空圧が真空圧設定
手段で設定した真空圧より低いときは、受圧体の所定方
向への変位によりガバナ弁が駆動流体の供給流路を開放
して、切換弁を介して駆動室に駆動流体が供給されるの
で、真空ポンプが自動的に運転を開始する。入口側の真
空圧が真空圧設定手段で設定した真空圧より高くなる
と、受圧体が反対の方向に変位し、これによってガバナ
弁が駆動流体の供給流路を閉鎖するので、真空ポンプの
運転が自動的に停止する。また、入口側の真空圧が真空
圧設定手段で設定した設定真空圧より高くなると、ガバ
ナに設けた給気弁が開口して入口側に外気が流入するの
で、入口側の真空圧が低下する。
【0011】さらに、制御回路が、入口側の真空圧を検
出した圧力センサの出力信号と設定真空圧の信号との大
小を比較して、入口側の真空圧が設定真空圧より低いと
きは信号を出力し、これによって流路開閉手段が駆動流
体の供給流路を開放するので真空ポンプが自動的に運転
を開始し、入口側の真空圧が設定真空圧より高いときは
制御回路の出力信号がなく、このため流路開閉手段が駆
動流体の供給流路を遮断するので、真空ポンプの運転が
自動的に停止する。この場合も、制御回路によって設定
真空圧を調節することができる。
【0012】
【実施例】図1は第1実施例の真空ポンプ1の概略構成
を、図2及び図3はその要部の具体的構成を示してい
る。図1によって上記実施例の概要を説明すると、この
真空ポンプ1における本体ブロック2は、駆動流体(一
例として圧縮空気)の供給ポート3及び排出ポート4
と、真空圧利用機器(図示を省略しているが、一例とし
て吸着搬送装置)に接続される真空チャンバ5が接続さ
れる入口ポート6及び外部に開口する出口ポート7とを
備えている。上記本体ブロック2の両側にはシリンダ9
a,9bが連設され、これらのシリンダ内を気密に往復
動するピストン10a,10bを、本体ブロック2を気
密に貫通するロッド11により互いに連結し、ピストン
10a,10bによって上記シリンダ内を、ピストン内
側(本体ブロック2側)の真空室12a,12bと、外
側の駆動室13a,13bとに区画している。また、本
体ブロック2の内部に形成された流体流路には、入口チ
ェック弁15a,15b及び出口チェック弁16a,1
6bと、切換弁17及びガバナ18とが組込まれてい
る。
【0013】上記入口チェック弁15a,15bは入口
ポート6から真空室12a,12bへの空気の流入のみ
を許容し、出口チェック弁16a,16bは真空室12
a,12bから出口ポート7への空気の流出のみを許容
するものである。また切換弁17は、駆動室13a及び
13bの一方をガバナ18を介して供給ポート3に切換
連通させるとともに、他方を排出ポート4に切換連通さ
せるものである。上記ガバナ18は、入口ポート6の真
空圧が設定真空圧より高いときは駆動室13a,13b
への駆動流体の供給を遮断して真空ポンプ1の運転を自
動的に停止させ、入口ポート6の真空圧が設定真空圧よ
り低いときは駆動流体を駆動室13a,13bに供給し
て真空ポンプ1の運転を自動的に開始させるものであ
り、後記する真空圧設定手段によって設定真空圧を調節
することができる。
【0014】図2及び図3に詳細を示す上記ガバナ18
は、本体ブロック2に組み込まれたガバナ本体20を備
え、ガバナ本体20に、供給ポート3に連通する弁室2
1、切換弁17の後記する入力口に連通するガバナ弁座
22、及びフィードバック口23がそれぞれ形成されて
いる。ガバナ弁座22を弁室側から開閉するガバナ弁2
4は、ガバナ弁座22と同径で、ガバナ本体20に設け
た凹部内を気密に摺動する筒状壁で形成した均圧室25
と、均圧室をガバナ弁座22の出口側に連通させる複数
の均圧孔とを備え、これによってガバナ弁24に作用す
る流体圧をほぼ等しくしている。またガバナ弁24は、
均圧室25に縮設したばね27によって、ガバナ弁座2
2を閉鎖する方向に付勢されている。
【0015】ガバナ本体20と、本体ブロック2に適宜
の手段により取付けられたボンネット30との間には、
受圧体の一例であるダイヤフラム31の周縁が気密に挟
持され、上記フィードバック口23は、弁室26を介し
て入口ポート6に連通するとともに、ダイヤフラム31
で区画されたフィードバックバック室32に連通してい
る。また、ボンネット30内のフィードバック室32と
反対側の部屋は、図示を省略している開口によって外部
に連通している。ダイヤフラム31には、外部に開口す
る給気弁座33を有する弁座部材34が一体変位可能に
取付けられており、給気弁座33を開閉する給気弁35
は、弁座部材34、ガバナ本体20及び均圧室25を通
る弁棒36によって、ガバナ弁24に一体移動可能に連
結されている。
【0016】ボンネット30内には、ナット38が軸方
向に移動可能でかつ回転不能に設けられており、弁座部
材34とナット38にはダイヤフラム31を図において
上方に付勢する引張りばね39の両端が取付けられてい
る。上記ナット38に螺合する調節ボルト40は、ボン
ネット30に回転のみ可能に取付けられたハンドル41
に一体回転可能に取付けられており、これらによって真
空圧設定手段42が構成される。上記真空圧設定手段4
2は、ハンドル41を回転するとナット38が図におい
て上下動し、これによって引張りばね39の付勢力、換
言すれば設定真空圧を調節することができる。
【0017】切換弁17の入力口45は上述のようにガ
バナ弁座22の出口側に連通し、出力口46a,46b
は本体ブロック2内の流路及び外部流路48a,48b
によって駆動室13a,13bにそれぞれ連通し、排出
口47は本体ブロック2内の流路によって排出ポート4
に連通している。また、切換弁17に設けた切換用のプ
ッシュロッド50a,50bは、これらの間のトラベル
ばね51の付勢力によって先端を真空室12a,12b
内に突出させ、往復動するピストン10a,10bがプ
ッシュロッド50a,50bを押圧すると、そのプッシ
ュロッドがトラベルばね51の付勢力に抗して押し込ま
れて切換弁17の流れが切換えられ、これによって駆動
室13a,13bをガバナ18と排出ポート4に交互に
連通させる。
【0018】上記切換弁17は、スプール弁として構成
されている。即ち、本体ブロック2には真空室12a,
12bを連通させる通孔が形成され、この通孔に嵌着し
たスリーブ53をエギゾーストスリーブ及びプッシュロ
ッドガイド54a,54bを介して一対のサイドプレー
ト55,55で挟着することによって固定し、これらの
内部に、軸方向に貫通する貫通孔によって薄肉中空とし
た流路切換え用の中空のスプール56、及び該スプール
を押圧する上記プッシュロッド50a,50bを軸方向
に摺動可能に嵌挿している。これらのプッシュロッド
は、内方にばね座として機能する段部57が形成されて
おり、段部57,57間に上記トラベルばね51が縮設
され、トラベルベアリング58,58で支持された先端
をサイドプレート55,55に設けた開口を通して常時
真空室12a,12bに向けて付勢している。また、ス
プール56内面の突出部とプッシュロッドの段部57,
57との間には、図2に示すように、プッシュロッド5
0a,50bの無作用摺動間隙が設けられている。
【0019】図2は、駆動室13aに供給された駆動流
体によりピストン10a,10bが図において右動し
て、プッシュロッド50aが上記無作用間隙を越えて摺
動してスプール56の突出部に当接し、入力口45から
の圧力流体を出力口46b及び外部流路48bを通して
駆動室13bへ流入するように切換える直前の状態を示
している。ピストン10a,10bがさらに右動する
と、段部57がスプール56の突出部を押圧してスプー
ルを右動させ、これにより入力口45が出力口46bに
連通するので、駆動室13bに駆動流体が供給されてピ
ストン10a,10bが図において左動する。ピストン
10a,10bが左動終端近くに摺動すると、プッシュ
ロッド50bを押圧して左動させ、これに伴ってトラベ
ルばね51、プッシュロッド50bも左動するが、プッ
シュロッド50bが無作用間隙を摺動している間は、ス
プール56は静止している。ピストン10a,10bが
さらに左動すると、プッシュロッド50bの段部57が
スプール56の突出部を押圧してスプールを左動させ、
入力口45からの駆動流体を出力口46bから出力口4
6aに切換えるので、ピストン10a,10bが右動す
る。
【0020】上記第1実施例は、真空ポンプ1の運転開
始前においては、引張りばね39の付勢力によりダイヤ
フラム31及びガバナ弁24が図において上動している
(図2参照)。したがって、ガバナ弁24がガバナ弁座
22を開放し、給気弁35は給気弁座33を閉鎖してい
る。供給ポート3から、ガバナ18及び切換弁17を介
して駆動室13a,13bに駆動流体を給排するとピス
トン10a,10bが往復動し、これにより入口ポート
6及び入口チェック弁15a,15bを通って真空室1
2a,12bに真空チャンバ5の空気が吸引されるとと
もに、真空室12a,12bに吸引された空気が、出口
チェック弁16a,16b及び出口ポート7を通って外
部に排出される。したがって、真空チャンバ5、入口ポ
ート6及びフィードバック室32の空気圧が低下して真
空圧になる。
【0021】入口ポート6及びフィードバック室32の
真空圧が、真空圧設定手段42により設定した設定真空
圧になると、ダイヤフラム31が引張りばね39の付勢
力に抗して図における下方に変位するので、ガバナ弁2
4がガバナ弁座22を閉鎖する(図3参照)。したがっ
て、供給ポート3から切換弁17への駆動流体の供給が
遮断されるので、真空ポンプ1の運転が自動的に停止す
る。この場合、弁座部材34、ダイヤフラム31及びガ
バナ弁24が一体に下動するので、給気弁35が給気弁
座33を開口することはない。入口ポート6及びフィー
ドバック室32の真空圧が上記設定真空圧より高いとき
は、ダイヤフラム31と弁座部材34が図3に示す位置
よりさらに下動する。しかしながら、ガバナ弁24がガ
バナ弁座22を閉鎖していて給気弁35は下動できない
ので、給気弁座33が開口してフィードバック室32に
外気が供給される。これにより入口ポート6及びフィー
ドバック室32の真空圧が低くなると、ダイヤフラム3
1及び弁座部材34が復帰して給気弁座33が閉鎖され
るので、入口ポート6及びフィードバック室32の真空
圧が設定真空圧となる。
【0022】上記第1実施例は、駆動流体を駆動源とす
るものでありながら、エゼクタに比べて発生真空圧を高
くすることができ、したがって、1個の装置によって複
数の真空圧利用機器に真空圧を同時に作用させることが
できるので、設置スペースを小さくすることができる。
入口ポート6の真空圧が真空圧設定手段42で設定した
設定真空圧より高くなると、ガバナ18が駆動室13
a,13bへの駆動流体の供給を遮断して真空ポンプ1
の運転を自動的に停止させるので、圧縮空気の無駄な使
用がなくてランニングコストを低下することができ、か
つエネルギー消費の少ない真空ポンプとすることができ
る。また、入口ポート6の真空圧が設定真空圧より低く
なると、ガバナ18が駆動室13a,13bに駆動流体
を供給するので、真空ポンプ1が自動的に運転を開始す
る。さらに、ハンドル41の回転により引張りばね39
の付勢力を調整して設定真空圧、換言すれば入口ポート
6の真空圧を調整することができ、しかも自動的に運転
を開始及び停止させるための制御回路を必要としないの
で、真空ポンプ1を安価なものにすることができる。
【0023】図4ないし図6は本発明の第2実施例を示
し、第2実施例の真空ポンプ61におけるガバナ62
は、ガバナ本体63と、入口ポート6の真空圧を検出し
て信号を出力する圧力センサ64と、供給ポート3と切
換弁17の連通を通断する流路開閉手段の一例である電
磁弁65と、電磁弁65に信号を出力する制御回路66
とを備えている。上記ガバナ本体63は、供給ポート3
をガバナ本体の上面に開口させる供給流路68と、切換
弁17の入力口45をガバナ本体の上面に開口させる出
力流路69とを備えている。ガバナ本体63の上面に取
付けられた上記電磁弁65は、圧力流体の入力ポート7
1、出力ポート72及び排出ポート73を備え、ソレノ
イド65aの励磁により供給ポート71を出力ポートに
連通させ、ソレノイド65aの励磁が解除されると、復
帰ばね(図示省略)の付勢力により出力ポート72を排
出ポート73に切換えて連通させる周知の3ポート電磁
弁として構成されており、入力ポート71は供給流路6
8の上面開口に、出力ポート72は出力流路69の上面
開口にそれぞれ連通し、排出ポート73は外部に開口し
ている。
【0024】上記制御回路66は、圧力センサ64が検
出した入口ポート6の真空圧の信号と設定真空圧の信号
との大小を比較して、圧力センサ64が検出した真空圧
の信号が制御回路66で設定した設定真空圧の信号より
も低いときは、信号を出力してソレノイド65aを励磁
し、高いときは上記信号の出力を停止してソレノイド6
5aの励磁を解除するものとして構成されている。そし
て、設定真空圧は、例えば制御回路66中の可変抵抗器
の抵抗値を調整することによって調節することができ
る。第2実施例の他の構成は第1実施例と同じであるか
ら、図の主要な同一の箇所に同一の符号を付して、詳細
な説明は省略する。
【0025】第2実施例の真空ポンプ61は、圧力セン
サ64が検出した入口ポート6の真空圧の信号が制御回
路66で設定した設定真空圧の信号より小さいときは、
制御回路66が信号を出力して電磁弁65のソレノイド
65aを励磁し、これにより供給流路68と出力流路6
9が連通するので、駆動室13a,13bに駆動流体が
供給されて真空ポンプ61が自動的に運転を開始する。
圧力センサ64が検出した真空圧の信号が制御回路66
の設定真空圧の信号より大きいときは、制御回路66か
ら信号が出力されないためにソレノイド65aの励磁が
解除され、これにより供給流路68と出力流路69の連
通が遮断されて真空ポンプ61が自動的に運転を停止す
る。第2実施例におけるガバナ62以外の作用は第1実
施例と同じであるから、詳細な説明は省略する。
【0026】上記第2実施例は、第1実施例に比べてガ
バナ62の構成が簡単で小形にすることができ、しかも
既存の圧力センサ64、電磁弁65及び制御回路66を
使用できるので、真空ポンプ61の運転を自動的に開始
及び停止できる制御機構を比較的安価なものとすること
ができる。また、引張りばね39による真空圧の設定に
比べて、設定真空圧が正確でしかも微調節が容易であ
る。
【0027】
【発明の効果】本発明の真空ポンプは、駆動流体を駆動
源とするものでありながら、エゼクタに比べて小形でか
つ発生真空圧を高くすることができる。また、ガバナに
よって真空ポンプの運転を自動的に開始及び停止させる
ことができるので、駆動流体の無駄な使用がなくてラン
ニングコストを低下することができ、かつエネルギー消
費を少なくすることができる。さらに、圧力センサ、制
御回路等によってガバナを構成したので、設定真空圧が
正確でかつ微調節が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の概略構成図である。
【図2】要部の具体的構成の断面図である。
【図3】同じく真空圧が高いときの図である。
【図4】第2実施例の概略構成図である。
【図5】要部の具体的構成の断面図である。
【図6】図5のA−A断面図である。
【符号の説明】
1,61 真空ポンプ 2 本体ブロック 3 供給ポート 6 入口ポート 7 出口ポート 9a,9b シリンダ 10a,10b ピストン 11 ロッド 12a,12b 真空室 13a,13b 駆動室 15a,15b 入口チェック弁 16a,16b 出口チェック弁 17 切換弁 18,62 ガバナ 24 ガバナ弁 31 ダイヤフラム 35 給気弁 42 真空圧設定手段 64 圧力センサ 65 電磁弁 66 制御回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体ブロックと、その両側の一対のシリン
    ダと、これらのシリンダ内を気密に往復動する一対のピ
    ストンと、本体ブロックを気密に貫通しこれらのピスト
    ンを連結するロッドと、駆動流体の流れを切換える切換
    弁とを備え、本体ブロック内側の室を真空室に外側の室
    を駆動室にし、供給ポートから切換弁を通って駆動室に
    給排される駆動流体により上記ピストンを往復動させて
    真空室に吸引した空気を排出する真空ポンプであって、 上記真空ポンプが、真空圧利用機器が接続される入口ポ
    ート及び外部に開口する出口ポートと、入口ポートから
    一対の真空室への空気の流入のみを許容する入口チェッ
    ク弁及び真空室から出口ポートへの空気の流出のみを許
    容する出口チェック弁と、設定真空圧が調節可能で、入
    口側の真空圧が設定真空圧より低いときは駆動室に駆動
    流体を供給し高いときは駆動流体の供給を遮断するガバ
    ナとを備えている、ことを特徴とする真空ポンプ。
  2. 【請求項2】ガバナが、設定真空圧を調節する真空圧設
    定手段と、該真空圧設定手段で設定した真空圧と入口側
    の真空圧との大小により変位する受圧体と、該受圧体の
    変位により移動して入口側の真空圧が設定真空圧より低
    いときは駆動流体の供給流路を開放し高いときは供給流
    路を閉鎖するガバナ弁とを備えている、ことを特徴とす
    る請求項1に記載した真空ポンプ。
  3. 【請求項3】ガバナが、入口側の真空圧が設定真空圧よ
    り高いときに開口してその真空圧を低下させる給気弁を
    備えている、ことを特徴とする請求項1または請求項2
    に記載した真空ポンプ。
  4. 【請求項4】ガバナが、入口側の真空圧を検出して信号
    を出力する圧力センサと、設定真空圧が調節可能で上記
    圧力センサの出力信号と設定真空圧の信号の大小を比較
    して信号を出力する制御回路と、制御回路の出力信号に
    より駆動して、入口側の真空圧が設定真空圧より低いと
    きは駆動流体の供給流路を開放し高いときは供給流路を
    閉鎖する流路開閉手段とを備えている、ことを特徴とす
    る請求項1に記載した真空ポンプ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013180371A1 (ko) * 2012-05-30 2013-12-05 주식회사 미래브이씨 전자기식 공기 압축기
WO2016175375A1 (ko) * 2015-04-28 2016-11-03 임주생 병렬 인버터 회로를 적용한 전자기식 공기 압축기
CN112160889A (zh) * 2020-09-25 2021-01-01 成都成研创科科技有限公司 一种用于电商中大型公仔的真空抽气装置

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