JPH0919575A - 往復式電気かみそり - Google Patents

往復式電気かみそり

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JPH0919575A
JPH0919575A JP17259995A JP17259995A JPH0919575A JP H0919575 A JPH0919575 A JP H0919575A JP 17259995 A JP17259995 A JP 17259995A JP 17259995 A JP17259995 A JP 17259995A JP H0919575 A JPH0919575 A JP H0919575A
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Takeshi Shiba
武志 柴
Hikoyoshi Nakagawa
彦芳 中川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】組み立てを簡単に行うことができ、且つ組み立
て時に刃が変形することのない往復式電気かみそりを提
供する。 【解決手段】上面に多数のスリットを有する金属製薄板
を下側に向いたコ字状に折曲してスリット刃を形成し、
スリット刃の両端開口部に成形品を挿入配置して一体化
したスリット外刃を備えた往復式電気かみそりである。
スリット刃の下端部に入口部88を狭くした開口部を設
ける。入口部88を介して開口部内に挿入配置された成
形品の突起部をヒートシールにて変形させて開口部に固
着した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フロート自在な刃
部を備えた往復式電気かみそりに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、複数の刃ヘッドを備えた電気かみ
そりが種々提供されており、さらに髭の導入の向上のた
めに刃ヘッドの一つをスリット状の外刃を有する粗剃り
刃ヘッドにしたものが提供されている。このものは、図
10に示されるように刃部材と成形品とをヒートシール
により一体化して組み立てるものであるが、組み立て手
順としては、先ず、コの字状に曲げて形成された内刃1
02の下部を広げてヒートシール突起107を有するス
リット継手103とバネ受け部材104を内刃102に
嵌め込んだ後に、突起部107を内刃102の孔108
に対してヒートシール固定する。
【0003】次いで、スリット孔を有する板をコの字状
に曲げて形成された外刃101の下部側から内刃102
と押し上げバネ105を外刃101に組み込んだ後に、
外刃101の下部を広げてヒートシール突起107を有
する外刃保持部材106を外刃101に嵌め込み、突起
部107を外刃101の孔部108にヒートシール固定
するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、外刃1
01、内刃102は0.3mm程度の剛性の高い板材を
使用しているためにスリット継手103、バネ受け部材
104、外刃保持部材106を取付けるにあたって、下
部を大きく広げるためには治具による組み立てが必要と
なってしまい組み立てに手間がかかり、組み立てコスト
が高くなるとともに、各部材103,104,106に
設けられた突起部107を各刃101,102に設けら
れた孔部108に係合するにあたって各刃101,10
2の下部を各部材103,104,106に設けられた
突起部107の突出高さ以上にまで広げるときに刃が変
形してしまって外刃101と内刃102との間に隙間が
発生して切れ味が悪くなるという問題が生じやすいもの
である。
【0005】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、組み立てを簡単に行うことができ、且つ組み
立て時に刃が変形することのない往復式電気かみそりを
提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、上面に多数のスリットを有す
る金属製薄板を下側に向いたコ字状に折曲してスリット
刃を形成し、スリット刃の両端開口部に成形品を挿入配
置して一体化したスリット外刃を備えた往復式電気かみ
そりにおいて、スリット刃の下端部に入口部を狭くした
開口部を設け、入口部を介して開口部内に挿入配置され
た成形品の突起部をヒートシールにて変形させて開口部
に固着したことを特徴とするものである。
【0007】請求項2の発明では、請求項1において開
口部の一部に薄肉部を設け、薄肉部の上に変形後の突起
部を被着したことを特徴とするものである。請求項3の
発明では、請求項1においてヒートシールした成形品を
スリット外刃の長手方向に沿う外端面よりも外方に突出
しないようにしたことを特徴とするものである。
【0008】請求項4の発明では、請求項1においてス
リット外刃と隣合うように外刃を並設配置し、各刃にて
構成される刃ヘッドがそれぞれ上下方向にフロート自在
とされ、スリット外刃の下端に内側に向いたテーパ面を
設けたことを特徴とするものである。請求項5の発明で
は、請求項4においてテーパ面を隣合う刃ヘッドの外刃
固定ヒートシール部に対応する部分のみとしたことを特
徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明における往復式電気かみそ
りは、図7に示されるように本体5の上端に一対の仕上
げ剃り刃ヘッド1,1と、両仕上げ剃り刃ヘッド1間に
配された粗剃り刃ヘッド2の三者が平行並列に配設され
たもので、これら3個の刃ヘッド1,1,2は、モータ
4によって同時に駆動されるようになっている。図中6
はトリマーブロック、7はスイッチ部である。
【0010】上記刃ヘッド1,1,2のうち、仕上げ剃
り刃ヘッド1,1は、図5に示されるように金属薄板か
ら形成されると共に多数の刃孔が形成されている外刃1
0と、この外刃10を保持している外刃枠11と、外刃
10内面に摺接する図6に示される内刃12とからなる
もので、外刃枠11は長手方向に沿う両外側面に外刃1
0取付けのための複数個のヒートシール用突起53と、
スムーサー9に係合される係合突起54とを備えてお
り、長手方向と直交する両端面には突起部55とE字状
をなした弾性アーム56を一体に備え、弾性アーム56
における中央片の先端部には係合突起57を備えてい
る。外刃10は長手方向に沿う両端部に穿設された係止
孔51にヒートシール用突起53を係合してヒートシー
ル用突起53をヒートシールすることによって外刃枠1
1の上部に沿って取付けられるようになっている。
【0011】刃ヘッド1,1の外側にフロート自在に取
付けられるスムーサー9は上部に複数の弾性を有するフ
ィン63を備えた板状の部材で、その下部に設けられた
係合孔61と、外刃枠11の片側外側面の弾性アーム5
8の先端部に設けられた取付突起59とのヒートシール
結合により、外刃枠11に対して上下にフロート可能な
状態で取付けられる。ここで、上記係合突起54は係合
孔61内に係合される。
【0012】粗剃り刃ヘッド2は、図1に示されるよう
に両側面に至るスリット状の刃孔を上面に複数備えたス
リット刃としての外刃20と、外刃20の長手方向両端
にそれぞれヒートシールで固定される成形品としての一
対の外刃保持部材25,26と、外刃20の内面に摺接
するスリット刃としての内刃22と、内刃22に固着さ
れた成形品としてのスリット継手23とからなるもの
で、外刃20の両端に外刃保持部材25,26を取付け
ることでスリット外刃が形成される。外刃保持部材2
5,26の下片の上面と、スリット継手23の両端下面
との間には、それぞれ押し上げバネ24,24が配設さ
れている。この押し上げバネ24,24は下端を外刃保
持部材25,26より突設されたバネ受け突起75に嵌
着すると共に、上端をスリット継手23の両端より下方
に突設されたバネ受け突起78に嵌着するようにしてス
リット継手23に上方への付勢力を付与するようにスリ
ット継手23と外刃保持部材25,26との間に設置さ
れている。
【0013】外刃20の長手方向の両端は下方に向けて
部分的に突出された状態となっており、この部分には下
端が開口する開口部としてのヒートシール孔81が設け
られている。このヒートシール孔81は下側に開口した
形状をしており、下端の入口部88は開口部の中程の巾
よりも狭いものとなっている。また、外刃保持部材2
5,26にはそれぞれ上記ヒートシール孔81に係合さ
れる突起部としてのヒートシール突起76が突設されて
いる。このヒートシール突起76は円柱状をしており、
その直径はヒートシール孔81の入口部88の巾よりも
わずかに小さいものとなっている。
【0014】また、内刃22の下部には下端が開口する
ヒートシール孔80が設けられており、下端の入口部分
は上記したヒートシール孔81と同じように開口した開
口部よりも狭いものとなっている。スリット継手23に
はヒートシール孔80に係合される突起部としてのヒー
トシール突起79が突設されている。このヒートシール
突起79は上記したヒートシール突起76と同じように
円柱状をしており、その直径はヒートシール孔80の入
口部分の巾よりもわずかに小さいものとなっている。
【0015】組み立てとしては図2に示されるように外
刃20の下側から外刃保持部材25,26を挿入したと
きにヒートシール突起76もヒートシール孔81に嵌合
する。この状態でヒートシール突起76をヒートシール
により変形させてその径を大きくすることにより、ヒー
トシール孔81の入口部88の部分で抜け止めを行うも
のである。
【0016】また、内刃22とスリット継手23の接続
も同様に行われる。この構造にすることによりスリット
刃としての外刃20の下部を大きく広げるようなことな
く入口部88を介して組み立て時にそのまま下側からヒ
ートシール突起76をヒートシール孔81内に挿入する
ことができるものであり、組み立て時に外刃20の下部
を大きく広げることによって外刃20が変形することを
防止できるものである。
【0017】また、内刃22とスリット継手23におい
ても、内刃22の下部を大きく広げるようなことなく入
口部分を介して組み立て時にそのまま下側からヒートシ
ール突起79をヒートシール孔80内に挿入することが
できるものであり、組み立て時に内刃22の下部を大き
く広げることによって内刃22が変形することを防止す
ることができるものである。
【0018】また、図3に示されるように、開口部とし
てのヒートシール孔81の中に3か所の薄肉部89を突
出し、その外側にもヒートシール突起76を被せること
により、外刃20と外刃保持部材25,26との接続強
度をさらに向上させることができる。また、内刃22と
スリット継手23とをヒートシール固定にて接続する場
合、スリット継手23より突設されたヒートシール突起
79が挿入されるヒートシール孔80の中に薄肉部89
を形成することで接続強度を向上させることができる。
【0019】ここで、ヒートシールされた成形品のヒー
トシール突起76は外刃20の外面として長手方向に沿
う外端面よりも外方に突出しないように抑えられてお
り、隣合う刃ヘッドとの干渉が起こることなく、スムー
ズなフロートを行わせることができるようになってい
る。また、内刃22においても同様である。このとき、
外刃20の脚部82の巾と、外刃保持部材25,26に
設けられた外刃ガイド溝77との巾がガタなく嵌合する
ことにより、少ないヒートシール箇所でも保持力を確保
できる。
【0020】図8に刃部の断面図を示す。全体の厚みを
小さくして剃りやすくするために、粗剃り刃ヘッド2と
仕上げ剃り刃ヘッド1の前後方向の隙間はかなり小さく
している。そのために、粗剃り刃ヘッド2が仕上げ剃り
刃ヘッド1に対して相対的に下側にフロートした場合
に、仕上げ剃り刃ヘッド1の外刃10の弾性力により外
側に膨らんだ外刃枠11のヒートシール突起53と、粗
剃り刃ヘッド2の外刃20の下端が干渉して互いのフロ
ートに影響する可能性がある。
【0021】これを防止するために図8、図9に示され
るように外刃20の下端には内側に向いたテーパ面90
を数カ所設けてあり、これは仕上げ剃り刃ヘッド1の外
刃ヒートシール位置と対応している。ここで、テーパ面
90を外刃20の長手方向全面でなく部分的に設けてい
るのは、プレスよる外刃20全体の歪みを最小限に止め
るためである。
【0022】そして、外刃20の下端に設けたテーパ面
90によりヒートシール後のヒートシール突起53をス
ムーズに乗り上げるために、各刃ヘッド1,2の独立し
たスムーズなフロートが達成できるものである。これら
刃ヘッド1,1,2は、刃フレーム3とサブフレーム8
とを介して本体5の上端部に取付けられる。
【0023】刃フレーム3は図1に示されるように合成
樹脂の成形によって矩形枠状に形成されたもので、その
長手方向の両端面には、外側に係合孔33が2つ、その
内側に外刃枠ガイド溝31が2つ、中央に粗剃り刃ガイ
ド溝32が1つ設けられており、中央下端には係止孔3
5を有する突起部34が内側に向かって突出している。
また、刃フレーム3の両端面には上記係合孔33に至る
ように下側からガイド溝40がそれぞれ凹設されてい
る。
【0024】仕上げ剃り刃ヘッド1,1の組み立ては、
両端の弾性アーム56の先端に設けられた係合突起57
が刃フレーム3のガイド溝40を介して係合孔33に係
合されることにより取り付けられるものである。また、
上記の各係合孔33は、刃フレーム3の内面側におい
て、下端が刃フレーム3の底面に至るガイド溝40の上
端がつながっており、仕上げ剃り刃ヘッド1の組み立て
時に係合突起57の位置をガイドして組み立てやすくす
るものである。
【0025】外刃枠11の長手端部に設けられた突起部
55は刃フレーム3内面に設けられた外刃枠ガイド溝3
1と対応しており、外刃枠11の前後方向の位置決めを
行うと同時に上方向のストッパーとなっており、内刃1
2の上方への押し付け力を受け止めるための場所であ
る。このとき、刃フレーム3の両側面に設けられたガイ
ドリブ38には、外刃枠11の側面から突出した係合突
起54がスムーサー9のガイド孔62を貫通して係合す
るものであり、仕上げ剃り刃ヘッド1とスムーサー9の
長手方向のガタを止めることができる。
【0026】次に粗剃り刃ヘッド2の組み立ては、以下
のように行われる。粗剃り刃ヘッド2の片側の端部に設
けられた係合突起71が粗剃り刃ヘッド2の短手方向の
端部において粗剃り刃ヘッド2の巾よりも突出してお
り、その係合突起71が刃フレーム3のガイド溝39に
下から挿入される。この嵌合により内刃駆動時にも粗剃
り刃ヘッド2が長手方向にガタつくのを防止しながらフ
ロート自在としており、不快な騒音や振動による肌当た
りへの悪影響を防止できるようになっている。
【0027】この状態で粗剃り刃ヘッド2は刃フレーム
3に対して上下移動可能に取り付けられた状態になって
いるが、次に下からの付勢力を付与するためにフロート
バネ27とバネ受け部材28を刃フレーム3の下側から
取り付ける。フロートバネ27は下端がバネ受け部材2
8にて受けられると共に、上端は外刃保持部材25,2
6より下方に突設されたバネガイド突起74に嵌着され
る。
【0028】刃フレーム3の下側から延びる突起部34
に設けられた係止孔35に対して、フロートバネ27と
バネ受け部材28が順に下側から入って、バネ受け部材
28のフック部84により抜け止めがなされるものであ
る。このときにフロートバネ27の上端は外刃保持部材
25,26の下側に突出しているバネガイド突起74と
嵌合し、下端はバネ受け部材28の上部のガイド部83
と嵌合して保持されている。
【0029】また、粗剃り刃ヘッド2の両端に設けられ
た上下ストッパー72,73は組み立て後には、刃フレ
ーム3の両側に設けられたストッパー受け面41により
粗剃り刃ヘッド2の下方向の規制を行うためのものであ
る。これにより、粗剃り刃ヘッド2が下方向に強く押し
付けられた場合にも、フロートバネ27に強い力が働い
て、フロートバネ27の破損やバネ受け部材28の抜け
等が発生することを防ぐものである。
【0030】ここにおいて、片側の上下ストッパー72
が弾性を有する形状としているのは、粗剃り刃ヘッド2
の組み立て時にストッパー受け面41を乗り越え易くす
るためである。刃フレーム3はその両端外面に釦37を
備えたフック部36,36を備えている。
【0031】これらフック部36,36は、刃フレーム
3をサブフレーム8に着脱自在に取り付けるためのもの
である。一方、本体5側内に配設されたモータ4の出力
軸には、偏心軸と、この偏心軸の回転を往復動に変換す
る一対の駆動子14,15とが連結され、本体5の上面
に上部が突出する駆動子14,15には、図3に示すよ
うに、刃ヘッド1,1における各内刃12,12が連結
される。
【0032】この時、駆動子14,15と内刃12,1
2との間には、内刃12を上方へと付勢する押し上げバ
ネ19,19と、バネの抜け止めのためのバネ止め1
8,18と、内刃12を連結するための内刃継手13,
13が配設され、押し上げバネ19,19は駆動子1
4,15に立設された駆動ピン92に挿着される。内刃
継手13と内刃12は内刃継手13から突出する係止フ
ック91により一体化されている。また、一方の駆動子
14にはスリット駆動子17がその取り付けフック93
により取り付けられる。
【0033】このスリット駆動子17は、上部が粗剃り
刃ヘッド2におけるスリット継手23と係合する。しか
して、2種3個の刃ヘッド1,1,2が平行並列に並ん
でいるとともに、粗剃りに適した刃ヘッド2の両側に仕
上げ剃りに適した一対の刃ヘッド1,1が配されている
往復式電気かみそりにおいて、モータ4を駆動すれば、
モータ4の回転が駆動子14,15によって往復動に変
換され、この往復動で仕上げ剃り刃ヘッド1,1の内刃
12,12と粗剃り刃ヘッド2の内刃22とが往復駆動
されるものである。また、肌にこれら刃ヘッド1,1,
2を押し当てた時、仕上げ剃り刃ヘッド1はその外刃枠
11における弾性アーム56が撓むことでフロートし、
粗剃り刃ヘッド2はフロートバネ27が撓むことでフロ
ートする。
【0034】
【発明の効果】請求項1の発明は、スリット刃の下端部
に入口部を狭くした開口部を設け、入口部を介して開口
部内に挿入配置された成形品の突起部をヒートシールに
て変形させて開口部に固着してあるので、スリット刃の
下部を大きく開いたりするようなことなく成形品をスリ
ット刃に取付けることができるものであり、刃の変形を
防止して組み立てを行うことができるものであり、切れ
味が低下するようなことがないものである。
【0035】請求項2の発明は、請求項1において開口
部の一部に薄肉部を設け、薄肉部の上に変形後の突起部
を被着してあるので、請求項1の効果に加えて全体の厚
みを大きくすることなく刃の開きを防止して確実な保持
ができるものである。請求項3の発明は、請求項1にお
いてヒートシールした成形品をスリット外刃の長手方向
に沿う外端面よりも外方に突出しないようにしてあるの
で、請求項1の効果に加えて隣合う刃との干渉なく上下
フロートを行わせることができるものであり、刃ヘッド
全体の厚み寸法を小さくすることができるものである。
【0036】請求項4の発明は、請求項1においてスリ
ット外刃と隣合うように外刃を並設配置し、各刃にて構
成される刃ヘッドがそれぞれ上下方向にフロート自在と
され、スリット外刃の下端に内側に向いたテーパ面を設
けてあるので、請求項1の効果に加えて隣合う刃ヘッド
の外刃固定ヒートシール部分との干渉を低減することが
できるものであり、各刃ヘッドの独立したスムーズなフ
ロートが行えるものである。
【0037】請求項5の発明は、請求項4においてテー
パ面を隣合う刃ヘッドの外刃固定ヒートシール部に対応
する部分のみとしてあるので、請求項4の効果に加えて
プレス加工によるスリット刃全体の歪みを最小限にする
ことができるものであり、切れ味が悪くなるのを防止す
ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例を示す粗剃り刃ヘッドの分解斜視
図である。
【図2】同上のスリット刃と外刃保持部材との接続状態
を示すものであり、(a)はヒートシール前の状態の斜
視図、(b)はヒートシール後の斜視図である。
【図3】同上のスリット刃と外刃保持部材との接続状態
を説明する説明図である。
【図4】同上のスリット刃と外刃保持部材との接続状態
を示すものであり、(a)はヒートシール前の状態の断
面図、(b)はヒートシール後の断面図である。
【図5】同上の分解斜視図である。
【図6】同上の内刃を示す一部省略した分解斜視図であ
る。
【図7】同上の側断面図である。
【図8】同上の刃部の拡大断面図である。
【図9】同上のスリット刃を示すものであり、(a)は
正面図、(b)はテーパ面を示す拡大断面図である。
【図10】従来例を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
88 入口部 89 薄肉部 90 テーパ面

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に多数のスリットを有する金属製薄
    板を下側に向いたコ字状に折曲してスリット刃を形成
    し、スリット刃の両端開口部に成形品を挿入配置して一
    体化したスリット外刃を備えた往復式電気かみそりにお
    いて、スリット刃の下端部に入口部を狭くした開口部を
    設け、入口部を介して開口部内に挿入配置された成形品
    の突起部をヒートシールにて変形させて開口部に固着し
    て成ることを特徴とする往復式電気かみそり。
  2. 【請求項2】 開口部の一部に薄肉部を設け、薄肉部の
    上に変形後の突起部を被着して成ることを特徴とする請
    求項1記載の往復式電気かみそり。
  3. 【請求項3】 ヒートシールした成形品をスリット外刃
    の長手方向に沿う外端面よりも外方に突出しないように
    したことを特徴とする請求項1記載の往復式電気かみそ
    り。
  4. 【請求項4】 スリット外刃と隣合うように外刃を並設
    配置し、各刃にて構成される刃ヘッドがそれぞれ上下方
    向にフロート自在とされ、スリット外刃の下端に内側に
    向いたテーパ面を設けて成ることを特徴とする請求項1
    記載の往復式電気かみそり。
  5. 【請求項5】 テーパ面を隣合う刃ヘッドの外刃固定ヒ
    ートシール部に対応する部分のみとしたことを特徴とす
    る請求項4記載の往復式電気かみそり。
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EP2208590A1 (en) 2009-01-16 2010-07-21 Panasonic Electric Works Co., Ltd. Electric shaver
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