JPH09195604A - クレセント錠 - Google Patents

クレセント錠

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JPH09195604A
JPH09195604A JP8021925A JP2192596A JPH09195604A JP H09195604 A JPH09195604 A JP H09195604A JP 8021925 A JP8021925 A JP 8021925A JP 2192596 A JP2192596 A JP 2192596A JP H09195604 A JPH09195604 A JP H09195604A
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pedestal
shaft
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hole
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Yuji Matsushita
祐治 松下
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Shinsei KK
Shinsei Co Ltd
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Shinsei KK
Shinsei Co Ltd
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47GHOUSEHOLD OR TABLE EQUIPMENT
    • A47G25/00Household implements used in connection with wearing apparel; Dress, hat or umbrella holders
    • A47G25/005Shoe hangers

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  • Wing Frames And Configurations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダイカスト用の高価な金型を使用せず、所要
の強度を持たせたより安価な部品を製造し、かつ、外観
の優美なクレセント錠を製造する。 【解決手段】 台座1とハンドル部2とから構成され、
上記台座1は、金属板材をプレスによる深絞り加工によ
り成形し、ねじ頭の露出部には合成樹脂製の蓋16を装
着した構造とし、上記ハンドル部2は、金属板材をプレ
スによる曲げ加工により成形したハンドルと、金属板材
をプレスによる深絞り加工により成形した錠止片24、
及び金属板材をプレスによる剪断加工により成形したス
トッパープレートをハンドル軸に積層状に嵌装して一体
化し、更に、ハンドル上面には合成樹脂製のハンドルカ
バー23を装着した構造としたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、引戸や引き窓の
框に装着されるクレセント錠の改良に係り、特に、量産
に適し、かつ防災上の安全性を向上させ得るクレセント
錠の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】クレセント錠は、引戸や引き窓の框に取
付けねじ等により固定される台座と、この台座に支承さ
れ、皿と称される螺旋状の係合端縁を有する錠止片と一
体のハンドル部から構成され、これらクレセント錠の構
成部材は、通常、亜鉛合金のダイカストにより製造され
る。
【0003】しかして、ダイカストにより製造されるク
レセント錠は、先ず第一にダイカスト用の金型が高価で
あること、第二にダイカストされた亜鉛合金製の部品の
防錆加工に費用が掛かること、等から一般に高価であ
る。
【0004】加えて、亜鉛合金は融点が摂氏400度以
下であるから、火災の際、クレセント錠の各部品が溶融
し、そのため、引戸や引き窓が開いてしまうと、外部か
ら屋内に流入する空気により、火災が爆発的に拡大する
という不都合がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明のクレセント
錠は、台座及びハンドル部の主要部品をプレス加工品と
してコストを低減させると共に、高価なダイカスト加工
品にも引けを取らない高級感を与え、しかも防災上の安
全性をも向上させることを目的として提案されたもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明によるクレセント錠は、引戸
や引き窓の框に装着される台座と、台座に回動自在に支
承され、一端に環堤部を形成すると共に、この環堤部の
一部を螺旋状に成形して係合端縁とした錠止片を、相手
の引戸や引戸枠に固定された受け片に係脱するようにし
たハンドル部とを有し、上記台座は、金属板材をプレス
による深絞り加工により略舟形の中空のカップ体に成形
し、このカップ体の外面の上下両端部に、両側に稜部を
残してねじ孔を開口させた溝部を形成し、更に各溝部及
び取付けねじを覆う一対の合成樹脂製の蓋を装着した構
造とし、一方、上記ハンドル部は、金属板材をプレスに
よる曲げ加工により横断面コ字形に成形すると共に、一
端部にハンドル軸が貫通する軸孔を開口させた細長いハ
ンドルと、プレスによる深絞り加工により、金属板材の
一端に環堤部を形成し、他端部にハンドル軸が貫通する
軸孔を開口させた錠止片とに回り止めを施し、これらハ
ンドル及び錠止片の軸孔を共通に貫通するハンドル軸を
台座の中央に開口した軸孔に通し、台座の裏面側に抜け
たハンドル軸の端部に、金属板材をプレスによる剪断加
工により打ち抜いたストッパープレートをかしめ付け、
更に、ハンドル上面には、合成樹脂製のハンドルカバー
を装着したことを特徴とする。
【0007】また、請求項2に記載の発明によるクレセ
ント錠は、引戸や引き窓の框に装着される台座と、台座
に回動自在に支承され、一端に環堤部を形成すると共
に、この環堤部の一部を螺旋状に成形して係合端縁とし
た錠止片を、相手の引戸や引戸枠に固定された受け片に
係脱するようにしたハンドル部とを有し、上記台座は、
金属板材をプレスによる深絞り加工により略舟形の中空
のカップ体に成形し、このカップ体の外面の上下両端部
に、両側に稜部を残してねじ孔を開口させた溝部を形成
し、更に各溝部及び取付けねじを覆う一対の合成樹脂製
の蓋を装着した構造とし、一方、上記ハンドル部は、金
属板材をプレスによる曲げ加工により横断面コ字形に成
形すると共に、一端部にハンドル軸が貫通する軸孔を開
口させた細長いハンドルと、プレスによる深絞り加工に
より、金属板材の一端に環堤部を形成し、他端部にハン
ドル軸が貫通する軸孔を開口させた錠止片とに回り止め
を施し、他方、台座の裏面側に、金属板材をプレスによ
る曲げ加工により、内側にスプリング取り付け用フック
及びストッパ受け用突起を形成すると共に、ハンドル軸
が貫通する軸孔を開口させた矩形のバックプレートを接
合させ、上記ハンドル及び錠止片の軸孔を共通に貫通す
るハンドル軸を、台座の軸孔及びバックプレートの軸孔
に通し、バックプレートの内側に抜けたハンドル軸の内
端の異形断面部に、金属板材をプレスによる剪断加工に
よりハンドル軸の異形断面部と嵌合する異形孔を開口さ
せ、上記ストッパ受け用突起と衝接する段部を形成した
ストッパーディスクと、金属板材をプレスによる剪断加
工によりハンドル軸の異形断面部と嵌合する異形孔を開
口させ、内面側にスプリング取り付け用フックを突設し
たフックプレートを嵌着してかしめ付け、また、ハンド
ル上面には合成樹脂製のハンドルカバーを装着し、更
に、上記バックプレート及びフックプレートのスプリン
グ取り付け用フック間に、スプリングを弾装したことを
特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施例に基づい
てこの発明について説明する。図1、図2において、符
号1は引戸10の框の端面等に取付けねじ9で固定され
るクレセント錠の台座、符号2は台座1に対し回動可能
に取り付けられたハンドル部を示す。
【0009】ハンドル部2のハンドルを回動させること
により、ハンドル部2に固定された錠止片を回動させ
て、引戸枠に固定された受け片(図示せず)と係合さ
せ、引戸を施錠させる機能については、従来のクレセン
ト錠と変わりない。
【0010】台座1は、図3に示すように、ステンレス
鋼板を代表とする金属板材を深絞り加工することによ
り、中空で縦に細長い舟形の中空のカップ体に成形され
ている。
【0011】このカップ体は、中央部にハンドル軸を支
承するための軸孔15を有すると共に、長さ方向の上下
両端部には、ねじ止めのための溝部11を対称的に備え
ている。
【0012】各ねじ止め用の溝部11の底部には取付け
ねじ9を貫通させるための縦長のねじ孔12を有し、ま
た、溝部11内の適所には任意数(図では2つ)の、後
述する蓋を止める為の止め孔13、14を有する。
【0013】台座1を取付けねじ9で引戸枠に取り付け
た後、上下端の取付けねじの頭部及び溝部表面を覆うた
めに、合成樹脂製の蓋16が取り付けられる。
【0014】蓋16は図2に示すように、上下端にそれ
ぞれ係止片16a、16bが突設されており、一方の係
止片16aを一方の止め孔13に、他方の係止片16b
を他方の止め孔13にそれぞれ挿通させることにより、
蓋16は台座1に固定される。
【0015】蓋の取付けは、図2で鎖線に示すように、
先ず、一方の係止片16aを弾性変形させつつ一方の止
め孔13に挿通させた後、他方の係止片16bを台座1
方向に押して、他方の係止片16bを他方の止め孔14
に挿通させることにより、容易に固定させることができ
る構造となっている。
【0016】次にハンドル部2の構造について説明す
る。ハンドル22は、図4及び図5示すように、横断面
がコの字形の細長いプレート構造で、ステンレス鋼板で
代表される金属板材から、プレスによる曲げ加工により
製造される。
【0017】ハンドル22の一端部には、後述のハンド
ル軸21を挿通させるための軸孔22a、後述の錠止片
24に切り起こされた回り止め用の係合突起24cを受
けるための矩形の係合開口22b、及び後述のハンドル
カバー装着用のねじを通すための皿付きのカバーねじ孔
22cが開口している。
【0018】なお、ハンドルの両側部にリブが形成され
ているため、板構造であるに拘らず大きな断面係数を有
し、曲げの外力に対してとくに大きな剛性を保ってい
る。
【0019】また、錠止片24は、図6及び図7に示す
ように、一端に環堤状の係合端縁24aを有するプレー
ト構造で、他端部であるその環堤部の曲率中心位置に
は、後述のハンドル軸21を挿通させるための軸孔24
bが開口しており、側方には、上記ハンドル22の係合
開口22b(図4参照)に対応して、回り止め用の係合
突起24cが切り起こされている。
【0020】係合端縁24aには、従来のクレセント錠
と同様に、高さ方向に傾斜を有する螺旋或いは螺旋状を
なすカム面が形成されており、戸枠に固定された受け片
の内面に喰い込むように作用する。
【0021】上記係合突起24cは、図7に示すよう
に、錠止片24からハンドル22の板厚分だけ立ち上が
った後、外方に向けて延伸するように形成され、ハンド
ル22の底面の上表面に突出するようにハンドルの係合
開口22bに挿入される(図19参照)。
【0022】図18及び図19に示すライナー30は、
この発明の必須の構成要件ではないが、テフロンで代表
される低摩擦のプラスチック製のワッシャーであって、
このライナー30を錠止片24と台座2との間に介在さ
せることにより、ハンドルにかかるトルクが小さくてす
むと共に、台座表面に痕のつく恐れがなくなるという効
果がある。
【0023】また、図8において符号24はストッパー
プレートを示し、このストッパープレート24は、金属
板材をプレスによる剪断加工により外形円形に打ち抜か
れ、その外周上に1つの突起25aを有する板状体で、
中心部には、ハンドル軸21の内端に形成された角筒部
21cを挿通させるための角孔25bが開口している。
【0024】上記の突起25aは、ハンドルを回動させ
たとき、その回動角度範囲を規定するもので、回動角度
の両極限位置において、突起25aは台座1の側面の内
面に突き当たって、それ以上の回動を阻止する役目を担
っている。
【0025】更にまた、ハンドル軸21は、図9及び図
10に示すように、矩形板状の頭部21aに続いて、同
軸に円筒部21b及び角筒部21cを連設した構造であ
る。
【0026】ハンドル軸21の円筒部21bは、ハンド
ル22の軸孔22a及び台座1の軸孔15に回動可能に
嵌合する。
【0027】また、ハンドルカバー23は、図11及び
図12に示すように、合成樹脂材の射出成形により製造
され、外形は舟形形状となっており、内側には長手方向
の多数のリブ23aが形成されて補強されている。
【0028】ハンドルカバー23の基端底部には、図1
1に示すように、ハンドル軸21の矩形板状の頭部21
aを受け入れるための凹部23bが形成され、更に長手
方向の中心近くには、ハンドル取り付け用の取付けねじ
を受け入れるための雌ねじ孔23cを有するボスが形成
されている。
【0029】上記した台座1及びハンドル部2の全構成
部品を図18に展開して示し、また、組み立てた状態を
図19に示す。
【0030】これらの図を参照して、請求項1に記載の
発明の一実施例によるクレセント錠の構造及び組み立て
方法を説明すると、先ず、錠止片24の係合突起24c
をハンドル22の係合開口22b(図4参照)に台座1
側から差し通す。
【0031】次に、ハンドル及び錠止片の軸孔22a及
び24bを整合させ、かつハンドル軸21の矩形板状の
頭部21aの長辺部をハンドル22の長手方向に平行に
して、ハンドル軸21の円筒部21bをハンドル22の
軸孔22a及び錠止片24の軸孔24bに外側から挿通
する。
【0032】さらに、錠止片の裏側に突き抜けたハンド
ル軸の円筒部21bにライナー30を嵌装し、このライ
ナー30より先端寄りのハンドル軸21の円筒部21b
を台座1の軸孔15に挿通する。
【0033】次いで、台座1の内側に抜けたハンドル軸
21の角筒部21cをストッパープレート25の角孔2
5bに嵌合させてから、角筒部21cの端面をかしめて
ストッパープレート25が抜けないように固定する。
【0034】最後に、ハンドルカバー23をハンドル2
2と平行にして上方からかぶせ、ハンドル軸21の頭部
21を凹部23b内に押し込む。
【0035】同時に、取付けねじ9を、カバーねじ孔2
2c(図4参照)を通して、ハンドルカバー23の雌ね
じ孔23cに捩じ込んで固定する。
【0036】上記のようにして組み立てられたクレセン
ト錠は、図19に明らかなように、ハンドルカバー2
3、ハンドル22、ハンドル軸21、錠止片24及びス
トッパープレート25は、かしめ付け及び取付ねじ31
によって一体に結合されてハンドル部2を構成する。
【0037】そして、ハンドル及びハンドルカバーより
なるハンドルの回動に伴い錠止片24はこれと一体に回
動し、その係合端面24aを台座1に対し、相対的に回
動させて、クレセント錠としての機能をなす。
【0038】なお、ハンドルの回動が、回動範囲の両極
限位置に至ると、ストッパープレート25の突起25a
が台座1の側面17の内面に衝接して、ハンドルの回動
を阻止するように作用する。
【0039】請求項2に記載の発明のクレセント錠は、
請求項1に記載の発明のクレセント錠とほぼ同様の構造
であるが、更に、ハンドルの回動操作にスナップアクシ
ョン性を付与するスプリングを有する点において請求項
1に記載の発明によるそれと異なっている。
【0040】そこで、請求項2に記載の発明については
相違点についてのみ説明する。請求項2に記載の発明の
クレセント錠のハンドル部2は、ストッパープレート2
5の代りに、バックプレート26、ストッパーディスク
27及びフックプレート28を備えている。
【0041】バックプレート26は、図13、図14及
び図20に示すように、金属板材をプレスによる剪断加
工により矩形に成形し、中央部にハンドル軸21を支承
する軸孔26aを開口させてある。
【0042】この軸孔26aよりやや離れた位置に開口
26bが形成され、その開口端縁部は下方(内側)に折
り曲げられてストッパ受け用突起26cを形成してい
る。
【0043】また、上記ストッパ受け用突起26cの外
側におけるバックプレート26の側端縁の一部は下方に
折り曲げられ、スプリング取り付け用フック26dが形
成されている。
【0044】一方、上記ストッパーディスク27は、図
15及び図20に示すように、金属板材をプレスによる
剪断加工により略円板状に成形したもので、中央部には
角孔27aが開口しており、円板の一端は直線で切り取
られると共に、その両端には上記ストッパ受け用突起2
6cと衝接する段部27bが形成されている。
【0045】また、フックプレート28は、図16、図
17及び図20に示すように、金属板材をプレスによる
剪断加工及び曲げ加工により、略円板状に成形され、中
央部に角孔28aを有し、一端は下方に折り曲げられて
スプリング取り付け用フック28bが形成されている。
【0046】上記のように構成されたバックプレート2
6、ストッパーディスク27及びフックプレート28を
付設した請求項2に記載の発明によるクレセント錠を組
み立てるにあたり、ハンドル軸21の円筒部21bをハ
ンドル22、錠止片24、ライナー30及び台座1の軸
孔に貫通させることは、請求項1に記載の発明のクレセ
ント錠の場合と同様である。
【0047】そして、台座1の内側に抜けたハンドル軸
21の円筒部21bを、更にバックプレート26の軸孔
26aに挿通する。
【0048】次に、バックプレート26の内側に抜けた
ハンドル軸21の角筒部21cに、これと嵌合する角孔
27aを有するストッパーディスク27を嵌着する。
【0049】このとき、図20において右側の段部27
bがバックプレート26のストッパ受け用突起26cの
側端縁に衝接するように、ハンドル軸21とストッパー
ディスク27との相対角度位置を合わせる。
【0050】次いで、ハンドル軸21の角筒部21cの
先端をフックプレート28の角孔28aに嵌合させるよ
うにして、ストッパープレート27の内側にフックプレ
ート28を嵌着する。
【0051】このとき、図20に示すように、スプリン
グ取り付け用フック28bが、ストッパーディスク27
bの一対の段部27b、27bの間にになるように、ス
トッパーディスク27とフックプレート28との相対角
度位置を合わせる。
【0052】最後に、引張りコイルばねとしてのスプリ
ング29の両端を、バックプレート26のスプリング取
り付け用フック26dと、フックプレート28のスプリ
ング取り付け用フック28bにそれぞれ引っ掛け、スプ
リング29をこれらの間に弾装する。
【0053】上記のようにして組み立てられた請求項2
に記載の発明によるクレセント錠は、図21で明らかな
ように、ハンドルカバー23、ハンドル22、ハンドル
軸21、錠止片24、ストッパーディスク27及びフッ
クプレート28は、ハンドルの回動と一体になって回動
し、錠止片24の係合端縁24aを台座1に対し相対的
に回動させて、クレセント錠としての機能をなす。
【0054】なお、ハンドルの回動が、回動範囲(図示
の実施例では180度)の両極限位置に至ると、ストッ
パーディスク27の段部27bが、バックプレート26
のストッパ受け用突起26cの側端縁に衝接して、ハン
ドルのそれ以上の回動を阻止する。
【0055】また、図20及び図21から明らかなよう
に、ハンドルの施錠及び解錠の各角度位置においてスプ
リング29の伸張量は最も小さく、施錠操作及び解錠操
作の間においてスプリング29の伸張量が最大になる。
【0056】つまり、施錠或いは解錠の為ハンドルを回
動させると、その操作角度の前半においてはスプリング
29を延ばすことになり、後半は延びたスプリング29
が縮む。その為、ハンドルの回動操作にスナップアクシ
ョン性が付与され、クレセント錠の使い勝手が向上す
る。
【0057】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明のクレ
セント錠の主要部材は金属板材をプレスによる深絞り加
工或は曲げ加工により製造できるので、製造コストを格
段に減少させることができる。
【0058】また、取付けねじの頭部は合成樹脂製の蓋
で覆われ、ハンドルも合成樹脂製のハンドルカバーで覆
われているので体裁もよく、高級感を持たせることがで
きる。
【0059】加えて、主要部材は金属板材から製造され
ているので、火災の際、ダイカスト製品のように、高温
による溶融がなく、防災上有効である、等種々の効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるクレセント錠の正面
図。
【図2】この発明の一実施例によるクレセント錠の一部
断面側面図。
【図3】この発明の一実施例によるクレセント錠の台座
本体を示し、(A)は正面図、(B)は側面図、(C)
は縦断側面図である。
【図4】ハンドルの平面図。
【図5】ハンドルの端面図。
【図6】錠止片の正面図。
【図7】錠止片の側面図。
【図8】ストッパープレートの平面図。
【図9】ハンドル軸の側面図。
【図10】ハンドル軸の底面図。
【図11】ハンドルカバーの側面図。
【図12】図11のXII−XII線によるハンドルカ
バーの横断面図。
【図13】バックプレートの平面図。
【図14】図13のXIV−XIV線によるバックプレ
ートの断面図。
【図15】ストッパーディスクの平面図。
【図16】フックプレートの平面図。
【図17】フックプレートの側面図。
【図18】請求項1に記載の発明のクレセント錠の構成
部品の展開斜視図。
【図19】請求項1に記載の発明のクレセント錠の縦断
面図。
【図20】請求項2に記載の発明のクレセント錠の構成
部品の展開斜視図。
【図21】請求項2に記載の発明のクレセント錠の縦断
面図。
【符号の説明】
1 台座 2 ハンドル部 9 取付けねじ 10 引戸 11 溝部 12 ねじ孔 13 一方の止め孔 14 他方の止め孔 15 軸孔 16 蓋 16a 一方の係止片 16b 他方の係止片 17 台座の側面 21 ハンドル軸 21a 頭部 21b 円筒部 21c 角筒部 22 ハンドル 22a 軸孔 22b 係合開口 22c カバーねじ孔 23 ハンドルカバー 23a リブ 23b 凹部 23c 雌ねじ孔 24 錠止片 24a 係合端縁 24b 軸孔 25 ストッパープレート 25a 突起 25b 角孔 26 バックプレート 26a 軸孔 26b 開口 26c ストッパ受け用突起 26d スプリング取り付け用フック 27 ストッパーディスク 27a 角孔 27b 段部 28 フックプレート 28a 角孔 28b スプリング取り付け用フック 29 スプリング 30 ライナー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 引戸や引き窓の框に装着される台座と、
    台座に回動自在に支承され、一端に環堤部を形成すると
    共に、この環堤部の一部を螺旋状に成形して係合端縁と
    した錠止片を、相手の引戸や引戸枠に固定された受け片
    に係脱するようにしたハンドル部とを有し、上記台座
    は、金属板材をプレスによる深絞り加工により略舟形の
    中空のカップ体に成形し、このカップ体の外面の上下両
    端部に、両側に稜部を残してねじ孔を開口させた溝部を
    形成し、更に各溝部及び取付けねじを覆う一対の合成樹
    脂製の蓋を装着した構造とし、一方、上記ハンドル部
    は、金属板材をプレスによる曲げ加工により横断面コ字
    形に成形すると共に、一端部にハンドル軸が貫通する軸
    孔を開口させた細長いハンドルと、プレスによる深絞り
    加工により、金属板材の一端に環堤部を形成し、他端部
    にハンドル軸が貫通する軸孔を開口させた錠止片とに回
    り止めを施し、これらハンドル及び錠止片の軸孔を共通
    に貫通するハンドル軸を台座の中央に開口した軸孔に通
    し、台座の裏面側に抜けたハンドル軸の端部に、金属板
    材をプレスによる剪断加工により打ち抜いたストッパー
    プレートをかしめ付け、更に、ハンドル上面には、合成
    樹脂製のハンドルカバーを装着したことを特徴とするク
    レセント錠。
  2. 【請求項2】 引戸や引き窓の框に装着される台座と、
    台座に回動自在に支承され、一端に環堤部を形成すると
    共に、この環堤部の一部を螺旋状に成形して係合端縁と
    した錠止片を、相手の引戸や引戸枠に固定された受け片
    に係脱するようにしたハンドル部とを有し、上記台座
    は、金属板材をプレスによる深絞り加工により略舟形の
    中空のカップ体に成形し、このカップ体の外面の上下両
    端部に、両側に稜部を残してねじ孔を開口させた溝部を
    形成し、更に各溝部及び取付けねじを覆う一対の合成樹
    脂製の蓋を装着した構造とし、一方、上記ハンドル部
    は、金属板材をプレスによる曲げ加工により横断面コ字
    形に成形すると共に、一端部にハンドル軸が貫通する軸
    孔を開口させた細長いハンドルと、プレスによる深絞り
    加工により、金属板材の一端に環堤部を形成し、他端部
    にハンドル軸が貫通する軸孔を開口させた錠止片とに回
    り止めを施し、他方、台座の裏面側に、金属板材をプレ
    スによる曲げ加工により、内側にスプリング取り付け用
    フック及びストッパ受け用突起を形成すると共に、ハン
    ドル軸が貫通する軸孔を開口させた矩形のバックプレー
    トを接合させ、上記ハンドル及び錠止片の軸孔を共通に
    貫通するハンドル軸を、台座の軸孔及びバックプレート
    の軸孔に通し、バックプレートの内側に抜けたハンドル
    軸の内端の異形断面部に、金属板材をプレスによる剪断
    加工によりハンドル軸の異形断面部と嵌合する異形孔を
    開口させ、上記ストッパ受け用突起と衝接する段部を形
    成したストッパーディスクと、金属板材をプレスによる
    剪断加工によりハンドル軸の異形断面部と嵌合する異形
    孔を開口させ、内面側にスプリング取り付け用フックを
    突設したフックプレートを嵌着してかしめ付け、また、
    ハンドル上面には合成樹脂製のハンドルカバーを装着
    し、更に、上記バックプレート及びフックプレートのス
    プリング取り付け用フック間に、スプリングを弾装した
    ことを特徴とするクレセント錠。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019148074A (ja) * 2018-02-26 2019-09-05 Toto株式会社 吐水装置

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