JPH09195400A - プレキャスト構造物用シール部材 - Google Patents

プレキャスト構造物用シール部材

Info

Publication number
JPH09195400A
JPH09195400A JP4476497A JP4476497A JPH09195400A JP H09195400 A JPH09195400 A JP H09195400A JP 4476497 A JP4476497 A JP 4476497A JP 4476497 A JP4476497 A JP 4476497A JP H09195400 A JPH09195400 A JP H09195400A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sleeve joint
main body
seal member
peripheral surface
annular
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4476497A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3623871B2 (ja
Inventor
Shigeo Yajima
茂男 矢島
Kenji Endo
健治 遠藤
Yukio Nagamatsu
幸生 永松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TAKINO GOMME SEISAKUSHO KK
Tokyo Tekko Co Ltd
Original Assignee
TAKINO GOMME SEISAKUSHO KK
Tokyo Tekko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TAKINO GOMME SEISAKUSHO KK, Tokyo Tekko Co Ltd filed Critical TAKINO GOMME SEISAKUSHO KK
Priority to JP4476497A priority Critical patent/JP3623871B2/ja
Publication of JPH09195400A publication Critical patent/JPH09195400A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3623871B2 publication Critical patent/JP3623871B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Reinforcement Elements For Buildings (AREA)
  • Building Environments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 プレキャスト構造物の製造の際に用いられる
シール部材であって、スリーブ継手と鉄筋との間のシー
ル性を向上させて、コンクリート打設時に、スリーブ継
手の内部空間にセメントミルク等が侵入するのを防ぐ。 【構成】 シール部材50は弾性材からなり、円環形状
の本体部51と、この本体部51の内周に形成された複
数の環状の鍔部53とを備えている。シール部材50は
スリーブ継手20の一端部の環状の収容溝21に装着さ
れる。異形鉄筋11が挿入された時には、シール部材5
0の鍔部53が、異形鉄筋11の横断面形状に対応して
弾性変形し、この異形鉄筋11の外周面に密着する。本
体部51の奥端面には、環状溝51zが形成されてお
り、その外側部位50Aと内側部位50Bのそれぞれの
弾性変形を容易にしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スリーブ継手に異形鉄
筋の一端部を挿入した状態でコンクリートを打設するこ
とによりプレキャスト構造物を製造する際、スリーブ継
手と鉄筋との間をシールするシール部材に関する。
【0002】
【従来の技術】柱等に用いられるプレキャスト構造物
は、互いに平行をなす複数の異形鉄筋の一端部を複数の
スリーブ継手にそれぞれ挿入した状態で、コンクリート
を打設することにより製造される。このプレキャスト構
造物では、一端面にスリーブ継手の内部空間が開口して
おり、他端面からは鉄筋が突出している。プレキャスト
構造物同士を連結する際には、一方のプレキャスト構造
物のスリーブ継手に、他方のプレキャスト構造物から突
出する鉄筋の端部を挿入し、スリーブ継手の内部空間に
モルタルやセメントミルク等のグラウト材を充填して硬
化させる。
【0003】ところで、上記プレキャスト構造物の製造
のためにコンクリートを打設する際には、スリーブ継手
の内部空間にコンクリートの成分であるセメントミルク
が入り込まないように、スリーブ継手と鉄筋との間をシ
ール部材でシールする必要がある。特開昭63ー745
3号では、円環形状をなす発泡スチロール製の弾性シー
ル部材をスリーブ継手の一端部の環状の収容溝に装着す
る。この装着状態で、鉄筋の端部をシール部材に圧入す
ることにより、スリーブ継手の内部空間に臨ませる。こ
のようにしてシール部材の内周面を鉄筋の外周面に弾性
をもって密着させることにより、セメントミルク等がス
リーブ本体の内部空間に侵入するのを防ぐのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記スリーブ
継手では、コンクリート打設時にシール部材でセメント
ミルク等の侵入を確実に防止することができなかった。
その理由は、異形鉄筋のリブにより、シール部材が比較
的大きな領域にわたって弾性変形し、両者の間に無視で
きない大きさの隙間が生じるからである。特に鉄筋の軸
線に沿って延びる縦リブがある場合には、この隙間も縦
リブに沿って形成されることになり、シール性を損なう
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明に係わるプレキャスト構造物用シー
ル部材では、スリーブ継手の一端部に装着される環状の
本体部と、この本体部の内周に形成されて鉄筋の外周に
接する複数の環状の鍔部とを備え、スリーブ継手の奥側
を向く上記本体部の端面には、本体部を外側部位と内側
部位に分ける環状溝が形成されていることを特徴とす
る。請求項2の発明は、請求項1に記載のプレキャスト
構造物用シール部材において、上記スリーブ継手の端部
には環状の収容溝が形成されており、上記本体部はこの
収容溝に嵌まり込む部位を有し、この部位の外周面は、
スリーブ継手の奥に向かって拡径するようなテーパをな
しており、この外周面にも環状溝が形成されていること
を特徴とする。請求項3の発明は、請求項1に記載のプ
レキャスト構造物用シール部材において、上記スリーブ
継手の端部には環状の収容溝が形成されており、上記本
体部はこの収容溝に嵌まり込む部位を有し、この部位の
外周面には環状凸部が形成されていることを特徴とす
る。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図3を参照
して説明する。図2は、柱用プレキャスト構造物Aの製
造が終了した直後の状態を示す。このプレキャスト構造
物Aの製造について概略的に説明する。まず、互いに平
行に延びる複数の主筋11(異形鉄筋)に、環状の剪断
補強筋12を間隔をおいて結束することにより、鉄筋篭
10を作る。次に、鉄筋篭10を型枠30に収容すると
ともに、主筋11の一端部にスリーブ継手20の一端部
を連結する。この際、スリーブ継手20の他端は型枠3
0の一方の端壁31の内面にパッキン等を介して当接さ
せ、図示しない支持具で支持する。主筋11の図示しな
い他端部は、型枠30の他方の端壁を貫通して外部に突
出させる。また、各スリーブ継手20には、2本のポリ
塩化ビニル管41,42の一端を連結し、その他端を栓
で閉じて型枠30の周壁32に支持する。この状態で、
コンクリートCを打設することにより、プレキャスト構
造物Aを製造する。
【0007】上記のようにして製造されたプレキャスト
構造物Aは、例えばスリーブ継手20を下にして立てた
状態で柱に用いられる。上階のプレキャスト構造物Aの
スリーブ継手20には、下階のプレキャスト構造物Aか
ら上方に延びる主筋11の上端部が収容され、この状態
で、一方の管41からグラウト材を注入し、他方の管4
2からエアを抜きながら、スリーブ継手20の内部空間
にグラウト材を充填することにより、両プレキャスト構
造物Aを連結する。
【0008】図3に示すように、上記主筋11は、断面
円形をなす外周面に軸方向に延びる一対の縦リブ11a
と、これら縦リブ11aに連なり周方向にほぼ180°
にわたって延びる横リブ11bとを有している。他方、
スリーブ継手20は円筒形状をなし、その両端部の周壁
には上記管41,42が連なる継手部24,25が形成
されている。スリーブ継手20の一端部には環状の収容
溝21が形成されている。この収容溝21は、スリーブ
継手20の内周面から径方向,内方向に突出する一対の
環状のフランジ21a,21bにより、形成されてい
る。なお、主筋挿入端側のフランジ21aに比べて奥側
のフランジ21bの方が内径が小さい。
【0009】上記スリーブ20の一端部には、ゴム(弾
性材)からなる円環形状のシール部材50が装着され
る。このシール部材50の詳細な構造は、図3では省略
されているので、図1(A)を参照して説明する。シー
ル部材50は、大径部51aと小径部51bからなる本
体部51を備えている。この本体部51の大径部51a
が収容溝21に嵌め込まれ、小径部51bがフランジ2
1aの内側に嵌め込まれる。
【0010】本体部51の大径部51aの外周面51x
は、スリーブ継手20の奥側に向かって広がるようなテ
ーパをなしており、この外周面51xの軸方向中間部に
は断面半円形の環状溝51yが形成されている。また、
大径部51aの一方の端面すなわちスリーブ継手20の
奥側の端面には、完全な円環形状をなす環状溝51zが
形成されており、大径部51aを外側部位50Aと内側
部位50Bに分けている。この環状溝51zはスリーブ
継手20の奥に向かうにしたがって幅が広くなる。
【0011】スリーブ継手20へ収容される前の自然状
態(弾性変形していない状態)において、大径部51a
の奥端部の外径はスリーブ継手20の収容溝21の内径
より大きく、大径部51aの開口端側の端部(すなわち
小径部51b寄りの端部)の外径は、この収容溝21の
内径より小さい。また、小径部51bの外径は、フラン
ジ21aの内径より若干大きく形成されている。
【0012】上記シール部材50の本体部51の円筒面
形状の内周面51sには、互いに同軸をなす複数(本実
施例では3つ)の円環形状の鍔部53が形成されてい
る。これら鍔部53は、等しい間隔で本体部51の軸方
向に離れていて互いに独立している。これら鍔部53
は、互いに同一形状,同一内径を有し、本体部51の内
周面51sから同一高さだけ径方向,内方向に突出して
いる。図1(A),(B)に示すように、上記シール部
材50の鍔部53の内径Daは、主筋11におけるリブ
11a,11bを形成していない外周面の径Dxより小
さい。また、シール部材50の本体部51の内径Db
は、リブ11a,11bの外接円の径Dyより大きい。
【0013】図1(A)に最も良く示すように、上記鍔
部53の断面形状は、周方向に沿って同一であり、径方
向外側の基端部が厚く、径方向内側の先端部が薄くなっ
ている。
【0014】上記構成をなすシール部材50の、上記プ
レキャスト構造物Aの製造工程における作用を説明す
る。まず、図1(A)に示すように、シール部材50を
スリーブ継手20の収容溝21に装着する。この際、本
体部51の端面に環状溝51zが形成され、外周面51
xに環状溝51yが形成されているので、外側部位50
Aを容易に内側に変形させることができ、シール部材5
0の収容溝21への装着が楽になる。また、上記大径部
51aの外周面51xがテーパをなし、スリーブ継手2
0の奥側の部位の外径が、収容溝21の内径より大きい
ので、この部位だけが収容溝21の内周面に接するか、
この部位が他の部位より強く接する。そのため、この強
い接触により、スリーブ継手20とシール部材50との
間のシール性が高まる。
【0015】次に、図1(B),図3に示すように、主
筋11の端部を、シール部材50に通して、スリーブ継
手20の内部空間の途中まで挿入する。この主筋11の
挿入に際して、シール部材50の本体部51の内周面5
1sの径Dbが主筋11のリブ11aの外接円の径Dy
より大きいので、挿入抵抗は実質的に鍔部53でのみ発
生し、本体部51は挿入の抵抗とならない。その結果、
挿入抵抗を小さくすることができる。
【0016】また、上記主筋11の挿入に際して、主筋
11がスリーブ継手20の軸心に対してずれた状態で挿
入されても、本体部51の奥端面に環状溝51zが形成
されているため、内側部分50Bが変形する。この点か
らも、主筋11の挿入抵抗を小さくすることができる。
【0017】上記シール部材50への主筋11の挿入状
態において、シール部材50の鍔部53の内径Daが、
主筋11におけるリブ11a,11bを形成していない
外周面の径Dxより小さいので、鍔部53は弾性をもっ
て主筋11の外周面に接することができ、また、スリー
ブ継手20と主筋11の軸が多少ずれていても確実に接
することができる。さらに、径の異なる主筋11であっ
ても、所定の範囲の径であれば、確実に接することがで
きる。
【0018】なお、鋳物からなるスリーブ継手20の収
容溝21の内径にバラツキがあっても、このバラツキを
環状溝51zの外側部分50Aが内方へ変位することに
よりほぼ吸収できる。その結果、このバラツキが鍔部5
3の主筋11外周への接触状態に与える変化を少なくす
ることができ、期待されている接触状態を確保できる。
【0019】上述したように、鍔部53がスリーブ継手
20および主筋11に対して良好な接触状態にあるか
ら、前述したコンクリートCの打設時に、上記セメント
ミルクがスリーブ継手20の内部空間へ侵入するのを確
実に阻止できる。
【0020】次に、本発明の他の実施例について順次説
明する。これら実施例において、先行する実施例に対応
する構成部には図中同番号を付してその詳細な説明を省
略する。図4の実施例では、シール部材50の外周面5
3xに形成された環状溝53yにOリング55が嵌めら
れていて、外周面53xから突出しており、環状凸部を
構成している。この実施例では、シール部材50をスリ
ーブ継手20の収容溝21に収容した状態で、ほぼOリ
ング55だけが収容溝20の内周面に接するため、両者
の間の接触圧を高くすることができ、シール性を向上で
きる。なお、Oリング55の代わりにシール部材50と
一体をなす環状凸部であってもよい。
【0021】また、図4の実施例では、フランジ21b
の内径が最初の実施例より大きく、シール部材50の端
面に形成された環状溝53zがスリーブ継手20の内部
空間に連なっている。そのため、プレキャスト構造物同
士を連結するために、スリーブ継手20の内部空間にグ
ラウトを充填させる際に、このグラウトが環状溝53z
にも入り込み、ここで固化するので、シール部材50の
強度を高めることができる。
【0022】図5の実施例では、シール部材50の本体
部51の内周面51sがスリーブ継手20の奥に向かっ
て縮径するようなテーパをなしている。3つの鍔部5
3’,53'',53'''は、互いに形状が異なるが、そ
の内径は同じである。この実施例では、異形鉄筋が挿入
された時、鍔部53’,53'',53'''がそれぞれ異
なる形状に弾性変形される。そのため、異形鉄筋の径が
変わっても、いずれかの鍔部が最も良好な接触状態を確
保でき、ひいてはシール性を高めることができる。ま
た、上記実施例では、本体部51の内周面51sがテー
パをなし、主筋11を案内する役割を担えるので、主筋
11の挿入を容易にする。
【0023】図6,図7の実施例では、本体部51の円
筒面をなす内周面51sに、連続する螺旋形状の鍔15
2が形成されている。この鍔152の一回り分が環状の
鍔153となる。この鍔部153の断面形状は前述の実
施例と同じである。鍔部153間に形成される螺旋溝1
54には、上記本体部から径方向,内方向に延びる仕切
壁155が、180°の角度間隔で多数形成されてい
る。この仕切壁155は軸方向に隣接する鍔部153同
士を連ねている。螺旋形状の鍔152が主筋の外周に接
することにより、セメントミルクの侵入が禁じられる。
螺旋溝154を通るセメントミルクは、多数の仕切壁1
55により侵入を禁じられる。
【0024】本発明は上記実施例に制約されず、種々の
態様が可能である。例えば、プレキャスト構造物は、壁
用,梁用等であってもよい。シール部材の材料としては
ゴムの他、発泡スチロール,ウレタン等を用いてもよ
い。異形鉄筋のリブは、ねじをなすリブであってもよ
い。また、シール部材50の本体部51に形成される環
状溝51zは、上述した実施例では連続した完全な円環
であったが、外側部位50Aと内側部位50Bとの間に
所定の角度間隔で架橋部を形成し、環状溝51zを複数
の円弧溝に分割してもよい。この場合、架橋部は、外側
部位50Aと内側部位50Bの一方が他方の弾性変形の
影響を余り受けないように、小さくする必要がある。さ
らに、環状溝は、軸方向に沿って等しい幅であってもよ
い。鍔部の厚さはシール部材の径方向に沿って一定であ
ってもよい。シール部材の本体部は、螺合によりスリー
ブ継手の一端部に装着してもよい。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、シール部材が複数の鍔部を有していることによ
り、鉄筋の挿入抵抗が小さいにも拘わらず、鉄筋の外周
面に対して弾性をもって接触することができ、それ故、
鉄筋とスリーブ継手との間を良好にシールできる。ま
た、鉄筋とシール部材の軸がずれている場合や、径の異
なる異形鉄筋が用いられる場合でも、鍔部の鉄筋外周面
への接触状態を確保できる。しかも、請求項1の発明に
よれば、本体部の奥端面に環状溝を形成したことによ
り、この環状溝の外側,内側に位置する部位がそれぞれ
弾性変形し易くなるとともに、一方の弾性変形が他方に
与える影響を少なくすることができる。その結果、例え
ば次のような効果も得ることができる。 (i)スリーブ継手の端部の内径にバラツキがあって
も、シール部材の外側部位の変形で吸収し、鍔部の鉄筋
外周への接触状態に変化を与えるのを抑制することがで
きる。 (ii)鉄筋がスリーブ継手の軸心に対してずれた状態で
挿入されても、内側の部位の変形により、鉄筋の挿入抵
抗を小さくすることができる。
【0026】請求項2項の発明によれば、本体部の外周
面の一部が本体部の弾性力を集中的に受けて収容溝の内
周面に接するので、スリーブ継手とシール部材との間の
シール性を向上できる。また、本体部の端面と外周面に
形成された環状溝により、本体部の外側部位の弾性変形
がより一層容易となっているため、シール部材をスリー
ブ継手の収容溝に容易にはめ込むことができる。請求項
3項の発明によれば、本体部の外周面に形成された環状
凸部が本体部の弾性力を集中的に受けてスリーブ継手の
収容溝の内周面に接するので、スリーブ継手とシール部
材との間のシール性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (A)は本発明に係わるシール部材を装着し
た状態のスリーブ継手の一部を示す拡大断面図であり、
(B)は同スリーブ継手に鉄筋を挿入した状態を示す拡
大断面図である。
【図2】 プレキャスト構造物の製造終了直後の状態を
示す断面図である。
【図3】 シール部材を装着し鉄筋を挿入した状態を示
すスリーブ継手全体の断面図である。
【図4】 本発明のシール部材の他の態様を示す図1
(A)相当図である。
【図5】 本発明のシール部材のさらに他の態様を示す
断面図である。
【図6】 本発明のシール部材のさらに他の態様を示す
図1(A)相当図である。
【図7】 図6において矢印VII方向から見たシール部
材の正面図である。
【符号の説明】
11 … 主筋(異形鉄筋) 11a,11b … リブ 20 … スリーブ継手 21 … 収容溝 50 … シール部材 50A 外側部位 50B 内側部位 51 … 本体部 51s … 本体部の内周面 51x … 本体部の外周面 51z … 環状溝 53,53’,53'',53''',153 … 鍔部 C … コンクリート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スリーブ継手に異形鉄筋の一端部を挿入
    した状態でコンクリートを打設することによりプレキャ
    スト構造物を製造する際、スリーブ継手の一端部に装着
    されてこのスリーブ継手と鉄筋との間をシールする弾性
    シール部材において、 スリーブ継手の一端部に装着される環状の本体部と、こ
    の本体部の内周に形成されて鉄筋の外周に接する複数の
    環状の鍔部とを備え、スリーブ継手の奥側を向く上記本
    体部の端面には、本体部を外側部位と内側部位に分ける
    環状溝が形成されていることを特徴とするプレキャスト
    構造物用シール部材。
  2. 【請求項2】 上記スリーブ継手の端部には環状の収容
    溝が形成されており、上記本体部はこの収容溝に嵌まり
    込む部位を有し、この部位の外周面は、スリーブ継手の
    奥に向かって拡径するようなテーパをなしており、この
    外周面にも環状溝が形成されていることを特徴とする請
    求項1に記載のプレキャスト構造物用シール部材。
  3. 【請求項3】 上記スリーブ継手の端部には環状の収容
    溝が形成されており、上記本体部はこの収容溝に嵌まり
    込む部位を有し、この部位の外周面には環状凸部が形成
    されていることを特徴とする請求項1に記載のプレキャ
    スト構造物用シール部材。
JP4476497A 1997-02-13 1997-02-13 プレキャスト構造物用シール部材 Expired - Lifetime JP3623871B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4476497A JP3623871B2 (ja) 1997-02-13 1997-02-13 プレキャスト構造物用シール部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4476497A JP3623871B2 (ja) 1997-02-13 1997-02-13 プレキャスト構造物用シール部材

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6317565A Division JP2977118B2 (ja) 1994-11-28 1994-11-28 プレキャスト構造物用シール部材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09195400A true JPH09195400A (ja) 1997-07-29
JP3623871B2 JP3623871B2 (ja) 2005-02-23

Family

ID=12700497

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4476497A Expired - Lifetime JP3623871B2 (ja) 1997-02-13 1997-02-13 プレキャスト構造物用シール部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3623871B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010236277A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Fujita Corp 異形鉄筋用定着具
JP2013238037A (ja) * 2012-05-15 2013-11-28 Shimizu Corp 鉄筋継手およびプレキャストコンクリート部材

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010236277A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Fujita Corp 異形鉄筋用定着具
JP2013238037A (ja) * 2012-05-15 2013-11-28 Shimizu Corp 鉄筋継手およびプレキャストコンクリート部材

Also Published As

Publication number Publication date
JP3623871B2 (ja) 2005-02-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4835918B2 (ja) 杭と柱の接合構造および接合工法
JP2001020458A (ja) モルタル充填式鉄筋継手
JP5131839B2 (ja) 外殻鋼管付コンクリート杭及びその製造方法
JPH09317008A (ja) 充填鋼管コンクリート柱の接合構造
JPH09195400A (ja) プレキャスト構造物用シール部材
JP2977118B2 (ja) プレキャスト構造物用シール部材
JPH11209971A (ja) 突起付きの既製杭、突起付き嵌装具及び突起付き既製杭の施工方法
JP2000129690A (ja) 柱脚と杭の一体化構造
JPH07279316A (ja) プレキャスト構造物用シール部材
JP2002138495A (ja) 柱脚と杭との接合構造
JPH01154944A (ja) 構造用柱および架構構造
JP2002013395A (ja) コンクリート製アーチ型構造物
JP3041603U (ja) モルタル充填式鉄筋継手用プラグ
JPH02217544A (ja) 遠心成形鋼棒補強コンクリート構造体の施工方法
JPS637452A (ja) モルタル充填式鉄筋継手スリ−ブ
JPH07292858A (ja) Pc部材の接続構造
KR200251627Y1 (ko) 지하구조물 배관용 방수 슬리브
JPH02217542A (ja) 遠心成形鋼棒補強コンクリート構造体の施工方法
JPH0359226A (ja) マンホール用管継手とマンホールの配管施工法
JPH02225737A (ja) プレキヤストコンクリート柱の接合工法
JP2002266433A (ja) 鋼管コンクリート柱とフラットスラブとの接合構造
JPS61126248A (ja) 上半pcコンクリート柱及びこの柱の施工法
JPH06146399A (ja) プレキャスト鉄筋コンクリート部材による建物の軸組 構築方法
JPH05311812A (ja) モルタル充填式鉄筋継手
JPS605120Y2 (ja) ロツクボルト

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040316

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040405

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041116

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041126

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081203

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091203

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101203

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111203

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121203

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131203

Year of fee payment: 9

EXPY Cancellation because of completion of term