JPH09193568A - 改ざん防止シール - Google Patents

改ざん防止シール

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JPH09193568A
JPH09193568A JP465896A JP465896A JPH09193568A JP H09193568 A JPH09193568 A JP H09193568A JP 465896 A JP465896 A JP 465896A JP 465896 A JP465896 A JP 465896A JP H09193568 A JPH09193568 A JP H09193568A
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JP
Japan
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seal
cover layer
layer
paper
passbook
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Pending
Application number
JP465896A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Iwasa
博志 岩佐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 周縁部に紙片を設けるなどの後加工をしなく
ても割り印が可能な改ざん防止シール10を提供し、製
造工程の複雑化やコストアップを防止する。 【解決手段】 カバー層4と粘着層6とが表裏に形成さ
れかつ透光性を有する改ざん防止シール本体1と、シー
ル本体1のカバー層4に剥離可能に接着された裏打ち紙
2と、粘着層6を覆う剥離紙3とからなる改ざん防止シ
ールにおいて、カバー層4を、容易に伸びるか破断する
程度の厚さに形成された紙または不織布の層で構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、改ざん防止シール
及び改ざん防止通帳に関する。
【0002】
【従来の技術】近来のキャッシュカードの普及に伴い、
金融機関での預金、引き出し、記帳などは、キャッシュ
カードを用いて行う場合が多くなっており、記入欄が一
杯になって通帳を更新する場合でも、通帳の保有者が印
鑑を持参していないことが普通である。このため、通帳
の更新は、一般に、捺印された捺印シールを古い通帳か
ら新しい通帳に貼り替える方法で行われており、印鑑は
不要となっている。
【0003】一方、一般に通帳には捺印シールを覆って
改ざん防止シールが貼り付けられており、捺印シールの
不正貼り替えによる通帳の改ざんを防止するようになっ
ている。改ざん防止シールは、例えば、ポリエチレンな
どの薄いフィルムの周縁部の1カ所に紙片を設けた構成
であり、この紙片と通帳にまたがって割り印を押すこと
によって、改ざん防止シールをいったん剥がすと元どお
りには貼り直せないようになっている。つまり、貼り直
したときの割り印のずれ、あるいはフィルムの伸びや破
れにより、改ざんした通帳であることが分かるようにな
っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような構
成の改ざん防止シールには、一部に紙片が設けられてい
るため、比較的強度があり、その部分が引き剥がすきっ
かけとなったり、また、フィルムに割り印用の紙片を設
けるための後加工が必要であり、工程の複雑化やコスト
アップなどの問題があった。したがって、本発明の解決
すべき技術的課題は、フィルムに後加工をしなくても割
り印が可能な改ざん防止シールを提供し、製造工程の複
雑化やコストアップを防止することである。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】本発明に
係る改ざん防止シールは、カバー層と粘着層とが表裏に
形成されかつ透光性を有する改ざん防止シール本体と、
シール本体のカバー層に剥離可能に接着された裏打ち紙
と、粘着層を覆う剥離紙とからなり、捺印シールを覆っ
て通帳に貼着される改ざん防止シールであって、上述の
技術的課題を解決するために以下のように構成されたこ
とを特徴としている。すなわち、カバー層が、容易に伸
びるか破断する程度の厚さに形成された紙または不織布
の層で構成されている。
【0006】なお、上記構成においては、カバー層と粘
着層の間に、5〜40μmの厚さのポリオレフィン系樹
脂層を形成することができる。また、裏打ち紙は、疑似
接着層を介して上記カバー層と剥離可能に接着すること
ができる。この場合、疑似接着は、例えば、裏打ち紙の
裏面にポリエチレンなどの薄い層を形成し、この層をカ
バー層に熱圧着することにより行うこともできるし、ま
たカバー層と粘着層の間に形成するポリオレフィン系樹
脂層を熱溶融押出しラミネーション法にて形成すること
により、ポリオレフィン系樹脂層がカバー層を浸透して
表出し、裏打ち紙の裏面に設けられたポリエチレン等の
薄い層と剥離可能に接着することにより疑似接着層を形
成することもできる。さらに、裏打ち紙は、カバー層を
多孔質にして粘着層をその裏面に直接形成し、粘着層を
構成する粘着剤がカバー層を浸透して表出するようにす
ることによって改ざん防止シール本体と裏打ち紙を剥離
可能に接着することもできる。この場合、裏打ち紙の裏
面に薄いシリコンの層を設けると裏打ち紙を容易に剥が
すことができる。さらに、裏打ち紙は、カバー層に強固
に接着して層間剥離で引きはがすようにすることもでき
る。
【0007】以上のように構成された改ざん防止シール
の剥離紙を剥がしてから捺印シールを覆うようにして通
帳に貼り、さらに裏打ち紙を剥がすことによって、本発
明の改ざん防止通帳が構成される。このように構成した
改ざん防止通帳においては、カバー層が紙または不織布
で形成されているので、カバー層の周縁部と通帳との間
に割り印をすることができる。
【0008】カバー層は薄い紙または不織布で形成して
いるので、通帳に貼った状態において、その下の捺印シ
ールの印影の判読が可能である。また、カバー層が薄
く、容易に伸びたり破れたりするので、通帳から剥がす
と原形をとどめておくことができない。したがって、元
の状態に貼り直すことができないから、通帳の改ざんを
確実に防止できる。
【0009】上記構成の改ざん防止シールは、紙または
不織布の薄いカバー層の裏面に、直接、あるいはポリオ
レフィン系樹脂層を介して粘着層を設けたものであり、
割り印用の紙片を設ける必要がない。したがって、割り
印用の紙片を設けるための後加工が不要であり、製造工
程の複雑化やそれに伴うコストアップを防止できる。ま
た、シールの周縁部のどの部分でも割り印を押せるの
で、デザインが異なって割り印位置の異なる通帳に共通
に使用できる。このため、シールの共通化、量産による
コストダウンが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を、
図1から図5を用いて詳細に説明する。
【0011】まず、実施の形態の第1の例について図1
から図3を用いて説明する。図1はこのシールの積層構
造を示す断面図である。この改ざん防止シール10は、
改ざん防止シール本体1と、裏打ち紙2と、剥離紙3と
から構成されている。改ざん防止シール本体1は、グラ
シン紙などの紙または不織布から、容易に伸びるか破断
するように5〜20μm程度の厚さに形成されたカバー
層4と、同じように容易に伸びるか破断するように熱溶
融押出しラミネーションなどの方法で5〜40μmの厚
さに形成されたポリオレフィン系樹脂層5と、粘着層6
とから構成され、全体として透光性を有している。裏打
ち紙2の裏面には離型層7が形成され、この離型層7が
シール本体1のカバー層4に貼着されていて、裏打ち紙
2をシール本体1から剥離することができるようになっ
ている。剥離紙3は、シール本体1の粘着層6に貼着さ
れている。なお、この構成においては、ポリオレフィン
系樹脂層5がカバー層4を浸透して表面に表出するよう
にして裏打ち紙2の裏面の離型層7と疑似接着するよう
にしてもよい。
【0012】この構成の改ざん防止シール10は、裏打
ち紙2、離型層7、カバー層4、ポリオレフィン系樹脂
層5、粘着層6、剥離紙3を順に積層したシール原反を
形成し、これを所定の大きさに切り出すことなどによっ
て製造することができ、カバー層4が割り印適性を有し
ているので従来例として説明したような割り引用の紙片
を別に設ける必要がなく、したがって、シールの後加工
による工程の複雑化とそれに伴うコストアップを防止で
きる。
【0013】この改ざん防止シール10は、まず、剥離
紙3が剥がされ、通帳に貼られてから裏打ち紙2が剥が
される。この状態を、斜視図である図2と、そのIII−I
II線断面図である図3に示している。図において11は
通帳であり、12は通帳保有者の印鑑で捺印された捺印
シール、13は捺印シールの捺印部、14はコード記入
欄である。
【0014】このように構成した通帳は、シール本体1
が透光性を有しているので、捺印シール12の印影を透
かして視認できる。また、カバー層4が紙または不織布
で形成されているので、その周縁部において、通帳11
との間で直接割り印することができる。一方、改ざん防
止シール本体1を不正に引きはがそうとすると、カバー
層4及びポリオレフィン系樹脂層5が伸びたり破断した
りすることにより変形する。したがって、捺印シール1
2を改ざんして貼り直すことによる通帳の不正使用を防
止できる。
【0015】図4に、実施の形態の第2の例を示してい
る。この例では、紙または不織布から形成されたカバー
層4の裏面に粘着層6を直接形成してシール本体1’を
構成し、また、離型層を形成せずに裏打ち紙2をカバー
層4の表面に直接形成している。この構成の改ざん防止
シール10’を用いた場合、剥離紙3を剥がして通帳に
貼ってから、カバー層4を層間剥離しながら裏打ち紙2
を引きはがすことになる。この場合でも、上述した第1
の例と同等の効果を得ることができる。
【0016】なお、この構成においては、粘着層6を構
成する粘着剤がカバー層4を浸透して表面に表出するよ
うにし、その粘着剤によってカバー層4と裏打ち紙2を
剥離可能に接着してもよい。この場合、裏打ち紙2は自
身の層間剥離によって引き剥がされ、通帳にはカバー層
4と裏打ち紙2が極く薄く層間剥離した層が残ることに
なる。また、裏打ち紙2の裏面に薄いシリコン層を形成
しておけば、裏打ち紙2を剥がしやすくすることもでき
る。
【0017】図5には、実施の形態の第3の例を示して
いる。この改ざん防止シール10”は、裏打ち紙2とシ
ール本体1’を疑似接着した例であり、裏打ち紙2の裏
面に形成したポリエチレンの薄い層7をカバー層4に熱
圧着することにより、裏打ち紙2とシール本体1’とを
貼着している。この構成においても、シール本体1’の
カバー層4を紙または不織布から形成したことによっ
て、周縁部の任意の位置で割り印をすることができ、か
つ、改ざんを確実に防止できるうえに、シールの後加工
によるコストアップも防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る改ざん防止シールの実施の形態
の第1の例について、積層構造を示す断面図である。
【図2】 図1のシール本体を通帳に貼着した状態の斜
視図である。
【図3】 図2のIII−III線断面図である。
【図4】 改ざん防止シールの実施の形態の第2の例に
ついて、積層構造を示す断面図である。
【図5】 改ざん防止シールの実施の形態の第3の例に
ついて、積層構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1,1’ 改ざん防止シール本体 2 裏打ち紙 3 剥離紙 4 カバー層 5 ポリオレフィン系樹脂層 6 粘着層 7 離型層 10,10’,10” 改ざん防止シール 11 通帳 12 捺印シール 13 捺印部 14 コード記入欄

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カバー層(4)と粘着層(6)とが表裏に形成
    されかつ透光性を有する改ざん防止シール本体(1,1')
    と、該シール本体(1,1')のカバー層(4)に剥離可能に接
    着された裏打ち紙(2)と、粘着層(6)を覆う剥離紙(3)と
    からなり、捺印シール(12)を覆って通帳(11)に貼着され
    る改ざん防止シールにおいて、 上記カバー層(4)が、容易に伸びるか破断する程度の厚
    さに形成された紙または不織布の層であることを特徴と
    する改ざん防止シール。
  2. 【請求項2】 上記カバー層(4)と粘着層(6)の間に、5
    〜40μmの厚さのポリオレフィン系樹脂層(5)を備え
    たことを特徴とする請求項1記載の改ざん防止シール。
  3. 【請求項3】 上記裏打ち紙(2)は、疑似接着層(7)を介
    して上記カバー層(4)と剥離可能に接着されたことを特
    徴とする請求項1記載の改ざん防止シール。
  4. 【請求項4】 上記カバー層(4)が多孔質であり、上記
    粘着層(6)を該カバー層(4)の裏面に直接形成し、該粘着
    層(6)を構成する粘着剤が該カバー層(4)を浸透して表面
    に表出することによって、上記改ざん防止シール本体
    (1,1')と裏打ち紙(2)が剥離可能に接着されたことを特
    徴とする請求項1記載の改ざん防止シール。
  5. 【請求項5】 上記裏打ち紙(2)は、上記カバー層(4)に
    強固に接着され、かつ層間剥離が可能であることを特徴
    とする請求項1記載の改ざん防止シール。
  6. 【請求項6】 通帳本体(11)に貼着された捺印シール(1
    2)を、請求項1から5のいずれか1項に記載の改ざん防
    止シール本体(1,1')で覆ってなる改ざん防止通帳。
JP465896A 1996-01-16 1996-01-16 改ざん防止シール Pending JPH09193568A (ja)

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