JPH09193175A - 複合中子及び中空樹脂成形品の製造方法 - Google Patents

複合中子及び中空樹脂成形品の製造方法

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JPH09193175A
JPH09193175A JP491796A JP491796A JPH09193175A JP H09193175 A JPH09193175 A JP H09193175A JP 491796 A JP491796 A JP 491796A JP 491796 A JP491796 A JP 491796A JP H09193175 A JPH09193175 A JP H09193175A
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JP
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core
melting point
metal
metal core
composite
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JP491796A
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Katsuji Morioka
勝治 盛岡
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C33/00Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor
    • B29C33/44Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor with means for, or specially constructed to facilitate, the removal of articles, e.g. of undercut articles
    • B29C33/52Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor with means for, or specially constructed to facilitate, the removal of articles, e.g. of undercut articles soluble or fusible

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量であり、かつ多大な融解エネルギーを必
要としない金属製の複合中子と、その複合中子を使用す
る中空樹脂成形品の製造方法の提供。 【解決手段】 融点が500℃以上の金属中子(A)と
融点が250℃以下の金属中子(B)とを組合わせた複
合中子。この複合中子を使用して樹脂から中空品を成形
し、金型から取り出したのち金属中子(B)を融解除去
し、最後に金属中子(A)を抜き取って中空樹脂成形品
を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱可塑性樹脂から
中空成形品を成形する際に金型内に挿入する金属製複合
中子及びその複合中子を使用する中空樹脂成形品の製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性樹脂の中空成形品を得る方法と
しては、射出成形、ブロー成形、押出し成形などがあ
る。このうち押出し成形は、棒状のマンドレルの回りに
溶融樹脂を管状に押出す方法であるので、中空部の内壁
及び成形品外壁が押出し方向に直線状となった成形品に
限られ、複雑な形状のものには適用することができな
い。
【0003】ブロー成形は、高粘度の溶融樹脂を金型の
内側に管状に押出し、その管状体の内側に気体を吹き込
んで外側の金型に押し付けることにより中空成形品を得
るものである。したがって、外形は複雑な形状にするこ
とが可能であるが、内壁はきれいに仕上げられず、かつ
各部の肉厚が均一化され難いため、大きな強度が保持し
にくいという欠点がある。
【0004】射出成形は、成形金型の中に金属製の中子
を固定して、その中子周囲に樹脂を射出し、成形後に金
属中子を取出すようにするものである。この射出成形
は、成形サイクルが速いため、他の成形法に比べて生産
性に優れてい。しかし、欠点として成形後に金属中子を
取り出す作業が必要であるため、従来からこの金属中子
を効率よく取出す工夫が色々提案されている。
【0005】例えば、自動車のインテークマニホールド
のように形状が複雑で、かつ大型の成形品を得る際に
は、金属中子を低融点の錫/ビスマス合金で作り、樹脂
を射出成形した後、樹脂が変形しない温度に加熱して、
低融点中子のみを融解除去する方法が知られている(ロ
ストコアメタル法と称する)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般に
低融点の合金は比重が極めて大きいため、中子の重量が
非常に増大するという欠点があった。例えば、錫/ビス
マス合金は、融点138℃であるが、比重が8.6もあ
り、大型の中空成形品を得る場合には極めて大重量の中
子になるため、その扱いはロボットに頼らなければなら
なくなる。また、中子は中空成形品の中空部をすべて埋
めるリゾット状であるため、これを融解するためには膨
大なエネルギーを必要とし、特に肉厚成形品の場合には
電磁誘導加熱ヒーターが必要になる等の欠点があった。
【0007】本発明の目的は、上述した従来技術の問題
を解消し、軽量で、かつ融解に多大のエネルギーを必要
としない金属中子及びその金属中子を用いる中空樹脂成
形品の製造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は、融点が500℃以上の金属中子(A)と融点が2
50℃以下の金属中子(B)とを組合わせた構成からな
る複合中子を特徴とするものである。また、本発明の中
空樹脂成形品の製造方法は、融点が500℃以上の金属
中子(A)と融点が250℃以下の金属中子(B)とを
組合わせた構成からなる複合中子を使用して熱可塑性樹
脂から中空成形品を成形し、該中空成形品から前記金属
中子(B)を融解除去した後、前記金属中子(A)を取
出すようにすることを特徴とするものである。
【0009】本発明で用いる融点が500℃以上の金属
中子(A)の金属としては、通常の金属を用いることが
できるが、好ましくは比重が5.0以下の金属とするの
がよい。さらに好ましくは、アルミニウム、マグネシウ
ム、亜鉛から選ばれた金属にするとよい。本発明で使用
される融点が250℃以下の金属中子(B)としては、
さらに好ましくは融点170℃以下の金属を使用するの
がよい。好ましい金属としては、錫、錫/亜鉛合金、錫
/ビスマス合金等を挙げることができる。
【0010】本発明の複合中子を使用して中空樹脂成形
品を製造するのに適用できる樹脂としては、射出成形可
能な熱可塑性樹脂であれば特に限定されない。例えば、
ポリエステル、ポリアミド、ポリアセタール、ポリスチ
レン、ABS、ポリオレフィン、PPS等を挙げること
ができるが、熱変形温度が低いものは金属中子(B)と
して融点の低いものを選ぶ必要があるため、ある程度耐
熱性のある樹脂が好ましい。
【0011】本発明の複合中子は、金属中子(A)と金
属中子(B)とを組み合わせた構造にすることが必要で
あり、その組み合わせ方法としては、中空樹脂成形品を
成形後に金属中子(B)を融解除去してから、金属中子
(A)が取り出せるような構造になるように組み合わせ
る必要がある。この複合中子における組み合わせ概念に
ついて、以下に図面を参照して具体的に説明する。
【0012】図1は、本発明の複合中子を使用してS字
型の中空樹脂成形品を成形した状況を示す概念図であ
る。高融点の金属中子1の外側に低融点の金属中子2が
鋳型によって予め組み合わされて複合中子3が形成され
ており、この複合中子3の外側に樹脂が射出成形されて
中空成形品4を形成しているものである。中空成形品
は、上記の状態で金型から取り出され、それを加熱する
ことにより低融点の金属中子2を融解させ、液状にして
流動除去する。次いで、高融点の金属中子1を両側から
引っ張ることにより中間の嵌合部5が外れ、中空成形品
4から引き抜かれる。
【0013】低融点の金属中子(B)を融解する手段と
しては、従来のロストコアメタル法で行われていた方法
を採用することができる。本発明の中空樹脂成形品は種
々の用途に適用できるが、中でも複雑な形状を有し、か
つ大型の成形品、例えば吸排気管、溶液誘導管、ダクト
等に適用することができ、特に自動車エンジンのインテ
ークマニホールドに適している。
【0014】
【実施例】インテークマニホールド用の金属製複合中子
を図2〜4に示す工程で製造し、次いでこの複合中子を
使用して樹脂製インテークマニホールドを製造した。た
だし、図2〜4の工程図は概念図であり、細部は省略し
てある。まず、図2に示すように、アルミニウム製(融
点660℃、比重2.7)の直線ロッド6の嵌合凹部6
aに、同じくアルミニウム製の湾曲サイドロッド7の嵌
合凸部7aを差し込むことによって固定する。このよう
な組み立てにより、図3に示すように直線ロッド6に3
本の湾曲サイドロッド7を固定した高融点金属中子
(A)を形成する。
【0015】次いで、この高融点金属中子(A)を鋳型
の中に固定し、その回りに錫/ビスマス合金(融点13
8℃、比重8.6)を流し込んで低融点金属中子(B)
を形成することにより、図4に示すような構成の複合中
子(C)にする。このようにして得られた複合中子
(C)を射出成形機の金型の中にセットし、その金型に
溶融ナイロン6樹脂を射出成形して自動車エンジン用の
インテークマニホールドを成形した。
【0016】射出成形後、複合中子(C)を内包したイ
ンテークマニホールドを金型から取り出し、さらにこれ
を加熱して低融点金属中子(B)を融解除去した。次い
で、湾曲サイドロッド7を直線ロッド6から引き抜き、
最後に直線ロッド6を取り出して、樹脂製インテークマ
ニホールド成形品を得た。図5は、このようにしてナイ
ロン6樹脂から成形されたインテークマニホールド9を
示すものである。
【0017】
【発明の効果】上述したように、本発明の複合中子によ
れば、低融点の中子(B)に対して高融点中子(A)を
組み合わせるようにしたため、中子全体の重量が一挙に
軽量化され、作業性を向上することができると共に、中
子全体の強度も向上することができる。
【0018】また、本発明の複合中子によれば、高融点
中子を通して熱が伝わるため効率よく加熱できる上、中
子全体に占める低融点中子(B)の容積を減少するた
め、融解に要するエネルギーを少なくすることができ、
さらに高融点中子(A)は原形を保持しているため繰り
返し使用することができ、極めて経済効率を向上するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複合中子の概念図である。
【図2】本発明の複合中子を構成する高融点金属中子
(A)の部分の組み立て方を示す説明図である。
【図3】図2の組み立てによって構成された高融点金属
中子(A)の全体を例示する斜視図である。
【図4】図3の高融点金属中子(A)を基に構成された
複合中子の斜視図である。
【図5】本発明の複合中子を使用して成形されたインテ
ークマニホールドを例示する斜視図である。
【符号の説明】
1,A 高融点金属中子 2,B 低融
点金属中子 3 複合中子 4 中空成形
品 6 直線ロッド 7 湾曲サイ
ドロッド 9 インテークマニホールド C 複合中子

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 融点が500℃以上の金属中子(A)と
    融点が250℃以下の金属中子(B)とを組合わせた構
    成からなる複合中子。
  2. 【請求項2】 前記金属中子(A)を構成する金属の比
    重が5.0以下である請求項1記載の複合中子。
  3. 【請求項3】 前記金属中子(A)がアルミニウム、マ
    グネシウム及び亜鉛から選ばれた金属から構成される請
    求項2記載の複合中子。
  4. 【請求項4】 前記複合中子を使用して中空樹脂成形品
    を成形後に、前記金属中子(B)を融解除去したのち前
    記金属中子(A)が取出せる構造である請求項1記載の
    複合中子。
  5. 【請求項5】 融点が500℃以上の金属中子(A)と
    融点が250℃以下の金属中子(B)とを組合わせた構
    成からなる複合中子を使用して熱可塑性樹脂から中空成
    形品を成形し、該中空成形品から前記金属中子(B)を
    融解除去した後、前記金属中子(A)を取出すようにす
    る中空樹脂成形品の製造方法。
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