JPH09193074A - 線材の移載装置 - Google Patents
線材の移載装置Info
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- JPH09193074A JPH09193074A JP181496A JP181496A JPH09193074A JP H09193074 A JPH09193074 A JP H09193074A JP 181496 A JP181496 A JP 181496A JP 181496 A JP181496 A JP 181496A JP H09193074 A JPH09193074 A JP H09193074A
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- transfer device
- wire
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 種々の形状の線材であっても装置や治具板を
変更することなく簡単に取り扱うことができ、巻き癖等
の線材が有している種々の癖を矯正することが可能な線
材の移載装置を提供する。 【解決手段】 線材Wの搬送方向(矢印X)と搬送方向
に直交する第一の方向(矢印Y)とに移動させる搬送装
置に設置され、線材を把持すると共に、把持した線材を
所望位置で押し出して製品に組み付ける第一及び第二の
把持手段10,20、第一及び第二の把持手段の少なくとも
一方を第一の方向と平行に移動させる第一の駆動手段30
並びに第一及び第二の把持手段を、線材の搬送方向と第
一の方向とに直交する第二の方向(矢印Z)に移動させ
る第二の駆動手段40を備えた線材の移載装置1。
変更することなく簡単に取り扱うことができ、巻き癖等
の線材が有している種々の癖を矯正することが可能な線
材の移載装置を提供する。 【解決手段】 線材Wの搬送方向(矢印X)と搬送方向
に直交する第一の方向(矢印Y)とに移動させる搬送装
置に設置され、線材を把持すると共に、把持した線材を
所望位置で押し出して製品に組み付ける第一及び第二の
把持手段10,20、第一及び第二の把持手段の少なくとも
一方を第一の方向と平行に移動させる第一の駆動手段30
並びに第一及び第二の把持手段を、線材の搬送方向と第
一の方向とに直交する第二の方向(矢印Z)に移動させ
る第二の駆動手段40を備えた線材の移載装置1。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、線材の移載装置に
関する。
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の移載装置においては、電
線等の線材を1本あるいは数本同時に真っ直ぐに治具板
や電線配列治具板上に引き出し、あるいはこれらに形成
した配置溝に収納した後、余剰部分の切断加工を施し、
治具板ごと移送するものがある。この第一の装置におい
ては、前記治具板に形成した治具溝の下方にシャッタ機
構等が設けられ、治具板下部に配置した電気接続箱等の
半製品に、前記電線を押し込み治具で一度に押し込んで
組み付けている。
線等の線材を1本あるいは数本同時に真っ直ぐに治具板
や電線配列治具板上に引き出し、あるいはこれらに形成
した配置溝に収納した後、余剰部分の切断加工を施し、
治具板ごと移送するものがある。この第一の装置におい
ては、前記治具板に形成した治具溝の下方にシャッタ機
構等が設けられ、治具板下部に配置した電気接続箱等の
半製品に、前記電線を押し込み治具で一度に押し込んで
組み付けている。
【0003】また、他の装置として、電線材料を多関節
式の多軸ロボット(スカラーロボット)等で電線を長尺
のまま引き回し、治具板に押し込む装置も知られてい
る。
式の多軸ロボット(スカラーロボット)等で電線を長尺
のまま引き回し、治具板に押し込む装置も知られてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記第一の
装置においては、取り扱い得る線材の長さや形状等が1
通に限られ、線材の長短や形状等を変更するときには、
装置のみならず治具板の段取替の作業が必要となり、取
替作業が煩わしかった。また、前記多関節式ロボットで
線材を直接引き回して治具板に組み付ける場合には、組
付ポイントが多くなる結果、組付作業に時間が掛かって
しまうという不具合があった。
装置においては、取り扱い得る線材の長さや形状等が1
通に限られ、線材の長短や形状等を変更するときには、
装置のみならず治具板の段取替の作業が必要となり、取
替作業が煩わしかった。また、前記多関節式ロボットで
線材を直接引き回して治具板に組み付ける場合には、組
付ポイントが多くなる結果、組付作業に時間が掛かって
しまうという不具合があった。
【0005】更に、線材に巻き癖,曲げ加工時の加工癖
等があるときには、これらの癖を矯正するための矯正治
具板を用意しなければならないという問題もあった。本
発明は上記の点に鑑みてなされたもので、種々の形状の
線材であっても装置や治具板を変更することなく簡単に
取り扱うことができ、巻き癖等の線材が有している種々
の癖を矯正することが可能な線材の移載装置を提供する
ことを目的とする。
等があるときには、これらの癖を矯正するための矯正治
具板を用意しなければならないという問題もあった。本
発明は上記の点に鑑みてなされたもので、種々の形状の
線材であっても装置や治具板を変更することなく簡単に
取り扱うことができ、巻き癖等の線材が有している種々
の癖を矯正することが可能な線材の移載装置を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の線材の移載装置によれば、線材の搬送方向と該
搬送方向に直交する第一の方向とに移動させる搬送装置
に設置され、前記線材を把持すると共に、把持した線材
を所望位置で押し出して製品に組み付ける第一及び第二
の把持手段、前記第一及び第二の把持手段の少なくとも
一方を前記第一の方向と平行に移動させる第一の駆動手
段並びに前記第一及び第二の把持手段を、前記線材の搬
送方向と第一の方向とに直交する第二の方向に移動させ
る第二の駆動手段を備えた構成としたものである。
本発明の線材の移載装置によれば、線材の搬送方向と該
搬送方向に直交する第一の方向とに移動させる搬送装置
に設置され、前記線材を把持すると共に、把持した線材
を所望位置で押し出して製品に組み付ける第一及び第二
の把持手段、前記第一及び第二の把持手段の少なくとも
一方を前記第一の方向と平行に移動させる第一の駆動手
段並びに前記第一及び第二の把持手段を、前記線材の搬
送方向と第一の方向とに直交する第二の方向に移動させ
る第二の駆動手段を備えた構成としたものである。
【0007】好ましくは、前記第一及び第二の把持手段
のそれぞれは、前記搬送方向と平行に配置され、前記線
材を前記第一の方向から挟む2つの挟み板を有する構成
とする。また好ましくは、前記線材を押し出す手段を、
前記2つの挟み板間に配置する。
のそれぞれは、前記搬送方向と平行に配置され、前記線
材を前記第一の方向から挟む2つの挟み板を有する構成
とする。また好ましくは、前記線材を押し出す手段を、
前記2つの挟み板間に配置する。
【0008】更に好ましくは、移載装置は、前記第一及
び第二の把持手段を前記第二の方向に移動させる際の案
内手段を備えている構成とする。第一及び第二の把持手
段は、線材を把持すると共に、把持した線材を所望位置
で押し出して製品に組み付ける。第一の駆動手段は、第
一及び第二の把持手段の少なくとも一方を前記第一の方
向と平行に移動させることにより、種々の形状の線材を
把持するしたり、把持した線材を種々の形状に加工ある
いは線材が有している巻き癖等の種々の癖を矯正する。
第二の駆動手段は、線材を製品に組み付けるときに、第
一及び第二の把持手段を第二の方向に移動させる。
び第二の把持手段を前記第二の方向に移動させる際の案
内手段を備えている構成とする。第一及び第二の把持手
段は、線材を把持すると共に、把持した線材を所望位置
で押し出して製品に組み付ける。第一の駆動手段は、第
一及び第二の把持手段の少なくとも一方を前記第一の方
向と平行に移動させることにより、種々の形状の線材を
把持するしたり、把持した線材を種々の形状に加工ある
いは線材が有している巻き癖等の種々の癖を矯正する。
第二の駆動手段は、線材を製品に組み付けるときに、第
一及び第二の把持手段を第二の方向に移動させる。
【0009】このとき、前記第一及び第二の把持手段の
それぞれは、前記搬送方向と平行に配置され、前記線材
を前記第一の方向から挟む2つの挟み板を有する構成と
すると、把持した線材が2つの挟み板の中央に適正に位
置決めされる。また、前記線材を押し出す手段を2つの
挟み板間に配置すると、線材が把持された状態で押し出
され、製品に組み付けられる。
それぞれは、前記搬送方向と平行に配置され、前記線材
を前記第一の方向から挟む2つの挟み板を有する構成と
すると、把持した線材が2つの挟み板の中央に適正に位
置決めされる。また、前記線材を押し出す手段を2つの
挟み板間に配置すると、線材が把持された状態で押し出
され、製品に組み付けられる。
【0010】更に、第一及び第二の把持手段を前記第二
の方向に移動させる際の案内手段を設けると、第一及び
第二の把持手段の第二の方向への移動が円滑になる。
の方向に移動させる際の案内手段を設けると、第一及び
第二の把持手段の第二の方向への移動が円滑になる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図1乃
至図5に基づいて詳細に説明する。線材の移載装置(以
下、「移載装置」という)1は、図1に示すように、第
1把持手段10、第2把持手段20、トラバース手段3
0及び昇降手段40を備えており、線材の搬送方向と、
搬送方向に直交する第一の方向とに移動させる図示しな
い搬送装置に設置されている。ここで、図中、矢印Xが
線材の搬送方向、矢印Yが搬送方向と直交する第一の方
向、矢印Zが第二の方向(上下方向)を示している。
至図5に基づいて詳細に説明する。線材の移載装置(以
下、「移載装置」という)1は、図1に示すように、第
1把持手段10、第2把持手段20、トラバース手段3
0及び昇降手段40を備えており、線材の搬送方向と、
搬送方向に直交する第一の方向とに移動させる図示しな
い搬送装置に設置されている。ここで、図中、矢印Xが
線材の搬送方向、矢印Yが搬送方向と直交する第一の方
向、矢印Zが第二の方向(上下方向)を示している。
【0012】第1把持手段10は、図1及び図2に示す
ように、矢印Xに沿った搬送方向と平行に配置され、ベ
ース11にチャックシリンダ12とプッシュシリンダ1
3,13が取り付けられている。ベース11は、上面に
ガイドブロック11a,11aが設けられ、ブロック1
1a,11a間には支持プレート11bが掛け渡されて
いる。チャックシリンダ12には、電線Wを把持する挟
み板12a,12aが設けられている。各プッシュシリ
ンダ13は、図2に示すように、シリンダロッド13a
の先端に挟み板12a,12aの間に配置されるプッシ
ュロッド13bが設けられている。
ように、矢印Xに沿った搬送方向と平行に配置され、ベ
ース11にチャックシリンダ12とプッシュシリンダ1
3,13が取り付けられている。ベース11は、上面に
ガイドブロック11a,11aが設けられ、ブロック1
1a,11a間には支持プレート11bが掛け渡されて
いる。チャックシリンダ12には、電線Wを把持する挟
み板12a,12aが設けられている。各プッシュシリ
ンダ13は、図2に示すように、シリンダロッド13a
の先端に挟み板12a,12aの間に配置されるプッシ
ュロッド13bが設けられている。
【0013】第2把持手段20は、ベース21が支持板
21a,21aを介して後述する昇降板44に支持され
ていることを除いて第1把持手段10と構成が同一なの
で、以下の説明並びに図面においては、対応する部分に
対応する符号を用いることで詳細な説明を省略する。ト
ラバース手段30は、第1把持手段10を矢印Y方向へ
移動させる第一の駆動手段で、ステッピングモータ3
1、ボールネジ32及びガイド部材33を有している。
ステッピングモータ31は、図示していないが後述する
昇降板44に支持されており、ハウジング31aから延
出する図示しない回転軸がボールネジ32のねじ軸32
aと連結されている。ボールネジ32は、ねじ軸32a
に沿って移動するナット32bが支持プレート11bに
取り付けられている。ガイド部材33は、ステッピング
モータ31のハウジング31aに取り付けた支持板33
aと、支持板33aに設けた2本のガイドシャフト33
bを有している。各ガイドシャフト33bはガイドブロ
ック11aにスライド自在に挿通されている。
21a,21aを介して後述する昇降板44に支持され
ていることを除いて第1把持手段10と構成が同一なの
で、以下の説明並びに図面においては、対応する部分に
対応する符号を用いることで詳細な説明を省略する。ト
ラバース手段30は、第1把持手段10を矢印Y方向へ
移動させる第一の駆動手段で、ステッピングモータ3
1、ボールネジ32及びガイド部材33を有している。
ステッピングモータ31は、図示していないが後述する
昇降板44に支持されており、ハウジング31aから延
出する図示しない回転軸がボールネジ32のねじ軸32
aと連結されている。ボールネジ32は、ねじ軸32a
に沿って移動するナット32bが支持プレート11bに
取り付けられている。ガイド部材33は、ステッピング
モータ31のハウジング31aに取り付けた支持板33
aと、支持板33aに設けた2本のガイドシャフト33
bを有している。各ガイドシャフト33bはガイドブロ
ック11aにスライド自在に挿通されている。
【0014】昇降手段40は、基板41、昇降シリンダ
42、2本のガイドシャフト43及び昇降板44を有し
ており、基板41に昇降シリンダ42と2本のガイドシ
ャフト43が支持されている。昇降シリンダ42は、基
板41の中央に配置され、シリンダロッド42aの下端
は昇降板44に連結されている。ここで、昇降シリンダ
42による昇降板44の下降位置は所定範囲内で任意に
調整できる。各ガイドシャフト43は、昇降シリンダ4
2を挟んで矢印Xの両側に基板41に対してスライド自
在に支持され、下端は昇降板44に連結されている。昇
降板44は、支持板21a,21aを介して第2把持手
段20を支持している。
42、2本のガイドシャフト43及び昇降板44を有し
ており、基板41に昇降シリンダ42と2本のガイドシ
ャフト43が支持されている。昇降シリンダ42は、基
板41の中央に配置され、シリンダロッド42aの下端
は昇降板44に連結されている。ここで、昇降シリンダ
42による昇降板44の下降位置は所定範囲内で任意に
調整できる。各ガイドシャフト43は、昇降シリンダ4
2を挟んで矢印Xの両側に基板41に対してスライド自
在に支持され、下端は昇降板44に連結されている。昇
降板44は、支持板21a,21aを介して第2把持手
段20を支持している。
【0015】本発明の移載装置1は以上のように構成さ
れており、図示しない搬送装置によって搬送され、以下
のようにして電線Wを電気接続箱等に移載する。先ず、
移載装置1は、送り込み装置から送り込まれ、所定位置
に位置決めされた電線Wの位置まで図示しない搬送装置
によって搬送される。このとき、移載装置1において
は、第1及び第2把持手段10,20の挟み板12a,
12a及び挟み板22a,22aは開いた状態にある。
れており、図示しない搬送装置によって搬送され、以下
のようにして電線Wを電気接続箱等に移載する。先ず、
移載装置1は、送り込み装置から送り込まれ、所定位置
に位置決めされた電線Wの位置まで図示しない搬送装置
によって搬送される。このとき、移載装置1において
は、第1及び第2把持手段10,20の挟み板12a,
12a及び挟み板22a,22aは開いた状態にある。
【0016】移載装置1は、この位置で昇降シリンダ4
2によって昇降板44が下降すると共に、チャックシリ
ンダ12,22が作動して挟み板12a,12a及び挟
み板22a,22aによって電線Wが把持される。ここ
で、例えば、第1把持手段10について見ると、図3に
示すように、電線Wは挟み板12a,12aの中央に把
持されるので、適正に位置決めされる。
2によって昇降板44が下降すると共に、チャックシリ
ンダ12,22が作動して挟み板12a,12a及び挟
み板22a,22aによって電線Wが把持される。ここ
で、例えば、第1把持手段10について見ると、図3に
示すように、電線Wは挟み板12a,12aの中央に把
持されるので、適正に位置決めされる。
【0017】このとき、移載装置1は、第1把持手段1
0が、図1に示すようにステッピングモータ31によっ
て矢印Y方向に移動できる。このため、移載装置1は、
第1把持手段10と第2把持手段20とによって真っ直
ぐな電線の他、図1に示すクランク状に折れ曲がった電
線Wも把持することができる。また、移載装置1は、第
1把持手段10と第2把持手段20とによる真っ直ぐな
電線の把持位置を変更し、ステッピングモータ31によ
って第1把持手段10を矢印Y方向に移動させることに
より、把持した真っ直ぐな電線を、移載する治具板、例
えば、電気接続箱のバスバー等の配線に合わせて所望の
形状に曲げ加工したり、線材が有している巻き癖等の種
々の癖を矯正することも可能である。
0が、図1に示すようにステッピングモータ31によっ
て矢印Y方向に移動できる。このため、移載装置1は、
第1把持手段10と第2把持手段20とによって真っ直
ぐな電線の他、図1に示すクランク状に折れ曲がった電
線Wも把持することができる。また、移載装置1は、第
1把持手段10と第2把持手段20とによる真っ直ぐな
電線の把持位置を変更し、ステッピングモータ31によ
って第1把持手段10を矢印Y方向に移動させることに
より、把持した真っ直ぐな電線を、移載する治具板、例
えば、電気接続箱のバスバー等の配線に合わせて所望の
形状に曲げ加工したり、線材が有している巻き癖等の種
々の癖を矯正することも可能である。
【0018】次に、電線Wが把持紙10,20によって
把持された時点で、前記送り込み装置のカッタにより所
定位置で切断される。次いで、移載装置1は、昇降シリ
ンダ42が作動して昇降板44を上昇させ、前記搬送装
置によって電線Wを把持した状態で移載すべき電気接続
箱の位置まで図1の矢印X,Y方向に搬送される。
把持された時点で、前記送り込み装置のカッタにより所
定位置で切断される。次いで、移載装置1は、昇降シリ
ンダ42が作動して昇降板44を上昇させ、前記搬送装
置によって電線Wを把持した状態で移載すべき電気接続
箱の位置まで図1の矢印X,Y方向に搬送される。
【0019】しかる後、電気接続箱の位置まで搬送され
た移載装置1は、昇降シリンダ42が作動して昇降板4
4を電線Wを移載すべき直上まで下降させる。そして、
移載装置1は、把持手段10,20で電線Wを位置決め
して把持しながら各プッシュシリンダ13,23を作動
させ、プッシュロッド13b,23bによって、図5に
示すように、電線Wを電気接続箱50のバスバー51,
52間に掛け渡すようにして載置した後、昇降シリンダ
42によって昇降板44を上昇させて電線Wの電気接続
箱50への移載を完了する。
た移載装置1は、昇降シリンダ42が作動して昇降板4
4を電線Wを移載すべき直上まで下降させる。そして、
移載装置1は、把持手段10,20で電線Wを位置決め
して把持しながら各プッシュシリンダ13,23を作動
させ、プッシュロッド13b,23bによって、図5に
示すように、電線Wを電気接続箱50のバスバー51,
52間に掛け渡すようにして載置した後、昇降シリンダ
42によって昇降板44を上昇させて電線Wの電気接続
箱50への移載を完了する。
【0020】ここで、各プッシュシリンダ13に設ける
プッシュロッド13bは、図4に示すように、下端にV
溝13cを形成すると、挟み板12a,12aに加えて
V溝13cによっても電線Wを一層精度良く位置決めす
ることができる。尚、上記実施例では、電線Wを電気接
続箱に移載する場合について説明したが、移載する対象
が電気接続箱に限られないことは言うまでもない。
プッシュロッド13bは、図4に示すように、下端にV
溝13cを形成すると、挟み板12a,12aに加えて
V溝13cによっても電線Wを一層精度良く位置決めす
ることができる。尚、上記実施例では、電線Wを電気接
続箱に移載する場合について説明したが、移載する対象
が電気接続箱に限られないことは言うまでもない。
【0021】また、移載装置1は、線材であれば電線W
の他にも、例えば、プラスチック製の線材や電気伝導性
のバスバー等にも適用可能である。
の他にも、例えば、プラスチック製の線材や電気伝導性
のバスバー等にも適用可能である。
【0022】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
線材の移載装置によれば、種々の形状の線材であっても
装置や治具板を変更することなく簡単に取り扱うことが
でき、巻き癖等の線材が有している種々の癖を矯正する
ことができる。このとき、前記第一及び第二の把持手段
のそれぞれは、前記搬送方向と平行に配置され、前記線
材を前記第一の方向から挟む2つの挟み板を有する構成
とするので、把持した線材を2つの挟み板の中央で適正
に位置決めすることができる。
線材の移載装置によれば、種々の形状の線材であっても
装置や治具板を変更することなく簡単に取り扱うことが
でき、巻き癖等の線材が有している種々の癖を矯正する
ことができる。このとき、前記第一及び第二の把持手段
のそれぞれは、前記搬送方向と平行に配置され、前記線
材を前記第一の方向から挟む2つの挟み板を有する構成
とするので、把持した線材を2つの挟み板の中央で適正
に位置決めすることができる。
【0023】また、押出手段を2つの挟み板間に配置す
るので、線材を2つの挟み板で把持した状態で押し出
し、製品に組み付けることができる。更に、第一及び第
二の把持手段を前記第二の方向に移動させる際の案内手
段を設けるので、第一及び第二の把持手段を第二の方向
へ円滑に移動させることができる。
るので、線材を2つの挟み板で把持した状態で押し出
し、製品に組み付けることができる。更に、第一及び第
二の把持手段を前記第二の方向に移動させる際の案内手
段を設けるので、第一及び第二の把持手段を第二の方向
へ円滑に移動させることができる。
【図1】本発明の線材の移載装置を一部を切り欠いて示
した斜視図である。
した斜視図である。
【図2】第一の把持手段のチャックシリンダとプッシュ
シリンダの右側面図である。
シリンダの右側面図である。
【図3】第一の把持手段において、チャックシリンダの
2つの挟み板で電線を把持した状態を示す右側面図であ
る。
2つの挟み板で電線を把持した状態を示す右側面図であ
る。
【図4】プッシュシリンダに設けるプッシュロッドの変
形例の要部を示す側面図である。
形例の要部を示す側面図である。
【図5】本発明の線材の移載装置によって電線を電気接
続箱に移載した状態を示す斜視図である。
続箱に移載した状態を示す斜視図である。
1 移載装置 10 第1把持手段 11 ベース 12 チャックシリンダ 12a 挟み板 13 プッシュシリンダ 20 第2把持手段 21 ベース 22 チャックシリンダ 22a 挟み板 23 プッシュシリンダ 30 トラバース手段(第一の駆動手段) 31 ステッピングモータ 32 ボールネジ 33 ガイド部材 40 昇降手段(第二の駆動手段) 41 基板 42 昇降シリンダ 43 ガイドシャフト 44 昇降板 W 電線
Claims (4)
- 【請求項1】 線材の搬送方向と該搬送方向に直交する
第一の方向とに移動させる搬送装置に設置され、前記線
材を把持すると共に、把持した線材を所望位置で押し出
して製品に組み付ける第一及び第二の把持手段、前記第
一及び第二の把持手段の少なくとも一方を前記第一の方
向と平行に移動させる第一の駆動手段並びに前記第一及
び第二の把持手段を、前記線材の搬送方向と第一の方向
とに直交する第二の方向に移動させる第二の駆動手段を
備えたことを特徴とする線材の移載装置。 - 【請求項2】 前記第一及び第二の把持手段のそれぞれ
は、前記搬送方向と平行に配置され、前記線材を前記第
一の方向から挟む2つの挟み板を有する、請求項1の線
材の移載装置。 - 【請求項3】 前記線材を押し出す手段が、前記2つの
挟み板間に配置されている、請求項1の線材の移載装
置。 - 【請求項4】 前記第一及び第二の把持手段を前記第二
の方向に移動させる際の案内手段を備えている、請求項
1の線材の移載装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP181496A JPH09193074A (ja) | 1996-01-09 | 1996-01-09 | 線材の移載装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP181496A JPH09193074A (ja) | 1996-01-09 | 1996-01-09 | 線材の移載装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09193074A true JPH09193074A (ja) | 1997-07-29 |
Family
ID=11512044
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP181496A Pending JPH09193074A (ja) | 1996-01-09 | 1996-01-09 | 線材の移載装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09193074A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114222635A (zh) * | 2019-09-25 | 2022-03-22 | 欧姆龙株式会社 | 线状构件握持装置 |
-
1996
- 1996-01-09 JP JP181496A patent/JPH09193074A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114222635A (zh) * | 2019-09-25 | 2022-03-22 | 欧姆龙株式会社 | 线状构件握持装置 |
CN114222635B (zh) * | 2019-09-25 | 2023-08-11 | 欧姆龙株式会社 | 线状构件握持装置 |
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