JPH09193006A - ウェーハ研磨装置 - Google Patents

ウェーハ研磨装置

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JPH09193006A
JPH09193006A JP510096A JP510096A JPH09193006A JP H09193006 A JPH09193006 A JP H09193006A JP 510096 A JP510096 A JP 510096A JP 510096 A JP510096 A JP 510096A JP H09193006 A JPH09193006 A JP H09193006A
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JP
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polishing
wafer
polishing liquid
supplied
liquid
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JP510096A
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Takao Inaba
高男 稲葉
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Tokyo Seimitsu Co Ltd
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Tokyo Seimitsu Co Ltd
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)
  • Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】研磨精度及び仕上げ面粗さが高いウェーハ研磨
装置の提供。 【解決手段】研磨液20aは、定盤18内部に形成され
た空洞部18A、24A(供給流路)内に供給され、多
孔質パッド26を透過して研磨布16の表面より滲み出
る。これにより、研磨液20aは、ウェーハ12と研磨
布16とが密着された状態であっても研磨面に均一かつ
十分に供給される。また、供給された研磨液20aは、
研磨布16が回転しているため、その遠心力で外周方向
に移動する。この外周方向に移動した研磨液20aは、
定盤18の外周部に形成された隙間28(回収流路)で
吸引されるため、切り屑等を含んだ研磨液20aがウェ
ーハ12面上に残留することがなく、研磨面には、常に
新しい研磨液が供給される。これにより、ウェーハ12
面に生じる傷を防止することができるとともに、研磨精
度及び仕上げ面粗さを向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はウェーハ研磨装置に
係り、特に、半導体、セラミックス、ガラス等硬脆性材
のウェーハを研磨するウェーハ研磨装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の研磨装置は、ウェーハテ
ーブル上に保持されたウェーハに研磨布を貼った回転す
る定盤を押し付け、その定盤の外周部から研磨液を吹き
掛けながらウェーハを研磨していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の研磨装置では、ウェーハと研磨布とが密着されてい
るため、研磨液がウェーハの内周部まで入り込めず、研
磨液をウェーハ全面に均一かつ十分に供給できないとい
う欠点があった。この結果、研磨後のウェーハに研磨ム
ラ等が生じるという問題があった。
【0004】この問題を解決するために、研磨液が満た
された槽内にウェーハテーブルを設置し、ウェーハを研
磨液中で研磨する方法がある。この方法によれば、研磨
液はウェーハ面に十分に供給されるが、研磨の進行とと
もに、研磨液が汚染され、その研磨液中に含まれる切り
屑等によりウェーハに傷が付き、研磨精度、仕上げ面粗
さが低下するという欠点を有している。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みて成された
もので、研磨精度及び仕上げ面粗さが高いウェーハ研磨
装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決する為の手段】本発明は前記目的を達成す
るために、ウェーハテーブル上に保持されたウェーハ
に、研磨布を貼った回転する定盤を押し付けてウェーハ
を研磨するウェーハ研磨装置において、前記定盤内部を
二重構造に形成し、内側空間部に研磨液の供給流路を形
成するとともに、外側空間部に研磨液の回収流路を形成
し、前記供給流路より研磨液をウェーハ面に供給すると
ともに、研磨に供された研磨液を前記回収流路より吸引
することを特徴とする。
【0007】本発明によれば、研磨液は、定盤の内側空
間部に形成された供給流路を介してウェーハ面に供給さ
れる。したがって、研磨液は、ウェーハと研磨布とが密
着された状態であっても研磨面に均一かつ十分に供給さ
れる。また、供給された研磨液は、研磨布が回転してい
るため、その遠心力で外周方向に移動する。この外周方
向に移動した研磨液は、定盤の外側空間部に形成された
回収流路で吸引されるため、切り屑等を含んだ研磨液が
ウェーハ面上に残留することがなく、研磨面には、常に
新しい研磨液が供給される。これにより、ウェーハ面に
生じる傷を防止することができるとともに、研磨精度及
び仕上げ面粗さを向上させることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るウェーハ研磨装置の好ましい実施の形態について詳説
する。図1は、本発明に係るウェーハ研磨装置の第1の
実施の形態の全体構成図である。同図に示すように、前
記ウェーハ研磨装置10は、ウェーハ12を保持するウ
ェーハテーブル14と研磨布16を貼った定盤18を有
している。
【0009】前記ウェーハテーブル14は、円盤状に形
成され、研磨液20aで満たされた槽22の中央部に設
置されている。そして、研磨対象であるウェーハ12を
その上面同軸上に真空吸着等で保持する。前記定盤18
も同様に円盤状に形成され、前記ウェーハテーブル14
の上方に設けられている。この定盤18の上面同軸上に
は、スピンドル24が連結されており、スピンドル24
は図示しないモータに連結されている。また、前記モー
タは、図示しない昇降ベースに設けられており、昇降ベ
ースは、図示しない水平スライドベースに設けられてい
る。したがって、前記定盤18は、前記モータを駆動す
ることにより回転し、前記昇降ベースを駆動することに
より図中上下方向に昇降移動し、前記水平スライドベー
スを駆動することにより図中左右方向にスライド移動す
る。
【0010】図2は、前記定盤18の側面断面図であ
る。同図に示すように、前記定盤18は、中空状に形成
されており、その下端開口部に板状の多孔質パッド26
が嵌合固着されている。この多孔質パッド26は、前記
定盤18の下面を形成し、前記研磨布16は、この多孔
質パッド26上に貼り付けられている。前記定盤18に
連結されたスピンドル24も同様に中空状に形成され、
その内部に形成された空洞部24Aは、前記定盤18の
内部に形成された空洞部18Aと連通されている。
【0011】また、同図に示すように、前記定盤18
は、所定間隔の隙間28を持って略同形状に形成された
ケーシング30内に収納されている。このケーシング3
0は、上端部を前記スピンドル24の側面部に固着され
ており、前記定盤18が回転すると、その定盤18の回
転に伴って回転する。前記ケーシング30の上端部近傍
には、回収側パイプ32に連結された回収側ロータリー
ジョイント34が接続されている。この回収側ロータリ
ージョイント34は、内部に空洞部34Aを有し、空洞
部34Aは、前記ケーシング30に穿設された連通孔3
6を介して前記隙間28(回収流路)に連通されてい
る。したがって、前記隙間28は、この回収側ロータリ
ージョイント34を介して回収側パイプ32に連通され
る。また、この回収側ロータリージョイント34は、前
記ケーシング30に対して回動自在に接続されており、
ケーシング30の回転は、この回収側ロータリージョイ
ント34で断ち切られる。
【0012】前記スピンドル24の上端部近傍にも同様
の構成の供給側ロータリージョイント38が接続されて
いる。そして、スピンドル24の内部に形成された空洞
部24A(供給流路)は、連通孔40及び供給側ロータ
リージョイント36を介して供給側パイプ42に連通さ
れる。図3に示すように、前記供給側パイプ42は、一
時貯蔵成分検査タンク44に連結されており、この一時
貯蔵成分検査タンク44に貯蔵された研磨液20aがコ
ンプレッサ46によってスピンドル24の空洞部24A
に加圧供給される。
【0013】前記回収側パイプ32も同様に一時貯蔵成
分検査タンク44に連結されており、研磨に供された研
磨液20aは、バキュームポンプ48によって隙間28
から吸引されて一時貯蔵成分検査タンク44に回収され
る。この際、回収された研磨液20a中に含まれる切り
屑等は、バキュームポンプ48の上流部に設置されたフ
ィルタ50で除去される。
【0014】前記一時貯蔵成分検査タンク44では、一
時貯蔵成分検査タンク44内に貯蔵された研磨液20a
の成分を検査する。そして、成分的に足りない場合は、
予備タンク52に貯蔵された補充用の研磨液20aを追
加補充する。前記の如く構成された本発明に係るウェー
ハ研磨装置の第1の実施の形態の作用は次の通りであ
る。
【0015】まず、ウェーハ12をウェーハテーブル1
4上にセットする。次に、定盤18を回転させながら下
降させて、研磨布16をウェーハ12面上に押し当て
る。そして、押し当てた研磨布16をウェーハ12面上
に往復走行させる。これと同時に、コンプレッサ46及
びバキュームポンプ48を駆動して、研磨面に研磨液2
0aを供給する。
【0016】前記コンプレッサ46が駆動されることに
より、一時貯蔵成分検査タンク44に貯蔵された研磨液
20aが、供給側パイプ42及び供給側ロータリージョ
イント38を介してスピンドル24の空洞部24A(供
給流路)に加圧供給される。スピンドル24の空洞部2
4Aに供給された研磨液20aは、さらに定盤18の空
洞部18Aに供給される。そして、空洞部18Aに供給
された研磨液20aは、多孔質パッド26内を透過し
て、研磨布16の表面より滲み出し、この滲み出た研磨
液20aがウェーハ12の研磨に供される。
【0017】前記研磨布16の表面より滲み出し、ウェ
ーハ12の研磨に供された研磨液20aは、研磨布16
が回転していることにより、その遠心力で研磨布16の
外周方向に移動する。この外周方向に移動した研磨後の
研磨液20aは、定盤18とケーシング30との間に形
成された隙間28(回収流路)より、バキュームポンプ
48で吸引される。
【0018】前記隙間28から吸引された研磨後の研磨
液20aは、フィルタ50により含有する切り屑等を除
去されたのち、一時貯蔵成分検査タンク44内に戻さ
れ、再び、コンプレッサ46により研磨面に供給され
る。すなわち、本実施の形態のウェーハ研磨装置10で
は、研磨液20aを循環供給しており、一時貯蔵成分検
査タンク44に貯蔵された研磨液20aの成分を定期的
に検査し、その結果、成分的に不足している場合にのみ
予備タンクから研磨液20aを追加補充する。
【0019】このように、第1の実施の形態のウェーハ
研磨装置10によれば、研磨液20aは研磨布16の全
面より均一に供給されるため、研磨後のウェーハ12に
研磨ムラ等が生じることがない。また、研磨後の研磨液
20aは、定盤18の外周部より強制的に吸引されるた
め、研磨面には常に新しい研磨液20aが供給される。
したがって、研磨後の研磨液20a中に含まれる切り屑
等でウェーハ12が傷つくこともなく、高い研磨精度、
仕上げ面粗さのウェーハ12を得ることができる。ま
た、これにより、加工が進行しても槽22内に貯留され
た研磨液20aが汚染されにくくなるので、液中研磨の
場合は、更なる研磨精度及び仕上げ面粗さの向上を図る
ことができる。さらに、常に新しい研磨液20aが研磨
面に供給されることにより、研磨速度を上げることがで
き、これにより、生産効率が向上する。
【0020】また、研磨後の研磨液20aを清浄化して
再利用するので、極めて経済的な運転を行うことができ
る。なお、第1の実施の形態のウェーハ研磨装置10
は、研磨布16でウェーハ12を研磨する例で説明した
が、図4に示すように、研磨砥石でウェーハ12を研磨
する場合にも適用することができる。すなわち、前記ス
ピンドル24の下端同軸上に、前記定盤18に代えて円
盤状に形成された砥石テーブル54を連結し、更にその
砥石テーブルの54の下面にカップ型に形成された研磨
砥石52を取り付ける。そして、前記砥石テーブル54
と研磨砥石52の中央部に前記スピンドル24の空洞部
24Aに連通する連通孔56(供給流路)を形成する。
これにより、研磨液20aは、前記研磨布16による研
磨と同様に、研磨砥石52の内部より供給され、研磨に
供されたのち、研磨砥石52の外周部より強制的に回収
される。したがって、前記研磨布16による研磨と同様
の効果を得ることができる。
【0021】図5は、本発明に係るウェーハ研磨装置の
第2の実施の形態の構成図である。なお、前記第1の実
施の形態のウェーハ研磨装置と同一部材、同一装置には
同一符号を付してその説明を省略する。図5に示すよう
に、第2の実施の形態のウェーハ研磨装置では、ローラ
状に形成された研磨布58を用いてウェーハ12を研磨
する。
【0022】前記研磨布58は、回転ローラ60の外周
面上に貼り付けられており、この回転ローラ60は、図
示しないモータに連結されている。また、モータは、図
示しない昇降ベースに設けられており、昇降ベースは、
図示しない水平スライドベースに設けられている。した
がって、前記回転ローラ60は、前記モータを駆動する
ことにより図中矢印方向に回転し、前記昇降ベースを駆
動することにより図中上下方向に昇降移動し、前記水平
スライドベースを駆動することにより図中左右方向にス
ライド移動する。
【0023】前記回転ローラ60の回転方向上流側(図
中右側)には、研磨時に研磨布58とウェーハ12との
接触部(線接触部)に研磨液20aを供給する供給ノズ
ル62が設置されている。一方、前記回転ローラ60の
回転方向下流側(図中左側)には、研磨布58とウェー
ハ12の接触部近傍に滞留する研磨直後の研磨液20a
を強制的に吸引する吸引ノズル64が設置されている。
【0024】前記供給ノズル62及び吸引ノズル64
は、共に前記昇降ベースに支持されており、前記回転ロ
ーラ60の移動に伴って移動する。したがって、前記供
給ノズル62及び吸引ノズル64は、常に前記回転ロー
ラ60の上流側及び下流側に位置する。また、前記供給
ノズル62及び吸引ノズル64は、共に図示しない供給
側パイプ及び回収側パイプを介して一時貯蔵成分検査タ
ンク44に連結されている。そして、前記第1の実施の
形態と同様に、その一時貯蔵成分検査タンク44に貯蔵
された研磨液20aをコンプレッサ46で圧送すること
により前記ウェーハ12と研磨布58との接触部に研磨
液20aを供給し、バキュームポンプ48で研磨後の研
磨液20aを吸引することにより、その研磨後の研磨液
20aを一時貯蔵成分検査タンク44に回収する。
【0025】前記の如く構成された本発明に係るウェー
ハ研磨装置の第2の実施の形態の作用は次の通りであ
る。まず、ウェーハ12をウェーハテーブル14上にセ
ットする。次に、回転ローラ60を回転させながら下降
させて、研磨布16をウェーハ12の左端部に押し当て
る。そして、研磨布16をウェーハ12に押し付けた状
態で、回転ローラ60を図中右方向に移動させる。これ
と同時に、コンプレッサ46及びバキュームポンプ48
を駆動して、研磨面に研磨液20aを供給する。
【0026】前記コンプレッサ46が駆動されることに
より、一時貯蔵成分検査タンク44に貯蔵された研磨液
20aが、図示しな供給側パイプを介して供給ノズル6
2に圧送される。供給ノズル62に圧送された研磨液2
0aは、その供給ノズル62からウェーハ12と研磨布
58との接触部(線接触部)に向けて噴射され、この噴
射された研磨液20aがウェーハ12の研磨に供され
る。
【0027】ここで、前記研磨液20aは、前記回転ロ
ーラ60の回転方向上流側から供給され、また、回転ロ
ーラ60は、上流側(図中右側)に向かって移動する。
したがって、前記供給ノズル62から供給された研磨液
20aは、研磨後、常に回転ローラ60の下流側(図中
左側)に排出される。前記回転ローラ60の下流側に排
出された研磨液20aは、回転ローラ60の下流側に設
置された吸引ノズル64を介してバキュームポンプ48
で吸引される。そして、吸引された研磨液20aは、フ
ィルタ50を通過して含有する切り屑等を除去されたの
ち、一時貯蔵成分検査タンク44内に戻され、再び、コ
ンプレッサ46により研磨面に供給される。
【0028】第2の実施の形態のウェーハ研磨装置10
においても、研磨液20aは循環供給されており、成分
的に不足している場合にのみ予備タンクから研磨液20
aを追加補充される。前記ウェーハ12の右端部まで移
動した段階で1回目の研磨が終了し、以下、必要に応じ
て前記操作を繰り返す。
【0029】このように、第2の実施の形態のウェーハ
研磨装置においても、常に新しい研磨液20aが研磨部
に供給されるため、研磨後の研磨液20a中に含まれる
切り屑等でウェーハ12が傷つくこともなく、高い研磨
精度、仕上げ面粗さのウェーハ12を得ることができ
る。また、これにより、加工が進行しても槽22内に貯
留された研磨液20aが汚染されにくくなるので、液中
研磨の場合は、更なる研磨精度及び仕上げ面粗さの向上
を図ることができる。
【0030】また、回転ローラ60には、小径のものを
使用することができるため、回転ローラ60を高速回転
させて研磨することが可能であり、これにより、生産効
率を向上させることができる。なお、図5の装置で研磨
布58に代えてローラ状に形成された研磨砥石を用いて
も前記同様の効果を得ることができる。
【0031】また、本実施の形態では、回転ローラ60
側を水平方向に移動させながらウェーハ12を研磨した
が、ウェーハ12側を水平方向に移動させて研磨しても
よい。この際、ウェーハ12の搬送方向は、回転ローラ
60の回転方向上流側から下流側(図中右側から左側)
に向けて搬送する。これにより、研磨後の研磨液20a
は常に回転ローラ60の下流側に排出される。
【0032】また、前記第1、第2の実施の形態とも
に、ウェーハ12を槽22に貯留された研磨液20a中
で研磨する例で説明したが、必ずしも研磨液20a中で
研磨する必要はない。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
研磨液は、定盤の内側空間部に形成された供給流路を介
してウェーハ面に供給されるため、研磨液は、ウェーハ
と研磨布とが密着された状態であっても、研磨面に均一
かつ十分に供給される。また、供給された研磨液は、定
盤の外側空間部に形成された回収流路で吸引されるた
め、切り屑等を含んだ研磨液がウェーハ面上に残留する
ことがなく、研磨面には常に新しい研磨液が供給され
る。これにより、ウェーハ面に生じる傷を防止すること
ができるとともに、研磨精度及び仕上げ面粗さを向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るウェーハ研磨装置の第1の実施の
形態の全体構成図
【図2】第1の実施の形態の定盤の側面図
【図3】研磨液の供給・回収方法を説明するブロック図
【図4】他の実施の形態の定盤の側面図
【図5】本発明に係るウェーハ研磨装置の第2の実施の
形態の構成図
【符号の説明】
10…ウェーハ研磨装置 12…ウェーハ 14…ウェーハテーブル 16…研磨布 18…定盤 18A、24A…空洞部(供給流路) 20a…研磨液 24…スピンドル 28…隙間(吸引流路) 32…回収側パイプ 42…供給側パイプ 58…研磨布 60…回転ローラ 62…供給ノズル 64…吸引ノズル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウェーハテーブル上に保持されたウェー
    ハに、研磨布を貼った回転する定盤を押し付けてウェー
    ハを研磨するウェーハ研磨装置において、 前記定盤内部を二重構造に形成し、内側空間部に研磨液
    の供給流路を形成するとともに、外側空間部に研磨液の
    回収流路を形成し、前記供給流路より研磨液をウェーハ
    面に供給するとともに、研磨に供された研磨液を前記回
    収流路より吸引することを特徴とするウェーハ研磨装
    置。
  2. 【請求項2】 ウェーハテーブル上に保持されたウェー
    ハに、回転するカップ型の研磨砥石を押し付けてウェー
    ハを研磨するウェーハ研磨装置において、 前記研磨砥石内部を二重構造に形成し、内側空間部に研
    磨液の供給流路を形成するとともに、前記外側空間部に
    研磨液の回収流路を形成し、前記供給流路より研磨液を
    ウェーハ面に供給するとともに、研磨に供された研磨液
    を前記回収流路より吸引することを特徴とするウェーハ
    研磨装置。
  3. 【請求項3】 前記ウェーハテーブルを研磨液の満たさ
    れた槽内に設置し、前記研磨液中で前記ウェーハを研磨
    することを特徴とする請求項1又は2記載のウェーハ研
    磨装置。
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