JPH09191950A - サービスカートの電源接続構造 - Google Patents

サービスカートの電源接続構造

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JPH09191950A
JPH09191950A JP2326596A JP2326596A JPH09191950A JP H09191950 A JPH09191950 A JP H09191950A JP 2326596 A JP2326596 A JP 2326596A JP 2326596 A JP2326596 A JP 2326596A JP H09191950 A JPH09191950 A JP H09191950A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第1に、電源側コネクタと接続されず不使用
状態のカート側コネクタ、特にフロントカート側コネク
タでの感電事故が防止され、第2に、しかもこれが自動
的に簡単容易に実現される、サービスカートの電源接続
構造を提案する。 【解決手段】 この電源接続構造では、ギャレー側のフ
ロント又はリア電源側コネクタP又はQに、サービスカ
ート側のフロント又はリアカート側コネクタR又はS
が、択一的に接続可能となっている。そして第1制御手
段28にて、接続されたフロント,リアカート側コネク
タR,Sの一方と電装品17側が、続とされると共に、
これらと、接続されないフロント,リアカート側コネク
タR,Sの他方との間が、断とされる。又、フロント,
リアカート側コネクタR,Sの直流用のコネクタ端子6
と14間、7と15間を、ドアスイッチ18と共に対応
接続し、第2制御手段30たるダイオード31をコネク
タ端子6側に介装してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サービスカートの
電源接続構造に関する。すなわち、例えば航空機内で使
用され電装品を備えた、サービスカートの電源接続構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば航空機内での機内サービスに供さ
れる、ヒーター等の電装品を備えたサービスカートは、
機内のギャレーに収納される際、ギャレーのコンパート
メントに付設された電源側コネクタに、サービスカート
に付設されたカート側コネクタが接続され、もって、ヒ
ーター等の電装品が通電されるようになっている。図2
は、このようなサービスカートの電源接続構造の回路図
である。
【0003】同図にも示したように、機内のギャレーの
コンパートメントには、フロント電源側コネクタP又は
リア電源側コネクタQのいずれかが付設されており、フ
ロント電源側コネクタPは、コンパートメントのフロン
ト側・入口側・前側に付設され、リア電源側コネクタQ
は、コンパートメントのリア側・奥側・後側に付設され
ている。このように、ギャレーのコンパートメントに
は、2タイプの電源側コネクタのいずれかが付設されて
いる関係上、つまり、フロント電源側コネクタP又はリ
ア電源側コネクタQのうちいずれかが付設されている関
係上、最近のサービスカートは、そのいずれにも対応可
能なように、フロントカート側コネクタRとリアカート
側コネクタSの両方が付設された、2コネクタ型ものが
多い。すなわち電源側コネクタが、上述によりフロント
およびリアの2タイプがあることに鑑み、カート側コネ
クタとしては、サービスカートのフロント側・前側のフ
ロントカート側コネクタRと、リア側・後側のリアカー
ト側コネクタSとを、両方とも付設してなるものが多
い。
【0004】そして、フロント電源側コネクタPとフロ
ントカート側コネクタR間は、人手により接続されるマ
ニュアル接続方式よりなる。これに対し、リア電源側コ
ネクタQとリアカート側コネクタS間は、サービスカー
トがギャレーのコンパートメントに収納されることによ
り、対応位置して当接,嵌合接続される自動接続方式よ
りなる。なお図中1,2,3は、フロントカート側コネ
クタRの3層交流電源用のコネクタ端子、4はそのニュ
ートラル用のコネクタ端子、5はアース用のコネクタ端
子、6,7は関連制御に用いられる直流用のコネクタ端
子である。8,9,10は、リアカート側コネクタSの
3層交流電源用のコネクタ端子、11はそのニュートラ
ル用のコネクタ端子、12,13はアース用のコネクタ
端子、14,15は関連制御に用いられる直流用のコネ
クタ端子である。又、16はノイズフィルタ、U1,V
1,W1,N1はその入力端子、U2,V2,W2,N
2は対応する出力端子であり、17はヒーター等の電装
品側を示し、18はドアスイッチである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来例にあっては、次の問題が指摘されていた。まず第
1に、フロント電源側コネクタPとフロントカート側コ
ネクタR間が接続された場合は、使用されないリアカー
ト側コネクタSも通電されてしまい、逆に、リア電源側
コネクタQとリアカート側コネクタS間が接続された場
合は、使用されないフロントカート側コネクタRも通電
されてしまう、という難点が指摘されていた。
【0006】すなわち、フロントカート側コネクタRの
コネクタ端子1,2,3,6,7等と、リアカート側コ
ネクタSのコネクタ端子8,9,10,14,15等と
は、それぞれ対応する関係で、電装品17に至るノイズ
フィルタ16の入力端子U1,V1,W1を介し間接的
に接続されるか、又は直接的に接続された関係にある。
そこで特に、リアカート側コネクタSがリア電源側コネ
クタQに接続されて電力が入力された場合、残りのフロ
ントカート側コネクタRも通電されてしまい、この使用
されずに露出しているフロントカート側コネクタRに誤
って手を触れると、感電事故発生の危険があり、従来よ
り問題となっていた。
【0007】第2に、そこでこのような感電事故対策と
して、従来このように電源側コネクタと接続されること
なく不使用状態で露出しているフロントカート側コネク
タRについて、(リアカート側コネクタSについては、
収納されたギャレーのリア側・奥側・後側なので感電事
故の危険は少ない)、キャップTを被せることも行われ
ていた。しかしながら、このようにキャップTを使用す
る方式は、キャップTをいちいち取付け取外すことを要
し、その管理や取扱いが面倒で煩わしく、使い勝手が悪
い、という問題が指摘されていた。又、キャップTを取
付けて被せることを、失念することも多々見うけられ、
この面からも依然として上述した感電事故発生の危険が
指摘されていた。
【0008】本発明は、このような実情に鑑み、上記従
来例の課題を解決すべくなされたものであって、カート
側コネクタのいずれか一方が対応する電源側コネクタと
接続された場合、その一方と電装品側間を続とすると共
に、その一方や電装品側と他方との間を断とする、自動
切換用の第1制御手段を設けると共に、両カート側コネ
クタの直流用のコネクタ端子間を、ドアスイッチに接続
しつつ対応接続して、第2制御手段たるダイオードを介
装してなることにより、第1に、電源側コネクタと接続
されない他方のカート側コネクタ、特にフロントカート
側コネクタでの感電事故が防止されると共に、第2に、
しかもこれが自動的に簡単容易に実現される、サービス
カートの電源接続構造を提案することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
る本発明の技術的手段は、次のとおりである。このサー
ビスカートの電源接続構造は、ギャレーのコンパートメ
ントに収納可能な、電装品を備えたサービスカートの電
源接続構造に関する。そして、該ギャレーのコンパート
メントに付設されたフロント又はリア電源側コネクタ
に、該サービスカートに付設された対応するフロント又
はリアカート側コネクタが、それぞれ択一的に接続可能
であると共に、自動切換用の第1制御手段が設けられて
いる。そして該第1制御手段は、該フロント電源側コネ
クタと該フロントカート側コネクタ間が接続された場合
は、該フロントカート側コネクタと該電装品側間を続と
すると共に、該フロントカート側コネクタや該電装品側
と該リアカート側コネクタとの間を断とし、又、該リア
電源側コネクタと該リアカート側コネクタ間が接続され
た場合は、該リアカート側コネクタと該電装品側間を続
とすると共に、該リアカート側コネクタや該電装品側と
該フロントカート側コネクタとの間を断とすべく、制御
を実施する。
【0010】又、該フロントカート側コネクタと該リア
カート側コネクタにそれぞれ付設された直流用のコネク
タ端子間が、対応接続されると共に、該サービスカート
のドアの開閉に伴い断続されるドアスイッチに接続され
ている。そして、第2制御手段たるダイオードが、該フ
ロントカート側コネクタのコネクタ端子側の接続回路
に、該コネクタ端子側を逆方向とし該コネクタ端子側に
向けては通電しないように介装されていること、を特徴
とする。
【0011】このように、このサービスカートの電源接
続構造にあっては、フロント又はリアカート側コネクタ
のいずれか一方が、対応するフロント又はリア電源側コ
ネクタと接続された場合、まず、第1制御手段にて自動
切換が実施される。すなわち、このように接続されたフ
ロント又はリアカート側コネクタの一方と電装品側間が
続、又、このように接続されたフロント又はリアカート
側コネクタの一方や電装品側と、接続されない他方のフ
ロント又はリアカート側コネクタとの間が、断とされ
る。もって、電力が入力されず不使用状態にある他方の
フロント又はリアカート側コネクタが、一方のフロント
又はリアカート側コネクタへの電力の入力にて、通電さ
れてしまうことはない。
【0012】これと共に、第2制御手段たるダイオード
による制御も実施される。そこで、リアカート側コネク
タがリア電源側コネクタに接続された場合、フロントカ
ート側コネクタの関連制御用の直流用のコネクタ端子
が、通電されてしまうこともない。なお、フロントカー
ト側コネクタがフロント電源側コネクタに接続された場
合、リアカート側コネクタの関連制御用の直流用のコネ
クタ端子は通電されるが、収納されたギャレーのリア側
・奥側・後側に位置している関係上、手を触れることは
ない。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明を、図面に示す発明の
実施の形態に基づいて、詳細に説明する。図1は、本発
明の実施の形態の説明に供する回路図であり、図3は、
サービスカートの斜視図である。
【0014】まず図3を参照しつつ、この種のサービス
カート19について、一般的に述べる。サービスカート
19は、箱状をなしドア20とキャスター21を備え、
例えば内部に食品等を収納して保温しつつ、乗客へのサ
ービスに供される。すなわちサービスカート19は、例
えば航空機の機内や新幹線等の車輌の客室内等におい
て、乗員が座席の乗客に対し、食事や飲物等のサービス
を実施する際に使用される。そして、長方形の天板2
2,床板23,左右の側板24等と、図示例では前後の
ドア20とを備えた箱状をなし、床板23の四隅下にキ
ャスター21が付設され、押して移動される。天板2
2,床板23,左右の側板24,ドア20等には、断熱
材製のパネルが用いられ、これらが、上下,左右,前後
等に骨組として配されたアルミその他の軽金属製のコー
ナー型材に、組み付けられている。
【0015】このようなサービスカート19の内部左右
(つまり左右の側板24の内面)には、上下多段にガイ
ドレール25が設けられ、このガイドレール25間にト
レイ(図示せず)が出し入れ自在に配され、トレイ上に
食品や飲物等が載せられるが、トレイには、これらを加
熱調理する電装品17(図1を参照)たるヒーターが付
設されている。このヒーターは、その端子や、対応して
ガイドレール25上方に対向して設けられたパンタグラ
フ構造の端子、更には配線等を介し、後述するカート側
コネクタから電源側コネクタへと接続されるようになっ
ている。又、このサービスカート19は、例えば航空機
内のコーナーに設けられたギャレー26のコンパートメ
ント27に収納可能となっており、コンパートメント2
7は、前面がサービスカート19の格納用の出入口とし
て開放された略箱状をなし、仕切板にて複数個区画形成
されている。サービスカート19等は、一般的にこのよ
うになっている。
【0016】さて、図3や図1中に示したように、この
サービスカート19の電源接続構造では、まず、ギャレ
ー26のコンパートメント27に付設されたフロント又
はリア電源側コネクタP又はQに対し、サービスカート
19に付設された対応するフロント,リアカート側コネ
クタR,Sが、それぞれ択一的に接続可能となってい
る。これらについて詳述すると、まずギャレー26のコ
ンパートメント27には、フロント側・入口側・手前側
に、フロント電源側コネクタPが付設されるか、又は、
リア側・奥側・後側に、リア電源側コネクタQが付設さ
れている。そこでこのサービスカート19は、そのいず
れにも対応可能なように2コネクタ型となっており、ギ
ャレー26にフロント電源側コネクタPが付設されてい
る場合は、このフロント電源側コネクタPに対し人手に
て接続可能なフロントカート側コネクタRが、フロント
側・前側に付設されると共に、ギャレー26にリア電源
側コネクタQが付設されている場合は、このリア電源側
コネクタQに対し対応位置して当接,嵌合接続可能なリ
アカート側コネクタSが、リア側・後側に付設されてい
る。
【0017】図1中、1,2,3,4,5,6,7は、
フロントカート側コネクタRのコネクタ端子である。そ
して、コネクタ端子1,2,3は115Vで400H2
の3層交流電源用のもの、コネクタ端子4はその間のバ
ランスを保持するニュートラル用のもの、コネクタ端子
5はアース用のもの、コネクタ端子6,7は関連制御に
用いられる28Vの直流用のものである。そして、この
ようなフロントカート側コネクタRの各コネクタ端子
1,2,3,4,5,6,7が、それぞれ、対応するフ
ロント電源側コネクタPの各コネクタ端子に接続される
ようになっている。同様に、8,9,10,11,1
2,13,14,15は、リアカート側コネクタSのコ
ネクタ端子である。そして、コネクタ端子8,9,10
は115Vで400H2 の3層交流電源用のもの、コネ
クタ端子11はその間のバランスを保持するニュートラ
ル用のもの、コネクタ端子12,13はアース用のも
の、コネクタ端子14,15は関連制御に用いられる2
8Vの直流用のものである。そして、このようなリアカ
ート側コネクタSの各コネクタ端子8,9,10,1
1,12,13,14,15が、それぞれ、対応するリ
ア電源側コネクタQの各コネクタ端子に接続されるよう
になっている。
【0018】次にノイズフィルタ16は、入力端子U
1,V1,W1,N1と、それぞれ対応する出力端子U
2,V2,W2,N2とを備えてなる。そして入力端子
U1,V1,W1が、それぞれ、フロントカート側コネ
クタRのコネクタ端子1,2,3や、リアカート側コネ
クタSのコネクタ端子8,9,10に対し、後述するよ
うに各リレー接点によって切換接続可能となっている。
入力端子N1は、フロントカート側コネクタRのニュー
トラル用のコネクタ端子4や、リアカート側コネクタS
のニュートラル用のコネクタ端子11に接続されてい
る。そして、このようなノイズフィルタ16の出力端子
U2,V2,W2,N2が、電装品17例えば前述した
トレーのヒーターへと接続されている。
【0019】なおドアスイッチ18は、フロントカート
側コネクタRのコネクタ端子6,7間の直流回路や、リ
アカート側コネクタSのコネクタ端子14,15間の直
流回路に対し、後述により接続されている。そして、こ
のドアスイッチ18は、サービスカート19のドア20
(図3を参照)が閉鎖された場合に、続(閉)に切換わ
り、ドア20が開放された場合には、図示のように断
(開)となる。
【0020】さて、このサービスカート19の電源接続
構造にあっては、更に、自動切換用の第1制御手段28
が設けられている。この第1制御手段28は、まず、フ
ロント電源側コネクタPとフロントカート側コネクタR
との間が接続された場合は、このフロントカート側コネ
クタRと電装品17側間を続とすると共に、このフロン
トカート側コネクタRや電装品17側とリアカート側コ
ネクタSとの間を、断とすべく制御する。これとは逆
に、リア電源側コネクタQとリアカート側コネクタS間
が接続された場合は、このリアカート側コネクタSと電
装品17側間を続とすると共に、リアカート側コネクタ
Sや電装品17側とフロントカート側コネクタRとの間
を断とすべく、制御する。
【0021】このような第1制御手段28として、図示
例ではリレーを利用した方式が採用されている。すなわ
ち、リアカート側コネクタSの例えばコネクタ端子10
とリレー接点C1間と、コネクタ端子4,11や入力端
子N1間とを、接続すべく設けられた回路中の位置X
1,X2間には、リレーコイル29が介装されている。
そして、そのリレー接点A1が、リアカート側コネクタ
Sのコネクタ端子8からの回路の端に、リレー接点A2
が、ノイズフィルタ16の入力端子U1からの回路の端
に、リレー接点A3が、フロントカート側コネクタRの
コネクタ端子1からの回路の端に、それぞれ配されてい
る。同様に、リレー接点B1がコネクタ端子9からの回
路の端に、リレー接点B2が入力端子V1からの回路の
端に、リレー接点B3がコネクタ端子2からの回路の端
に、それぞれ配されている。更に、リレー接点C1がコ
ネクタ端子10からの回路の端に、リレー接点C2が入
力端子W1からの回路の端に、リレー接点C3がコネク
タ端子3からの回路の端に、それぞれ配されている。
【0022】そして、リレーコイル29が励滋されてい
る間(つまり、リアカート側コネクタSがリア電源側コ
ネクタQに接続され、リアカート側コネクタSから電力
が入力される場合)は、次のようになる。すなわち、図
示の状態によらず、そのリレー接点A1,A2間、B
1,B2間、C1,C2間が、それぞれ続(閉)に切換
わり、リレー接点A2,A3間、B2,B3間、C2,
C3間が、それぞれ断(閉)に切換わるように設定され
ている。つまりこの場合は、リア電源側コネクタQに接
続されたリアカート側コネクタSと電装品17側間が、
ノイズフィルタ16を介して続(閉)、そして、このよ
うなリアカート側コネクタSや電装品17側と、フロン
トカート側コネクタRとの間が、断(閉)となる。
【0023】これに対し、リレーコイル29が励滋され
ない場合(つまり、フロントカート側コネクタRがフロ
ント電源側コネクタPに接続され、フロントカート側コ
ネクタRから電力が入力される場合、その他の常時にお
いては)、図示の状態となる。すなわち、リレー接点A
2,A3間、B2,B3間、C2,C3間が、それぞれ
続(閉)となり、リレー接点A1,A2間、B1,B2
間、C1,C2間がそれぞれ断(開)に切換わるように
設定されている。つまりこの場合は、フロント電源側コ
ネクタPに接続されたフロントカート側コネクタRと電
装品17側間が、ノイズフィルタ16を介して続
(閉)、そして、このようなフロントカート側コネクタ
Rや電装品17側と、リアカート側コネクタSとの間
が、断(開)となる。リレーを利用した第1制御手段2
8による制御は、このように実施される。
【0024】次に、第2制御手段30等について述べ
る。まず、フロントカート側コネクタRとリアカート側
コネクタSにそれぞれ付設された、直流用のコネクタ端
子6と14間、7と15間が、対応接続されると共に、
サービスカート19のドア20(図3を参照)の開閉に
伴い断続されるドアスイッチ18に接続されている。そ
して第2制御手段30たるダイオード31が、フロント
カート側コネクタRのコネクタ端子6側の接続回路に、
コネクタ端子6側を逆方向とし、コネクタ端子6側に向
けては通電しないように介装されている。
【0025】このような第2制御手段30等について、
更に詳述する。まず第2制御手段30たるダイオード3
1は、フロントカート側コネクタRの関連制御用で直流
用のコネクタ端子6寄りの接続回路に、コネクタ端子6
側を逆方向たる通電されない方向側、そしてこれと反対
側を順方向たる通電される方向側として介装されてい
る。そこで、フロントカート側コネクタRがフロント電
源側コネクタPに接続された場合においては、コネクタ
端子6からコネクタ端子7に至る関連制御用の直流によ
る通電が、第2制御手段30たるダイオード31その他
を経由して可能となるが、逆に、リアカート側コネクタ
Sがリア電源側コネクタQに接続された場合において
は、コネクタ端子14からコネクタ端子15に至る関連
制御用の直流による通電は可能となっても、コネクタ端
子6や7へは第2制御手段30たるダイオード31にて
通電が遮断されるようになっている。そして、これらに
加えドアスイッチ18が、ドア20の閉鎖に伴い図示の
状態から続(閉)に切換わることにより、リアカート側
コネクタSのコネクタ端子14,15そしてリア電源側
コネクタQ等を介すか、又は、フロントカート側コネク
タRのコネクタ端子6,7そしてフロント電源側コネク
タP等を介し、前述したギャレー26側の対応した関連
制御装置等(図示せず)が、通電,駆動されるようにな
っている。
【0026】本発明は、以上説明したように構成されて
いる。そこで以下のようになる。機内サービス等に供さ
れる電装品17を備えたサービスカート19は、ギャレ
ー26に収納される際、ギャレー26のコンパートメン
ト27に付設された電源側コネクタに、サービスカート
19に付設されたカート側コネクタが接続され、もって
電装品17が通電されるようになっている。そして、ギ
ャレー26のコンパートメント27には、フロント電源
側コネクタP又はリア電源側コネクタQのいずれかが付
設されているので、サービスカート19にあっては、そ
のいずれにも対応可能なように、フロントカート側コネ
クタRおよびリアカート側コネクタSの両方が付設され
ている。
【0027】そこで、このサービスカート19の電源接
続構造にあっては、フロント,リアカート側コネクタ
R,Sのいずれか一方が、対応するフロント,リア電源
側コネクタP,Qのいずれかと接続された場合、まず第
1制御手段28にて、次のような自動切換が実施され
る。すなわち、接続されたフロント,リアカート側コネ
クタR,Sの一方と電装品17側間が、続とされると共
に、このフロント,リアカート側コネクタR,Sの一方
や電装品17側と、接続されなかったフロント,リアカ
ート側コネクタR,Sの他方との間が、断とされる。こ
のようにして、フロント,リア電源側コネクタP,Qと
は接続されず、電力が入力されない不使用状態にあるフ
ロント,リアカート側コネクタR,Sの他方が、フロン
ト,リアカート側コネクタR,Sの一方への電力の入力
に起因して、通電されてしまうようなことはなくなる。
しかもこれは、例えばリレーを用いた切換用の第1制御
手段28を設けるだけで、自動的に簡単容易に実現され
る。
【0028】これと共に、第2制御手段30による制御
も、同時に実施される。まず、リアカート側コネクタS
がリア電源側コネクタQに接続されると共に、ドアスイ
ッチ18が続(閉)となり、直流用のコネクタ端子1
4,15間が通電され、もって関連制御がギャレー26
側で実施される場合においては、次のようになる。この
場合、フロントカート側コネクタRの直流用のコネクタ
端子6,7間は、第2制御手段30のダイオード31が
コネクタ端子6側を逆方向として介装されているので、
通電されることはなく、手を触れても問題は生じない。
【0029】次に、フロントカート側コネクタRがフロ
ント電源側コネクタPに接続されると共に、ドアスイッ
チ18が続(閉)となり、直流用のコネクタ端子6,7
間が第2制御手段30のダイオード31の順方向に通電
され、もって関連制御がギャレー26側で実施される場
合においては、次のようになる。この場合、リアカート
側コネクタSの直流用のコネクタ端子14,15間も通
電されてしまうが、リアカート側コネクタSそしてコネ
クタ端子14,15は、収納されたギャレー26のリア
側・奥側・後側に位置している関係上、手を触れること
は通常不可能で、問題は生じない。
【0030】
【発明の効果】本発明に係るサービスカートの電源接続
構造は、以上説明したように、カート側コネクタのいず
れか一方が対応する電源側コネクタと接続された場合、
その一方と電装品側間を続とすると共に、その一方や電
装品側と他方との間を断とする、自動切換用の第1制御
手段を設けると共に、両カート側コネクタの直流用のコ
ネクタ端子間を、ドアスイッチに接続しつつ対応接続し
て、第2制御手段たるダイオードを介装してなることに
より、次の効果を発揮する。
【0031】第1に、電源側コネクタと接続されない他
方のカート側コネクタ、特にフロントカート側コネクタ
での感電事故が防止される。すなわち、このサービスカ
ートの電源接続構造にあっては、カート側コネクタのい
ずれか一方が対応する電源側コネクタと接続された場
合、第1制御手段により、その一方のカート側コネクタ
と電装品側間が続となると共に、その一方のカート側コ
ネクタや電装品側と他方のカート側コネクタとの間は断
となる。このようにして、電源側コネクタとは接続され
ず電力が入力されない、不使用状態にある他方のカート
側コネクタが、一方への電力の入力に伴い通電されてし
まうようなことはなくなる。特に、リアカート側コネク
タがリア電源側コネクタに接続された場合に、フロント
側・前側に位置するフロントカート側コネクタが、リア
電源側コネクタでの電力の入力に伴い通電されてしまう
ことはなくなり、前述したこの種従来例のように、これ
を手で触れるようなことがあっても、感電事故発生の危
険はない。
【0032】更に、リアカート側コネクタがリア電源側
コネクタに接続された場合に、フロント側・前側に位置
するフロントカート側コネクタについて、関連制御に用
いられる直流用のコネクタ端子が通電されてしまうこと
も、第2制御手段にて回避され、この面からも感電事故
発生の危険がなくなる。なお、フロントカート側コネク
タがフロント電源側コネクタに接続された場合、リアカ
ート側コネクタについて、関連制御に用いられる直流用
のコネクタ端子も通電されてしまうが、このリアカート
側コネクタは、収納されたギャレーのリア側・奥側・後
側に位置している関係上、手を触れることはなく、感電
事故発生の危険はない。
【0033】第2に、しかもこれは、自動的に簡単容易
に実現される。すなわち、このサービスカートの電源接
続構造にあっては、上述した第1の点が、例えばリレー
を用いた切換用の第1制御手段や、ダイオードを用いた
第2制御手段を設けるだけで、人手によるスイッチ等を
用いることもなく、自動的に簡単容易に実現される。す
なわち、キャップを被せる前述したこの種従来例のよう
に、取扱いが面倒で煩わしいようなこともなく、使い勝
手が良く、しかもキャップの取付けの失念による、感電
事故発生の危険もない。このように、この種従来例に存
した課題がすべて解決される等、本発明の発揮する効果
は、顕著にして大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るサービスカートの電源接続構造に
ついて、その発明の実施の形態の説明に供する、回路図
である。
【図2】この種従来例に係るサービスカートの電源接続
構造の回路図である。
【図3】サービスカートの斜視図である。
【符号の説明】
17 電装品 19 サービスカート 26 ギャレー 27 コンパートメント 28 第1制御手段 30 第2制御手段 31 ダイオード P フロント電源側コネクタ Q リア電源側コネクタ R フロントカート側コネクタ S リアカート側コネクタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ギャレーのコンパートメントに収納可能
    な、電装品を備えたサービスカートの電源接続構造であ
    って、該ギャレーのコンパートメントに付設されたフロ
    ント又はリア電源側コネクタに、該サービスカートに付
    設された対応するフロント又はリアカート側コネクタ
    が、それぞれ択一的に接続可能であると共に、自動切換
    用の第1制御手段が設けられており、 該第1制御手段は、該フロント電源側コネクタと該フロ
    ントカート側コネクタ間が接続された場合は、該フロン
    トカート側コネクタと該電装品側間を続とすると共に、
    該フロントカート側コネクタや該電装品側と該リアカー
    ト側コネクタとの間を断とし、又、該リア電源側コネク
    タと該リアカート側コネクタ間が接続された場合は、該
    リアカート側コネクタと該電装品側間を続とすると共
    に、該リアカート側コネクタや該電装品側と該フロント
    カート側コネクタとの間を断とすべく、制御を実施し、 又、該フロントカート側コネクタと該リアカート側コネ
    クタにそれぞれ付設された直流用のコネクタ端子間が、
    対応接続されると共に、該サービスカートのドアの開閉
    に伴い断続されるドアスイッチに接続されており、第2
    制御手段たるダイオードが、該フロントカート側コネク
    タのコネクタ端子側の接続回路に、該コネクタ端子側を
    逆方向とし該コネクタ端子側に向けては通電しないよう
    に介装されていること、を特徴とするサービスカートの
    電源接続構造。
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