JPH09191649A - 高電圧発生回路 - Google Patents

高電圧発生回路

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JPH09191649A
JPH09191649A JP272896A JP272896A JPH09191649A JP H09191649 A JPH09191649 A JP H09191649A JP 272896 A JP272896 A JP 272896A JP 272896 A JP272896 A JP 272896A JP H09191649 A JPH09191649 A JP H09191649A
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JP
Japan
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circuit
frequency
high voltage
output
excitation
Prior art date
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JP272896A
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Mikiaki Kai
幹朗 甲斐
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Jeol Ltd
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Jeol Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 常に高効率で所定の高電圧が発生される新規
な高電圧発生回路を提供する事を目的とする 【解決手段】 励振トランス3の1次側電流は検出抵抗
6により検出され、高速フーリエ変換回路7により高速
にフーリエ変換される。該高速フーリエ変換回路7の出
力は励振周波数制御回路8に送られる。該励振周波数制
御回路は、送られて来た前記高速フーリエ変換回路7の
出力を共振周波数より高い周波数の範囲に亙って積分
し、その積分値が最大値になるよう、駆動パルスの周波
数が変化する様に前記駆動回路2をコントロールする。
この結果、常に、前記励振トランス3は共振周波数で励
振することになり、所定の高電圧が負荷5印加される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、コッククロフト
・ウォルトン回路を備えた高電圧発生回路に関する。
【0002】
【従来の技術】 高圧電子顕微鏡や、原子をイオン化さ
せ、それを取出してビームとし、このイオンビームを物
質に照射して物質の形や性質を変え様とする様な集束イ
オンビーム装置等の高電圧発生回路の昇圧整流回路とし
ては、高安定が要求されるところから、コッククロフト
・ウォルトン回路が一般に使用されている。
【0003】図1はコッククロフト・ウォルトン回路を
使用した高電圧発生回路の一例を示したものである。図
中1は直流電源で、該電源からの直流電圧は、駆動回路
2から出力される駆動パルスにより相補的にオンオフす
るスイッチング素子S1 ,S2 によりスイッチングされ
る。該スイッチングにより、励振トランス3の1次側に
一定周期でその極性が反転する電流、即ち、交流電流が
流れ、その為、該励振トランス3の2次側に高周波電圧
が誘起される。該高周波電圧はコンデンサとダイオード
の組合わせから成るコッククロフト・ウォルトン回路4
により整流され、負荷5に印加される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 さて、この様な高電
圧発生回路は、前記励振トランス3が自分自身とコック
クロフト・ウォルトン回路4のインピーダンスで決まる
周波数(共振周波数で、この共振周波数を励振トランス
の基準励振周波数と称す)で励振することにより所定の
高電圧を発生しており、前記駆動回路2から該共振周波
数に対応した周波数の駆動パルスが出力される様に構成
されている。
【0005】しかし、前記励振トランス3が共振周波数
(基準励振周波数)から大きく(例えば、±1KHZ以
上)外れた所で励振している場合、高電圧の発生効率が
低下することにより所定の高電圧が発生しなかったり、
出力異常の状態に陥る事がある。
【0006】本発明は、このような点に鑑みてなされた
もので、常に高効率で所定の高電圧が発生される新規な
高電圧発生回路を提供する事を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】 請求項1の発明に基づ
く高電圧発生回路は、少なくとも1個のスイッチング素
子、該スイッチング素子をオンオフさせる駆動信号を発
生する駆動回路、前記スイッチングによってその1次側
に交流電流が流れることにより、その2次側に高周波電
圧を誘起する励振トランス、及び、該高周波電圧を整流
するコッククロフト・ウォルトン回路を備えた高電圧発
生回路であって、前記励振トランスの1次側電流を検出
し、該検出した1次側電流に基づいて前記駆動信号の周
波数をコントロールする様に成した事を特徴としてい
る。 請求項2の発明に基づく高電圧発生回路は、前記
請求項1の高電圧発生回路において、前記検出した1次
側電流をフーリエ変換するフーリエ変換回路を設け、該
フーリエ変換回路の出力に基づいて前記駆動信号の周波
数をコントロールする様に成した事を特徴としている。
【0008】請求項3の発明に基づく高電圧発生回路
は、前記請求項2の高電圧発生回路において、前記励振
トランスの基準の励振周波数より高い周波数の範囲で前
記フーリエ変換回路の出力を積分し、該積分値に基づい
て前記駆動信号の周波数をコントロールする様に成した
事を特徴としている。
【0009】請求項4の発明に基づく高電圧発生回路
は、前記請求項1の高電圧発生回路において、前記検出
した1次側電流を予め決められたレベルで2値化する2
値化回路を設け、該2値化回路の出力に基づいて前記駆
動信号の周波数をコントロールする様に成した事を特徴
としている。
【0010】請求項5の発明に基づく高電圧発生回路
は、前記請求項4の高電圧発生回路において、前記2値
化回路の出力の信号幅に基づいて前記駆動信号の周波数
をコントロールする様に成した事を特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】 本発明の第1の実施例は次の原
理に基づいている。
【0012】励振トランスが共振周波数で励振している
場合と、該周波数から大きく外れた所で励振している場
合とで、励振トランスの1次側電流の周波数成分を見る
と、共振周波数以上の周波数帯域において前者は高周波
成分が殆どであるのに対し、後者は低周波成分が極めて
多くなる。そこで、例えば、共振周波数より高い周波数
の範囲における前記1次側電流のフーリエ変換出力の積
分値を求め、該積分値が最大値になるよう、駆動パルス
の周波数をコントロールすれば、励振トランスが共振周
波数で励振する筈である。
【0013】以下、図面を参照して本発明の実施の形態
を詳細に説明する。図2は本発明の一例として高電圧発
生回路の概略を示している。図中前記図1で使用した符
号と同一符号の付されたものは同一構成要素である。
【0014】図中6は励振トランス3の1次側を流れる
電流の検出抵抗、7は該検出された1次側電流を極めて
高速にフーリエ変換する高速フーリエ変換回路である。
8は励振周波数制御回路で、前記高速フーリエ変換回路
7の出力を共振周波数より高い周波数の範囲に亙って積
分し、その積分値が最大値になるよう、駆動パルスの周
波数が変化する様に前記駆動回路2をコントロールす
る。
【0015】この様な構成の動作を次に説明する。
【0016】前記直流電源2からの直流電圧は、駆動回
路2から出力される共振周波数の駆動パルスにより相補
的にオンオフするスイッチング素子S1 ,S2 によりス
イッチングされる。該スイッチングにより、励振トラン
ス3の1次側に一定周期の交流電流が流れ、該励振トラ
ンス3の2次側に高周波電圧が誘起される。該高周波電
圧はコンデンサとダイオードの組合わせから成るコック
クロフト・ウォルトン回路4により整流され、負荷5に
印加される。
【0017】さて、前記励振トランス3の1次側電流は
検出抵抗6により検出され、高速フーリエ変換回路7に
より高速にフーリエ変換される。該高速フーリエ変換回
路7の出力は励振周波数制御回路8に送られる。該励振
周波数制御回路は、送られて来た前記高速フーリエ変換
回路7の出力(例えば、図3の(a))を共振周波数
(例えば、20KHZ)より高い周波数の範囲(例え
ば、100KHZ以上の周波数)に亙って積分し、その
積分値が最大になるよう、駆動パルスの周波数が変化す
る様に前記駆動回路2をコントロールする。この結果、
常に、前記励振トランス3は共振周波数で励振すること
になり、所定の高電圧が負荷5に印加される。なお、図
3(b)は前記励振トランス3が共振周波数で励振して
いる場合の高速フーリエ変換回路7の出力波形の例であ
る。
【0018】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。該第2の実施例は次の原理に基づいている。
【0019】前記駆動パルス信号の1周期の間に励振ト
ランスの1次側電流信号の波形に2個のピークが現れ
る。その各ピークは、励振トランスが共振周波数で励振
している場合と、該周波数範囲からら大きく外れた所で
励振している場合とで状態が異なっている。前者の場合
の2つのピークは極めて急峻(信号幅が極めて狭い)
で、合同な波形であり、後者の場合の2つのピークは信
号幅が極めて広く、各々のピークの幅が異なる。そこ
で、例えば、前記励振トランスの1次側電流信号波形の
幅を求め、該幅が最小になる様に駆動パルスの周波数を
コントロールすれば、励振トランスが共振周波数で励振
する筈である。
【0020】図4は本発明の第2の実施例を示したもの
であり、図中前記図1で使用した符号と同一符号の付さ
れたものは同一構成要素である。
【0021】図中9は検出抵抗6で検出された1次側電
流を予め決められたレベルで2値化する2値化回路であ
る。10は励振周波数制御回路で、前記2値化回路9の
出力信号の信号幅を求め、該信号幅が最小になるよう、
駆動パルスの周波数が変化する様に前記駆動回路2をコ
ントロールする。
【0022】この様な構成の動作を次に説明する。
【0023】前記直流電源2からの直流電圧は、駆動回
路2から出力される駆動パルス(図4(a))により相
補的にオンオフするスイッチング素子S1 ,S2 により
スイッチングされる。該スイッチングにより、励振トラ
ンス3の1次側に一定周期の交流電流が流れ、該励振ト
ランス3の2次側に高周波電圧が誘起される。この際、
検出抵抗6で検出された1次側電流信号波形は、前記励
振トランス3が共振周波数で励振している場合には図4
(b)の如く極めて急峻(信号幅が極めて狭い)で、合
同な波形となり、前記励振トランス3が共振周波数から
外れた所で励振している場合には図4(d)の如く2つ
のピークは信号幅が極めて広く、各々のピークの幅が異
なる。前記検出抵抗6により検出された1次側電流は2
値化回路9で2値化される。この2値化回路9での2値
化のレベルをLoとすると、前者の場合なら1次側電流
信号波形は図4(c)の如くパルス幅がHaと極めて狭
いパルス幅のパルス波形となるが、後者の場合なら図4
(e)の如く夫々異なった広いパルス幅Hb,Hcを有
するパルス波形となる。前記2値化回路9の出力は励振
周波数制御回路10に送られるのであるが、後者の場
合、該励振周波数制御回路は、その2値化回路9の出力
信号(図4の(e))の、駆動パルス1周期分に発生す
るの2つのパルスの幅Hb,Hcの合計を求め、該幅値
が最小(2Ha)になるよう、駆動パルスの周波数が変
化する様に前記駆動回路2をコントロールする。この結
果、常に、前記励振トランス3は共振周波数で励振する
ことになり、所定の高電圧が負荷5印加される。尚、前
記実施例では駆動パルス1周期分に発生するの2つのパ
ルスの幅の合計値を使用したが、N周期分(Nは正の整
数)に発生するの2N個のパルスの幅の合計値を使用し
ても良いし、各周期中に発生する2つのパルスの何れ化
決まった一方だけのパルス幅値を使用しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の高電圧発生回路の概略を示している。
【図2】 本発明の一実施例として高電圧発生回路の概
略を示している。
【図3】 励振トランス1次側電流のフーリエ変換後の
信号波形を示す。
【図4】 本発明の他の実施例の動作説明を補足するた
めに用いた信号波形を示す。
【図5】 本発明の他の実施例として高電圧発生回路の
概略を示している。
【符号の説明】
1 直流電源 2 駆動回路 3 励振トランス 4 コッククロフト・ウォルトン回路 5 負荷 6 検出抵抗 7 高速フーリエ変換回路 8,10 励振周波数制御回路 9 2値化回路 S1 ,S2 スイッチング素子

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1個のスイッチング素子、該
    スイッチング素子をオンオフさせる駆動信号を発生する
    駆動回路、前記スイッチングによってその1次側に交流
    電流が流れることにより、その2次側に高周波電圧を誘
    起する励振トランス、及び、該高周波電圧を整流するコ
    ッククロフト・ウォルトン回路を備えた高電圧発生回路
    であって、前記励振トランスの1次側電流を検出し、該
    検出した1次側電流に基づいて前記駆動信号の周波数を
    コントロールする様に成した高電圧発生回路。
  2. 【請求項2】 前記検出した1次側電流をフーリエ変換
    するフーリエ変換回路を設け、該フーリエ変換回路の出
    力に基づいて前記駆動信号の周波数をコントロールする
    様に成した請求項1記載の高電圧発生回路。
  3. 【請求項3】 前記励振トランスの基準の励振周波数よ
    り高い周波数の範囲で前記フーリエ変換回路の出力を積
    分し、該積分値に基づいて前記駆動信号の周波数をコン
    トロールする様に成した請求項2記載の高電圧発生回
    路。
  4. 【請求項4】 前記検出した1次側電流を予め決められ
    たレベルで2値化する2値化回路を設け、該2値化回路
    の出力に基づいて前記駆動信号の周波数をコントロール
    する様に成した請求項1記載の高電圧発生回路。
  5. 【請求項5】 前記2値化回路の出力の信号幅に基づい
    て前記駆動信号の周波数をコントロールする様に成した
    請求項4記載の高電圧発生回路。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006075428A1 (ja) * 2005-01-13 2006-07-20 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha 放電灯点灯装置
DE102006038601A1 (de) * 2006-08-17 2008-02-21 Siemens Ag Steuerspannungs-Versorgungseinrichtung
JP2015513765A (ja) * 2012-02-29 2015-05-14 インフィコン ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングInficon GmbH 質量分析計のカソードの電圧供給のための装置

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Effective date: 20001219