JPH09191259A - ワイヤレス送信装置 - Google Patents

ワイヤレス送信装置

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JPH09191259A
JPH09191259A JP8000932A JP93296A JPH09191259A JP H09191259 A JPH09191259 A JP H09191259A JP 8000932 A JP8000932 A JP 8000932A JP 93296 A JP93296 A JP 93296A JP H09191259 A JPH09191259 A JP H09191259A
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remote control
wireless
microphone
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Kenji Kaneko
賢次 金子
Kazuo Murayama
和雄 村山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】マイクロフォン装置と音声再生装置との間で音
声信号についてのワイヤレス送受信が行われる電子機器
におけるマイクロフォン装置を形成でき、しかも、音声
再生装置に対する遠隔制御を容易かつ確実に行えるもの
とする。 【解決手段】搬送波信号受信部から得られる受信信号が
復調されて得られる音声信号に基づく音声を再生する音
声再生装置における搬送波信号受信部に対して、マイク
ロフォン本体25を通じて入力される音声に応じて形成
される搬送音声信号をワイヤレス送信するワイヤレスマ
イクロフォン部21と、操作部31の操作に応じた遠隔
制御信号を形成し、その遠隔制御信号を音声再生装置に
ついての動作制御を行うべくワイヤレス送出するワイヤ
レス遠隔制御部22と、ワイヤレスマイクロフォン部2
1及びワイヤレス遠隔制御部22の両者を部分的に外部
に臨ませる状態をもって収容する共通のケース部材とを
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、受信部からの受信
信号が復調されて得られる音声信号に基づいた音声の再
生を行う音声再生装置に対して、マイクロフォン本体を
通じて入力される音声に応じて形成した搬送音声信号
を、音声再生装置における受信部によって受信されるべ
くワイヤレス送信する機能を具えたワイヤレス送信装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】テープカセットに収容された磁気テープ
(カセットテープ),コンパクト・ディスク(CD)等
の記録媒体が装着され、附属のスピーカから、装着され
た記録媒体に記録されている情報信号が記録媒体から読
み取られて得られる音声信号に基づく再生伴奏音と、マ
イクロフォンを通じて入力される音声に応じた音声信号
に基づく再生音声とが重畳されて発せられるようになさ
れた、所謂、“カラオケシステム”等と称される電子機
器が広く普及している。
【0003】このような“カラオケシステム”等と称さ
れる電子機器は、通常、例えば、CDとされる記録媒体
が装着される記録媒体装着部,記録媒体装着部に装着さ
れた記録媒体からそれに記録された情報信号を読み取る
情報読取部,記録媒体から読み取られた情報信号から音
声信号を再生する音声信号再生部、及び、再生された音
声信号に基づく再生伴奏音を得るスピーカシステムを含
んだ音声出力部等を備え、さらに、外部音声入力部が設
けられた音声再生装置と、その音声再生装置に設けられ
た外部音声入力部に、信号ラインを形成するマイクロフ
ォンコードを介して接続されたマイクロフォン装置とに
より構成される。そして、機器本体及びマイクロフォン
装置が動作状態におかれるときには、音声再生装置の音
声出力部において、音声信号再生部から得られる記録媒
体から再生された音声信号と、外部音声入力部に接続さ
れたマイクロフォン装置を通じて得られる音声入力信号
とが混合され、それにより得られる合成音声信号がスピ
ーカシステムに供給されて、スピーカシステムから、記
録媒体から再生された音声信号に基づく再生伴奏音に、
マイクロフォン装置を通じて得られる音声入力信号に基
づく再生音声が重畳されて得られる混合音声が発せられ
る。
【0004】斯かるもとで、音声再生装置は、“カラオ
ケシステム”等と称される電子機器専用のものとされる
場合と、ラジオ受信機の機能とカセットテープもしくは
CDが装着されてカセットテープもしくはCDから再生
された音声信号に基づく再生音声を得るカセットテープ
レコーダもしくはCDプレーヤの機能との両者を具える
ものとされる電子装置(ラジオ付きカセットテープレコ
ーダもしくはラジオ付きCDプレーヤ)等とされる場合
とがある。音声再生装置が“カラオケシステム”等と称
される電子機器専用のものとされる場合には、その音声
再生装置は、さらに、画像表示装置等と組み合わされて
成る比較的大掛りなものとされることが多く、また、音
声再生装置がラジオ付きカセットテープレコーダもしく
はラジオ付きCDプレーヤ等とされる場合には、その音
声再生装置は、持ち運び及び設置を容易に行うことがで
きる携帯型のものとされることが多い。
【0005】このように、“カラオケシステム”等と称
される電子機器は、音声再生装置とそれにマイクロフォ
ンコードを介して接続されたマイクロフォン装置とによ
り構成されることが多いが、マイクロフォン装置がマイ
クロフォンコードを介して音声再生装置に接続されてい
ることは、当然の事ながら、マイクロフォン装置を使用
できる位置がマイクロフォンコードの届く比較的狭い範
囲内に制限され、また、マイクロフォン装置に常時マイ
クロフォンコードが付随していることになる。そして、
それにより、マイクロフォン装置の使用位置についての
自由度が小とされてしまう、あるいは、マイクロフォン
装置を使用する者がマイクロフォン装置に付随している
マイクロフォンコードに煩わしさを感じることになる、
というような不都合が生じる。
【0006】それゆえ、“カラオケシステム”等と称さ
れる電子機器において、音声再生装置とマイクロフォン
装置とをマイクロフォンコードによって連結するのでは
なく、マイクロフォン装置を音声再生装置から切り離
し、マイクロフォン装置と音声再生装置との間で音声信
号についてのワイヤレス送受信を行うようになすことも
提案されている。即ち、音声再生装置を搬送音声信号に
対する受信及び復調機能を具えるものとするとともに、
マイクロフォン装置を音声入力信号に応じた搬送音声信
号をワイヤレス送信するものとなすのである。
【0007】斯かる場合には、マイクロフォン装置の使
用位置についての自由度が著しく大とされるとともに、
マイクロフォン装置を使用する者がマイクロフォン装置
に付随しているマイクロフォンコードに煩わしさを感じ
ることになる事態はもたらされないことになる。そし
て、音声再生装置が、例えば、ラジオ付きCDプレーヤ
とされる場合には、ラジオ付きCDプレーヤにおけるラ
ジオ受信機としての機能を果たす部分が、そのままマイ
クロフォン装置から送信される搬送音声信号についての
受信及び復調機能を果たすものとして利用され得ること
になり、極めて好都合である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述の如くの、“カラ
オケシステム”等と称される電子機器であって、マイク
ロフォン装置と音声再生装置との間で音声信号について
のワイヤレス送受信が行われるものが実用に供される際
には、マイクロフォン装置の使用位置についての自由度
が大とされ、マイクロフォン装置を音声再生装置から離
隔した様々な位置において使用できることになる。それ
ゆえ、マイクロフォン装置の使用位置において、音声再
生装置についての遠隔制御あるいは遠隔調整を行うこと
ができれば、音声再生装置から離隔した位置においてマ
イクロフォン装置を使用する者が、その位置から、例え
ば、音声再生装置の音声出力部から発せられる混合音声
の音量調整を任意に行うことができ、マイクロフォン装
置を使用する者にとって極めて便利である。
【0009】そこで、既に各種の電子機器において実用
に供されている遠隔制御システムを、マイクロフォン装
置と音声再生装置との間で音声信号についてのワイヤレ
ス送受信が行われるようにされた“カラオケシステム”
等と称される電子機器に適用し、その遠隔制御システム
を構成する遠隔制御信号送出装置(遠隔制御コマンダ)
を、マイクロフォン装置を使用する者によって操作され
るものとなすことが考えられる。
【0010】しかしながら、斯かる場合には、一つの音
声再生装置に対して夫々個別の装置とされるマイクロフ
ォン装置と遠隔制御コマンダとが備えられることになっ
て、マイクロフォン装置及び遠隔制御コマンダについて
の管理が煩わしいものとなり、また、マイクロフォン装
置を使用する者に、マイクロフォン装置に加えて、遠隔
制御コマンダの操作が課せられ、従って、二つの個別の
装置を扱うことが要求されることになって、マイクロフ
ォン装置を使用する者に対する負担が過大となる虞があ
る。
【0011】斯かる点に鑑み、本発明は、例えば、マイ
クロフォン装置と音声再生装置との間で音声信号につい
てのワイヤレス送受信が行われるようにされた“カラオ
ケシステム”等と称される電子機器におけるマイクロフ
ォン装置を形成するものとなすことができ、しかも、そ
の際、音声再生装置に対する遠隔制御あるいは遠隔調整
を、遠隔制御コマンダを別途に設けることなく、また、
マイクロフォン装置を使用する者に対する負担を過大と
することなく確実に行うことができるワイヤレス送信装
置を提供する。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係るワイヤレス
送信装置は、搬送波信号受信部からの受信信号が復調さ
れて得られる音声信号に基づく音声を再生する音声再生
装置における搬送波信号受信部に対して、マイクロフォ
ン本体を通じて入力される音声に応じて形成される搬送
音声信号をワイヤレス送信するワイヤレスマイクロフォ
ン部と、操作部を含み、その操作部の操作に応じた遠隔
制御信号を形成し、その遠隔制御信号を音声再生装置に
ついての動作制御を行うべくワイヤレス送出するワイヤ
レス遠隔制御部と、ワイヤレスマイクロフォン部及びワ
イヤレス遠隔制御部の両者を部分的に外部に臨ませる状
態をもって収容する共通のケース部材とを備えて構成さ
れる。
【0013】また、本発明に係るワイヤレス送信装置の
一例にあっては、ワイヤレスマイクロフォン部及びワイ
ヤレス遠隔制御部の両者が、共通に設けられた電源部か
ら電源電圧の供給がなされて作動し、ワイヤレス遠隔制
御部が遠隔制御信号をワイヤレス送出する動作状態にお
かれるとき、ワイヤレスマイクロフォン部による搬送音
声信号のワイヤレス送信が停止せしめられるようにされ
る。
【0014】このように構成される本発明に係るワイヤ
レス送信装置にあっては、一つのケース部材内にワイヤ
レスマイクロフォン部とワイヤレス遠隔制御部とが収容
されて構成される。そして、ワイヤレスマイクロフォン
部により、マイクロフォン本体を通じて入力される音声
に応じて形成される搬送音声信号をワイヤレス送信する
動作が行われるとともに、ワイヤレス遠隔制御部によっ
て、操作部の操作に応じた遠隔制御信号を形成し、その
遠隔制御信号を音声再生装置についての動作制御を行う
べくワイヤレス送出する動作が行われる。
【0015】従って、本発明に係るワイヤレス送信装置
は、ワイヤレスマイクロフォン部を備えていることによ
り、例えば、マイクロフォン装置と音声再生装置との間
で音声信号についてのワイヤレス送受信が行われるよう
にされた“カラオケシステム”等と称される電子機器に
おけるマイクロフォン装置を形成するものとして用いる
ことができ、また、その際には、ワイヤレス遠隔制御部
により、音声再生装置に対する遠隔制御あるいは遠隔調
整を、遠隔制御コマンダを別途に設けることなく、ま
た、マイクロフォン装置を使用する者に対する負担を過
大とすることなく確実に行うことができることになる。
【0016】さらに、本発明に係るワイヤレス送信装置
の一例にあっては、ワイヤレスマイクロフォン部及びワ
イヤレス遠隔制御部の両者が、共通に設けられた電源部
から電源電圧の供給がなされて作動するものとされるこ
とにより、電源電圧供給部の簡易化及び低廉化が効果的
に図られる。しかも、ワイヤレス遠隔制御部が遠隔制御
信号をワイヤレス送出する動作状態におかれるとき、ワ
イヤレスマイクロフォン部による搬送音声信号のワイヤ
レス送信が停止せしめられるので、ワイヤレス遠隔制御
部による遠隔制御信号のワイヤレス送出に伴って電源電
圧変動が生じる際においても、その電源電圧変動が電源
部をワイヤレス遠隔制御部と共通にするワイヤレスマイ
クロフォン部に影響を及ぼし、その結果、ワイヤレスマ
イクロフォン部からワイヤレス送信される搬送音声信号
が電源電圧変動に起因するノイズ成分を含むものとなっ
てしまう事態が生じないことになる。
【0017】仮に、ワイヤレスマイクロフォン部からワ
イヤレス送信される搬送音声信号が電源電圧変動に起因
するノイズ成分を含むものとなるとすると、斯かる搬送
音声信号が受信部により受信されるとともに復調されて
得られる音声信号に基づく音声を再生する音声再生装置
において、再生される音声に搬送音声信号に含まれたノ
イズ成分に基づく不所望なノイズ音が混入することにな
るが、本発明に係るワイヤレス送信装置の一例が用いら
れるもとにあっては、斯かる不都合は生じない。
【0018】
【発明の実施の形態】図2及び図3は、本発明に係るワ
イヤレス送信装置の一例の外観を示す。この例は、例え
ば、FMラジオ受信機としての機能とカセットテープが
装着されてカセットテープから再生された音声信号に基
づく再生音声を得るカセットテープレコーダの機能との
両者を具えるものとされたラジオ付きカセットテープレ
コーダを音声再生装置とし、それに加えてマイクロフォ
ン装置を備えて構成される、“カラオケシステム”等と
称される電子機器におけるマイクロフォン装置を形成し
ている。
【0019】図2及び図3に示される例にあっては、ケ
ース部材10が備えられており、このケース部材10
は、ワイヤレスマイクロフォン部及びワイヤレス遠隔制
御部の両者を部分的に外部に臨ませる状態をもって収容
する共通のケース部材とされている。そして、ケース部
材10の頂部には、ワイヤレスマイクロフォン部に含ま
れるマイクロフォン本体を覆うものとされたマイクロフ
ォンカバー部11が取り付けられている。また、ケース
部材10の下方部分は円筒状の把持部10Aを形成して
おり、把持部10Aの内部には、ワイヤレスマイクロフ
ォン部及びワイヤレス遠隔制御部の両者に電源電圧を供
給する共通の電源部を形成する電池が格納される。
【0020】さらに、ケース部材10におけるマイクロ
フォンカバー部11と把持部10Aとの間となる部分は
回路系収容部10Bを形成しており、この回路系収容部
10B内に、ワイヤレスマイクロフォン部及びワイヤレ
ス遠隔制御部の両者を構成する回路系の主要部が収めら
れている。回路系収容部10Bにおける対向面部分10
BF及び10BRは、ケース部材10における一対の対
向側面部を形成していて、その一対の対向側面部の一方
である対向面部分10BFに、ワイヤレス遠隔制御部に
含まれる操作部を形成する操作釦12,13及び14
が、ケース部材10の外部に臨む状態をもって配されて
おり、また、一対の対向側面部の他方である対向面部分
10BRに、ワイヤレス遠隔制御部における制御信号送
出部に設けられた赤外線送出部15が、ケース部材10
の外部に臨む状態をもって配されている。
【0021】対向面部分10BFに配された操作釦1
2,13及び14は、操作釦12が、“カラオケシステ
ム”等と称される電子機器を構成する音声再生装置とさ
れたラジオ付きカセットテープレコーダにおける電源部
からの電源電圧供給をオン/オフ制御すべく操作される
操作釦とされ、また、操作釦13が、音声再生装置とさ
れたラジオ付きカセットテープレコーダにおいて再生さ
れる音声の音量を低減させるべく操作される操作釦とさ
れ、さらに、操作釦14が、音声再生装置とされたラジ
オ付きカセットテープレコーダにおいて再生される音声
の音量を増大させるべく操作される操作釦とされてい
る。
【0022】回路系収容部10Bには、把持部10Aの
内部に格納された電池により形成される電源部からのワ
イヤレスマイクロフォン部及びワイヤレス遠隔制御部の
両者に対する電源電圧の供給をオン/オフ制御すべく操
作される電源オン/オフ釦16も設けられており、それ
に関連して、対向面部分10BFには、電源オン/オフ
釦16が操作されて、電源部からワイヤレスマイクロフ
ォン部及びワイヤレス遠隔制御部の両者に対する電源電
圧の供給がなされる状態がとられたとき発光する電源オ
ン/オフ表示部17が設けられている。さらに、把持部
10Aからは、ワイヤレスマイクロフォン部に備えられ
たリードライン状のアンテナ部材18がケース部材10
の外部へと伸びている。
【0023】このような本発明に係るワイヤレス送信装
置の一例が、“カラオケシステム”等と称される電子機
器を構成するマイクロフォン装置を形成するものとして
実際に使用される際には、把持部10Aが使用者によっ
て握られ、操作釦12,13及び14が配された対向面
部分10BFが使用者に対向せしめられるとともに、赤
外線送出部15が配された対向面部分10BRが音声再
生装置とされたラジオ付きカセットテープレコーダに向
けられて、マイクロフォンカバー部11が使用者の口許
に近接せしめられる状態とされる。
【0024】図1は、本発明に係るワイヤレス送信装置
の一例における回路系及びそれに対する電源電圧供給部
の構成を示す。
【0025】図1においては、図2及び図3に示される
ケース部材10における把持部10A内に格納された電
池により形成される電源部20が、ワイヤレスマイクロ
フォン部21及びワイヤレス遠隔制御部22に対する共
通の電源部として備えられている。そして、電源部20
からの電源電圧Vbが、電源スイッチ23がオン状態を
とるときその電源スイッチ23を通じて、ワイヤレスマ
イクロフォン部21及びワイヤレス遠隔制御部22の両
者に供給される。電源スイッチ23は、ケース部材10
における回路系収容部10Bに設けられた電源オン/オ
フ釦16の操作に応じて、オン状態とオフ状態とを選択
的にとる。
【0026】ワイヤレスマイクロフォン部21において
は、ケース部材10に取り付けられたマイクロフォンカ
バー部材11により覆われてケース部材10の頂部内に
配されたマイクロフォン本体25に音声が入力されると
き、マイクロフォン本体25から入力された音声に応じ
た音声入力信号Svが送出される。マイクロフォン本体
25からの音声入力信号Svは、入力増幅部26により
増幅されて、発振・変調部27に供給される。
【0027】発振・変調部27には、予め設定された所
定の周波数を有する搬送波信号を発生する発振回路部
と、その発振回路部から得られる搬送波信号を入力増幅
部26を通じて供給される音声入力信号Svによって変
調する変調回路部とが内蔵されている。発振回路部から
得られる搬送波信号に対する音声入力信号Svによる変
調は、例えば、周波数変調(FM)とされ、その際に
は、変調回路部はFM回路部とされる。そして、発振・
変調部27から、発振回路部から得られる搬送波信号が
音声入力信号SvによるFMがなされて得られるFM信
号である搬送音声信号SAが得られる。
【0028】発振・変調部27から得られる搬送音声信
号SAは、増幅部28によって増幅された後、音声信号
送信部29により、ケース部材10の把持部10Aから
外部に伸びるアンテナ部材18を通じてワイヤレス送信
される。
【0029】このようなマイク本体25,入力増幅部2
6,発振・変調部27,増幅部28及び音声信号送信部
29の夫々は、電源スイッチ23がオン状態にあると
き、電源部20からの電源電圧Vbが電源スイッチ23
を通じて供給され、それによって上述の動作を行う状態
とされる。斯かるもとで、発振・変調部27に対しての
電源スイッチ23を通じた電源部20からの電源電圧V
bの供給は、スイッチ30を通じてなされる。従って、
発振・変調部27については、電源スイッチ23がオン
状態とされ、さらに、スイッチ30がオン状態とされる
とき、電源部20からの電源電圧Vbが供給されること
になる。
【0030】ワイヤレス遠隔制御部22においては、ケ
ース部材10における対向面部分10BFに配された操
作釦12,13及び14を含んで形成される操作部31
から、操作釦12,13及び14の操作状態に対応した
制御指令信号Cb,Cd及びCuが送出されて、それら
が制御ユニット32に供給される。制御指令信号Cb
は、操作釦12の操作に応じて、音声再生装置とされた
ラジオ付きカセットテープレコーダにおける電源部から
の電源電圧供給についてのオン/オフ制御の実行を指令
する信号とされ、制御指令信号Cdは、操作釦13の操
作に応じて、音声再生装置とされたラジオ付きカセット
テープレコーダにおいて再生される音声の音量を低減さ
せる制御の実行を指令する信号とされ、制御指令信号C
uは、操作釦14の操作に応じて、音声再生装置とされ
たラジオ付きカセットテープレコーダにおいて再生され
る音声の音量を増大させる制御の実行を指令する信号と
される。
【0031】制御ユニット32にあっては、操作部31
からの制御指令信号Cb,制御指令信号Cdもしくは制
御指令信号Cuに応じてそれに対応する制御信号CCが
形成されるとともに、スイッチ制御信号CSが低レベル
をとるものとして形成される。そして、制御信号CCは
遠隔制御信号形成部33に供給され、また、スイッチ制
御信号CSはワイヤレスマイクロフォン部21における
スイッチ30に供給される。
【0032】制御ユニット32からスイッチ30に供給
されるスイッチ制御信号CSは、制御ユニット32から
遠隔制御信号形成部33への制御信号CCの供給がなさ
れないとき、高レベルをとるものとして形成され、制御
ユニット32から遠隔制御信号形成部33に制御信号C
Cが供給されるときのみ、低レベルをとるものとして形
成される。ワイヤレスマイクロフォン部21におけるス
イッチ30は、制御ユニット32から高レベルをとるス
イッチ制御信号CSが供給されるときオン状態をとり、
制御ユニット32から低レベルをとるスイッチ制御信号
CSが供給されるときオフ状態をとる。従って、ワイヤ
レスマイクロフォン部21におけるスイッチ30は、制
御ユニット32から遠隔制御信号形成部33に制御信号
CCが供給されるときのみオフ状態をとり、それ以外の
ときはオン状態をとることになる。
【0033】遠隔制御信号形成部33にあっては、制御
ユニット32からの制御信号CCに応じて、操作部31
から制御ユニット32に供給された制御指令信号Cb,
制御指令信号Cdもしくは制御指令信号Cuに対応した
遠隔制御信号CRが形成される。そして、遠隔制御信号
形成部33から得られる遠隔制御信号CRは、増幅部3
4により増幅されて、赤外線送出部15が設けられた制
御信号送出部35に供給される。
【0034】制御信号送出部35においては、遠隔制御
信号CRに応じて断続的変調がなされた赤外線が発せら
れ、その赤外線が赤外線送出部15から赤外線信号CR
Rとして送出される。従って、制御信号送出部35から
は、遠隔制御信号CRが赤外線信号CRRの形態をもっ
てワイヤレス送出されることになる。
【0035】このようにして、ワイヤレス遠隔制御部2
2にあっては、操作部31から制御指令信号Cb,Cd
及びCuのうちのいずれかが制御ユニット32に供給さ
れるとき、制御ユニット32から制御指令信号Cb,制
御指令信号Cdもしくは制御指令信号Cuに対応した制
御信号CCが遠隔制御信号形成部33に供給され、それ
に応じて制御指令信号Cb,制御指令信号Cdもしくは
制御指令信号Cuに対応した遠隔制御信号CRが制御信
号送出部35から赤外線信号CRRの形態をもってワイ
ヤレス送出され、また、それとともに、制御ユニット3
2から低レベルをとるスイッチ制御信号CSがワイヤレ
スマイクロフォン部21におけるスイッチ30に供給さ
れて、スイッチ30がオフ状態をとるものとされる。
【0036】斯かるワイヤレス遠隔制御部22における
操作部31,制御ユニット32,遠隔制御信号形成部3
3,増幅部34及び制御信号送出部35の夫々は、電源
スイッチ23がオン状態にあるとき、電源部20からの
電源電圧Vbが電源スイッチ23を通じて供給され、そ
れによって上述の動作を行う状態とされる。そして、ワ
イヤレス遠隔制御部22において、制御指令信号Cdも
しくは制御指令信号Cuに対応した遠隔制御信号CRが
制御信号送出部35から赤外線信号CRRの形態をもっ
てワイヤレス送出される際には、主として制御信号送出
部35の動作に起因して、電源スイッチ23を通じて供
給される電源部20からの電源電圧Vbのレベル変動が
引き起こされる。
【0037】電源スイッチ23を通じて供給される電源
部20からの電源電圧Vbは、ワイヤレス遠隔制御部2
2のみならず、ワイヤレスマイクロフォン部21にも共
通に供給されているので、ワイヤレス遠隔制御部22に
おける主として制御信号送出部35の動作に起因して電
源電圧Vbのレベル変動が引き起こされると、その影響
がワイヤレスマイクロフォン部21にも及ぶことにな
り、仮に、そのときスイッチ30がオン状態にあるとす
ると、発振・変調部27に供給される電源電圧Vbがレ
ベル変動を生じたものとされることになる。発振・変調
部27に供給される電源電圧Vbがレベル変動を生じた
ものとされるもとでは、発振・変調部27における発振
回路部から得られる搬送波信号が、電源電圧Vbのレベ
ル変動に応じた不所望な変調を受けることになる。そし
て、そのとき、ワイヤレスマイクロフォン部21が、そ
の音声信号送信部29からアンテナ部材18を通じて搬
送音声信号SAがワイヤレス送信される状態にある場合
には、ワイヤレス送信される搬送音声信号SAが、発振
・変調部27に供給される電源電圧Vbのレベル変動に
起因する不所望なノイズ成分を含むものとなってしま
う。
【0038】しかしながら、実際には、ワイヤレス遠隔
制御部22において、制御指令信号Cdもしくは制御指
令信号Cuに対応した遠隔制御信号CRが制御信号送出
部35から赤外線信号CRRの形態をもってワイヤレス
送出される状態がとられ、主として制御信号送出部35
の動作に起因して、電源スイッチ23を通じて供給され
る電源部20からの電源電圧Vbのレベル変動が引き起
こされるときには、ワイヤレス遠隔制御部22における
制御ユニット32から低レベルをとるスイッチ制御信号
CSがワイヤレスマイクロフォン部21におけるスイッ
チ30に供給されて、スイッチ30がオフ状態をとるも
のとされるので、ワイヤレスマイクロフォン部21にお
ける発振・変調部27にレベル変動を生じた電源電圧V
bが供給される状態とはされず、発振・変調部27が電
源電圧Vbの供給がなされないことにより非動作状態と
される。従って、ワイヤレス遠隔制御部22における主
として制御信号送出部35の動作に起因して電源電圧V
bのレベル変動が引き起こされる際に、ワイヤレスマイ
クロフォン部21が、その音声信号送信部29からアン
テナ部材18を通じて搬送音声信号SAがワイヤレス送
信される状態にあっも、搬送音声信号SAのワイヤレス
送信が一時的に中断されることになり、発振・変調部2
7に供給される電源電圧Vbのレベル変動に起因する不
所望なノイズ成分を含むものとされた搬送音声信号SA
がワイヤレス送信される事態は生じない。
【0039】上述の図1に示される例にあっては、ワイ
ヤレスマイクロフォン部21における発振・変調部27
に対する電源電圧Vbの供給がスイッチ30を通じてな
され、ワイヤレス遠隔制御部22における主として制御
信号送出部35の動作に起因して電源電圧Vbのレベル
変動が引き起こされる際には、発振・変調部27に対す
る電源電圧Vbの供給がスイッチ30により遮断され、
それによって、搬送音声信号SAのワイヤレス送信が一
時的に中断されるようになされているが、このような発
振・変調部27に対する電源電圧Vbの供給がスイッチ
30により遮断されるようになす手法とは異なる他の手
法により、ワイヤレス遠隔制御部22における主として
制御信号送出部35の動作に起因して電源電圧Vbのレ
ベル変動が引き起こされる際に、発振・変調部27から
搬送音声信号SAが得られず、それによって、搬送音声
信号SAのワイヤレス送信が一時的に中断されるように
なされてもよい。
【0040】さらに、発振・変調部27に対する電源電
圧Vbの供給が、スイッチ30を通じることなく、スイ
ッチ23から直接的になされるようにされるとともに、
ワイヤレス遠隔制御部22における主として制御信号送
出部35の動作に起因して電源電圧Vbのレベル変動が
引き起こされる際には、ワイヤレスマイクロフォン部2
1における入力増幅部26に対する電源電圧Vbの供給
が遮断されて、入力増幅部26から増幅された音声入力
信号Svが得られないようにされて、あるいは、入力増
幅部26から発振・変調部27への増幅された音声入力
信号Svの供給が遮断されるようになされて、発振・変
調部27から正規の搬送音声信号SAが得られないよう
にされてもよい。
【0041】図4は、図1に示される例が形成するマイ
クロフォン装置と共に“カラオケシステム”等と称され
る電子機器を構成する音声再生装置とされる、ラジオ付
きカセットテープレコーダの例を概略的に示す。
【0042】図4に示されるラジオ付きカセットテープ
レコーダの例にあっては、本来、ラジオ放送信号を選択
受信する搬送波信号受信部を形成する受信アンテナ41
及びチューナ部42が備えられており、チューナ部42
においては、受信信号選択制御部43からの選択制御信
号STに対応した受信信号選択状態がとられる。受信信
号選択制御部43は、制御ユニット44から送出される
制御信号CTに応じて、選択制御信号STのチューナ部
42への供給を行う。制御ユニット44には、操作部4
5から発せられる指令信号CXが供給される。
【0043】斯かるもとで、操作部45における操作が
行われて、操作部45から制御ユニット44に、図1に
示される例が形成するマイクロフォン装置からワイヤレ
ス送信される搬送音声信号SAの受信を指令するものと
された指令信号CXが供給されると、制御ユニット44
から受信信号選択制御部43に指令信号CXに対応した
制御信号CTが送出され、受信信号選択制御部43から
その制御信号CTに応じた選択制御信号STがチューナ
部42に供給される。それにより、チューナ部42にお
いて、図1に示される例が形成するマイクロフォン装置
からワイヤレス送信される搬送音声信号SAを受信でき
る受信信号選択状態がとられる。
【0044】このような受信信号選択状態がチューナ部
42においてとられたもとで、図1に示される例におけ
るワイヤレスマイクロフォン部21からワイヤレス送信
された搬送音声信号SAは、受信アンテナ41を通じて
チューナ部42に導かれ、チューナ部42によって受信
される。そして、受信された搬送音声信号SAは、チュ
ーナ部42において周波数変換され、音声中間周波信号
SAIとされる。
【0045】チューナ部42から得られる受信信号であ
る音声中間周波信号SAIは、中間周波増幅部46によ
り増幅されて、復調部47に供給される。復調部47に
おいては、FM信号である音声中間周波信号SAIにつ
いての周波数復調が行われ、復調出力として音声入力信
号Svが得られる。即ち、図1に示されるワイヤレスマ
イクロフォン部21におけるマイクロフォン本体25に
より得られた音声入力信号Svが再生されるのである。
そして、再生された音声入力信号Svは、スイッチ48
における選択接点48aに供給される。スイッチ48に
おける選択接点48bには、付属マイクロフォンが接続
される外部入力端子49に接続されており、付属マイク
ロフォンが使用される場合には、その付属マイクロフォ
ンから得られる音声入力信号Smが、外部入力端子49
を通じて供給される。
【0046】スイッチ48には、制御ユニット44から
のスイッチ制御信号CVMが供給される。そして、操作
部45から制御ユニット44に、図1に示される例が形
成するマイクロフォン装置からワイヤレス送信される搬
送音声信号SAの受信を指令するものとされた指令信号
CXが供給されるときには、制御ユニット44からのス
イッチ制御信号CVMが、スイッチ48にその可動接点
48cが選択接点48aに接続される状態をとらせる。
それにより、スイッチ48における可動接点48cに、
復調部47において再生された音声入力信号Svが導出
され、その音声入力信号Svが信号加算部50に供給さ
れる。
【0047】信号加算部50には、音声信号再生部51
からの音声信号Sxも供給される。音声信号再生部51
はカセットテープレコーダ部により形成されている。そ
して、音声信号再生部51においては、カセットテープ
が装着されてそのカセットテープに記録された情報信号
の読取りが行われ、読み取られた情報信号から音声信号
Sxが再生される。音声信号Sxは、例えば、音楽にお
ける伴奏音をあらわすものとされる。
【0048】音声信号再生部51には、制御ユニット4
4からの動作制御信号CTCが供給され、操作部45か
ら制御ユニット44に、図1に示される例が形成するマ
イクロフォン装置からワイヤレス送信される搬送音声信
号SAの受信を指令するものとされた指令信号CXが供
給されるときには、制御ユニット44からの動作制御信
号CTCが、音声信号再生部51を形成するカセットテ
ープレコーダ部に音声信号Sxを再生する動作状態をと
らせる。
【0049】信号加算部50においては、カセットテー
プレコーダ部により形成された音声信号再生部51から
得られる音声信号Sxに復調部47において再生された
音声入力信号Svが重畳される信号合成が行われて、合
成音声信号Szが形成される。そして、信号加算部50
から得られる合成音声信号Szは、スイッチ52におけ
る選択接点52aに供給される。スイッチ52における
選択接点52bには、カセットテープレコーダ部により
形成された音声信号再生部51から得られる音声信号S
xが直接に供給される。
【0050】スイッチ52には、制御ユニット44から
のスイッチ制御信号CVXが供給される。そして、操作
部45から制御ユニット44に、図1に示される例が形
成するマイクロフォン装置からワイヤレス送信される搬
送音声信号SAの受信を指令するものとされた指令信号
CXが供給されるときには、制御ユニット44からのス
イッチ制御信号CVXが、スイッチ52にその可動接点
52cが選択接点52aに接続される状態をとらせる。
それにより、スイッチ52における可動接点52cに、
信号加算部50から得られる合成音声信号Szが導出さ
れ、その合成音声信号Szがグラフィックイコライザ部
53に供給される。
【0051】グラフィックイコライザ部53において
は、合成音声信号Szの低周波数域成分から高周波数域
成分までが複数の周波数帯域成分に分割されて、各周波
数帯域成分毎のレベル調整が行われ、その結果、所定の
周波数−レベル特性を有するものとされた合成音声信号
Szoが形成される。グラフィックイコライザ部53か
ら得られる合成音声信号Szoは、レベル調整部54に
おいて音量調整のためのレベル調整がなされた後、出力
増幅部55による電力増幅がなされて、スピーカ部56
に供給される。それにより、スピーカ部56から、カセ
ットテープレコーダ部により形成された音声信号再生部
51から得られる音声信号Sxに基づく伴奏音に、復調
部47において再生された音声入力信号Svに基づく音
声が重畳されて得られる混合音が発せられる。
【0052】また、図4に示されるラジオ付きカセット
テープレコーダの例にあっては、受信部61によって、
図1に示される例におけるワイヤレス遠隔制御部22か
ら送出された赤外線信号CRRが受信され、受信部61
から受信された赤外線信号CRRに対応する遠隔制御信
号CRが導出される。受信部61から得られる遠隔制御
信号CRがデコーダ部62に供給され、デコーダ部62
において、遠隔制御信号CRに基づき、図1に示される
例におけるワイヤレス遠隔制御部22に含まれる操作部
31から発せられた制御指令信号Cb,Cd及びCuの
うちのいずれかに対応する制御信号Crが得られて、そ
の制御信号Crが制御ユニット44に供給される。
【0053】制御信号Crが供給された制御ユニット4
4においては、制御信号Crが、図1に示される例にお
けるワイヤレス遠隔制御部22に含まれる操作部31か
ら発せられた制御指令信号Cbに対応するものであると
き、電源オン/オフ制御信号CPSが形成され、その電
源オン/オフ制御信号CPSが、図4に示されるラジオ
付きカセットテープレコーダの例において、制御ユニッ
ト44,操作部45,受信部61及びデコーダ部62以
外の各部に電源電圧Vbbを供給する電源部63に供給
される。それにより、電源部63が、電源オン/オフ制
御信号CPSに応じて、オン状態もしくはオフ状態とさ
れる。
【0054】また、制御信号Crが供給された制御ユニ
ット44においては、制御信号Crが、図1に示される
例におけるワイヤレス遠隔制御部22に含まれる操作部
31から発せられた制御指令信号Cdに対応するもので
あるとき、レベル低減制御信号CLDが形成され、その
レベル低減制御信号CLDがレベル調整部54に供給さ
れ、さらに、制御信号Crが、図1に示される例におけ
るワイヤレス遠隔制御部22に含まれる操作部31から
発せられた制御指令信号Cuに対応するものであると
き、レベル増大制御信号CLUが形成され、そのレベル
増大制御信号CLUがレベル調整部54に供給される。
レベル調整部54にあっては、制御ユニット44からレ
ベル低減制御信号CLDが供給されるとき、出力増幅部
55に供給される合成音声信号Szoのレベルが低減せ
しめられるレベル調整が行われ、また、制御ユニット4
4からレベル増大制御信号CLUが供給されるとき、出
力増幅部55に供給される合成音声信号Szoのレベル
が増大せしめられるレベル調整が行われる。それによ
り、スピーカ部56から発せられる混合音の音量が、制
御ユニット44からレベル調整部54に供給されるレベ
ル低減制御信号CLDに応じて低減せしめられ、また、
制御ユニット44からレベル調整部54に供給されるレ
ベル増大制御信号CLUに応じて増大せしめられる。
【0055】このようにして、図1に示される例におけ
るワイヤレス遠隔制御部22から赤外線信号CRRの形
態をもって遠隔制御信号CRがワイヤレス送出されると
きには、それに応じて、図4に示されるラジオ付きカセ
ットテープレコーダの例に対する電源オン/オフ制御、
あるいは、音量低減制御もしくは音量増大制御が行われ
るのである。
【0056】なお、図4に示されるラジオ付きカセット
テープレコーダの例において、スイッチ48がその可動
接点48cが選択接点48bに接続される状態におかれ
るときには、外部入力端子49を通じて供給される音声
入力信号Smが、信号加算部50において音声信号再生
部51により再生された音声信号Sxに重畳されて、あ
るいは、音声信号Sxに重畳されることなく、スイッチ
52の選択接点52aに供給される状態とされる。ま
た、スイッチ52がその可動接点52cが選択接点52
bに接続される状態におかれるときには、カセットテー
プレコーダ部により形成された音声信号再生部51によ
って再生された音声信号Sxが、単独でグラフィックイ
コライザ部53に供給される状態とされる。
【0057】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本発明に
係るワイヤレス送信装置は、一つのケース部材内にワイ
ヤレスマイクロフォン部とワイヤレス遠隔制御部とが収
容されて構成され、ワイヤレスマイクロフォン部によっ
て、マイクロフォン本体を通じて入力される音声に応じ
て形成した搬送音声信号をワイヤレス送信する動作を行
うことができるとともに、ワイヤレス遠隔制御部によっ
て、操作部の操作に応じた遠隔制御信号を形成し、その
遠隔制御信号を音声再生装置についての動作制御を行う
べくワイヤレス送出する動作を行うことができるものと
される。従って、本発明に係るワイヤレス送信装置は、
ワイヤレスマイクロフォン部を備えていることにより、
例えば、マイクロフォン装置と音声再生装置との間で音
声信号についてのワイヤレス送受信が行われるようにさ
れた“カラオケシステム”等と称される電子機器におけ
るマイクロフォン装置を形成するものとして用いること
ができ、また、その際には、ワイヤレス遠隔制御部によ
り、音声再生装置に対する遠隔制御あるいは遠隔調整
を、遠隔制御コマンダを別途に設けることなく、また、
マイクロフォン装置を使用する者に対する負担を過大と
することなく確実に行うことができることになる。
【0058】さらに、本発明に係るワイヤレス送信装置
の一例にあっては、ワイヤレスマイクロフォン部及びワ
イヤレス遠隔制御部の両者が、共通に設けられた電源部
から電源電圧の供給がなされて作動するものとされるこ
とにより、電源電圧供給部の簡易化及び低廉化が効果的
に図られ、しかも、ワイヤレス遠隔制御部が遠隔制御信
号をワイヤレス送出する動作状態におかれるとき、ワイ
ヤレスマイクロフォン部による搬送音声信号のワイヤレ
ス送信が停止せしめられるので、ワイヤレス遠隔制御部
による遠隔制御信号のワイヤレス送出に伴って電源電圧
変動が生じる際においても、その電源電圧変動が電源部
をワイヤレス遠隔制御部と共通にするワイヤレスマイク
ロフォン部に影響を及ぼし、その結果、ワイヤレスマイ
クロフォン部からワイヤレス送信される搬送音声信号が
電源電圧変動に起因するノイズ成分を含むものとなって
しまう事態が生じないことになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るワイヤレス送信装置の一例におけ
る回路系及びそれに対する電源電圧供給部の構成を示す
ブロック接続図である。
【図2】本発明に係るワイヤレス送信装置の一例の外観
を示す斜視図である。
【図3】本発明に係るワイヤレス送信装置の一例の外観
を示す斜視図である。
【図4】図1に示される例が形成するマイクロフォン装
置と共に“カラオケシステム”等と称される電子機器を
構成する音声再生装置の一例を示すブロック接続図であ
る。
【符号の説明】
10 ケース部材 11 マイクロフォンカバー部 12,13,14 操作釦 15 赤外線送出部 16 電源オン/オフ釦 17 電源オン/オフ表示部 18 アンテナ部材 20 電源部 21 ワイヤレスマイクロフォン部 22 ワイヤレス遠隔制御部 23 電源スイッチ 25 マイクロフォン本体 26 入力増幅部 27 発振・変調部 28,34 増幅部 29 音声信号送信部 31,45 操作部 32,44 制御ユニット 33 遠隔制御信号形成部 35 制御信号送出部 41 受信アンテナ 42 チューナ部 43 受信信号選択制御部 46 中間周波増幅部 47 復調部 48,52 スイッチ 50 信号加算部 51 音声信号再生部 53 グラフィックイコライザ部 54 レベル調整部 55 出力増幅部 56 スピーカ部 61 受信部 62 デコーダ部 63 電源部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年2月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】斯かるワイヤレス遠隔制御部22における
操作部31,制御ユニット32,遠隔制御信号形成部3
3,増幅部34及び制御信号送出部35の夫々は、電源
スイッチ23がオン状態にあるとき、電源部20からの
電源電圧Vbが電源スイッチ23を通じて供給され、そ
れによって上述の動作を行う状態とされる。そして、ワ
イヤレス遠隔制御部22において、制御指令信号Cb,
制御指令信号Cdもしくは制御指令信号Cuに対応した
遠隔制御信号CRが制御信号送出部35から赤外線信号
CRRの形態をもってワイヤレス送出される際には、主
として制御信号送出部35の動作に起因して、電源スイ
ッチ23を通じて供給される電源部20からの電源電圧
Vbのレベル変動が引き起こされる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】しかしながら、実際には、ワイヤレス遠隔
制御部22において、制御指令信号Cb,制御指令信号
Cdもしくは制御指令信号Cuに対応した遠隔制御信号
CRが制御信号送出部35から赤外線信号CRRの形態
をもってワイヤレス送出される状態がとられ、主として
制御信号送出部35の動作に起因して、電源スイッチ2
3を通じて供給される電源部20からの電源電圧Vbの
レベル変動が引き起こされるときには、ワイヤレス遠隔
制御部22における制御ユニット32から低レベルをと
るスイッチ制御信号CSがワイヤレスマイクロフォン部
21におけるスイッチ30に供給されて、スイッチ30
がオフ状態をとるものとされるので、ワイヤレスマイク
ロフォン部21における発振・変調部27にレベル変動
を生じた電源電圧Vbが供給される状態とはされず、発
振・変調部27が電源電圧Vbの供給がなされないこと
により非動作状態とされる。従って、ワイヤレス遠隔制
御部22における主として制御信号送出部35の動作に
起因して電源電圧Vbのレベル変動が引き起こされる際
に、ワイヤレスマイクロフォン部21が、その音声信号
送信部29からアンテナ部材18を通じて搬送音声信号
SAがワイヤレス送信される状態にあっも、搬送音声信
号SAのワイヤレス送信が一時的に中断されることにな
り、発振・変調部27に供給される電源電圧Vbのレベ
ル変動に起因する不所望なノイズ成分を含むものとされ
た搬送音声信号SAがワイヤレス送信される事態は生じ
ない。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】搬送波信号受信部からの受信信号が復調さ
    れて得られる音声信号に基づく音声を再生する音声再生
    装置における上記搬送波信号受信部に対して、マイクロ
    フォン本体を通じて入力される音声に応じて形成される
    搬送音声信号をワイヤレス送信するワイヤレスマイクロ
    フォン部と、 操作部を含み、該操作部の操作に応じた遠隔制御信号を
    形成し、該遠隔制御信号を上記音声再生装置についての
    動作制御を行うべくワイヤレス送出するワイヤレス遠隔
    制御部と、 上記ワイヤレスマイクロフォン部及びワイヤレス遠隔制
    御部の両者を部分的に外部に臨ませる状態をもって収容
    する共通のケース部材と、を備えて構成されるワイヤレ
    ス送信装置。
  2. 【請求項2】ワイヤレスマイクロフォン部及びワイヤレ
    ス遠隔制御部の両者が、共通に設けられた電源部から電
    源電圧の供給がなされて作動し、上記ワイヤレス遠隔制
    御部が遠隔制御信号をワイヤレス送出する動作状態にお
    かれるとき、上記ワイヤレスマイクロフォン部による搬
    送音声信号のワイヤレス送信が停止せしめられることを
    特徴とする請求項1記載のワイヤレス送信装置。
  3. 【請求項3】ワイヤレスマイクロフォン部が、マイクロ
    フォン本体から得られる音声入力信号により変調される
    搬送波信号を発生するとともに該搬送波信号が上記音声
    入力信号により変調されて得られる搬送音声信号を形成
    する発振・変調部を備え、ワイヤレス遠隔制御部が遠隔
    制御信号をワイヤレス送出する動作状態におかれると
    き、上記発振・変調部の動作が停止せしめられることを
    特徴とする請求項2記載のワイヤレス送信装置。
  4. 【請求項4】ワイヤレス遠隔制御部が遠隔制御信号をワ
    イヤレス送出する動作状態におかれるとき、発振・変調
    部に対する電源電圧の供給が遮断されることを特徴とす
    る請求項3記載のワイヤレス送信装置。
  5. 【請求項5】ワイヤレスマイクロフォン部が、マイクロ
    フォン本体から得られる音声入力信号を増幅する入力増
    幅部を備え、ワイヤレス遠隔制御部が遠隔制御信号をワ
    イヤレス送出する動作状態におかれるとき、上記入力増
    幅部の動作が停止せしめられることを特徴とする請求項
    2記載のワイヤレス送信装置。
  6. 【請求項6】ワイヤレスマイクロフォン部が、マイクロ
    フォン本体から得られる音声入力信号を増幅する入力増
    幅部及び該入力増幅部により増幅された音声入力信号に
    より変調される搬送波信号を発生するとともに該搬送波
    信号が上記増幅された音声入力信号により変調されて得
    られる搬送音声信号を形成する発振・変調部を備え、ワ
    イヤレス遠隔制御部が遠隔制御信号をワイヤレス送出す
    る動作状態におかれるとき、上記入力増幅部から上記発
    振・変調部への上記増幅された音声入力信号の供給が遮
    断されることを特徴とする請求項2記載のワイヤレス送
    信装置。
  7. 【請求項7】ワイヤレス遠隔制御部が、遠隔制御信号を
    赤外線信号としてワイヤレス送出する赤外線送出部を含
    むことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の
    ワイヤレス送信装置。
  8. 【請求項8】ケ−ス部材における頂部にマイクロフォン
    本体が配されるとともに、上記ケ−ス部材における一対
    の対向側面部に、ワイヤレス遠隔制御部に含まれる操作
    部と赤外線送出部とが夫々配されることを特徴とする請
    求項7記載のワイヤレス送信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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