JP2539094Y2 - 音響機器における情報伝達システム - Google Patents

音響機器における情報伝達システム

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JP2539094Y2 JP1989144375U JP14437589U JP2539094Y2 JP 2539094 Y2 JP2539094 Y2 JP 2539094Y2 JP 1989144375 U JP1989144375 U JP 1989144375U JP 14437589 U JP14437589 U JP 14437589U JP 2539094 Y2 JP2539094 Y2 JP 2539094Y2
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【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、ヘッドホンステレオなどの音響機器におけ
る情報伝達システムに関する。
<従来の技術> (a)ワイヤレスまたはワイヤードのリモートコントロ
ールタイプのヘッドホンステレオは、本体をポケットや
バッグなどに入れた状態で、リモコン装置でのボタン操
作によって再生,早送り,巻き戻し,停止,音量調整な
どを指令するものである。この場合、ボタン操作するご
とに、「ピッ」というようなメカニズム操作確認音が鳴
り、リモコン操作が本体に受け付けられたことを使用者
に知らせるようになっている。
(b)コンパクトディスク(CD)プレーヤでは、コンパ
クトディスクに曲名,曲の順番,曲の長さなどの情報が
記録されており、これをピックアップして液晶表示部に
表示することにより、それらの情報を使用者に知らせる
ようになっている。
(c)カセットテープレコーダでは、使用者が曲名など
の簡単なメッセージを低周波でテープに書き込めるよう
になっており、再生時にメッセージを読み出して液晶表
示部に表示することにより、メッセージを使用者に知ら
せるようになっている。
<考案が解決しようとする課題> しかし、(a)の場合には、メカニズム操作確認音は
一種類だけであり、再生,早送り,巻き戻し等の各操作
を区別して使用者に知らせることはできず、再生の場合
は再生音が聞こえてくるので問題はないが、早送りと巻
き戻しとでは、使用者が意図したとおりの操作が行われ
たかどうかを直ちに確認することはできない。また、曲
名や曲の長さといったメッセージを知らせることはでき
ない。
(b)や(c)の場合には、液晶表示部を見ないとメ
ッセージが判らないという不便さがある。メッセージの
情報量が増えると、液晶表示部もそれに見合う大きなも
のを必要とし、機器のコンパクト化の障害となる。特
に、携帯用の音響機器では問題となる。また、メカニズ
ム操作を確認するための表示は行われない。
本考案は、このような事情に鑑みて創案されたもので
あって、表示部を必要とすることなく、メカニズム操作
の確認およびメッセージの伝達を可能にすることを目的
とする。
<課題を解決するための手段> 本考案は、このような目的を達成するために、次のよ
うな構成をとる。
すなわち、本考案に係る音響機器における情報伝達シ
ステムは、メッセージ入力部と、入力されたユーザーメ
ッセージを正弦波信号を用いて符号化するコード化部
と、音響ソースから入力したソース音声信号と前記のメ
ッセージコードとを多重化する多重化部と、この多重化
信号を記録媒体に記録する記録部と、記録媒体よりピッ
クアップした多重化信号からメッセージコードとソース
音声信号とを分離する分離部と、分離されたメッセージ
コードを解読するコード解読部と、各種操作に対応した
操作メッセージデータを恒常的に記憶しているとともに
前記コード解読部によって解読されたユーザーメッセー
ジデータを記憶するメッセージデータ記憶部と、このメ
ッセージデータ記憶部からメッセージデータを読み出す
制御部と、読み出されたメッセージデータからメッセー
ジ音声信号を生成する音声信号生成部と、前記分離部に
よって分離されたソース音声信号とメッセージ音声信号
とを混合する混合部と、その混合音声信号を音声に変換
して出力する音声出力部とを備え、前記制御部は、各種
操作に応じて、対応する前記操作メッセージデータを読
み出すものである。
<作用> 本考案の上記構成による作用は、次のとおりである。
ユーザーがメッセージ入力部から音響ソースに応じた
ユーザーメッセージを入力すると、これがコード化部に
よってメッセージコードに符号化され、多重化部におい
てソース音声信号に多重化され、その多重化信号が記録
部によって記録媒体に記録される。すなわち、ユーザー
メッセージがソース音声信号と一体となって記録媒体に
保存される。これによって、記録媒体を再生する際に必
要に応じてユーザーメッセージを取り出すことが可能と
なる準備が整うことになる。
再生時には、記録媒体からピックアップされた多重化
信号が分離部によってメッセージコードとソース音声信
号とに分離され、メッセージコードは、コード解読部に
よって解読されユーザーメッセージデータとしてメッセ
ージデータ記憶部に記憶される。
ユーザーがユーザーメッセージのコール操作または再
生操作を行うと、制御部はメッセージデータ記憶部から
ユーザーメッセージデータを読み出し、音声信号生成部
はこれをメッセージ音声信号に変換する。このメッセー
ジ音声信号は混合部を介して音声出力部から音声となっ
て出力され、ユーザーメッセージデータを音声のかたち
でユーザーに知らせる。
ユーザーが再生や停止や早送りや巻き戻し等の操作を
行うと、制御部はメッセージデータ記憶部からその操作
に対応した操作メッセージデータを読み出し、前述同様
にしてユーザーに操作メッセージを知らせる。
<実施例> 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図は本考案の一実施例に係る音響機器における情
報伝達システムをヘッドホンステレオに適用した場合の
ブロック図である。図において、ブロック間をつなぐラ
インのうち、実線のラインは音声信号やメッセージコー
ドを伝送するものを示し、破線のラインは制御信号を伝
送するものを示す。
メッセージ入力部1は、キーボードやマイクロフォン
などによって構成され、曲名や曲の長さや曲の解説など
のユーザーメッセージMUを入力するためのものである。
このメッセージ入力部1の次段にコード化制御部2が接
続されており、このコード化制御部2によって制御され
る低域周波数帯の例えば30Hzの正弦波発生部3および60
Hzのハイパスフィルタ4が設けられ、これらコード化制
御部2と正弦波発生部3とハイパスフィルタ4とでコー
ド化部5が構成されている。
コード化部5において、コード化制御部2は、メッセ
ージ入力部1からユーザーメッセージMUを入力すると、
まず、60Hzのハイパスフィルタ4をアクティブにして音
響ソースからのソース音声信号SSから60Hz以下の周波数
成分をカットする制御を行い、その状態で、入力したユ
ーザーメッセージMUが示す“0",“1"の2値データに従
って、正弦波発生部3に対し、そこで発生した正弦波の
出力を許可したり禁止したりする制御を行って、ユーザ
ーメッセージMUをメッセージコードMCに符号化するよう
に構成されている。
より詳しくは、例えば第2図に示すように、メッセー
ジコードMCにおけるヘッダ部Hを3サイクル分の連続し
た正弦波で表すとともに、“0"を1サイクル分の空白部
と1サイクル分の正弦波とで表し、“1"を2サイクル分
の空白部と1サイクル分の正弦波とで表し、エンド部E
を5サイクル分の連続した正弦波で表すといった具合で
ある。
正弦波発生部3として周波数が30Hzのものを用いるの
は、メッセージコードMCをソース音声信号SSに多重化し
てもソース音声信号SSにあまり影響を与えないですむか
らである。そして、60Hzのハイパスフィルタ4を用いて
ソース音声信号SSの60Hz以下の周波数成分をカットする
のは、30Hzの正弦波で表されるメッセージコードMCがソ
ース音声信号SSにおける30Hz付近の周波数成分によって
ノイズ妨害を受けるのを避けるためである。
コード化制御部2は、ユーザーメッセージMUの入力が
ないとき、およびエンド部Eを出力した後には、60Hzの
ハイパスフィルタ4をインアクティブにする。このとき
は、ソース音声信号SSのすべての周波数成分がハイパス
フィルタ4をそのままスルーする。
多重化部6は、正弦波発生部3から入力したメッセー
ジコードMCと、ハイパスフィルタ4から入力した60Hz以
下の周波数成分がカットされたソース音声信号SSとを多
重化(スーパーインポーズ)して多重化信号SSUPとする
ものである。多重化部6の次段に増幅部7が接続され、
さらにその次段に多重化信号SSUPを記録媒体である磁気
テープ9に記録するための記録部8(録音ヘッド)が接
続されている。
再生入力部10(再生ヘッド)は、磁気テープ9からそ
れに記録されている多重化信号SSUPをピックアップする
もので、その次段に60Hzのローパスフィルタ11と、60Hz
のハイパスフィルタ12とが並列的に接続されている。60
Hzのローパスフィルタ11は、多重化信号SSUPからメッセ
ージコードMCのみを分離してスルーさせるものであり、
60Hzのハイパスフィルタ12は、多重化信号SSUPからソー
ス音声信号SSのみを分離してスルーさせるものであり、
これらローパスフィルタ11とハイパスフィルタ12とで分
離部13が構成されている。
ローパスフィルタ11の次段に、メッセージコードMC
解読するコード解読部14が接続され、コード解読部14で
解読されたユーザーメッセージデータMDは、メッセージ
データ記憶部15の構成要素であるRAM15aに記憶されるよ
うになっている。メッセージデータ記憶部15の他の構成
要素であるROM15bには、再生,早送り,巻き戻し,停
止,音量調整などの各種の操作に対応した操作メッセー
ジデータODが恒常的に記憶されている。この操作メッセ
ージデータODは、製造段階で予め書き込まれたものであ
る。
制御部16は、ハイパスフィルタ12,コード解読部14,メ
ッセージデータ記憶部15,音声信号生成部17および混合
部18を制御するものである。混合部18の2つの入力端に
は60Hzのハイパスフィルタ12と音声信号生成部17とが接
続され、出力端には増幅部19が接続され、増幅部19の出
力端子に対して音声出力部20(ヘッドホン)が接続分離
自在となっている。
制御部16は、コード解読部14からユーザーメッセージ
データMDのヘッダ部Hを検出したことを示す信号を受け
たときに、コード解読部14およびメッセージデータ記憶
部15を制御し、コード解読部14が解読したユーザーメッ
セージデータMDをメッセージデータ記憶部15に書き込ま
せるとともに、60Hzのハイパスフィルタ12をアクティブ
にして、多重化信号SSUPのうちのメッセージコードMC
ハイパスフィルタ12をスルーすることを禁止する。
制御部16は、また、コード解読部14からメッセージコ
ードMCのエンド部Eの書き込みが終了したことを示す信
号を受けたときに、コード解読部14およびメッセージデ
ータ記憶部15に対する制御を終了するとともに、60Hzの
ハイパスフィルタ12をインアクティブにして60Hz以下の
周波数成分を含めてソース音声信号SSのすべての周波数
成分をスルーさせることにより、ソース音声信号SSの不
必要な音質劣化を回避するようになっている。
制御部16は、さらに、ワイヤレスまたはワイヤードの
リモートコントローラ21からの操作指令を受けたとき
に、メッセージデータ記憶部15,音声信号生成部17およ
び混合部18を制御し、メッセージデータ記憶部15からメ
ッセージデータMD,ODを読み出して音声信号生成部17に
転送し、音声信号生成部17においてメッセージデータM
D,ODからメッセージ音声信号SMDを生成させ、混合部18
においてメッセージ音声信号SMDとハイパスフィルタ12
をそのままスルーしてきたソース音声信号SSとを混合さ
せ、その混合音声信号SMIXを増幅部19に出力させるよう
になっている。
メッセージ入力部1,コード化制御部2,正弦波発生部3,
ハイパスフィルタ4,多重化部6,増幅部7および記録部8
によってメッセージ記録装置Aが構成され、再生入力部
10,ローパスフィルタ11,ハイパスフィルタ12,コード解
読部14,メッセージデータ記憶部15,制御部16,音声信号
生成部17,混合部18,増幅部19によってヘッドホンステレ
オ本体Bが構成されている。このように、メッセージ記
録装置Aとヘッドホンステレオ本体Bとを分離し、両者
を磁気テープ9を介して関係付けるようにしたのは、ヘ
ッドホンステレオ本体Bおよびそれに付属の音声出力部
20(ヘッドホン)とリモートコントローラ21との携帯を
軽量化するためである。
次に、この実施例の動作を説明する。
[1]メッセージ記録 メッセージ記録装置Aに磁気テープ9をセットし、音
響ソースからソース音声信号SSを入力しながら、メッセ
ージ入力部1において曲名や曲の長さや曲の解説などの
ユーザーメッセージMUを入力する。コード化部5におけ
るコード化制御部2は、ユーザーメッセージMUの入力開
始に伴って、60Hzのハイパスフィルタ4をアクティブに
する。これによって、ソース音声信号SSから60Hz以下の
周波数成分がカットされ、30HzのメッセージコードMC
多重するための周波数領域をソース音声信号SSにおいて
確保する。
そして、コード化制御部2は、30Hzの正弦波発生部3
を制御して、第2図に示したように、入力したユーザー
メッセージMUからメッセージコードMCを生成させる。こ
のメッセージコードMCとハイパスフィルタ4を通過した
ソース音声信号SSとが多重化部6において多重され、多
重化信号SSUPが生成される。ソース音声信号SSから60Hz
以下の周波数成分がカットされているから、多重化信号
SSUPにおけるメッセージコードMCは、ソース音声信号SS
からのノイズ妨害を受けない。
多重化信号SSUPは増幅部7によって増幅された後、記
録部8(録音ヘッド)を介して磁気テープ9に記録され
る。コード制御部2は、エンド部Eを出力した後にハイ
パスフィルタ4をインアクティブにする。その後は、60
Hz以下の周波数成分を含むソース音声信号SSのみが磁気
テープ9に記録される。
以上のようにして、ソース音声信号SSとメッセージコ
ードMCとを多重化した状態で記録した磁気テープ9が作
られ、準備が整う。
[2]メッセージコードMCの解読および記憶 多重化信号SSUPを記録した磁気テープ9をヘッドホン
ステレオ本体Bにセットする。リモートコントローラ21
における再生ボタンを操作すると、再生入力部10(再生
ヘッド)が磁気テープ9に記録されている多重化信号S
SUPをピックアップする。分離部13における60Hzのロー
パスフィルタ11は、多重化信号SSUPのうちメッセージコ
ードMCのみをスルーさせてコード解読部14に出力する一
方、60Hzのハイパスフィルタ12は、多重化信号SSUPのう
ちソース音声信号SSのみをスルーさせて混合部18に出力
する。
コード解読部14は、メッセージコードMCのヘッダ部H
を検出し、その検出信号を制御部16に出力する。制御部
16は、その検出信号を入力すると、60Hzのハイパスフィ
ルタ12をアクティブにしてメッセージコードMCがハイパ
スフィルタ12をスルーするのを禁止するとともに、コー
ド解読部14とメッセージデータ記憶部15におけるRAM15a
を制御し、コード解読部14がメッセージコードMCを解読
して生成したユーザーメッセージデータMDをRAM15aに書
き込む。
コード解読部14は、メッセージコードMCのエンド部E
の書き込みが終了すると、終了信号を制御部16に出力す
る。制御部16は、その終了信号を入力すると、コード解
読部14,RAM15aに対する制御を終了するとともに、ハイ
パスフィルタ12をアクティブにする。これによって、ソ
ース音声信号SSは、60Hz以下の周波数成分を含めてすべ
ての周波数成分がハイパスフィルタ12をスルーすること
になり、混合部18から増幅部19を経て音声出力部20(ヘ
ッドホン)からソース音声が出力される。
[3]ユーザーメッセージの音声出力 リモートコントローラ21においてメッセージコールボ
タンを操作すると、メッセージコール指令が制御部16に
与えられる。これによって制御部16は、メッセージデー
タ記憶部15におけるRAM15aと音声信号生成部17を制御す
る。なお、この場合は、60Hzのハイパスフィルタ12に対
する制御は行わず、ハイパスフィルタ12はインアクティ
ブとなっている。
制御部16は、RAM15aからユーザーメッセージデータMD
を読み出して音声信号生成部17に転送し、音声信号生成
部17においてユーザーメッセージデータMDに対応したメ
ッセージ音声信号SMDを生成し、これを混合部18に出力
する。このメッセージ音声信号SMDの周波数は30Hzでは
なく、聴覚によって聞きやすい適当な周波数である。
混合部18において、ハイパスフィルタ12からの全周波
数成分のソース音声信号SSとユーザーメッセージに係る
メッセージ音声信号SMDとが混合(多重)され、その混
合音声信号SMIXが増幅部19によって増幅された後、音声
出力部20(ヘッドホン)から音声出力される。これによ
って、ユーザーは、曲名や曲の長さや曲の解説などのユ
ーザーメッセージMUを聴覚を通じて知ることができる。
したがって、ユーザーメッセージMUの伝達のために液晶
表示部などの表示手段は必要としない。
なお、この場合は、ユーザーメッセージMUの音声がソ
ース音声とともに出力されるが、メッセージコールボタ
ンを操作した場合に、磁気テープ9の走行をポーズ状態
にし、ユーザーメッセージMUの音声出力が終了したとき
に磁気テープ9の走行を再開するように構成してもよ
い。この場合は、ソース音声は出力されずユーザーメッ
セージMUの音声のみの出力となる。
また、メッセージコールボタンを操作したときに限っ
てユーザーメッセージMUの音声が出力されたが、これに
代えて、再生中において、磁気テープ9からメッセージ
コードMCがピックアップされたときは、必ず自動的にユ
ーザーメッセージMUの音声を出力するように構成しても
よい。
[4]操作メッセージの音声出力 リモートコントローラ21において再生,早送り,巻き
戻し,停止,音量調整などの操作ボタンを押すと、制御
部16は、その操作指令を受け取って、指令された動作を
行うとともに、メッセージデータ記憶部15におけるROM1
5bと音声合成部17を制御する。すなわち、ROM15bから操
作指令に対応した操作メッセージデータODを読み出して
音声信号生成部17に転送し、音声信号生成部17において
操作メッセージデータODに対応したメッセージ音声信号
SODを生成し、これを混合部18に出力する。
混合部18において、ハイパスフィルタ12からの全周波
数成分のソース音声信号SSと操作メッセージに係るメッ
セージ音声信号SODとが混合(多重)され、その混合音
声信号SMIXが増幅部19を介して音声出力部20(ヘッドホ
ン)から音声出力される。これによって、ユーザーは、
操作メッセージを聴覚を通じて知ることができ、ヘッド
ホンステレオ本体Bが受け取った操作指令がユーザーの
意図する通りのものであったかどうかを容易に確認する
ことができる。
例えば、早送り操作をしたきに、『早送りします』等
の音声による操作メッセージが出力されれば、意図した
通りの操作であったと確認でき、また、『巻き戻ししま
す』等の音声による操作メッセージが出力されれば、意
図に反したミス操作であったことを確認でき、直ちに操
作のし直しをすることができる。
なお、上記実施例ではメッセージ記録装置Aにおいて
メッセージコードMCを低域周波数(30Hz)で生成した
が、ソース音声信号SSにあまり影響を与えない高域周波
数で生成してもよい。また、無録音部分に対してメッセ
ージコードMCを多重してもよい。
<考案の効果> 本考案によれば、次の効果が発揮される。
ユーザーメッセージをソース音声信号と一体にして記
録媒体に記録しておき、再生時にはユーザーメッセージ
データをメッセージデータ記憶部に記憶させ、ユーザー
メッセージ出力の操作に基づいて、または再生操作に連
動してユーザーメッセージデータを音声合成し、その合
成音声を出力することでユーザーに聴覚を通じてユーザ
ーメッセージを知らせることができる。すなわち、表示
部を必要とせずにユーザーメッセージを伝えることがで
きる。
また、ユーザーによる種々の操作に従って、その操作
に対応した操作メッセージを音声のかたちでユーザーに
知らせることができ、果たしてユーザーが意図したとお
りの操作が行われたかどうかの確認を容易に行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の一実施例に係り、第1図
は本考案の一実施例に係る音響機器における情報伝達シ
ステムをヘッドホンステレオに適用した場合のブロック
図、第2図はメッセージコードのフォーマットである。 1……メッセージ入力部、5……コード化部、6……多
重化部、8……記録部、9……磁気テープ(記録媒
体)、13……分離部、14……コード解読部、15……メッ
セージデータ記憶部、15a……ユーザーメッセージデー
タを記憶するRAM、15b……操作メッセージデータを記憶
しているROM、16……制御部、17……音声信号生成部、1
8……混合部、20……音声出力部(ヘッドホン)、21…
…リモートコントローラ、MU……ユーザーメッセージ、
MC……メッセージコード、MD……ユーザーメッセージデ
ータ、OD……操作メッセージデータ、SS……ソース音声
信号、SSUP……多重化信号、SMD……ユーザーメッセー
ジに係る合成音声信号、SOD……操作メッセージに係る
メッセージ音声信号、SMIX……混合音声信号。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】メッセージ入力部と、入力されたユーザー
    メッセージを正弦波信号を用いて符号化するコード化部
    と、音響ソースから入力したソース音声信号と前記のメ
    ッセージコードとを多重化する多重化部と、この多重化
    信号を記録媒体に記録する記録部と、記録媒体よりピッ
    クアップした多重化信号からメッセージコードとソース
    音声信号とを分離する分離部と、分離されたメッセージ
    コードを解読するコード解読部と、各種操作に対応した
    操作メッセージデータを恒常的に記憶しているとともに
    前記コード解読部によって解読されたユーザーメッセー
    ジデータを記憶するメッセージデータ記憶部と、このメ
    ッセージデータ記憶部からメッセージデータを読み出す
    制御部と、読み出されたメッセージデータからメッセー
    ジ音声信号を生成する音声信号生成部と、前記分離部に
    よって分離されたソース音声信号とメッセージ音声信号
    とを混合する混合部と、その混合音声信号を音声に変換
    して出力する音声出力部とを備え、 前記制御部は、各種操作に応じて、対応する前記操作メ
    ッセージデータを読み出すことを特徴とする音響機器に
    おける情報伝達システム。
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