JPH09189829A - 多心光コネクタの組立方法 - Google Patents
多心光コネクタの組立方法Info
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- JPH09189829A JPH09189829A JP1834996A JP1834996A JPH09189829A JP H09189829 A JPH09189829 A JP H09189829A JP 1834996 A JP1834996 A JP 1834996A JP 1834996 A JP1834996 A JP 1834996A JP H09189829 A JPH09189829 A JP H09189829A
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Abstract
イバをフェルールに接着し、固定する(接着剤の硬化を
待つ)のに時間がかかり、これが組み立て時間を長くす
る原因の一つになっている。 【解決手段】 フェルール20のファイバ穴24の中
に、光ファイバ12を挿入し、その先端をフェルール2
0の前端面200と一致させておいて、低粘度の瞬間接
着剤34をファイバ穴24の内側開口240付近に供給
し、毛細管現象によりファイバ穴24と光ファイバ12
との間の隙間のほぼ全体に広がらせ、光ファイバを早期
に固定する。その後、フェルール20内の残りの隙間
に、熱硬化性又は紫外線硬化性接着剤36を充填して、
耐環境特性の信頼性を一層向上させる。
Description
ネクタ等の多心光コネクタの無研磨組立方法に関するも
のである。
一つとして、樹脂成形された角型のMTコネクタがあ
り、実用化されている。 [従来のMTコネクタ用フェルール]一例を、図2
(a)(b)に示した。20はフェルールの全体、22
は心線挿入穴、24はファイバ穴(太さ誇張してあり、
実際はもっと細い)、26は接着剤注入用の窓、28は
ガイドピン穴である。なお、10はテープ心線全体、1
2は光ファイバを示す。
タの問題点の一つである組立時間の短縮を目的とした無
研磨組立方式が提案されている。これは、図2(c)の
ように、カッティングした後に端面を研磨した光ファイ
バ12を、研磨された前端面200を持つフェルール2
0内に挿入し、フェルール前端面200に光ファイバ端
面が揃う位置で、光ファイバを接着剤30により固定す
る方法である。接着剤30には、通常、熱硬化型エポキ
シ系樹脂が用いられる。
いため、接着剤30はファイバ穴24の内側開口部24
0付近から先は充填困難で、ファイバ穴24の中に接着
剤30が入っていない部分ができる。ファイバ穴24の
中に接着剤30が入っていないと、光コネクタの耐環境
信頼性(高温特性、低温特性、ヒートサイクル特性、高
湿特性等)やハンドリング特性等が十分でなくなる。
フェルール20の端面側から吸引することは、以前から
行われているが、これを行うと、接着剤30が端面に付
着し、研磨が必要になる。
を充填しておくことも、従来公知であるが、この場合
も、接着剤30が挿入された光ファイバ12に押し出さ
れて端面に付着し、研磨が必要になる。
うに、フェルール20のファイバ穴24の中に光ファイ
バ12を挿入した後、低粘度接着剤32をファイバ穴2
4の内側開口240付近に供給し、低粘度接着剤32
が、毛細管現象によりファイバ穴24と光ファイバ12
との間の隙間に広がるようにする。
に、フェルール20のファイバ穴24の中に光ファイバ
12を挿入した後、低粘度の瞬間接着剤34をファイバ
穴24の内側開口240付近に供給し、毛細管現象によ
りファイバ穴24と光ファイバ12との間の隙間に広が
らせ、その後、フェルール20内の残りの隙間に、熱硬
化性又は光硬化性特に紫外線硬化性接着剤36を充填し
て、窓26を封止する。
てファイバ穴24内に充満することにより、光ファイバ
がファイバ穴に接着固定されるから、フェルールの耐環
境特性やハンドリング特性が良くなる。
のように、ファイバ穴24内にほぼ充満すると共に、フ
ァイバ穴24内における光ファイバ12の位置が早期に
固定される。そのため、特に低粘度の瞬間接着剤を用い
れば、その後フェルール20内に充填した熱硬化型又は
そ光硬化性特に紫外線硬化型接着剤36の完全硬化を待
たず組立完了と見なすこともでき、高速組立が可能にな
る。また、熱硬化性又は光硬化性特に紫外線硬化性接着
剤36により、フェルール20の耐環境特性がさらに良
くなる。
ルール20の前端面200と光ファイバ12の先端を一
致させておいて、低粘度の接着剤34、特に瞬間接着剤
をファイバ穴24の内側開口部240付近に供給し、毛
細管現象によりファイバ穴24内の隙間のほぼ全体に入
り込ませる。低粘度の瞬間接着剤34に、シアノ系,ア
クリル系の、粘度200c.p.s以下(200〜1c.p.s)のもの
を用いると、ほぼファイバ穴24内充填することができ
る。
と、低粘度の接着剤34が充填されずに残るファイバ穴
24の部分を少なくすることができる。
バ12は短時間で固定されるので、その後直ちに、熱硬
化性又は光硬化型特に紫外線硬化性接着剤36を窓26
から注入し、フェルール20内に充満させる。(図1
(c)(d))。熱硬化性又は光硬化型特に紫外線硬化
性接着剤36には、エポキシ系,シリコン系接着剤を用
い、熱又は可視光又は紫外線の照射により硬化させる。
る熱硬化性光硬化性樹脂よりも硬化時間が速いという意
味で用いられる。
て説明してきたが、低粘度の接着剤、特に瞬間接着剤に
より光ファイバ12を固定した後は、熱硬化性又は光硬
化性特に紫外線硬化性接着剤36の完全硬化を待たず
に、フェルール20の前端面200の研磨も可能であ
る。そのため、通常のMTコネクタ(多心のみならず単
心型にも)の組立にも適用可能である。
32をほぼ充満させることにより、耐環境特性、ハンド
リング特性等の信頼性が向上する。 低粘度の接着剤特に瞬間接着剤と熱硬化性又は光硬
化性特に紫外線硬化性接着剤の使用により、光コネクタ
の耐環境特性がより一層向上し、かつ高速に組み立てる
ことができる。
説明図、(b)〜(d)は本発明の請求項2にかかる実
施形態の説明図。
(従来技術と本発明に共通)、(c)と(d)はそれぞ
れ異なる従来技術の説明図。
Claims (3)
- 【請求項1】 フェルールのファイバ穴の中に光ファイ
バを挿入した後、低粘度接着剤を前記ファイバ穴の内側
開口付近に供給し、当該低粘度接着剤が、毛細管現象に
より前記ファイバ穴と前記光ファイバとの間の隙間に広
がるようにすることを特徴とする、多心光コネクタの組
立方法。 - 【請求項2】 フェルールのファイバ穴の中に光ファイ
バを挿入した後、低粘度の瞬間接着剤を、前記ファイバ
穴の内側開口付近に供給し、毛細管現象により前記ファ
イバ穴と前記光ファイバとの間の隙間に広がらせ、その
後、前記フェルール内の残りの隙間に、熱硬化性又は光
硬化性接着剤を充填することを特徴とする、多心光コネ
クタの組立方法。 - 【請求項3】 請求項1又は2において、低粘度接着剤
が瞬間接着剤であることを特徴とする、多心光コネクタ
の組立方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01834996A JP3778982B2 (ja) | 1996-01-09 | 1996-01-09 | 多心光コネクタの組立方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01834996A JP3778982B2 (ja) | 1996-01-09 | 1996-01-09 | 多心光コネクタの組立方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09189829A true JPH09189829A (ja) | 1997-07-22 |
JP3778982B2 JP3778982B2 (ja) | 2006-05-24 |
Family
ID=11969204
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01834996A Expired - Lifetime JP3778982B2 (ja) | 1996-01-09 | 1996-01-09 | 多心光コネクタの組立方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3778982B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007121503A (ja) * | 2005-10-26 | 2007-05-17 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 光ファイバの接続方法 |
JPWO2016136484A1 (ja) * | 2015-02-24 | 2017-11-30 | 株式会社フジクラ | 光ファイバ付きフェルール、及び、光ファイバ付きフェルールの製造方法 |
-
1996
- 1996-01-09 JP JP01834996A patent/JP3778982B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007121503A (ja) * | 2005-10-26 | 2007-05-17 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 光ファイバの接続方法 |
JPWO2016136484A1 (ja) * | 2015-02-24 | 2017-11-30 | 株式会社フジクラ | 光ファイバ付きフェルール、及び、光ファイバ付きフェルールの製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3778982B2 (ja) | 2006-05-24 |
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