JP2003021749A - 光コネクタ組立用高速硬化接着剤及びこれを用いた光コネクタ高速組立方法 - Google Patents
光コネクタ組立用高速硬化接着剤及びこれを用いた光コネクタ高速組立方法Info
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- JP2003021749A JP2003021749A JP2001209066A JP2001209066A JP2003021749A JP 2003021749 A JP2003021749 A JP 2003021749A JP 2001209066 A JP2001209066 A JP 2001209066A JP 2001209066 A JP2001209066 A JP 2001209066A JP 2003021749 A JP2003021749 A JP 2003021749A
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- adhesive
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- ferrule
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高速組立方法で作成した光コネクタの信頼性
を高めるものである。 【解決手段】 端部を被覆除去し、先端12cを高精度
に切断した光ファイバテープ12を、前記光ファイバテ
ープ12の設置と接着剤の充填を目的とした空洞部11
4を有するフェルール11内部に、前記光ファイバの先
端112と前記フェルール113の端面を同一平面上に
揃えてセットし、前記空洞部114に高速硬化接着剤4
を充填させ高速に硬化させることによって、前記光ファ
イバテープ12を前記フェルール11内部に高精度に固
定して組み立てられる光コネクタプラグ1において、組
み立てられた光コネクタプラグ1の外部環境による性能
劣化を防ぐことを目的として、前記接着剤4にフィラ4
2などの充填剤を混入したものである。
を高めるものである。 【解決手段】 端部を被覆除去し、先端12cを高精度
に切断した光ファイバテープ12を、前記光ファイバテ
ープ12の設置と接着剤の充填を目的とした空洞部11
4を有するフェルール11内部に、前記光ファイバの先
端112と前記フェルール113の端面を同一平面上に
揃えてセットし、前記空洞部114に高速硬化接着剤4
を充填させ高速に硬化させることによって、前記光ファ
イバテープ12を前記フェルール11内部に高精度に固
定して組み立てられる光コネクタプラグ1において、組
み立てられた光コネクタプラグ1の外部環境による性能
劣化を防ぐことを目的として、前記接着剤4にフィラ4
2などの充填剤を混入したものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、単心及び多心光フ
ァイバを簡単な操作で接続、切り放しができる光コネク
タを組立てる際の高速硬化型の接着剤及びこれを用いた
光コネクタの高速組立方法に関する。
ァイバを簡単な操作で接続、切り放しができる光コネク
タを組立てる際の高速硬化型の接着剤及びこれを用いた
光コネクタの高速組立方法に関する。
【0002】
【従来の技術】光通信システムには種々の光コネクタが
用いられる。これまでに、多心の光ファイバテープを簡
単に接続、切り放しができるMT形コネクタや、プッシ
ュ・プル操作で簡単に接続、切り放しができるMPO形
コネクタなどが実用化されている。両コネクタともに光
ファイバの接続部にはMTフェルールを用いている。
用いられる。これまでに、多心の光ファイバテープを簡
単に接続、切り放しができるMT形コネクタや、プッシ
ュ・プル操作で簡単に接続、切り放しができるMPO形
コネクタなどが実用化されている。両コネクタともに光
ファイバの接続部にはMTフェルールを用いている。
【0003】MTフェルールを用いた光コネクタはガイ
ドピンにより、接続する光ファイバ同士を簡単に位置合
わせする構造をとっており、その簡易性、重量、コスト
の面から大変有用な技術といえる。図6は従来のMTコ
ネクタの斜視図である。MTコネクタは、MT(多心
光)コネクタプラグ1、嵌合ピン2、及びクランプスプ
リング3より構成される。多心光コネクタプラグ1はフ
ェルール11、光ファイバテープ12、フーツ部13よ
り構成される。これらの部品は接着剤10により固定さ
れる。
ドピンにより、接続する光ファイバ同士を簡単に位置合
わせする構造をとっており、その簡易性、重量、コスト
の面から大変有用な技術といえる。図6は従来のMTコ
ネクタの斜視図である。MTコネクタは、MT(多心
光)コネクタプラグ1、嵌合ピン2、及びクランプスプ
リング3より構成される。多心光コネクタプラグ1はフ
ェルール11、光ファイバテープ12、フーツ部13よ
り構成される。これらの部品は接着剤10により固定さ
れる。
【0004】フェルール11の端面には光ファイバ先端
12cが設置されている。多心光コネクタプラグ1同士
は、フェルールに設けられた嵌合ピン穴112に挿入さ
れた嵌合ピン2によって配列され、クランプスプリング
3で締結される構造となっている。これにより、多心光
ファイバ端面同士の接続が実現される。
12cが設置されている。多心光コネクタプラグ1同士
は、フェルールに設けられた嵌合ピン穴112に挿入さ
れた嵌合ピン2によって配列され、クランプスプリング
3で締結される構造となっている。これにより、多心光
ファイバ端面同士の接続が実現される。
【0005】従来の多心光コネクタプラグ1の組立方法
の概略を図7に示す。図7に示すように、先ず、光ファ
イバ熱硬化性接着剤の主剤と硬化剤を十分撹絆し、接着
剤10をつくり、その接着剤少量をフェルール窓114
に滴下する。次に、フェルール11のファイバ穴111
に先端を被覆除去した多心光ファイバテープ12を心線
挿入工具を用いて挿入する。心線挿入後、多心光ファイ
バテープ12を数mm引き戻し、折れていないか確認し
た後、再度これを挿入する。
の概略を図7に示す。図7に示すように、先ず、光ファ
イバ熱硬化性接着剤の主剤と硬化剤を十分撹絆し、接着
剤10をつくり、その接着剤少量をフェルール窓114
に滴下する。次に、フェルール11のファイバ穴111
に先端を被覆除去した多心光ファイバテープ12を心線
挿入工具を用いて挿入する。心線挿入後、多心光ファイ
バテープ12を数mm引き戻し、折れていないか確認し
た後、再度これを挿入する。
【0006】引き続き、フェルール11と多心光ファイ
バテープ12の接着固定の為に、フェルール窓部114
に接着剤を滴下する。これらを心線挿入工具ごとコネク
タ加熱器にセットし、フェルール11内に充填された接
着剤を10分以上加熱し硬化させる。接着剤の加熱硬化
後、フェルール端面113より突き出ている光ファイバ
をガラス切りにより接着剤との境界で切断した後、フェ
ルール端面113を研磨することによりコネクタが完成
する。
バテープ12の接着固定の為に、フェルール窓部114
に接着剤を滴下する。これらを心線挿入工具ごとコネク
タ加熱器にセットし、フェルール11内に充填された接
着剤を10分以上加熱し硬化させる。接着剤の加熱硬化
後、フェルール端面113より突き出ている光ファイバ
をガラス切りにより接着剤との境界で切断した後、フェ
ルール端面113を研磨することによりコネクタが完成
する。
【0007】しかし、上記の方法ではコネクタの組立行
程において研磨、加熱を行わなければいけないことから
組立に手間と時間がかかるという欠点が存在した。最
近、これらの欠点を改良したMTコネクタの組立方法
(以下、高速組立方法と言う)及び組立工具が提案され
ている。
程において研磨、加熱を行わなければいけないことから
組立に手間と時間がかかるという欠点が存在した。最
近、これらの欠点を改良したMTコネクタの組立方法
(以下、高速組立方法と言う)及び組立工具が提案され
ている。
【0008】この高速組立方法は、その概略図を図8に
示すように、端面113を予め研磨したフェルール11
を用いるものである。即ち、フェルール11に先端部を
被覆除去し高精度にカットした光ファイバテープ12を
挿入した後、ダミーフェルール14を用いてコネクタの
端面113に、光ファイバ12aのカット面12dを揃
える。
示すように、端面113を予め研磨したフェルール11
を用いるものである。即ち、フェルール11に先端部を
被覆除去し高精度にカットした光ファイバテープ12を
挿入した後、ダミーフェルール14を用いてコネクタの
端面113に、光ファイバ12aのカット面12dを揃
える。
【0009】更にフェルール窓114から常温で高速硬
化が可能な接着剤(2−シアノアクリル酸エステル系瞬
間接着剤、エポキシ系短時間硬化接着剤、アクリル系短
時間硬化接着剤、UV硬化接着剤、可視光硬化接着剤)
20を滴下することにより、フェルール11と光ファイ
バテープ12とブーツ13を固定する。
化が可能な接着剤(2−シアノアクリル酸エステル系瞬
間接着剤、エポキシ系短時間硬化接着剤、アクリル系短
時間硬化接着剤、UV硬化接着剤、可視光硬化接着剤)
20を滴下することにより、フェルール11と光ファイ
バテープ12とブーツ13を固定する。
【0010】完成したMTコネクタの上面図を図9に、
その縦断面図を図10に示す。この方法では、組立時に
研磨行程を省略することができ、更に、加熱行程を省略
することが可能になり、組立方法と組立工具を大幅に簡
略化することが可能となる。
その縦断面図を図10に示す。この方法では、組立時に
研磨行程を省略することができ、更に、加熱行程を省略
することが可能になり、組立方法と組立工具を大幅に簡
略化することが可能となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来のMTコ
ネクタ組立方法では、加熱行程が必要であり、組立時間
が長くなるという欠点が存在した。また、高速硬化が可
能な接着剤を用いた組立方法では、従来のMTコネクタ
の組立方法の欠点は改良されるが、組み立てられた光コ
ネクタの信頼性を確保することが難しかった。
ネクタ組立方法では、加熱行程が必要であり、組立時間
が長くなるという欠点が存在した。また、高速硬化が可
能な接着剤を用いた組立方法では、従来のMTコネクタ
の組立方法の欠点は改良されるが、組み立てられた光コ
ネクタの信頼性を確保することが難しかった。
【0012】これは、例えば、MTコネクタの場合、フ
ェルール窓部114を例にとって考えると、図11に示
すように、高速硬化型の接着剤においては、硬化時や環
境温度変化により発生する接着剤の収縮・ひずみ(図中
矢印B)による内部応力の発生が被接着物品との接着力
(図中矢印A)により大きくなるため、あるいは接着界
面に水分が浸入して接着強度を低下させるため、接着剤
の剥離が生じてしまうためである。
ェルール窓部114を例にとって考えると、図11に示
すように、高速硬化型の接着剤においては、硬化時や環
境温度変化により発生する接着剤の収縮・ひずみ(図中
矢印B)による内部応力の発生が被接着物品との接着力
(図中矢印A)により大きくなるため、あるいは接着界
面に水分が浸入して接着強度を低下させるため、接着剤
の剥離が生じてしまうためである。
【0013】また、高速接着剤を用いた組立方法では、
接着剤がコネクタフェルールの内部、特に光ファイバの
直径が125μm程度なのに対し、直径が250μm程
度の光ファイバガイド部116には、十分に浸透しない
という問題点も存在した。本発明は、これらの問題点を
解決するためのものであり、高速組立方法で作成した光
コネクタの信頼性を高めるものである。
接着剤がコネクタフェルールの内部、特に光ファイバの
直径が125μm程度なのに対し、直径が250μm程
度の光ファイバガイド部116には、十分に浸透しない
という問題点も存在した。本発明は、これらの問題点を
解決するためのものであり、高速組立方法で作成した光
コネクタの信頼性を高めるものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明はMTコネクタを
短時間で組み立てる為、従来の加熱、研磨行程を削除
し、高速で硬化する接着剤を用いた組立方法を用い、か
つ、ここで組立られたMTコネクタの信頼性を高める為
に、高速硬化型の接着剤に特定のフィラを混入し、耐環
境特性にも優れた光コネクタを作成するものである。
短時間で組み立てる為、従来の加熱、研磨行程を削除
し、高速で硬化する接着剤を用いた組立方法を用い、か
つ、ここで組立られたMTコネクタの信頼性を高める為
に、高速硬化型の接着剤に特定のフィラを混入し、耐環
境特性にも優れた光コネクタを作成するものである。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図1乃至図
5に示す。図1は本発明で用いる接着剤の概略図であ
る。本接着剤4は、接着剤樹脂41にフィラ42が混入
されて作製される。接着剤樹脂41は、本発明の組立方
法では、高速に常温で硬化する接着剤、例えばシアノア
クリレート系樹脂などを用いる。
5に示す。図1は本発明で用いる接着剤の概略図であ
る。本接着剤4は、接着剤樹脂41にフィラ42が混入
されて作製される。接着剤樹脂41は、本発明の組立方
法では、高速に常温で硬化する接着剤、例えばシアノア
クリレート系樹脂などを用いる。
【0016】本接着剤4を図2に示すようにフェルール
窓部114に滴下し、MTコネクタを組み立てる為、作
業性を考慮し、接着剤4の粘度を低くすることが必要で
ある。このため、請求項1,2に係る発明として、フィ
ラ42としては粒径の大きなもの、例えば、1〜数μm
程度(1〜200μm)の粒径のものを選択するのが好
ましい。粒径を1〜200μmとした理由は、1μm以
下では粘度がアップし、また、200μm以上は充填不
良となるためである。
窓部114に滴下し、MTコネクタを組み立てる為、作
業性を考慮し、接着剤4の粘度を低くすることが必要で
ある。このため、請求項1,2に係る発明として、フィ
ラ42としては粒径の大きなもの、例えば、1〜数μm
程度(1〜200μm)の粒径のものを選択するのが好
ましい。粒径を1〜200μmとした理由は、1μm以
下では粘度がアップし、また、200μm以上は充填不
良となるためである。
【0017】更に、組立後のMTコネクタの温度変化等
によるによる信頼性を高めるために、フィラ42とし
て、接着剤の硬化時や温度変化により発生する内部応力
を小さくするために、弾性率の比較的小さい(10+7〜
10+9dyn/cm2)フィラを選択する。例えば、フ
ィラとして柔らかいゴム状粒子(エチレン系エラストマ
など)を使用する。
によるによる信頼性を高めるために、フィラ42とし
て、接着剤の硬化時や温度変化により発生する内部応力
を小さくするために、弾性率の比較的小さい(10+7〜
10+9dyn/cm2)フィラを選択する。例えば、フ
ィラとして柔らかいゴム状粒子(エチレン系エラストマ
など)を使用する。
【0018】ここで、弾性率として、10+7〜10+9d
yn/cm2とする理由は、これより小さいと強度低く
なり、また、これより大きいと応力発生が大となるため
である。こうして選択されたフィラ42を混入した接着
剤4を用いて作製されたMTコネクタは外部の温度変化
に対して信頼性を保つことができる。
yn/cm2とする理由は、これより小さいと強度低く
なり、また、これより大きいと応力発生が大となるため
である。こうして選択されたフィラ42を混入した接着
剤4を用いて作製されたMTコネクタは外部の温度変化
に対して信頼性を保つことができる。
【0019】作製されたMTコネクタの概略図を図3に
示す。フェルール11、光ファイバテープ12、光ファ
イバ12aが接着剤4を介して固定されている。本発明
の接着剤4を用いて組み立てたMTコネクタにおいて
は、接着剤部4の温度変化による応力発生が小さいた
め、外界の温度が変化してもフェルール11、光ファイ
バテープ12、光ファイバ12aが接着剤部4と剥離す
る可能性は低くなる。これにより、コネクタ自身の信頼
性を高めることができる。
示す。フェルール11、光ファイバテープ12、光ファ
イバ12aが接着剤4を介して固定されている。本発明
の接着剤4を用いて組み立てたMTコネクタにおいて
は、接着剤部4の温度変化による応力発生が小さいた
め、外界の温度が変化してもフェルール11、光ファイ
バテープ12、光ファイバ12aが接着剤部4と剥離す
る可能性は低くなる。これにより、コネクタ自身の信頼
性を高めることができる。
【0020】しかしながら、(粒径のおおきな)フィラ
42を接着剤樹脂41に混入して作製された接着剤4を
コネクタの作製に用いた場合などは、図4に示すよう
に、光ファイバガイド部116に接着剤4が十分に充填
されないという危険性が存在する。
42を接着剤樹脂41に混入して作製された接着剤4を
コネクタの作製に用いた場合などは、図4に示すよう
に、光ファイバガイド部116に接着剤4が十分に充填
されないという危険性が存在する。
【0021】そこで、請求項3,4に係る発明によれ
ば、フィラ42として接着剤樹脂41とぬれにくい性質
のものを選択することによって、図5に示すように、接
着剤樹脂41のみが光ファイバガイド部116に浸透さ
せることが可能となる。これによって、光ファイバ12
a部の非接着部を先端の光ファイバ孔部(微細穴部)1
15の長さ1〜2mm程度に押さえることが可能なた
め、光コネクタの信頼性を高めることができる。
ば、フィラ42として接着剤樹脂41とぬれにくい性質
のものを選択することによって、図5に示すように、接
着剤樹脂41のみが光ファイバガイド部116に浸透さ
せることが可能となる。これによって、光ファイバ12
a部の非接着部を先端の光ファイバ孔部(微細穴部)1
15の長さ1〜2mm程度に押さえることが可能なた
め、光コネクタの信頼性を高めることができる。
【0022】このように説明したように、本発明は、単
心及び多心光ファイバ接続用の光コネクタを組立てる際
に短時間で組立できるよう高速硬化型の接着剤を用い、
また、この光コネクタの信頼性を高めるために、高速硬
化型の接着剤に特定のフィラを混入し、耐環境特性にも
優れた光コネクタを組立する方法であり、本発明によれ
ば、従来方法より短時間でMTコネクタが作成でき、か
つ外部環境の変化に対する信頼性の高いMTコネクタの
提供が可能となる。
心及び多心光ファイバ接続用の光コネクタを組立てる際
に短時間で組立できるよう高速硬化型の接着剤を用い、
また、この光コネクタの信頼性を高めるために、高速硬
化型の接着剤に特定のフィラを混入し、耐環境特性にも
優れた光コネクタを組立する方法であり、本発明によれ
ば、従来方法より短時間でMTコネクタが作成でき、か
つ外部環境の変化に対する信頼性の高いMTコネクタの
提供が可能となる。
【0023】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、従来のMTコネクタより短時間でMTコネクタ
を作製し、かつ外部環境の変化に対し、信頼性の高いM
Tコネクタが作成可能となる。
よれば、従来のMTコネクタより短時間でMTコネクタ
を作製し、かつ外部環境の変化に対し、信頼性の高いM
Tコネクタが作成可能となる。
【図1】本発明の接着剤の概略図である。
【図2】本発明のMTコネクタの組立の概略図である。
【図3】本発明のMTコネクタの組立後の概略図であ
る。
る。
【図4】MTコネクタの組立後の断面図である。
【図5】本発明のMTコネクタの組立後の断面図であ
る。
る。
【図6】従来のMTコネクタの斜視図である。
【図7】従来のMTコネクタの組立行程である。
【図8】新しく提案されているMTコネクタの組立行程
である。
である。
【図9】組立られたMTコネクタの上面図である。
【図10】組立られたMTコネクタの側面からの断面図
である。
である。
【図11】フェルールの窓からみた接着剤の上面図であ
る。
る。
1 MTコネクタプラグ
2 嵌合ピン
3 クランプスプリング
11 フェルール
111 ファイバ穴
112 嵌合ピン穴
113 フェルール端面
114 フェルール窓
115 微細孔部
116 光ファイバ設置部
12 光ファイバテープ
12a 光ファイバ心線部
12b 光ファイバテープ部
12c 光ファイバ先端
12d 光ファイバカット面
13 ブーツ部
14 ダミーフェルール
10 接着剤
20 高速硬化型接着剤
4 接着剤
41 接着剤樹脂
42 フィラ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 柴田 幸司
東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日
本電信電話株式会社内
(72)発明者 長沢 真二
東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日
本電信電話株式会社内
(72)発明者 村田 則夫
東京都新宿区西新宿二丁目1番1号 エ
ヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ株
式会社内
(72)発明者 村越 裕
東京都新宿区西新宿二丁目1番1号 エ
ヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ株
式会社内
Fターム(参考) 2H036 JA04 KA01 QA23 QA24 QA49
4J040 KA42 LA05 MB02 NA17 PA25
PA28
Claims (4)
- 【請求項1】 組み立てられた光コネクタプラグの外部
環境による性能劣化を防ぐことを目的として組立に用い
る高速硬化接着剤にフィラなどの充填剤を混入したこと
を特徴とする光コネクタ組立用高速硬化接着剤。 - 【請求項2】 端部を被覆除去し、光ファイバ先端を高
精度に切断した光ファイバテープを、前記光ファイバの
設置と接着剤の充填を目的とした空洞部を有するフェル
ール内部に、前記光ファイバの先端と前記フェルールの
端面を同一平面上に揃えてセットし、前記空洞部に高速
硬化接着剤を充填させ高速に硬化させることによって、
前記光ファイバを前記フェルール内部に高精度に固定し
て光コネクタプラグを組み立てる方法において、組み立
てられた光コネクタプラグの外部環境による性能劣化を
防ぐことを目的として前記接着剤にフィラなどの充填剤
を混入したことを特徴とする光コネクタ組立用高速硬化
接着剤を用いた光コネクタ高速組立方法。 - 【請求項3】 請求項1に記載の光コネクタ組立用高速
硬化接着剤において、フェルール内部の接着剤の充填を
目的とした空洞部に十分に接着剤が充填されることを目
的として、前記接着剤に混入するフィラとして、接着剤
の主剤である接着剤樹脂との関係がぬれにくい性質のも
のを用いることによって、接着剤樹脂とフィラが分離し
やすく、微細な空間にも前記接着剤が浸透し易いことを
特徴とする光コネクタ組立用高速硬化接着剤。 - 【請求項4】 請求項2に記載の光コネクタ組立用高速
硬化接着剤を用いた光コネクタ高速組立方法において、
前記フェルール内部の接着剤の充填を目的とした空洞部
に十分に接着剤が充填されることを目的として、前記接
着剤に混入するフィラとして、接着剤の主剤である接着
剤樹脂との関係がぬれにくい性質のものを用いることに
よって、接着剤樹脂とフィラが分離しやすく、微細な空
間にも前記接着剤が浸透し易いことを特徴とする光コネ
クタ組立用高速硬化接着剤を用いた光コネクタ高速組立
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001209066A JP2003021749A (ja) | 2001-07-10 | 2001-07-10 | 光コネクタ組立用高速硬化接着剤及びこれを用いた光コネクタ高速組立方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001209066A JP2003021749A (ja) | 2001-07-10 | 2001-07-10 | 光コネクタ組立用高速硬化接着剤及びこれを用いた光コネクタ高速組立方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003021749A true JP2003021749A (ja) | 2003-01-24 |
Family
ID=19044772
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001209066A Pending JP2003021749A (ja) | 2001-07-10 | 2001-07-10 | 光コネクタ組立用高速硬化接着剤及びこれを用いた光コネクタ高速組立方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003021749A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017187789A (ja) * | 2012-05-14 | 2017-10-12 | 古河電気工業株式会社 | 多心光コネクタ |
-
2001
- 2001-07-10 JP JP2001209066A patent/JP2003021749A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017187789A (ja) * | 2012-05-14 | 2017-10-12 | 古河電気工業株式会社 | 多心光コネクタ |
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