JPH09189739A - ワイヤーハーネスの故障位置検出方法及び同方法に用いるワイヤーハーネス - Google Patents

ワイヤーハーネスの故障位置検出方法及び同方法に用いるワイヤーハーネス

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JPH09189739A
JPH09189739A JP8002332A JP233296A JPH09189739A JP H09189739 A JPH09189739 A JP H09189739A JP 8002332 A JP8002332 A JP 8002332A JP 233296 A JP233296 A JP 233296A JP H09189739 A JPH09189739 A JP H09189739A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイヤーハーネスの複雑化、大型化を招かな
いようにしつつ、断線や短絡が生じた場合の故障位置の
検出を容易に行なうことができるようにする。 【解決手段】 ワイヤーハーネス1の各電線2に対して
幹線、枝線単位で並行する電線を検知線として割り当
て、ワイヤーハーネス中の電線のうちで故障が生じてい
る測定線とこれに対応する検知線とに対してパルス発生
器11により一端側からパルス波を送信し、シンクロス
コープ12により故障位置から反射される反射波を検知
して送信波と反射波との時間差を測定する。この時間差
とパルス伝播速度とに基づき、故障位置までの距離を算
出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等に搭載さ
れるワイヤーハーネスに断線、ショート等の故障が生じ
たときにその故障位置を検出する方法及び同方法に用い
るワイヤーハーネスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車等に装備されるワイヤーハーネス
は、長期間の車両使用によって走行中の振動による他の
部品との干渉、ハーネス中の電線同士の摺接による摩
耗、ドアの開閉に伴う屈曲の繰り返し等により劣化し、
断線や短絡を生じる場合があり、このような故障が生じ
ると電装品が作動しなくなる等の事態が生じる。従来、
このような故障位置の検出、修理は、一般に次のような
方法で行なわれていた。
【0003】テスターを使用して故障が発生している
電線(回路)を見付け出す。
【0004】その電線が配策されている箇所を配線図
集等で調べ、その部位に取り付けられている自動車内の
内装部品を全て取り外す。
【0005】車体にクランプ等で固定されているワイ
ヤーハーネスを取り出す。
【0006】ワイヤーハーネスの外装をとり、故障し
ている電線及びその故障箇所を見付け出して修理し、例
えば断線の場合は故障箇所を端子にて圧着接続し、半田
付けし、接続部位を絶縁テープ等で保護する。
【0007】ワイヤーハーネスの外装を元に戻し、ク
ランプ等でワイヤーハーネスを車体に固定し、外した内
装部品を全て取り付ける。
【0008】このような一般的方法によると、上記の
作業では故障(断線、短絡)が発生している電線が見付
けられるだけで故障位置が判らないため、上記以下の
作業では断線箇所を見つけ出すためにかなりの手間及び
時間が費やされ、上記〜の各作業が非常に面倒で時
間のかかるものとなっていた。
【0009】従来、このような問題の対策として、例え
ば実公平4−22311号公報に示されるように、電気
配線用電線における導電線に対してこれに密着するよう
に検知用電線を設け、この断線用電線をアダプターの第
1端子に接続するとともに、上記各導電線を上記アダプ
ターの第2,第3……の端子に接続し、一方、第1,第
2の測定子と交流電源及び電流測定用のメータを有する
検出器を設けた断線位置検出装置が提案されている。こ
の装置は、上記第1端子と断線が生じている導電線に対
応する端子とに上記第1,第2の測定子をつないだ状態
で、この両測定子間に交流電圧を印加し、両測定子間に
流れる電流値を測定することにより、その電流値に基づ
いて断線位置までの距離を求めることができるようにな
っている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に示された装
置は、所謂静電容量測定法により断線位置を求めるもの
であって、前述の一般的方法と比べると断線位置の検出
が容易になる。しかし、測定する導電線に密着させるよ
うに検知用電線を付設する必要があるため、現状の車載
ワイヤーハーネスに適用する場合に、電線種の変更及び
電線本数の増加が必要となり、ワイヤーハーネスの大型
化を招く。このため、車両内への配索スペースの確保が
困難になるとともに、周囲部品との干渉が生じ易くな
り、ハーネス保護用の外装品が増加する等の問題があ
る。また、断線の場合のみ検出可能であって、短絡の場
合には適用できない。
【0011】なお、地中電線路等の分野においては、断
線及び短絡のいずれの場合でも故障位置を検出できる方
法として、後に詳述するようなパルスレーダー法と称せ
られる故障位置検出方法が知られている。ところが、こ
の方法は、従来、線路が長くて分岐のない地中電線路等
に用いられているにすぎず、線路が短く、かつ途中に分
岐を有していることが多い車載ワイヤーハーネスにその
まま適用することは困難であった。
【0012】本発明は、上記の事情に鑑み、所謂パルス
レーダー法をワイヤーハーネスの故障検出に有効に適用
し、ワイヤーハーネスの複雑化、大型化を招かないよう
にしつつ、断線や短絡が生じた場合の故障位置の検出を
容易に行なうことができるようにすることを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の故障位置検出方法は、ワイヤーハーネスの
各電線に対して幹線、枝線単位で並行する電線を検知線
として割り当て、断線または短絡による故障が生じてい
る電線を測定線としてこの測定線とこれに対応する検知
線とに対して一端側からパルス波を送信し、その反射波
を検知して送信波と反射波の時間差を計測し、この時間
差と信号伝播速度とに基づいて上記故障が生じている箇
所までの距離を求めるようにしたものである。
【0014】この方法によると、所謂パルスレーダー法
がワイヤーハーネスに有効に適用され、ワイヤーハーネ
スのいずれかの電線に故障が生じたときのその故障位置
の検出が容易に、かつ精度良く行なわれる。
【0015】この発明において、測定線と検知線とが並
行していることと、スプライス部を介して本線及び支線
の両経路に分岐した電線の一方の経路を測定対象とする
場合はその一方の経路に対応する検知線が他方の経路か
らは独立していることとを条件とし、測定線となる電線
に対してワイヤーハーネス中の他の電線またはワイヤー
ハーネスに組み込んだ検知用の補助電線の中から上記条
件を満足する電線を検知線として割り当てるようにし、
ワイヤーハーネスの各電線にそれぞれ対応する検知線が
ワイヤーハーネス中に存在するようにワイヤーハーネス
の配線を設定しておくことが好ましい。
【0016】このようにすると、ワイヤーハーネス中の
いずれの電線に故障が生じた場合でも、それに対応する
検知線がワイヤーハーネス中から選定され、故障位置の
検出が有効に行なわれる。
【0017】この発明の方法が適用されるワイヤーハー
ネスの構造としては、ワイヤーハーネスの各電線の末端
を電気配線用のコネクタに接続する一方、各電線の末端
近傍から検出用電線を分岐させ、これらの検出用電線の
所定数ずつを、上記電気配線用のコネクタとは別個に設
けた検出用コネクタに接続した構成とすることが好まし
い。
【0018】あるいは、ワイヤーハーネスの各電線の末
端を電気配線用のコネクタに接続し、上記コネクタまた
はこれに接続される部材の内部に、上記各電線に対応す
る主配線と、この主配線から分岐した検出用の配線とを
設け、この検出用の配線の末端の端子を配設した検出用
接続部を、上記コネクタまたはこれに接続される部材に
付設した構成とすることが好ましい。
【0019】これらの構造によると、パルス波の送信、
受信を行なうような測定器を用いてパルスレーダー法に
よる故障位置の検出を行なう際に、測定線及び検知線に
対する測定器の端子の接続を簡単に行なうことができ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。
【0021】図1は本発明の方法に用いられるワイヤー
ハーネス及び測定器の概略構成を示している。この図に
おいて、1はワイヤーハーネスであり、多数の電線2を
有し、これらの電線2が複数(同図では5個)のコネク
タ3A〜3E間に配設されている。図示の例では、第
1,第2のコネクタ3A,3Bの間の幹線部分4と、こ
の幹線部分4から別れて第3乃至第5の各コネクタ3
C,3D,3Eに至る枝線部分5とにわたって電線2が
配索されている。また、このハーネス中の一部の電線2
は、本線2aと、スプライス部2cを介して本線2aか
ら分岐したスプライス線2bとを有している。
【0022】このワイヤーハーネス1は、図2に示すよ
うに自動車の車体8に装備されている。なお、上記幹線
部分4及び各枝線部分5ではそれぞれ、複数の電線2が
束ねられ、その電線束が外装部材6で被覆されている。
【0023】また、故障位置検出のための測定器10
は、パルス発生器11、シンクロスコープ12、演算器
13、メモリ14及び表示器15を内蔵するとともに、
一対の端子16A,16Bを装備しており、この一対の
端子16A,16Bにパルス発生器11及びシンクロス
コープ12が接続され、かつ、一方の端子16bがアー
スされている。そして、故障位置検出時には、図3に示
すように上記測定器10の端子16A,16Bがワイヤ
ーハーネス1のコネクタ3(図1中のコネクタ3A〜3
Eのいずれか)に挿し込まれるようになっている。
【0024】本発明は上記測定器10を用い、パルスレ
ーダー法と称せられる手法を用いてワイヤーハーネス1
の電線2の故障位置を検出するものであり、この故障位
置検出の方法を次に説明する。
【0025】先ず、パルスレーダー法の原理を、図4及
び図5を用いて概説する。断線等の故障が生じている電
線を測定線W1とし、この測定線W1と並行して延びる
電線を検知線W2として、この両線W1,W2をパルス
発生器11に接続し、かつ検知線W2をアース側に接続
した状態で、上記パルス発生器11からパルス波Pa
を、上記両線W1,W2からなる線路に一端側から送信
する。このようにすると、上記パルス波Paは線路に応
じた減衰量で徐々に減衰しつつ線路を伝播するが、線路
中に断線、短絡等で特性インピーダンスが変化する箇所
が存在すると、この箇所でパルス波Paが反射する。
【0026】線路の一端側からパルス反射箇所(故障箇
所)までの距離をL、上記線路中のパルス伝播速度を
v、パルス伝播時間(送信波Paと反射波Pbとの時間
差)をt、上記線路の誘電率をεとすると、これらの間
の関係式は次のようになる。
【0027】
【数1】L=v・t/2 v=300/√ε そして、パルス伝播時間tは上記測定器10のシンクロ
スコープ12で測定されるので、上記パルス伝播速度v
もしくは誘電率εを予め調べておくことにより、これと
パルス伝播時間tの測定値とから上記距離Lを求めるこ
とができる。
【0028】また、上記反射波Pbの大きさ及び極性
は、次のように求められる反射係数mによって定まるも
のである。
【0029】
【数2】m=(Ze−Zo)/(Ze+Zo) Ze:反射点の特性インピーダンス Zo:線路の特性インピーダンス そして、測定線に断線があった場合には、
【0030】
【数3】Ze→∞ m=(1−Zo/Ze)/(1+Zo/Ze)→+1 となり、短絡があった場合には、
【0031】
【数4】Ze→0 m=(Ze−Zo)/(Ze+Zo)→−1 となる。つまり、図5中に示すように、断線があった場
合の反射波Pb(実線)は送信波Paと同極性となり、
短絡があった場合の反射波Pb´(破線)は送信波Pa
と逆極性となる。従って、反射波の極性を調べることに
より、断線か短絡かの判別も可能となる。
【0032】ところで、上記パルスレーダー法は従来か
ら地中送電線路の故障点検出には用いられており、上記
のような原理は既に知られている。
【0033】しかしながら、自動車等に装備されるワイ
ヤーハーネスは地中送電線路と比べると桁違いに短く、
故障点検出誤差も格段に小さくする必要があることか
ら、送信パルスの幅、周期等の設定に工夫を要する。ま
た、一般にワイヤーハーネスは、図1に示すように、幹
線部分4及び枝線部分5を有する分岐した経路に配策さ
れた多数の電線2を有し、とくにスプライス部2cを介
して分岐した電線を含んでいることが多く、このような
スプライス部2cを有する電線の故障点検出を効果的に
行なうための工夫を要する。
【0034】そこで、送信パルスについては、次の表1
のように、実測等によって調べられるパルス伝播速度、
ハーネスの長さ、要求される故障位置測定可能範囲等を
考慮してパルス幅、周期等を設定する。
【0035】
【表1】
【0036】パルスレーダー法は、前に示したように、
反射時間とパルス伝播速度との積を2で割ることにより
断線位置を算出することができる。従って、パルス伝播
速度を既知にする必要があるため、今回、最も基本的な
ケーブル状態(平行2線)にて上記測定器10により測
定したところ、パルス伝播速度は205m/μsecであ
った。
【0037】ところで、一定周期でパルス波を送信して
上記のような測定を行なう場合に、反射波と次の送信波
とがラップすると測定困難となることから、送信波の周
期Bは車載ハーネスにおけるパルス伝播時間の最大値よ
りも大きくしておくことが望ましい。従って、車載ワイ
ヤーハーネスの最大長を10mとすると、送信波の周期
Bは10mを205m/μsecで割った値である48.
78n secとすればよい。
【0038】また、送信波Paと反射波Pbとの時間差
が送信波のパルス幅Aよりも小さくなると送信波と反射
波とが重なってパルス伝播時間の測定が困難となること
から、測定点からの故障位置測定可能な始点の距離を短
くするためには上記パルス幅Aを小さくする必要があ
り、パルス伝播速度を205m/μsec、送信波の周期
Bを48.78n secとすると、測定点からの故障位置
測定可能な始点の距離とパルス幅A及びデューティ比
(A/B)との関係が上記表1のようになる。
【0039】このようなデータに基づき、故障位置測定
範囲等についての要求に応じ、上記パルス幅A等を設定
すればよい。
【0040】また、ワイヤーハーネス1中の各電線2に
対してそれぞれ幹線、枝線単位で並行する電線が検知線
として割り当てられる。この場合、本線側及び支線側の
両経路に分岐したスプライス部分2cを有する電線2に
ついては、測定線と検知線とが並行しているという条件
に加え、本線側、支線側のうちの一方の経路に対応する
検知線が他方の経路からは独立していることを条件と
し、これらの条件を満足するような電線が検知線として
割り当てられる。
【0041】具体的に説明すると、図6(a)のように
測定線W1がスプライス部分を有しない単線である場
合、この測定線W1と並行する線(測定線W1と同経路
にある線)を検知線W2とすることにより、上記パルス
レーダー法で故障点Fの位置検出を行なうことができ
る。また、測定線W1がスプライス部分を有し、つまり
本線W10とこれから分岐したスプライス線(支線)W
11とを有する場合に、図6(b)のように測定線W1
の本線W10側と並行する線を検知線W2とすると、本
線W10の故障点の位置検出を行なうことができ、また
図4(c)のように測定線W1のスプライス線W11側
と並行する線を検知線W2とすると、スプライス線W1
1の故障点の位置検出を行なうことができる。
【0042】しかし、図6(d)のように、測定線W1
が本線W10とスプライス線W11とを有するのに対
し、検知線W2も測定線W1の本線W10及びスプライ
ス線W11とそれぞれ同経路の本線W20及びスプライ
ス線W21を有する場合には、パルスレーダー法で故障
位置検出を行なうことが困難となる。その理由は次の通
りである。
【0043】上記両線W1,W2からなる線路を理想ケ
ーブルと考えると、その特性インピーダンスZoは
【0044】
【数5】Zo=√(L/C) となり、また、線路の一端側から見たスプライス点P1
での特性インピーダンスR1は、C容量が2倍、L容量
が1/2に変化することから
【0045】
【数6】R1=(1/2)・√(L/C) となる。よって、反射係数mは
【0046】
【数7】 m=(R1−Zo)/(R1+Zo) ={(1/2)Zo−Zo}/{(1/2)Zo+Zo} =−1/3 となる。つまり、一端側からパルスを送信した場合に上
記スプライス点P1で極性が反転した反射波が戻ってく
る。
【0047】また、スプライス線の終端では特性インピ
ーダンスは無限大となり、反射係数mは+1となる(上
記数3の式参照)ため、スプライス線の終端からは送信
波と同極性の反射波が戻ってくる。
【0048】このように図6(d)に示す場合には、故
障点Fからの反射波以外にスプライス点P1からの反射
波及びスプライス線終端からの反射波も計測されて、こ
れらの反射波の混同を招き易いため、故障点の位置検出
が困難になる。なお、測定線及び検知線がそれぞれスプ
ライス部分を有する場合でも、それぞれのスプライス線
の分岐位置や分岐方向が相違している場合には、本線W
10の故障点Fの位置検出が可能である。
【0049】ワイヤーハーネス1において上記のような
条件を考慮した検知線の選定を、図7に例示する簡略化
したワイヤーハーネスの回路によって説明する。
【0050】図7に例示した回路は、本線(a−a´)
及びスプライス線(d−d´)を有する第1の電線と、
同じく本線(b−b´)及びスプライス線(e−e´)
を有する第2の電線と、スプライス部を有しない第3の
電線(c−c´)及び第4の電線(f−f´)を含んで
おり、上記第1,第2の電線の各本線(a−a´,b−
b´)と第3の電線(c−c´)とは両側のコネクタ3
A,3Bの間の幹線部分に配置され、第1,第2の電線
のスプライス線(d−d´,e−e´)は枝線部分を通
ってコネクタ3Cに至り、また、第4の電線(f−f
´)は幹線部分の一部と枝線部分とを通りコネクタ3
A,3C間に配置されている。このような回路において
は、故障部位に応じて上記の図6(a)〜(c)に示す
ような条件を満足する線が検知線が割り当てられ、故障
部位と検知線との関係は次の表2のようになる。
【0051】
【表2】
【0052】このようにして、ワイヤーハーネス1中の
いずれかの電線2に故障が生じたときにその故障箇所を
有する電線(測定線)に対して検知線となる電線が予め
割り当てられ、ワイヤーハーネス1の各電線2のいずれ
が測定線となった場合でもそれに対応する検知線がワイ
ヤーハーネス1中に存在するように、ワイヤーハーネス
1の配線が設定される。この場合、原則的には各電線2
に対してワイヤーハーネス中の他の電線2の中から検知
線が割り当てられるが、ワイヤーハーネス1の回路構成
によっては必要に応じて検知専用の補助電線を組み込む
ようにし、例えば、枝線部分に1本の電線のみ分岐して
いるような構成であればその電線に対して検知線となる
他の電線が存在しないことから、その電線と並行して枝
線部分を通るような補助電線を組み込むようにすればよ
い。
【0053】そして、実際に車載ワイヤーハーネス1中
の電線2に故障が生じた場合の故障位置の検出は、次の
ような手順で行なう。
【0054】ワイヤーハーネス1の故障に起因した電装
品の作動不良等があった場合に、その作動不良等に関係
するワイヤーハーネスを調べ、そのワイヤーハーネスの
中から故障が生じている電線をテスター等で見つけ出
す。そして、ワイヤーハーネス1のコネクタ(少なくと
も故障が生じている電線が接続されているコネクタ)を
相手側コネクタ等から分離し、故障が生じている電線2
を測定線として、この測定線とこれに対応する検知線と
に計測器10の端子16A,16Bを接続するように、
測定器10の端子16A,16Bをコネクタに挿し込
む。
【0055】この状態で上記測定器10が作動されるこ
とにより、前述のように、測定器10のパルス発生器1
1からパルス波が送信され、シンクロスコープ12によ
り反射波が戻ってくるまでの時間tが計測され、演算器
13により、この時間tと予め調べられたパルス伝播速
度vとから前記の数1の式で故障箇所までの距離Lが求
められる。また、反射波が送信波と同極性か逆極性かに
よって断線か短絡かが判別される。
【0056】上記距離L及び断線、短絡の区別は表示器
15に表示される。作業者は上記表示器15に表示され
た距離Lから故障位置を認識し、修理等の作業を容易に
行なうことができる。
【0057】この方法によると、ワイヤーハーネス1に
おける電線2の故障位置が容易に、かつ精度良く検出さ
れる。このため、必要最低限の部位の車両内装及びワイ
ヤー外装を取り外すだけで修理が可能となり、作業時間
の短縮及び作業工数の低減が可能となる。
【0058】また、原則的に測定線に対してワイヤーハ
ーネス1中の他の電線の中から検知線が割り当てられる
ため、既存のワイヤーハーネス1に対して大幅な配索の
変更、追加を必要とせず、ハーネス径が顕著に大きくな
ることがない。
【0059】さらに、故障が断線か短絡かの判別も可能
であるため、故障原因の把握等にも有利となる。
【0060】なお、上記実施形態では、ワイヤーハーネ
ス1の中から故障が生じている電線をテスター等で見つ
け出した上で、その故障を有する測定線とそれに対応す
る検知線とに対して測定器10の端子16A,16Bを
接続し、故障位置の検出を行なうようにしているが、ワ
イヤーハーネス1内の各電線を測定対象として測定線及
び検知線となる一対ずつの電線に順次測定器10の端子
16A,16Bを接続していくことにより、故障が生じ
ている電線の検出も上記測定器10を用いて行なうよう
にしてもよい。また、ワイヤーハーネス1のコネクタに
連結されるコネクタを測定器10に設けておき、そのコ
ネクタを連結することにより、上記のような故障が生じ
ている電線の検出及び故障位置の検出が自動的に行なわ
れるようにしておけば、より効果的である。
【0061】図8は本発明の方法に用いるワイヤーハー
ネスの別の実施形態を示している。この実施形態では、
ワイヤーハーネス1の各電線2の末端が電気配線用のコ
ネクタ3A〜3Eに接続される一方、各電線2の末端近
傍から検出用の電線20が分岐し、これら検出用の電線
20の所定数ずつが、上記電気配線用のコネクタ3A〜
3Eとは別個に設けられた検出用のコネクタ21に接続
されている。
【0062】図8(a)に示す例では、コネクタ3Aの
近傍において6本の電線2から検出用電線20が分岐
し、その検出用電線20の3本ずつがそれぞれ検出用コ
ネクタ21に接続され、さらにコネクタ3Bの近傍にお
いて3本の電線2から分岐した検出用電線20、及びコ
ネクタ3Eの近傍において3本の電線2から分岐した検
出用電線20も、それぞれ検出用コネクタ21に接続さ
れている。そして、相互に測定線、検知線の関係となる
電線2同士が検出用電線20を介して同一の検出用コネ
クタ21に接続された構成となっている。
【0063】このようなワイヤーハーネス1を用いる場
合、第1の実施形態と略同様に、測定器10を用いてパ
ルスレーダー法による故障位置の検出が行なわれるが、
測定線及び検知線となる電線2に対して測定器10の端
子16A,16Bを接続する際、検出用電線20の所定
数ずつが接続された検出用コネクタ21が設けられてい
るため、端子16A,16Bの接続箇所の選別等がより
簡単になる。
【0064】図9は本発明の方法に用いるワイヤーハー
ネスのさらに別の実施形態を示している。この実施形態
では、ワイヤーハーネス1の各電線2の末端が電気配線
用のコネクタ3A〜3Eに接続されるとともに、コネク
タ3Aに接続されたジョイントボックス22内や、コネ
クタ3B,3Eに設けられた配線部23に、上記各電線
2に対応する主配線から分岐した検出用の配線24がバ
スバー等によって形成されている。この配線24の末端
の端子は、ジョイントボックス22及びコネクタ3B,
3Eに付設された検出用接続部25に、一対ずつ並んだ
状態に配設されている。そして、これら端子の一対ずつ
が相対応する測定線と検知線の端子となるように、検出
用の配線24が構成されている。
【0065】このようなワイヤーハーネス1を用いれ
ば、測定器10を用いてパルスレーダー法による故障位
置の検出を行なう際に、測定線及び検知線に対する端子
16A,16Bの接続をより一層簡単に行なうことがで
きる。
【0066】
【発明の効果】本発明は、ワイヤーハーネスの各電線に
対して幹線、枝線単位で並行する電線を検知線として割
り当て、ワイヤーハーネス中の電線のうちで故障が生じ
ている測定線とこれに対応する検知線とに対して一端側
から電圧パルス信号を送信し、その反射波を検知して送
信波と反射波の時間差に基づき故障箇所までの距離を求
めるようにしている。このため、パルスレーダー法をワ
イヤーハーネスの故障位置検出に有効に適用し、ワイヤ
ーハーネスの構造を比較的簡単に保ちつつ、ワイヤーハ
ーネス中の電線の故障位置を容易に、かつ精度良く検出
することができ、断線と短絡の判別も可能となる。
【0067】この発明において、測定線と検知線とが並
行していることと、スプライス部を介して本線及び支線
の両経路に分岐した電線の一方の経路を測定対象とする
場合はその一方の経路に対応する検知線が他方の経路か
らは独立していることとを条件とし、測定線となる電線
に対してワイヤーハーネス中の他の電線等を検知線とし
て割り当て、ワイヤーハーネスの各電線にそれぞれ対応
する検知線がワイヤーハーネス中に存在するように設定
しておくことにより、極力ワイヤーハーネスの構造を簡
単に保ち、ワイヤーハーネスの大径化を避けながら、有
効にワイヤーハーネス中の電線の故障位置を検出するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法に用いられるワイヤーハーネス及
び測定器の概略図である。
【図2】自動車の車体にワイヤーハーネスを組み込んだ
状態を示す図である。
【図3】ワイヤーハーネスの端部とこれに接続される測
定器の端子を示す斜視図である。
【図4】パルスレーダー法の概略を示す説明図である。
【図5】パルスレーダー法による場合の送信波及び反射
波を示す説明図である。
【図6】(a)(b)(c)はパルスレーダー法による
場合の測定が可能な測定線及び検知線の配線の例を示
し、(d)は測定が困難な配線の例を示す図である。
【図7】ワイヤーハーネスの簡略化した配線を示す図で
ある。
【図8】(a)はワイヤーハーネスの別の実施形態を示
す概略図であり、(b)はこの実施形態によるワイヤー
ハーネスの検出用コネクタとこれに接続される測定器の
端子を示す斜視図である。
【図9】ワイヤーハーネスのさらに別の実施形態を示す
概略図である。
【符号の説明】
1 ワイヤーハーネス 2 電線 2c スプライス部 3A〜3E コネクタ 4 幹線部分 5 枝線部分 10 測定器 11 パルス発生器 12 シンクロスコープ 16A,13B 測定器の端子 21 検出用コネクタ 25 検出用接続部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮▲崎▼ 順之 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 城戸 元則 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤーハーネスの各電線に対して幹
    線、枝線単位で並行する電線を検知線として割り当て、
    断線または短絡による故障が生じている電線を測定線と
    してこの測定線とこれに対応する検知線とに対して一端
    側からパルス波を送信し、その反射波を検知して送信波
    と反射波の時間差を計測し、この時間差と信号伝播速度
    とに基づいて上記故障が生じている箇所までの距離を求
    めることを特徴とするワイヤーハーネスの故障位置検出
    方法。
  2. 【請求項2】 測定線と検知線とが並行していること
    と、スプライス部を介して本線及び支線の両経路に分岐
    した電線の一方の経路を測定対象とする場合はその一方
    の経路に対応する検知線が他方の経路からは独立してい
    ることとを条件とし、測定線となる電線に対してワイヤ
    ーハーネス中の他の電線またはワイヤーハーネスに組み
    込んだ検知用の補助電線の中から上記条件を満足する電
    線を検知線として割り当てるようにし、ワイヤーハーネ
    スの各電線にそれぞれ対応する検知線がワイヤーハーネ
    ス中に存在するようにワイヤーハーネスの配線を設定し
    たことを特徴とする請求項1記載のワイヤーハーネスの
    故障位置検出方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のワイヤーハー
    ネスの故障位置検出方法に用いるワイヤーハーネスであ
    って、ワイヤーハーネスの各電線の末端を電気配線用の
    コネクタに接続する一方、各電線の末端近傍から検出用
    電線を分岐させ、これらの検出用電線の所定数ずつを、
    上記電気配線用のコネクタとは別個に設けた検出用コネ
    クタに接続したことを特徴とするワイヤーハーネス。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に記載のワイヤーハー
    ネスの故障位置検出方法に用いるワイヤーハーネスであ
    って、ワイヤーハーネスの各電線の末端を電気配線用の
    コネクタに接続し、上記コネクタまたはこれに接続され
    る部材の内部に、上記各電線に対応する主配線と、この
    主配線から分岐した検出用の配線とを設け、この検出用
    の配線の末端の端子を配設した検出用接続部を、上記コ
    ネクタまたはこれに接続される部材に付設したことを特
    徴とするワイヤーハーネス。
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