JPH09189619A - サーミスタを用いた温度検知回路 - Google Patents

サーミスタを用いた温度検知回路

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JPH09189619A
JPH09189619A JP320996A JP320996A JPH09189619A JP H09189619 A JPH09189619 A JP H09189619A JP 320996 A JP320996 A JP 320996A JP 320996 A JP320996 A JP 320996A JP H09189619 A JPH09189619 A JP H09189619A
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JP
Japan
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thermistor
temperature
signal
oscillator
output signal
Prior art date
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Pending
Application number
JP320996A
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English (en)
Inventor
Norio Miyazaki
則夫 宮崎
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R B CONTROLS KK
Original Assignee
R B CONTROLS KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】サーミスタを用いて温度検知をする際にサーミ
スタに複数の分圧抵抗を直列に接続し、各分圧抵抗をト
ランジスタ等のスイッチング素子でショートさせて温度
検知レンジを切り替えるようにすると、スイッチング素
子の抵抗値のため検知精度が低下する。 【解決手段】サーミスタ1とコンデンサ2とで積分回路
を構成し、マイクロコンピュータ3のクロック端子31
から出力される分周信号を積分した積分信号のピーク値
から温度を検知するようにした。また、分周信号の周波
数を切り替えることによってピーク値が高低するので温
度検知レンジを切り替えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーミスタを用い
た温度検知回路に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばガスコンロに設けられ、鍋底にサ
ーミスタを当接させて鍋の過熱を防止するため鍋底温度
を検知するものとして、図4に示す温度検知回路が知ら
れている。このものでは、サーミスタTHに対して抵抗
R1〜R3を直列に接続し、分圧点Eの電圧をマイクロ
コンピュータMCに入力するように構成し、温度が上昇
するとサーミスタTHの抵抗値が下がり分圧点Eの電圧
が低下することを利用して分圧点Eの電圧から温度を検
知している。但し、検知する温度範囲内ではサーミスタ
THの抵抗値が数100オームから数メガオームという
広い範囲で変化するため、高温を検知する際サーミスタ
THの抵抗値が小さくなり分圧点Eの電圧が下がりすぎ
ると、分解能が下がり温度検知精度が低下する。そこ
で、抵抗R2及び抵抗R3に各々並列に開閉素子として
トランジスタTR1・TR2を接続し、トランジスタT
R1・TR2をオンにして抵抗R2・R3適宜個別にシ
ョートさせることによって分圧比をシフトさせてサーミ
スタTHによる温度測定レンジを切り替えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、トランジス
タTR1・TR2はオン状態になっても内部抵抗がある
ため抵抗R2・R3をショートさせても若干抵抗値が残
る。するとトランジスタTR1・TR2の内部抵抗がば
らついたり、あるいは温度変化により変動し、測定精度
が悪くなるという不具合が生じる。
【0004】そこで本発明は、上記の問題点に鑑み、サ
ーミスタで温度を検知する場合にトランジスタのような
開閉素子を用いなくてよい温度検知回路を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、サーミスタとコンデンサとで積分回路を構
成し、該積分回路に発振器を接続し、発振器の出力信号
を積分回路で積分した積分信号のピーク値の大きさから
温度を検知するようにしたことを特徴とする。
【0006】尚、上記発振器は出力信号の周波数を変更
することができ、該出力信号の周波数を変更してサーミ
スタによる温度測定レンジを切り替えるようにしてもよ
い。またこの場合、上記発振器の出力信号として、コン
ピュータ内のクロック信号を分周した信号を用い、分周
比はコンピュータが適宜判断して切り替えると共に、該
コンピュータで上記積分信号を処理して温度を検知する
ようにしてもよい。
【0007】積分回路を構成する抵抗の抵抗値が小さく
なると時定数が減少し、積分回路が出力する積分信号の
ピーク値は増大する。従って、例えばサーミスタの温度
が上がって抵抗値が下がるとピーク値が大きくなり、そ
のピーク値からサーミスタの温度を検知することができ
る。
【0008】また、積分回路に入力される発振器の出力
信号の周波数を変え、該出力信号の時間軸方向の幅を増
減すると、積分回路の出力信号のピークが連動して変化
する。従って、該出力信号の周波数を変えることによっ
て温度測定レンジを変えることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1を参照して、サーミスタ1の
一端をコンデンサ2を介して接地し積分回路を構成し
た。そして、サーミスタ1の他端にマイクロコンピュー
タ3のクロック端子31を接続し、積分回路にマイクロ
コンピュータ3からクロックの分周信号(発振器の出力
信号)を入力するようにした。該クロック端子31から
出力される分周信号はパルス状の方形波でありその周波
数は適宜変更することができる。また、サーミスタ1の
一端をAC/DCコンバータ4に接続し、積分回路で積
分された積分信号を該AC/DCコンバータ4で処理し
てレベルがピーク値と同じである直流信号に変換しマイ
クロコンピュータ3のA/D端子32に入力するように
した。
【0010】上記構成による各信号の状態を図2を参照
して説明する。図2において上段はクロック端子31か
ら出力される分周信号を示し、下段はAC/DCコンバ
ータ4に入力される積分信号を示している。サーミスタ
1は通常の負特性のものであり、温度が低いと抵抗値が
高く温度の上昇に伴って抵抗値が低下するものを用いて
いる。従って、温度上昇前の常温の状態ではサーミスタ
1の抵抗値は高く積分回路の時定数は大きくなる。時定
数が大きいと出力信号のピーク値が小さくなるため、分
周信号として比較的パルス幅の広い(T1)信号を積分
回路に入力し、積分信号のピーク値を高めておく。この
状態での出力信号の波形はaに示すものであり、そのピ
ーク値はP1になる。次に、サーミスタ1の温度が上昇
し抵抗値が下がることによって積分回路の時定数が低下
すると出力信号の波形はbに示すように変化し、ピーク
値はP2に上昇する。従って、出力信号のピーク値がP
1からP2の間のどの値であるかによってサーミスタ1
の温度を検知することができる。
【0011】ところで、マイクロコンピュータ3内での
A/D変換スケールをP2のレベルに合わして設定する
とP1のレベルが低いためP1のレベルを認識する精度
が低下する。そこで、図3に示すように、まず初めにパ
ルス幅TをT1に設定し(S1)、A/D変換スケール
がP1程度のレベルに合うように設定し、P1を高精度
に認識できるようにしておく。但し、そのままではP2
を認識する際にスケールオーバーするので、サーミスタ
1の温度が所定温度以上になり、ピーク値Pが上限値P
Hを越えると(S2)、マイクロコンピュータ3が適宜
判断して分周信号の周波数を上げてパルス幅をT1から
T2に狭める(S3)。すると、ピーク値がP2であっ
たものが、PHより小さいP3に下がる。この時P3の
レベルがP1のレベル程度になるようにT1とT2との
比率を設定しておけば、P1と同じ精度でP3を認識す
ることができる。従って、分周信号の周波数を切り替え
ることによってサーミスタ1の温度検知レンジが切り替
わることになる。尚、積分信号のピーク値がP3の状態
からサーミスタ1の温度が下がるとピーク値はP4に向
かって低下する(S4)。P4は下限値PLを下回り、
レベルが小さく認識精度が低いため、分周信号の周波数
を元の周波数まで下げてパルス幅をT1に戻し(S5)
P4のピーク値がP1になるようにする。ところで、上
記実施形態では温度検知レンジを2段階に切り替えた
が、3段階以上のレンジに切り替えるようにしてもよ
い。
【0012】尚、上記実施形態では、負特性のサーミス
タを使用したので温度上昇に伴って分周信号の周波数を
上げたが、正特性のサーミスタを使用する場合には逆に
周波数を下げればよい。
【0013】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、サーミスタを用いて温度検知を行なう際に分圧抵抗
を用いなくてもよく、また、温度検知レンジを切り替え
る際にトランジスタ等のスイッチング素子を用いなくて
もよいためスイッチング素子の抵抗値に起因する温度検
知の精度の低下を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の構成を示す図
【図2】各信号の波形を示す図
【図3】温度検知処理の内容を示すフロー図
【図4】従来の温度検知回路を示す図
【符号の説明】
1 サーミスタ 2 コンデンサ 3 マイクロコンピュータ 31 クロック端子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーミスタとコンデンサとで積分回路
    を構成し、該積分回路に発振器を接続し、発振器の出力
    信号を積分回路で積分した積分信号のピーク値の大きさ
    から温度を検知するようにしたことを特徴とするサーミ
    スタを用いた温度検知回路。
  2. 【請求項2】 上記発振器は出力信号の周波数を変更
    することができ、該出力信号の周波数を変更してサーミ
    スタによる温度測定レンジを切り替えるようにしたこと
    を特徴とする請求項1記載のサーミスタを用いた温度検
    知回路。
  3. 【請求項3】 上記発振器の出力信号として、コンピ
    ュータ内のクロック信号を分周した信号を用い、分周比
    はコンピュータが適宜判断して切り替えると共に、該コ
    ンピュータで上記積分信号を処理して温度を検知するよ
    うにしたことを特徴とする請求項2記載のサーミスタを
    用いた温度検知回路。
JP320996A 1996-01-11 1996-01-11 サーミスタを用いた温度検知回路 Pending JPH09189619A (ja)

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JP320996A JPH09189619A (ja) 1996-01-11 1996-01-11 サーミスタを用いた温度検知回路

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Publications (1)

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JPH09189619A true JPH09189619A (ja) 1997-07-22

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ID=11551062

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009053891A (ja) * 2007-08-27 2009-03-12 Nohmi Bosai Ltd 熱感知器

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