JPH09189334A - 自動車の歯車変速機のシフト装置 - Google Patents
自動車の歯車変速機のシフト装置Info
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- JPH09189334A JPH09189334A JP8359530A JP35953096A JPH09189334A JP H09189334 A JPH09189334 A JP H09189334A JP 8359530 A JP8359530 A JP 8359530A JP 35953096 A JP35953096 A JP 35953096A JP H09189334 A JPH09189334 A JP H09189334A
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- shift
- ring
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D23/00—Details of mechanically-actuated clutches not specific for one distinct type
- F16D23/02—Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches
- F16D23/04—Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch
- F16D23/06—Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch and a blocking mechanism preventing the engagement of the main clutch prior to synchronisation
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16D23/04—Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch
- F16D23/06—Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch and a blocking mechanism preventing the engagement of the main clutch prior to synchronisation
- F16D2023/0618—Details of blocking mechanism comprising a helical spring loaded element, e.g. ball
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- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
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- F16D23/04—Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch
- F16D23/06—Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch and a blocking mechanism preventing the engagement of the main clutch prior to synchronisation
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
- Arrangement Of Transmissions (AREA)
- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
- Structure Of Transmissions (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【課題】 外側同期環を内側同期環に相対回転しないよ
うに結合する装置及びねじり遊びを維持する手段が簡単
化されるようにする。 【解決手段】 回転軸３２に対し、遊び歯車７、シフト
クラッチ６、シフトスリーブ担体１０、シフトスリーブ
１１、同期クラッチ１３、中間同期環１４、外側及び内
側同期環１７、１９を有する歯車変速機のシフト装置に
おいて、内側同期環１９及び外側同期環１７のうち、一
方の同期環１９のクラッチ部材２５がシフトスリーブ担
体１０のクラッチ部材２７に所定のねじり遊び２１をも
って、また他方の同期環１７のクラッチ部材２３にほぼ
遊びなしに、それぞれ直接係合している。
うに結合する装置及びねじり遊びを維持する手段が簡単
化されるようにする。 【解決手段】 回転軸３２に対し、遊び歯車７、シフト
クラッチ６、シフトスリーブ担体１０、シフトスリーブ
１１、同期クラッチ１３、中間同期環１４、外側及び内
側同期環１７、１９を有する歯車変速機のシフト装置に
おいて、内側同期環１９及び外側同期環１７のうち、一
方の同期環１９のクラッチ部材２５がシフトスリーブ担
体１０のクラッチ部材２７に所定のねじり遊び２１をも
って、また他方の同期環１７のクラッチ部材２３にほぼ
遊びなしに、それぞれ直接係合している。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、遊び歯車をその軸に連
結するかみ合いシフトクラツチと、遊び歯車に対して同
心的にかつ固定的に設けられる外側軸線方向クラツチ歯
と、軸に対して同心的にかつ固定的に設けられるシフト
スリーブ担体と、シフトスリーブ担体に対して同心的に
かつ相対回転しないようにかつ軸線方向移動可能に設け
られるシフトスリーブと、シフトスリーブに対して同心
的にかつ固定的に設けられ外側軸線方向クラツチ歯に係
合可能な内側軸線方向クラツチ歯と、作用的に軸と遊び
歯車との間に設けられかつ両端が円錐状の同期クラツチ
と、軸に対して同心的にかつ遊び歯車に対して相対回転
しないように設けられてそれぞれ外側摩擦円錐及び内側
摩擦円錐を持つ中間同期環と、軸に対して同心的に設け
られかつ中間同期環の外側摩擦円錐に係合可能な内側摩
擦円錐を持つ半径方回外側同期環と、軸に対して同心的
に設けられかつ中間同期環の内側摩擦円錐に係合可能な
外側摩擦円錐を持つ半径方向内側同期環と、作用的にシ
フトスリーブ担体と外側同期環との間に設けられかつ外
側同期環に対して固定的な少なくとも１つのクラツチ部
材を持ちかつ所定のねじり遊びを持つ第１のかみ合いク
ラツチと、作用的にシフトスリーブ担体と内側同期環と
の間に設けられかつ内側同期環に対して固定的な少なく
とも１つのクラツチ部材を持ちかつ所定のねじり遊びを
持つ第２のかみ合いクラツチと、外側同期環のクラツチ
部材を内側同期環のクラツチ部材に相対回転しないよう
に結合する装置とを備え、第１及び第２のかみ合いクラ
ツチが、シフトスリーブ担体に対して固定的に設けられ
る少なくとも１つの共通なクラツチ部材を持つている、
自動車の歯車変速機のシフト装置に関する。
結するかみ合いシフトクラツチと、遊び歯車に対して同
心的にかつ固定的に設けられる外側軸線方向クラツチ歯
と、軸に対して同心的にかつ固定的に設けられるシフト
スリーブ担体と、シフトスリーブ担体に対して同心的に
かつ相対回転しないようにかつ軸線方向移動可能に設け
られるシフトスリーブと、シフトスリーブに対して同心
的にかつ固定的に設けられ外側軸線方向クラツチ歯に係
合可能な内側軸線方向クラツチ歯と、作用的に軸と遊び
歯車との間に設けられかつ両端が円錐状の同期クラツチ
と、軸に対して同心的にかつ遊び歯車に対して相対回転
しないように設けられてそれぞれ外側摩擦円錐及び内側
摩擦円錐を持つ中間同期環と、軸に対して同心的に設け
られかつ中間同期環の外側摩擦円錐に係合可能な内側摩
擦円錐を持つ半径方回外側同期環と、軸に対して同心的
に設けられかつ中間同期環の内側摩擦円錐に係合可能な
外側摩擦円錐を持つ半径方向内側同期環と、作用的にシ
フトスリーブ担体と外側同期環との間に設けられかつ外
側同期環に対して固定的な少なくとも１つのクラツチ部
材を持ちかつ所定のねじり遊びを持つ第１のかみ合いク
ラツチと、作用的にシフトスリーブ担体と内側同期環と
の間に設けられかつ内側同期環に対して固定的な少なく
とも１つのクラツチ部材を持ちかつ所定のねじり遊びを
持つ第２のかみ合いクラツチと、外側同期環のクラツチ
部材を内側同期環のクラツチ部材に相対回転しないよう
に結合する装置とを備え、第１及び第２のかみ合いクラ
ツチが、シフトスリーブ担体に対して固定的に設けられ
る少なくとも１つの共通なクラツチ部材を持つている、
自動車の歯車変速機のシフト装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】このような公知のシフト装置（ＶＤＩ−
Ｂｅｒｉｃｈｔｅ ８７８″Ｇｅｔｒｉｅｂｅ ｉｎ
Ｆａｈｒｚｅｕｇｅｎ，ｈｅｕｔｅ ｕｎｄ ｍｏｒｇ
ｅｎ″，ＶＤＩ−Ｖｅｒｌａｇ ＧｍｂＨ，Ｄｕｅｓｓ
ｅｌｄｏｒｆ，１９９１，Ｓ．３１９，Ｂｉｌｄ ７）
では、外側同期環のクラツチ部材を内側同期環のクラツ
チ部材に相対回転しないように結合する装置は、少なく
とも１つの板状クラツチ中間部材を持ち、このクラツチ
中間部材が所定のねじり遊びをもつてシフトスリーブ担
体の対応する凹所に設けられ、かつ軸線方向通過開口を
持つており、それぞれ軸線方向突起の形をした両方の同
期環のクラツチ部材が、これらの軸線方向通過開口へ相
対回転しないように係合している。これらのクラツチ中
間部材は、シフト装置の構造費、製造費及び公差を増大
する。
Ｂｅｒｉｃｈｔｅ ８７８″Ｇｅｔｒｉｅｂｅ ｉｎ
Ｆａｈｒｚｅｕｇｅｎ，ｈｅｕｔｅ ｕｎｄ ｍｏｒｇ
ｅｎ″，ＶＤＩ−Ｖｅｒｌａｇ ＧｍｂＨ，Ｄｕｅｓｓ
ｅｌｄｏｒｆ，１９９１，Ｓ．３１９，Ｂｉｌｄ ７）
では、外側同期環のクラツチ部材を内側同期環のクラツ
チ部材に相対回転しないように結合する装置は、少なく
とも１つの板状クラツチ中間部材を持ち、このクラツチ
中間部材が所定のねじり遊びをもつてシフトスリーブ担
体の対応する凹所に設けられ、かつ軸線方向通過開口を
持つており、それぞれ軸線方向突起の形をした両方の同
期環のクラツチ部材が、これらの軸線方向通過開口へ相
対回転しないように係合している。これらのクラツチ中
間部材は、シフト装置の構造費、製造費及び公差を増大
する。
【０００３】米国特許第５１３５０８７号明細書から別
の種類のシフト装置が公知で、両端が円錐状の同期クラ
ツチの中間同期環の外側摩擦円錐に摩擦接触可能な外側
同期環は、外周に半径方向突起の形で設けられている外
側クラツチ部材を持つ第１のかみ合いクラツチにより、
かみ合いでほぼ遊びなしに、シフトスリーブを保持する
シフトスリーブ担体の歯付き環に連結され、シフトスリ
ーブ担体の対応するクラツチ部材は、歯付き環を周方向
に中断する切欠きにより形成され、外側同期環の半径方
向突起がこれらの切欠きに係合している。他方外側同期
環は、内周に半径方向切欠きの形で形成されている内側
クラツチ部材を持つ第２のかみ合いクラツチにより、所
定のねじり遊びをもつて内側同期環に連結され、内側同
期環の対応するクラツチ部材は軸線方向突起により形成
され、これらの軸線方向突起がねじり遊びをもつて外側
同期環の切欠きへ係合している。第１のかみ合いクラツ
チのためにシフトスリーブ担体の歯付き環に設けられる
中断部は、シフトスリーブ担体のトルク伝達能力を低下
させ、第２のかみ合いクラツチ用の外側同期環の付加的
な内側クラツチ部材も、構造費及び製造費を高める。
の種類のシフト装置が公知で、両端が円錐状の同期クラ
ツチの中間同期環の外側摩擦円錐に摩擦接触可能な外側
同期環は、外周に半径方向突起の形で設けられている外
側クラツチ部材を持つ第１のかみ合いクラツチにより、
かみ合いでほぼ遊びなしに、シフトスリーブを保持する
シフトスリーブ担体の歯付き環に連結され、シフトスリ
ーブ担体の対応するクラツチ部材は、歯付き環を周方向
に中断する切欠きにより形成され、外側同期環の半径方
向突起がこれらの切欠きに係合している。他方外側同期
環は、内周に半径方向切欠きの形で形成されている内側
クラツチ部材を持つ第２のかみ合いクラツチにより、所
定のねじり遊びをもつて内側同期環に連結され、内側同
期環の対応するクラツチ部材は軸線方向突起により形成
され、これらの軸線方向突起がねじり遊びをもつて外側
同期環の切欠きへ係合している。第１のかみ合いクラツ
チのためにシフトスリーブ担体の歯付き環に設けられる
中断部は、シフトスリーブ担体のトルク伝達能力を低下
させ、第２のかみ合いクラツチ用の外側同期環の付加的
な内側クラツチ部材も、構造費及び製造費を高める。
【０００４】ドイツ連邦共和国特許出願公開第１９１０
８４４号明細書から、同期装置を持つ歯車変速機用のシ
フト装置が公知であり、この同期装置は、限られた範囲
で回転可能にかつシフトスリーブにより軸線方向移動可
能に設けられる少なくとも１つの同期環を持ち、同期面
を介してこの同期環が、クラツチ環の形に構成されかつ
連結されるべき部材に設けられる対向面と共同作用し、
その際同期力の全部又は一部が、サーボ装置により、例
えば同期環とシフトスリーブ担体との間に挿入されかつ
周方向に傾斜する斜面へ乗り上げる押圧体により発生さ
れる。押圧力に抗する非弾性抵抗及び危険なトルクピー
クのような、公知の同期装置において同期環と共に動作
するクラツチ環の軸線方向弾性支持によつて生ずる欠点
を回避するにもかかわらず、簡単な構造及び高い動作信
頼性及び長い寿命で、最も短い同期時間内に自動同期効
果も得るため、この公知のシフト装置では、シフトスリ
ーブによりシフトスリーブ担体に連結すべきクラツチ環
又は同期力を支えるシフトスリーブ担体が、ばね素子を
介して１つ又は複数の部材に結合されている。
８４４号明細書から、同期装置を持つ歯車変速機用のシ
フト装置が公知であり、この同期装置は、限られた範囲
で回転可能にかつシフトスリーブにより軸線方向移動可
能に設けられる少なくとも１つの同期環を持ち、同期面
を介してこの同期環が、クラツチ環の形に構成されかつ
連結されるべき部材に設けられる対向面と共同作用し、
その際同期力の全部又は一部が、サーボ装置により、例
えば同期環とシフトスリーブ担体との間に挿入されかつ
周方向に傾斜する斜面へ乗り上げる押圧体により発生さ
れる。押圧力に抗する非弾性抵抗及び危険なトルクピー
クのような、公知の同期装置において同期環と共に動作
するクラツチ環の軸線方向弾性支持によつて生ずる欠点
を回避するにもかかわらず、簡単な構造及び高い動作信
頼性及び長い寿命で、最も短い同期時間内に自動同期効
果も得るため、この公知のシフト装置では、シフトスリ
ーブによりシフトスリーブ担体に連結すべきクラツチ環
又は同期力を支えるシフトスリーブ担体が、ばね素子を
介して１つ又は複数の部材に結合されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明の基礎になつて
いる課題は、大体において、最初にあげた種類のシフト
装置において、外側同期環を内側同期環に相対回転しな
いように結合する装置及びねじり遊びを維持する手段が
簡単化されるようにすることである。
いる課題は、大体において、最初にあげた種類のシフト
装置において、外側同期環を内側同期環に相対回転しな
いように結合する装置及びねじり遊びを維持する手段が
簡単化されるようにすることである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
本発明によれば、内側同期環及び外側同期環のうち一方
の同期環のクラツチ部材が、シフトスリーブ担体のクラ
ツチ部材に所定のねじり遊びをもつて、また他方の同期
環のクラツチ部材にほぼ遊びなしに、それぞれ直接係合
している。
本発明によれば、内側同期環及び外側同期環のうち一方
の同期環のクラツチ部材が、シフトスリーブ担体のクラ
ツチ部材に所定のねじり遊びをもつて、また他方の同期
環のクラツチ部材にほぼ遊びなしに、それぞれ直接係合
している。
【０００７】
【発明の効果】本発明によるシフト装置では、特にクラ
ツチ中間部材が不必要になるので、製造費及び同期環を
シフトスリーブ担体に連結する際の公差が少なくなる。
シフトスリーブ担体のクラツチ部材に対する一方の同期
環のクラツチ部材のねじり遊びの規定が、最初に述べた
公知のシフト装置におけるクラツチ中間部材のねじり遊
びより簡単に行われる。
ツチ中間部材が不必要になるので、製造費及び同期環を
シフトスリーブ担体に連結する際の公差が少なくなる。
シフトスリーブ担体のクラツチ部材に対する一方の同期
環のクラツチ部材のねじり遊びの規定が、最初に述べた
公知のシフト装置におけるクラツチ中間部材のねじり遊
びより簡単に行われる。
【０００８】一方の同期環のクラツチ部材の係合により
トルク伝達に必要なシフトスリーブ担体の断面は減少す
るが、本発明によるシフト装置では、この減少が請求項
２の構成により少なくなる。本発明によるシフト装置で
は、内側同期環のクラツチ部材と外側同期環のクラツチ
部材とを相対回転しないように結合する装置が、請求項
３による構成によつて最小の空間に収容される。本発明
によるシフト装置におけるこの有利な空間利用に、請求
項４による構成も寄与する。本発明によるシフト装置で
は、内側同期環について、請求項５による手段によつて
小さい断面寸法が得られる。本発明によるシフト装置で
は、内側同期環のよろめき運動が請求項６による構成に
よつて制限されるか又は防止される。本発明によるシフ
ト装置では、外側同期環について、特に形状安定性のあ
る断面が請求項７による構成によつて得られる。本発明
によるシフト装置では、請求項８により金属板プレス部
品として構成される外側同期環の使用が特に適してい
る。
トルク伝達に必要なシフトスリーブ担体の断面は減少す
るが、本発明によるシフト装置では、この減少が請求項
２の構成により少なくなる。本発明によるシフト装置で
は、内側同期環のクラツチ部材と外側同期環のクラツチ
部材とを相対回転しないように結合する装置が、請求項
３による構成によつて最小の空間に収容される。本発明
によるシフト装置におけるこの有利な空間利用に、請求
項４による構成も寄与する。本発明によるシフト装置で
は、内側同期環について、請求項５による手段によつて
小さい断面寸法が得られる。本発明によるシフト装置で
は、内側同期環のよろめき運動が請求項６による構成に
よつて制限されるか又は防止される。本発明によるシフ
ト装置では、外側同期環について、特に形状安定性のあ
る断面が請求項７による構成によつて得られる。本発明
によるシフト装置では、請求項８により金属板プレス部
品として構成される外側同期環の使用が特に適してい
る。
【０００９】
【実施例】図面に示されている実施例により本発明を以
下に説明する。歯車変速機５の詳細には示してない変速
機ケース内に、出力軸４０とこれに対して平行な副軸４
１が回転可能にかつ軸線方向移動不能に支持され、これ
らの軸４０，４１は、低い前進速段用歯車段３９による
か又は高い前進速段用歯車段４２により、本発明による
シフト装置４を介して互いに伝動結合可能である。
下に説明する。歯車変速機５の詳細には示してない変速
機ケース内に、出力軸４０とこれに対して平行な副軸４
１が回転可能にかつ軸線方向移動不能に支持され、これ
らの軸４０，４１は、低い前進速段用歯車段３９による
か又は高い前進速段用歯車段４２により、本発明による
シフト装置４を介して互いに伝動結合可能である。
【００１０】歯車段３９は、出力軸４０に対して同心的
に回転可能に軸線方向移動不能に設けられる平歯車の形
の遊び歯車７と、副軸４１に対して同心的にかつ一体に
構成されて遊び歯車７とかみ合うピニオン４３とから成
つている。
に回転可能に軸線方向移動不能に設けられる平歯車の形
の遊び歯車７と、副軸４１に対して同心的にかつ一体に
構成されて遊び歯車７とかみ合うピニオン４３とから成
つている。
【００１１】歯車段４２は、出力軸４０に対して同心的
に回転可能に軸線方向移動不能に設けられる平歯車の形
の遊び歯車８と、副軸４１に対して同心的にかつ一体に
構成されて遊び歯車８とかみ合う平歯車４５とから成つ
ている。
に回転可能に軸線方向移動不能に設けられる平歯車の形
の遊び歯車８と、副軸４１に対して同心的にかつ一体に
構成されて遊び歯車８とかみ合う平歯車４５とから成つ
ている。
【００１２】低い前進速段を入れるため、遊び歯車７が
シフト装置４のかみ合いシフトクラツチ６により出力軸
４０に連結可能である。このシフトクラツチ６はクラツ
チ環４６を持ち、このクラツチ環４６はクラツチ軸線３
２−３２と一致する遊び歯車７の回転軸線に対して同心
的にかつ遊び歯車７に対して固定的に設けられ、かつ外
側軸線方向クラツチ歯９を持つている。シフトクラツチ
６は、更に軸線方向に遊び歯車７と８との間にかつ出力
軸４０に対して同心的に相対回転しないようにに設けら
れる環状のシフトスリーブ担体１０と、このシフトスリ
ーブ担体１０上に同心的に相対回転しないようにかつ軸
線方向移動可能に設けられるシフトスリーブ１１とを持
つている。シフトスリーブ１１は円側軸線方向クラツチ
歯１２を持ち、シフトスリーブ１１の通常の操作により
この内側軸線方向クラツチ歯１２が外側軸線方向クラツ
チ歯９へ進入可能である。
シフト装置４のかみ合いシフトクラツチ６により出力軸
４０に連結可能である。このシフトクラツチ６はクラツ
チ環４６を持ち、このクラツチ環４６はクラツチ軸線３
２−３２と一致する遊び歯車７の回転軸線に対して同心
的にかつ遊び歯車７に対して固定的に設けられ、かつ外
側軸線方向クラツチ歯９を持つている。シフトクラツチ
６は、更に軸線方向に遊び歯車７と８との間にかつ出力
軸４０に対して同心的に相対回転しないようにに設けら
れる環状のシフトスリーブ担体１０と、このシフトスリ
ーブ担体１０上に同心的に相対回転しないようにかつ軸
線方向移動可能に設けられるシフトスリーブ１１とを持
つている。シフトスリーブ１１は円側軸線方向クラツチ
歯１２を持ち、シフトスリーブ１１の通常の操作により
この内側軸線方向クラツチ歯１２が外側軸線方向クラツ
チ歯９へ進入可能である。
【００１３】シフトクラツチ６を入れる前に、遊び歯車
７の回転数は両端が円錐状の同期クラツチ１３により出
力軸４０の回転数に適合可能である。この同期クラツチ
１３は、クラツチ軸線３２−３２に対して同心的に設け
られて外側摩擦円錐１５及び内側摩擦円錐１６を持つ中
間同期環１４を持つている。中間同期環１４は、クラツ
チ環４６に面する端面に、クラツチ軸線３２−３２のほ
ぼ縦方向に延びかつクラツチ環４６の対応する凹所４４
へ相対回転しないように係合する突起３３を持つてい
る。
７の回転数は両端が円錐状の同期クラツチ１３により出
力軸４０の回転数に適合可能である。この同期クラツチ
１３は、クラツチ軸線３２−３２に対して同心的に設け
られて外側摩擦円錐１５及び内側摩擦円錐１６を持つ中
間同期環１４を持つている。中間同期環１４は、クラツ
チ環４６に面する端面に、クラツチ軸線３２−３２のほ
ぼ縦方向に延びかつクラツチ環４６の対応する凹所４４
へ相対回転しないように係合する突起３３を持つてい
る。
【００１４】同期クラツチ１３は内側摩擦円錐１８を持
つ外側同期環１７を持ち、この内側摩擦円錐１８は中間
同期環１４の外側摩擦円錐１５と係合可能である。同期
クラツチ１３は更に外側摩擦円錐２０を持つ内側同期環
１９を持ち、この外側摩擦円錐２０は中間同期環１４の
内側摩擦円錐１６と係合可能である。
つ外側同期環１７を持ち、この内側摩擦円錐１８は中間
同期環１４の外側摩擦円錐１５と係合可能である。同期
クラツチ１３は更に外側摩擦円錐２０を持つ内側同期環
１９を持ち、この外側摩擦円錐２０は中間同期環１４の
内側摩擦円錐１６と係合可能である。
【００１５】内側同期環１９は、かみ合いクラツチ２４
により、所定のねじり遊び２１（図３）をもつてシフト
スリーブ担体１０に結合されている。かみ合いクラツチ
２４の同期環側クラツチ部材２５は軸線方向突起３０に
より形成され、かみ合いクラツチ２４のシフトスリーブ
担体側クラツチ部材２７のために、シフトスリーブ担体
１０にある軸線方回通過開口２９が使用され、これらの
通過開口２９へ対応する突起３０がそれぞれ前述したね
じり遊び２１をもつて係合している。
により、所定のねじり遊び２１（図３）をもつてシフト
スリーブ担体１０に結合されている。かみ合いクラツチ
２４の同期環側クラツチ部材２５は軸線方向突起３０に
より形成され、かみ合いクラツチ２４のシフトスリーブ
担体側クラツチ部材２７のために、シフトスリーブ担体
１０にある軸線方回通過開口２９が使用され、これらの
通過開口２９へ対応する突起３０がそれぞれ前述したね
じり遊び２１をもつて係合している。
【００１６】同様に外側同期環１７も、かみ合いクラツ
チ２２により、所定のねじり遊びをもつてシフトスリー
ブ担体１０に結合され、同期環側クラツチ部材２３は直
接ではなく間接にシフトスリーブ担体１０に係合し、そ
のためこれらのクラツチ部材は、同期環１７の半径方向
突起３１の形で、他方の同期環１９の軸線方向突起３０
の間へほぼ相対回転しないように係合しているので、通
過開口２９の半径方向区画面２８と対応する軸線方向端
面３０との間のねじり遊び２１は、かみ合いクラツチ２
２に対しても有効である。
チ２２により、所定のねじり遊びをもつてシフトスリー
ブ担体１０に結合され、同期環側クラツチ部材２３は直
接ではなく間接にシフトスリーブ担体１０に係合し、そ
のためこれらのクラツチ部材は、同期環１７の半径方向
突起３１の形で、他方の同期環１９の軸線方向突起３０
の間へほぼ相対回転しないように係合しているので、通
過開口２９の半径方向区画面２８と対応する軸線方向端
面３０との間のねじり遊び２１は、かみ合いクラツチ２
２に対しても有効である。
【００１７】内側同期環１９のよろめき運動を阻止する
ため、内側同期環１９は、その突起３０の半径方回端面
２６を介して、この内側同期環１９に対して面対称に設
けられる第２の円側同期環３５の軸線方向突起３４の対
応する端面に支持されている。
ため、内側同期環１９は、その突起３０の半径方回端面
２６を介して、この内側同期環１９に対して面対称に設
けられる第２の円側同期環３５の軸線方向突起３４の対
応する端面に支持されている。
【００１８】この第２の内側同期環３５は、同期クラツ
チ１３と同じように構成されているが作用的には遊び歯
車８と出力軸４０との間に設けられている同期クラツチ
の一部である。
チ１３と同じように構成されているが作用的には遊び歯
車８と出力軸４０との間に設けられている同期クラツチ
の一部である。
【００１９】外側同期環１７は、シフトスリーブ担体１
０に面する端部に、半径方向内方へ湾曲する環状フラン
ジ３６を持ち、この環状フランジの内周３７から始まる
半径方向凹所３８によつて、周方向にその間にある半径
方向突起３１が形成される。
０に面する端部に、半径方向内方へ湾曲する環状フラン
ジ３６を持ち、この環状フランジの内周３７から始まる
半径方向凹所３８によつて、周方向にその間にある半径
方向突起３１が形成される。
【００２０】シフトスリーブ１１の操作によつてシフト
クラツチ６及び同期クラツチ１３を入れることは既知で
あり、本発明の対象ではない。
クラツチ６及び同期クラツチ１３を入れることは既知で
あり、本発明の対象ではない。
【図１】本発明によるシフト装置を持つ歯車変速機の一
部の軸線を通る断面図である。
部の軸線を通る断面図である。
【図２】軸及び歯車を除いた図１のシフト装置の拡大断
面図である。
面図である。
【図３】図２のシフト装置の軸線に対して直角な断面図
である。
である。
４ シフト装置 ５ 歯車変速機 ６ シフトクラツチ ７ 遊び歯車 ９ 外側軸線方向クラツチ歯 １０ シフトスリーブ担体 １１ シフトスリーブ １２ 内側軸線方向クラツチ歯 １４ 中間同期環 １５，１７ 外側摩擦円錐 １６，１８ 内側摩擦円錐 １７ 外側同期環 １９ 内側同期環 ２０ 外側同期環 ２１ ねじり遊び ２２，２４ かみ合いクラツチ ２３，２５，２７，２９ クラツチ部材 ３０，３１ クラツチ部材の結合装置 ４０ 軸
Claims (8)
- 【請求項１】 遊び歯車（７）をその軸（４０）に連結
するかみ合いシフトクラツチ（６）と、遊び歯車（７）
に対して同心的にかつ固定的に設けられる外側軸線方向
クラツチ歯（９）と、軸（１０）に対して同心的にかつ
固定的に設けられるシフトスリーブ担体（１０）と、シ
フトスリーブ担体（１０）に対して同心的にかつ相対回
転しないようにかつ軸線方向移動可能に設けられるシフ
トスリーブ（１１）と、シフトスリーブ（１１）に対し
て同心的にかつ固定的に設けられ外側軸線方向クラツチ
歯（９）に係合可能な内側軸線方向クラツチ歯（１２）
と、作用的に軸（４０）と遊び歯車（７）との間に設け
られかつ両端が円錐状の同期クラツチ（１３）と、軸
（４０）に対して同心的にかつ遊び歯車（７）に対して
相対回転しないように設けられてそれぞれ外側摩擦円錐
（１５）及び内側摩擦円錐（１６）を持つ中間同期環
（１４）と、軸（４０）に対して同心的に設けられかつ
中間同期環（１４）の外側摩擦円錐（１５）に係合可能
な内側摩擦円錐（１８）を持つ半径方向外側同期環（１
７）と、軸（４０）に対して同心的に設けられかつ中間
同期環（１４）の内側摩擦円錐（１６）に係合可能な外
側摩擦円錐（２０）を持つ半径方向内側同期環（１９）
と、作用的にシフトスリーブ担体（１０）と外側同期環
（１７）との間に設けられかつ外側同期環（１７）に対
して固定的な少なくとも１つのクラツチ部材（２３）を
持ちかつ所定のねじり遊び（２１）を持つ第１のかみ合
いクラツチ（２２）と、作用的にシフトスリーブ担体
（１０）と内側同期環（１９）との間に設けられかつ内
側同期環（１９）に対して固定的な少なくとも１つのク
ラツチ部材（２５）を持ちかつ所定のねじり遊び（２
１）を持つ第２のかみ合いクラツチ（２４）と、外側同
期環（１７）のクラツチ部材（２３）を内側同期環（１
９）のクラツチ部材（２５）に相対回転しないように結
合する装置（３０，３１）とを備え、第１及び弟２のか
み合いクラツチ（２２，２４）が、シフトスリーブ担体
（１０）に対して固定的に設けられる少なくとも１つの
共通なクラツチ部材（２９）を持つている、自動車の歯
車変速機（５）のシフト装置（４）において、内側同期
環（１９）及び外側同期環（１７）のうち一方の同期環
（１９）のクラツチ部材（２５）が、シフトスリーブ担
体（１０）のクラツチ部材（２７）に所定のねじり遊び
（２１）をもつて、また他方の同期環（１７）のクラツ
チ部材（２３）にほぼ遊びなしに、それぞれ直接係合し
ていることを特徴とする、自動車の歯車変速機のシフト
装置。 - 【請求項２】 第１及び第２のかみ合いクラツチ（２
２，２４）に対して共通なシフトスリーブ担体（１０）
のクラツチ部材（２７）が、軸線方向通過開口（２９）
の半径方向区画面（２８）により形成されていることを
特徴とする、請求項１に記載のシフト装置。 - 【請求項３】 シフトスリーブ担体（１０）に対して固
定的なクラツチ部材（２７）に係合する一方の同期環
（１９）のクラツチ部材（２５）が軸線方向突起（３
０）により形成され、他方の同期環（１７）のクラツチ
部材（２３）が半径方向突起（３１）により形成されて
いることを特徴とする、請求項１又は２に記載のシフト
装置。 - 【請求項４】 中間同期環（１４）が、シフトスリーブ
担体（１０）とは反対の側にある端面に、クラツチ軸線
（３２−３２）のほぼ縦方向に延びる突起（３３）を持
ち、これらの突起（３３）が遊び歯車（７）に対して相
対回転しないようになつていることを特徴とする、請求
項１ないし３の１つに記載のシフト装置。 - 【請求項５】 内側同期環（１９）のクラツチ部材（２
５）が、シフトスリーブ担体（１０）のクラツチ部材
（２７）に係合していることを特徴とする、請求項１な
いし４の１つに記載のシフト装置。 - 【請求項６】 内側同期環（１９）の軸線方向突起（３
０）が、この内側同期環（１９）に対して面対称に設け
られる第２の内側同期環（３５）の軸線方向突起（３
４）の端面に、それぞれ軸線方向に支持可能であること
を特徴とする、請求項５に記載のシフト装置。 - 【請求項７】 外側同期環（１７）が、シフトスリーブ
担体（１０）に面する端面に、半径方向内方へ湾曲する
環状フランジ（３６）を持ち、この環状フランジの内周
（３７）から始まる半径方向凹所（３８）へ、内側同期
環（１９）の軸線方向突起（３０）がそれぞれ係合して
いることを特徴とする、請求項５又は６に記載のシフト
装置。 - 【請求項８】 外側同期環（７）が金属板プレス部品と
して構成され、深絞り工程により製造する際、前もつて
絞られているつぼ状中空部品へ入れられ、つぼ状中空部
品の底が裁断片として環状フランジ（３６）及び凹所
（３８）のために使用されることを特徴とする、請求項
７に記載のシフト装置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE19547492A DE19547492C1 (de) | 1995-12-19 | 1995-12-19 | Schaltvorrichtung eines Zahnräderwechselgetriebes eines Kraftfahrzeuges |
| DE19547492.9 | 1995-12-19 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09189334A true JPH09189334A (ja) | 1997-07-22 |
Family
ID=7780601
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8359530A Pending JPH09189334A (ja) | 1995-12-19 | 1996-12-18 | 自動車の歯車変速機のシフト装置 |
Country Status (6)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0780590A1 (ja) |
| JP (1) | JPH09189334A (ja) |
| KR (1) | KR970046264A (ja) |
| BR (1) | BR9606044A (ja) |
| DE (1) | DE19547492C1 (ja) |
| MX (1) | MX9606666A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| SE511438C2 (sv) * | 1997-12-15 | 1999-09-27 | Volvo Lastvagnar Ab | Synkroniseringsanordning i en fordonsväxellåda |
Family Cites Families (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE1910844A1 (de) | 1969-03-04 | 1970-09-17 | Manfred Klaiss | Torgestaenge fuer Ballspiele |
| DE1910884B2 (de) * | 1969-03-04 | 1972-12-07 | Zahnradfabnk Friednchshafen AG, 7990 Friedrichshafen | Synchronisiervorrichtung fuer zahnraederwechselgetriebe |
| DE3624165A1 (de) * | 1985-07-26 | 1987-01-29 | Zahnradfabrik Friedrichshafen | Klauenschaltkupplung mit sperrsynchronisiereinrichtung |
| DE3737578A1 (de) * | 1986-11-20 | 1988-05-26 | Zahnradfabrik Friedrichshafen | Klauenschaltkupplung mit sperrsynchronisiereinrichtung |
| US5135087A (en) * | 1991-01-16 | 1992-08-04 | New Venture Gear, Inc. | Dual-cone synchronizer with servo action |
| JP3146507B2 (ja) * | 1991-03-19 | 2001-03-19 | トヨタ自動車株式会社 | シンクロナイザリングセット |
| JPH07301255A (ja) * | 1994-05-06 | 1995-11-14 | Kyowa Gokin Kk | 変速機の同期装置 |
-
1995
- 1995-12-19 DE DE19547492A patent/DE19547492C1/de not_active Expired - Lifetime
-
1996
- 1996-11-14 EP EP96118258A patent/EP0780590A1/de not_active Withdrawn
- 1996-12-17 KR KR1019960066542A patent/KR970046264A/ko not_active Application Discontinuation
- 1996-12-18 BR BR9606044A patent/BR9606044A/pt not_active Application Discontinuation
- 1996-12-18 JP JP8359530A patent/JPH09189334A/ja active Pending
- 1996-12-19 MX MX9606666A patent/MX9606666A/es unknown
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| KR970046264A (ko) | 1997-07-26 |
| MX9606666A (es) | 1997-06-28 |
| BR9606044A (pt) | 1998-08-25 |
| EP0780590A1 (de) | 1997-06-25 |
| DE19547492C1 (de) | 1997-05-07 |
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