JPH09188819A - 熱硬化性シリコーンゴム組成物およびその製造方法、ならびにその硬化物 - Google Patents

熱硬化性シリコーンゴム組成物およびその製造方法、ならびにその硬化物

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JPH09188819A
JPH09188819A JP29869196A JP29869196A JPH09188819A JP H09188819 A JPH09188819 A JP H09188819A JP 29869196 A JP29869196 A JP 29869196A JP 29869196 A JP29869196 A JP 29869196A JP H09188819 A JPH09188819 A JP H09188819A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 作業性および成形性が良好で、経時的な特性
変化や可塑化戻りが少ないため貯蔵安定性に優れ、ま
た、圧縮永久ひずみ性および耐熱性に優れたシリコーン
ゴムを得ることができる熱硬化性シリコーンゴム組成物
を提供する。 【解決手段】 (A) 平均重合度4000〜20000 のポリオル
ガノシロキサン 100重量部 (B) 末端が水酸基またはアルコキシ基で封鎖された、重
合度が6〜700 であるポリオルガノシロキサン 0.5〜20
重量部 (C) 微粉末フュームドシリカ 5〜200 重量部 (D) 平均単位式: M1O(R2 cSiO)zM2 (式中、M1はテトラアルキルアンモニウム基またはテト
ラアルキルホスホニウム基であり、M2はM1と同一もしく
は水素であり、R2は置換または非置換の一価の炭化水素
基を、c は1.98〜2.02の範囲の数を示し、z は1〜1000
の数である)で示される熱分解性触媒0.01〜5重量部 を含有することを特徴とする熱硬化性シリコーンゴム組
成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、熱硬化性シリコーンゴム
組成物およびその製造方法、ならびにその硬化物に係わ
り、更に詳しくは、作業性および成形性が良好で、経時
的な特性変化や可塑化戻りが少ないため貯蔵安定性に優
れ、また、圧縮永久ひずみ性や耐熱性に優れたシリコー
ンゴムを得ることができる熱硬化性シリコーンゴム組成
物およびその製造方法、ならびにその硬化物に関する。
【0002】
【発明の技術的背景とその問題点】シリコーンゴムは、
その優れた耐候性、耐熱性、耐寒性、電気特性などによ
り、建築用ガスケット、キーパッド、現像ロール・転写
ロールなどの各種ロール、電線、自動車用のホース・パ
ッキン類など非常に多くの用途に使用されているが、近
年、これまで以上に優れたシリコーンゴムの開発が望ま
れている。これらに使用されるシリコーンゴム組成物
は、一般的には、高重合度のポリオルガノシロキサンに
補強性微粉末シリカを配合し、必要に応じて各種特性向
上剤を添加して得られる。補強性微粉末シリカが配合さ
れたこれらのシリコーンゴム組成物は、高重合度のポリ
オルガノシロキサンと補強性微粉末シリカのなじみの悪
さから生じる経時的な特性変化、さらには、可塑化戻り
が生じることが知られている。これらを防止する方法と
しては、オルガノシラン、オルガノクロロシラン、オル
ガノシロキサン、オルガノシラザンなどの有機ケイ素化
合物であらかじめ表面処理されている補強性微粉末シリ
カを配合したり、あるいは配合混練中に上記のような有
機ケイ素化合物で表面処理する方法が用いられている。
この方法によると通常は処理剤の添加量を多くし、処理
度を上げるほど経時的な特性変化や可塑化戻りを抑える
ことが可能であるが、処理度を高くする程、シリコーン
ゴム組成物の可塑度が低下しベタツキが生じるため、ロ
ール作業性や成形性が非常に悪くなり、シリコーンゴム
の生産性を著しく低下させるという欠点があった。特
に、押し出し成形においては、形状保持性が低下するた
め成形することが困難となる。別の方法としては、特開
昭59−176325号、特開昭59−176326号などには、低粘度
のヒドロキシル末端封鎖ポリジオルガノシロキサンと充
填剤を混合し、硫酸などのアルカリ性触媒を添加するこ
とにより低粘度のヒドロキシル末端封鎖ポリジオルガノ
シロキサンを縮重合させて高分子量化する方法が提案さ
れており、確かに充填剤の配合に要するエネルギーは小
さいものの、別に重合前に十分に水分を除去する工程と
重合工程が必要であり、さらに、低粘度のヒドロキシル
末端封鎖ポリジオルガノシロキサンに充填剤を混合する
ため充填剤を十分に分散させようとすると非常に多くの
時間を要し、結局のところ多くの製造エネルギーが必要
とされる。加えて、水分や充填剤の影響により重合をコ
ントロールするのが難しく、このための製造されるシリ
コーンゴム組成物の安定製造が難しく、さらには、生成
低分子シロキサンの発生量も多い。低分子シロキサン
は、建築用ガスケット材における壁面汚染、複写機用ロ
ールにおけるオフセット現象、キーパッドにおける接点
不良などを引き起こす原因とされており、各用途におい
てシリコーンゴム組成物中の低分子シロキサン量の低減
が強く求められている。さらに、硫酸などの、熱により
分解し、系内から消失することができない触媒を使用し
た場合、シリコーンゴムの耐熱性が悪くなるという欠点
がある。また、シリコーンゴムに補強効果を与える最も
重要な充填剤であるフュームドシリカや沈澱シリカなど
の酸性充填剤は重合抑制作用を示すため、その配合量は
低粘度のヒドロキシル末端封鎖ポリジオルガノシロキサ
ン 100重量部に対して1〜40重量部の範囲内に限定され
ている。このため、得られるシリコーンゴム組成物の特
性は制限を受けざるを得ない。一方、建築用ガスケッ
ト、現像ロール・転写ロールなどの各種ロール、さらに
はシール材、パッキン材にいたるまで様々な用途におい
て、これまで以上に優れた特性のシリコーンゴムの開発
が望まれていることは周知の通りである。
【0003】
【発明の目的】本発明は、この様な課題に対してなされ
たものである。すなわち、本発明は熱硬化性シリコーン
ゴム組成物およびこの製造方法、ならびにその硬化物に
係わり、更に詳しくは、作業性および成形性が良好で、
経時的な特性変化や可塑化戻りが少ないため貯蔵安定性
に優れ、また、圧縮永久ひずみ性に優れたシリコーンゴ
ムを容易に得ることができる熱硬化性シリコーンゴム組
成物およびその製造方法、ならびにその硬化物に関す
る。
【0004】
【発明の構成】本発明者らは、上記目的を達成すべく鋭
意検討した結果、ベースポリマーとなるポリオルガノシ
ロキサンに対し、末端が水酸基またはアルコキシ基で封
鎖されたポリオルガノシロキサンと特定の熱分解性触媒
を併用配合してなる熱硬化性シリコーンゴム組成物が、
作業性および成形性が良好で、経時的な特性変化や可塑
化戻りが少ないため貯蔵安定性に優れ、また、圧縮永久
ひずみ性および耐熱性に優れたシリコーンゴムを容易に
得ることができることを見出し、さらに短時間で本組成
物を製造することが可能であることを見出し、本発明を
完成するに至った。即ち本発明は、 (A)平均単位式: RaSiO(4-a)/2 (式中、R は置換または非置換の一価の炭化水素基を、
a は1.98〜2.02の範囲の数を示す)で示される平均重合
度4000〜20000 のポリオルガノシロキサン 100重量部 (B) 平均単位式: R1 bSiO(4-b)/2 (式中、R1は置換または非置換の一価の炭化水素基を、
b は1.98〜2.02の範囲の数を示す)で示され、末端が水
酸基またはアルコキシ基で封鎖された、重合度が6〜70
0 であるポリオルガノシロキサン 0.5〜20重量部 (C) 微粉末フュームドシリカ 5〜200 重量部 (D) 平均単位式: M1O(R2 cSiO)zM2 (式中、M1はテトラアルキルアンモニウム基またはテト
ラアルキルホスホニウム基であり、M2はM1と同一もしく
は水素であり、R2は置換または非置換の一価の炭化水素
基を、c は1.98〜2.02の範囲の数を示し、z は1〜1000
の数である)で示される熱分解性触媒0.01〜5重量部 を含有することを特徴とする熱硬化性シリコーンゴム組
成物およびその製造方法、ならびにその硬化物である。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明に使用する(A) 成分の 平均単位式: RaSiO(4-a)/2 (式中、R は置換または非置換の一価の炭化水素基を、
a は1.98〜2.02の範囲の数を示す)で示されるポリオル
ガノシロキサンは、硬化性シリコーン組成物のベースポ
リマーとなるものであって、主として直鎖状のものが用
いられるが、その一部が分岐鎖状、三次元構造を形成し
ていてもよく、また単独重合体、共重合体またはそれら
の混合物であってもよい。このポリオルガノシロキサン
のケイ素原子に結合する置換または非置換の一価の炭化
水素基としては、例えばメチル基、エチル基、プロピル
基のようなアルキル基;ビニル基、アリル基、ブタジエ
ニル基のようなアルケニル基;フェニル基、キセニル
基、ナフチル基のようなアリール基;シクロヘキシル基
のようなシクロアルキル基;シクロヘキセニル基のよう
なシクロアルヤニル基;ベンジル基のようなアラルキル
基;トリル基、キシリル基のようなアルキルアリール基
等が例示される。これらのケイ素原子に結合する一価の
炭化水素基としては、主にメチル基が用いられるが、例
えばビニル基ならば機械的強度と架橋性の点から、有機
基の全数に対して0〜5%程度含有していてもよく、特
に0.05〜3%の範囲が好ましい。なお、ポリオルガノシ
ロキサンの分子鎖末端としては、水酸基、アルコキシ基
またはトリオルガノシリル基が例示され、トリオルガノ
シリル基がより好ましい。このトリオルガノシリル基と
しては、トリメチルシリル基、ジメチルビニルシリル
基、メチルフェニルビニルシリル基、メチルジフェニル
シリル基等が例示される。上記(A) 成分の平均重合度
は、4000〜20000 の範囲であり、好ましくは6000〜1000
0 である。この重合度が小さすぎると十分な機械的強度
が得られにくく、逆に大きすぎると系への配合が困難に
なる。
【0006】本発明に使用する(B) 成分は、 平均単位式: R1 bSiO(4-b)/2 (式中、R1は置換または非置換の一価の炭化水素基を、
b は1.98〜2.02の範囲の数を示す)で示され、末端が水
酸基またはアルコキシ基で封鎖された、重合度が6〜70
0 、好ましくは10〜300 、より好ましくは15〜200 であ
るポリオルガノシロキサンであり、主として直鎖状のも
のが用いられるが、その一部が分岐鎖状、三次元構造を
形成していてもよい。このポリオルガノシロキサンに使
用される置換または非置換の一価炭化水素基としては、
例えばメチル基、エチル基、プロピル基のようなアルキ
ル基;ビニル基、アリル基、ブタジエニル基のようなア
ルケニル基;フェニル基、キセニル基、ナフチル基のよ
うなアリール基;シクロヘキシル基のようなシクロアル
キル基;シクロヘキセニル基のようなシクロアルヤニル
基;ベンジル基のようなアラルキル基;トリル基、キシ
リル基のようなアルキルアリール基等が例示されるが、
ベースポリマーとなる(A) 成分のポリオルガノシロキサ
ンとの馴染み性を考慮し、(A) 成分で用いた一価の炭化
水素基と同様な基であることが望ましい。さらにポリオ
ルガノシロキサンの分子鎖末端は、水酸基、アルコキシ
基のいずれかである。また、(B) 成分の分子量は、高分
子量になると処理剤としての効果が少なくなり、低分子
量すぎると得られるコンパウンドのロール作業性が悪化
するため、重合度を6〜700 、好ましくは10〜300 、よ
り好ましくは15〜200 の範囲とする。(B) 成分の配合量
は、多すぎると得られるコンパウンドが粘着質になり、
少なすぎると本来の目的である混練時間の短縮、経時変
化の抑制効果が得られなくなるため、(A) 成分 100重量
部に対して 0.5〜20重量部の範囲で使用される。
【0007】(C) 成分の微粉末フュームドシリカは、一
般的にシリコーンゴムなどに配合されている公知のもの
でよい。これらフュームドシリカの好ましい粒径は20μ
m 以下である。これらのフュームドシリカは、表面処理
されていないもの、あるいは、オルガノシラン、オルガ
ノクロロシラン、オルガノシロキサン、オルガノシラザ
ンなどで表面処理されていてもよい。湿式シリカは、含
水率が高く、(D) 成分の触媒作用を低下させるため好ま
しくない。この(C) 成分の配合量は、多すぎると加硫し
て得られるシリコーンゴムの機械的性質が低下し、ま
た、少なすぎても機械的性質が低下するため、(A) 成分
100重量部に対して5〜200 重量部の範囲で使用され
る。
【0008】本発明に使用する(D) 成分は、 平均単位式: M1O(R2 cSiO)zM2 (式中、M1はテトラアルキルアンモニウム基またはテト
ラアルキルホスホニウム基であり、M2はM1と同一もしく
は水素であり、R2は置換または非置換の一価の炭化水素
基を、c は1.98〜2.02の範囲の数を示し、z は1〜1000
の数である)で示される熱分解性触媒である。(D) 成分
は、重合度z が1〜1000の範囲のものが使用されるが、
好ましくは5〜100 のものである。重合度z が1000を越
えると粘度が高くなり、取扱いが困難となり作業性が低
下する。この(D) 成分は、テトラアルキルアンモニウム
ハイドロキサイド、テトラアルキルホスホニウムハイド
ロキサイドとポリオルガノシロキサンとを公知の方法で
反応させることにより得られる。ここで、これらハイド
ロキサイドを本目的で使用することも考えられるが、こ
れらは通常、50重量%以下の水溶液として存在してお
り、このためシリコーンゴムコンパウンドへの分散性が
非常に悪くなり、目的とする混練時間の短縮が達成され
ず、また、たとえ分散させたとしても触媒作用を低下さ
せる水を組成物中に含有させてしまうことから反応のコ
ントロールが難しく、シリコーンゴムコンパウンドのま
とまりがなくなり、ばらけてしまって製造不可能な状況
に陥ることもあり、安定した特性を得るのは非常に難し
い。尚、50重量%を越える水溶液は調製できず、この場
合はソリッド状となってしまい、これも分散させるのが
非常に困難となる。一方、本発明の(D) 成分は、シリコ
ーンゴムコンパウンドへの分散性が非常に良く、また水
分を含まないため反応のコントロールが容易で、簡単に
短時間で本目的のシリコーンゴム組成物を得ることが可
能となる。尚、触媒の安定性の面からは、テトラアルキ
ルアンモニウムシラノレートのほうが好ましい。この
(D) 成分は、(B) 成分の水酸基またはアルコキシ基と
(C) 成分上の水酸基とを縮重合させ、フィラー処理を行
なうと同時に、(B) 成分同士の縮重合もおこし、さら
に、(C) 成分が有する微量な水分によりシリコーンゴム
組成物の若干の平衡化も同時に促すと考えられる。これ
により、本シリコーンゴム組成物内の残存水酸基および
アルコキシ基は非常に少なく、かつ、(A) 成分と(C) 成
分のなじみが非常によくなり、作業性および成形性が良
好で、経時的な特性変化や可塑化戻りが少ない貯蔵安定
性に優れた、さらに、圧縮永久ひずみ性や耐熱性に優れ
たシリコーンゴムを得ることができる。(D) 成分の配合
量は、(A) 成分100 重量部に対して0.01〜5重量部が好
ましく、0.01重量部より少ないと反応が十分に進まず、
5重量部より多いと触媒分解物質の臭気が問題となる。
また、(D) 成分の分解温度に特に限定はないが、安定性
の面からは70℃以上が好ましく、また、反応温度の面か
らは130 ℃以下が好ましい。
【0009】本発明の熱硬化性シリコーンゴム組成物
は、(A) 高分子量ポリオルガノシロキサンと(B) 末端が
水酸基またはアルコキシ基で封鎖された低粘度のポリオ
ルガノシロキサンと(C) フュームドシリカを配合したシ
リコーンゴム組成物に、前述した(D) 熱分解性触媒を添
加し反応させるだけで得られる。よって、特開昭59−17
6326号に示されたような製造時の脱水工程、重合工程や
長時間の充填剤分散工程を必要とせず、通常よく知られ
たシリコーンゴムの製造方法で製造することが可能であ
り、得られるシリコーンゴム組成物は、低分子シロキサ
ンの生成量も少なく、さらに、フュームドシリカの多量
配合も行なうことが可能であるため、多様なシリコーン
ゴム組成物の設計が可能である。さらにオルガノシラ
ン、オルガノクロロシラン、オルガノシロキサン、オル
ガノシラザンなどの有機ケイ素化合物であらかじめ表面
処理されている補強性微粉末シリカを配合したり、ある
いは配合混練中に上記のような有機ケイ素化合物で表面
処理する方法に比べて、熟成時間が大幅に短縮され、シ
リコーンゴム組成物の可塑度低下やベタツキもなく、ロ
ール作業性や成形性は良好である。
【0010】次に、本組成物の製造にあたっては、 (A)
〜(D) 成分を一括混合してもよく、または、 (A)〜(C)
成分を混合した後に(D) 成分を添加してもよい。ただ
し、(D) 成分は、その分解温度以下で添加する必要があ
り、添加後は、分解温度以上にする必要がある。ただ
し、ここに示した製造工程は、通常のシリコーンゴム組
成物の製造方法に(D) 成分を加えただけのものであり、
当業者においては、特別に製造装置を導入したり、減圧
・脱水などの工程を経ることなく容易に製造することが
可能である。
【0011】また、本発明のシリコーンゴム組成物は硬
化剤を配合して硬化させることにより、ゴム状弾性体と
なる。硬化剤は、上記した (A)成分〜(D)成分より基本
的になる組成物を硬化させてゴム状弾性体とするもので
ある。硬化方法としては、有機過酸化物による硬化方法
と付加型架橋剤および触媒による硬化方法とが挙げられ
る。有機過酸化物による硬化剤としては、従来公知のベ
ンゾイルパーオキサイド、2,4 −ジクロロベンゾイルパ
ーオキサイド、ジターシャリーブチルパーオキサイド、
ジクミルパーオキサイド、2,5 −ジメチル−2,5 −ジ
(ターシャリーブチルパーオキシ)ヘキサン等が例示さ
れる。これらは、(A) 成分 100重量部に対して0.1〜5
重量部の範囲で使用される。また、付加型反応による硬
化剤としては、1分子中に平均2個以上のケイ素原子に
結合せる水素原子を有するポリオルガノシロキサンが架
橋剤として用いられ、かつ白金系触媒が硬化性触媒とし
て用いられる。上記水素原子を有するポリオルガノシロ
キサンの配合量は、(A) 成分と(C) 成分とにおけるポリ
オルガノシロキサン中のケイ素原子に結合せるアルケニ
ル基1個に対し、ケイ素分子に結合せる水素原子 0.5個
〜5個に相当する量であり、また白金系触媒は(A) 成分
と(C)成分との合計量に対し1〜1000ppm 程
度が一般的である。このようにして得られたシリコーン
ゴムは、残存水酸基およびアルコキシ基が非常に少な
く、かつ、各成分のなじみが非常によいため、圧縮永久
ひずみ性や耐熱性に非常に優れている。
【0012】本発明に用いるシリコーンゴム組成物に
は、以上の成分の他に本発明による効果を阻害しない範
囲で半補強性ないし非補強性の充填剤を配合することが
できる。この半補強性ないし非補強性の充填剤として
は、粉砕シリカ・ケイソウ土・金属炭酸塩・クレー・タ
ルク・マイカ・酸化チタンなどをあげることができる。
また、シリコーンゴム組成物に従来から用いられている
耐熱添加剤、難燃剤、酸化防止剤、加工助剤なども配合
することができる。さらに、カーボン・フェライト粉末
などを配合し、高周波誘電加熱により成形も可能であ
る。
【0013】
【発明の効果】本発明で得られたシリコーンゴム組成物
は、作業性および成形性が良好で、経時的な特性変化や
可塑化戻りが少ないため貯蔵安定性に優れ、また、圧縮
永久ひずみ性や耐熱性に優れたシリコーンゴムを容易に
得ることができ、さらに特別に製造装置を導入したり、
減圧・脱水などの工程を経ることなく短時間で本組成物
を製造することが可能である。
【0014】
【実施例】次に本発明の実施例について説明するが、本
発明は、下記実施例に制限されるものではない。また、
例中における部は、重量部を表す。 実施例1 (CH3)2SiO 単位99.88 モル%、(CH3)(CH2=CH)SiO単位0.
12モル%からなり、末端がジメチルビニルシリル基で封
鎖された、重合度6000のポリオルガノシロキサン100 部
と、末端がシラノール基で閉鎖され、重合度が60である
ポリジオルガノシロキサン5部、フュームドシリカ(AE
ROSIL 130)45部をニーダーミキサーで均一になるまで混
練し、テトラメチルアンモニウムシラノレート(z =2
0) 0.3部を添加し混練した。このときの温度は、60℃
であった。この後 130℃×1時間加熱処理してシリコー
ンゴム組成物を得た。得られたシリコーンゴム組成物の
可塑度は 270であり、ベタツキもなかった。この組成物
の低分子シロキサン(D3〜D20)を測定したところ、 832
0ppmであった。この組成物に2,5 −ジメチル2,5 −ジ
(ターシャリーブチルパーオキシ)ヘキサン 0.2部を添
加して、均一に混合してシリコーンゴム組成物を得た。
この際、ロール作業性を評価したが非常に良好であっ
た。次に、この組成物を温度 170℃、圧力100kgf/c
m2 、10分間プレスにて一次加硫を、空気循環乾燥機で
200℃×4時間の二次加硫を行い、 200mm×200mm ×2m
mのシートと圧縮永久ひずみ用の試験片を作製した。こ
れを用いてJIS C 2123による硬さおよび圧縮永久ひずみ
を測定した。硬さは50であり、 180℃で22時間における
圧縮永久ひずみ(25%圧縮)は5%であった。また、23
0 ℃で14日間の空気加熱老化試験を実施したところ、硬
さ52と大きな変化はなかった。さらに、本組成物を湿度
90%、温度60℃の条件に2週間放置した後、6インチ二
本ロールに投入し、可塑化戻りの様子を観察し、硬さお
よび圧縮永久ひずみを測定して特性変化の有無を確認し
た。可塑化戻りはなく、すぐに二本ロールに巻き付き、
ロール作業性も良好であった。可塑度は 268であり、硬
さ50、圧縮永久ひずみ5%と特性変化は見られなかっ
た。
【0015】実施例2 (CH3)2SiO 単位99.88 モル%、(CH3)(CH2=CH)SiO単位0.
12モル%からなり、末端がジメチルビニルシリル基で封
鎖された、重合度6000のポリオルガノシロキサン100 部
と、末端がシラノール基で閉鎖され、重合度が60である
ポリジオルガノシロキサン5部、フュームドシリカ(AE
ROSIL 130)45部をニーダーミキサーで均一になるまで混
練し、テトラブチルフォスホニウムシラノレート(z =
10)0.5部を添加し混練した。このときの温度は、70℃
であった。この後 150℃×1時間加熱処理してシリコー
ンゴム組成物を得た。得られたシリコーンゴム組成物の
可塑度は 274であり、ベタツキもなかった。この組成物
の低分子シロキサン(D3〜D20)を測定したところ 8560p
pmであった。この組成物に2,5 −ジメチル2,5 −ジ(タ
ーシャリーブチルパーオキシ)ヘキサン 0.2部を添加し
て、均一に混合してシリコーンゴム組成物を得た。この
際、ロール作業性を評価したが非常に良好であった。次
に、この組成物から実施例1と同様に試験片を作製し、
硬さおよび圧縮永久ひずみを測定した。硬さは50であ
り、 180℃で22時間における圧縮永久ひずみ(25%圧
縮) は6%であった。さらに、本組成物は湿度90%、温
度60℃の条件で2週間放置した後も可塑化戻りはなく、
すぐに二本ロールに巻き付き、ロール作業性も良好であ
った。可塑度は 274であり、硬さ50、圧縮永久ひずみ5
%と特性変化は見られなかった。
【0016】実施例3 (CH3)2SiO 単位99.88 モル%、(CH3)(CH2=CH)SiO単位0.
12モル%からなり、末端がジメチルビニルシリル基で封
鎖された、重合度6000のポリオルガノシロキサン100 部
と、末端がシラノール基で閉鎖され、重合度が60である
ポリジオルガノシロキサン2部、末端がトリメチルシリ
ル基で閉鎖され、重合度が20であるポリジオルガノシロ
キサン2部、表面処理フュームドシリカ(AEROSIL R-97
4)50部をニーダーミキサーで均一になるまで混練し、テ
トラメチルアンモニウムシラノレート(z =25) 0.1部
を添加し混練した。このときの温度は、70℃であった。
この後 150℃×30分間、加熱処理してシリコーンゴム組
成物を得た。得られたシリコーンゴム組成物の可塑度は
284であり、ベタツキもなかった。この組成物の低分子
シロキサン(D3〜D20)を測定したところ 7560ppmであっ
た。この組成物に2,5 −ジメチル2,5 −ジ(ターシャリ
ーブチルパーオキシ)ヘキサン 0.2部を添加して、均一
に混合してシリコーンゴム組成物を得た。この際、ロー
ル作業性を評価したが非常に良好であった。次に、この
組成物から実施例1と同様に試験片を作製し、硬さおよ
び圧縮永久ひずみを測定した。硬さは54であり、 180℃
で22時間における圧縮永久ひずみ(25%圧縮)は5%で
あった。さらに、本組成物は湿度90%、温度60℃の条件
で2週間放置した後も可塑化戻りはなく、すぐに二本ロ
ールに巻き付き、ロール作業性も良好であった。可塑度
は 285であり、硬さ54、圧縮永久ひずみ5%と特性変化
は見られなかった。
【0017】実施例4 (CH3)2SiO 単位99.88 モル%、(CH3)(CH2=CH)SiO単位0.
12モル%からなり、末端がジメチルビニルシリル基で封
鎖された、重合度6000のポリオルガノシロキサン100 部
と、末端がトリメチルシリル基で閉鎖され、重合度が20
であるポリジオルガノシロキサン5部、フュームドシリ
カ(AEROSIL 130)45部をニーダーミキサーで均一になる
まで混練し、テトラメチルアンモニウムシラノレート
(z =25)0.5部を添加し混練した。このときの温度
は、70℃であった。この後 150℃×30分間加熱処理して
シリコーンゴム組成物を得た。得られたシリコーンゴム
組成物の可塑度は 255であり、ベタツキもなかった。こ
の組成物の低分子シロキサン(D3〜D20)を測定したとこ
ろ 9560ppmであった。この組成物に2,5 −ジメチル2,5
−ジ(ターシャリーブチルパーオキシ)ヘキサン 0.2部
を添加して、均一に混合してシリコーンゴム組成物を得
た。この際、ロール作業性を評価したが非常に良好であ
った。次に、この組成物から実施例1と同様に試験片を
作製し、硬さおよび圧縮永久ひずみを測定した。硬さは
47であり、 180℃で22時間における圧縮永久ひずみ(25
%圧縮)は3%であった。さらに、本組成物は湿度90
%、温度60℃の条件で2週間放置した後も可塑化戻りは
なく、すぐに二本ロールに巻き付き、ロール作業性も良
好であった。可塑度は 254であり、硬さ47、圧縮永久ひ
ずみ3%と特性変化は見られなかった。
【0018】比較例1 (CH3)2SiO 単位99.88 モル%、(CH3)(CH2=CH)SiO単位0.
12モル%からなり、末端がジメチルビニルシリル基で封
鎖された、重合度6000のポリオルガノシロキサン100 部
と、末端がトリメチルシリル基で閉鎖され、重合度が20
であるポリジオルガノシロキサン5部、フュームドシリ
カ(AEROSIL 130)45部をニーダーミキサーで均一になる
まで混練し、この後 150℃×30分間加熱処理してシリコ
ーンゴム組成物を得た。得られたシリコーンゴム組成物
の可塑度は277 であた、ベタツキが少し感じられた。こ
の組成物の低分子シロキサン(D3〜D20)を測定したとこ
ろ14970ppmであった。この組成物に2,5 −ジメチル2,5
−ジ(ターシャリーブチルパーオキシ)ヘキサン 0.2部
を添加して、均一に混合してシリコーンゴム組成物を得
た。この際、ロール作業性を評価したが少しベタツキが
あった。次に、この組成物から実施例1と同様に試験片
を作製し、硬さおよび圧縮永久ひずみ、ならびに耐熱試
験後の硬さを測定した。硬さは55であり、 180℃で22時
間における圧縮永久ひずみ(25%圧縮)は29%であっ
た。また、耐熱試験後の硬さは62であり、変化が認めら
れた。さらに、本組成物は湿度90%、温度60℃の条件で
2週間放置した後は可塑化戻りしており、二本ロールに
きれいに巻き付くまで時間を要した。可塑度は 258であ
り、硬さ50、圧縮永久ひずみ20%と特性変化が見られ
た。
【0019】比較例2 (CH3)2SiO 単位99.88 モル%、(CH3)(CH2=CH)SiO単位0.
12モル%からなり、末端がジメチルビニルシリル基で封
鎖された、重合度6000のポリオルガノシロキサン100 部
と、末端がチリメチルシリル基で閉鎖され、重合度が20
であるポリジオルガノシロキサン5部、フュームドシリ
カ(AEROSIL 130)45部をニーダーミキサーで均一になる
まで混練し、ヘキサメチルジシラザン2部を添加し混練
した。このときの温度は、50℃であった。この後 150℃
×3時間加熱処理してシリコーンゴム組成物を得た。得
られたシリコーンゴム組成物の可塑度は240 であり、か
なりベタツキがあった。この組成物の低分子シロキサン
(D3〜D20)を測定したところ13440ppmであった。この組
成物に2,5 −ジメチル2,5 −ジ(ターシャリーブチルパ
ーオキシ)ヘキサン 0.2部を添加して、均一に混合して
シリコーンゴム組成物を得た。この際、ロール作業性を
評価したがロールに粘着し作業しずらかった。次に、こ
の組成物から実施例1と同様に試験片を作製し、硬さお
よび圧縮永久ひずみを測定した。硬さは47であり、 180
℃で22時間における圧縮永久ひずみ(25%圧縮)は13%
であった。さらに、本組成物は湿度90%、温度60℃の条
件で2週間放置した後も可塑化戻りはなく、すぐに二本
ロールに巻き付き、ロール作業性も良好であった。可塑
度は 231であり、硬さ45、圧縮永久ひずみ9%と特性変
化が見られた。
【0020】比較例3 実施例1のテトラメチルアンモニウムシラノレートの代
わりにテトラメチルアンモニウムハイドロキサイド(30
%水溶液)を用いた以外は、同様にシリコーンゴム組成
物を得ようとしたが、温度110 ℃くらいになると、この
シリコーンゴム組成物のまとまりがなくなり、ばらけて
しまった。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)平均単位式: RaSiO(4-a)/2 (式中、R は置換または非置換の一価の炭化水素基を、
    a は1.98〜2.02の範囲の数を示す)で示される平均重合
    度4000〜20000 のポリオルガノシロキサン 100重量部 (B) 平均単位式: R1 bSiO(4-b)/2 (式中、R1は置換または非置換の一価の炭化水素基を、
    b は1.98〜2.02の範囲の数を示す)で示され、末端が水
    酸基またはアルコキシ基で封鎖された、重合度が6〜70
    0 であるポリオルガノシロキサン 0.5〜20重量部 (C) 微粉末フュームドシリカ 5〜200 重量部 (D) 平均単位式: M1O(R2 cSiO)zM2 (式中、M1はテトラアルキルアンモニウム基またはテト
    ラアルキルホスホニウム基であり、M2はM1と同一もしく
    は水素であり、R2は置換または非置換の一価の炭化水素
    基を、c は1.98〜2.02の範囲の数を示し、z は1〜1000
    の数である)で示される熱分解性触媒0.01〜5重量部を
    含有することを特徴とする熱硬化性シリコーンゴム組成
    物。
  2. 【請求項2】(D) 成分の分解温度より低い温度で(A) 〜
    (D) 成分を一括混合するか、あるいは(D) 成分の分解温
    度より低い温度で(A) 〜(C) 成分を混合後に更に(D) 成
    分を添加した後、(D) 成分の分解温度以上に加熱するこ
    とを特徴とする請求項1記載の熱硬化性シリコーンゴム
    組成物の製造方法。
  3. 【請求項3】請求項1記載の熱硬化性シリコーンゴム組
    成物に必要量の硬化剤を配合し硬化させてなるシリコー
    ンゴム硬化物。
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