JPH10168317A - 硬化性シリコーンゴム組成物およびその製造方法 - Google Patents

硬化性シリコーンゴム組成物およびその製造方法

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JPH10168317A
JPH10168317A JP8353275A JP35327596A JPH10168317A JP H10168317 A JPH10168317 A JP H10168317A JP 8353275 A JP8353275 A JP 8353275A JP 35327596 A JP35327596 A JP 35327596A JP H10168317 A JPH10168317 A JP H10168317A
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Osamu Takuma
修 宅萬
Takao Matsushita
隆雄 松下
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Dow Corning Toray Silicone Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 硬化後は機械的強度を犠牲にすることなく、
難燃性と電気的特性に優れたシリコーンゴムとなり得る
硬化性シリコーンゴム組成物を提供する。 【解決手段】 (A)平均組成式;RaSiO(4-a)/2(式
中、Rは置換または非置換の1価炭化水素基であり、a
は1.95〜2.05の数である。)で示され、1分子中
に少なくとも2個のケイ素原子結合アルケニル基を有す
るオルガノポリシロキサン、(B)微粉末状シリカ、(C)
(a)白金化合物と(b)分子中にアルキニル基とアルコー
ル性水酸基を含有する化合物の反応混合物および(D)硬
化剤からなる硬化性シリコーンゴム組成物、さらにはト
リアゾール系化合物からなる硬化性シリコーンゴム組成
物、およびそれらの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は硬化性シリコーンゴ
ム組成物に関する。詳しくは、難燃性に優れ、かつ、良
好な電気特性を有する硬化性シリコーンゴム組成物およ
びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】シリコーンゴムは、耐熱性,耐侯性,電
気特性等に優れているため各種分野で使用されている。
ところが、これらのシリコーンゴムは可燃性であるとい
う欠点を有している。そのため、これまでにシリコーン
ゴムを自己消炎性(難燃性)にする組成物が数多く提案
されている。例えば、シリコーンゴムコンパウンドに塩
化白金酸,白金オレフィン錯体等の白金化合物を配合し
た組成物(特公昭44−2591号公報)が提案されて
いる。しかし、これらの白金化合物だけでは難燃性の向
上効果が小さいため、これらの白金化合物と無機質充填
剤を組み合わせてシリコーンゴムの難燃性を向上させた
組成物が多数提案されており、例えば、シリコーンゴム
コンパウンドに白金化合物とヒュームド二酸化チタンを
配合した組成物(特公昭47−21826号公報)、シ
リコーンゴムコンパウンドに白金化合物と微粉状炭酸マ
ンガンを配合した組成物(特公昭51−23979号公
報)、シリコーンゴムコンパウンドに白金化合物と酸化
鉄を配合した組成物(特公昭51−35501号公報)
などが知られている。しかしながら、これらのシリコー
ンゴム組成物といえども十分満足すべき難燃性を示さ
ず、加えて、上記白金化合物とヒュームド二酸化チタン
を配合した組成物は湿気によってシリコーンゴムの電気
的特性が低下するという欠点があり、白金化合物と微粉
状炭酸マンガンを配合した組成物は加硫剤としてアシル
系有機過酸化物を使用した場合に加硫阻害を引き起こし
て十分に加硫しないという欠点があり、白金化合物と酸
化鉄を配合した組成物は酸化鉄の配合量を多くしないと
難燃性向上効果が認められず、配合量を多くするとシリ
コーンゴムの機械的強度が低下するという欠点があっ
た。また、これらのシリコーンゴム組成物の難燃性は不
燃性成分である無機質充填剤の配合量を多くし、可燃性
成分であるポリオルガノシロキサン生ゴムの配合量を少
なくすればさらに向上することも知られている。ところ
が、これらの方法で得られたシリコーンゴム組成物は、
成形加工性に劣り、また、加熱硬化後のシリコーンゴム
成形品の機械的強度が低下するという欠点があり、その
用途が制限されるという問題点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は上記の問題
点を解消すべく鋭意研究した結果、特定の硬化性シリコ
ーンゴム組成物に、特定の添加剤成分を配合すれば、硬
化後のシリコーンゴムの難燃性が飛躍的に向上し、加え
て、耐トラッキング性に代表される電気特性が著しく向
上することを見出し、本発明に到達した。すなわち、本
発明の目的は硬化後は機械的強度を犠牲にすることな
く、難燃性と電気的特性に優れたシリコーンゴムとなり
得る硬化性シリコーンゴム組成物およびその製造方法を
提供することにある。
【0004】
【課題の解決手段】 本発明は、(A)平均組成式;RaSiO(4-a)/2(式中、Rは置換または非置換 の1価炭化水素基であり、aは1.95〜2.05の数である。)で示され、1分 子中に少なくとも2個のケイ素原子結合アルケニル基を有するオルガノポリシロ キサン 100重量部、 (B)微粉末状シリカ 10〜100重量部、 (C)(a)白金化合物と(b)分子中にアルキニル基とアルコール性水酸基を含有す る化合物の反応混合物 (A)成分100万重量部に対して白金金属量 として1〜1,000重量部となる量 および (D)硬化剤 本発明組成物を硬化させるのに十分な量 からなる硬化性シリコーンゴム組成物、および (A)平均組成式;RaSiO(4-a)/2(式中、Rは置換または非置換の1価炭化水 素基であり、aは1.95〜2.05の数である。)で示され、1分子中に少なく とも2個のケイ素原子結合アルケニル基を有するオルガノポリシロキサン 100重量部、 (B)微粉末状シリカ 10〜100重量部、 (C)(a)白金化合物と(b)分子中にアルキニル基とアルコール性水酸基を含有す る化合物の反応混合物 (A)成分100万重量部に対して白金金属量 として1〜1,000重量部となる量、 (E)トリアゾール系化合物 0.01〜10重量部 および (D)硬化剤 本発明組成物を硬化させるのに十分な量 からなる硬化性シリコーンゴム組成物、およびこれらの
製造方法に関する。
【0005】
【発明の実施の形態】これを説明すると、本発明に使用
される(A)成分のオルガノポリシロキサンは本発明組成
物の主成分であり、平均組成式RaSiO(4-a)/2で示さ
れる。式中、Rは置換または非置換の1価炭化水素基で
あり、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基などの
アルキル基;ビニル基、アリル基、ブチニル基、ヘキセ
ニル基などのアルケニル基;フェニル基などのアリール
基;3,3,3−トリフルオロプロピル基、2−フェニル
エチル基、2−シアノエチル基が挙げられる。そしてR
の50モル%以上がメチル基であることが好ましい。式
中、aは1.95〜2.05の数である。本成分は1分子
中に少なくとも2個のケイ素原子結合アルケニル基を有
する。このアルケニル基の結合位置は、側鎖でも末端で
もよく、その両方でもよい。本成分の分子構造は、直鎖
状または一部に分岐を有する直鎖状である。本成分の粘
度は特に限定されず、通常25℃における粘度が100
〜20,000,000の範囲である。本成分は単一重合
体でも共重合体でもよく、あるいはこれらの重合体の混
合物でもよい。本成分を構成するシロキサン単位の具体
例としては、ジメチルシロキサン単位、メチルビニルシ
ロキサン単位、メチルフェニルシロキサン単位、メチル
(3,3,3−トリフルオロプロピル)シロキサン単位が
挙げられる。また、本成分の分子末端基としては、トリ
メチルシロキシ基、シラノール基、ジメチルビニルシロ
キシ基、メチルビニルヒドロキシシロキシ基が例示され
る。このようなオルガノポリシロキサン生ゴムとして
は、両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルシロ
キサン・メチルビニルシロキサン共重合体、両末端ジメ
チルビニルシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン、両
末端シラノール基封鎖ジメチルシロキサン・メチルビニ
ルシロキサン共重合体、両末端メチルビニルヒドロキシ
シロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルビニルシロ
キサン共重合体、両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖
ジメチルシロキサン・メチルフェニルシロキサン・メチ
ルビニルシロキサン共重合体が挙げられる。
【0006】本発明に使用される(B)成分の微粉末状シ
リカは補強性もしくは準補強性の充填剤であり、本発明
組成物を硬化させて得られるシリコーンゴムに機械的強
度を付与するために必要とされる成分である。このよう
な微粉末状シリカとしては、ヒュームドシリカ等の乾式
法シリカ、沈澱シリカ等の湿式法シリカ等の補強性シリ
カ微粉末、石英粉末,けいそう土等の準補強性シリカ微
粉末が挙げられる。本成分としては、粒子径が50μm
以下であり、比表面積が50m2/g以上である微粉末
状シリカが好ましい。さらにこれらの表面が、オルガノ
シラン、オルガノジシラザン、オルガノシロキサンオリ
ゴマー等の有機ケイ素化合物で疎水化処理された微粉末
状シリカが好ましい。本成分の配合量は、少なすぎると
機械的強度が低下し、多すぎると(A)成分への配合が困
難になるため、(A)成分100重量部に対して10〜1
00重量部の範囲である。これは、10重量部未満であ
ると本発明組成物の硬化後の機械的強度が低下し、10
0重量部を越えると(A)成分への配合が困難になるから
である。
【0007】本発明に使用される(C)成分の白金化合物
と分子中にアルキニル基とアルコール性水酸基を含有す
る化合物の反応混合物は、本発明の特徴をなす成分であ
る。本成分を添加配合することにより、硬化後のシリコ
ーンゴムの難燃性を飛躍的に向上させることが可能とな
った。加えて、耐トラッキング性等の電気特性をを著し
く向上させることが可能となった。ここで、白金化合物
と分子中にアルキニル基とアルコール性水酸基を含有す
る化合物の反応混合物とは、これら両者が反応して生成
した生成物、およびこれらの生成物とその原料である白
金化合物と分子中にアルキニル基とアルコール性水酸基
を含有する化合物の両方もしくは片方が混在した混合物
を意味する。本成分を構成する(a)成分の白金化合物
は、(b)成分と反応する白金化合物であればよく、その
種類は特に限定されない。かかる白金化合物としては、
塩化白金酸、塩化白金酸のカリウム塩やナトリウム塩、
塩化白金酸とオレフィンの錯体、塩化白金酸とアルケニ
ルシロキサンの錯体、白金のジケトン錯体、二塩化白金
等が例示される。これらの中でも、特に特公昭42−2
2924号公報に開示されているような白金アルケニル
シロキサン錯体および塩化白金酸が好ましい。また(b)
成分の分子中にアルキニル基とアルコール性水酸基を含
有する化合物としては、アルキニル基とアルコール性水
酸基が少なくとも1つの炭素原子に結合していることが
好ましく、かかる化合物としては、3,5−ジメチル−
1−ヘキシン−3−オ−ル、2−メチル−3−ブチン−
2−オール、2−フェニル−3−ブチン−2−オ−ル、
1−エチニル−1−シクロヘキサノ−ル等が例示され
る。(a)成分と(b)成分の比率は重量比で(1:0.
1)〜(1:100)の範囲内が好ましく、(1:1)
〜(1:50)の範囲内がより好ましい。また、(a)成
分のモル数より、(b)成分のモル数が多くなる量が好ま
しい。このような反応混合物は、例えば、(a)成分と
(b)成分を混合し、常温もしくは加熱下に振盪または攪
拌した後、静置することによって容易に製造できる。本
成分の配合量は、(A)成分100万重量部に対して、白
金金属量として1〜1,000重量部、好ましくは10
〜200重量部となる量である。これは、1重量部未満
であると十分な難燃性と耐トラッキング性等の電気特性
が得られず、また1,000重量部を境にしてそれを超
える量を添加配合してもその効果を発揮しないからであ
る。
【0008】本発明に使用される(D)成分の硬化剤は、
本発明組成物を硬化させるためのものである。本成分の
代表例としては有機過酸化物がある。このような有機過
酸化物としては、ベンゾイルパーオキサイド、t−ブチ
ルパーベンゾエイト、ジクミルパーオキサイド、2,5
−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキ
サン等が例示される。
【0009】また、1分子中に3個以上のケイ素原子結
合水素原子を含有するオルガノハイドロジェンポリシロ
キサンとヒドロシリレーション反応触媒との併用したも
のがある。ここで、オルガノハイドロジェンポリシロキ
サンは架橋剤成分である。即ち、オルガノハイドロジェ
ンポリシロキサン中のケイ素原子結合水素原子がヒドロ
シリレーション反応触媒の存在下、(A)成分中のケイ素
原子結合アルケニル基に付加反応し、その結果本発明組
成物が架橋し硬化に至るのである。このオルガノハイド
ロジェンポリシロキサンは1分子中に少なくとも3個の
ケイ素原子結合水素原子を有することが必要である。ケ
イ素原子結合水素原子以外の有機基としては、メチル
基、エチル基、プロピル基で例示されるアルキル基;フ
ェニル基、トリル基で例示されるアリール基;3,3,3
−トリフルオロプロピル基、3−フルオロプロピル基で
例示される置換アルキル基等が挙げられる。
【0010】このオルガノハイドロジェンポリシロキサ
ンの分子構造としては、直鎖状、分岐を含む直鎖状、環
状、網目状のいずれでもよい。また粘度はとくに制限は
ないが、25℃における粘度が3〜10,000センチ
ポイズにあることが好ましい。この成分の配合量は、本
組成物中のケイ素原子結合水素原子のモル数とケイ素原
子結合アルケニル基のモル数の比が(0.5:1)〜
(20:1)となる量であり、好ましくは(1:1)〜
(1:3)となる量である。これはこのモル比が0.5
未満になると本発明組成物の硬化が不十分となり、20
を越えると水素ガスが発生して発泡することがあるから
である。
【0011】このようなオルガノハイドロジェンポリシ
ロキサンと併用されるヒドロシリレ−ション反応触媒は
硬化を促進するための触媒であり、ヒドロシリレ−ショ
ン反応を促進する触媒活性をもつ白金系金属自体、白金
系化合物またはこの白金系化合物を主成分とする組成物
である。このようなヒドロシリレ−ション反応用白金系
触媒としては、白金微粉末,塩化白金酸,アルコール変
性塩化白金酸,白金とジケトンの錯体,白金オレフィン
錯体,塩化白金酸とアルケニルシロキサンの錯体、およ
びこれらをアルミナ,シリカ,カーボンブラックなどの
担体に担持させたものが例示される(もちろん、(C)成
分に該当するものは含まれない。)。本成分の添加量
は、触媒量であり、ヒドロシリレ−ション反応触媒の種
類により異なり、特に限定されないが、通常は(A)成分
100万重量部に対して白金系金属自体として1〜50
0重量部の範囲内であり、好ましくは5〜100重量部
の範囲内である。
【0012】本発明に使用される(E)成分のトリアゾー
ル系化合物は上記した(A)成分〜(D)成分からなる組成
物の難燃性をさらに向上させる必要があるときに使用さ
れる。 かかるトリアゾール系化合物としては、ベンゾ
トリアゾール、1,2,3−トリアゾール、1,2,4−ト
リアゾールおよびこれらの誘導体がある。具体的には、
ベンゾトリアゾール、1−メチルベンゾトリアゾール、
5,6−ジメチルベンゾトリアゾール、2−フェニルベ
ンゾトリアゾール、1−メチル−1,2,3−トリアゾー
ル、1−フェニル−1,2,3−トリアゾール,4−メチ
ル−2−フェニル−1,2,3−トリアゾール、1−メチ
ル−1,2,4−トリアゾール、1,3−ジフェニル−1,
2,4−トリアゾールが例示される。かかるトリアゾー
ル系化合物の添加量は(A)成分100重量部に対して
0.01〜10重量部の範囲内である。
【0013】本発明の組成物は、上記した(A)成分〜
(D)成分あるいは(A)成分〜(E)成分からなるものであ
るが、これらの成分に加えて、シリコーンゴム組成物に
添加配合することが周知とされる従来公知の各種添加
剤、例えば、非補強性充填剤、顔料、耐熱剤、難燃剤、
内部離型剤、可塑剤等を添加配合することは、本発明の
目的を損なわない限り差し支えない。ここで、非補強性
充填剤としては、炭酸カルシウム、マイカ、酸化マグネ
シウム、酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム等が例
示される。顔料としては、カーボンブラック、ベンガ
ラ、二酸化チタンが例示される。耐熱剤としては、稀土
類酸化物、稀土類水酸化物、セリウムシラノレート、セ
リウム脂肪酸塩が例示される。難燃剤としては、ヒュー
ムド二酸化チタン、少量のカーボンブラック、炭酸マン
ガンが例示される。
【0014】本発明の組成物は上記した(A)成分〜(D)
成分あるいは(A)成分〜(E)成分の各所定量を均一に混
合することによって容易に製造されるが、(A)成分と
(B)成分を混練して、好ましくは加熱下混練してシリコ
ーンゴムベースコンパウンドを造り、しかる後に、(C)
成分と(D)成分あるいは(C)成分と(E)成分と(D)成分
を添加混合することにより製造することが好ましい。
(B)成分として、比表面積50m2/g以上の疎水化処
理していない補強性シリカ微粉末を使用するときは、シ
ラノール末端ジオルガノシロキサンオリゴマーや、ヘキ
サオルガノジシラザンと水のような可塑剤を(A)成分1
00重量部当り、1〜30重量部併用することが好まし
い。ここで(A)成分,(B)成分を混練してシリコーンゴ
ムベースコンパウンドを造る手段としては、ニーダーミ
キサーや2軸連続混練押出機等の従来公知の混練機が使
用可能であり、(C)成分,(E)成分および(D)成分を添
加混合するための手段としては、2本ロールやニーダー
ミキサー等の混練機が使用可能である。
【0015】本発明の組成物を硬化させる方法として
は、硬化剤として有機過酸化物を使用した場合は、この
有機過酸化物の分解温度以上の温度条件下で、例えば、
130〜200℃の温度条件下で加熱硬化させればよ
い。またオルガノハイドロジェンポリシロキサンとヒド
ロシリレーション反応触媒を使用した場合は、70〜2
00℃の温度条件下に加熱硬化させればよい。硬化性シ
リコーンゴム組成物の成形方法としては、圧縮成形、押
出成形などの従来公知の成形方法を目的に応じて適宜選
択すればよい。
【0016】以上のような本発明の組成物は、硬化後は
機械的強度を犠牲にすることなく、特に、難燃性と耐ト
ラッキンク性に代表される電気特性(耐トラッキング
性、耐アーク性、耐エロージョン性等)に優れているの
で、かかる特性が要求される用途、例えば、自動者用部
品に適用される電気絶縁材、電気機器類に適用される電
気絶縁材、電線被覆材等として使用することができる。
【0017】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を説明する。実施
例中、部とあるのは重量部のことであり、粘度は25℃
における測定値である。実施例中、シリコーンゴムの物
性の測定,難燃性の測定,電気特性の測定は次に示す方
法に従って行った。 ○シリコーンゴムの物性の測定 JIS K 6301 加硫ゴムの物理特性測定方法に規
定された方法に準じて測定した。即ち、硬化性シリコー
ンゴム組成物を170℃で10分間の加熱条件下で圧縮
成形して、厚さ2mmのシリコーンゴムシートを成形した
(ただし、硬化性シリコーンゴム組成物が液状シリコー
ンゴム組成物である場合には200℃で10分間の加熱
条件下で圧縮成形した。)。このシリコーンゴムシート
の機械的強度をJIS K 6301に規定する方法に従
って測定した。 ○難燃性の測定 硬化性シリコーンゴム組成物をシート成形用金型に充填
し、170℃で10分間の温度条件下で圧縮成形して、
厚さ1mmのシリコーンゴムシートを作成した(ただし、
硬化性シリコーンゴム組成物が液状シリコーンゴム組成
物である場合には200℃で10分間の温度条件下で圧
縮成形した。)。次いで、このシリコーンゴムシートを
長さ130mm、幅13mm、厚さ1mmに切断して試験片と
した。この試験片を無風下に垂直に固定し、その試験片
の下端がブンゼンバーナーの炎(火炎11mm、内炎20
mm、外炎高さ40mm)の内炎上部にわずかに接する位置
で10秒間ブンゼンバーナの炎をあてて着火した。次い
でブンゼンバーナーを遠ざけ、試験片に着火した炎が消
炎するまでの時間(秒)を測定した。ここで、試験片5
枚について各2回の接炎試験を行い、合計10回の平均
値(秒)をもって難燃性のデータとした。 ○電気特性の測定 IEC.publ.587法に準じて、傾斜平板法耐ト
ラッキング性試験を行った。試験装置は日立化成工業株
式会社製,HAT−520形を使用した。試験電圧は
3.5kVであった。測定結果を示した表中の判定Aお
よび判定Bは、前者は試験片を通して高圧回路を流れる
電流が60mAを超えるまでの時間(分)であり、後者
は試験片の表面上に下部電極から25mmの位置につけた
マークにトラッキングが到達した時間(分)である。
【0018】
【実施例1】ジメチルシロキサン単位99.87モル%
とメチルビニルシロキサン単位0.13モル%からな
り、両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖されたジ
メチルシロキサン・メチルビニルシロキサン共重合体生
ゴム(重合度3,000)100部と比表面積200m2
/gのヒュームドシリカ30部、可塑剤として粘度30
センチポイズの両末端シラノール基封鎖ジメチルシロキ
サンオリゴマー10部をニーダーミキサーに投入して均
一に混練した。次いで175℃で60分間混練してシリ
コーンゴムベースコンパウンドを調製した。このベース
コンパウンド100部に、塩化白金酸とジビニルテトラ
メチルジシロキサンの錯体と3,5−ジメチル−1−ヘ
キシン−3−オールとの反応混合物(反応混合物1,白
金金属含有量5,000ppm)を白金金属量として30pp
mとなる量添加配合して、2本ロール上で均一に混合し
た。ここで、この反応混合物は塩化白金酸とジビニルテ
トラメチルジシロキサンの錯体100部に3,5−ジメ
チル−1−ヘキシン−3−オール100部を加えて、常
温下で振盪した後、1昼夜放置することにより造った。
次いで、この混合物に2,5−ジメチル−2,5−ジ(t
−ブチルパーオキシ)ヘキサンの50重量%シリコーン
オイルのペースト状混合物0.8部を添加し、均一に混
練して硬化性シリコーンゴム組成物を調製した。この硬
化性シリコーンゴム組成物の難燃性,電気特性を測定し
た。これらの測定結果を表1に示した。比較のために上
記において、反応混合物1の替わりに塩化白金酸とジビ
ニルテトラメチルジシロキサンの錯体を白金金属量とし
て30ppmとなる量添加配合した以外は実施例1と同様
にして、硬化性シリコーンゴム組成物を調製した。次い
でこの組成物の硬化後の特性を実施例1と同様にして測
定した。これらの測定結果を比較例1として表1に併記
した。
【表1】
【0019】
【実施例2】ジメチルシロキサン単位99.87モル%
とメチルビニルシロキサン単位0.13モル%からな
り、両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖されたジ
メチルシロキサン・メチルビニルシロキサン共重合体生
ゴム(重合度3,000)100部と比表面積200m2
/gのヒュームドシリカ30部、可塑剤として粘度30
センチポイズの両末端シラノール基封鎖ジメチルシロキ
サンオリゴマー10部をニーダーミキサーに投入して均
一に混練した。次いで175℃で60分間混練してシリ
コーンゴムベースコンパウンドを調製した。このベース
コンパウンド100部に、ベンゾトリアゾール0.15
部、塩化白金酸とジビニルテトラメチルジシロキサンの
錯体と3,5−ジメチル−1−ヘキシン−3−オールと
の反応混合物(反応混合物1)を白金金属量として5pp
m,30ppm,50ppmとなる量添加配合して、2本ロー
ル上で均一に混合した。ここで、この反応混合物は塩化
白金酸とジビニルテトラメチルジシロキサンの錯体10
0部に3,5−ジメチル−1−ヘキシン−3−オール1
00部を加えて、常温下で振盪した後、1昼夜放置する
ことにより造った。次いで、この混合物に2,5−ジメ
チル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサンの
50重量%シリコーンオイルのペースト状混合物0.8
部を添加し、均一に混練して硬化性シリコーンゴム組成
物を調製した。この硬化性シリコーンゴム組成物の物
性,難燃性,電気特性を測定した。これらの測定結果を
表2に示した。比較のために上記において、反応混合物
1の替わりに塩化白金酸とジビニルテトラメチルジシロ
キサンの錯体を白金金属量として30ppmとなる量添加
配合した以外は実施例1と同様にして、硬化性シリコー
ンゴム組成物を調製した。次いでこの組成物の硬化後の
物理特性を実施例1と同様にして測定した。これらの測
定結果を比較例2として表2に併記した。
【表2】
【0020】
【実施例3】ジメチルシロキサン単位99.87モル%
とメチルビニルシロキサン単位0.13モル%からな
り、両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖されたジ
メチルシロキサン・メチルビニルシロキサン共重合体生
ゴム(重合度3,000)100部と比表面積200m2
/gのヒュームドシリカ30部、可塑剤として粘度30
センチポイズの両末端シラノール基封鎖ジメチルシロキ
サンオリゴマー10部をニーダーミキサーに投入して均
一に混練した。次いで175℃で60分間混練してシリ
コーンゴムベースコンパウンドを調製した。このベース
コンパウンド100部に、ベンゾトリアゾール0.15
部、塩化白金酸の3重量%イソプロピルアルコール溶液
と2−メチル−3−ブチン−2−オールとの反応混合物
(反応混合物2,白金金属含有量6,000ppm)を白金
金属量として30ppmとなる量添加配合して、2本ロー
ル上で均一に混合した。ここで、この反応混合物は塩化
白金酸の3重量%イソプロピルアルコール溶液100部
に2−メチル−3−ブチン−2−オール100部を加え
て溶解させ、振盪した後、1昼夜放置することにより造
った。次いで、この混合物に2,5−ジメチル−2,5−
ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサンの50重量%シリ
コーンオイルのペースト状混合物0.8部を添加し、均
一に混練して硬化性シリコーンゴム組成物を調製した。
比較のために上記において、反応混合物2の替わりに塩
化白金酸の3重量%イソプロピルアルコール溶液を白金
金属含有量として30ppmとなる量加えて硬化性シリコ
ーンゴム組成物(比較例3)を調製した。これらの硬化
性シリコーンゴム組成物の硬化後の物理物性,難燃性,
電気特性を測定した。これらの測定結果を表3に示し
た。
【表3】
【0021】
【実施例4】分子鎖両末端がジメチルビニルシロキシ基
で封鎖されたジメチルポリシロキサン(粘度10,00
0センチストークス)100部に、比表面積200m2
/gのヒュームドシリカ25部、ヒュームドシリカの表
面処理剤としてヘキサメチルジシラザン5部、水1.5
部を均一になるまで混合し、さらに真空下、170℃で
2時間混練してシリコーンゴムベースコンパウンドを調
製した。このベースコンパウンドにベンゾトリアゾール
0.15部、分子鎖両末端がトリメチルシロキシ基で封
鎖されたジメチルシロキサン・メチルハイドロジェンシ
ロキサン共重合体(ケイ素原子結合水素原子含有量0.
7重量%)1.4部、実施例1で使用した反応混合物1
を白金金属量として30ppm(重量)となる量、ヒドロ
シリレ−ション反応触媒として塩化白金酸の3重量%イ
ソプロピルアルコール溶液を白金金属量として10ppm
となる量加えて均一に混合して、硬化性液状シリコーン
ゴム組成物を得た。この液状シリコーンゴム組成物の硬
化後の物理物性,難燃性,電気特性を測定した。これら
の測定結果を表4に示した。
【表4】
【0022】
【発明の効果】本発明の硬化性シリコーンゴム組成物
は、(A)成分〜(D)成分または(A)成分〜(E)成分から
なり、特に(C)(a)白金化合物と(b)分子中にアルキニ
ル基とアルコール性水酸基を含有する化合物の反応混合
物を含有しているので、難燃性に優れ、かつ、耐トラッ
キング性に代表される良好な電気特性を有するという特
徴を有する。また、本発明の製造方法は上記のような硬
化性シリコーンゴム組成物を効率よく製造することがで
きるという特徴を有する。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)平均組成式;RaSiO(4-a)/2(式中、Rは置換または 非置換の1価炭化水素基であり、aは1.95〜2.05の数である。)で示され 、1分子中に少なくとも2個のケイ素原子結合アルケニル基を有するオルガノポ リシロキサン 100重量部、 (B)微粉末状シリカ 10〜100重量部、 (C)(a)白金化合物と(b)分子中にアルキニル基とアルコール性水酸基を含有す る化合物の反応混合物 (A)成分100万重量部に対して白金金属量 として1〜1,000重量部となる量 および (D)硬化剤 本発明組成物を硬化させるのに十分な量 からなる硬化性シリコーンゴム組成物。
  2. 【請求項2】 (A)平均組成式;RaSiO(4-a)/2(式中、Rは置換または 非置換の1価炭化水素基であり、aは1.95〜2.05の数である。)で示され 、1分子中に少なくとも2個のケイ素原子結合アルケニル基を有するオルガノポ リシロキサン 100重量部、 (B)微粉末状シリカ 10〜100重量部、 (C)(a)白金化合物と(b)分子中にアルキニル基とアルコール性水酸基を含有す る化合物の反応混合物 (A)成分100万重量部に対して白金金属量 として1〜1,000重量部となる量 (E)トリアゾール系化合物 0.01〜10重量部 および (D)硬化剤 本発明組成物を硬化させるのに十分な量 からなる硬化性シリコーンゴム組成物。
  3. 【請求項3】 (a)成分が塩化白金酸とジビニルテトラ
    メチルジシロキサンの錯体である請求項1または請求項
    2記載の硬化性シリコーンゴム組成物。
  4. 【請求項4】 (C)成分中の(a)成分が塩化白金酸であ
    る請求項1または請求項2記載の硬化性シリコーンゴム
    組成物。
  5. 【請求項5】 (C)成分中の(b)成分が3,5−ジメチ
    ル−1−ヘキシン−3−オールである請求項1または請
    求項2記載の硬化性シリコーンゴム組成物。
  6. 【請求項6】 (C)成分中の(b)成分が2−メチル−3
    −ブチン−2−オ−ルである請求項1または請求項2記
    載の硬化性シリコーンゴム組成物。
  7. 【請求項7】 (D)成分が有機過酸化物である請求項1
    または請求項2記載の硬化性シリコーンゴム組成物。
  8. 【請求項8】 (D)成分が1分子中に3個以上のケイ素
    原子結合水素原子を含有するオルガノハイドロジェンポ
    リシロキサンとヒドロシリレーション反応触媒である請
    求項1または請求項2記載の硬化性シリコーンゴム組成
    物。
  9. 【請求項9】 (A)平均組成式;RaSiO(4-a)/2(式中、Rは置換または 非置換の1価炭化水素基であり、aは1.95〜2.05の数である。)で示され 、1分子中に少なくとも2個のケイ素原子結合アルケニル基を有するオルガノポ リシロキサン 100重量部、 (B)微粉末状シリカ 10〜100重量部 を混練してシリコーンゴムベースコンパウンドを造り、
    しかる後に、 (C)(a)白金化合物と(b)分子中にアルキニル基とアルコール性水酸基を含有す る化合物との反応混合物 (A)成分100万重量部に対して白金金属量 として1〜1,000重量部となる量 および (D)硬化剤 本発明組成物を硬化させるのに十分な量 を添加配合することを特徴とする硬化性シリコーンゴム
    組成物の製造方法。
  10. 【請求項10】 (A)平均組成式;RaSiO(4-a)/2(式中、Rは置換また は非置換の1価炭化水素基であり、aは1.95〜2.05の数である。)で示さ れ、1分子中に少なくとも2個のケイ素原子結合アルケニル基を有するオルガノ ポリシロキサン 100重量部、 (B)微粉末状シリカ 10〜100重量部 を混練してシリコーンゴムベースコンパウンドを造り、
    しかる後に、 (C)(a)白金化合物と(b)分子中にアルキニル基とアルコール性水酸基を含有す る化合物との反応混合物 (A)成分100万重量部に対して白金金属量 として1〜1,000重量部となる量 (E)トリアゾール系化合物 0.01〜10重量部 および (D)硬化剤 本発明組成物を硬化させるのに十分な量 を添加配合することを特徴とする硬化性シリコーンゴム
    組成物の製造方法。
  11. 【請求項11】 (C)成分中の(a)成分が塩化白金酸と
    ジビニルテトラメチルジシロキサンの錯体である請求項
    9または請求項10記載の製造方法。
  12. 【請求項12】 (C)成分中の(a)成分が塩化白金酸で
    ある請求項9または請求項10記載の製造方法。
  13. 【請求項13】 (C)成分中の(b)成分が3,5−ジメ
    チル−1−ヘキシン−3−オールである請求項9または
    請求項10記載の製造方法。
  14. 【請求項14】 (C)成分中の(b)成分が2−メチル−
    3−ブチン−2−オ−ルである請求項9または請求項1
    0記載の製造方法。
  15. 【請求項15】 (D成分が有機過酸化物である請求項
    9または請求項10記載の製造方法。
  16. 【請求項16】 (D)成分が1分子中に3個以上のケイ
    素原子結合水素原子を含有するオルガノハイドロジェン
    ポリシロキサンとヒドロシリレーション反応触媒である
    請求項9または請求項10記載の製造方法。
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