JPH09187262A - 解凍,冷凍装置 - Google Patents

解凍,冷凍装置

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JPH09187262A
JPH09187262A JP18643496A JP18643496A JPH09187262A JP H09187262 A JPH09187262 A JP H09187262A JP 18643496 A JP18643496 A JP 18643496A JP 18643496 A JP18643496 A JP 18643496A JP H09187262 A JPH09187262 A JP H09187262A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 食品などの品質劣化がほとんどない解凍,冷
凍装置を提供することにある。 【解決手段】 断熱層1で形成されたケーシング2と、
ケーシング2内に設置されてケーシング2内の収容空間
14に対向した伝熱面を有する熱導体5と、熱導体5と
熱的に導通しているペルチェ素子7と、ペルチェ素子7
に電力を供給する電源部13と、ペルチェ素子7に供給
する電力をコントロールすることにより、ケーシング2
内の空間14を解凍状態に制御する制御部12とを備え
たことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍食品(冷凍食
材)などの解凍機能を備えた家庭あるいは業務上で用い
られる解凍専用装置、食品などの冷凍機能を備えた冷凍
専用装置、あるいは電流の流す方向を切り替えることに
より解凍と冷凍の両方が可能な解凍・冷凍兼用装置など
の解凍,冷凍装置に係り、特にペルチェ素子を用いた解
凍,冷凍装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】冷凍食品には冷凍水産物,冷凍畜産物,
冷凍農産物,冷凍食品などがあり、これら食品を解凍す
る解凍手段として、静止空気解凍,加湿送風解凍,加圧
送風解凍などの空気解凍手段、水浸漬解凍,スプレー解
凍,水蒸気解凍などの水解凍手段、コンタクト解凍やア
ルミ接触解凍などの接触解凍手段、電気抵抗解凍,誘電
加熱解凍(高周波解凍,マイクロ波解凍),遠赤外線解
凍,静電気解凍などの電気解凍手段など種々の方法があ
り、各解凍技術において各種の提案がなされている。
【0003】また食品などの冷凍に関しては、特殊な場
合を除いて、冷凍しようとする例えば肉類、魚類あるい
は野菜類などを冷蔵庫の冷凍室に入れ、時間をかけて冷
凍する方法が一般に採られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】解凍後の品質の良し悪
しを決定する要因として、解凍前の品質、解凍速度、解
凍終温度、解凍方法が挙げられる。そして冷凍の場合は
冷凍終温度よりも冷凍速度の方が品質に及ぼす影響が大
きいが、解凍の場合には解凍速度よりも解凍終温度の方
が品質に大きく影響する。これは解凍後の品質劣化が温
度上昇に比例して進行し、しかも生鮮食料品以上に進行
する恐れがあるからである。
【0005】ところが従来の解凍方法では、解凍した後
にそのまま放置しておくと周囲の環境温度により解凍品
の温度が徐々に上がるため、その食品に適した解凍終温
度を設定したりその解凍終温度を維持することができ
ず、解凍によって品質が大幅に劣化するという欠点を有
していた。
【0006】また従来の特に家庭用の冷凍装置は、例え
ば動物性食品や植物性食品などの区別なく一律の条件で
冷凍するため、食品の細胞や組織が破壊されたり、ある
いは冷凍状態が良好でなく、解凍したときに品質が低下
していることが多々ある。
【0007】さらに冷凍の場合、既に冷凍食品が収容さ
れている冷凍室に、これから冷凍しようとする温度の高
い食品を入れると、冷凍保存されている食品の温度が部
分的に上がり、食品の品質を劣化させるという欠点を有
している。
【0008】本発明の目的は、前記従来技術の欠点を解
消し、食品などの品質劣化がほとんどない解凍装置、冷
凍装置、冷凍−解凍兼用装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、第1の本発明は、断熱層で形成されたケーシング
と、そのケーシング内に設置されて、ケーシング内の収
容空間に対向した伝熱面を有する熱導体と、その熱導体
と熱的に導通しているペルチェ素子と、そのペルチェ素
子に電力を供給する電源部と、前記ペルチェ素子に供給
する電力をコントロールすることにより、前記ケーシン
グ内の空間を解凍状態に制御する制御部とを備えたこと
を特徴とするものである。
【0010】前記目的を達成するため、第2の本発明
は、断熱層で形成されたケーシングと、そのケーシング
内に設置されて、ケーシング内の収容空間に対向した伝
熱面を有する熱導体と、その熱導体と熱的に導通してい
るペルチェ素子と、そのペルチェ素子に電力を供給する
電源部と、前記ペルチェ素子に供給する電力をコントロ
ールすることにより、前記ケーシング内の空間を冷凍状
態に制御する制御部とを備えたことを特徴とするもので
ある。
【0011】
【発明の実施の形態】第1の本発明は前述のように、ペ
ルチェ素子に供給する電力をコントロールすることによ
りケーシング内の空間を解凍状態に制御することができ
るから、解凍時の品質に大きな影響を与える解凍終温度
を設定したりあるいは変更したり、またその解凍終温度
を維持することが容易にできるから、良好な解凍状態と
なり品質劣化がほとんどない。
【0012】第2の本発明は前述のように、ペルチェ素
子に供給する電力をコントロールすることによりケーシ
ング内の空間を冷凍状態に制御することができるから、
冷凍時の品質に大きな影響を与える急速冷凍の設定が容
易にでき、良好な冷凍状態となり品質劣化がほとんどな
い。
【0013】次に本発明の具体例について図とともに説
明する。図1は第1具体例に係る解凍装置の正面図、図
2はその解凍装置の側面図、図3はその解凍装置におけ
るカスケードペルチェ素子ならびに熱移動媒体循環ジャ
ケット付近の拡大断面図、図4はカスケードペルチェ素
子の接続例を示す説明図である。
【0014】この具体例は、家庭用として用いられるコ
ンパクトな解凍装置を示している。図1で点線のハッチ
ングで示されている断熱層1を内側に形成した箱型ケー
シング2の正面には開口部が設けられ、その開口部は扉
3によって気液密にかつ透視可能に閉塞される。4は、
扉3の外面に設けられた取手である。
【0015】前記断熱層1の内側には、ケーシング内の
収容空間に対向した広い伝熱面を有し正面が開口した箱
型の第1熱導体5が設けられ、この第1熱導体5の下面
のほぼ中央部には第2熱導体6を介してカスケードペル
チェ素子7が密着している。図1では冷却群が下部に設
けられているが、第1熱導体5がある程度の厚さを有す
れば(例えば3mm程度)上下の温度ムラが減少し、冷
却群の取付位置に自由度がでる。後述の図8には、上部
に取り付けた例を示している。
【0016】前記カスケードペルチェ素子7の下面には
熱移動媒体循環ジャケット8が取付けられ、熱移動媒体
循環ジャケット8には2本の管体9が接続されて、管体
9は断熱層1の隣に設けられている放熱(吸熱)部10
に接続されている。放熱(吸熱)部10の上方には操作
パネル11が設けられ、操作パネル11の内側には制御
部12と電源部13が設置されている。
【0017】図示していないが、第1熱導体5の内側に
照明装置を取り付けることもできる。また、ファンを取
付けて低速で回転して、第1熱導体5の内側の温度を均
一にするとともに、被解凍物への熱伝達を良くすること
も可能である。
【0018】図3は、前記カスケードペルチェ素子7な
らびに水循環ジャケット8付近の拡大断面図である。同
図に示すように第1熱導体5は断熱層1に内張りされた
ように設置され、第1熱導体5の内面(伝熱面)は収容
空間14と対向している。この具体例では第1熱導体5
と第2熱導体6が別体であるが、ダイキャストなどによ
って一体に形成することも可能である。
【0019】この具体例ではカスケードペルチェ素子7
は半導体チップの大きさならびに搭載数が同数の上側素
子群7aと下側素子群7bとの2段構造になっている。
このカスケードペルチェ素子7の詳細な構造につてい
は、後で図4とともに説明する。前記第2熱導体6とカ
スケードペルチェ素子7の周囲は、断熱層1によって覆
われている。図示されていないが、カスケードペルチェ
素子7の周囲は、結露防止のためのシールが施されてい
る。
【0020】前記熱移動媒体循環ジャケット8は、カス
ケードペルチェ素子7と密着した熱伝達板15と、熱伝
達板15の下面に接合されて注入口16と排出口17を
有するジャケットケース18と、複数の分散孔19を有
してジャケットケース18内に設置された分散板20と
から構成されている。水などの熱移動媒体21は矢印で
示しているようにジャケットケース18の注入口16か
ら入り、分散板20に沿って拡がるとともに各分散孔1
9から熱伝達板15に向けて噴射される。そして熱伝達
板15と熱移動媒体21との間で熱の授受がなされ、熱
移動媒体21は回収されて排出口17より管体9を通し
て放熱(吸熱)部10へ送られる。なお、図5に示すよ
うに、一方の管体9の途中には循環ポンプ22が介在さ
れ、また放熱(吸熱)部10の近傍にはファン23が設
置されている。
【0021】カスケードペルチェ素子7は図4に示すよ
うに、半導体チップの大きさならびに搭載数が同数の基
板付き上側素子群7aと下側素子群7bとの2段重ねの
構造になっており、この具体例ではそれが4組使用さ
れ、4つの上側素子群7a−1〜7a−4が直列に接続
され、4つの下側素子群7b−1〜7b−4が直列に接
続されている。そして上側素子群7a−1〜7a−4の
グルーブと下側素子群7b−1〜7b−4のグループへ
の印加電圧、電流値は個別に制御できるように構成さ
れ、カスケードペルチェ素子7全体としてのCOPを高
く維持できるように各グループへの印加電圧、電流値が
制御される。本具体例では2段構造になっているが、必
要に応じてそれ以上の多段構造にすることもできる。
【0022】図5は、解凍装置の制御系統を説明するた
めの図である。前記制御部12は、中央処理装置(CP
U)24と、ROMならびにRAMを備えた記憶部25
と、モデム26とを有している。同図に示すように前記
CPU24には、操作パネル11、収容空間14の適所
に配置されたセンサ27(温度センサならびに湿度セン
サなど)ならびに電源部13が接続されている。図6
は、操作パネル11の一例を示す図である。この例の場
合、解凍すべき冷凍食品が魚類などの水産物なのか、肉
類などの畜産物なのか、野菜類などの農産物なのか、フ
ライや麺類などの冷凍食品なのがを指定する解凍食品指
定スイッチ28、冷凍食品の分量を大まかに指定する分
量指定スイッチ29、解凍終り時間を予約する解凍予約
スイッチ30、その解凍予約モードをモデムを使用して
外部から電話で指定するときに点灯するモデムモードラ
ンプ31、解凍予約モードを取消する予約取消スイッチ
32、特別に急速解凍する急速解凍スイッチ33、解凍
硬直を防止するために2段解凍する2段解凍スイッチ3
4、半解凍する半解凍スイッチ35、現在の庫内温度を
表示する温度表示部36、数置用のテンキー37などが
適宜設けられている。なお、各種スイッチは薄膜スイッ
チから構成され、数値の表示は液晶表示でなされる。
【0023】前記記憶部25のROM中には、例えば、 .冷凍食品の種類別(例えば冷凍水産物,冷凍畜産
物,冷凍農産物,冷凍食品など、あるいはそれらをさら
に細分類した種類別)、 .冷凍食品の分量(重量ならびに嵩など)、 .普通解凍,特別急速解凍,2段解凍,半解凍などの
解凍モード、 .冷凍食品の種類に応じた適切解凍終温度、の各種組
み合わせによって多数の解凍パターンが予めプログラム
されて記憶されている。
【0024】図7は、解凍パターンの例を示す概念図で
ある。同図(a)は解凍時の温度パターン、同図(b)
は解凍時にペルチェ素子へ供給する電流パターンを示し
ている。
【0025】図1ならびに図3に示す解凍装置の収容空
間14内は予め冷凍温度(例えば−18℃)に保持さ
れ、その中には解凍すべき冷凍食品が収容されている。
そして図7(a)の温度パターンのうち温度パターン
は冷凍温度(例えば−18℃)から解凍終温度(例えば
5℃)に向けてほぼリニアに温度上昇するパターンとな
っており、その温度パターンに沿って解凍するためにペ
ルチェ素子へ供給する電流パターンは同図(b)の電
流パターンのように、電流値がほぼリニアに減少するよ
うに設定されている。
【0026】同図(a)の温度パターンのうち温度パ
ターンは、冷凍温度(例えば−18℃)から0℃付近に
するまでの温度上昇速度を前記温度パターンよりも速
くし、0℃に達すると温度上昇速度を前記温度パター
ンよりも遅くする温度パターンとなっている。その温度
パターンに沿って解凍するために、ペルチェ素子へ供給
する電流パターンは同図(b)の電流パターンのよう
に電流値の減少速度が最初速くて途中から遅くなるよう
に設定されている。
【0027】同図(a)の温度パターンのうち温度パ
ターンは、初期の解凍速度が最も速く一時的に急速解凍
するため、同図(b)の電流パターンのように電流の
極性を反対にして、収容空間14内をペルチェ素子で一
定時間加熱する。その後電流の極性を元に戻し、今度は
電流値の減少速度を最も遅くして、最終的には解凍終温
度にする。
【0028】このようにして収容空間14内の温度が解
凍終温度になると、その後はペルチェ素子への供給電流
値を一定にして解凍終温度を維持するパターンとなって
いる。なお、この具体例では解凍終温度を5℃に設定し
ているが、解凍すべき冷凍食品の種類などによって変更
することは可能である。また図7の例ではパターンが直
線状に変化しているが、曲線的に変化したパターン、な
らびに直線パターンと曲線パターンの組み合わせも可能
である。
【0029】解凍装置に入っている冷凍食品(予め収容
空間14内は冷凍状態に保持されている)に対し、前記
テンキー37あるいはモデムを使用して電話で解凍予約
をして、解凍終り時間を設定すると、制御部12(図5
参照)のCPU24では設定された前記解凍終り時間と
現在の時間(内蔵しているタイマーによって検出)から
解凍開始時間を演算して設定する動作、ならびに記憶部
25に記憶されている各種解凍パターンから最適な解凍
パターンを選択する動作などを行う。そしてタイマーと
照合して解凍開始時間になると選択された解凍パターン
によって解凍が開始され、予約した前記解凍終り時間に
は解凍が終了して、その食品に最適な解凍終温度に維持
されるように動作制御される。
【0030】図8は本発明の第2具体例に係る解凍装置
の概略構成図であり、同図では図面を簡略するため断熱
層などは省略している。この具体例では、第2熱導体
6、カスケードペルチェ素子7、循環ジャケット8など
が第1熱導体5の上部に配置されている。
【0031】また収容空間14の内側には、赤外線放出
用のヒータプレート40が上下または左右(本具体例で
は上下方向)に配置され、図示していないがヒータプレ
ート40はセラミックコートされている。この具体例で
は解凍の際にペルチェ素子7とヒータプレート40を併
用しているが、例えば高周波やマイクロ波など他の解凍
手段とペルチェ素子7とを併用することも可能である。
【0032】収容空間14内の温度分布をなくすためフ
ァン41が内装され、断熱シャフト42を介してモータ
43で低速回転する。このファン41の代わりに、耐低
温タイプのモータ付ファンを収容空間14内に設置する
ことも可能である。
【0033】収容空間14内の空気は抽出管44で一部
抽出され、湿度調整室45に送られる。湿度調整室45
には湿度センサ46と除湿/加湿器47が設置され、湿
度センサ46と除湿/加湿器47により収容空間14内
が解凍に適した湿度に保持されるように制御される。こ
の最適湿度範囲ならびに湿度の与え方は、解凍すべき食
品の種類などによって予め記憶部25に記憶されてい
る。この具体例では収容空間14とは別に湿度調整室4
5を設け、そこに湿度センサ46と除湿/加湿器47を
設置したが、収容空間14に湿度センサ46と除湿/加
湿器47を設置するようにしてもよい。
【0034】この具体例では、収容空間14内の温度を
検出する庫内温度センサ48と、解凍すべき食品49の
内部温度または表面温度を検出する接触温度センサ50
が設けられており、両センサ48、50によって解凍の
ファードバック制御がなされる。図中の51は皿、52
は支持台である。この支持台52は回転するものであっ
てもよい。また解凍すべき食品49を皿51に載せるこ
とによって、食品49の重量(分量)を自動的に計測し
て、その計測信号を制御部12に送信することもでき
る。
【0035】図9はこの具体例における解凍装置の制御
系統を示す図で、同に示すように湿度センサ46、除湿
/加湿器47、庫内温度センサ48、接触温度センサ5
0がバスを介してそれぞれCPU24に接続されてい
る。
【0036】図10は第1熱導体5の変形例を示す図
で、第1熱導体5は正面が開口した箱型のものの他に同
図に示されているような側面形状がコ字型の第1熱導体
5も使用可能である。
【0037】本発明に係る解凍装置は、そのまま冷凍装
置あるいは冷蔵装置としても使用可能である。例えば野
菜や果物を冷蔵保存する場合、収納空間内の窒素ガス濃
度を適正にコントロールするコントロールド アトモス
フィア(CONTROLLED ATOMOSPHI
A;CA)機能を付加することができる。
【0038】解凍装置の外表面のカラーを使用者が任意
に変更できるように、例えばカラーパネルを解凍装置の
外表面に交換可能に貼着できるようにしておくことも可
能である。このカラーパネルは、例えばアルミ箔(厚さ
が0.1mm程度)の裏面に粘着性接着剤をコートして
剥離紙を貼付し、表面にパステルカラーなどで各種の印
刷を施し、解凍装置の外寸に対応して予め裁断されたも
のである。
【0039】本発明に係る解凍装置を冷凍装置として使
用する場合、−30〜−40℃でも固化しない液状物質
を密封した二重構造の収容体(例えば袋状、箱状のも
の)を予めその冷凍装置で極低温に冷やしておき、冷凍
すべき食品をその収容体の内側空間部に入れて、冷凍装
置に納めれば急速冷凍が可能となる。
【0040】前記具体例では解凍装置の場合について説
明したが、次に冷凍装置の具体例について説明する。図
11ないし図19は、第3具体例を説明するための図
で、図11は急速冷凍室を含むコンビネーション装置の
正面図、図12はそのコンビネーション装置の平面図、
図13はそのコンビネーション装置の切断側面図、図1
4はそのコンビネーション装置を構成する冷凍保存室な
らびに氷温室の平面図、図15はそのコンビネーション
装置に使用するケーブル収納ケースの一部拡大斜視図、
図16はそのコンビネーション装置に使用する熱移動媒
体循環ジャケットの拡大断面図、図17はそのコンビネ
ーション装置の急速冷凍室に設けられた操作部の拡大平
面図、図18はそのコンビネーション装置の解凍室に設
けられた操作部の拡大平面図、図19は各種冷凍パター
ンの説明図である。
【0041】本具体例に係るコンビネーション装置は急
速冷凍室61と解凍室62と冷凍保存室63と氷温室6
4とに分かれており、各室61〜64は独立しており個
別に温度制御される。そして各室61〜64は調理テー
ブル65の内側に2段重ねで一体に組み込まれて据え置
き式になっている。
【0042】急速冷凍室61と解凍室62は調理がし易
いようテーブル65に対して引き出し可能になってお
り、冷凍保存室63と氷温室64はテーブル65に組み
込まれている。急速冷凍室61と解凍室62ならびに冷
凍保存室63と氷温室64は、構造的にはそれぞれ同一
である。
【0043】急速冷凍室61(解凍室62)は図13に
示すように上方に向けて開口した箱形の断熱ケーシング
66と、それの開口を開閉する断熱蓋67を有し、断熱
蓋67の左右端に図12に示す如く開閉用取手68が取
付けられている。図11ならびに図12に示されている
ように、断熱ケーシング66の前面には引出し用取手6
9が設けられている。
【0044】前記断熱ケーシング66の内側には、例え
ばアルミニウムなどからなる第1熱導体70が設置さ
れ、それの底部裏面には複数個のブロック状の例えばア
ルミニウムなどからなる第2熱導体71を介してカスケ
ードペルチェ素子72が密着しており、さらにその外側
に熱移動媒体循環ジャケット73が接合されている。カ
スケードペルチェ素子72に接続されている給電用コー
ド74ならびに循環ジャケット73に接続されているホ
ース75は、屈曲可能な細長いケーブル収納ケース76
に収納されて第2放熱部95側に接続されている(図1
2,図13参照)。
【0045】従って図13に示すように、調理テーブル
65から冷凍室61を引き出した状態ではケーブル収納
ケース76は延びており、冷凍室61を押し込むことに
よりケーブル収納ケース76は2点鎖線で示すように冷
凍室61の後方で屈曲する。なお、給電用コード74
は、第2放熱部95の近くに設置されている冷凍用電源
コントローラ96(図13参照)に接続されている。
【0046】本具体例の場合、冷凍室61と解凍室62
は冷凍保存室63ならびに氷温室64に比べて容量が小
さいことから両室61,62のホース75は共に第2放
熱部95に接続されて第2放熱部95を兼用している
が、電源コントローラは別で、冷凍室61に接続されて
いる給電用コード74は冷凍用電源コントローラ96
に、解凍室62に接続されている給電用コード74は解
凍用電源コントローラ(図示せず)に、それぞれ接続さ
れている。
【0047】図16は、熱移動媒体循環ジャケット73
付近の詳細な構造を示す図である。この循環ジャケット
73は、ペルチェ素子72の放熱側と接合された板状の
熱交換基体77を有し、それの周辺部から第2熱導体7
1側に向けて第1枠体78が伸びている。この第1枠体
78は上方ならびに下方が開口した中空状のもので、基
端部79とその基端部79から上方に向けて延びた延設
部80を有し断面形状がほぼ階段状をしている。基端部
79は、例えば接着剤あるいはOリングと接着剤の併用
などにより熱交換基体77の上面周辺部に液密に接合さ
れている。
【0048】図に示すように前記延設部80は第2熱導
体71の周面とほぼ平行に対向しており、両者の間に接
着剤81が注入されて、第2熱導体71と第1枠体78
が一体に接合されている。接着剤81としては、例えば
エポキシ系やアクリル系のような硬化型接着剤、あるい
はホットメルト系のような融着型接着剤などが適用可能
である。
【0049】第2熱導体71の周面と前記延設部80の
間に複数本の位置決めピン82が挿通されて、接着剤8
1が完全に硬化する前の第2熱導体71と第1枠体78
との相対的な位置ずれを防止している。延設部80の外
側に基端部79側に延びた補強リブ83が一体に複数個
(本実施の形態では4個)設けられ、第1枠体78の剛
直性を維持している。
【0050】また、基端部79と延設部80の間を階段
状、すなわち非直線状にすることにより、第1枠体78
の第2熱導体71から熱交換基体77までの沿面距離を
長く確保して、第1枠体78を伝わっての熱の戻りを少
くしている。
【0051】前記熱交換基体77の下面周辺部には、下
方がほぼ塞がれ上方が開口した中空状の第2枠体84が
Oリング85を介して液密に接着されている。第2枠体
84のほぼ中央部に給水管部86が、周縁近くに排水管
部87が設けられている。
【0052】第2枠体84の中空部に設置された分散部
材88は周壁89と、周壁89の上端に連設した上壁8
9と、上壁89から熱交換基体77側に延びた多数本の
ノズル部90とが設けられ、ノズル部90に分散孔91
が形成されている。
【0053】分散部材88を第2枠体84内に固定する
ことにより、分散部材88の給水管部86側に扁平状の
第1空間91が形成され、分散部材88の熱交換基体7
7側に扁平状の第2空間92が形成されるとともに、第
2空間92と排水管部87を連通する排水路93が形成
される。
【0054】同図に示すように純水あるいは不凍液など
からなる熱移動媒体(本具体例では純水を使用)94を
中央の給水管部86から供給すると第1空間部91で一
斉に拡がり、各ノズル部89(分散孔91)から熱交換
基体77の下面に向けてほぼ垂直方向に勢いよく噴射す
る。熱交換基体77に衝突してそれの熱を奪った熱移動
媒体94は隙間の狭い第2空間部92で素早く拡散し、
排水路93を経て排水管部87から系外へ排出される。
排出された熱移動媒体94は、図15に示すホース75
を通り、図13に示す第2放熱部95内に設けられてい
るラジェータ(図示せず)で強制空冷され、図示しない
ポンプにより再び循環ジャケット73側に送られる。図
16中の97は、この熱移動媒体循環ジャケット73付
近に充填された断熱材層である。
【0055】図12に示されているように急速冷凍室6
1の引出し用取手69の付近には操作部98が設けられ
ており、その詳細は図17に示されているように、パワ
ースイッチ99と、設定温度を液晶で数値表示する設定
温度表示部100と、パワースイッチ99をオンしてか
ら冷凍機能が発揮できるまでの間を段階的(本具体例で
は3段階)にランプの点灯で表示するステップアップ表
示部101と、冷凍機能によって庫内温度が時間の経過
とともに下がり、前記冷凍設定温度(本具体例の場合−
18℃)に到達するとその温度を一定に保持することを
表示している冷凍パターン表示部102とを有してい
る。
【0056】図12に示すように解凍室62にも操作部
98が設けられており、冷凍室61用のそれと相違する
点は図18に示すように、解凍機能によって庫内温度が
時間の経過とともに上がり、解凍設定温度(本具体例の
場合−1℃)に到達するとその温度を一定に保持するこ
とを表示する解凍パターン表示部103が設けられてい
る点である。
【0057】前記冷凍保存室63(氷温室64)は、前
方側面が開口した箱型の断熱ケーシング104を有し、
それの側面開口を開閉するように断熱ドア105が設け
られている。断熱ケーシング104の内壁に密着するよ
うに容器状の第1熱導体106が配置され、その第1熱
導体106の前記開口と対向する面部、すなわち第1熱
導体106の奥側壁部のほぼ中央裏側にブロック状の第
2熱導体107が設置され、それの後側にカスケードペ
ルチェ素子108を介して熱移動媒体循環ジャケット1
09が密着している。熱移動媒体循環ジャケット109
の構造ならびに機能は図16で説明したものと同様であ
るので、説明は省略する。
【0058】冷凍保存室63(氷温室64)内の空気A
を矢印で示すように、第1熱導体106の上側周壁10
6aに沿わせてペルチェ素子108が設置されている奥
側壁106bに衝突させ、さらに奥側壁48bに沿って
下降させるために、庫内ファン110と、多数平行に延
びたガイド溝付の吸熱フィン111が、前記上側周壁1
06aに設けられている。さらに、その上側周壁106
aと奥側壁106bの厚さが第1熱導体106の他の壁
部の厚さよりも若干厚くなっている。
【0059】このように庫内ファン110とガイド溝付
の吸熱フィン111の働きにより、上側周壁106aか
ら奥側壁106bの表面に沿って庫内の空気Aを流通さ
せれば、高い冷却効率が得られる。
【0060】本具体例の場合、急速冷凍室61と解凍室
62は必要な物だけを冷凍したり解凍するのに利用する
だけであるから、両室61,62の容量は例えば7リッ
ター程度と比較的小さい。これに対して冷凍保存室63
や氷温室64は収納・保存用に使用するため、両室6
3,64の容量は例えば30リッター程度と比較的大き
い。両室63,64の容量が大きいことと、収納・保存
している食品などの品質を一定に保持するために厳密な
庫内温度管理が必要なことから、冷凍保存室63にはそ
れ専用の第1放熱部112が、氷温室64にはそれ専用
の第3放熱部113が、それぞれ個別に設けられて、外
乱を可及的に少なくしている。
【0061】このコンビネーション装置の使用方法は、
冷凍室61で急速冷凍した後に冷凍保存室63に収納・
保存したり、あるいは冷凍保存室63から必要の物を取
り出して解凍室62で解凍するようになっている。
【0062】図19は冷凍パターンの例を示す図であ
り、同図(a)は、急速冷凍室61内が使用する前から
常に所定の冷凍温度(例えば−23℃)に設定、維持さ
れている例である。同図(b)は、急速冷凍室61に物
を入れた後、パワースイッチをオンして庫内温度を室温
(RT)から−23℃まで短時間に下げ、その後冷凍終
温度を維持する例である。同図(c)は、急速冷凍室6
1に物を入れた後、パワースイッチをオンすることによ
り庫内温度を室温(RT)から一旦0℃付近まで下げ、
その後に−23℃まで下げて、その後冷凍終温度を維持
する例である。同図(d)は、急速冷凍室61に物を入
れる前から庫内温度は予め0℃付近に維持されており、
急速冷凍室61に物を入れた後に−23℃まで下げて、
その後冷凍終温度を維持する例である。
【0063】これら各種の冷凍パターンは予め制御部
(図示せず)に記憶されて、冷凍すべき物の種類(例え
ば魚肉や畜肉などの動物性食品、野菜や果物などの植物
性食品、フライなどの加工食品、菓子類)や状態(例え
ば大きさ、タッパーなどの容器に入れているか否か)な
どによって適宜選択することができる。
【0064】動物性食品や植物性食品を冷凍する際、冷
凍により食品中に氷がどのような状態で形成されるか、
またその氷により細胞や組織が損傷を受けるかどうか
が、品質上大きな問題となる。一般に冷凍速度が速いと
細胞内に微細な氷が生じ(細胞内凍結)、冷凍速度が比
較的遅いと細胞外に氷が生じる(細胞外凍結)傾向にあ
る。
【0065】魚肉や畜肉などの動物性食品は細胞が繊維
状であり細胞外凍結よりも微細な氷が生成する細胞内凍
結の方が、解凍での戻りが良好で、食品の品質低下が少
ない。これに対して野菜や果物などの植物性食品は細胞
が球状であり、細胞内部に液胞を含み、外側が細胞壁で
覆われている。そのため冷凍の条件によっては急激な脹
圧により細胞壁が破れて細胞や組織が損傷を受けること
がある。そのため−10℃程度の比較的高い冷凍温度で
細胞外凍結を行なえば細胞は生きており、解凍後に細胞
は水分を吸収して元の状態に戻る。
【0066】また同じ動物性食品でも牛や豚の肉とエビ
やカニなどの肉とでは、さらに植物性食品でもトウモロ
コシや豆類とネギ類や果物では、それぞれ水分含有率、
従って冷凍耐性が大きく異なり、それによっても厳密に
は冷凍条件を冷凍すべき食品に合わせる必要がある。本
発明に係る冷凍装置では、ペルチェ素子に供給する電力
をコントロールすることで望みの冷凍状態にすることが
でき、しかも設定された冷凍温度を常に維持することが
可能で温度変動がない。
【0067】
【発明の効果】第1の本発明は前述のように、ペルチェ
素子に供給する電力をコントロールすることによりケー
シング内の空間を所望の解凍状態に制御できるから、解
凍時の品質に大きな影響を与える解凍終温度を設定した
りあるいは変更したり、またその解凍終温度を維持する
ことが容易にできから、良好な解凍状態となり品質劣化
がほとんどなく、信頼性に優れた解凍装置が提供でき
る。
【0068】第2の本発明は前述のように、ペルチェ素
子に供給する電力をコントロールすることによりケーシ
ング内の空間を所望の冷凍状態に制御できるから、品質
に大きな影響を与える細胞内凍結や細胞外凍結などの調
整が可能で、品質劣化がほとんどなく、信頼性に優れた
冷凍装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1具体例に係る解凍装置の正面図で
ある。
【図2】その解凍装置の側面図である。
【図3】その解凍装置におけるカスケードペルチェ素子
ならびに水循環ジャケット付近の拡大断面図である。
【図4】そのカスケードペルチェ素子の接続例を示す説
明図である。
【図5】その解凍装置における制御系統を説明するため
の図である。
【図6】その解凍装置における操作パネルの拡大平面図
である。
【図7】その解凍装置における解凍パターンの例を示す
概念図である。
【図8】本発明の第2具体例に係る解凍装置の概略構成
ずである。
【図9】その解凍装置の制御系統を説明するための図で
ある。
【図10】第1熱導体の変形例を示す斜視図である。
【図11】本発明の第3具体例に係るコンビネーション
装置の正面図である。
【図12】そのコンビネーション装置の平面図である。
【図13】そのコンビネーション装置の切断側面図であ
る。
【図14】そのコンビネーション装置を構成する冷凍保
存室ならびに氷温室の平面図である。
【図15】そのコンビネーション装置に使用するケーブ
ル収納ケースの一部拡大斜視図である。
【図16】そのコンビネーション装置に使用する熱移動
媒体循環ジャケットの拡大断面図である。
【図17】そのコンビネーション装置の急速冷凍室に設
けられた操作部の拡大平面図である。
【図18】そのコンビネーション装置の解凍室に設けら
れた操作部の拡大平面図である。
【図19】各種冷凍パターンの説明図である。
【符号の説明】
1 断熱層 2 ケーシング 5 第1熱導体 7 カスケードペルチェ素子 8 循環ジャケット 10 放熱(吸熱)部 11 操作パネル 12 制御部 13 電源部 14 収容空間 24 中央処理装置(CPU) 25 記憶部 26 モデム 27 センサ 61 急速冷凍室 62 解凍室 63 冷凍保存室 64 氷温室 66,104 断熱ケーシング 70,106 第1熱導体 71,107 第2熱導体 72,108 カスケードペルチェ素子 73,109 熱移動媒体循環ジャケット 96 冷凍用電源コントローラ 98 操作部 100 設定温度表示部 102 冷凍パターン表示部 103 解凍パターン表示部

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断熱層で形成されたケーシングと、 そのケーシング内に設置されて、ケーシング内の収容空
    間に対向した伝熱面を有する熱導体と、 その熱導体と熱的に導通しているペルチェ素子と、 そのペルチェ素子に電力を供給する電源部と、 前記ペルチェ素子に供給する電力をコントロールするこ
    とにより、前記ケーシング内の空間を解凍状態に制御す
    る制御部とを備えたことを特徴とする解凍装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載において、前記制御部に解
    凍すべき物質の種類によって各種の解凍パターンが予め
    記憶されていることを特徴とする解凍装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載において、前記制御部に対
    して解凍予約ができるように構成されていることを特徴
    とする解凍装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載において、前記解凍予約が
    モデムを用いて電話で予約できるように構成されている
    ことを特徴とする解凍装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載において、前記制御部で解
    凍終温度が設定できるように構成されていることを特徴
    とする解凍装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載において、前記ペルチェ素
    子がカスケード構成になっていることを特徴とする解凍
    装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載において、前記ペルチェ素
    子へ供給する電流の極性が変更できるように構成されて
    いることを特徴とする解凍装置。
  8. 【請求項8】 請求項1記載において、前記ケーシング
    内の湿度をコントロールする湿度調整手段が設けられて
    いることを特徴とする解凍装置。
  9. 【請求項9】 断熱層で形成されたケーシングと、 そのケーシング内に設置されて、ケーシング内の収容空
    間に対向した伝熱面を有する熱導体と、 その熱導体と熱的に導通しているペルチェ素子と、 そのペルチェ素子に電力を供給する電源部と、 前記ペルチェ素子に供給する電力をコントロールするこ
    とにより、前記ケーシング内の空間を冷凍状態に制御す
    る制御部とを備えたことを特徴とする冷凍装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載において、前記制御部に
    冷凍すべき物質の種類によって各種の冷凍パターンが予
    め記憶されていることを特徴とする冷凍装置。
  11. 【請求項11】 請求項9記載において、前記制御部で
    冷凍終温度が設定できるように構成されていることを特
    徴とする冷凍装置。
  12. 【請求項12】 請求項9記載において、前記ペルチェ
    素子がカスケード構成になっていることを特徴とする冷
    凍装置。
  13. 【請求項13】 請求項9記載において、前記ペルチェ
    素子へ供給する電流の極性が変更できるように構成され
    ることにより、当該冷凍装置が解凍装置として使用でき
    ることを特徴とする冷凍装置。
  14. 【請求項14】 請求項9または13記載において、前
    記冷凍装置より別に冷凍保存装置が設けられていること
    を特徴とするコンビネーション装置。
  15. 【請求項15】 請求項9記載において、前記冷凍装置
    より別に冷凍保存装置と解凍装置が設けられていること
    を特徴とするコンビネーション装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009523991A (ja) * 2006-01-13 2009-06-25 ザ デルフィールド カンパニー エルエルシー 多面的操作が可能な冷凍システム
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CN115806872A (zh) * 2022-09-02 2023-03-17 江苏众利海洋科技有限公司 带有冷冻食品解冻功能的食品检测装置及其解冻方法

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