JP3655968B2 - 解凍,冷凍装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷凍食品(冷凍食材)などの解凍機能を備えた家庭あるいは業務上で用いられる解凍専用装置、食品などの冷凍機能を備えた冷凍専用装置、あるいは電流の流す方向を切り替えることにより解凍と冷凍の両方が可能な解凍・冷凍兼用装置などの解凍,冷凍装置に係り、特にペルチェ素子を用いた解凍,冷凍装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
冷凍食品には冷凍水産物,冷凍畜産物,冷凍農産物,冷凍食品などがあり、これら食品を解凍する解凍手段として、静止空気解凍,加湿送風解凍,加圧送風解凍などの空気解凍手段、水浸漬解凍,スプレー解凍,水蒸気解凍などの水解凍手段、コンタクト解凍やアルミ接触解凍などの接触解凍手段、電気抵抗解凍,誘電加熱解凍(高周波解凍,マイクロ波解凍),遠赤外線解凍,静電気解凍などの電気解凍手段など種々の方法があり、各解凍技術において各種の提案がなされている。
【0003】
また食品などの冷凍に関しては、特殊な場合を除いて、冷凍しようとする例えば肉類、魚類あるいは野菜類などを冷蔵庫の冷凍室に入れ、時間をかけて冷凍する方法が一般に採られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
解凍後の品質の良し悪しを決定する要因として、解凍前の品質、解凍速度、解凍終温度、解凍方法が挙げられる。そして冷凍の場合は冷凍終温度よりも冷凍速度の方が品質に及ぼす影響が大きいが、解凍の場合には解凍速度よりも解凍終温度の方が品質に大きく影響する。これは解凍後の品質劣化が温度上昇に比例して進行し、しかも生鮮食料品以上に進行する恐れがあるからである。
【0005】
ところが従来の解凍方法では、解凍した後にそのまま放置しておくと周囲の環境温度により解凍品の温度が徐々に上がるため、その食品に適した解凍終温度を設定したりその解凍終温度を維持することができず、解凍によって品質が大幅に劣化するという欠点を有していた。
【0006】
また従来の特に家庭用の冷凍装置は、例えば動物性食品や植物性食品などの区別なく一律の条件で冷凍するため、食品の細胞や組織が破壊されたり、あるいは冷凍状態が良好でなく、解凍したときに品質が低下していることが多々ある。
【0007】
さらに冷凍の場合、既に冷凍食品が収容されている冷凍室に、これから冷凍しようとする温度の高い食品を入れると、冷凍保存されている食品の温度が部分的に上がり、食品の品質を劣化させるという欠点を有している。
【0008】
本発明の目的は、前記従来技術の欠点を解消し、食品などの品質劣化がほとんどない解凍装置、冷凍装置、冷凍−解凍兼用装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、第1の本発明は、
断熱層で形成されたケーシングと、
そのケーシング内に設置されて、ケーシング内の収容空間に対向した伝熱面を有する熱導体と、
その熱導体と熱的に導通しているペルチェ素子と、
そのペルチェ素子に電力を供給する電源部と、
前記ペルチェ素子に供給する電力をコントロールすることにより、前記ケーシング内の空間を解凍状態に制御する制御部とを備え
その制御部に解凍すべき物質の種類によって前記ペルチェ素子に供給する各電力パターンが予め記憶されていることを特徴とするものである。
【0010】
前記目的を達成するため、第2の本発明は、
断熱層で形成されたケーシングと、
そのケーシング内に設置されて、ケーシング内の収容空間に対向した伝熱面を有する熱導体と、
その熱導体と熱的に導通しているペルチェ素子と、
そのペルチェ素子に電力を供給する電源部と、
前記ペルチェ素子に供給する電力をコントロールすることにより、前記ケーシング内の空間を冷凍状態に制御する制御部とを備え
その制御部に冷凍すべき物質の種類によって各種の冷凍パターンが予め記憶されていることを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
第1の本発明は前述のように、ペルチェ素子に供給する電力をコントロールすることによりケーシング内の空間を解凍状態に制御することができるから、解凍時の品質に大きな影響を与える解凍終温度を設定したりあるいは変更したり、またその解凍終温度を維持することが容易にできるから、良好な解凍状態となり品質劣化がほとんどない。
【0012】
第2の本発明は前述のように、ペルチェ素子に供給する電力をコントロールすることによりケーシング内の空間を冷凍状態に制御することができるから、冷凍時の品質に大きな影響を与える急速冷凍の設定が容易にでき、良好な冷凍状態となり品質劣化がほとんどない。
【0013】
次に本発明の具体例について図とともに説明する。図1は第1具体例に係る解凍装置の正面図、図2はその解凍装置の側面図、図3はその解凍装置におけるカスケードペルチェ素子ならびに熱移動媒体循環ジャケット付近の拡大断面図、図4はカスケードペルチェ素子の接続例を示す説明図である。
【0014】
この具体例は、家庭用として用いられるコンパクトな解凍装置を示している。図1で点線のハッチングで示されている断熱層1を内側に形成した箱型ケーシング2の正面には開口部が設けられ、その開口部は扉3によって気液密にかつ透視可能に閉塞される。4は、扉3の外面に設けられた取手である。
【0015】
前記断熱層1の内側には、ケーシング内の収容空間に対向した広い伝熱面を有し正面が開口した箱型の第1熱導体5が設けられ、この第1熱導体5の下面のほぼ中央部には第2熱導体6を介してカスケードペルチェ素子7が密着している。図1では冷却群が下部に設けられているが、第1熱導体5がある程度の厚さを有すれば(例えば3mm程度)上下の温度ムラが減少し、冷却群の取付位置に自由度がでる。後述の図8には、上部に取り付けた例を示している。
【0016】
前記カスケードペルチェ素子7の下面には熱移動媒体循環ジャケット8が取付けられ、熱移動媒体循環ジャケット8には2本の管体9が接続されて、管体9は断熱層1の隣に設けられている放熱(吸熱)部10に接続されている。放熱(吸熱)部10の上方には操作パネル11が設けられ、操作パネル11の内側には制御部12と電源部13が設置されている。
【0017】
図示していないが、第1熱導体5の内側に照明装置を取り付けることもできる。また、ファンを取付けて低速で回転して、第1熱導体5の内側の温度を均一にするとともに、被解凍物への熱伝達を良くすることも可能である。
【0018】
図3は、前記カスケードペルチェ素子7ならびに水循環ジャケット8付近の拡大断面図である。同図に示すように第1熱導体5は断熱層1に内張りされたように設置され、第1熱導体5の内面(伝熱面)は収容空間14と対向している。この具体例では第1熱導体5と第2熱導体6が別体であるが、ダイキャストなどによって一体に形成することも可能である。
【0019】
この具体例ではカスケードペルチェ素子7は半導体チップの大きさならびに搭載数が同数の上側素子群7aと下側素子群7bとの2段構造になっている。このカスケードペルチェ素子7の詳細な構造につていは、後で図4とともに説明する。前記第2熱導体6とカスケードペルチェ素子7の周囲は、断熱層1によって覆われている。図示されていないが、カスケードペルチェ素子7の周囲は、結露防止のためのシールが施されている。
【0020】
前記熱移動媒体循環ジャケット8は、カスケードペルチェ素子7と密着した熱伝達板15と、熱伝達板15の下面に接合されて注入口16と排出口17を有するジャケットケース18と、複数の分散孔19を有してジャケットケース18内に設置された分散板20とから構成されている。水などの熱移動媒体21は矢印で示しているようにジャケットケース18の注入口16から入り、分散板20に沿って拡がるとともに各分散孔19から熱伝達板15に向けて噴射される。そして熱伝達板15と熱移動媒体21との間で熱の授受がなされ、熱移動媒体21は回収されて排出口17より管体9を通して放熱(吸熱)部10へ送られる。なお、図5に示すように、一方の管体9の途中には循環ポンプ22が介在され、また放熱(吸熱)部10の近傍にはファン23が設置されている。
【0021】
カスケードペルチェ素子7は図4に示すように、半導体チップの大きさならびに搭載数が同数の基板付き上側素子群7aと下側素子群7bとの2段重ねの構造になっており、この具体例ではそれが4組使用され、4つの上側素子群7a−1〜7a−4が直列に接続され、4つの下側素子群7b−1〜7b−4が直列に接続されている。そして上側素子群7a−1〜7a−4のグルーブと下側素子群7b−1〜7b−4のグループへの印加電圧、電流値は個別に制御できるように構成され、カスケードペルチェ素子7全体としてのCOPを高く維持できるように各グループへの印加電圧、電流値が制御される。本具体例では2段構造になっているが、必要に応じてそれ以上の多段構造にすることもできる。
【0022】
図5は、解凍装置の制御系統を説明するための図である。前記制御部12は、中央処理装置(CPU)24と、ROMならびにRAMを備えた記憶部25と、モデム26とを有している。同図に示すように前記CPU24には、操作パネル11、収容空間14の適所に配置されたセンサ27(温度センサならびに湿度センサなど)ならびに電源部13が接続されている。
図6は、操作パネル11の一例を示す図である。この例の場合、解凍すべき冷凍食品が魚類などの水産物なのか、肉類などの畜産物なのか、野菜類などの農産物なのか、フライや麺類などの冷凍食品なのがを指定する解凍食品指定スイッチ28、冷凍食品の分量を大まかに指定する分量指定スイッチ29、解凍終り時間を予約する解凍予約スイッチ30、その解凍予約モードをモデムを使用して外部から電話で指定するときに点灯するモデムモードランプ31、解凍予約モードを取消する予約取消スイッチ32、特別に急速解凍する急速解凍スイッチ33、解凍硬直を防止するために2段解凍する2段解凍スイッチ34、半解凍する半解凍スイッチ35、現在の庫内温度を表示する温度表示部36、数置用のテンキー37などが適宜設けられている。なお、各種スイッチは薄膜スイッチから構成され、数値の表示は液晶表示でなされる。
【0023】
前記記憶部25のROM中には、例えば、
▲1▼.冷凍食品の種類別(例えば冷凍水産物,冷凍畜産物,冷凍農産物,冷凍食品など、あるいはそれらをさらに細分類した種類別)、
▲2▼.冷凍食品の分量(重量ならびに嵩など)、
▲3▼.普通解凍,特別急速解凍,2段解凍,半解凍などの解凍モード、
▲4▼.冷凍食品の種類に応じた適切解凍終温度、
の各種組み合わせによって多数の解凍パターンが予めプログラムされて記憶されている。
【0024】
図7は、解凍パターンの例を示す概念図である。同図(a)は解凍時の温度パターン、同図(b)は解凍時にペルチェ素子へ供給する電流パターンを示している。
【0025】
図1ならびに図3に示す解凍装置の収容空間14内は予め冷凍温度(例えば−18℃)に保持され、その中には解凍すべき冷凍食品が収容されている。そして図7(a)の温度パターンのうち▲1▼温度パターンは冷凍温度(例えば−18℃)から解凍終温度(例えば5℃)に向けてほぼリニアに温度上昇するパターンとなっており、その温度パターンに沿って解凍するためにペルチェ素子へ供給する電流パターンは同図(b)の▲1▼電流パターンのように、電流値がほぼリニアに減少するように設定されている。
【0026】
同図(a)の温度パターンのうち▲2▼温度パターンは、冷凍温度(例えば−18℃)から0℃付近にするまでの温度上昇速度を前記▲1▼温度パターンよりも速くし、0℃に達すると温度上昇速度を前記▲1▼温度パターンよりも遅くする温度パターンとなっている。その温度パターンに沿って解凍するために、ペルチェ素子へ供給する電流パターンは同図(b)の▲2▼電流パターンのように電流値の減少速度が最初速くて途中から遅くなるように設定されている。
【0027】
同図(a)の温度パターンのうち▲3▼温度パターンは、初期の解凍速度が最も速く一時的に急速解凍するため、同図(b)の▲3▼電流パターンのように電流の極性を反対にして、収容空間14内をペルチェ素子で一定時間加熱する。その後電流の極性を元に戻し、今度は電流値の減少速度を最も遅くして、最終的には解凍終温度にする。
【0028】
このようにして収容空間14内の温度が解凍終温度になると、その後はペルチェ素子への供給電流値を一定にして解凍終温度を維持するパターンとなっている。なお、この具体例では解凍終温度を5℃に設定しているが、解凍すべき冷凍食品の種類などによって変更することは可能である。また図7の例ではパターンが直線状に変化しているが、曲線的に変化したパターン、ならびに直線パターンと曲線パターンの組み合わせも可能である。
【0029】
解凍装置に入っている冷凍食品(予め収容空間14内は冷凍状態に保持されている)に対し、前記テンキー37あるいはモデムを使用して電話で解凍予約をして、解凍終り時間を設定すると、制御部12(図5参照)のCPU24では設定された前記解凍終り時間と現在の時間(内蔵しているタイマーによって検出)から解凍開始時間を演算して設定する動作、ならびに記憶部25に記憶されている各種解凍パターンから最適な解凍パターンを選択する動作などを行う。そしてタイマーと照合して解凍開始時間になると選択された解凍パターンによって解凍が開始され、予約した前記解凍終り時間には解凍が終了して、その食品に最適な解凍終温度に維持されるように動作制御される。
【0030】
図8は本発明の第2具体例に係る解凍装置の概略構成図であり、同図では図面を簡略するため断熱層などは省略している。この具体例では、第2熱導体6、カスケードペルチェ素子7、循環ジャケット8などが第1熱導体5の上部に配置されている。
【0031】
また収容空間14の内側には、赤外線放出用のヒータプレート40が上下または左右(本具体例では上下方向)に配置され、図示していないがヒータプレート40はセラミックコートされている。この具体例では解凍の際にペルチェ素子7とヒータプレート40を併用しているが、例えば高周波やマイクロ波など他の解凍手段とペルチェ素子7とを併用することも可能である。
【0032】
収容空間14内の温度分布をなくすためファン41が内装され、断熱シャフト42を介してモータ43で低速回転する。このファン41の代わりに、耐低温タイプのモータ付ファンを収容空間14内に設置することも可能である。
【0033】
収容空間14内の空気は抽出管44で一部抽出され、湿度調整室45に送られる。湿度調整室45には湿度センサ46と除湿/加湿器47が設置され、湿度センサ46と除湿/加湿器47により収容空間14内が解凍に適した湿度に保持されるように制御される。この最適湿度範囲ならびに湿度の与え方は、解凍すべき食品の種類などによって予め記憶部25に記憶されている。この具体例では収容空間14とは別に湿度調整室45を設け、そこに湿度センサ46と除湿/加湿器47を設置したが、収容空間14に湿度センサ46と除湿/加湿器47を設置するようにしてもよい。
【0034】
この具体例では、収容空間14内の温度を検出する庫内温度センサ48と、解凍すべき食品49の内部温度または表面温度を検出する接触温度センサ50が設けられており、両センサ48、50によって解凍のフードバック制御がなされる。図中の51は皿、52は支持台である。この支持台52は回転するものであってもよい。また解凍すべき食品49を皿51に載せることによって、食品49の重量(分量)を自動的に計測して、その計測信号を制御部12に送信することもできる。
【0035】
図9はこの具体例における解凍装置の制御系統を示す図で、同に示すように湿度センサ46、除湿/加湿器47、庫内温度センサ48、接触温度センサ50がバスを介してそれぞれCPU24に接続されている。
【0036】
図10は第1熱導体5の変形例を示す図で、第1熱導体5は正面が開口した箱型のものの他に同図に示されているような側面形状がコ字型の第1熱導体5も使用可能である。
【0037】
本発明に係る解凍装置は、そのまま冷凍装置あるいは冷蔵装置としても使用可能である。例えば野菜や果物を冷蔵保存する場合、収納空間内の窒素ガス濃度を適正にコントロールするコントロールド アトモスフィア(CONTROLLED ATOMOSPHIA;CA)機能を付加することができる。
【0038】
解凍装置の外表面のカラーを使用者が任意に変更できるように、例えばカラーパネルを解凍装置の外表面に交換可能に貼着できるようにしておくことも可能である。このカラーパネルは、例えばアルミ箔(厚さが0.1mm程度)の裏面に粘着性接着剤をコートして剥離紙を貼付し、表面にパステルカラーなどで各種の印刷を施し、解凍装置の外寸に対応して予め裁断されたものである。
【0039】
本発明に係る解凍装置を冷凍装置として使用する場合、−30〜−40℃でも固化しない液状物質を密封した二重構造の収容体(例えば袋状、箱状のもの)を予めその冷凍装置で極低温に冷やしておき、冷凍すべき食品をその収容体の内側空間部に入れて、冷凍装置に納めれば急速冷凍が可能となる。
【0040】
前記具体例では解凍装置の場合について説明したが、次に冷凍装置の具体例について説明する。図11ないし図19は、第3具体例を説明するための図で、図11は急速冷凍室を含むコンビネーション装置の正面図、図12はそのコンビネーション装置の平面図、図13はそのコンビネーション装置の切断側面図、図14はそのコンビネーション装置を構成する冷凍保存室ならびに氷温室の平面図、図15はそのコンビネーション装置に使用するケーブル収納ケースの一部拡大斜視図、図16はそのコンビネーション装置に使用する熱移動媒体循環ジャケットの拡大断面図、図17はそのコンビネーション装置の急速冷凍室に設けられた操作部の拡大平面図、図18はそのコンビネーション装置の解凍室に設けられた操作部の拡大平面図、図19は各種冷凍パターンの説明図である。
【0041】
本具体例に係るコンビネーション装置は急速冷凍室61と解凍室62と冷凍保存室63と氷温室64とに分かれており、各室61〜64は独立しており個別に温度制御される。そして各室61〜64は調理テーブル65の内側に2段重ねで一体に組み込まれて据え置き式になっている。
【0042】
急速冷凍室61と解凍室62は調理がし易いようテーブル65に対して引き出し可能になっており、冷凍保存室63と氷温室64はテーブル65に組み込まれている。急速冷凍室61と解凍室62ならびに冷凍保存室63と氷温室64は、構造的にはそれぞれ同一である。
【0043】
急速冷凍室61(解凍室62)は図13に示すように上方に向けて開口した箱形の断熱ケーシング66と、それの開口を開閉する断熱蓋67を有し、断熱蓋67の左右端に図12に示す如く開閉用取手68が取付けられている。図11ならびに図12に示されているように、断熱ケーシング66の前面には引出し用取手69が設けられている。
【0044】
前記断熱ケーシング66の内側には、例えばアルミニウムなどからなる第1熱導体70が設置され、それの底部裏面には複数個のブロック状の例えばアルミニウムなどからなる第2熱導体71を介してカスケードペルチェ素子72が密着しており、さらにその外側に熱移動媒体循環ジャケット73が接合されている。カスケードペルチェ素子72に接続されている給電用コード74ならびに循環ジャケット73に接続されているホース75は、屈曲可能な細長いケーブル収納ケース76に収納されて第2放熱部95側に接続されている(図12,図13参照)。
【0045】
従って図13に示すように、調理テーブル65から冷凍室61を引き出した状態ではケーブル収納ケース76は延びており、冷凍室61を押し込むことによりケーブル収納ケース76は2点鎖線で示すように冷凍室61の後方で屈曲する。なお、給電用コード74は、第2放熱部95の近くに設置されている冷凍用電源コントローラ96(図13参照)に接続されている。
【0046】
本具体例の場合、冷凍室61と解凍室62は冷凍保存室63ならびに氷温室64に比べて容量が小さいことから両室61,62のホース75は共に第2放熱部95に接続されて第2放熱部95を兼用しているが、電源コントローラは別で、冷凍室61に接続されている給電用コード74は冷凍用電源コントローラ96に、解凍室62に接続されている給電用コード74は解凍用電源コントローラ(図示せず)に、それぞれ接続されている。
【0047】
図16は、熱移動媒体循環ジャケット73付近の詳細な構造を示す図である。この循環ジャケット73は、ペルチェ素子72の放熱側と接合された板状の熱交換基体77を有し、それの周辺部から第2熱導体71側に向けて第1枠体78が伸びている。この第1枠体78は上方ならびに下方が開口した中空状のもので、基端部79とその基端部79から上方に向けて延びた延設部80を有し断面形状がほぼ階段状をしている。基端部79は、例えば接着剤あるいはOリングと接着剤の併用などにより熱交換基体77の上面周辺部に液密に接合されている。
【0048】
図に示すように前記延設部80は第2熱導体71の周面とほぼ平行に対向しており、両者の間に接着剤81が注入されて、第2熱導体71と第1枠体78が一体に接合されている。接着剤81としては、例えばエポキシ系やアクリル系のような硬化型接着剤、あるいはホットメルト系のような融着型接着剤などが適用可能である。
【0049】
第2熱導体71の周面と前記延設部80の間に複数本の位置決めピン82が挿通されて、接着剤81が完全に硬化する前の第2熱導体71と第1枠体78との相対的な位置ずれを防止している。延設部80の外側に基端部79側に延びた補強リブ83が一体に複数個(本実施の形態では4個)設けられ、第1枠体78の剛直性を維持している。
【0050】
また、基端部79と延設部80の間を階段状、すなわち非直線状にすることにより、第1枠体78の第2熱導体71から熱交換基体77までの沿面距離を長く確保して、第1枠体78を伝わっての熱の戻りを少くしている。
【0051】
前記熱交換基体77の下面周辺部には、下方がほぼ塞がれ上方が開口した中空状の第2枠体84がOリング85を介して液密に接着されている。第2枠体84のほぼ中央部に給水管部86が、周縁近くに排水管部87が設けられている。
【0052】
第2枠体84の中空部に設置された分散部材88は周壁89と、周壁89の上端に連設した上壁89と、上壁89から熱交換基体77側に延びた多数本のノズル部90とが設けられ、ノズル部90に分散孔91が形成されている。
【0053】
分散部材88を第2枠体84内に固定することにより、分散部材88の給水管部86側に扁平状の第1空間91が形成され、分散部材88の熱交換基体77側に扁平状の第2空間92が形成されるとともに、第2空間92と排水管部87を連通する排水路93が形成される。
【0054】
同図に示すように純水あるいは不凍液などからなる熱移動媒体(本具体例では純水を使用)94を中央の給水管部86から供給すると第1空間部91で一斉に拡がり、各ノズル部89(分散孔91)から熱交換基体77の下面に向けてほぼ垂直方向に勢いよく噴射する。熱交換基体77に衝突してそれの熱を奪った熱移動媒体94は隙間の狭い第2空間部92で素早く拡散し、排水路93を経て排水管部87から系外へ排出される。排出された熱移動媒体94は、図15に示すホース75を通り、図13に示す第2放熱部95内に設けられているラジェータ(図示せず)で強制空冷され、図示しないポンプにより再び循環ジャケット73側に送られる。図16中の97は、この熱移動媒体循環ジャケット73付近に充填された断熱材層である。
【0055】
図12に示されているように急速冷凍室61の引出し用取手69の付近には操作部98が設けられており、その詳細は図17に示されているように、パワースイッチ99と、設定温度を液晶で数値表示する設定温度表示部100と、パワースイッチ99をオンしてから冷凍機能が発揮できるまでの間を段階的(本具体例では3段階)にランプの点灯で表示するステップアップ表示部101と、冷凍機能によって庫内温度が時間の経過とともに下がり、前記冷凍設定温度(本具体例の場合−18℃)に到達するとその温度を一定に保持することを表示している冷凍パターン表示部102とを有している。
【0056】
図12に示すように解凍室62にも操作部98が設けられており、冷凍室61用のそれと相違する点は図18に示すように、解凍機能によって庫内温度が時間の経過とともに上がり、解凍設定温度(本具体例の場合−1℃)に到達するとその温度を一定に保持することを表示する解凍パターン表示部103が設けられている点である。
【0057】
前記冷凍保存室63(氷温室64)は、前方側面が開口した箱型の断熱ケーシング104を有し、それの側面開口を開閉するように断熱ドア105が設けられている。断熱ケーシング104の内壁に密着するように容器状の第1熱導体106が配置され、その第1熱導体106の前記開口と対向する面部、すなわち第1熱導体106の奥側壁部のほぼ中央裏側にブロック状の第2熱導体107が設置され、それの後側にカスケードペルチェ素子108を介して熱移動媒体循環ジャケット109が密着している。熱移動媒体循環ジャケット109の構造ならびに機能は図16で説明したものと同様であるので、説明は省略する。
【0058】
冷凍保存室63(氷温室64)内の空気Aを矢印で示すように、第1熱導体106の上側周壁106aに沿わせてペルチェ素子108が設置されている奥側壁106bに衝突させ、さらに奥側壁48bに沿って下降させるために、庫内ファン110と、多数平行に延びたガイド溝付の吸熱フィン111が、前記上側周壁106aに設けられている。さらに、その上側周壁106aと奥側壁106bの厚さが第1熱導体106の他の壁部の厚さよりも若干厚くなっている。
【0059】
このように庫内ファン110とガイド溝付の吸熱フィン111の働きにより、上側周壁106aから奥側壁106bの表面に沿って庫内の空気Aを流通させれば、高い冷却効率が得られる。
【0060】
本具体例の場合、急速冷凍室61と解凍室62は必要な物だけを冷凍したり解凍するのに利用するだけであるから、両室61,62の容量は例えば7リッター程度と比較的小さい。これに対して冷凍保存室63や氷温室64は収納・保存用に使用するため、両室63,64の容量は例えば30リッター程度と比較的大きい。両室63,64の容量が大きいことと、収納・保存している食品などの品質を一定に保持するために厳密な庫内温度管理が必要なことから、冷凍保存室63にはそれ専用の第1放熱部112が、氷温室64にはそれ専用の第3放熱部113が、それぞれ個別に設けられて、外乱を可及的に少なくしている。
【0061】
このコンビネーション装置の使用方法は、冷凍室61で急速冷凍した後に冷凍保存室63に収納・保存したり、あるいは冷凍保存室63から必要の物を取り出して解凍室62で解凍するようになっている。
【0062】
図19は冷凍パターンの例を示す図であり、同図(a)は、急速冷凍室61内が使用する前から常に所定の冷凍温度(例えば−23℃)に設定、維持されている例である。同図(b)は、急速冷凍室61に物を入れた後、パワースイッチをオンして庫内温度を室温(RT)から−23℃まで短時間に下げ、その後冷凍終温度を維持する例である。同図(c)は、急速冷凍室61に物を入れた後、パワースイッチをオンすることにより庫内温度を室温(RT)から一旦0℃付近まで下げ、その後に−23℃まで下げて、その後冷凍終温度を維持する例である。同図(d)は、急速冷凍室61に物を入れる前から庫内温度は予め0℃付近に維持されており、急速冷凍室61に物を入れた後に−23℃まで下げて、その後冷凍終温度を維持する例である。
【0063】
これら各種の冷凍パターンは予め制御部(図示せず)に記憶されて、冷凍すべき物の種類(例えば魚肉や畜肉などの動物性食品、野菜や果物などの植物性食品、フライなどの加工食品、菓子類)や状態(例えば大きさ、タッパーなどの容器に入れているか否か)などによって適宜選択することができる。
【0064】
動物性食品や植物性食品を冷凍する際、冷凍により食品中に氷がどのような状態で形成されるか、またその氷により細胞や組織が損傷を受けるかどうかが、品質上大きな問題となる。一般に冷凍速度が速いと細胞内に微細な氷が生じ(細胞内凍結)、冷凍速度が比較的遅いと細胞外に氷が生じる(細胞外凍結)傾向にある。
【0065】
魚肉や畜肉などの動物性食品は細胞が繊維状であり細胞外凍結よりも微細な氷が生成する細胞内凍結の方が、解凍での戻りが良好で、食品の品質低下が少ない。これに対して野菜や果物などの植物性食品は細胞が球状であり、細胞内部に液胞を含み、外側が細胞壁で覆われている。そのため冷凍の条件によっては急激な脹圧により細胞壁が破れて細胞や組織が損傷を受けることがある。そのため−10℃程度の比較的高い冷凍温度で細胞外凍結を行なえば細胞は生きており、解凍後に細胞は水分を吸収して元の状態に戻る。
【0066】
また同じ動物性食品でも牛や豚の肉とエビやカニなどの肉とでは、さらに植物性食品でもトウモロコシや豆類とネギ類や果物では、それぞれ水分含有率、従って冷凍耐性が大きく異なり、それによっても厳密には冷凍条件を冷凍すべき食品に合わせる必要がある。本発明に係る冷凍装置では、ペルチェ素子に供給する電力をコントロールすることで望みの冷凍状態にすることができ、しかも設定された冷凍温度を常に維持することが可能で温度変動がない。
【0067】
【発明の効果】
第1の本発明は前述のように、ペルチェ素子に供給する電力をコントロールすることによりケーシング内の空間を所望の解凍状態に制御できるから、解凍時の品質に大きな影響を与える解凍終温度を設定したりあるいは変更したり、またその解凍終温度を維持することが容易にできから、良好な解凍状態となり品質劣化がほとんどなく、信頼性に優れた解凍装置が提供できる。
【0068】
第2の本発明は前述のように、ペルチェ素子に供給する電力をコントロールすることによりケーシング内の空間を所望の冷凍状態に制御できるから、品質に大きな影響を与える細胞内凍結や細胞外凍結などの調整が可能で、品質劣化がほとんどなく、信頼性に優れた冷凍装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1具体例に係る解凍装置の正面図である。
【図2】その解凍装置の側面図である。
【図3】その解凍装置におけるカスケードペルチェ素子ならびに水循環ジャケット付近の拡大断面図である。
【図4】そのカスケードペルチェ素子の接続例を示す説明図である。
【図5】その解凍装置における制御系統を説明するための図である。
【図6】その解凍装置における操作パネルの拡大平面図である。
【図7】その解凍装置における解凍パターンの例を示す概念図である。
【図8】本発明の第2具体例に係る解凍装置の概略構成ずである。
【図9】その解凍装置の制御系統を説明するための図である。
【図10】第1熱導体の変形例を示す斜視図である。
【図11】本発明の第3具体例に係るコンビネーション装置の正面図である。
【図12】そのコンビネーション装置の平面図である。
【図13】そのコンビネーション装置の切断側面図である。
【図14】そのコンビネーション装置を構成する冷凍保存室ならびに氷温室の平面図である。
【図15】そのコンビネーション装置に使用するケーブル収納ケースの一部拡大斜視図である。
【図16】そのコンビネーション装置に使用する熱移動媒体循環ジャケットの拡大断面図である。
【図17】そのコンビネーション装置の急速冷凍室に設けられた操作部の拡大平面図である。
【図18】そのコンビネーション装置の解凍室に設けられた操作部の拡大平面図である。
【図19】各種冷凍パターンの説明図である。
【符号の説明】
1 断熱層
2 ケーシング
5 第1熱導体
7 カスケードペルチェ素子
8 循環ジャケット
10 放熱(吸熱)部
11 操作パネル
12 制御部
13 電源部
14 収容空間
24 中央処理装置(CPU)
25 記憶部
26 モデム
27 センサ
61 急速冷凍室
62 解凍室
63 冷凍保存室
64 氷温室
66,104 断熱ケーシング
70,106 第1熱導体
71,107 第2熱導体
72,108 カスケードペルチェ素子
73,109 熱移動媒体循環ジャケット
96 冷凍用電源コントローラ
98 操作部
100 設定温度表示部
102 冷凍パターン表示部
103 解凍パターン表示部

Claims (7)

  1. 断熱層で形成されたケーシングと、
    そのケーシング内に設置されて、ケーシング内の収容空間に対向した伝熱面を有する熱導体と、
    その熱導体と熱的に導通しているペルチェ素子と、
    そのペルチェ素子に電力を供給する電源部と、
    前記ペルチェ素子に供給する電力をコントロールすることにより、前記ケーシング内の空間を解凍状態に制御する制御部とを備え
    その制御部に解凍すべき物質の種類によって前記ペルチェ素子に供給する各電力パターンが予め記憶されていることを特徴とする解凍装置。
  2. 請求項1記載において、前記制御部に対して解凍予約ができるように構成されていることを特徴とする解凍装置。
  3. 請求項記載において、前記解凍予約がモデムを用いて電話で予約できるように構成されていることを特徴とする解凍装置。
  4. 請求項1記載において、前記制御部で解凍終温度が設定できるように構成されていることを特徴とする解凍装置。
  5. 請求項1記載において、前記ペルチェ素子へ供給する電流の極性が変更できるように構成されていることを特徴とする解凍装置。
  6. 断熱層で形成されたケーシングと、
    そのケーシング内に設置されて、ケーシング内の収容空間に対向した伝熱面を有する熱導体と、
    その熱導体と熱的に導通しているペルチェ素子と、
    そのペルチェ素子に電力を供給する電源部と、
    前記ペルチェ素子に供給する電力をコントロールすることにより、前記ケーシング内の空間を冷凍状態に制御する制御部とを備え
    その制御部に冷凍すべき物質の種類によって各種の冷凍パターンが予め記憶されていることを特徴とする冷凍装置。
  7. 請求項記載において、前記ペルチェ素子へ供給する電流の極性が変更できるように構成されることにより、当該冷凍装置が解凍装置として使用できることを特徴とする冷凍装置。
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