JP2000055529A - 食品の冷凍冷蔵装置 - Google Patents

食品の冷凍冷蔵装置

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JP2000055529A
JP2000055529A JP23000198A JP23000198A JP2000055529A JP 2000055529 A JP2000055529 A JP 2000055529A JP 23000198 A JP23000198 A JP 23000198A JP 23000198 A JP23000198 A JP 23000198A JP 2000055529 A JP2000055529 A JP 2000055529A
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JP
Japan
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cooler
food
air
heater
case
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JP23000198A
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English (en)
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Masuo Yonede
益雄 米出
Junichi Maeda
純一 前田
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Kyoshin Kogyo KK
Original Assignee
Kyoshin Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 食品の冷凍冷蔵装置に関し、低湿度での解
凍、貯蔵又は陳列が要求される食品に特に適した冷凍冷
蔵装置を得る。 【解決手段】 食品を載せる棚5と、棚を覆うカバー2
と、冷凍機12及び冷却器6と、ケース内の空気を循環
するとともに冷却器6を通過する空気風量を調整してい
るファン7とを備えた食品の冷凍冷蔵装置において、冷
却器6を含む空気流路Xに当該流路を通過する空気を加
熱するヒータ17を設けた。好適には、ヒータ17は電
気ヒータを用い、ケース内に備えた湿度センサにより電
気ヒータ17の通電量を制御する。冷却器の温度と送風
量に加えて、ヒータ17による空気の加熱量を調整する
ことによって、従来装置では実現困難であった低湿度環
境を安定に保持でき、カバー4の開閉等によってケース
内環境が変化した後の設定環境への復帰も速やかに行わ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、食品を低温に保
ち貯蔵する冷凍冷蔵装置に関し、冷凍のコロッケのよう
に衣で覆われた食品の解凍ケースや、生鮮食品や洋菓子
等を店頭に陳列するのに用いる冷蔵ショーケースに好適
な冷凍冷蔵装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】食品に適した温度と湿度とを維持しなが
ら食品を解凍し、貯蔵し又は陳列する装置として食品の
冷凍冷蔵装置がある。冷凍のコロッケを従来の冷凍冷蔵
装置に入れて解凍すると衣がぼろぼろになって美味しく
揚げることができないので、解凍せずにそのまま揚げて
いた。また、生チョコレート等は、温度及び湿度を厳格
に管理した状態で陳列及び保存しないと、すぐに変色劣
化して風味が落ちるので、生チョコレート等をフィルム
で密封した状態で従来の冷凍冷蔵装置、例えば冷蔵ショ
ーケースに陳列していた。
【0003】以下、冷蔵ショーケースを例に取って従来
の冷凍冷蔵装置を説明する。冷蔵ショーケースは、上半
部に透明カバーを設けたケース内の商品陳列棚の下に冷
凍機、冷却器(吸熱側の熱交換器)及び送風ファンを内
蔵しており、冷凍機及び送風ファンをオンオフ制御する
ことによって、ケース内温度と湿度とを調整するように
なっている。食品はその種類によって保存に適した温度
と湿度とがあり、たとえば同じ洋菓子であってもチョコ
レートは温度15℃〜18℃、湿度30%の環境で保存
するのがよく、ケーキは温度2℃〜5℃、湿度80%の
環境で保存するのが好ましい。このように食品によって
保存に適した温湿度環境が大きく異なるため、収納する
食品が決まっているときには、専用の冷蔵ショーケース
が用いられる。
【0004】専用ショーケースではたととえば生鮮野菜
用とかケーキ用とか収納される食品の種類に応じて冷凍
機の容量や冷却器の放熱面積、冷凍機に使用する冷媒の
種類、送風ファンの風量や運転間隔等の使用をケースの
大きさと収納する食品が要求する温湿度環境に合わせた
仕様とし、ケース内の温湿度環境が所望の温湿度環境と
なるようにする。一方、収容する食品を特定できないと
きは、汎用の冷蔵ショーケースが用いられる。汎用の冷
蔵ショーケースは前述した冷凍機の容量ないし送風ファ
ンの風量等を標準的なものとし、冷凍機や送風ファンを
駆動する電動機の回転数制御や冷凍機の膨張弁の絞り制
御等によって収納する食品を変更する毎に、ケース内の
温湿度を調整するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】冷凍のコロッケをその
まま揚げると、油の傷みが激しいので、解凍したものを
揚げたいという要求がある。また、近時洋菓子用の冷蔵
ショーケースにおいて、生チョコレートを陳列保存した
いという要求が出ている。生チョコレートの場合、陳列
保存に適した温湿度環境は温度が15℃〜18℃という
比較的高い温度である一方、湿度が20%以下という非
常に乾燥した保存環境が要求されるうえに、湿度が高く
なるとすぐに変色して商品価値を失ってしまう。そして
生チョコレートが要求する比較的高い温度で低湿度とい
う環境は、従来構造の冷蔵ショーケースでは専用タイプ
のものであっても汎用タイプのものであっても、実現が
極めて難しく、20%以下という湿度条件を保持するこ
とが困難で、陳列している生チョコレートがすぐに変色
するという問題が生じていた。
【0006】そこでこの発明は低い湿度での解凍、貯蔵
又は陳列が要求される食品に特に適した冷凍冷蔵装置を
得ることを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の食品の冷
凍冷蔵装置は、食品を載せる棚5と、棚を覆うカバー2
と、冷凍機12及び冷却器6と、ケース内の空気を循環
するとともに冷却器6を通過する空気風量を調整してい
るファン7とを備えた食品の冷凍冷蔵装置において、冷
却器6を含む空気流路Xに当該流路を通過する空気を加
熱するヒータ17を設けたことを特徴とするものであ
る。
【0008】請求項2記載の冷蔵ショーケースは、陳列
棚5と、陳列棚の上部を覆う透明カバー2と、冷凍機1
2及び冷却器6と、ケース内の空気を循環するとともに
冷却器6を通過する空気風量を調整しているファン7と
を備えた冷蔵ショーケースにおいて、冷却器6を含む空
気流路Xに当該流路を通過する空気を加熱するヒータ1
7を設けたことを特徴とするものである。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項2記載の冷
蔵ショーケースにおいて、ヒータ17が電気ヒータであ
り、ケース内に湿度センサ18を備え、当該湿度センサ
の出力信号により電気ヒータ17の通電量を制御する制
御手段19を設けたものである。
【0010】
【作用】特に、食品の陳列保存をする冷蔵ショーケース
においては、透明カバーの断熱性能に限界があり、商品
を取り出すためにケースが頻繁に開け閉めされるので、
冷却器6の温度及びそこを通過する空気量と透明カバー
及びその開閉に伴う加温とのバランスで、ケース内の温
湿度環境が定まる。たとえば冷却器の表面温度を低く設
定し、冷却器を通過する空気量を少なくしてやれば、冷
却器の表面温度とケース内温度との差は大きくなり、空
気温度が低くなるほど飽和水蒸気圧が低下することか
ら、ケース内の相対湿度は低下する。しかし冷却器が着
霜すると冷却能力が低下すること、及び冷却器を通過す
る空気量を少なくすると、商品の取出しのためにカバー
ないし扉が開けられてケース内温度が上昇したときに正
常状態に戻すのに時間が長くかかるという問題があっ
て、冷却器の温度と送風機の風量調節で達成できる温湿
度環境には自ずと限界が生ずる。
【0011】この発明の食品の冷凍冷蔵装置は、冷却器
6を含む空気流路Xに当該流路を通過する空気を加熱す
るヒータ17を設けたので、温度及び湿度を厳格に管理
することができ、湿気を嫌うコロッケの解凍や生チョコ
レート等を密封しない状態で貯蔵、陳列に使用すること
ができる。
【0012】この発明の食品の冷凍冷蔵装置1において
は、冷却器の温度と送風量に加えて、ヒータ17による
空気の加熱量を調整することによって、従来装置では実
現困難であった低湿度環境を安定に保持できるようにし
ている。すなわちこの発明の冷蔵ショーケース1では、
冷却器6の温度を低く設定しある程度の風量を確保した
状態で、冷却されて絶対湿度が低下した空気をヒータ1
7で積極的に加熱することにより、低湿度環境を実現す
るとともに、カバー4の開閉等によってケース内環境が
変化した後の設定環境への復帰も速やかに行われるよう
にすることにより、冷蔵ショーケース内の低湿度環境を
安定に保持できるようにしている。
【0013】
【発明の実施の形態】図1及び図2は冷蔵ショーケース
を例にとって本発明の冷凍冷蔵装置を示した図である。
ショーケース1は前面上部及び上面の一部が透明カバー
2となっており、背面に食品3を出し入れするための扉
4が設けられている。多段に設けた陳列棚5の最下段の
ものの下には、熱交換用のフィンチューブ(冷却器)6
とフィンチューブ6(6a、6b)にケース内の空気を
循環させるファン7とが配置されている。ファン7及び
フィンチューブ6a、6bは食品陳列室8の下部から空
気を吸い込み、上部に排出するように設けた空気ダクト
9内に配置されている。フィンチューブ6a、6bには
それぞれ個別の膨張弁11a、11bを介して冷凍機1
2から冷媒が供給されている。冷凍機12はショーケー
ス1の下方にある空間13に設置されている。
【0014】膨張弁11a、11bにはそれぞれ直列に
電磁弁14a、14bが接続されており、ショーケース
1を低温運転するときは、電磁弁14a、14bをとも
に開いて運転を行い、高温に設定するときは電磁弁14
a、14bの一方のみを開いて運転を行う。ファン7は
連続運転して食品陳列室内の空気を循環しており、一方
冷凍機12は温度センサ15の信号により、オンオフ制
御されている。温度センサ15の出力レベルと、冷凍機
12のオンオフとの関係は、湿度指示調節計19のしき
い値を手動またはマイコン等で調整することにより変更
できる。またフィンチューブ6の表面温度は、膨張弁1
1a、11bを調整することによって変更することがで
き、これら両者の設定値を適切に選ぶことにより、ケー
ス内の温度と湿度とをある程度の範囲で調整することが
可能である。
【0015】この発明の冷蔵ショーケース1において
は、ケース内の空気を冷却する冷却器(フィンチュー
ブ)6と、当該冷却器に空気を流通させるファン7の他
にさらにヒータ17を設けている。図示実施例のヒータ
17は電気ヒータで、湿度センサ18で検出されるケー
ス内湿度に応じて湿度指示調節計19及びドライバ21
を介して通電量を制御されている。湿度センサ18の出
力値とヒータの通電量との関係は、湿度指示調節計19
の設定を変更することによって調整できる。
【0016】ヒータ17は複数個設けて運転条件や外気
条件等に応じて、1個または複数個を選択的に使用する
ことができる。たとえば冷蔵ショーケースの照明ランプ
23が消される夜間においては、照明ランプの発熱量に
対応する夜間運転用のヒータ22を設けて、照明ランプ
23が消されたときに当該夜間用のヒータ22が通電さ
れるようにすることができる。
【0017】このようなヒータ17を設けることによ
り、ケース内の湿度をより低い値に調整することができ
る。すなわちヒータ17に通電することにより、ヒータ
17を有しないものに比べてフィンチューブ6の温度を
より低い温度に設定できるので、ケース内の湿度を低下
させることができ、前述した生チョコレートの保存に適
した環境すなわち温度15℃〜18℃で湿度20%以下
というケース内環境が実現できる。さらに冷蔵ショーケ
ース内に温度センサ15と湿度センサ18とを設けて、
これらの出力値により冷凍機12の運転及びヒータ17
の通電を制御することにより、ケース内の温度と湿度と
をより正確に制御することが可能で、ショーケースのカ
バーや扉4が開かれたときのケース内の温湿度の変動を
速やかに設定されたケース内環境に復帰させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】冷蔵ショーケースの断面図
【図2】制御系の模式図
【符号の説明】
2 透明カバー 5 陳列棚 6 フィンチューブ 7 ファン 12 冷凍機 17 ヒータ 18 湿度センサ 19 湿度指示調節計 X 空気流路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食品を載せる棚(5) と、棚を覆うカバー
    (2) と、冷凍機(12)及び冷却器(6) と、ケース内の空気
    を循環するとともに冷却器(6) を通過する空気風量を調
    整しているファン(7) とを備えた食品の冷凍冷蔵装置に
    おいて、冷却器(6) を含む空気流路(X) に当該流路を通
    過する空気を加熱するヒータ(17)を設けたことを特徴と
    する、食品の冷凍冷蔵装置。
  2. 【請求項2】 陳列棚(5) と、陳列棚の上部を覆う透明
    カバー(2) と、冷凍機(12)及び冷却器(6) と、ケース内
    の空気を循環するとともに冷却器(6) を通過する空気風
    量を調整しているファン(7) とを備えた食品の冷凍冷蔵
    装置において、冷却器(6) を含む空気流路(X) に当該流
    路を通過する空気を加熱するヒータ(17)を設けたことを
    特徴とする、食品の冷凍冷蔵装置。
  3. 【請求項3】 ヒータ(17)が電気ヒータであり、ケース
    内に湿度センサ(18)を備え、当該湿度センサの出力信号
    により電気ヒータ(17)の通電量を制御する制御手段(19)
    を設けた、請求項2記載の食品の冷凍冷蔵装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102811518A (zh) * 2011-06-01 2012-12-05 建碁股份有限公司 用来在一玻璃保护盖上进行除雾的方法及其显示模块
US10247465B2 (en) 2014-10-02 2019-04-02 Arcelik Anonim Sirketi Cooling device comprising a thawing compartment and the control method thereof
JP2019219101A (ja) * 2018-06-19 2019-12-26 福島工業株式会社 冷却貯蔵庫

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