JP7059116B2 - 冷却貯蔵庫 - Google Patents

冷却貯蔵庫 Download PDF

Info

Publication number
JP7059116B2
JP7059116B2 JP2018116453A JP2018116453A JP7059116B2 JP 7059116 B2 JP7059116 B2 JP 7059116B2 JP 2018116453 A JP2018116453 A JP 2018116453A JP 2018116453 A JP2018116453 A JP 2018116453A JP 7059116 B2 JP7059116 B2 JP 7059116B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
operation mode
cooling device
temperature
cooling
time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018116453A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019219101A (ja
Inventor
隆聡 桑田
Original Assignee
フクシマガリレイ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by フクシマガリレイ株式会社 filed Critical フクシマガリレイ株式会社
Priority to JP2018116453A priority Critical patent/JP7059116B2/ja
Publication of JP2019219101A publication Critical patent/JP2019219101A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7059116B2 publication Critical patent/JP7059116B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、庫内を保冷する通常運転に加えて、庫内を除湿する除湿運転を行う冷却貯蔵庫に関する。
一般的な周知の冷却貯蔵庫では、庫内を冷却する冷却装置が間欠的に駆動されて、庫内温度が目標温度帯の範囲内に維持される。具体的には、庫内温度が目標温度帯の上閾値まで上昇すると冷却装置が駆動され、同温度帯の下閾値まで低下すると冷却装置が停止される。以上の点は本発明においても同様である。
冷却装置の駆動中は、庫内空気に含まれる水分の一部が凍結または凝縮して冷却装置に付着(着霜または結露)することにより、庫内湿度が低下する。一方、冷却装置の停止中は、同装置の着霜や結露の一部が気化することにより、庫内湿度が上昇する。冷却貯蔵庫の周囲の外気温が比較的低い低温環境下では、冷却装置の停止中における庫内温度の上昇が緩やかになるため、同装置の停止時間が長くなる傾向があり、停止時間が極端に長くなると、その間に庫内湿度が大きく上昇して、庫内が高湿状態に陥ることがある。冷却貯蔵庫の保冷対象が、例えば紙箱に入った医薬品である場合に、庫内が高湿状態に陥ると、紙箱が湿気の影響で変形するなどの不都合を招くおそれがある。
上記の不都合を解消する手段は、例えば本出願人が先に提案した特許文献1に記載されている。そこでは庫内にヒーターが配置されており、冷却装置の停止時間が予め設定した所定時間よりも長くなった場合に、ヒーターへの通電が開始される。このヒーターによれば、庫内温度を冷却開始温度、すなわち目標温度帯の上閾値まで速やかに上昇させて、冷却装置の起動を促すことができ、これにより冷却装置の着霜や結露の気化を抑制して、庫内が高湿状態に陥るのを防止することができる。
特開2007-192460号公報
特許文献1の冷却貯蔵庫では、冷却装置の停止時間が所定時間を超えてからヒーターへの通電を開始し、庫内温度が冷却開始温度まで上昇して初めて冷却装置を起動させる。つまり、冷却装置を即座に起動させることはできず、同装置の起動までの間に庫内湿度がさらに上昇してしまう。また、冷却装置が起動するまでの間に、ヒーターで暖められた空気が、同装置の着霜や結露のさらなる気化を促進したり、庫内の保冷対象の品質を損なうおそれもある。
本発明は、庫内が高湿状態に陥るおそれが高くなった場合に、冷却装置の着霜や結露の気化を直ちに抑制して、庫内湿度の上昇を防止することができ、しかも、除湿運転中の庫内温度を安定化させて、庫内の保冷対象の品質を良好に保持することができる冷却貯蔵庫を得ることを目的とする。
本発明は、庫内Rを冷却する冷却装置7と、庫内Rを暖める温度補償用のヒーター9とを制御することにより、庫内Rを保冷する通常運転モードと、庫内Rを除湿する除湿運転モードとを実行可能な冷却貯蔵庫に関する。外気温度センサ19で検出される外気温度Eが所定の除湿開始温度E1以下のときに、冷却装置7の連続停止時間Tが所定の除湿開始時間T1に達すると、通常運転モードから除湿運転モードに移行するように設定されており、除湿運転モードに移行すると冷却装置7とヒーター9が同時に起動することを特徴とする。
庫内Rの空気を循環させる送風機10を備えており、送風機10は、通常運転モードにおいては常時駆動され、除湿運転モードにおいては間欠的に駆動される形態を採ることができる。
通常運転モードにおける送風機10の回転速度が、冷却装置7の停止中は低速に設定され、冷却装置7の駆動中は中速または高速に設定されており、除湿運転モードにおける送風機10の駆動時の回転速度が高速に設定されている形態を採ることができる。
通常運転モードから除湿運転モードに移行した直後は、送風機10を停止状態に維持することができる。
本発明に係る冷却貯蔵庫では、庫内Rを除湿する除湿運転モードに移行すると、冷却装置7とヒーター9が同時に起動するようにした。これによれば、除湿運転モードへの移行からタイムラグ無しに冷却装置7を駆動状態に切り換えて、同装置7の着霜や結露の気化を直ちに抑制して、庫内湿度の上昇を防止することができ、さらに同装置7への着霜や結露を促進させて、庫内湿度を低下させることができる。また、冷却装置7と同時にヒーター9を駆動させると、冷却装置7のみを駆動させる場合に比べて、庫内温度Dの変化が緩やかになるので、除湿運転モードにおける庫内温度Dを安定化させて、庫内Rの保冷対象の品質を良好に保持することができる。冷却装置7とヒーター9を同時に駆動させるため、ヒーター9で暖められた空気により冷却装置7の着霜や結露の気化が促進されることもない。さらに本発明では、冷却貯蔵庫が本来備える冷却装置7とヒーター9を駆動させて除湿運転モードを実行するので、冷却装置7とは別の専用の除湿装置を用いる場合に比べて、冷却貯蔵庫の製造コストを削減することができる。
また本発明では、外気温度センサ19で検出される外気温度Eが除湿開始温度E1以下のときに、冷却装置7の連続停止時間Tが除湿開始時間T1に達すると、通常運転モードから除湿運転モードに移行するように設定した。このように、除湿運転モードへの移行に関して、外気温度Eと連続停止時間Tに係る2つの条件を設定すると、除湿運転モードへの頻繁な移行を避けることができる。除湿運転モードは、冷却装置7に加えてヒーター9を駆動させることから、通常運転モードに比べて消費電力が大きくなる。そのため、除湿運転モードへの移行を必要最小限とすることにより、冷却貯蔵庫の消費電力を抑制することができる。
庫内Rの空気を送風機10で循環させると、庫内Rに温度ムラが生じることを防止して、庫内温度Dの均一化を図ることができる一方、冷却装置7の着霜や結露の気化が促進されて、庫内湿度が上昇してしまう。そこで本発明では、通常運転モードにおいては、庫内Rが高湿状態に陥るおそれは低いことから、送風機10を常時駆動させて、庫内温度Dの確実な均一化を図る。一方、庫内Rの除湿を目的とする除湿運転モードにおいては、送風機10を間欠的に駆動させて、温度ムラの防止と着霜や結露の気化の抑制とを交互に試みる。これにより、庫内温度Dを均一に維持しながら冷却装置7への着霜や結露を促進させて、庫内湿度を低下させることができる。
通常運転モードにおいて、冷却装置7の停止中の送風機10の回転速度を低速に設定すると、庫内Rに温度ムラが生じることを防止しつつ、冷却装置7の着霜や結露の気化を最小限に抑えることができる。また同モードにおいて、冷却装置7の駆動中の送風機10の回転速度を中速または高速に設定すると、庫内Rの空気を活発に循環させて、温度ムラが生じることをより確実に防止して、庫内温度Dの均一化を図ることができる。さらに、送風機10が間欠的に駆動される除湿運転モードにおいて、その駆動時の回転速度を高速に設定すると、その停止中に生じた庫内Rの温度ムラを素早く解消して、庫内温度Dの均一化を図ることができる。
通常運転モードから除湿運転モードに移行した直後は、庫内湿度が比較的高いことが多く、これを下げることが優先される。そこで本発明では、同モードへの移行の直後は送風機10を停止状態に維持するようにした。これにより、冷却装置7の着霜や結露の気化を抑制して、同装置7への着霜や結露を促進させて、庫内湿度を速やかに低下させることができる。
本発明を適用した薬用保冷庫の制御系のブロック図である。 薬用保冷庫の概略構成を示す縦断側面図である。 通常運転モードにおける各部の動作を示すタイミングチャートである。 通常運転モードと除湿運転モードの切り換えに係るフローチャートである。 冷却装置の連続停止時間の計時手段に係るフローチャートである。 除湿運転モードとその前後における各部の動作を示すタイミングチャートである。
(実施例) 本発明に係る冷却貯蔵庫を薬用保冷庫に適用した実施例を図1ないし図6に示す。図2において薬用保冷庫は、正面に開口を有する直方体状の断熱箱体1と、断熱箱体1の開口を開閉する断熱扉2とを備える。断熱箱体1と断熱扉2で囲まれる庫内Rは、区画板3で貯蔵室4と通気ダクト5に区画されており、断熱扉2に臨む貯蔵室4には、保冷対象である医薬品を載置するための棚板6が上下多段状に設置されている。断熱箱体1の内壁面に沿う通気ダクト5には、庫内Rを冷却する冷却装置7を構成する蒸発器8と、庫内Rを暖めて冷え過ぎを防止する温度補償用のヒーター9と、庫内Rの空気を循環させるための庫内ファン(送風機)10とが配置されている。庫内ファン10が駆動すると、貯蔵室4内の空気が通気ダクト5に吸い込まれて、蒸発器8とヒーター9を通過した後、区画板3の上下複数個所に開口した吹出口から貯蔵室4へ吹き出される。通気ダクト5における蒸発器8の上流側には、貯蔵室4から吸い込まれた空気(蒸発器8で冷却される前の空気)の温度を検出する庫内温度センサ11が設けられている。
断熱箱体1の下側に区画された機械室14には、蒸発器8と共に冷却装置7を構成する圧縮機15と凝縮器16と冷却ファン17などが配置されている。冷却ファン17が駆動すると、機械室パネル18に形成された一群の通気口を介して、薬用保冷庫の周囲の外気が機械室14に取り込まれる。機械室パネル18の内面には、この外気の温度を検出する外気温度センサ19が設けられている。外気温度センサ19は、凝縮器16の目詰まりを検出する警報センサを兼ねることができる。断熱箱体1の正面上部には制御ボックス22が配置されており、制御ボックス22に収容された制御部23(図1参照)によって、冷却装置7(圧縮機15・冷却ファン17)とヒーター9と庫内ファン10などの駆動状態が制御される。制御部23は、庫内Rを保冷する通常運転モードに加えて、庫内Rを除湿する除湿運転モードを実行することができる。
通常運転モードにおける制御部23は、主に冷却装置7のオンオフ制御を行って、庫内温度センサ11で検出される庫内温度Dを目標温度帯の範囲内に維持する。具体的には、図3のタイミングチャートに示すように、目標温度D0を中心とする(D0±α)℃の目標温度帯を設定し、当該温度帯の上閾値すなわち(D0+α)℃を、冷却装置7の駆動を開始する冷却開始温度Donとし、当該温度帯の下閾値すなわち(D0-α)℃を、冷却装置7の駆動を停止する冷却停止温度Doffとする。本実施例では目標温度D0を5℃に設定し、温度幅αを1℃に設定した。つまり、本実施例における冷却開始温度Donは6℃であり、冷却停止温度Doffは4℃である。
通常運転モードにおける庫内ファン10は、冷却装置7の運転状態にかかわらず常時駆動されており、具体的には、冷却装置7の停止中は低速で駆動され(時点t1~t2)、冷却装置7の駆動中は中速ないし高速で駆動される(時点t2~t4)。より詳しくは、冷却装置7が起動してから、圧縮機15のオン保護時間Ton(駆動状態を維持すべき下限時間:本実施例では3分)が経過するまでは、庫内ファン10は中速で駆動され(時点t2~t3)、同時間Tonの経過後は高速で駆動される(時点t3~t4)。
冷却装置7の駆動初期に庫内ファン10を中速で駆動させるのは、庫内Rの急激な冷え込みを防止するためである。また、冷却装置7の停止中に庫内ファン10を低速で駆動させるのは、庫内Rに温度ムラが生じることを防止しつつ、蒸発器8に付着した霜や水滴(着霜や結露)の気化を最小限に抑えるためである。庫内ファン10を低速で駆動させることは、冷却装置7の停止直後の冷え込みを抑えつつ、庫内温度Dの上昇を緩やかにすることにも寄与しており、これにより圧縮機15の停止時間を長くして、その運転率を下げることができる。圧縮機15の運転率を下げると、その寿命を伸ばすとともに、薬用保冷庫の運転時の消費電力を削減することができる。
外気温度センサ19で検出される外気温度Eが比較的低くなると、圧縮機15のオン保護時間Tonが経過する前に、庫内温度Dが冷却停止温度Doffまで低下するおそれがある。これを解消するために制御部23は、圧縮機15が起動してからオン保護時間Tonが経過する前に、庫内温度Dが目標温度D0まで低下すると、ヒーター9への通電を開始する(時点t6;t6-t5<Ton)。本実施例では、ヒーター9の加熱能力は冷却装置7の冷却能力よりも小さく設定されているため、ヒーター9の通電中も庫内温度Dは低下し続けるが、その低下速度は冷却装置7のみを駆動させる場合よりも緩やかになる(時点t6~t7)。これにより、圧縮機15のオン保護時間Tonが経過する前に、庫内温度Dが冷却停止温度Doffまで低下することを確実に防止できる。
制御部23は、圧縮機15が起動してからオン保護時間Tonが経過すると、上記のおそれが解消されたとしてヒーター9を停止させる(時点t7;t7-t5=Ton)。ヒーター9の停止後の庫内温度Dは、冷却装置7の起動直後(時点t5~t6)と同等の速度で低下する(時点t7~t8)。庫内温度Dが冷却停止温度Doffまで低下すると、制御部23は冷却装置7を停止させて、庫内ファン10を低速に切り換える(時点t8)。なお本実施例では、庫内温度Dが目標温度D0まで低下した時点t6に、庫内ファン10を中速から高速に切り換えるようにしたが、この切り換えは、オン保護時間Tonが経過してヒーター9が停止する時点t7に行うこともできる。
外気温度Eがさらに低い低温環境下では、圧縮機15のオン保護時間Tonが経過する前に、庫内温度Dが冷却停止温度Doffまで低下するおそれがより高くなる。このような場合に制御部23は、庫内温度Dが冷却開始温度Donまで上昇した時点で、冷却装置7とヒーター9を同時に起動させ(時点t9)、両者7・9の起動からオン保護時間Tonが経過すると、ヒーター9を停止させて庫内ファン10を高速に切り換える(時点t10)。ヒーター9の停止後の庫内温度Dは、先の時点t5~t6や時点t7~t8と同等の速度で低下する。なお、外気温度Eが極端に低く、冷却装置7を駆動しなくても庫内温度Dが低下するような環境下では、ヒーター9に通電することにより庫内Rの冷え込みを防止することができる。
また低温環境下では、冷却装置7の停止中における庫内温度Dの上昇が緩やかになるため、同装置7の停止時間が長くなる傾向がある。冷却装置7の停止中は、蒸発器8の着霜や結露が気化して庫内湿度が上昇するため、停止時間が極端に長くなると、その間に庫内湿度が大きく上昇して、庫内が高湿状態に陥ることがある。このおそれが高くなった場合に、本実施例に係る薬用保冷庫は、通常運転モードから除湿運転モードに移行して、庫内Rの除湿を開始する。
具体的には、図4のフローチャートに示すように、外気温度センサ19で検出される外気温度Eが所定の除湿開始温度E1以下(ステップS1でYES)のときに、第1計時手段25(図1参照)で計時される冷却装置7の連続停止時間Tが所定の除湿開始時間T1に達すると(ステップS2でYES)、通常運転モードから除湿運転モードに移行する(ステップS3)。本実施例では、除湿開始温度E1を15℃に設定し、除湿開始時間T1を15分に設定した。第1計時手段25は、図5のフローチャートに示すように、冷却装置7が停止すると(ステップS11でYES)、連続停止時間Tの計時を開始し(ステップS12)、冷却装置7が起動すると(ステップS13でYES)、連続停止時間Tをリセットして計時を終了する(ステップS14)。
除湿運転モードに移行すると、第2計時手段26(図1参照)が除湿経過時間Pの計時を開始し、同時間Pが所定の除湿完了時間P1に達すると(ステップS4でYES)、通常運転モードに復帰する(ステップS5)。本実施例では除湿完了時間P1を4分に設定した。なお、第1計時手段25と第2計時手段26は同時に作動しないため、1つのタイマーが両手段25・26を兼ねるようにしてもよい。
図6のタイミングチャートにおいて、除湿運転モードに移行する前の時点t11では、庫内温度Dが冷却停止温度Doffまで低下して冷却装置7が停止している。次の時点t12では、冷却装置7の連続停止時間Tが除湿開始時間T1に達して(t12-t11=T1)、除湿運転モードに移行して、冷却装置7とヒーター9が起動し、また庫内ファン10が停止している。同モードにおいて冷却装置7とヒーター9は常時駆動される。冷却装置7が駆動することにより、蒸発器8の着霜や結露の気化が抑制され、さらに蒸発器8への着霜や結露が進行して、庫内湿度が低下する。また上記のように、ヒーター9の加熱能力は冷却装置7の冷却能力よりも小さいため、冷却装置7と同時にヒーター9を駆動させると、庫内温度Dは緩やかに低下する。これにより、除湿運転モードにおける庫内温度Dを目標温度帯の範囲内で安定化させて、庫内Rに貯蔵された医薬品の品質を良好に保持することができる。
除湿運転モードにおける庫内ファン10は間欠的に駆動されて、停止状態と駆動状態(高速)を交互に繰り返す。本実施例では、除湿運転モードが実行される4分間(除湿完了時間P1)を、2分間の周期Cに二分割し、各周期Cの前半の1分間は庫内ファン10を停止させ、後半の1分間は庫内ファン10を駆動させるようにした。なお、周期Cにおける庫内ファン10の停止時間と駆動時間は同一である必要はなく、一方を他方より長く設定してもよい。また本実施例では、説明の便宜上、除湿完了時間P1が周期Cの倍数となるように両パラメータを設定したが、本発明においてこれは必須ではない。なお、除湿完了時間P1を周期Cの倍数としない場合は、最後の周期Cの途中で除湿運転モードは終了する。
庫内ファン10の駆動中は、庫内Rに温度ムラが生じることを防止して、庫内温度Dの均一化を図ることができ、また庫内ファン10の停止中は、蒸発器8の着霜や結露の気化を抑制して、さらに着霜や結露を促進させることができる。従って、本実施例のように庫内ファン10を間欠的に駆動させると、温度ムラの防止と着霜や結露の気化の抑制とを交互に試みて、庫内温度Dを均一に維持しながら蒸発器8への着霜や結露を促進させて、庫内湿度を低下させることができる。除湿運転モードに移行した直後に庫内ファン10を停止させるのは、移行の直後は庫内湿度が比較的高いことが多く、着霜や結露の気化を抑制して庫内湿度を下げることが優先されるためである。
次の時点t13では、除湿運転モードに移行してからの除湿経過時間Pが除湿完了時間P1に達して(t13-t12=P1)、通常運転モードに復帰して、ヒーター9が停止している。冷却装置7は、庫内温度Dが冷却停止温度Doffよりも高いことから駆動状態に維持され、庫内ファン10も駆動状態(高速)に維持されている。次の時点t14では、庫内温度Dが冷却停止温度Doffまで低下したことに伴い、冷却装置7が停止し、また庫内ファン10が低速に切り換わっている。
上記の実施例では、圧縮機15や蒸発器8を含む冷凍サイクルで冷却装置7を構成したが、これ以外に例えばペルチェ素子などの熱電素子で冷却装置7を構成してもよい。ヒーター9も熱電素子で構成することができる。ヒーター9の加熱能力は、冷却装置7の冷却能力と同じであってもよく、冷却能力を上回っていてもよい。加熱能力が冷却能力を上回る場合は、除湿運転モードにおいてヒーター9を間欠的に駆動させて、庫内温度Dを目標温度帯の範囲内に維持することができる。本発明は、上記の実施例で示した薬用保冷庫以外に、例えば湿気を嫌う食品用の冷却貯蔵庫などにも適用することができる。
7 冷却装置
9 ヒーター
10 送風機(庫内ファン)
19 外気温度センサ
R 庫内
E 外気温度
E1 除湿開始温度
T 連続停止時間
T1 除湿開始時間

Claims (4)

  1. 庫内(R)を冷却する冷却装置(7)と、庫内(R)を暖める温度補償用のヒーター(9)とを制御することにより、庫内(R)を保冷する通常運転モードと、庫内(R)を除湿する除湿運転モードとを実行可能な冷却貯蔵庫であって、
    外気温度センサ(19)で検出される外気温度(E)が所定の除湿開始温度(E1)以下のときに、冷却装置(7)の連続停止時間(T)が所定の除湿開始時間(T1)に達すると、通常運転モードから除湿運転モードに移行するように設定されており、
    除湿運転モードに移行すると冷却装置(7)とヒーター(9)が同時に起動することを特徴とする冷却貯蔵庫。
  2. 庫内(R)の空気を循環させる送風機(10)を備えており、
    送風機(10)は、通常運転モードにおいては常時駆動され、除湿運転モードにおいては間欠的に駆動される請求項1に記載の冷却貯蔵庫。
  3. 通常運転モードにおける送風機(10)の回転速度が、冷却装置(7)の停止中は低速に設定され、冷却装置(7)の駆動中は中速または高速に設定されており、
    除湿運転モードにおける送風機(10)の駆動時の回転速度が高速に設定されている請求項2に記載の冷却貯蔵庫。
  4. 通常運転モードから除湿運転モードに移行した直後は、送風機(10)が停止状態に維持される請求項2または3に記載の冷却貯蔵庫。
JP2018116453A 2018-06-19 2018-06-19 冷却貯蔵庫 Active JP7059116B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018116453A JP7059116B2 (ja) 2018-06-19 2018-06-19 冷却貯蔵庫

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018116453A JP7059116B2 (ja) 2018-06-19 2018-06-19 冷却貯蔵庫

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019219101A JP2019219101A (ja) 2019-12-26
JP7059116B2 true JP7059116B2 (ja) 2022-04-25

Family

ID=69096112

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018116453A Active JP7059116B2 (ja) 2018-06-19 2018-06-19 冷却貯蔵庫

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7059116B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022126605A (ja) * 2021-02-18 2022-08-30 株式会社ソーゴ 倉庫型冷凍冷蔵庫
CN116629285B (zh) * 2023-07-24 2023-10-13 长沙智医云科技有限公司 一种rfid温度导入智能冰箱的管理方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000055529A (ja) 1998-07-31 2000-02-25 Kyoshin Kogyo Kk 食品の冷凍冷蔵装置
JP2007192460A (ja) 2006-01-19 2007-08-02 Fukushima Industries Corp 冷蔵庫
US20120102984A1 (en) 2010-10-28 2012-05-03 Samsung Electronics Co., Ltd Refrigerator and dehumidification control mehod thereof
JP2012229832A (ja) 2011-04-25 2012-11-22 Hoshizaki Electric Co Ltd 冷却貯蔵庫
JP2012255631A (ja) 2011-06-10 2012-12-27 Daikin Industries Ltd 冷凍装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02213683A (ja) * 1989-02-10 1990-08-24 Toshiba Corp 冷蔵ショーケース
JPH1163769A (ja) * 1997-08-12 1999-03-05 Daikin Ind Ltd 冷凍コンテナ用冷凍装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000055529A (ja) 1998-07-31 2000-02-25 Kyoshin Kogyo Kk 食品の冷凍冷蔵装置
JP2007192460A (ja) 2006-01-19 2007-08-02 Fukushima Industries Corp 冷蔵庫
US20120102984A1 (en) 2010-10-28 2012-05-03 Samsung Electronics Co., Ltd Refrigerator and dehumidification control mehod thereof
JP2012229832A (ja) 2011-04-25 2012-11-22 Hoshizaki Electric Co Ltd 冷却貯蔵庫
JP2012255631A (ja) 2011-06-10 2012-12-27 Daikin Industries Ltd 冷凍装置
US20140096553A1 (en) 2011-06-10 2014-04-10 Daikin Industries, Ltd. Refrigeration apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019219101A (ja) 2019-12-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2011081098A1 (ja) 保冷庫
JP7059116B2 (ja) 冷却貯蔵庫
JP2008075964A (ja) 冷却装置の除霜装置
JP2006266585A (ja) 冷蔵庫
RU2407961C2 (ru) Холодильная и/или морозильная установка
JP2007292378A (ja) 低温貯蔵庫
JP5576668B2 (ja) 冷却貯蔵庫
JP2009019808A (ja) 冷蔵庫及びその結露防止方法
JP4498261B2 (ja) 冷蔵庫
KR19990001784A (ko) 독립냉각방식 냉장고 및 그 온도제어방법
JP5983982B2 (ja) 冷蔵庫
JP2012220159A (ja) 冷蔵庫
JP5008440B2 (ja) 冷却貯蔵庫
JP5134984B2 (ja) ショーケース
JP5686982B2 (ja) 冷却貯蔵庫
JP6795454B2 (ja) 冷却貯蔵庫
JP6795451B2 (ja) 冷却貯蔵庫
JP6373168B2 (ja) 冷蔵庫
JP2020122607A (ja) 冷蔵庫
JP3265557B2 (ja) 自動販売機
JP5205218B2 (ja) 低温貯蔵庫
JP5308241B2 (ja) 冷却貯蔵庫
JP6840038B2 (ja) 冷却貯蔵庫の温度変動の評価方法、および冷却貯蔵庫
JP2009085473A (ja) 低温貯蔵庫
JP3255181B2 (ja) 自動販売機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210419

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220322

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220406

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220413

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7059116

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150