JPH09187226A - ゴマ種子由来のタンパク組成物及びその用途 - Google Patents
ゴマ種子由来のタンパク組成物及びその用途Info
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- JPH09187226A JPH09187226A JP8287827A JP28782796A JPH09187226A JP H09187226 A JPH09187226 A JP H09187226A JP 8287827 A JP8287827 A JP 8287827A JP 28782796 A JP28782796 A JP 28782796A JP H09187226 A JPH09187226 A JP H09187226A
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Abstract
40〜95重量%、糖質を1〜50重量%、脂質を0〜5重量
%、繊維質を0〜1重量%を含有し、かつゴマ種子由来
の生理活性物質を0.2 〜3重量%含有するタンパク組成
物であって、室温下、pH7の純水に対して5重量%とな
るように懸濁させた際に、該タンパク組成物の80重量%
以上が溶解するものであることを特徴とするゴマ種子由
来のタンパク組成物、並びにそれを含有する食品及び化
粧品。 【効果】 水への可溶性や消化吸収性に優れるととも
に、リグナン配糖体等の抗酸化物前駆体や、抗酸化作用
を有するリグナン類などのゴマ種子特有の生理活性物質
を含有する栄養価の高いタンパク組成物が得られ、食
品、化粧品等に利用することができる。
Description
化吸収性に優れ、食品素材としての有用性が高く、化粧
品素材としても好適に利用され得るゴマ種子由来のタン
パク組成物及び該組成物を利用した食品に関する。
的に優れたものであることが知られている。このゴマ種
子は、煎りゴマ、すりゴマ、皮むき煎りゴマ、練りゴマ
など、ゴマ種子全粒を食用とするものの他、圧搾による
搾油や、溶媒による抽出などの方法により、ゴマ油とし
ても広く活用されている。
出などの方法によってゴマ油を除去した後のゴマ種子脱
脂物は、栄養価の高いタンパク質や糖質、生理活性物質
などを多量に含有しているにもかかわらず、わずかに家
畜用の飼料や肥料として用いられているほかは、ほとん
ど活用されていない。
を主成分としているにもかかわらず水への溶解性がほと
んどないために、食品や化粧品などに添加する際の取扱
いが困難であり、用途や使用形態が極めて限られてい
る。
後、圧搾を行ったゴマ圧搾粕を酸性水溶液で加熱処理し
てタンパク質を回収する方法(特開平1-206956号公報参
照)などがある。この方法では、熱変成を受けたゴマ圧
搾粕を用いて、pH2以下に調整後、70℃以上に保持して
タンパク質を抽出し、これを中性領域で沈澱させて回収
するため、回収したタンパク質は酸性領域でしか水への
溶解性を示さず、中性の水には溶解しない。また、回収
したタンパク質自体は分解されていないため、分子量が
大きく、消化吸収性が良好でないという欠点を有する。
タンパク質を分解する方法が考えられる。ここで、複数
の酵素を同時に用いてタンパク質を分解する例として
は、特開平4-149138号公報記載の方法などがある。この
方法では、大豆などのタンパクに3種類の酵素を同時に
添加してタンパク質分解反応を行っているが、これによ
る生成物は、平均分子量が 290〜350 程度のごく低分子
量の限定されたペプチドを主成分とし、疲労回復の機能
を目的とするものであり、ゴマ種子由来の生理活性物質
を含んでいない。また、この方法においては、原料とし
てゴマ種子を用いることについては何等示唆されていな
い。
から得られたタンパク質を含む組成物であって、ゴマ種
子に含まれる特有の生理活性物質を含有し、タンパク質
が部分的にペプチド化された広範囲の分子量を有する粗
タンパクを主成分としたものについては、水への可溶性
や消化吸収性が優れ、食品、化粧品などの分野での幅広
い利用が期待されるにもかかわらず、現在のところ得ら
れていない。
かったゴマ種子のタンパク分を活用し、水に不溶な通常
のゴマ種子の脱脂粕とは異なり、水への溶解性を示すタ
ンパク質であって、タンパクが部分的にペプチド化され
た広範囲の分子量を有する粗タンパクを主成分とすると
ともに、リグナン配糖体等の抗酸化物前駆体や、抗酸化
作用を有するリグナン類などのゴマ種子特有の生理活性
物質を兼ね備えた、ゴマ種子由来のタンパク組成物を提
供することである。
の結果、本発明者らは、タンパク質が部分的にペプチド
化された広範囲の分子量を有する粗タンパクを主成分と
するとともに、これまで活用されていなかったゴマ種子
のタンパク分を活用することにより、水への可溶性や消
化吸収性に優れ、リグナン配糖体等の抗酸化物前駆体
や、抗酸化作用を有するリグナン類などのゴマ種子特有
の生理活性物質を含有する栄養価の高いタンパク組成物
が得られることを見出し、本発明を完成した。
て、粗タンパクを40〜95重量%、糖質を1〜50重量%、
脂質を0〜5重量%、繊維質を0〜1重量%を含有し、
かつゴマ種子由来の生理活性物質を0.2 〜3重量%含有
するタンパク組成物であって、室温下、pH7の純水に対
して5重量%となるように懸濁させた際に、該タンパク
組成物の80重量%以上が溶解するものであることを特徴
とするゴマ種子由来のタンパク組成物である。
で処理して得られる、上記ゴマ種子由来のタンパク組成
物である。また、本発明は、生ゴマ種子をn−ヘキサン
で脱脂した脱脂ゴマ種子より得られる、上記ゴマ種子由
来のタンパク組成物である。
有する成分を0〜40重量%含有するとともに、5,000 以
下の分子量を有する成分を5〜60重量%含有することを
特徴とする上記ゴマ種子由来のタンパク組成物である。
組成における含硫アミノ酸含有量が4〜6%であること
を特徴とする上記ゴマ種子由来のタンパク組成物であ
る。さらに、本発明は、上記ゴマ種子由来のタンパク組
成物を含有する食品又は化粧品である。
なお、本発明では、粗タンパクの含有量は、タンパク
質、ペプチド及びアミノ酸の総量で表し、ゴマ種子由来
の生理活性物質の含有量は、セサミノール配糖体、セサ
ミン及びセサモリンの合計量で表した。
種子としては、いかなるものを用いてもよく、例えば、
生ゴマ種子、脱皮した生ゴマ種子、焙煎したゴマ種子な
どを用いることができる。また、ゴマ種子としては、白
ゴマ、黒ゴマ、金ゴマ、茶ゴマのいずれを使用してもよ
く、熱帯性のゴマ、亜熱帯性のゴマ、温帯性のゴマなど
のいずれも好適に使用することができる。
は、性状を満たす組成物が得られればどのような方法で
もよい。ゴマ種子から直接タンパク分を抽出して調製す
ることもできるが、ゴマ種子を予め脱脂したものを用い
るのが好ましい。脱脂に際しては、有機溶媒を用いた脱
脂や、圧搾による搾油など従来公知の方法が用いられ
る。特に、生ゴマ種子の有機溶媒による脱脂処理は、高
温熱処理を伴わずに行うことができるため好ましい。脱
脂に有機溶媒を用いる場合には、n-ヘキサン、エタノー
ル、酢酸エチルなどが好適に用いられ、n-ヘキサンを用
いるのが特に好ましい。脱脂した脂質はゴマ油として活
用できることはいうまでもない。
脱脂の前にゴマ種子を粉砕しておくのが好ましい。ゴマ
種子の粉砕にはどのような方法を用いてもよく、例え
ば、ロールミルを使用した圧扁粉砕や、ミルによる切断
粉砕など公知の方法を適宜用いることができる。
は、得られるタンパク組成物がより白色になるととも
に、においの少ないものとなるため、食品や化粧品への
添加にさらに好ましいものとなる。脱皮の方法として
は、機械的に摩擦することによる脱皮や、アルカリ性水
溶液による皮の溶解など公知の脱皮方法を適宜用いるこ
とができる。
の比較的分子量の小さい粗タンパクを多く含むと、水へ
の溶解性が高まるとともに、食品としたときに消化吸収
が良い。このような理由により、本発明のタンパク組成
物は5,000 以下の分子量を有する成分を5〜60重量%、
特に10〜60重量%、更に特に20〜60重量%含有するのが
好ましい。逆に、分子量50,000以上の比較的分子量の大
きい粗タンパクを多く含むと、水への溶解性が低下する
とともに、食品としたときに消化吸収が悪くなるため、
50,000以上の分子量を有する成分の含有量は0〜40重量
%、特に0〜30重量%であるのが好ましい。
多く、分子量50,000以上の粗タンパクの含有量の少ない
タンパク組成物を収率よく得るためには、ゴマ種子のタ
ンパク質を分解するのが好ましい。タンパク質の分解
は、ゴマ種子又は脱脂したゴマ種子に対して直接行って
もよいが、分解すべきタンパク質を抽出溶解したタンパ
ク抽出液に対して行ってもよい。
されないが、アルカリ又は塩による抽出が好ましく行わ
れ得る。タンパク質をアルカリで抽出する場合には、Na
OH、KOH 、あるいはK3PO4 やNa3PO4等のアルカリ金属リ
ン酸塩などを用いることができる。また、タンパク質を
塩により抽出する場合には、NaCl、KCl などを用いるこ
とができる。このタンパク質の抽出溶解は、pHを8〜12
に調整して、40〜100℃で10〜120 分行うのが好まし
い。このようにタンパク質を抽出溶解したタンパク抽出
液に対して分解処理を行うことにより、後述する酵素や
酸の使用量を削減することができる。
ンパク質を分解する酵素を作用させるのが好ましい。こ
のような酵素としては、プロテアーゼ、ペプチターゼに
属する種類のものが好ましく用いられ、かびや細菌由来
のもの、動物由来のもの、植物由来のもののいずれも好
適に用いられる。
ものを用いてもよいが、2種以上、特に3種以上の酵素
を反応に用いると、水に可溶性の組成物を収率よく得る
ことができるとともに、分子量 5,000以下のものがより
多く得られ好ましい。
ば、天野製薬製のプロテアーゼ S、プロテアーゼ N、プ
ロテアーゼ P、パンクレアチン F、ノボ・ノルディスク
製のアルカラーゼなど多種類の酵素が挙げられるが、こ
れらを2種あるいはそれ以上に任意に組み合わせて使用
することができる。これらの酵素の組み合わせとして
は、例えば上記したプロテアーゼ N、プロテアーゼ S及
びパンクレアチン Fの3種を組み合わせるなどの使用形
態をとることができる。
同時に用いて行っても、酵素の種類ごとに順次行っても
よいが、複数の酵素を同時に添加するか又は複数の酵素
を混合してから添加して、2種以上の酵素反応を同時に
行うと、反応にかかわる時間や作業性の面でより効率的
である。
子は、効率的に酵素処理反応を行うためにあらかじめ粉
砕しておくのが好ましい。脱脂ゴマ種子では、粉砕を脱
脂前に行っても、脱脂後酵素処理前に行ってもよいが、
有機溶媒による脱脂を行う場合には、脱脂前に粉砕を行
う方が脱脂の効率がよく好ましい。
は、有機溶媒を用いて脱脂を行ったゴマ種子に比べて脂
質が多く含まれているため、圧搾による脱脂を行ったゴ
マ種子をそのまま用いた場合には、得られる組成物中に
脂質が多く含まれる傾向が強くなる。従って、脂質の少
ない組成物を得るためには、圧搾による脱脂を行ったゴ
マ種子から、脂質を溶解する有機溶媒を用いて更に該脂
質を除去した後、酵素処理を行うのが好ましい。また、
圧搾による脱脂を行ったゴマ種子をそのまま用いて、脂
質の多い組成物を得た後で、上記有機溶媒を用いて脂質
を除去してもよい。
記のとおり脂質を溶解する有機溶媒が適宜用いられる
が、水溶性の生理活性物質を多く含有するタンパク組成
物を得るためには、脂質は溶解するが水溶性の生理活性
物質は溶解しない有機溶媒を用いるのが好ましい。従っ
て、エタノール、メタノールなど水溶性の生理活性物質
を溶解する有機溶媒よりも、n-ヘキサン、酢酸エチルな
どの方が好適に用いられる。
間、反応条件などは、使用する酵素の特性に応じて適宜
選択することができるが、酵素の添加量は基質に対して
0.5〜6%、特に1〜4%が好ましく、基質量は溶媒に
対して1〜20%、特に5〜16%が好ましく、pHは3〜1
2、特に 4.5〜10.5が好ましく、反応温度は35〜75℃、
特に45〜55℃が好ましく、反応時間は2〜12時間、特に
3〜6時間が好ましい。使用する溶媒としては、上記pH
を満たし、酵素反応を阻害しないものが適宜選択され
る。水、炭酸バッファー、リン酸バッファーなどが溶媒
として好ましく用いられ、必要に応じて、酸又は塩基に
よりpH調整を行えばよい。反応終了後、酵素は熱処理な
どの方法で失活させておくのが好ましい。
例えば遠心分離、濾過などの手段によって不溶物を分離
して可溶分を得ることができるが、組成物の最終用途に
応じて、所望のpHにおける可溶分を分取すればよい。例
えば、中性領域で可溶であることを所望するならば、酵
素処理物を中性に調製した後、不溶分を除去することに
より、中性領域における可溶分を分取することができ
る。
成物としてそのまま用いることもできるし、乾燥させて
粉末組成物とすることもできる。乾燥には、凍結乾燥
法、スプレードライなど、通常の乾燥法を適宜用いるこ
とができる。
に酵素を使用する場合を例に挙げて説明したが、本発明
はこれに限定されることなく、酸の存在下で加水分解す
ることもできる。酸としては、塩酸、硫酸等の強酸を使
用することができる。酸濃度は、0.05〜3規定であるの
が好ましく、0.1 〜2規定であるのがより好ましい。3
規定を超える酸濃度でタンパク質の分解を行うと、生理
活性物質が減少する場合がある。この酸の濃度、処理温
度、処理時間などを調整することによって、タンパク質
の分子量を制御することができる。酸による加水分解の
後は、適当なアルカリで中和して所望のpHに調整し、不
溶分を遠心分離、濾過等の手段によって分離することに
より、可溶分を得ることができる。
タンパク組成物は、組成物乾燥重量に対して、粗タンパ
ク(タンパク質、ペプチド及びアミノ酸)を40〜95重量
%、好ましくは50〜95重量%、糖質を1〜50重量%、好
ましくは5〜40重量%、脂質を0〜5重量%、好ましく
は0〜3重量%、繊維質を0〜1重量%、好ましくは0
〜0.5 重量%含有し、かつゴマ種子由来の生理活性物質
(セサミノール配糖体、セサミン及びセサモリン)を0.
2 〜3重量%、好ましくは0.4 〜3重量%含有する。こ
のゴマ種子由来のタンパク組成物を、室温下、pH7の純
水に対して5重量%となるように懸濁させると、該タン
パク組成物の80重量%以上が溶解する。
タンパクのアミノ酸組成は、大豆タンパク質のアミノ酸
組成と比較して、含硫アミノ酸含有率が高いという特性
がある。大豆タンパク質のアミノ酸組成における含硫ア
ミノ酸量は、通常2.1 %程度、落花生では2.0 %程度で
あるのに対し、本発明のタンパク組成物中の粗タンパク
の含硫アミノ酸量は3.5 %以上、好ましいものでは4〜
6%である。この値は、牛肉が3.5 %、鶏卵が5.5 %、
トリ肉が4.0 %程度であることに示されるように、動物
性のタンパク質の値に近いものであり、このため特に食
品や飼料に配合するのにふさわしいことが分かる。ま
た、本発明のタンパク組成物を大豆タンパク質と同時に
用いた場合には、相補的にタンパク質の栄養価が一段と
向上するという効果が得られる。さらに、本発明のタン
パク組成物は、脂質含量が5重量%以下と低脂肪である
ため、ダイエット食などの機能的食品にも好ましく使用
することができる。
性物質であるリグナン配糖体は、抗酸化物前駆体であ
り、リグナン類は抗酸化作用を有するため、これらとと
もに上記粗タンパクを含有する本発明のタンパク組成物
は、種々の用途において有効に活用することができる。
のように食品素材としてのみならず、化粧品などの素材
としても有利に用いることができる。本タンパク組成物
は、必要に応じて製造条件等を選択することにより、色
調、香味、においまでも制御することができる。
るため、食用又は食用以外の用途に使用する場合であっ
ても、粉末状、溶液状を問わず使用することができ、利
用範囲が広い。本組成物の主成分であるタンパクは、分
子量 5,000以下の比較的分子量の小さい粗タンパクを多
く含むため、本発明のタンパク組成物は、水への溶解性
が高く、食品としたときに消化吸収が良いという利点を
有する。
ルに対しても溶解性を示す。例えば、10%エタノール水
溶液に対しては5重量%程度のタンパク組成物がほぼ完
全に溶解する。従って、本発明のタンパク組成物はアル
コール性の飲料などにも好ましく用いることができ、さ
らには化粧品素材としても好適に使用することができ
る。
は、良好な栄養補給食品等として各種の用途に利用でき
る。このタンパク組成物は食品に対して0.1 〜50重量%
添加することができ、特に1〜5重量%添加した場合に
は、風味の良好な飲食物を得ることができる。該タンパ
ク組成物は水溶性であるため、飲料などの液体への添加
も容易であり、固型状等その他の形態の食品に添加する
場合でも溶液として添加することができるため、均一に
添加できる。また、消化吸収性にも優れるため、粉体等
の状態で食品に加えることもできる。
できる食品としては、クッキー、パンなどの固体状の食
品、スープ、スポーツドリンク、ジュース、乳酸飲料な
どの液体状の食品、プリン、ゼリー、ヨーグルトなどの
ゲル状又はクリーム状の食品など、いずれの形態の食品
にも良好に使用することができる。
プー、化粧水、化粧用クリームなどの化粧品などに混合
してもよく、動物性タンパク臭がなく、良好な保湿効
果、保護効果を有する化粧品が得られる。化粧品への添
加量は、化粧品の種類にもよるが、0.1 〜5重量%程度
であるのが好ましい。
の飼料に混合することもでき、それによって栄養価の高
い機能的家畜飼料が得られる。飼料への添加量は、0.1
〜50重量%程度であるのが好ましく、特に1〜5重量%
であるのが好ましい。
明するが、本発明の範囲はこれらの実施例に限定される
ものではない。なお、各実施例における、タンパク組成
物の溶解度、分子量ならびに各分子量範囲の粗タンパ
ク、糖質、脂質、繊維質及び生理活性物質の各含量の測
定は、以下のようにして行った。
て、pH7の純水にタンパク組成物が5重量%となるよう
に懸濁したときの可溶部分の重量%を溶解度として測定
した。・分子量分布の分析方法:凍結乾燥前のサンプル
を0.22μmのフィルターで濾過し、以下の条件の HPLC
にかけた。分子量は、分子量マーカーを用いて検量線を
作成し、それと比較して分析した。
8) 移動層流速 : 0.5ml/min 検出 : 215nm 測定温度 : 37℃ サンプル量 : 15μl
定した。(タンパク係数:6.25) ・脂質含量:ソックレー抽出法により測定した。 ・含硫アミノ酸量:アミノ酸自動分析法により測定し
た。 ・繊維質含量:ハンネベルグストーマン改良法により測
定した。 ・糖質含量:以下の式により算出した。 {1−(水分量+タンパク含量+脂質含量+繊維質含量
+灰分量)}×100 (%) ・生理活性物質(セサミノール配糖体、セサミン及びセ
サモリン)含有量:生理活性物質として特に有効なセサ
ミノール配糖体、セサミン及びセサモリンの合計量を測
定した。
ルに分散し、18時間室温にて振とうした。これを遠心分
離して不溶物を除去し、さらに0.22μmのフィルターで
濾過したものを分析試料とした。この分析試料を以下の
条件の HPLC にかけ、生理活性物質を分析した。ピーク
の同定及び定量には、各生理活性物質成分の標準物質を
用いた。
の茶ゴマを原料とし、これをアルカリ性水溶液により脱
皮した後、ミルにより粉砕し、n-ヘキサンで脱脂してゴ
マ種子脱脂物 200gを得た。このゴマ種子脱脂物 200g
を50mM炭酸バッファー(pH9.0)1.6 Lに懸濁し、これ
に、プロテアーゼ N、プロテアーゼ S及びパンクレアチ
ン F(いずれも天野製薬製)を1:1:1の割合で混合
した酵素 4.0gを加え、反応温度50℃で4時間振とうし
ながら酵素分解した。反応終了後、80℃で30分間加熱し
て酵素の失活を行った。これを 2900G、15℃で15分間遠
心分離し、吸引濾過により不溶物を除去した。得られた
液体部を凍結乾燥して、タンパク組成物A 91.6gを得
た。性状を表1に示す。
ゴマ種子脱脂物 200gを水1.6 Lに懸濁し、2Nの水酸化
ナトリウムを用いてpHを 9.0に調整したほかは、実施例
1と同様の操作を行ってタンパク組成物B 100.1gを得
た。性状を表1に示す。
ゴマ種子脱脂物30gを50mMのリン酸バッファー(pH 7.
0)300 mlに懸濁し、これに、プロテアーゼ S(天野製
薬製)及びアルカラーゼ(ノボ・ノルディスク製)を
1:1の割合で混合した酵素1.2 gを加え、反応温度50
℃で6時間振とうしながら酵素分解したことのほかは、
実施例1と同様の操作を行って、タンパク組成物C 14.
4gを得た。性状を表1に示す。
ゴマ種子脱脂物30gを50mMのリン酸バッファー(pH 7.
0)300 mlに懸濁し、これにプロテアーゼ N(天野製薬
製)を0.6 g加え、反応温度55℃で6時間振とうしなが
ら酵素分解したことのほかは、実施例1と同様の操作を
行って、タンパク組成物D 14.1gを得た。性状を表1
に示す。
により粉砕し、エタノールで脱脂したゴマ種子脱脂物 2
00gを水1.6 Lに懸濁し、2Nの水酸化ナトリウムを用い
てpHを 9.0に調整したほかは、実施例1と同様の操作を
行って、タンパク組成物E 38.6gを得た。性状を表1
に示す。
を、圧搾により脱脂した。得られたゴマ種子脱脂物3g
をn-ヘキサン30mlに懸濁した後、濾過によりn-ヘキサン
を除去して脂質を除去し、風乾させた。これを水30mlに
懸濁し、2Nの水酸化ナトリウムを用いてpHを 9.0に調整
した。これに、プロテアーゼ N、プロテアーゼ S及びパ
ンクレアチン F(いずれも天野製薬製)を1:1:1の
割合で混合した酵素60mgを加え、反応温度50℃で6時間
振とうしながら酵素分解した。その後、実施例1と同様
の操作を行って、タンパク組成物F 0.97gを得た。性
状を表1に示す。
ゴマ種子脱脂物100 gを水1.2 Lに懸濁し、2Nの水酸化
ナトリウムを用いてpHを10.0に調整した後、60℃で1時
間振とうした。この懸濁液を 2900G、15℃で15分間遠心
分離して、不溶物を除去した。得られたタンパク抽出液
1Lを、2Nの水酸化ナトリウムを用いてpHを9.0 に調整
した後、パンクレアチン F(天野製薬製)を0.5 g加
え、反応温度45℃で14時間振とうしながら酵素分解し
た。酵素分解後、実施例1と同様の操作を行い、タンパ
ク組成物G 53.2gを得た。性状を表1に示す。
ゴマ種子脱脂物50gを0.5Nの塩酸400 mlに懸濁した後、
90℃で1時間振とうしながら加水分解した。反応終了
後、2Nの水酸化ナトリウムを用いてpHを6.5 に調整し、
この懸濁液を 2900G、15℃で15分間遠心分離して、不溶
物を除去した。得られた液体部を凍結乾燥し、タンパク
組成物H 22.1gを得た。性状を表1に示す。
組成物Gを、牛乳、豆乳及びはちみつ入り清涼飲料に添
加し、ゴマタンパク飲料を作製した。タンパク組成物G
の添加量ならびに得られたゴマタンパク飲料の色、味及
び沈殿生成の有無を表2に示す。
養価の大きいものであった。特に、各飲料にタンパク組
成物を5重量%以下添加した場合には、いずれの飲料も
マイルドに感じられる傾向が見られた。また、該タンパ
ク組成物を3重量%添加した場合であっても、4℃での
溶解性は牛乳、豆乳、はちみつ入り清涼飲料ともに良好
であった。
ク組成物Bを、小麦粉に対して5重量%添加し、これを
用いてクッキー及びスコーンを作製した。得られた食品
の外観、味及び食感についての結果を表3に示す。
好で食感もよく、栄養価の大きいものであった。
ク組成物Aを用いて、以下の処方にしたがって(1)〜(8)
の各成分を配合し、攪拌して溶解させることにより化
粧水を調製した。
ク組成物Gを用いて、以下の処方にしたがって(1)〜(8)
の各成分を70℃で混合して攪拌し、シャンプーを製造
した。
ク組成物Gを用いて、化粧用クリームを製造した。具体
的には、以下の処方に示した(1) 〜(7) の各成分を混合
・攪拌して得られた混合物に、(8) 〜(11)の各成分を混
合・攪拌して得られた混合物を加えてホモジナイズし、
攪拌しながら冷却した。
%、マイロを27.9重量%、大麦を13重量%、大豆油粕
(45%)を 9.4重量%、ふすまを1重量%、アルファル
ファミールを2重量%、糖みつを5重量%、食塩を 0.5
重量%、炭酸カルシウムを 1.1重量%、リン酸三石灰を
1.3重量%、ミネラル混合物を 0.1重量%、及びビタミ
ン混合物を 0.1重量%含有する肉用牛肥育用配合飼料
に、実施例1で得られたタンパク組成物Aを2〜5重量
%の割合で配合し、機能的飼料を得た。
収性に優れるとともに、リグナン配糖体等の抗酸化物前
駆体や、抗酸化作用を有するリグナン類などのゴマ種子
特有の生理活性物質を含有する栄養価の高いタンパク組
成物が得られる。また、このタンパク組成物を含有する
食品は良好な風味を有し、ゴマ種子特有の生理活性物質
を含有したアミノ酸バランスのよい栄養補給食品等とし
て、各種の用途に利用できる。さらにまた、このタンパ
ク組成物を含有する化粧品は良好な保湿効果、保護効果
を有し、化粧水、シャンプー、化粧用クリーム等、各種
の用途に使用できる。
Claims (8)
- 【請求項1】 組成物乾燥重量に対して、粗タンパクを
40〜95重量%、糖質を1〜50重量%、脂質を0〜5重量
%、繊維質を0〜1重量%を含有し、かつゴマ種子由来
の生理活性物質を0.2 〜3重量%含有するタンパク組成
物であって、室温下、pH7の純水に対して5重量%とな
るように懸濁させた際に、該タンパク組成物の80重量%
以上が溶解するものであることを特徴とするゴマ種子由
来のタンパク組成物。 - 【請求項2】 脱脂したゴマ種子を酵素で処理して得ら
れる、請求項1記載のゴマ種子由来のタンパク組成物。 - 【請求項3】 生ゴマ種子をn−ヘキサンで脱脂した脱
脂ゴマ種子より得られる、請求項1記載のゴマ種子由来
のタンパク組成物。 - 【請求項4】 50,000以上の分子量を有する成分を0〜
40重量%含有するとともに、5,000 以下の分子量を有す
る成分を5〜60重量%含有することを特徴とする、請求
項1記載のゴマ種子由来のタンパク組成物。 - 【請求項5】 脂質を0〜3.0 重量%、繊維質を0〜0.
5 重量%含有することを特徴とする請求項1記載のゴマ
種子由来のタンパク組成物。 - 【請求項6】 粗タンパクのアミノ酸組成における含硫
アミノ酸含有量が4〜6%であることを特徴とする、請
求項1記載のゴマ種子由来のタンパク組成物。 - 【請求項7】 請求項1乃至6いずれか記載のゴマ種子
由来のタンパク組成物を含有する食品。 - 【請求項8】 請求項1乃至6いずれか記載のゴマ種子
由来のタンパク組成物を含有する化粧品。
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JP29117795 | 1995-11-09 | ||
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1996
- 1996-10-30 JP JP28782796A patent/JP3615000B2/ja not_active Expired - Lifetime
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