JPH09186988A - 動き検出装置および動き検出方法 - Google Patents

動き検出装置および動き検出方法

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JPH09186988A
JPH09186988A JP7342431A JP34243195A JPH09186988A JP H09186988 A JPH09186988 A JP H09186988A JP 7342431 A JP7342431 A JP 7342431A JP 34243195 A JP34243195 A JP 34243195A JP H09186988 A JPH09186988 A JP H09186988A
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motion
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正和 小柳
Tadafusa Tomitaka
忠房 富高
Taro Mizufuji
太郎 水藤
Naoyasu Hosonuma
直泰 細沼
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    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像の動きを精度良く検出する。 【解決手段】 画像の動きが、画素の輝度の変化と色相
の変化の両方に基づいて検出される。即ち、図5(A)
に●印で示すように、7個の輝度が変化している画素が
得られるとともに、図5(B)において斜線を付した○
印で示すように、6個の色相が変化している画素が得ら
れた場合、図5(C)に示すように、輝度または色相の
うちの少なくともいずれか一方が変化している9個の画
素により構成される領域が、動きのあった領域とされ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動き検出装置およ
び動き検出方法に関する。特に、例えば監視用や検査用
のビデオカメラなどに用いて好適な動き検出装置および
動き検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の、例えば監視用のビデオカメラな
どにおいては、検出開始時に撮影された画像を、動きを
検出するための基準画像とし、その後順次撮像されて入
力される画像(現画像)と、基準画像とを比較すること
で、画像(現画像)の動きを検出するようになされてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ビデオカメラにおいては、基準画像と現画像との比較
は、その輝度についてのみ行われるようになされてい
た。このため、ビデオカメラによる監視を長時間行う場
合には、環境光の変化による影響で、画像に動きがあっ
たと誤検出されることがあった。
【0004】さらに、ビデオカメラに自動露光調整装置
(オートアイリス)が設けられている場合には、撮影風
景に、物体が進入すると、それにより現画像全体の露光
が変化するため、検出感度が高くなっているビデオカメ
ラによれば、物体が進入した領域だけでなく、その他の
領域についても、動きがあったと誤検出されることがあ
った。
【0005】また、従来においては、例えば、検出感度
や、基準画像を記憶するタイミングなどの画像の動きを
検出するために用いるパラメータが固定とされていたた
め、動きの検出を、画一的にしか行うことができなかっ
た。
【0006】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、動きの検出精度を向上させるとともに、
動きの検出を、ユーザの要望に応じて柔軟に行うことが
できるようにするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の動き検
出装置は、画像を、動きを検出するための基準となる基
準画像として記憶する基準画像記憶手段と、基準画像記
憶手段に記憶された基準画像を、周期的に更新する更新
手段と、いま入力された画像を、現画像として記憶する
現画像記憶手段と、基準画像記憶手段に記憶された基準
画像と、現画像記憶手段に記憶された現画像とを比較
し、その比較結果に基づいて、画像の動きを検出する動
き検出手段と、動き検出手段により画像の動きが検出さ
れている期間を、所定の延長時間だけ延長する延長手段
とを備えることを特徴とする。
【0008】請求項4に記載の動き検出方法は、画像
を、動きを検出するための基準となる基準画像として、
周期的に更新しながら記憶するとともに、いま入力され
た画像を、現画像として記憶する一方、基準画像と現画
像とを比較し、その比較結果に基づいて、画像の動きを
検出し、画像の動きが検出されている期間を、所定の時
間だけ延長することを特徴とする。
【0009】請求項5に記載の動き検出装置は、画像
を、動きを検出するための基準となる基準画像として記
憶する基準画像記憶手段と、基準画像記憶手段に記憶さ
れた基準画像を更新する更新手段と、いま入力された画
像を、現画像として記憶する現画像記憶手段と、基準画
像記憶手段に記憶された基準画像と、現画像記憶手段に
記憶された現画像とを比較し、その比較結果に基づい
て、画像の動きを検出する動き検出手段と、更新手段に
よる基準画像の更新方法を、複数の方法の中から選択す
る選択手段とを備えることを特徴とする。
【0010】請求項9に記載の動き検出方法は、更新手
段による基準画像の更新方法が、複数の方法の中から選
択可能なようになされていることを特徴とする。
【0011】請求項10に記載の動き検出装置は、画像
を、動きを検出するための基準となる基準画像として記
憶する基準画像記憶手段と、いま入力された画像を、現
画像として記憶する現画像記憶手段と、基準画像記憶手
段に記憶された基準画像と、現画像記憶手段に記憶され
た現画像との輝度に関する輝度情報どうしを比較する輝
度情報比較手段と、基準画像記憶手段に記憶された基準
画像と、現画像記憶手段に記憶された現画像との色に関
する色情報どうしを比較する色情報比較手段と、輝度情
報比較手段および色情報比較手段の両方の比較結果に基
づいて、画像の動きを検出する動き検出手段とを備える
ことを特徴とする。
【0012】請求項32に記載の動き検出方法は、画像
を、動きを検出するための基準となる基準画像として記
憶するとともに、いま入力された画像を、現画像として
記憶し、基準画像と現画像との輝度に関する輝度情報ど
うしを比較するとともに、基準画像と現画像との色に関
する色情報どうしを比較し、これらの比較結果の両方に
基づいて、画像の動きを検出することを特徴とする。
【0013】請求項1に記載の動き検出装置において
は、基準画像記憶手段は、画像を、動きを検出するため
の基準となる基準画像として記憶し、更新手段は、基準
画像記憶手段に記憶された基準画像を、周期的に更新す
るようになされている。現画像記憶手段は、いま入力さ
れた画像を、現画像として記憶し、動き検出手段は、基
準画像記憶手段に記憶された基準画像と、現画像記憶手
段に記憶された現画像とを比較し、その比較結果に基づ
いて、画像の動きを検出するようになされている。延長
手段は、動き検出手段により画像の動きが検出されてい
る期間を、所定の延長時間だけ延長するようになされて
いる。
【0014】請求項4に記載の動き検出方法において
は、画像を、動きを検出するための基準となる基準画像
として、周期的に更新しながら記憶するとともに、いま
入力された画像を、現画像として記憶する一方、基準画
像と現画像とを比較し、その比較結果に基づいて、画像
の動きを検出し、画像の動きが検出されている期間を、
所定の時間だけ延長するようになされている。
【0015】請求項5に記載の動き検出装置において
は、基準画像記憶手段は、画像を、動きを検出するため
の基準となる基準画像として記憶し、更新手段は、基準
画像記憶手段に記憶された基準画像を更新するようにな
されている。現画像記憶手段は、いま入力された画像
を、現画像として記憶し、動き検出手段は、基準画像記
憶手段に記憶された基準画像と、現画像記憶手段に記憶
された現画像とを比較し、その比較結果に基づいて、画
像の動きを検出するようになされている。選択手段は、
更新手段による基準画像の更新方法を、複数の方法の中
から選択するようになされている。
【0016】請求項9に記載の動き検出方法において
は、更新手段による基準画像の更新方法が、複数の方法
の中から選択可能なようになされている。
【0017】請求項10に記載の動き検出装置において
は、基準画像記憶手段は、画像を、動きを検出するため
の基準となる基準画像として記憶し、現画像記憶手段
は、いま入力された画像を、現画像として記憶するよう
になされている。輝度情報比較手段は、基準画像記憶手
段に記憶された基準画像と、現画像記憶手段に記憶され
た現画像との輝度に関する輝度情報どうしを比較し、色
情報比較手段は、基準画像記憶手段に記憶された基準画
像と、現画像記憶手段に記憶された現画像との色に関す
る色情報どうしを比較するようになされている。動き検
出手段は、輝度情報比較手段および色情報比較手段の比
較結果の両方に基づいて、画像の動きを検出するように
なされている。
【0018】請求項32に記載の動き検出方法において
は、画像を、動きを検出するための基準となる基準画像
として記憶するとともに、いま入力された画像を、現画
像として記憶し、基準画像と現画像との輝度に関する輝
度情報どうしを比較するとともに、基準画像と現画像と
の色に関する色情報どうしを比較し、これらの比較結果
の両方に基づいて、画像の動きを検出するようになされ
ている。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施例を説明す
るが、その前に、特許請求の範囲に記載の発明の各手段
と以下の実施例との対応関係を明らかにするために、各
手段の後の括弧内に、対応する実施例(但し、一例)を
付加して、本発明の特徴を記述すると、次のようにな
る。
【0020】即ち、請求項1に記載の動き検出装置は、
入力された画像の動きを検出する動き検出装置であっ
て、画像を、動きを検出するための基準となる基準画像
として記憶する基準画像記憶手段(例えば、図1に示す
基準画像メモリ14など)と、基準画像記憶手段に記憶
された基準画像を、周期的に更新する更新手段(例え
ば、図1に示す更新部13および画面更新判定装置26
など)と、いま入力された画像を、現画像として記憶す
る現画像記憶手段(例えば、図1に示す現画像メモリ1
2など)と、基準画像記憶手段に記憶された基準画像
と、現画像記憶手段に記憶された現画像とを比較し、そ
の比較結果に基づいて、画像の動きを検出する動き検出
手段(例えば、図1に示す輝度比較器18、色比較器1
9、単独点評価部20,21、評価結果メモリ22、お
よび検出面積判定部23など)と、動き検出手段により
画像の動きが検出されている期間を、所定の延長時間だ
け延長する延長手段(例えば、図1に示す不感帯処理部
24など)とを備えることを特徴とする。
【0021】請求項2に記載の動き検出装置は、所定の
延長時間を設定する延長時間設定手段(例えば、図1に
示す表示時間設定装置32など)をさらに備えることを
特徴とする。
【0022】請求項3に記載の動き検出装置は、更新手
段による基準画像の更新周期を設定する更新周期設定手
段(例えば、図1に示す周期設定装置26Aなど)をさ
らに備えることを特徴とする。
【0023】請求項5に記載の動き検出装置は、入力さ
れた画像の動きを検出する動き検出装置であって、画像
を、動きを検出するための基準となる基準画像として記
憶する基準画像記憶手段(例えば、図1に示す基準画像
メモリ14など)と、基準画像記憶手段に記憶された基
準画像を、更新する更新手段(例えば、図1に示す更新
部13など)と、いま入力された画像を、現画像として
記憶する現画像記憶手段(例えば、図1に示す現画像メ
モリ12など)と、基準画像記憶手段に記憶された基準
画像と、現画像記憶手段に記憶された現画像とを比較
し、その比較結果に基づいて、画像の動きを検出する動
き検出手段(例えば、図1に示す輝度比較器18、色比
較器19、単独点評価部20,21、評価結果メモリ2
2、および検出面積判定部23など)と、更新手段によ
る基準画像の更新方法を、複数の方法の中から選択する
選択手段(例えば、図1に示す画面更新判定装置26な
ど)とを備えることを特徴とする。
【0024】請求項9に記載の動き検出方法は、入力さ
れた画像を、動きを検出するための基準となる基準画像
として記憶する基準画像記憶手段(例えば、図1に示す
基準画像メモリ14など)と、基準画像記憶手段に記憶
された基準画像を更新する更新手段(例えば、図1に示
す更新部13など)と、いま入力された画像を、現画像
として記憶する現画像記憶手段(例えば、図1に示す現
画像メモリ12など)と、基準画像記憶手段に記憶され
た基準画像と、現画像記憶手段に記憶された現画像とを
比較し、その比較結果に基づいて、画像の動きを検出す
る動き検出手段(例えば、図1に示す輝度比較器18、
色比較器19、単独点評価部20,21、評価結果メモ
リ22、および検出面積判定部23など)とを備える動
き検出装置の動き検出方法であって、更新手段による基
準画像の更新方法が、複数の方法の中から選択可能なよ
うになされていることを特徴とする。
【0025】請求項10に記載の動き検出装置は、入力
された画像の動きを検出する動き検出装置であって、画
像を、動きを検出するための基準となる基準画像として
記憶する基準画像記憶手段(例えば、図1に示す基準画
像メモリ14など)と、いま入力された画像を、現画像
として記憶する現画像記憶手段(例えば、図1に示す現
画像メモリ12など)と、基準画像記憶手段に記憶され
た基準画像と、現画像記憶手段に記憶された現画像との
輝度に関する輝度情報どうしを比較する輝度情報比較手
段(例えば、図1に示す輝度比較器18など)と、基準
画像記憶手段に記憶された基準画像と、現画像記憶手段
に記憶された現画像との色に関する色情報どうしを比較
する色情報比較手段(例えば、図1に示す色比較器19
など)と、輝度情報比較手段および色情報比較手段の両
方の比較結果に基づいて、画像の動きを検出する動き検
出手段(例えば、図1に示す輝度比較器18、色比較器
19、単独点評価部20,21、評価結果メモリ22、
検出面積判定部23、および不感帯処理部24など)と
を備えることを特徴とする。
【0026】請求項13に記載の動き検出装置は、基準
画像または現画像を構成する各画素の飽和度を検出する
飽和度検出手段(例えば、図1に示す色相/飽和度変換
部10など)と、飽和度検出手段により検出された飽和
度に基づいて、基準画像または現画像を構成する各画素
の色が有彩色若しくは無彩色のうちのいずれであるかを
判定する有彩色/無彩色判定手段(例えば、図1に示す
無彩色判定部11など)とをさらに備えることを特徴と
する。
【0027】請求項14に記載の動き検出装置は、基準
画像記憶手段に記憶された基準画像を更新する更新手段
(例えば、図1に示す更新部13および画面更新判定装
置26など)をさらに備えることを特徴とする。
【0028】請求項15に記載の動き検出装置は、被写
体を撮像し、画像に対応する画像信号を出力する撮像手
段(例えば、図1に示すレンズブロック1、露光固定装
置37、ドライバ38、モータ39など)をさらに備
え、更新手段により基準画像記憶手段に記憶された基準
画像を更新するまでの間、撮像手段の露光状態を、その
基準画像の撮像時における状態に固定することを特徴と
する。
【0029】請求項16に記載の動き検出装置は、画像
の中の動きを検出する範囲を設定する動き検出範囲設定
手段(例えば、図1に示す検出領域設定装置28など)
をさらに備え、動き検出手段が、動き検出範囲設定手段
により設定された範囲内の動きを検出することを特徴と
する。
【0030】請求項17に記載の動き検出装置は、動き
検出範囲設定手段により複数の範囲が設定されたとき
に、その複数の範囲を、それぞれ独立の範囲として扱う
か、または1つの範囲として扱うかを選択する範囲選択
手段(例えば、図1に示す組合せ設定装置27など)を
さらに備えることを特徴とする。
【0031】請求項20に記載の動き検出装置は、所定
の閾値を設定する閾値設定手段(例えば、図1に示す輝
度閾値設定装置29など)をさらに備えることを特徴と
する。
【0032】請求項23に記載の動き検出装置は、所定
の閾値を設定する閾値設定手段(例えば、図1に示す色
相閾値設定装置30など)をさらに備えることを特徴と
する。
【0033】請求項26に記載の動き検出装置は、所定
の面積を設定する面積設定手段(例えば、図1に示す検
出サイズ設定装置31など)をさらに備えることを特徴
とする。
【0034】請求項29に記載の動き検出装置は、動き
検出手段による動き検出結果を、画像にスーパインポー
ズして表示する表示手段(例えば、図1に示す領域表示
装置35など)をさらに備えることを特徴とする。
【0035】請求項31に記載の動き検出装置は、動き
検出手段による動き検出結果を、外部に出力する出力手
段(例えば、図1に示す検出位置出力装置36など)を
さらに備えることを特徴とする。
【0036】なお、勿論この記載は、各手段を上記した
ものに限定することを意味するものではない。
【0037】図1は、本発明を適用したビデオカメラシ
ステム(VCS(Video Camera System))の一実施例
の構成を示している。レンズブロック1は、レンズ2、
アイリス3、およびCCD(Charge Coupled Device)
4から構成され、被写体からの光LAを撮像し、電気信
号としての画像信号を出力するようになされている。即
ち、被写体からの光LAは、レンズ2によりCCD4上
に結像され、これにより、CCD4からは、その受光量
に対応した画像信号が出力されるようになされている。
【0038】なお、アイリス3は、ドライバ38により
回転駆動されるモータ39によって駆動され、CCD4
で受光される光量を、適切な値に調整する(レンズブロ
ック1の露光状態を適切な状態にする)ようになされて
いる。即ち、アイリス3、ドライバ38、およびモータ
39は、オートアイリス機構(自動露光調整装置)を構
成している。
【0039】レンズブロック1から出力された画像信号
は、信号分離(S/H(Sample Hold)/自動利得調整
(AGC(Automatic Gain Control))回路5におい
て、サンプルホールドされ、さらに、露出固定装置37
が出力するオートアイリス(AE)の制御信号によっ
て、所定のゲインを持つように利得制御された後、A/
D変換器6に出力されるようになされている。
【0040】なお、露光固定装置37は、信号分離/自
動利得調整回路5を制御する他、取り込んだ画像が、後
述する基準画像メモリ14に基準画像として記憶される
ときのレンズブロック1の露光状態を記憶し、その基準
画像が更新される直前までの間、レンズブロック1の露
光状態を、記憶した露光状態に固定するように、ドライ
バ38を制御(以下、適宜、露光固定制御という)する
ようにもなされている。従って、レンズブロック1で
は、基準画像となる画像を取り込むときには、自動露光
機能が働き、その後は、基準画像が更新される直前ま
で、基準画像を取り込んだときの露光状態のままとされ
る。この場合、レンズブロック1の露光状態が、例えば
前述したように、物体の進入などによって、基準画像の
撮像時の露光状態と異なるものとなることによる動きの
誤検出を防止することができる。
【0041】なお、取り込まれた画像が、基準画像とし
て、基準画像メモリ14に記憶されるのは、後述するよ
うに、画像の動きの検出が開始されるときと、基準画像
の更新が指示されたときであるが、画像の動きの検出の
開始は検出開始制御装置25によって、基準画像の更新
の指示は画面更新判定装置26によって、それぞれ露光
固定装置37に知らされるようになされている。
【0042】A/D変換器6は、信号分離/自動利得調
整回路5からの画像信号(アナログ信号)を、所定のク
ロックにしたがってA/D変換することによりディジタ
ルの画像信号にするようになされている。A/D変換器
6によってディジタル信号とされた画像信号は、輝度/
色差信号生成装置7に出力されるようになされている。
【0043】輝度/色差信号生成装置7は、A/D変換
器6からの画像信号に基づいて、その画像信号に対応す
る画像を構成する各画素の輝度信号Yと、色差信号R−
Y,B−Yとを生成し、画像一次記憶装置8に出力する
ようになされている。
【0044】画像一次記憶装置8は、前処理部9、色相
/飽和度変換部10、無彩色判定部11、現画像メモリ
12、更新部13、および基準画像メモリ14から構成
されている。前処理部9は、輝度/色差信号生成装置7
からの輝度信号Yと、色差信号R−Y,B−Yに対し、
間引きその他の必要な前処理を施すようになされてい
る。前処理部9で前処理の施された輝度信号Yまたは色
差信号R−Y,B−Yは、現画像メモリ12または色相
/飽和度変換部10にそれぞれ出力されるようになされ
ている。
【0045】色相/飽和度変換部10は、前処理部9か
らの、取り込まれた画像の各画素の色差信号R−Y,B
−Yを色相と飽和度に変換し、無彩色判定部11に出力
するようになされている。無彩色判定部11は、色相/
飽和度変換部10からの各画素の色の飽和度に基づい
て、各画素の色が無彩色または有彩色のうちのいすれで
あるかを判定するようになされている。即ち、無彩色判
定部11は、例えば飽和度が所定の閾値より小さい画素
の色は無彩色であると判定し、飽和度が所定の閾値以上
である画素の色は有彩色であると判定するようになされ
ている。そして、無彩色判定部11は、有彩色と判定さ
れた画素については、色相/飽和度変換部10からの色
相をそのまま、無彩色と判定された画素については、そ
の旨を、それぞれ現画像メモリ12に出力するようにな
されている。
【0046】現画像メモリ12は、いま取り込まれた
(入力された)画像を、現画像として記憶するようにな
されている。即ち、現画像メモリ12は、前処理部9が
出力する輝度(輝度情報)と、無彩色判定部11が出力
する色相(無彩色である旨を含むもの)(色情報)とを
記憶するようになされている。なお、現画像メモリ12
は、2つの領域に分割されており、輝度と色相とは、そ
れぞれの領域に分けて記憶されるようになされている。
また、現画像メモリ12は、後述する動き検出装置15
における1回の動き検出処理(後述する図11のフロー
チャートにおけるステップS9の動き検出処理)が終了
するまでは、その記憶内容を保持するようになされてい
る。即ち、現画像メモリ12は、動き検出装置15にお
ける1回の動き検出処理が終了するまでは、新たな画像
が取り込まれても、その画像を記憶しない(上書きしな
い)ようになされている。
【0047】ここで、以下、適宜、現画像メモリ12に
記憶された各画素の輝度と色相を、それぞれYnowまた
はHUEnowと表すこととする。
【0048】更新部13は、現画像メモリ12に記憶さ
れた各画素の輝度Ynowおよび色相HUEnowを読み出
し、次に説明する基準画像メモリ14に転送して記憶さ
せることにより、基準画像メモリ14の記憶内容を更新
するようになされている。なお、更新部13は、検出開
始制御装置25および画面更新判定装置26による指示
に基づいて、基準画像メモリ14の記憶内容を、現画像
メモリ12の記憶内容に更新するようになされている。
【0049】基準画像メモリ14は、現画像メモリ12
と同様に構成されており、更新部13から供給される、
現画像メモリ12に記憶された各画素の輝度および色相
を、動きを検出するための基準となる基準画像として記
憶するようになされている。ここで、以下、適宜、現画
像メモリ12に記憶された各画素の輝度と色相を、それ
ぞれYorgまたはHUEorgと表すこととする。
【0050】動き検出装置15は、検出領域読み出し部
16,17、輝度比較器18、色比較器19、単独点評
価部20,21、評価結果メモリ22、検出面積判定部
23、および不感帯処理部24から構成されており、基
準画像メモリ14に記憶された基準画像と、現画像メモ
リ12に記憶された現画像とを比較し、その比較結果に
基づいて、現画像のうち、基準画像に対して動きのあっ
た領域を検出(画像の動き検出)するようになされてい
る。
【0051】即ち、検出領域読み出し部16は、現画像
メモリ12または基準画像メモリ14から、動きの検出
を行う領域(範囲)(以下、適宜、検出領域という)を
構成する画素についての輝度YnowまたはYorgをそれぞ
れ読み出し、輝度比較器18に出力するようになされて
いる。検出領域読み出し部17は、現画像メモリ12ま
たは基準画像メモリ14から、検出領域を構成する画素
についての色相HUEnowまたはHUEorgをそれぞれ読
み出し、色比較器19に出力するようになされている。
なお、検出領域は、検出領域設定装置28を操作するこ
とで設定することができるようになされており、検出領
域読み出し部16および17は、このようにして設定さ
れた検出領域に対応して、現画像メモリ12および基準
画像メモリ14からのデータの読み出しを行うようにな
されている。
【0052】輝度比較器18は、現画像と基準画像の画
素(但し、検出領域内の画素)のうち、対応する画素ど
うしの輝度YnowとYorgとを比較することで、輝度の変
化している画素(画素の輝度の変化)を検出するように
なされている。即ち、輝度比較器18は、例えば、対応
する画素どうしの輝度YnowとYorgとの差分値の絶対値
(以下、適宜、輝度差分値という)(|Ynow−Y
org|)を求め、その輝度差分値が、輝度についての所
定の閾値(以下、適宜、輝度閾値という)より大きいか
否かを判定する。そして、輝度比較器18は、輝度差分
値が輝度閾値より大きい画素を、輝度が変化している画
素として検出する。なお、輝度閾値は、輝度閾値設定装
置29を操作することで設定することができるようにな
されている。
【0053】色比較器19も同様に、現画像と基準画像
の画素(但し、検出領域内の画素)のうち、対応する画
素どうしの色相HUEnowとHUEorgとを比較すること
で、色相の変化している画素(画素の色相の変化)を検
出するようになされている。即ち、色比較器19は、例
えば、対応する画素どうしの色相HUEnowとHUEo rg
との差分値の絶対値(以下、適宜、色差分値という)
(|HUEnow−HUEo rg|)を求め、その色差分値
が、色相についての所定の閾値(以下、適宜、色相閾値
という)より大きいか否かを判定する。そして、色比較
器19は、色差分値が色閾値より大きい画素を、色相が
変化している画素として検出する。
【0054】なお、色閾値は、色閾値設定装置30を操
作することで設定することができるようになされてい
る。
【0055】また、色相HUEnowおよびHUEorg
は、上述したように、その画素の色が無彩色であるか否
かについての情報も含まれているが、色差分値を求め、
それを色閾値と比較する処理は、比較する現画像の画素
(以下、適宜、現画像画素という)と基準画像の画素
(以下、適宜、基準画像画素という)の両方が有彩色で
ある場合に行われ、比較する現画像画素と基準画像画素
のうちのいずれか一方のみが無彩色である場合や、それ
らの両方が無彩色である場合は行われない。
【0056】現画像画素と基準画像画素のうちのいずれ
か一方のみが無彩色である場合(従って、他方は有彩
色)は、色比較器19では、その画素は、色相が変化し
ているものとして検出される。また、現画像画素と基準
画像画素の両方が無彩色である場合は、色比較器19で
は、その画素の検出は行われない(色相の変化がないも
のとして扱われる)。
【0057】輝度比較器18または色比較器19におい
て輝度または色相の変化が検出された画素は、単独点評
価部20または21にそれぞれ出力されるようになされ
ている。単独点評価部20は、輝度比較器18において
輝度の変化が検出された画素が孤立しているかどうかを
判定し、孤立している場合には、その画素を輝度の変化
がないものとする、孤立点除去処理を行うようになされ
ている。即ち、単独点評価部20は、輝度比較器18に
おいて輝度の変化が検出された画素の周辺の画素につい
て変化が検出されているかどうかを判定し、その判定結
果に基づいて、変化が検出された画素の変化がなかった
ものとするようになされている。さらに、単独点評価部
20は、孤立点除去処理の結果得られる、輝度が変化し
ている画素(以下、適宜、輝度変化点という)に対応す
る評価結果メモリ22のアドレスに、例えば1を書き込
むようになされている。
【0058】単独点評価部21は、色比較器18におい
て色相の変化が検出された画素について、上述したよう
な孤立点除去処理を施し、その結果得られる、色相が変
化している画素(以下、適宜、色相変化点という)に対
応する評価結果メモリ22のアドレスに、例えば1を書
き込むようになされている。
【0059】評価結果メモリ22は、例えばフレームメ
モリ構成とされており、そこには、単独点評価部20お
よび21によって、輝度変化点および色相変化点に対応
するアドレスに1が書き込まれるようになされている。
なお、評価結果メモリ22の記憶内容は、例えば検出領
域読み出し部16および17による現画像メモリ12お
よび基準画像メモリ14からのデータの読み出しが開始
される直前に、例えば0に初期化されるようになされて
いる。従って、評価結果メモリ22においては、検出領
域内の画素のうち、輝度変化点または色相変化点のうち
の少なくともいずれか一方に対応するアドレスには1が
記憶され、それ以外のアドレスには0が記憶されるよう
になされている。
【0060】検出面積判定部23は、評価結果メモリ2
2を参照することで、検出領域を構成する画素のうち、
輝度変化点または色相変化点のいずれかになっている画
素の数をカウントし、そのカウント値を、所定の数(以
下、適宜、検出サイズという)と比較するようになされ
ている。そして、検出面積判定部23は、カウント値が
検出サイズより大きい場合のみ、輝度変化点と色相変化
点で構成される領域を、動きのあった領域と判定し、不
感帯処理部24に出力するようになされている。即ち、
検出面積判定部23は、検出領域内の輝度変化点と色相
変化点で構成される領域の面積が、検出サイズに対応す
る面積より大きいとき、その領域に動きがあったものと
して(以下、適宜、このような領域を動き検出領域とい
う)、不感帯処理部24に出力するようになされてい
る。なお、検出サイズは、検出サイズ設定装置31を操
作することで設定することができるようになされてい
る。
【0061】不感帯処理部24は、検出面積判定部23
から動き検出領域を受信した場合、この動き検出領域
を、画像の動きを検出した旨として、画面更新判定装置
26および出力切り換え装置34に出力するようになさ
れている。さらに、このとき、不感帯処理部24は、後
述するような不感帯処理および表示時間延長処理(出力
時間延長処理)を行うようにもなされている。なお、不
感帯処理または表示時間延長処理で必要となる不感の期
間または表示延長時間は、不感帯時間設定装置33また
は表示時間設定装置32を操作することで、それぞれ設
定することができるようになされている。
【0062】検出開始制御装置25は、レンズブロック
1で撮像された画像の動きの検出を開始するとき、ま
た、動きの検出の開始後、その検出を終了するときに操
作される。検出開始制御装置25を操作することによ
り、画像の動きの検出を開始または終了する旨は、更新
部13、出力切り換え装置34、および露光固定装置3
7に出力されるようになされている。
【0063】上述したように、更新部13は、この検出
開始制御装置25からの動きの検出の開始する旨(以
下、適宜、動き検出開始指令という)を受信すると、基
準画像メモリ14の記憶内容を、現画像メモリ12の記
憶内容に更新し、また、動きの検出の終了する旨(以
下、適宜、動き検出終了指令という)を受信すると、基
準画像メモリ14の記憶内容の更新を停止するようにな
されている。
【0064】出力切り換え装置34は、動き検出開始指
令を受信すると、不感帯処理部24の出力を選択し、ま
た、動き検出終了指令を受信すると、検出領域設定装置
28の出力を選択し、領域表示装置35および検出位置
出力装置36に出力するようになされている。
【0065】露光固定装置37は、動き検出開始指令を
受信すると、上述したような露光固定制御を開始し、動
き検出終了指令を受信すると、露光固定制御を停止する
ようになされている。
【0066】画面更新判定装置26は、更新部13に対
して、基準画像メモリ14の記憶内容の更新を指令する
ようになされている。また、画面更新判定装置26は、
基準画像メモリ14の記憶内容の更新の指令(以下、適
宜、更新指令という)を、露光固定装置37にも出力す
るようになされている。露光固定装置37は、動き検出
開始指令を受信した後は、この更新指令に基づいて、上
述したような露光固定制御を行う。
【0067】ここで、画面更新判定装置26による更新
指令に対応して、基準画像メモリ14の記憶内容を更新
する方法としては、本実施例では、例えば無条件更新モ
ード、条件付き更新モード、および更新禁止モードの3
つが用意されており、いずれのモードによって更新を行
うかは、画面更新判定装置26を操作することにより設
定することができるようになされている。
【0068】即ち、無条件更新モードでは、基準画像メ
モリ14の記憶内容が、現画像メモリ12の記憶内容
に、周期的に更新される。基準画像メモリ14の記憶内
容を更新しない場合、例えば天候や陽射しなどが徐々に
変化するようなときであっても、長時間経過すれば、基
準画像メモリ14に記憶された基準画像と、現画像メモ
リ12に記憶された現画像とは異なるものとなり、従っ
て、その変化は、画像の動きとして検出されることとな
る。無条件更新モードでは、基準画像が周期的に更新さ
れるので、このような変化が、画像の動きとして検出さ
れるのを防止することができる。
【0069】条件付き更新モードでは、不感帯処理部2
4から画像の動きを検出した旨を受信していないとき
は、基準画像メモリ14の記憶内容が、現画像メモリ1
2の記憶内容に、周期的に更新され、不感帯処理部24
から画像の動きを検出した旨を受信している間は、基準
画像メモリ14の更新が禁止される。
【0070】上述した無条件更新モードでは、基準画像
メモリ14に記憶される基準画像が、常に周期的に更新
されるため、例えば部屋に、何者かが侵入し、その部屋
の中においてある物を動かして出ていった場合には、そ
の何者かが侵入して、物を動かしたときには、画像の動
きが検出されるが、その後、侵入者が出ていって、基準
画像が更新されると、画像の動きは検出されなくなる。
【0071】これに対し、条件付き更新モードでは、動
きが検出されている間は、基準画像の更新が禁止される
ので、侵入者が出ていった後も、基準画像は、何者かが
侵入する前の画像のままとされるため、その後も、画像
の動きが検出されたままの状態となる。
【0072】更新禁止モードでは、基準画像の更新が禁
止される。このため、基準画像は、検出開始制御装置2
5が画像の動きの検出を開始するように操作されたとき
に基準画像メモリ14に記憶された画像のままとされ
る。更新禁止モードは、例えば固定の照明で照らされて
いる被写体の動きを検出する場合や、画像の動きを検出
する時間が短い場合などに設定される(このような場合
に、更新禁止モードを用いることで、精度良く動きを検
出することができる)。
【0073】なお、条件付き更新モードで基準画像の更
新が禁止された場合と、禁止更新モードが設定された場
合においては、画面更新判定装置26を操作すること
で、基準画像の更新を行うことが出きるようになされて
いる。また、無条件更新モードおよび条件付き更新モー
ドが設定された場合における基準画像を更新する周期
は、画面更新判定装置26に設けられた周期設定装置2
6Aを操作することで設定することができるようになさ
れている。さらに、画面更新判定装置26は、更新用カ
ウンタ26Bを有し、基準画像の周期的な更新を行う場
合には、例えば、更新用カウンタ26Bに、所定のクロ
ックをカウントさせ、そのカウント値が所定の値となっ
たときに更新指令を出力するとともに、カウント値を0
にリセットすることを繰り返すようになされている(従
って、周期設定装置26Aを操作することにより、更新
用カウンタ26Bをリセットする値が設定されることに
なる)。
【0074】組合せ設定装置27は、次に説明する検出
領域設定装置28が操作されることにより検出領域が複
数設定されたときに、その複数の検出領域を、それぞれ
独立の領域(範囲)として扱うか、または1つの領域と
して扱うかを選択するときに操作されるようになされて
いる。組合せ設定装置27が、複数の検出領域を、それ
ぞれ独立の領域として扱うモード(以下、適宜、独立モ
ードという)に設定された場合、動き検出装置15にお
いては、各検出領域それぞれに対して処理が施される。
また、組合せ設定装置27が、複数の検出領域を1つの
領域として扱うモード(以下、適宜、組合せモードとい
う)に設定された場合、動き検出装置15においては、
それらの検出領域を1つの検出領域とみなして処理が施
される。検出領域設定装置28において設定することの
できる検出領域は、本実施例では、例えば長方形(正方
形を含む)状の範囲とされており、従って、組合せ設定
装置27によって、複数の長方形状の検出領域を組み合
わせることによって、複雑な形状の検出領域を設定する
ことが可能となる。
【0075】なお、本実施例では、組合せモードが設定
された場合に1つの領域とみなされるのは、例えば互い
に隣接しているか、または重なりあっている検出領域と
されている。
【0076】検出領域設定装置28は、画像の動きを検
出する検出領域を設定するときに操作される。なお、上
述したように、検出領域は複数設定することが可能であ
る。輝度閾値設定装置29は、輝度閾値を設定するとき
に操作される。色相閾値設定装置30は、色相閾値を設
定するときに操作される。
【0077】検出サイズ設定装置31は、検出サイズを
設定するときに操作される。なお、検出サイズは、上述
したような画素数で設定する他、例えば検出領域の何%
などというような形で設定することも可能なようになさ
れている。また、組合せ設定装置27において、複数の
検出領域を1つの検出領域とする設定がなされている場
合には(以下、適宜、複数の検出領域を1つの検出領域
とみなしたものを、組合せ検出領域という)、検出面積
判定部23では、複数の検出領域それぞれではなく、組
合せ検出領域全体に対して処理が施されるようになされ
ている(これについての詳細は後述する)。
【0078】表示時間設定装置32は、後述する表示延
長時間を設定するときに操作される。不感帯時間設定装
置33は、後述する不感の期間を設定するときに操作さ
れる。
【0079】以上のように、動きの検出に必要な種々の
パラメータを設定するためのユーザインターフェイスを
備えているので、あらゆる条件下で、最適な動きの検出
を行うことが可能となる。
【0080】出力切り換え装置34は、動き検出開始指
令の受信前と、動き検出終了指令の受信後は、検出領域
設定装置28を操作することにより設定された検出領域
を選択し、また、動き検出開始指令を受信してから動き
検出終了指令を受信するまでの間は、不感帯処理部24
の出力を選択し、領域表示装置35および検出位置出力
装置36に供給するようになされている。従って、画像
の動きの検出処理が行われていない間は、検出領域設定
装置28が出力する検出領域が、また、画像の動き検出
処理が行われている間は、不感帯処理部24が出力する
動き検出結果が、領域表示装置35および検出位置出力
装置36に供給されるようになされている。
【0081】領域表示装置35は、例えばCRTやLC
Dなどのディスプレイで構成され、出力切り換え装置3
4の出力を表示するようになされている。検出位置出力
装置36は、例えばモデムその他の通信装置で構成さ
れ、出力切り換え装置34の出力を、所定の伝送路を介
して、例えばシリアル通信などによって伝送するように
なされている。
【0082】なお、図示していないが、領域表示装置3
5および検出位置出力装置36には、A/D変換器6が
出力する画像信号も供給されるようになされており、従
って、領域表示装置35では、レンズブロック1で撮像
された画像も表示され、また、検出位置出力装置36で
は、レンズブロック1で撮像された画像も伝送されるよ
うになされている。
【0083】ここで、領域表示装置35では、動き検出
装置15において動きの検出が行われていないときは、
出力切り換え装置34を介して検出領域設定装置28か
ら供給される検出領域が、例えばレンズブロック1で撮
像された画像にスーパーインポーズして表示されるよう
になされている。従って、ユーザは、領域表示装置35
の表示を見ながら、検出領域設定装置28を操作して検
出領域を設定する。
【0084】また、領域表示装置35では、動き検出装
置15において動きの検出が行われている場合、出力切
り換え装置34を介して検出領域設定装置28から供給
される動きの検出された領域が、例えばレンズブロック
1で撮像された画像にスーパーインポーズして表示され
るようになされている。
【0085】なお、検出領域や動きの検出された領域を
スーパーインポーズするかどうかは、領域表示装置35
を操作することで設定することができるようになされて
いる。また、領域表示装置35では、検出領域や動きの
検出された領域だけを表示することができるようにもな
されている。
【0086】次に、図2を参照して、検出領域設定装置
28を操作することによる検出領域の設定について説明
する。なお、同図においては、太線で囲まれた長方形の
領域が検出領域を表している。
【0087】図2(A)は、レンズブロック1で撮像さ
れた画像のうち、ドアを含む範囲が、検出領域として設
定された場合の様子を示している。このように検出領域
が設定された場合、動き検出装置15では、このドアの
部分のみの動きが検出されることになる。図2(B)
は、レンズブロック1で撮像された画像全体が、検出領
域として設定された場合の様子を示している。この場
合、動き検出装置15では、画像全体の動きが検出され
る。図2(C)は、レンズブロック1で撮像された画像
のうち、みかんを含む範囲と、さくらんぼを含む範囲
が、検出領域として設定された場合の様子を示してい
る。このように、検出領域は、1つだけでなく、複数設
定することもできる。
【0088】次に、図3および図4を参照して、単独点
評価部20における孤立点除去処理の詳細について説明
する。単独点評価部20は、輝度比較器18において検
出された輝度の変化している画素を含む、例えば2×2
画素の正方形の範囲(以下、適宜、孤立点判定範囲とい
う)内にある画素が、すべて輝度の変化しているもので
あるかどうかを判定する。即ち、単独点評価部20は、
図3(A)乃至図3(D)に示すような、輝度の変化し
ている画素(図3において、●で示す部分)を含む4つ
の孤立点判定範囲(図3において、太線で囲んだ範囲)
を参照し、その4つの孤立点判定範囲のうち、すべてが
輝度の変化している画素で埋まっているものがあるかど
うかを判定する。そして、単独点評価部20は、すべて
が輝度の変化している画素で埋まっている孤立点判定範
囲がない場合、輝度の変化している画素を孤立点とし、
輝度の変化がないものとして扱う。また、単独点評価部
20は、すべてが輝度の変化している画素で埋まってい
る孤立点判定範囲がある場合、輝度の変化している画素
を輝度変化点とし、その画素に対応する評価結果メモリ
22のアドレスに1を書き込む。
【0089】従って、例えば、輝度比較器18において
図4(A)に●印で示すような輝度の変化している画素
が検出された場合、評価結果メモリ22には、図4
(B)に●印で示す位置に1が書き込まれる。
【0090】単独点評価部21においても、色相が変化
している画素について同様の処理が施される。
【0091】孤立点は、例えばノイズにより輝度または
色相が変化しているとして検出された可能性が高く、従
って、以上のような孤立点処理によれば、そのようなノ
イズによる動きの誤検出を防止することができる。
【0092】なお、図1の実施例では、輝度の変化して
いる画素と、色相の変化している画素とを、別個独立に
処理の対象として、孤立点除去処理を施すようにした
が、この孤立点除去処理は、輝度または色相のうちの少
なくともいずれか一方が変化している画素を対象にして
行う(輝度または色相のうちのいずれが変化している画
素なのか無関係に行う)ようにすることも可能である。
【0093】次に、図5を参照して、評価結果メモリ2
2の記憶内容について説明する。上述したように、単独
点評価部20または21は、それぞれ輝度または色相の
変化している画素に対し、孤立点除去処理を施し、その
結果得られる輝度変化点または色相変化点に対応する評
価結果メモリ22のアドレスに1を書き込む。
【0094】従って、例えば、単独点評価部20におい
て、図5(A)に●印で示すような7個の輝度変化点が
得られるとともに、単独点評価部21において、図5
(B)において斜線を付した○印で示すような6個の色
相変化点が得られた場合、評価結果メモリ22の記憶内
容は、図5(C)に示すようになる。即ち、評価結果メ
モリ22において、輝度変化点または色相変化点のうち
の少なくともいずれか一方に対応するアドレスは1とさ
れる。これにより、図5の実施例では、輝度変化点また
は色相変化点はそれぞれ7または6個あるが、評価結果
メモリ22のアドレスのうち、その記憶値が1となるの
は、9個となる。
【0095】いま、輝度変化点または色相変化点のうち
の少なくともいずれか一方である画素を、単に、変化点
というとすると、検出面積判定部23では、この変化点
の数が、検出サイズと比較され、この検出サイズより大
きい場合のみ、その変化点により構成される領域が、動
きのあった領域とされ、不感帯処理部24に出力され
る。
【0096】次に、例えば、基準画像メモリ14に記憶
された基準画像が、図6(A)に示すようなものであっ
た場合において、現画像メモリ12に記憶された現画像
が、図6(B)に示すように、基準画像に対して、椅子
とりんごがなくなったものとなったときの、動き検出装
置15の処理について、図7を参照して簡単に説明す
る。なお、検出領域は、レンズブロック1で撮像される
画像全体に設定されているものとする。また、りんごま
たはみかんの色は、例えば、それぞれ赤色またはオレン
ジ色であるとする。
【0097】この場合、輝度比較器18において、輝度
の変化した画素が、例えば図7(A)に示すように検出
されるとともに、色比較器19において、色相の変化し
た画素が、例えば図7(B)に示すように検出される。
なお、図7(A)乃至図7(D)においては、輝度の変
化した画素を「1」で、色相の変化した画素を「2」
で、それぞれ示してある。
【0098】その後、図7(A)または図7(B)に示
した輝度または色相の変化した画素の検出結果を対象に
して、単独点評価部20または21において孤立点除去
処理がそれぞれ施され、これにより、ノイズなどの影響
による輝度または色相の変化した画素が除去され、図7
(C)または図7(D)に示すような輝度変化点
(「1」)または色相変化点(「2」)がそれぞれ検出
される。そして、評価結果メモリ22には、図7(E)
に示すように、輝度変化点(「1」)または色相変化点
(「2」)のうちの少なくともいずれか一方として検出
された画素が記憶される。なお、図7(E)では、輝度
のみが変化した画素を「1」で、色相のみが変化した画
素を「2」で、輝度および色相の両方が変化した画素を
「3」で、それぞれ示してある。
【0099】従って、この場合、図7(E)において、
「1」、「2」、または「3」のうちのいずれかが付し
てある画素で構成される領域(または同図(E)におい
て、太線で囲む領域)が、動きのあった領域として検出
される。
【0100】図7(A)(または図7(C))と、図7
(B)(または図7(D))とを比較してわかるよう
に、りんごで隠れた領域のうち、テーブルとさらの部分
については、輝度および色相の両方が変化しているた
め、そのような部分については、輝度と色相のいずれで
も変化が検出されている。
【0101】一方、りんごで隠れた領域のうち、みかん
の部分については、りんごがなくなっても、ほとんど輝
度が変化しないため、輝度の変化は検出されていない
(図7(A)、図7(C))。従って、輝度の変化を検
出するのみでは、このような部分の動きを検出すること
は困難である。しかしながら、図1のビデオカメラシス
テムでは、輝度の他、色相の変化も検出されるようにな
されているため、赤色のりんごがなくなることにより、
オレンジ色のみかんが現れると、その部分の色相の変化
が検出される(図7(B)、図7(D))。従って、こ
の場合、りんごがあった領域を正確に検出することがで
きる。
【0102】即ち、画像に動きがあった場合であって
も、輝度は変化せず、色相だけが変化することがある。
従って、輝度の変化だけでなく、色相の変化も検出する
ことにより、画像を動きを正確に検出することが可能と
なる。また、この場合、変化を検出するための検出感度
を無理に高くする必要がないので、そのような検出感度
を高くすることによる誤検出も防止することができる。
【0103】次に、図8を参照して、不感帯処理部24
における不感帯処理について説明する。検出面積判定部
23において、例えば、いま、図8(A)に示すよう
に、動きのあった領域が出力されたものとする。なお、
図8では(後述する図9および図10においても同
様)、検出面積判定部23から動きのあった領域が出力
されている期間を、変化検出区間と表してある。
【0104】図8(A)においては、比較的長い変化検
出区間(1)と、短時間の変化検出区間(2)を示して
あるが、このうちの変化検出区間(2)のように、短時
間の変化検出区間は、例えばノイズなどの影響により生
じているものと考えられる。従って、このような短時間
の間しか検出されない動きは出力すべきでない。そこ
で、不感帯処理部24では、検出面積判定部23から動
きのあった領域の出力が開始されても、即座に、それを
出力するのではなく、図8(B)に示すように、検出面
積判定部23から動きのあった領域の出力が開始されて
から、所定の時間(第1の期間)T1が経過しても、そ
の出力が続いているときのみ、検出面積判定部23から
の動きのあった領域を出力するようになされている。
【0105】さらに、検出面積判定部23から動きのあ
った領域の出力は、例えば、やはりノイズなどの影響に
より、短期間だけ停止する場合がある。そこで、不感帯
処理部24では、検出面積判定部23からの動きのあっ
た領域の出力を開始した後に、検出面積判定部23から
動きのあった領域を受信することができなくなっても、
即座に、その出力を停止するのではなく、図8(B)に
示すように、検出面積判定部23による動きのあった領
域の出力が停止されてから、所定の時間(第2の期間)
2が経過しても、その出力が停止され続けているとき
のみ、動きのあった領域の出力を停止するようになされ
ている。
【0106】以上のような不感帯処理を行うことで、変
化検出区間(2)のようなわずかな間だけ生じた動きが
生じたときや、また、動きが生じている場合に、わずか
な間だけ動きが停止した場合に、動き検出装置15から
の動きのあった領域の出力が、一瞬だけ行われたり、ま
た停止されたりすることを防止することができる。
【0107】なお、所定の期間(不感の期間)T1およ
びT2は、上述したように、不感帯時間設定装置33を
操作することにより設定することができ、また、この期
間T1とT2は同一または異なる値のいずれにも設定する
ことも可能である。
【0108】次に、図9および図10を参照して、不感
帯処理部24における表示時間延長処理について説明す
る。いま、レンズブロック1で撮像されている被写体
が、時刻t2において動き出し、即座に停止したものと
する。さらに、画面更新判定装置26においては、無条
件更新モードが設定されており、これにより、基準画像
が、例えば図9(B)に示す所定の周期のパルスの立ち
上がりエッジのタイミングで更新されるものとする。
【0109】この場合、図9(B)に示すように、時刻
2より前の時刻t1において基準画像が更新されている
ため、時刻t2において動き出して即座に停止した被写
体の動きが検出される。その後、基準画像が更新される
まで、被写体の動きは検出され続け、時刻t4において
基準画像が更新されると、その更新後の基準画像と現画
像とは同一のものとなるので、被写体の動きは検出され
なくなる。
【0110】従って、検出面積判定部22からは、図9
(A)に示すように、時刻t2乃至t4にわたって動きの
あった領域が、不感帯処理部24に出力される。
【0111】この場合、不感帯処理部24では、図9
(C)に示すように、不感帯処理により、時刻t2から
所定の期間T1だけ経過した時刻t3になると、検出面積
判定部22からの動きのあった領域の出力が開始され、
その後、時刻t4から所定の期間T2だけ経過した時刻t
5となると、その出力が停止される。不感帯処理部24
が出力する動きのあった領域は、上述したように、領域
表示装置35において表示されるが、時刻t3乃至t5
時間が短い場合には、動きのあった領域は、一瞬だけし
か表示されないこととなり、動きを見逃したり、あるい
は、どの部分が動いたのか確認することができなくなる
ことがある。
【0112】そこで、不感帯処理部24では、図9
(C)に示すように、時刻t5の経過後も、所定の表示
延長時間T3(同図において、影を付してある部分)だ
け、動きのあった領域を出力し続ける(動きの検出され
ている期間を延長する)ようになされている。従って、
不感帯処理部24においては、動きのあった領域の出力
が、時刻t3から開始され、その後時刻t5から所定の表
示延長時間T3だけ経過した時刻t6まで行われる。
【0113】なお、図9(A)においては、時刻t7
至t8の期間においても、動きが検出されているが、こ
の期間は、所定の時間T1以下であるため、図8で説明
した不感帯処理により、不感帯処理部24からは、動き
のあった領域は出力されない。
【0114】以上のような表示時間延長処理は、上述の
ように、被写体がわずかな時間だけ動いた場合だけでな
く、被写体が動き続けている場合にも有用である。即
ち、被写体が動き続けている場合において、図9(B)
と同様の図10(B)に示すように、基準画像の更新が
周期的に行われるときには、図10(A)に示すよう
に、その更新の時刻t14,t18,t22,t26において、
その更新後の基準画像と現画像とは同一のものとなるの
で、被写体の動きは検出されなくなる。
【0115】また、この場合、被写体が動き続けている
が、その動きがある程度大きなものでないと、例えば輝
度比較器18および色比較器19では、変化のあった画
素が検出されないため、基準画像の更新後、被写体の動
きが検出されるまでには、ある程度の時間を要する。こ
のため、被写体が動き続けていても、動きのあった領域
が検出される期間、即ち、変化検出期間は、図10
(A)に示すように疎らになる。従って、不感帯処理部
24において不感帯処理を行うだけでは、そこからの動
きのあった領域の出力も、図10(C)に白抜きで示す
ように疎らとなり、その結果、領域表示装置35におい
ては、動きのあった領域の表示がちらつくようになる。
【0116】そこで、不感帯処理部24において表示時
間延長処理を行うことで、動きのあった領域の出力を、
図10(C)に影を付して示すように延長することによ
り、上述のような表示のちらつきを防止することができ
る。なお、動きのあった領域の出力の延長後、表示延長
時間T3が経過する前に、検出面積判定部23から新た
な動きのあった領域が供給された場合には、不感帯処理
部24は、不感帯処理のための所定の時間T1経過後に
延長を中止し、あらたな動きのあった領域の出力を開始
するようになされている。
【0117】次に、図11のフローチャートを参照し
て、図1のVCSの動作について説明する。このVCS
は、装置の電源がオンにされると、被写体の撮像が開始
される。即ち、レンズブロック1において、被写体から
の光LAが光電変換されることにより画像信号とされ、
この画像信号は、信号分離/自動利得調整回路5、A/
D変換器6、輝度/色差信号生成装置7、および前処理
部9を介することにより、輝度信号Yと、色差信号R−
Y,B−Yにされて出力される。
【0118】輝度信号Yは、輝度Ynowとして現画像メ
モリ12に供給されて記憶され、色差信号R−Y,B−
Yは、色相/飽和度変換10および無彩色判定部11を
介することにより色相HUEnowとされ、やはり現画像
メモリ12に記憶される。一方、レンズブロック1から
出力された画像信号は、領域表示装置35にも供給され
て表示される。以下、検出開始制御装置25が、動きの
検出を開始するように操作されるまでは、同様の処理が
繰り返される。なお、この処理を繰り返している間は、
レンズブロック1では、自動露光機能が働く。
【0119】そして、ステップS1において、動きの検
出を開始するように検出開始制御装置25が操作された
か否かが判定され、動きの検出を開始するように操作さ
れていないと判定された場合、ステップS2に進み、検
出領域設定装置28を操作することによる検出領域の設
定や、組合せ設定装置27を操作することによる独立モ
ードまたは組合せモードの設定が行われる。さらに、ス
テップS2では、画面更新判定装置26、周期設定装置
26A、輝度閾値設定装置29、色相閾値設定装置3
0、検出サイズ設定装置31、表示時間設定装置32、
または不感帯時間設定装置33それぞれを操作すること
による基準画像の更新モード、基準画像の更新周期、輝
度閾値、色相閾値、検出サイズ、表示延長時間T3、ま
たは不感の時間T1,T2の設定も行われる。
【0120】その後、ステップS3において、更新用カ
ウンタ26Bがクリアされ(そのカウント値が0にリセ
ットされ)、ステップS4に進み、検出領域設定装置2
8によって設定された検出領域が、出力切り換え装置3
4を介して領域表示装置35に供給されて、レンズブロ
ック1で撮像されている画像に、スーパーインポーズさ
れて表示される。また、検出領域は、検出位置出力装置
36にも供給され、伝送路を介して伝送される。さら
に、検出位置出力装置36からは、画像の動きが検出さ
れていない旨も、伝送路を介して伝送される。ここで、
このようにして検出位置出力装置36から伝送される情
報は、遠隔地において受信され、ディスプレイなどに表
示される。
【0121】一方、ステップS1において、検出開始制
御装置25が、動きの検出を開始するように操作された
と判定された場合、露光固定装置37において、露光固
定制御が開始され、さらに、ステップS5に進み、ステ
ップS1で動きの検出を開始するように操作されたと判
定されてから、このステップS5における判定処理を行
うのが初めてかどうかが判定される。ステップS5にお
いて、このステップS5の判定処理を行うのが初めてで
あると判定された場合、即ち、基準画像メモリ14に基
準画像が記憶されていない場合、ステップS6に進み、
領域表示装置35においてスーパインポーズされている
表示が消去され、さらに、検出位置出力装置36におい
て、画像の動きが検出されていない旨が、伝送路を介し
て伝送される。
【0122】その後、ステップS7において、更新用カ
ウンタ26Bがクリアされ、ステップS8に進み、基準
画像の更新が行われる。即ち、更新部13によって、現
画像メモリ12に記憶された現画像(YnowおよびHU
now)が、基準画像メモリ14に転送され、これによ
り、基準画像メモリ14において、いま現画像メモリ1
2に記憶されていた現画像が、基準画像(Yorgおよび
HUEorg)として記憶される。
【0123】ステップS8の処理後、ステップS1に戻
るが、既に、検出開始制御装置25が、動きの検出を開
始するように操作されているので、ステップS5に進
む。そして、ステップS5において、ステップS1で動
きの検出を開始するように操作されたと判定されてか
ら、このステップS5における判定処理を行うのが初め
てでないと判定される。この場合、ステップS9に進
み、動き検出装置15において、レンズブロック1によ
って取り込まれた画像を対象に(従って、現画像メモリ
12に記憶された現画像を対象に)、動き検出処理が行
われる。なお、この動き検出処理については、図12を
参照して後述する。
【0124】ステップS9において動き検出処理がなさ
れた後は、ステップS10に進み、ステップS9で動き
が検出されたかどうかが判定される。ステップS10に
おいて、動きが検出されたと判定された場合、ステップ
S11に進み、不感帯処理部24から出力される動きの
あった領域が、出力切り換え装置34を介して、領域表
示装置35および検出位置出力装置36に供給され、ス
テップS13に進む。従って、この場合、領域表示装置
35において、動きのあった領域が表示される。また、
検出位置出力装置36では、動きのあった領域が、伝送
路を介して伝送される。さらに、検出位置出力装置36
では、動きを検出した旨も伝送される。
【0125】一方、ステップS10において、動きが検
出されなかったと判定された場合、ステップS12に進
み、ステップS6における場合と同様の処理が行われ、
ステップS13に進む。ステップS13では、画面更新
判定装置26を操作することにより設定された更新モー
ドに対応する処理が行われる。即ち、無条件更新モード
が設定されている場合、ステップS13では、更新用カ
ウンタ26Bのカウント値が1だけインクリメントされ
る。また、条件付き更新モードが設定されている場合、
ステップS13では、ステップS9で動きが検出された
と判定されたときには更新用カウンタ26Bがクリアさ
れ、ステップS9で動きが検出されていないと判定され
たときには更新用カウンタ26Bのカウント値が1だけ
インクリメントされる。さらに、更新禁止モードが設定
されている場合、ステップS13では、更新用カウンタ
26Bがクリアされる。
【0126】そして、ステップS14に進み、更新用カ
ウンタ26Bのカウント値が、周期設定装置26を操作
することにより設定された値より大きいか否かが判定さ
れる。ステップS14において、更新用カウンタ26B
のカウント値が、周期設定装置26を操作することによ
り設定された値より大きくないと判定された場合、ステ
ップS1に戻る。また、ステップS14において、更新
用カウンタ26Bのカウント値が、周期設定装置26を
操作することにより設定された値より大きいと判定され
た場合、ステップS7,S8に順次進み、上述したよう
に、更新用カウンタ26Bがクリアされ、さらに基準画
像の更新が行われた後、ステップS1に戻る。
【0127】次に、図12を参照して、図11のステッ
プS9における動き検出処理について説明する。まず最
初に、ステップS21では、輝度閾値設定装置29、色
相閾値設定装置30、検出サイズ設定装置31、または
表示時間設定装置32を操作することにより設定された
輝度閾値Ythr、色相閾値Hthr、検出サイズSthr、ま
たは表示延長時間T3が、輝度比較器18、色比較器1
9、検出面積判定部23、または不感帯処理部24にお
いてそれぞれ取得される。さらに、ステップS21で
は、不感帯時間設定装置33を操作することにより設定
された不感の時間T1,T2も、不感帯処理部24におい
て取得される。
【0128】そして、ステップS22に進み、検出領域
設定装置28を操作することにより設定された検出領域
が、検出領域読み出し部16および17において取得さ
れ、ステップS23に進む。ステップS23では、検出
領域読み出し部17によって、検出領域を構成する画素
の色相HUEorgまたはHUEnowが、基準画像メモリ1
4または現画像メモリ12からそれぞれ読み出されて色
比較器19に出力され、これにより、色相の変化してい
る画素が検出される。そして、ステップS24に進み、
ステップS24で検出された色相の変化している画素に
対し、孤立点除去処理が施され、その結果得られる色相
変化点が、評価結果メモリ22に記憶される。
【0129】その後、ステップS25では、検出領域読
み出し部16によって、検出領域を構成する画素の輝度
相YorgまたはYnowが、基準画像メモリ14または現画
像メモリ12からそれぞれ読み出されて輝度比較器18
に出力され、これにより、輝度の変化している画素が検
出される。そして、ステップS26に進み、ステップS
24で検出された輝度の変化している画素に対し、孤立
点除去処理が施され、その結果得られる輝度変化点が、
評価結果メモリ22に記憶される。
【0130】なお、図1の動き検出装置15では、ステ
ップS23およびS25の処理と、ステップS24およ
びS26の処理は、実際には、それぞれ同時に行われ
る。
【0131】ステップS26の処理後は、ステップS2
7において、検出面積判定部23によって評価結果メモ
リ22の記憶内容が参照され、変化点の数がカウントさ
れる。そして、このカウントにより得られる変化点の数
をSnowとするとき、ステップS29において、その変
化点の数Snowが、検出サイズSthrより大きいか否か
が、検出面積判定部23によって判定される。
【0132】ステップS29において、変化点の数S
nowが、検出サイズSthrより大きいと判定された場合、
即ち、動きが検出された場合、ステップS30に進み、
ステップS29で動きが検出されたのが2回以上連続し
たか否かが、不感帯処理部24によって判定される。ス
テップS30において、ステップS29で動きが検出さ
れたのが2回以上連続していないと判定された場合、即
ち、ステップS29で動きの検出が行われたのが1回だ
けの場合、ステップS31に進み、動きが検出されなか
ったものとして、動き検出処理を終了する。即ち、この
場合、不感帯処理部24からは、検出面積判定部23か
ら供給される動きのあった領域は出力されない。
【0133】また、ステップS30において、ステップ
S29で動きが検出されたのが2回以上連続したと判定
された場合、ステップS32に進み、今回、ステップS
29で動きを検出したタイミングにおいて、動きが検出
されたものとして、動き検出処理を終了する。即ち、こ
の場合、不感帯処理部24からは、検出面積判定部23
から供給される動きのあった領域の出力が開始される。
【0134】一方、ステップS29において、変化点の
数Snowが、検出サイズSthrより大きくないと判定され
た場合、即ち、動きが検出されなかった場合、ステップ
S33に進み、ステップS29で2回以上連続して、動
きが検出されなかったか否かが、不感帯処理部24によ
って判定される。ステップS33において、ステップS
29で動きが検出されなかったのが、2回以上連続して
いないと判定された場合、即ち、ステップS29で動き
が検出されなかったのが、1回だけの場合、ステップS
34に進み、最後にステップS29で動きを検出したタ
イミングにおいて、動きが検出されたものとして、動き
検出処理を終了する。即ち、この場合、不感帯処理部2
4からは、検出面積判定部23から供給された動きのあ
った領域が出力され続ける。
【0135】一方、ステップS33において、ステップ
S29で動きが検出されなかったのが2回以上連続した
と判定された場合、ステップS35に進み、ステップS
29で表示延長時間T3に対応する回数Cthrだけ連続し
て、動きが検出されなかったか否かが、不感帯処理部2
4によって判定される。ステップS35において、ステ
ップS29で動きが検出されなかったのが、表示延長時
間T3に対応する回数Cthrだけ連続していないと判定さ
れた場合、ステップS34に進み、上述した処理が行わ
れ、動き検出処理を終了する。即ち、この場合も、不感
帯処理部24からは、検出面積判定部23から供給され
た動きのあった領域が出力され続ける。
【0136】また、ステップS35において、ステップ
S29で動きが検出されなかったのが、表示延長時間T
3に対応する回数Cthrだけ連続したと判定された場合、
ステップS36に進み、動きが検出されなくなったもの
として、動き検出処理を終了する。即ち、この場合、不
感帯処理部24からの動きのあった領域の出力が停止さ
れる。
【0137】ここで、以上の処理のうち、ステップS3
0およびS33の処理が、不感帯処理に、ステップS3
5の処理が表示時間延長処理に、それぞれ対応する。な
お、図12の実施例では、ステップS30またはS33
それぞれにおける判定処理に用いる、動きが連続して検
出された回数または動きが連続して検出されなかった回
数を、固定の2回としたが、この回数は、不感の時間T
1,T2に対応するものであり、上述したように、不感帯
時間設定装置33を操作することにより、任意に設定す
ることが可能である。
【0138】次に、図13を参照して、検出領域が複数
設定されている場合において、組合せ設定装置27が独
立モードに設定されているときと、組合せモードに設定
されているときについて説明する。
【0139】いま、例えば図13(A)に示すように2
つの検出領域#1および#2が設定されている場合にお
いて、組合せ設定装置27が独立モードとされていると
きには、検出領域#1と#2は、それぞれ独立に扱われ
る。従って、検出面積判定部23では、検出領域#1と
#2それぞれについて動きが検出される。即ち、例え
ば、検出サイズが、検出領域の50%などと設定されて
いる場合、動きのあった領域が、図13(B)において
斜線を付してある部分であるときには、検出領域#1に
おいてのみ動きがあったものとされる。
【0140】一方、組合せ設定装置27が組合せモード
とされているときには、検出領域#1と#2は、図13
(C)に示すように、それらをあわせた1つの領域(組
合せ領域)#3として扱われる。従って、検出面積判定
部23では、領域#3について動きが検出される。即
ち、例えば、上述の場合と同様に、検出サイズが、検出
領域の50%などと設定されており、動きのあった領域
が、図13(C)において斜線を付してある部分である
場合には、領域#3、つまり検出領域#1および#2に
おいて動きがあったものとされる。
【0141】なお、本実施例においては、画像の色に関
する色情報として、色相と飽和度を用いるようにした
が、これ以外のものを用いることも可能である。
【0142】また、本実施例では、動きのあった領域を
表示するようにしたが、その他、例えば、動きのあった
領域を含む検出領域や、動きのあった領域の中心や、重
心などを表示するようにすることも可能である。
【0143】
【発明の効果】請求項1に記載の動き検出装置および請
求項4に記載の動き検出方法によれば画像が、動きを検
出するための基準となる基準画像として、周期的に更新
しながら記憶されるとともに、いま入力された画像が、
現画像として記憶される一方、基準画像と現画像とが比
較され、その比較結果に基づいて、画像の動きが検出さ
れる。そして、画像の動きが検出された場合、その検出
されている期間が、所定の時間だけ延長される。従っ
て、例えば動きを見逃すことなどを防止することができ
る。
【0144】請求項5に記載の動き検出装置および請求
項9に記載の動き検出方法によれば、動きを検出するた
めの基準となる基準画像を更新する更新手段による更新
方法が、複数の方法の中から選択可能なようになされて
いる。従って、動きを検出する状況応じた更新方法を選
択することができる。
【0145】請求項10に記載の動き検出装置および請
求項32に記載の動き検出方法によれば、画像が、動き
を検出するための基準となる基準画像として記憶される
とともに、いま入力された画像が、現画像として記憶さ
れる。そして、基準画像と現画像との輝度に関する輝度
情報どうしが比較されるとともに、基準画像と現画像と
の色に関する色情報どうしが比較され、これらの比較結
果の両方に基づいて、画像の動きが検出される。従っ
て、精度の高い動き検出を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したビデオカメラシステムの一実
施例の構成を示すブロック図である。
【図2】検出領域の設定を説明するための図である。
【図3】図1の単独点評価部20および21の処理を説
明するための図である。
【図4】図1の単独点評価部20および21の処理を説
明するための図である。
【図5】図1の評価結果メモリ22の記憶内容を説明す
るための図である。
【図6】図1の動き検出装置15の動き検出処理を説明
するための図である。
【図7】図1の動き検出装置15の動き検出処理を説明
するための図である。
【図8】図1の不感帯処理部24における不感帯処理を
説明するための図である。
【図9】図1の不感帯処理部24における表示時間延長
処理を説明するための図である。
【図10】図1の不感帯処理部24における表示時間延
長処理を説明するための図である。
【図11】図1のビデオカメラシステムの動作を説明す
るためのフローチャートである。
【図12】図11のステップS9の動き検出処理を説明
するためのフローチャートである。
【図13】独立モードと組合せモードとを説明するため
の図である。
【符号の説明】
1 レンズブロック 2 レンズ 3 アイリス 4 CCD 7 輝度/色差信号生成装置 8 画像一次記憶装置 10 色相/飽和度変換部 11 無彩色判定部 12 現画像メモリ 13 更新部 14 基準画像メモリ 15 動き検出装置 16,17 検出領域読み出し部 18 輝度比較器 19 色比較器 20,21 単独点評価部 22 評価結果メモリ 23 検出面積判定部 24 不感帯処理部 25 検出開始制御装置 26 画面更新判定装置 26A 周期設定装置 26B 更新用カウンタ 27 組合せ装置 28 検出領域設定装置 29 輝度閾値設定装置 30 色相閾値設定装置 31 検出サイズ設定装置 32 表示時間設定装置 33 不感帯時間設定装置 35 領域表示装置 37 露光固定装置 38 ドライバ 39 モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 細沼 直泰 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された画像の動きを検出する動き検
    出装置であって、 前記画像を、動きを検出するための基準となる基準画像
    として記憶する基準画像記憶手段と、 前記基準画像記憶手段に記憶された前記基準画像を、周
    期的に更新する更新手段と、 いま入力された画像を、現画像として記憶する現画像記
    憶手段と、 前記基準画像記憶手段に記憶された前記基準画像と、前
    記現画像記憶手段に記憶された前記現画像とを比較し、
    その比較結果に基づいて、前記画像の動きを検出する動
    き検出手段と、 前記動き検出手段により前記画像の動きが検出されてい
    る期間を、所定の延長時間だけ延長する延長手段とを備
    えることを特徴とする動き検出装置。
  2. 【請求項2】 前記所定の延長時間を設定する延長時間
    設定手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記
    載の動き検出装置。
  3. 【請求項3】 前記更新手段による前記基準画像の更新
    周期を設定する更新周期設定手段をさらに備えることを
    特徴とする請求項1に記載の動き検出装置。
  4. 【請求項4】 入力された画像の動きを検出する動き検
    出方法であって、 前記画像を、動きを検出するための基準となる基準画像
    として、周期的に更新しながら記憶するとともに、いま
    入力された画像を、現画像として記憶する一方、 前記基準画像と現画像とを比較し、その比較結果に基づ
    いて、前記画像の動きを検出し、 前記画像の動きが検出されている期間を、所定の時間だ
    け延長することを特徴とする動き検出方法。
  5. 【請求項5】 入力された画像の動きを検出する動き検
    出装置であって、 前記画像を、動きを検出するための基準となる基準画像
    として記憶する基準画像記憶手段と、 前記基準画像記憶手段に記憶された前記基準画像を更新
    する更新手段と、 いま入力された画像を、現画像として記憶する現画像記
    憶手段と、 前記基準画像記憶手段に記憶された前記基準画像と、前
    記現画像記憶手段に記憶された前記現画像とを比較し、
    その比較結果に基づいて、前記画像の動きを検出する動
    き検出手段と、 前記更新手段による前記基準画像の更新方法を、複数の
    方法の中から選択する選択手段とを備えることを特徴と
    する動き検出装置。
  6. 【請求項6】 前記複数の方法のうちの1つは、前記基
    準画像を、いま入力された画像に、周期的に更新するも
    のであることを特徴とする請求項5に記載の動き検出装
    置。
  7. 【請求項7】 前記複数の方法のうちの1つは、前記動
    き検出手段において前記画像の動きが検出されていない
    場合にのみ、前記基準画像を周期的に更新し、前記動き
    検出手段において前記画像の動きが検出された場合に
    は、前記基準画像の更新を禁止するものであることを特
    徴とする請求項5に記載の動き検出装置。
  8. 【請求項8】 前記複数の方法のうちの1つは、前記基
    準画像の更新を禁止するものであることを特徴とする請
    求項5に記載の動き検出装置。
  9. 【請求項9】 入力された画像を、動きを検出するため
    の基準となる基準画像として記憶する基準画像記憶手段
    と、 前記基準画像記憶手段に記憶された前記基準画像を更新
    する更新手段と、 いま入力された画像を、現画像として記憶する現画像記
    憶手段と、 前記基準画像記憶手段に記憶された前記基準画像と、前
    記現画像記憶手段に記憶された前記現画像とを比較し、
    その比較結果に基づいて、前記画像の動きを検出する動
    き検出手段とを備える動き検出装置の動き検出方法であ
    って、 前記更新手段による前記基準画像の更新方法が、複数の
    方法の中から選択可能なようになされていることを特徴
    とする動き検出方法。
  10. 【請求項10】 入力された画像の動きを検出する動き
    検出装置であって、 前記画像を、動きを検出するための基準となる基準画像
    として記憶する基準画像記憶手段と、 いま入力された画像を、現画像として記憶する現画像記
    憶手段と、 前記基準画像記憶手段に記憶された前記基準画像と、前
    記現画像記憶手段に記憶された前記現画像との輝度に関
    する輝度情報どうしを比較する輝度情報比較手段と、 前記基準画像記憶手段に記憶された前記基準画像と、前
    記現画像記憶手段に記憶された前記現画像との色に関す
    る色情報どうしを比較する色情報比較手段と、 前記輝度情報比較手段および色情報比較手段の両方の比
    較結果に基づいて、前記画像の動きを検出する動き検出
    手段とを備えることを特徴とする動き検出装置。
  11. 【請求項11】 前記色情報は、前記基準画像または現
    画像を構成する各画素の色の色相を含むことを特徴とす
    る請求項10に記載の動き検出装置。
  12. 【請求項12】 前記色情報は、前記基準画像または現
    画像を構成する各画素の色が有彩色若しくは無彩色のう
    ちのいずれであるかについての情報を含むことを特徴と
    する請求項10に記載の動き検出装置。
  13. 【請求項13】 前記基準画像または現画像を構成する
    各画素の飽和度を検出する飽和度検出手段と、 前記飽和度検出手段により検出された飽和度に基づい
    て、前記基準画像または現画像を構成する各画素の色が
    有彩色若しくは無彩色のうちのいずれであるかを判定す
    る有彩色/無彩色判定手段とをさらに備えることを特徴
    とする請求項12に記載の動き検出装置。
  14. 【請求項14】 前記基準画像記憶手段に記憶された前
    記基準画像を更新する更新手段をさらに備えることを特
    徴とする請求項10に記載の動き検出装置。
  15. 【請求項15】 被写体を撮像し、前記画像に対応する
    画像信号を出力する撮像手段をさらに備え、 前記更新手段により前記基準画像記憶手段に記憶された
    前記基準画像を更新するまでの間、前記撮像手段の露光
    状態を、その基準画像の撮像時における状態に固定する
    ことを特徴とする請求項14に記載の動き検出装置。
  16. 【請求項16】 前記画像の中の動きを検出する範囲を
    設定する動き検出範囲設定手段をさらに備え、 前記動き検出手段は、前記動き検出範囲設定手段により
    設定された範囲内の動きを検出することを特徴とする請
    求項10に記載の動き検出装置。
  17. 【請求項17】 前記動き検出範囲設定手段により複数
    の範囲が設定されたときに、その複数の範囲を、それぞ
    れ独立の範囲として扱うか、または1つの範囲として扱
    うかを選択する範囲選択手段をさらに備えることを特徴
    とする請求項16に記載の動き検出装置。
  18. 【請求項18】 前記輝度情報比較手段は、前記基準画
    像と現画像との輝度情報どうしの差分である輝度差分値
    を算出し、 前記色情報比較手段は、前記基準画像と現画像との色情
    報どうしの差分である色差分値を算出し、 前記動き検出手段は、前記輝度差分値および色差分値の
    両方に基づいて、前記画像の動きを検出することを特徴
    とする請求項10に記載の動き検出装置。
  19. 【請求項19】 前記動き検出手段は、前記輝度差分値
    と所定の閾値との大小関係に基づいて、前記画像を構成
    する各画素が変化しているかどうかを検出することによ
    り、前記画像の動きを検出することを特徴とする請求項
    18に記載の動き検出装置。
  20. 【請求項20】 前記所定の閾値を設定する閾値設定手
    段をさらに備えることを特徴とする請求項19に記載の
    動き検出装置。
  21. 【請求項21】 前記動き検出手段は、変化が検出され
    た前記画素の周辺の画素について変化が検出されている
    かどうかを判定し、その判定結果に基づいて、変化が検
    出された前記画素の変化がなかったものとすることを特
    徴とする請求項19に記載の動き検出装置。
  22. 【請求項22】 前記動き検出手段は、前記色差分値と
    所定の閾値との大小関係に基づいて、前記画像を構成す
    る各画素が変化しているかどうかを検出することによ
    り、前記画像の動きを検出することを特徴とする請求項
    18に記載の動き検出装置。
  23. 【請求項23】 前記所定の閾値を設定する閾値設定手
    段をさらに備えることを特徴とする請求項22に記載の
    動き検出装置。
  24. 【請求項24】 前記動き検出手段は、変化が検出され
    た前記画素の周辺の画素について変化が検出されている
    かどうかを判定し、その判定結果に基づいて、変化が検
    出された前記画素の変化がなかったものとすることを特
    徴とする請求項22に記載の動き検出装置。
  25. 【請求項25】 前記動き検出手段は、 前記輝度情報比較手段および色情報比較手段の両方の比
    較結果に基づいて、前記画像を構成する各画素が変化し
    ているかどうかを検出し、 変化が検出された前記画素により構成される領域の面積
    と、所定の面積との大小関係に基づいて、その領域に動
    きがあったかどうかを判定することを特徴とする請求項
    10に記載の動き検出装置。
  26. 【請求項26】 前記所定の面積を設定する面積設定手
    段をさらに備えることを特徴とする請求項25に記載の
    動き検出装置。
  27. 【請求項27】 前記動き検出手段は、 前記輝度情報比較手段および色情報比較手段の両方の比
    較結果に基づいて、前記画像を構成する各画素が変化し
    ているかどうかを検出し、 前記画素の変化の検出が開始されてから、所定の第1の
    期間が経過しても、前記画素の変化が検出されている場
    合、前記画像の動きを検出した旨を出力することを特徴
    とする請求項10に記載の動き検出装置。
  28. 【請求項28】 前記動き検出手段は、前記画素の変化
    の検出が開始された後、その変化が検出されなくなって
    から、所定の第2の期間が経過しても、前記画素の変化
    が検出されなくなっている場合、前記画像の動きを検出
    した旨の出力を停止することを特徴とする請求項27に
    記載の動き検出装置。
  29. 【請求項29】 前記動き検出手段による動き検出結果
    を、前記画像にスーパインポーズして表示する表示手段
    をさらに備えることを特徴とする請求項10に記載の動
    き検出装置。
  30. 【請求項30】 前記表示手段は、前記動き検出手段に
    よる動き検出結果の表示を行うかどうかを設定可能なよ
    うになされていることを特徴とする請求項29に記載の
    動き検出装置。
  31. 【請求項31】 前記動き検出手段による動き検出結果
    を、外部に出力する出力手段をさらに備えることを特徴
    とする請求項10に記載の動き検出装置。
  32. 【請求項32】 入力された画像の動きを検出する動き
    検出方法であって、 前記画像を、動きを検出するための基準となる基準画像
    として記憶するとともに、いま入力された画像を、現画
    像として記憶し、 前記基準画像と現画像との輝度に関する輝度情報どうし
    を比較するとともに、前記基準画像と現画像との色に関
    する色情報どうしを比較し、 これらの比較結果の両方に基づいて、前記画像の動きを
    検出することを特徴とする動き検出方法。
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