JP3944926B2 - カメラ装置 - Google Patents

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  • Color Television Image Signal Generators (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カラーバーをモニタ装置等に表示させることができるカメラ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、撮像系が小指ほどの大きさである小型カメラ装置が提供されている。このような小型カメラ装置は、例えば1/4インチのCCDイメージセンサを用いて被写体を撮像し、撮像して得られた撮像信号をケーブルを介してカメラコントロールユニット(CCU)に供給している。小型カメラ装置では、このCCUにおいてディジタルシグナルプロセッサ(DSP)内のサンプリングパルスに基づいてガンマ補正やホワイトバランス調整等のディジタル信号処理が行われると共に、このサンプリングパルスに基づいて上記CCDイメージセンサが駆動されている。そして、上記CCUは、供給された撮像信号をディジタル信号処理した後、この撮像信号をモニタ装置や記録系に出力している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ユーザは、撮像された被写体の色をモニタ装置等で確認して、その色の具合に応じて色調整等を施したいときがある。このとき、ユーザは、モニタ装置に表示された被写体の色を覚えておき、そして画面全体をカラーバー表示して、被写体の色とカラーバーの色とが合致しているか否かを判断しなければならず、甚だ不便であった。
【0004】
また、ユーザは、CCUを所定の場所に置いて、カメラヘッドを持って移動しながらモニタ装置に表示された被写体を確認し、被写体を撮影することがある。このとき、ユーザは、カラーバーを表示したいときには、わざわざCCUまで移動してカラーバーの表示のための設定を行って、再び元の場所に戻って被写体を撮影しなければならず、その設定操作が困難であった。
【0005】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、表示画面に被写体の映像とカラーバーを表示させると共に、その操作を容易に行うことができるカメラ装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るカメラ装置は、撮像信号を生成する撮像部と、上記撮像信号の垂直走査期間内にカラーバー信号を出力する所定期間を設定操作する操作手段とを備えるカメラヘッドと、上記操作手段により設定された上記撮像信号の垂直走査期間内の所定期間に水平走査周期のカラーバー信号を生成するカラーバー生成手段と、上記カラーバー生成手段からのカラーバー信号を出力すると共に、上記カラーバー信号が供給されない期間に上記撮像信号を出力する信号出力手段とを備えるカメラコントロールユニットを有し、上記カメラヘッドに備えられた上記操作手段の設定操作により、上記カメラコントロールユニットに備えられた上記カラーバー生成手段が上記撮像信号の垂直走査期間内にカラーバー信号を出力する所定期間の長さを調整自在としたことを特徴とする。
【0007】
そして、上記カメラ装置では、撮像信号の垂直走査期間内の所定期間に水平走査周期のカラーバー信号が出力され、その他の期間に撮像信号が出力される。したがって、モニタ装置には、カラーバーと共に被写体の映像が表示される。
【0008】
また、本発明に係るカメラ装置におけるカラーバー生成手段は、例えば、カメラコントロールユニットに備えられた同期信号発生手段が発生する垂直同期信号及び水平同期信号に基づいてカウンタにより上記所定期間が与えられる。上記カウンタのカウント値が上記カメラヘッドに備えられた上記操作手段により設定されることにより、カラーバー信号を出力する所定期間の長さが調整される。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。本発明は、撮像信号の撮像信号の垂直走査期間内の所定期間に水平走査周期のカラーバー信号を生成して出力し、カラーバー信号が供給されない期間には撮像信号を出力することにより、被写体の撮像信号とカラーバー信号とからなるフィールド信号を出力することができるカメラ装置に関するものである。
【0011】
本発明に係るカメラ装置は、例えば図1に示すように、カメラヘッド10と、このカメラヘッド10とケーブル20を介して接続されているカメラコントロールユニット(CCU:Camera Control Unit)30とを有する。
【0012】
カメラヘッド10は、例えば小指ほどの大きさに形成されている。このカメラヘッド10は、撮像信号を生成するCCDイメージセンサ11と、この撮像信号を増幅するプリアンプ/バッファ回路12と、操作部13とを備える。
【0013】
CCDイメージセンサ11は、例えば1/4インチの大きさである。このCCDイメージセンサ11は、被写体の撮像光に応じた撮像信号を生成して、この撮像信号をプリアンプ/バッファ回路12に供給する。
【0014】
プリアンプ/バッファ回路12は、後述のようにケーブル20を取り換えてケーブル20を延長する場合にも対処すべく、CCDイメージセンサ11から供給された撮像信号を増幅することによりS/Nを向上させ、増幅した撮像信号をケーブル20を介してCCU30に供給する。
【0015】
操作部13は、モニタ装置等の画面に表示されるカラーバー領域の大きさを設定することができ、所定のプリセット値に設定操作することによりカラーバー回路44に対してカラーバー領域の設定を行うことができるようになっている。したがって、操作部13は、所定の操作が行われると、操作信号をケーブル20を介して、CCU30内の後述するマイクロコンピュータ(マイコン)48に供給するようになっている。したがって、マイコン48は、この操作信号に基づいて、詳しくは後述するが、カラーバー回路44から出力されるカラーバー信号の出力期間を制御することができる。なお、この操作部13は、上記CCU30に設けられていても良い。
【0016】
カメラヘッド10のカメラコネクタ14には、図2に示すように、ケーブル20の両端に設けられているケーブルコネクタ21の一方が嵌合される。また、CCU30のCCUコネクタ31には、ケーブル20の他方のケーブルコネクタ21が嵌合される。すなわち、ケーブル20の両端に設けられているケーブルコネクタ21は、それぞれ同じ形状に形成され、それぞれ図示しないケーブル長検出用の抵抗を有している。したがって、CCU30にいずれのケーブルコネクタ21が嵌合されても、マイコン48は、ケーブル20の長さを認識することができるようになっている。
【0017】
また、CCU30は、カメラヘッド10で得られた撮像信号をケーブル20を介して供給されるようになっていて、カメラヘッド10からの撮像信号が供給されるCCUコネクタ31と、CCDイメージセンサ11を駆動するCCDドライバ32と、相関二重サンプリング/自動利得制御(CDS/AGC:Correlated Double sampling/Automatic Gain Control)回路33と、アナログ/ディジタル(A/D)コンバータ34と、ディジタル信号処理回路(DSP:Digital Signal Processor)35と、信号処理により画像の特定部分を拡大する電子ズーム回路36と、エンコーダであるビデオ信号出力回路37と、モニタ装置やパーソナルコンピュータからのケーブルと接続される入出力コネクタ38とを備える。
【0018】
ケーブル20を介してCCU30に供給される撮像信号は、CCUコネクタ31を介してCDS/AGC回路33に供給される。また、CCDドライバ32からの後述する駆動パルスは、CCUコネクタ31を介して、CCDイメージセンサ11を駆動するようになっている。
【0019】
CCDドライバ32は、DSP35からの同期信号に基づいて、水平・垂直転送パルス,信号電荷リセット用パルス等の駆動パルスを生成し、この駆動パルスをCCUコネクタ31,プリアンプ/バッファ回路12を介してCCDイメージセンサ11に供給して、CCDイメージセンサ11を駆動するようになっている。
【0020】
なお、カメラヘッド10は、光学的なオートアイリス機構を設けてなく、小型化が図られている。したがって、CCDドライバ32は、DSP35からの同期信号に基づいてCCDイメージセンサ11の電荷蓄積期間を制御し、露光を調整することができるようになっている。
【0021】
CDS/AGC回路33は、DSP35からSHDパルス(Sample Hold of Data Pulse)とSHPパルス(Sample Hold of Pre-charge Pulse)が供給されるようになっていて、CCUコネクタ31を介して供給される撮像信号のプリチャージレベルとデータレベルをサンプルホールドし、その差分を検出して正確な信号レベルを検出すると共に、ランダム雑音を除去し、さらに、撮像信号の強弱に応じてCDS/AGC回路33自体の利得を自動的に制御して、常に信号レベルの安定した撮像信号を出力している。
【0022】
A/Dコンバータ34は、DSP35からのサンプリングパルスに基づいて駆動するようになっていて、CDS/AGC回路33からの撮像信号をディジタル化して、撮像データをDSP35に供給する。
【0023】
DSP35において、その内部にある同期信号発生器35aが上述の同期信号及びサンプリングパルスを発生すると共に、SHDパルス及びSHPパルスを生成する。そして、DSP35では、このサンプリングパルスに同期して、カラーマトリクス調整,逆光補正,ガンマ補正,ネガ/ポジ変換等のディジタル信号処理が行われるようになっている。DSP35は、例えば、カラーマトリクス調整によって基準となる白色を変えることなく色相を調整したり、逆光補正によって飽和領域,光量不足領域を検知して、最適部分に測光位置をずらすことができるようになっている。
【0024】
電子ズーム回路36は、DSP35からの撮像データに基づいて所定のエリアを1〜3倍に拡大して、上記所定のエリアを拡大した撮像データを再びDSP35に供給する。
【0025】
ビデオ信号出力回路37は、DSP35からの撮像データをNTSC(National Television System Committee)方式又はPAL(Phase Alternation by Line)方式のビデオ信号を入出力コネクタ38を介してモニタ装置に送信する。
【0026】
また、上記CCU30は、A/Dコンバータ39と、外部同期信号を調整する電子ボリューム回路40と、外部同期をかけて信号処理を行うための外部同期回路41と、フラッシュメモリ42と、例えばメニュー表示のための文字・記号等の色信号を出力するオン・スクリーン・ディスプレイ(OSD)回路43と、カラーバーを生成するカラーバー回路44と、パーソナルコンピュータとのインタフェースであるRS232Cドライブ45と、長時間露光モードのタイミング信号を出力するライト・イネーブル(WEN)出力回路46と、各回路に電源を供給するDC/DCコンバータ47と、装置全体を制御するマイコン48を備える。
【0027】
A/Dコンバータ39は、ケーブル20の内部に設けられているケーブル長検出用の抵抗に印加されている電圧値をディジタル信号に変換して、このディジタル信号をマイコン48に供給する。マイコン48は、A/Dコンバータ39で検出された電圧に基づいてケーブル20の長さを認識し、そのケーブル長に応じて同期信号発生器35a等の駆動タイミングを制御するようになっている。
【0028】
電子ボリューム回路40は、外部同期回路41で分離される同期信号等のうち、例えば信号レベルが小さいものの信号レベルを上げるように、マイコン48によって調整されるようになっている。
【0029】
外部同期回路41は、入出力コネクタ38を介して例えば外部の図示しないカメラから信号が供給され、この信号から同期信号やサブキャリア等を分離して、DSP35内の同期信号等を位相の比較を行う。そして、外部同期回路41は、この位相比較の結果に基づいて、DSP35内の同期信号等が外部からの同期信号等に同期するように、同期信号発生器35aの駆動を制御する。
【0030】
フラッシュメモリ42は、RS232Cドライブ45,マイコン48を介して外部のパーソナル・コンピュータ100からプログラムの書換えが可能になっている。なお、マイコン48は、このフラッシュメモリ42のプログラムに基づいて装置全体を制御する外部メモリ制御モードになったり、フラッシュメモリ42へプログラムを書き込む内部メモリモードになったりする。したがって、マイコン48は、フラッシュメモリ42のプログラムが破壊されても、外部のパーソナルコンピュータ100等でフラッシュメモリ42にプログラムを書き込むことができる。
【0031】
OSD回路43は、マイコン48の制御に基づき、メニュー表示のためのキャラクタを表す赤(R),緑(G),青(B)の各色信号を生成し、これら色信号をカラーバー回路44に供給する。
【0032】
カラーバー回路44は、マイコン48の制御に基づいて、垂直走査周期毎に所定の色信号を出力することにより、例えば7色のカラーバーを表すカラーバー信号を生成し、このカラーバー信号にOSD回路43からの色信号を重畳してDSP35に供給する。
【0033】
具体的には、カラーバー回路44は、図3に示すように、DSP35からの垂直同期信号及びコンポジットブランキング(CBLK)信号に基づいてカラーバーゲート信号を出力するカウンタ51と、発振器52のマスタークロックに基づいてR,G,Bの色信号を組み合わせて出力するカウンタ53と、上記カラーバーゲート信号が供給されている間に上記色信号を出力するANDゲート54,55,56と、この色信号にOSD回路43からの色信号を合成するORゲート57,58,59とを備える。CBLK信号には、水平同期信号が含まれている。
【0034】
カウンタ51は、垂直同期信号が供給されるとリセットし、水平走査周期のCBLK信号を所定数カウントすると、図4に示すように、再びリセットされるまでカラーバーゲート信号を出力するようになっている。また、カウンタ51は、カラーバーゲート信号を出力するまでにCBLK信号をカウントする数を変えることができ、例えばマイコン48の制御に基づいて図3に示すA〜Eのいずれかのプリセットが設定されると、上記カウント数をこのプリセット値に設定するようになっている。
【0035】
カウンタ53は、発振器52の発振周波数に同期してR,G,Bの各色信号からなるカラーバー信号を出力し、このカラーバー信号をANDゲート54,55,56に供給する。
【0036】
具体的には、カウンタ53は、1水平走査期間内で、例えばグレー(R+G+B),イエロー(R+G),シアン(G+B),グリーン(G),マゼンダ(R+B),レッド(R),ブルー(B)の順に色が変化するカラーバー信号を出力するようになっている。
【0037】
ANDゲート54,55,56は、カウンタ51からのカラーバーゲート信号が供給されると、カウンタ53からのカラーバー信号をORゲート57,58,59に供給する。ORゲート57,58,59は、ANDゲート54,55,56からのカラーバー信号にOSD回路43からの各色信号を合成して、この合成された各色信号をDSP35に供給する。したがって、垂直走査周期に対するCBLK信号が出力される期間が、画面の縦方向に対するカラーバーの高さに相当する。換言すると、カラーバー回路44は、カラーバーゲート信号を出力する期間を調整することによって、画面に対するカラーバーの表示領域を調整することができる。
【0038】
なお、ORゲート57,58,59は、ANDゲート54,55,56からカラーバー信号が供給されていなくても、OSD回路43からキャラクタを表示するための色信号が供給されているときは、これらの色信号をそのままDSP35に供給する。DSP35は、映像信号にキャラクタを示す色信号を合成して、この合成信号をビデオ出力回路37に供給するようになっている。
【0039】
ここで、DSP35は、図3に示すように、切換回路35b〜35dの切り換えにより、ディジタル信号処理された撮像データ又はカラーバー回路44からのカラーバー信号を選択的に出力することができるようになっている。具体的には、DSP35は、カラーバー回路44からのカラーバーゲート信号とOSD回路43からキャラクタを表示するための色信号が出力されている期間に出力されるOSDゲート信号との論理和出力がORゲート60を介して切換制御信号として切換回路35b〜35dに供給されるようになっており、カラーバーゲート信号又はOSDゲート信号が供給されているときは切換回路35b〜35dをカラーバー側にしてカラーバー信号又はキャラクタを表示するための色信号を出力し、カラーバーゲート信号及びOSDゲート信号ゲート信号が供給されていないときは切換回路35b〜35dをRGBの映像信号側にして撮像信号を出力する。
【0040】
RS232Cドライブ45は、入出力コネクタ38を介して例えばパーソナルコンピュータからの制御信号が供給され、この制御信号を所定の信号に変換してマイコン48に供給する。換言すると、ユーザは、パーソナルコンピュータ等によって画質や色合い等を制御できるようになっている。
【0041】
WEN出力回路46は、例えばマイコン48を介してDSP35が長時間露光モードに設定されると、すなわち、CCDイメージセンサ11の電荷蓄積期間が数フィールドに設定されると、長時間露光時の出力タイミングを出力する。これは、例えばビデオキャプチャボードへ供給され、長時間露光された映像信号の出力のキャプチャリングに利用される。
【0042】
DC/DCコンバータ47は、DSP35や電子ズーム回路36等のLSIやICに電圧変動の少ない多種類の低電圧を供給するため、所定の電圧に変換して供給している。
【0043】
以上のように構成されたカメラ装置において、ケーブル20がカメラヘッド10及びCCUコネクタ31に装着されると、マイコン48は、A/Dコンバータ39を介してケーブル20の長さを検出する。マイコン48は、A/Dコンバータ39の検出結果に基づいて外部同期回路41を制御して、同期信号発生器35aによる同期信号、サンプリングパルス、SHDパルス及びSHPパルスの発生タイミングを調整する。CCDドライバ32は、DSP35からの同期信号に基づいて、駆動パルスをカメラヘッド10に供給する。CDS/AGC回路33は、DSP35からのSHDパルス及びSHPパルスに基づいて、CCDイメージセンサ11からの撮像信号を相関二重サンプリング処理を施すことができる。また、A/Dコンバータ34やDSP35は、サンプリングパルスに基づいて駆動される。すなわち、マイコン48は、CCDイメージセンサ11を駆動して得られた撮像信号がCCU30に供給されるまでに生じる同期系のずれ、すなわち、CCDイメージセンサ11とCDS/AGC回路33,A/Dコンバータ34との駆動タイミングのずれを調整することができる。
【0044】
そして、CCDイメージセンサ11は、被写体に応じた撮像信号を生成し、この撮像信号ケーブル20等を介してCDS/AGC回路33,A/Dコンバータ34に供給する。DSP35は、A/Dコンバータ34から供給された撮像データにいわゆるディジタル信号処理を施し、この撮像データをビデオ出力回路37等を介して例えばモニタ装置の外部機器に供給する。モニタ装置には、上記カメラ装置で撮影された被写体の映像が表示される。
【0045】
また、マイコン48は、操作部13でカラーバー表示の所定の操作がされて操作信号が供給されると、カウンタ51がCBLK信号をカウントする数をプリセット値に設定して、画面に対するカラーバーの表示領域を決定する。
【0046】
カウンタ51は、DSP35から垂直同期信号が供給されると、カウント数をリセットして、CBLK信号のカウントを開始する。カウンタ51は、CBLK信号のカウント数がプリセット値で設定された値になると、カウント数がリセットされるまでカラーバーゲート信号を出力し続ける。換言すると、カウンタ51は、リセットしてからCBLK信号を所定数カウントする期間にはカラーバーゲート信号を出力することができない。このとき、ANDゲート54,55,56は、カウンタ51からカラーバーゲート信号が供給されないので、カウンタ53からのカラーバー信号を出力しない。
【0047】
そして、カウンタ51は、CBLK信号を上記所定数カウントすると、カラーバーゲート信号を出力する。ANDゲート54,55,56は、カウンタ51からカラーバーゲート信号が供給される間、カウンタ53からのカラーバー信号をORゲート57,58,59に供給する。ORゲート57,58,59は、OSD回路43からの各色信号とANDゲート54,55,56からのカラーバー信号とを合成してDSP35に供給する。したがって、DSP35には、カラーバー信号の入力端子とキャラクタを表示するための色信号の入力端子を個別に設ける必要がなく、共通の入力端子を介してカラーバー信号とキャラクタを表示するための色信号が入力される。
【0048】
DSP35は、ORゲート60から供給される切換制御信号、すなわち、カラーバー回路44からのカラーバーゲート信号とOSD回路43からのキャラクタを表示するための色信号が出力されている期間に出力されるOSDゲート信号との論理和出力により切換回路35b〜35dが制御されることによって、カラーバーゲート信号により与えられるカラーバーの出力期間及びOSDゲート信号により与えられるキャラクタの出力期間以外の期間中は、切換回路35b〜35dがRGB側に切り換えられ、映像信号をビデオ出力回路37に供給する。又、DSP35は、カラーバーゲート信号により与えられるカラーバーの出力期間中は、切換回路35b〜35dがカラーバー出力側に切り換えられ、カラーバー回路44からのカラーバー信号をビデオ出力回路37に供給する。さらに、DSP35は、OSDゲート信号により与えられるキャラクタの出力期間中は、切換回路35b〜35dがカラーバー出力側に切り換えられ、カラーバー回路44からのカラーバー信号と合成されているOSD回路43からのキャラクタを表示するための色信号をビデオ出力回路37に供給する。
【0049】
ビデオ出力回路37は、DSP35から供給される映像信号とカラーバー信号とキャラクタを表示するための色信号との合成信号を例えばNTSC方式のテレビジョン信号にして、入出力コネクタ38を介してモニタ装置に供給する。
【0050】
上記モニタ装置には、垂直走査周期の前半期間に被写体のビデオ信号が供給され、後半期間にカラーバー信号が供給されるため、例えば図5に示すように、画面の上半分に被写体の映像が表示され、画面の下半分にカラーバーが表示される。また、OSDゲート信号の出力タイミングに応じた画面の任意の場所にキャラクタが表示される。なお、上記カウンタ51からのカラーバーゲート信号により与えられるカラーバーの出力期間を垂直走査周期の前半期間に設定することにより、画面の上半分にカラーバーを表示することもできる。
【0051】
すなわち、上記モニタ装置は、例えば図5に示すように、垂直走査周期において、カウンタ51がカラーバーゲート信号を出力しない期間は被写体の映像を表示して、カウンタ51がカラーバーゲート信号を出力している期間は、グレー,イエロー,シアン,グリーン,マゼンダ,レッド,ブルーの7色のカラーバーを表示することができる。
【0052】
また、カラーバー回路44のカウンタ51は、上述のように、操作部13に操作に応じてCBLK信号をカウントする数を変えることができる。したがって、カラーバー回路44は、このカウント数が少なく設定されると、垂直同期信号を検出してからすぐにカラーバー信号を出力するようになり、モニタ装置の画面により大きなカラーバーを表示させることができる。
【0053】
以上のように、上記カメラ装置は、モニタ装置の画面に被写体の映像と共にカラーバーを表示させることができる。したがって、ユーザは、モニタ画面全体にカラーバーを表示させ、従来の方法のようにカラーバーの切り換えをせずモニタ装置の調整を行うことができる。又、被写体の色をグレー,イエロー,シアン,グリーン,マゼンダ,レッド,ブルーの7色のカラーバーと比較することが可能である。
【0054】
また、上記カメラ装置は、カメラヘッド10の操作部13でモニタ装置の画面に対してカラーバーが表示される割合を調整することができるため、被写体の大きさに応じてカラーバーの表示領域を設定して、カラーバーの利用の便を図ることができる。
【0055】
また、上記カメラ装置は、モニタ装置の画面に被写体の映像を表示したり、この被写体とカラーバーとを同時に表示して、これらの表示の選択操作をカメラヘッドで行うことができるため、CCUでこれらの選択操作を行う必要がなく、操作性を向上することができる。
【0056】
なお、本発明は、特に限定した記載がない限り上述の実施の形態に限定されるものではなく、例えばケーブル20の長さを特定することができるものであれば、特に上述の実施態様に限定されないのは勿論である。
【0057】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように本発明に係るカメラ装置によれば、カメラコントロールユニットに備えられたカラーバー生成手段により、撮像信号の垂直走査期間内の所定期間に水平走査周期のカラーバー信号を生成して出力し、カラーバー信号が供給されない期間に撮像信号を出力することにより、例えばモニタ装置の画面に被写体の映像とカラーバーとを同時に表示させることができる。したがって、ユーザは、被写体の色とカラーバーの色とを比較して観察することができるため、色合い,色相等の調整を容易に行うことができる。
【0058】
また、上記カメラ装置によれば、カメラヘッドに備えられた操作手段の設定操作により、カメラコントロールユニットに備えられたカラーバー生成手段が撮像信号の垂直走査期間内にカラーバー信号を出力する所定期間野長さを設定操作することができ、上記カラーバー生成手段が上記操作手段の設定操作に基づく所定期間にカラーバー信号を出力することにより、モニタ装置に表示されるカラーバーの表示領域を設定することができる。
【0059】
したがって、ユーザは、被写体の大きさに応じてカラーバーの表示領域を設定できるため、例えばカラーバー表示により被写体の重要部分が隠れてしまった場合にはカラーバーの表示領域を小さくして、視覚性の便を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカメラ装置の具体的な構成を示すブロック図である。
【図2】上記カメラ装置の外観図である。
【図3】上記カメラ装置のカラーバー回路の具体的な構成を示すブロック図である。
【図4】上記カラーバー回路の動作説明をするタイミングチャートである。
【図5】モニタ装置に表示された画面の状態を説明するための図である。
【符号の説明】
13 操作部、35 DSP、44 カラーバー回路

Claims (2)

  1. 撮像信号を生成する撮像部と、上記撮像信号の垂直走査期間内にカラーバー信号を出力する所定期間を設定操作する操作手段とを備えるカメラヘッドと、
    上記操作手段により設定された上記撮像信号の垂直走査期間内の所定期間に水平走査周期のカラーバー信号を生成するカラーバー生成手段と、上記カラーバー生成手段からのカラーバー信号を出力すると共に、上記カラーバー信号が供給されない期間に上記撮像信号を出力する信号出力手段とを備えるカメラコントロールユニットを有し、
    上記カメラヘッドに備えられた上記操作手段の設定操作により、上記カメラコントロールユニットに備えられた上記カラーバー生成手段が上記撮像信号の垂直走査期間内にカラーバー信号を出力する所定期間の長さを調整自在としたことを特徴とするカメラ装置。
  2. 上記カラーバー生成手段は、上記カメラコントロールユニットに備えられた同期信号発生手段により与えられる垂直同期信号及び水平同期信号に基づいて上記所定期間を与えるカウンタを備え、上記カウンタのカウント値が上記カメラヘッドに備えられた上記操作手段により設定されることを特徴とする請求項1に記載のカメラ装置。
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