JPH09186716A - ネットワークトポロジ認識方法およびネットワークトポロジ認識装置 - Google Patents

ネットワークトポロジ認識方法およびネットワークトポロジ認識装置

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JPH09186716A
JPH09186716A JP7343212A JP34321295A JPH09186716A JP H09186716 A JPH09186716 A JP H09186716A JP 7343212 A JP7343212 A JP 7343212A JP 34321295 A JP34321295 A JP 34321295A JP H09186716 A JPH09186716 A JP H09186716A
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JP
Japan
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bridge
node
network
physical
physical address
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Pending
Application number
JP7343212A
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English (en)
Inventor
Isao Mizutani
功 水谷
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ノードの1つとしてブリッジを含むネットワー
クの物理的トポロジを認識することができるネットワー
クトポロジ認識方法を提供すること。 【解決手段】ネットワークディスカバリ処理を実行した
後、SNMPプロトコルを用いてノードのMACアドレ
スを取得した後(S1)、ブリッジに対応するMACアドレ
スを抽出し、各ブリッジの隣接親ブリッジを調べる(S
2)。その後、ブリッジに対応するオブジェクトを親側か
ら子側に向けて累積的に接続する。これにより、物理的
ブリッジトポロジが作成される(S3)。そして、ノード間
の通信記録に相当する学習テーブルに基づいて実際に通
信に参加しているノードを調べ、このノードのみを前記
物理的ブリッジトポロジに追加接続する(S4)。これによ
り、物理的トポロジを作成することができる。 【効果】ネットワークの現状に対応した構成管理等を実
現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークの構
成管理などを図るべく、ノードの1つとしてブリッジを
含むネットワークの物理的なトポロジを認識するための
ネットワークトポロジ認識方法、およびこの方法を実施
するためのネットワークトポロジ認識装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ローカル・エリア・ネットワークなどの
ネットワークを管理するために、ネットワークには、管
理システムがノードの1つとして接続される。管理シス
テムは、コンピュータシステムおよび表示装置などを備
え、ネットワークの構成管理や、ネットワークに生じた
種々の障害の発見などを行うためのものである。
【0003】ネットワークを新たに構築したり既存のネ
ットワークに新たな管理システムを導入する場合には、
管理システムが備えるデータベースに、ネットワークの
構成に関する情報を登録する必要がある。少なくとも、
個々のノードの論理アドレスは予め登録しておく必要が
ある。論理アドレスとは、たとえばTCP/IP(Trans
mission Control Protocol/Internet Protocol) におけ
るIP(Internet Protocol) アドレスなどに相当する。
【0004】一方、ネットワークの構成は、ノードが新
たに接続されたり既存のノードが削除されたりすること
によって変化する。したがって、管理システムは、登録
されている各ノードの論理アドレスを一定期間ごとに更
新し、ネットワーク構成の現状に対応させておく必要が
ある。登録されている論理アドレスをネットワーク構成
の現状に対応させるための技術は、たとえば特開平6−
338884号公報に開示されている。この公開公報に
開示されている技術では、IPルータによって中継され
る複数のIPネットワークを含むTCP/IPネットワ
ークにおいて、ネットワークディスカバリ処理が実行さ
れる。その結果、各ノードのIPアドレスが自動的に取
得される。
【0005】より詳述すると、管理システムは、任意の
IPネットワークに対応するIPアドレスを生成し、こ
の生成されたIPアドレスを宛先とした通信要求をネッ
トワークに送出する。当該通信要求には、前記生成され
たIPアドレスに対応するIPネットワークに含まれる
各ノードのみが応答し、自局のIPアドレスを含む情報
を送出する。
【0006】当該情報は、管理システムまたはIPルー
タ内のテーブルに格納される。管理システムは、IPル
ータのテーブルに格納されている情報をSNMP(Simpl
e Network Management Protocol)プロトコルを用いて取
得する。その結果、管理システムは、すべてのノードの
IPアドレスを取得できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、IPネット
ワーク内には、ノードの1つとしてブリッジ(Br)が含ま
れている場合がある。この場合、IPネットワーク内に
小規模なネットワークが含まれていることになる。具体
的には、図15(a) に示すように、IPネットワーク1
00内に、ブリッジ(Br)B1,B2,B3,B4を介し
て、パーソナルコンピュータ(PC)やワークステーション
(WS)などの端末ノード101,102,103,104
が接続された小規模なネットワーク105,106,1
07が含まれている。
【0008】一方、前記公開公報に開示されている技術
では、各ノードのIPアドレスを取得しているだけなの
で、ブリッジや端末ノードなどがIPネットワークに含
まれているとしか識別することができない。すなわち、
管理システムは、図15(b)に示すような論理的なトポ
ロジしか認識することができない。そのため、ネットワ
ークの構成管理や障害箇所の推定などをネットワークの
現状に合わせて行うための、ネットワークの物理的なト
ポロジを認識できる技術が求められている。
【0009】そこで、本発明の目的は、前述の技術的課
題を解決し、ノードの1つとしてブリッジを含むネット
ワークの物理的トポロジを認識することができるネット
ワークトポロジ認識方法を提供することである。また、
本発明の他の目的は、前記方法を実施するためのネット
ワークトポロジ認識装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1記載のネットワークトポロジ認識方法は、互
いに異なる物理アドレスが付与された複数のノードを有
し、当該ノードに少なくとも1つのブリッジが含まれる
ネットワークの物理的なトポロジを認識するための方法
であって、ネットワークディスカバリ処理を実行した
後、物理アドレスを取得するためのプロトコルを用いて
各ノードの物理アドレスを取得する第1ステップと、こ
の第1ステップで取得された各ノードの物理アドレスの
うちブリッジに対応する物理アドレスを抽出し、この抽
出された物理アドレスに基づいて各ブリッジの隣接親ブ
リッジを調べる第2ステップと、前記第1ステップで取
得されたノードの物理アドレスに基づいて、各ブリッジ
により中継されるノードを調べる第3ステップとを含む
ことを特徴とする。
【0011】この構成では、先ず、ネットワークディス
カバリ処理が実行される。その結果、各ノードの物理ア
ドレスは、ネットワークに含まれる管理システムやルー
タ内のテーブルに格納される。管理システムは、このテ
ーブルに格納された物理アドレスを、SNMPプロトコ
ルなどの物理アドレスを取得するためのプロトコルを用
いることによって読み出すことができる。
【0012】各ノードの物理アドレスが取得されると、
その中からブリッジに対応する物理アドレスが抽出さ
れ、この抽出された物理アドレスに基づいて、スパニン
グツリープロトコルを用いて、各ブリッジの隣接親ブリ
ッジが調べられる。スパニングツリープロトコルとは、
ブリッジ間に論理的関係を持たせて管理するためのプロ
トコルである。具体的には、あるブリッジを頂点として
各ブリッジ間の論理的な親子関係をツリー状に作成し維
持するプロトコルである。たとえば図15(a) のIPネ
ットワークの中のブリッジB1を頂点とした場合、各ブ
リッジB1〜B4間の論理的な親子関係は図16に示す
ようになる。
【0013】ここで、親ブリッジとは、あるブリッジに
対して論理的に上位にあるブリッジのことである。図1
6においてブリッジB4を例にとると、ブリッジB4の
親ブリッジはブリッジB1,B3となる。また、隣接親
ブリッジとは、前記親ブリッジのうち論理的に直上にあ
るブリッジのことである。図16のブリッジB4の隣接
親ブリッジはブリッジB3となる。
【0014】したがって、前記親子関係の調査結果に基
づいてブリッジを親側から子側に向けて累積的に接続す
れば、ブリッジ間の階層的な相互関係を認識することが
できる。その後、各ノードの物理アドレスに基づいて、
各ブリッジにより中継されるノードが調べられる。これ
により、ネットワークの物理的トポロジを認識すること
ができる。
【0015】この請求項1記載のネットワークトポロジ
認識方法は、請求項3記載のネットワークトポロジ認識
装置で実現することができる。すなわち、請求項3記載
のネットワークトポロジ認識装置は、互いに異なる物理
アドレスが付与された複数のノードを有し、当該ノード
に少なくとも1つのブリッジが含まれるネットワークの
トポロジを認識するための装置であって、ネットワーク
ディスカバリ処理を実行した後、物理アドレスを取得す
るためのプロトコルを用いて各ノードの物理アドレスを
取得するための物理アドレス取得手段と、この物理アド
レス取得手段で取得された各ノードの物理アドレスのう
ちブリッジに対応する物理アドレスを抽出し、この抽出
された物理アドレスに基づいて各ブリッジの隣接親ブリ
ッジを調べるための親子関係調査手段と、前記物理アド
レス取得手段で取得されたノードの物理アドレスに基づ
いて、各ブリッジにより中継されるノードを調べるノー
ド調査手段とを含むことを特徴とする。
【0016】請求項2記載のネットワークトポロジ認識
方法は、前記請求項1記載のネットワークトポロジ認識
方法の詳細化方法であって、前記第1ステップに先立
ち、ノード間の通信をブリッジが中継する際に、当該ブ
リッジが中継する側から与えられるノードの物理アドレ
スをブリッジに対応付けて記録することにより、データ
ベースを作成するステップをさらに含み、前記第3ステ
ップは、前記データベースに物理アドレスが記録されて
いるノードのみを、ブリッジにより中継されるノードと
するものであることを特徴とする。
【0017】この構成では、ノード間の通信をブリッジ
が中継する際に、当該ブリッジにより中継されるノード
から与えられる物理アドレスがブリッジに対応付けて記
録されデータベースが作成される。このデータベースに
は、フィルタリングデータベースを用いることができ
る。そして、前記データベースに物理アドレスが記録さ
れているノードのみが当該ブリッジにより中継されるノ
ードとされる。
【0018】前記物理アドレスが記録されているノード
は、実際に通信に参加しているノードである。すなわ
ち、既設のノードが除去されたり電源が切断されている
場合には、当該ノードの物理アドレスは記録されない。
したがって、ネットワーク構成の現状をより正確に表し
た物理的トポロジを認識することができる。この請求項
2記載のネットワークトポロジ認識方法は、請求項4記
載のネットワークトポロジ認識装置で実現することがで
きる。すなわち、請求項4記載のネットワークトポロジ
認識装置は、前記請求項3記載のネットワークトポロジ
認識装置であって、ノード間の通信をブリッジが中継す
る際に、当該ブリッジが中継する側から与えられるノー
ドの物理アドレスをブリッジに対応付けて記録すること
により、データベースを作成するための中継記録手段を
さらに含み、前記ノード調査手段は、前記中継記録手段
により前記データベースに物理アドレスが記録されてい
るノードのみを、ブリッジにより中継されるノードとす
るものであることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下では、本発明の実施の形態
を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発
明の一実施形態が適用される論理レベルのTCP/IP
ネットワークの構成例を示すブロック図である。このネ
ットワークは、中継装置であるIPルータ1によって接
続されたIPネットワーク2,3を有している。IPネ
ットワーク2,3は、それぞれ、バス型、トークンリン
グ型やFDDI(Fiber Distributed Data Interface)な
どの形式のネットワークである。
【0020】各IPネットワーク2,3は、ノード4
a,4b,・・・;5a,5b,・・・を有している。
IPネットワーク2に含まれるノードのうちノード4a
は、管理システムである。管理システム4aは、IPネ
ットワーク2,3の構成管理や、障害が発生した箇所の
発見などを行うためのものである。各ノードは、ハード
ウエアに依存した物理アドレスとしてのMAC(Media A
ccess Control)アドレスと、ハードウエアに依存しない
論理アドレスとしてのIPアドレスとを有している。さ
らに、各ノードは、ネットワークと接続されるポートご
とに固有のポート番号を有している。
【0021】IPアドレスは、通常、4バイトから構成
される。そのうち、所定バイトに対応する部分がネット
ワーク部、残余のバイトに対応する部分がホスト部とし
て利用される。ネットワーク部は、同一のIPネットワ
ークに接続されるすべてのノードのIPアドレスに対し
て共通である。ホスト部は、各IPネットワークに属す
るノードごとに異なっている。
【0022】なお、ホスト部のビットをすべて「0」に
した場合には、ネットワークアドレスと呼ばれ、ネット
ワーク部の値が共通のノードを含むIPネットワークを
指定する際に用いられる。この実施形態では、このIP
ネットワークを単位として、各IPネットワークの物理
的トポロジの認識が行われる。IPネットワークに含ま
れるノードのタイプには、端末ノードおよび中継ノード
がある。端末ノードには、さらに、パーソナルコンピュ
ータ、ワークステーション、サーバなどのタイプがあ
る。また、中継ノードには、さらに、IPルータ、ブリ
ッジなどのタイプがある。中継ノードのうち、IPルー
タは、前述のように、IPネットワーク同士を中継する
ためのものである。一方、ブリッジは、IPネットワー
ク内に小規模なネットワークを構築する際に中継装置と
して使用されるものである。
【0023】したがって、IPネットワークにブリッジ
が中継ノードとして含まれている場合には、通常、IP
ネットワーク内に複数の小規模なネットワークが含まれ
ている。たとえば、図2に示すように、ブリッジ(Br)B
1,B2,B3,B4(以下総称するときは「ブリッジ
B」という。)をそれぞれ中継装置とし、パーソナルコ
ンピュータ(PC)やワークステーション(WS)などの端末ノ
ード20,21,22,23が接続された小規模ネット
ワーク24,25,26が含まれている。
【0024】さらに詳しくは、図2において、ブリッジ
B1,B2,B3,B4は、ポートP11,P12;P
21,P22;P31,P32;P41,P42(以下
総称するときは「ポートP」という。)を介して、小規
模ネットワーク24,25,26を中継している。図3
は、管理システム4aの基本構成を示すブロック図であ
る。管理システム4aは、CPU(中央処理装置)など
からなる処理装置31を有している。処理装置31に
は、バス32を介して、キー入力部33、メモリ34、
データベース35、表示装置36、および管理システム
4aをIPネットワーク2に接続させるためのインタフ
ェース37が接続されている。
【0025】管理システム4aは、図1に示されたネッ
トワークの物理的トポロジを認識し、作成する機能を有
している。具体的には、処理装置31は、インタフェー
ス37を介して各種のプロトコルを送信することにより
各ノードから情報を取得し、この取得された情報をメモ
リ34に書き込んだりメモリ34から読み出したりして
ネットワークの物理的トポロジを作成する。作成された
物理的トポロジは、データベース35に保存されたり、
必要に応じて表示装置36に表示される。
【0026】メモリ34には、物理的トポロジを作成す
る際に必要な各種のオブジェクト(アイコン)が記憶さ
れている。具体的には、ブリッジに対応するオブジェク
ト(以下「ブリッジオブジェクト」という。)、各種の
ネットワークに対応するオブジェクト(以下「ネットワ
ークオブジェクト」という。)、および端末ノードに対
応するオブジェクト(以下「端末ノードオブジェクト」
という。)が記憶されている。
【0027】図4は、管理システム4aの物理的トポロ
ジ作成機能による全体の動作を説明するためのフローチ
ャートである。この物理的トポロジ作成機能は、アプリ
ケーションレベルで実現されるもので、所定周期ごとに
実行される。この機能の実行が開始されると、先ず、ノ
ードテーブルが作成される(ステップS1)。ノードテ
ーブルは、図1に示されたネットワークに含まれるすべ
てのノードに関する情報を、IPネットワークごとに、
各IPネットワーク内の中継ノードおよび端末ノードを
含むノードごとに分類したものである。ノードテーブル
の作成処理については後述する。
【0028】その後、作成されたノードテーブルに基づ
いて、未接続ブリッジテーブルが作成される(ステップ
S2)。未接続ブリッジテーブルは、1つのIPネット
ワークに含まれる複数のブリッジ間の親子関係に関する
情報をブリッジごとに分類したものである。未接続ブリ
ッジテーブルの作成処理についても後述する。その後、
作成された任意のIPネットワークに対応する未接続ブ
リッジテーブルに基づいて、当該IPネットワークに対
応する物理的ブリッジトポロジが作成される(ステップ
S3)。物理的ブリッジトポロジとは、ブリッジだけで
構築される物理的なトポロジのことである。物理的ブリ
ッジトポロジの作成処理についても後述する。
【0029】その後、作成された任意のIPネットワー
クに対応する未接続ブリッジテーブルに基づいて、当該
IPネットワークに対応する物理的ブリッジトポロジに
端末ノードが付加される(ステップS4)。以上の処理
がすべてのIPネットワークに対して行われる。その結
果、図1に示されたネットワークの物理的トポロジが図
2に示すように取得される。
【0030】図5は、前記ノードテーブルの作成の詳細
を説明するための詳細フローチャートである。この処理
は、図1に示されたネットワークに含まれるすべてのノ
ードを各IPネットワークごとに発見し、この発見され
る際に取得される各ノードに関する情報をテーブルにす
る処理である。より詳述すると、この処理では、まず、
操作者によって既知のIPルータのIPアドレスまたは
既知のネットワークアドレスがキー入力部33(図3参
照。)を介して入力される(ステップT1)。すなわ
ち、ノードテーブルを作成するためには、少なくとも1
つのノードのIPアドレス(管理システム4a自身のI
Pアドレスであってもよい。)またはネットワークアド
レスが既知であることが必要である。
【0031】この入力操作に応答して、ネットワークの
ノードを発見する処理であるネットワークディスカバリ
処理が行われる(ステップT2)。すなわち、入力され
たIPアドレスと共通のネットワーク部を有するノード
を発見する処理が行われる。このとき、ノードの中にI
Pルータが存在しているときには、このIPルータを介
して接続された他のIPネットワークに対しても同様な
ノード発見処理が行われる。このように、IPルータを
辿ってIPネットワークごとにノードの発見が行われ
る。
【0032】ネットワークディスカバリ処理についてさ
らに詳述すると、管理システム4aは、処理対象のIP
ネットワークに対応するネットワーク部を有するIPア
ドレスを生成し、当該IPアドレスを宛先とした通信要
求を送出する。この通信要求に対しては、前記生成され
たIPアドレスに対応するノードのみが応答し、自局に
付与されているIPアドレスおよびMACアドレスの対
を返信する。
【0033】ノードから返信されたIPアドレスおよび
MACアドレスの対は、処理対象が管理システム4aを
含むIPネットワーク(以下「ローカルネットワーク」
という。)2である場合には、管理システム4a内のメ
モリ34のIP−MACテーブルに格納される。一方、
処理対象が前記ローカルネットワーク2にIPルータ1
を介して接続されるIPネットワーク(以下「リモート
ネットワーク」という。)3である場合には、IPアド
レスおよびMACアドレスの対は、IPルータ1が備え
るARP(Address Resolution Protocol) テーブルに格
納される。
【0034】なお、前記リモートネットワーク3にIP
ルータを介してさらにネットワークが接続されている場
合、当該ネットワークが処理対象であるときには、IP
アドレスおよびMACアドレスの対は、前記リモートネ
ットワーク3と当該ネットワークとの間に介在されたI
PルータのARPテーブルに格納される。処理対象のI
Pネットワークに対する前述した処理が終了した後、管
理システム4aは、前記メモリ34のIP−MACテー
ブルに格納されたIPアドレスおよびMACアドレスを
IPアドレステーブルに格納する。また、SNMPプロ
トコルを用いて前記IPルータ1が備えるARPテーブ
ルからIPアドレスおよびMACアドレスを取得し、前
記IPアドレステーブルに格納する。これにより、図1
に示されたネットワークに含まれるすべてのノードの発
見が達成される。
【0035】管理システム4aは、また、SNMPプロ
トコルを用いて、IPアドレステーブルに格納されたI
Pアドレスに基づき、各ノードのタイプを決定する。ノ
ードのタイプとは、前述のように、ワークステーション
(WS)、パーソナルコンピュータ(PC)、サーバ、IPルー
タ、ブリッジなどのことである。決定されたノードタイ
プは、メモリ34に格納される。
【0036】以上のように、ネットワークディスカバリ
処理によれば、各ノードのIPアドレス、MACアドレ
スおよびノードタイプを取得することができる。処理装
置31は、図1に示されたネットワークに含まれるノー
ドの発見が終了すると、ノードテーブルを作成する(ス
テップT3)。具体的には、各ノードに付与されている
IPアドレスおよびMACアドレスをノードタイプ別に
分類したテーブルを作成する。作成されたノードテーブ
ルは、メモリ34に格納される。
【0037】図6は、ノードテーブルの一例である。こ
のノードテーブルは、図2に示されるIPネットワーク
に関するものである。具体的には、MACアドレスがM
1〜M4のブリッジがそれぞれブリッジB1〜B4に対
応している。また、MACアドレスがM11〜M14の
ノードがそれぞれ端末ノード20〜23に対応してい
る。
【0038】図7は、前記未接続ブリッジテーブルの作
成の詳細を説明するための詳細フローチャートである。
未接続ブリッジテーブルは、前述したように、IPネッ
トワークごとに作成される。すなわち、この処理は、I
Pネットワークごとに行われる。この処理では、先ず、
任意のIPネットワークに対応するノードテーブルから
ブリッジに関する情報がすべて読み出される(ステップ
U1)。具体的には、ブリッジのIPアドレスおよびM
ACアドレスが読み出される。そして、この読み出され
たブリッジのIPアドレスおよびMACアドレスに基づ
いて、各ブリッジB間の論理的な親子関係をツリー状に
作成し維持するためのスパニングツリープロトコルを用
いて、各ブリッジBの隣接親ブリッジ(designated Brid
ge) を調べる(ステップU2)。
【0039】図2のIPネットワークに含まれるブリッ
ジB1を頂点にした場合、スパニングツリープロトコル
により作成される各ブリッジB1〜B4間の論理的な親
子関係は、図16に示すようになる。ここに、隣接親ブ
リッジとは、前記「課題を解決するための手段」の項で
説明したように、あるブリッジBに対して論理的に直上
にあるブリッジBのことである。したがって、図2のI
Pネットワークでは、ブリッジB2およびブリッジB3
の隣接親ブリッジはブリッジB1となり、ブリッジB4
の隣接親ブリッジはブリッジB3となる。
【0040】図7に戻って、各ブリッジBの隣接親ブリ
ッジが調べられると、各ブリッジBの隣接親ブリッジに
関する情報を各ブリッジごとに記録する(ステップU
3)。前記隣接親ブリッジに関する情報とは、隣接親ブ
リッジに接続される側の当該ブリッジBのポートPのポ
ート番号(port Number) 、隣接親ブリッジのMACアド
レス、および隣接親ブリッジのポートPのポート番号(d
esignated Bridge PortNum)である。これにより、未接
続ブリッジテーブルが取得される。この取得された未接
続ブリッジテーブルは、メモリ34に格納される。
【0041】図8は、未接続ブリッジテーブルの一例で
ある。この未接続ブリッジテーブルは、前記図2に示さ
れるIPネットワークに対応するものである。MACア
ドレスがM1であるブリッジB1は、前述のように、隣
接親ブリッジは存在しない。したがって、ブリッジB1
に対する隣接親ブリッジに関する情報は記録されない。
【0042】図9は、物理的ブリッジトポロジの作成の
詳細について説明するための詳細フローチャートであ
る。図10は、図2に示されるIPネットワークを例に
とった場合の物理的ブリッジトポロジの作成を段階的に
説明するための図である。以下では、図9および図10
を参照しながら、物理的ブリッジトポロジの作成につい
て詳述する。
【0043】この処理では、先ず、前記作成されてメモ
リ34に格納された未接続ブリッジテーブルのうち任意
のIPネットワークに対応する未接続ブリッジテーブル
に登録されているブリッジの中からルートブリッジ(roo
tBridge)が特定される。そして、この特定されたルート
ブリッジに関する情報が未処理ブリッジテーブルに登録
される(ステップV1)。
【0044】ルートブリッジとは、たとえば他のIPネ
ットワークに物理的に最も近いブリッジに相当する。図
2に示される例では、ブリッジB1がルートブリッジと
なる。また、未処理ブリッジテーブルは、キュー(待ち
行列)形式のバッファである。したがって、この未処理
ブリッジテーブルに登録されている情報を読み出す場合
には、最も古く登録された情報から読み出されることに
なる。
【0045】その後、未処理ブリッジテーブルから処理
対象ブリッジに関する情報が読み出される(ステップV
2)。このとき、処理対象ブリッジとなるのは、最も古
く未処理ブリッジテーブルに格納されたブリッジであ
る。したがって、ルートブリッジに関する情報が格納さ
れた直後にこの処理を実行する場合には、当該ルートブ
リッジに関する情報しか格納されていないので、当該ル
ートブリッジが処理対象ブリッジとなる。
【0046】処理対象ブリッジに関する情報が読み出さ
れると、当該処理対象ブリッジに関連するトポロジが作
成される(ステップV3)。より詳述すると、先ず、ブ
リッジオブジェクトが作成される。ブリッジオブジェク
トは、図10(a) に示すように、ブリッジを表現するア
イコンのようなものである。次いで、処理対象ブリッジ
のすべてのポートに接続される小規模ネットワークの種
類(MIB2ifType)が調べられ、この調べられた小規模ネッ
トワークに対応するネットワークオブジェクトが種類に
応じて作成される。具体的には、小規模ネットワークが
リング型ネットワークである場合には、たとえば楕円型
のネットワークオブジェクトが作成される。その後、作
成されたネットワークオブジェクトが前記作成された処
理対象ブリッジに対応するブリッジオブジェクトに接続
される。ルートブリッジであるブリッジB1に対応する
ブリッジオブジェクトに、当該小規模ネットワークに対
応するネットワークオブジェクトを接続する場合には、
図10(b) に示すように、ブリッジB1に小規模ネット
ワーク24が接続された物理的トポロジが作成される。
【0047】その後、処理対象ブリッジの子ブリッジが
未接続ブリッジテーブルの中のブリッジの中から特定さ
れ、当該ブリッジが新たな処理対象ブリッジとされる
(ステップV4)。新たな処理対象ブリッジが決定する
と、当該処理対象ブリッジに関する情報が未接続ブリッ
ジテーブルから読み出される。そして、この読み出され
た情報に基づいて、新たな処理対象ブリッジに対応する
ブリッジオブジェクトが前記ステップV4で作成された
物理的トポロジに接続される(ステップV5)。
【0048】図2において、ルートブリッジであるブリ
ッジB1の子ブリッジは、前述したように、ブリッジB
2,B3である。ここで、ブリッジB2を新たな処理対
象ブリッジとすると、当該ブリッジB2に対応するブリ
ッジオブジェクトが作成される。その後、この作成され
たブリッジオブジェクトがステップV4で作成された物
理的トポロジのうち接続されるべきネットワークオブジ
ェクトに接続される。具体的には、小規模ネットワーク
24に対応するネットワークオブジェクトに接続され
る。
【0049】その後、残りのブリッジB3が新たな処理
対象ブリッジとされ、当該ブリッジB3に対応するブリ
ッジオブジェクトが作成される。そして、この作成され
たブリッジオブジェクトがステップV3で作成されたト
ポロジのうち接続されるべきネットワークオブジェクト
に接続される。その結果、図10(c) に示されるトポロ
ジが作成される。
【0050】その後、このステップV4で処理対象とさ
れたブリッジが未処理ブリッジテーブルに格納される
(ステップV6)。そして、未接続ブリッジテーブルに
未だ読み出していないブリッジがあるか否かが判別され
る(ステップV7)。その結果、未接続ブリッジテーブ
ルに未だ読み出されていないブリッジがあると判別され
ると、前記ステップV2の処理に移行する。
【0051】このステップV2の処理において、未処理
ブリッジテーブルから読み出されるブリッジは、ブリッ
ジB1の子ブリッジである。具体的には、ブリッジB
2,B3のうちいずれかである。たとえばブリッジB2
がブリッジB3よりも先に未処理ブリッジテーブルに格
納された場合、ステップV3では、ブリッジB2が中継
する小規模ネットワーク25に対応するネットワークオ
ブジェクトのみが作成される。一方、ブリッジB2のブ
リッジオブジェクトは既に作成されているため、このス
テップV2では作成されない。そして、作成されたブリ
ッジB2に対応するブリッジオブジェクトが従前のトポ
ロジに接続される。その後、ステップV4に移行する。
この場合、ブリッジB2を隣接親ブリッジとするブリッ
ジはないので、ステップV4〜V7では何も行われずに
再度ステップV2の処理に移行する。
【0052】今回のステップV2では、残りのブリッジ
B3が読み出される。ステップV3では、前述と同様の
理由から、ブリッジB3が中継する小規模ネットワーク
26に対応するネットワークオブジェクトのみが作成さ
れる。その後、当該ネットワークオブジェクトが従前の
物理的トポロジに接続される。その結果、図10(d)に
示すような物理的トポロジが作成される。
【0053】ブリッジB3を隣接親ブリッジとするブリ
ッジには、ブリッジB4がある。そのため、ステップV
4では、ブリッジB4が新たな処理対象ブリッジとして
決定され、ブリッジB4に対応するブリッジオブジェク
トが作成されて接続されるべきネットワークオブジェク
トに接続される(ステップV5)。このとき、小規模ネ
ットワーク25に対応するネットワークオブジェクトは
作成済である。したがって、結果として、図10(d) 示
される物理的トポロジが作成される。これにより、図2
に示されるIPネットワークの物理的ブリッジトポロジ
の作成が達成される。
【0054】なお、ブリッジB2,B3の未処理ブリッ
ジテーブルへの格納順序を逆にした場合には、先ず、ブ
リッジB3のブリッジオブジェクト、小規模ネットワー
ク26、ブリッジB4のブリッジオブジェクトおよび小
規模ネットワーク25の物理的トポロジが作成される。
その後、ブリッジB2のブリッジオブジェクトだけが作
成され、図10(d) に示される物理的トポロジが完成す
る。
【0055】図11は、ノードオブジェクトを物理的ブ
リッジトポロジに追加する処理の詳細について説明する
ためのフローチャートである。この処理では、先ず、未
接続ブリッジテーブルに登録されている各ブリッジの隣
接親ブリッジに接続される側のポートPのルートコスト
(root Cost) が求められる(ステップW1)。ルートコ
ストとは、ルートブリッジに付与されているIPアドレ
スと各ブリッジに付与されているIPアドレスとの間の
論理的な階層差に対応するものである。具体的には、前
記未接続ブリッジテーブルの作成時のおいて求められた
ブリッジ間の親子関係に対応する。
【0056】前記ステップW1では、ルートブリッジで
あるブリッジB1のルートコストを「0」とし、当該ブ
リッジB1の子ブリッジであるブリッジB2,B3のル
ートコストは「1」、ブリッジB3の子ブリッジである
ブリッジB4のルートコストは「2」、とされる。この
ように、求められるルートコストは、親ブリッジが多い
ブリッジほど高くなる。
【0057】各ブリッジのルートコストが求められる
と、各ブリッジおよびルートコストが対応付けられてテ
ーブルとされる。その結果、図12に示されるノード配
置未処理テーブルが作成される(ステップW2)。その
後、ノード配置未処理テーブルに登録されているルート
コストの中で最大ルートコストに対応するブリッジBを
特定し、処理対象とされる。また、この特定されたブリ
ッジBのポートPのうち子ブリッジが接続される側のポ
ートPが処理対象とされる。具体的には、特定されるブ
リッジにはブリッジB4が該当し、対象となるポートP
はポートP42である。
【0058】そして、前記特定されたブリッジBのポー
トPに接続される端末ノードのMACアドレスを学習テ
ーブルを参照して調べる(ステップW3)。学習テーブ
ルとは、図1に示されるネットワークに含まれるすべて
のノードに付与されているMACアドレスとポート番号
との対応関係を示すもので、各ブリッジB内に保持され
ている。
【0059】学習テーブルの作成は、次のようにして行
われる。すなわち、たとえば図2において、端末ノード
20と端末ノード22とが通信をする場合、端末ノード
20および端末ノード22はいずれもIPアドレスおよ
びMACアドレスの対を送出する。このとき、当該通信
を中継するブリッジB2は、送出されてきたMACアド
レスと当該MACアドレスを受けたポートPとの対応関
係を記録する。この記録される対応関係がブリッジB2
の学習テーブルである。他のブリッジBについても同様
な手法によって学習テーブルが作成される。図13に、
ブリッジB2およびブリッジB4における学習テーブル
の具体例を示す。
【0060】このように、学習テーブルは通信記録とし
て機能するものであるため、この学習テーブルに記録さ
れていないMACアドレスに対応する端末ノードは、当
該IPネットワークから除去されたノード、または電源
が切断されているノードなどであると判断できる。な
お、学習テーブルの代わりに、フィルタリングデータベ
ースを用いるようにしてもよい。
【0061】前記ステップW3において学習テーブルを
調べた結果、ポート番号に対応してMACアドレスが記
録されている場合には、当該MACアドレスのうち任意
のMACアドレスを対象とし、前記ノードテーブルの中
から当該対象MACアドレスに対応する端末ノードが検
索される(ステップW4)。その結果、対象MACアド
レスに対応する端末ノードが見つかれば、当該端末ノー
ドに対応するノードオブジェクトが作成される。作成さ
れたノードオブジェクトは、物理的ブリッジトポロジの
中の対象とされているポートPに接続されるネットワー
クオブジェクトに接続される(ステップW5)。具体的
には、端末ノード20,23のノードオブジェクトが作
成され、当該ノードオブジェクトが小規模ネットワーク
25のネットワークオブジェクトに接続される。その結
果、図14(a) に示すような物理的トポロジが作成され
る。その後、対象とされた端末ノードおよび当該端末ノ
ードに対応するルートコストがノード配置未処理テーブ
ルから消去される。
【0062】その後、ノード配置未処理テーブルが参照
され、未だ処理対象としていないブリッジがあるか否か
が判別される(ステップW6)。その結果、すべてのブ
リッジを処理対象としたと判別されると、この処理は終
了する。一方、未だ処理対象としていないブリッジがあ
ると判別されると、前記ステップW3からの処理が繰り
返される。
【0063】具体的には、ブリッジB4が対象ブリッジ
とされた後、最大コストに対応するブリッジはブリッジ
B2,B3である。このうちいずれかのブリッジを対象
ブリッジとし、前記ステップW3〜W5の処理が繰り返
される。このとき、ブリッジB2の子ブリッジに接続さ
れる側のポートPに接続される端末ノードは、前記ブリ
ッジB4の際にすでに物理的ブリッジトポロジに接続さ
れている。したがって、ブリッジB3の子ブリッジに接
続される側のポートPに接続される端末ノード21のみ
が物理的ブリッジトポロジに接続される。その結果、図
14(b) に示す物理的トポロジが作成される。
【0064】ブリッジB2,B3が対象ブリッジとされ
た後、最後に残るのはルートブリッジB1である。そこ
で、ルートブリッジB1を対象ブリッジとし、前記ステ
ップW3〜W5の処理が繰り返される。この場合、端末
ノード22のノードオブジェクトが作成され、当該ノー
ドオブジェクトが物理的トポロジに接続される。その結
果、図14(c) に示される物理的トポロジが作成され
る。
【0065】以上のようにこの実施形態によれば、IP
ネットワークがブリッジを含むものである場合でも、I
Pネットワークの物理的トポロジを得ることできる。し
たがって、ノードの接続位置が正しいか否かやどの程度
の数のノードが接続されているかを容易に知ることがで
きる。そのため、ネットワークの現状に対応したネット
ワークの構成管理や、障害発生箇所の発見などを容易に
行うことができる。よって、ネットワークの信頼性の向
上に寄与することができる。
【0066】また、物理的トポロジに加えるノードは実
際に通信に参加しているノードに限定している。すなわ
ち、既設のノードが削除されている場合や電源が切断さ
れたままの場合には、当該ノードを物理的トポロジから
除外することができる。したがって、ネットワーク構成
の現状をより正確に表した物理的トポロジを得ることが
できる。
【0067】本発明の実施の形態の説明は以上のとおり
であるが、本発明は前述の実施形態に限定されるもので
はなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種
々の設計変更を施すことは可能である。
【0068】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ノードの
物理アドレスを取得し、この物理アドレスに基づいてブ
リッジ間の相互関係および各ブリッジにより中継される
ノードを調べている。したがって、ブリッジが含まれて
いるネットワークの物理的トポロジを認識することがで
きる。そのため、ネットワークの現状に対応したネット
ワークの構成管理や障害発生箇所の発見などを容易に行
うことができる。そのため、ネットワークの信頼性の向
上に寄与することができる。
【0069】特に、請求項2または4記載の発明によれ
ば、除去されたノードや電源が切断されているノードは
各ブリッジにより中継されるノードから除外している。
したがって、ネットワーク構成の現状をより正確に表し
た物理的トポロジを認識することができる。そのため、
ネットワークの構成管理等をネットワークの現状により
適した態様で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態が適用されたTCP/IP
ネットワークの構成を簡略化して示すブロック図であ
る。
【図2】ノードの1つとしてブリッジを含むIPネット
ワークの構成を示すブロック図である。
【図3】管理システムの電気的構成を示すブロック図で
ある。
【図4】管理システムの物理的トポロジ作成機能による
全体の動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】ノードテーブル作成処理の詳細を説明するため
の詳細フローチャートである。
【図6】ノードテーブルの一例を示す図である。
【図7】未接続ブリッジテーブルの作成処理の詳細を説
明するための詳細フローチャートである。
【図8】未接続ブリッジテーブルの一例を示す図であ
る。
【図9】物理的ブリッジトポロジの作成処理の詳細につ
いて説明するための詳細フローチャートである。
【図10】物理的ブリッジトポロジの作成を段階的に示
す図である。
【図11】ノードオブジェクトを物理的ブリッジトポロ
ジに追加する処理の詳細について説明するためのフロー
チャートである。
【図12】ノード配置未処理テーブルの一例を示す図で
ある。
【図13】学習テーブルの一例を示す図である。
【図14】ノードオブジェクトを物理的ブリッジトポロ
ジに追加する過程を段階的に示す図である。
【図15】物理的トポロジと論理的トポロジとの相違を
説明するための図である。
【図16】スパニングツリープロトコルを用いて作成さ
れるブリッジ間の論理的な親子関係を説明するための図
である。
【符号の説明】
2,3 IPネットワーク 4a〜4b,5a〜5b ノード 20〜23 端末ノード 24〜26 小規模ネットワーク 31 処理装置 34 メモリ B1〜B4 ブリッジ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに異なる物理アドレスが付与された複
    数のノードを有し、当該ノードに少なくとも1つのブリ
    ッジが含まれるネットワークの物理的なトポロジを認識
    するための方法であって、 ネットワークディスカバリ処理を実行した後、物理アド
    レスを取得するためのプロトコルを用いて各ノードの物
    理アドレスを取得する第1ステップと、 この第1ステップで取得された各ノードの物理アドレス
    のうちブリッジに対応する物理アドレスを抽出し、この
    抽出された物理アドレスに基づいて各ブリッジの隣接親
    ブリッジを調べる第2ステップと、 前記第1ステップで取得されたノードの物理アドレスに
    基づいて、各ブリッジにより中継されるノードを調べる
    第3ステップとを含むことを特徴とするネットワークト
    ポロジ認識方法。
  2. 【請求項2】前記第1ステップに先立ち、ノード間の通
    信をブリッジが中継する際に、当該ブリッジが中継する
    側から与えられるノードの物理アドレスをブリッジに対
    応付けて記録することにより、データベースを作成する
    ステップをさらに含み、 前記第3ステップは、前記データベースに物理アドレス
    が記録されているノードのみを、ブリッジにより中継さ
    れるノードとするものであることを特徴とする請求項1
    記載のネットワークトポロジ認識方法。
  3. 【請求項3】互いに異なる物理アドレスが付与された複
    数のノードを有し、当該ノードに少なくとも1つのブリ
    ッジが含まれるネットワークのトポロジを認識するため
    の装置であって、 ネットワークディスカバリ処理を実行した後、物理アド
    レスを取得するためのプロトコルを用いて各ノードの物
    理アドレスを取得するための物理アドレス取得手段と、 この物理アドレス取得手段で取得された各ノードの物理
    アドレスのうちブリッジに対応する物理アドレスを抽出
    し、この抽出された物理アドレスに基づいて各ブリッジ
    の隣接親ブリッジを調べるための親子関係調査手段と、 前記物理アドレス取得手段で取得されたノードの物理ア
    ドレスに基づいて、各ブリッジにより中継されるノード
    を調べるノード調査手段とを含むことを特徴とするネッ
    トワークトポロジ認識装置。
  4. 【請求項4】ノード間の通信をブリッジが中継する際
    に、当該ブリッジが中継する側から与えられるノードの
    物理アドレスをブリッジに対応付けて記録することによ
    り、データベースを作成するための中継記録手段をさら
    に含み、 前記ノード調査手段は、前記中継記録手段によりデータ
    ベースに物理アドレスが記録されているノードのみを、
    ブリッジにより中継されるノードとするものであること
    を特徴とする請求項3記載のネットワークトポロジ認識
    装置。
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