JPH09185987A - 電磁調理器 - Google Patents

電磁調理器

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JPH09185987A
JPH09185987A JP35336695A JP35336695A JPH09185987A JP H09185987 A JPH09185987 A JP H09185987A JP 35336695 A JP35336695 A JP 35336695A JP 35336695 A JP35336695 A JP 35336695A JP H09185987 A JPH09185987 A JP H09185987A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
top plate
frame
electromagnetic cooker
thermistor
heating coil
Prior art date
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Pending
Application number
JP35336695A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryoichi Furusawa
良一 古沢
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP35336695A priority Critical patent/JPH09185987A/ja
Publication of JPH09185987A publication Critical patent/JPH09185987A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 天板に亀裂や破損が生じたときの安全性を確
保する。 【解決手段】 天板1を上部に保持するための天板枠2
は、天板1の下側に適度な空隙10を有するように凹部
2bが一体に成形される。その凹部の略中央にはサーミ
スタ嵌合部2cが突起して形成され、その先端にはサー
ミスタ8が設けられる。サーミスタ8の上面は、天板1
が嵌合されたときに天板1の下面で押され、凹部2bの
弾性により天板1下面に密着する。このような構造によ
り、天板1に亀裂が生じ水が浸透したときでも、凹部2
bが壁になって水が加熱コイル6に至るのを防止する。
また、空隙10が断熱効果を有するので、従来必要であ
った断熱材なしに天板1から加熱コイル6に伝導する熱
の影響を遮断できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電磁調理器に関し、
特に電磁調理器の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は従来の一般的な電磁調理器の上面
図、図3は図2のA1−A2の位置の断面図である。上部
に被加熱物を載置するための天板1は、耐熱性を有する
シリコーン接着剤等でもって、天板枠2に形成された天
板受け部2aに嵌め込まれた状態で固着される。この天
板枠2の上部前面には、使用者が入力操作を行なうため
の操作パネル3が設けられる。樹脂製の天板枠2及び底
板4から成る筐体内の底部には電気回路である電装部5
が配置され、その上部には電磁誘導を発生するための加
熱コイル6が設置される。この加熱コイル6と天板1と
の間の空隙にはガラスウール等の断熱材7が配置され、
更に、断熱材7の上部には天板1の略中央の裏面に密着
するようにサーミスタ8が取り付られる。
【0003】断熱材7は、被加熱物からの熱が天板1を
介して加熱コイル6に至るのを防止する。すなわち、天
板1上面に載置される鍋の内容物が水である場合には、
その内容物の温度は100℃までしか上昇しないため問
題はないが、内容物が油である場合にはその温度は20
0〜300℃にも上昇するため、天板1を介して伝わる
熱が加熱コイルの耐熱温度(例えば170℃)を越える
ことが有り得るため、断熱材7でこれを防いでいる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】天板1は誘導加熱され
る鍋等と直接接触するため、少なくとも300℃以上の
耐熱性が必要である。このため、一般にはセラミック等
の材料が利用される。この天板1は充分な強度を有する
べく設計されるが、極めて大きな衝撃を受けた場合には
亀裂が入ったり破損することがある。このような場合、
上記従来の電磁調理器では、天板1の亀裂や破損部分か
ら水等の液体が浸入して電装部5に至り、故障の原因と
なる恐れがある。また、天板1が破損した場合には、加
熱コイル6や電装部5が露出して危険な状態となる。
【0005】本発明はこのような課題を解決するために
成されたものであり、その目的とするところは、天板に
亀裂や破損が生じた場合にも安全が確保できる電磁調理
器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に成された本発明に係る電磁調理器は、被加熱物を上面
に載置するための天板と、該天板を上部に保持すると共
に該天板の下側に適度な空隙を有して受皿が形成された
天板枠と、該天板枠の受皿の下側直近に配置された加熱
コイルとを備えることを特徴としている。
【0007】前記天板枠の受皿は、好ましくは該天板枠
に凹部が一体成形された構造とする。
【0008】そして、前記天板枠において、前記天板を
受ける部分の肉厚が凹部の肉厚よりも厚く形成されてい
ることを特徴としている。
【0009】また、前記天板枠の凹部の略中央に天板側
に突出する突起部が形成され、該突起部の先端に温度検
知手段を設置することが好ましい。
【0010】更に、前記突起部は、前記天板が前記天板
枠に嵌め込まれたときに、前記温度検知手段が該天板の
下面に当たって若干押し下げられる程度の高さに形成さ
れることがより好ましい。
【0011】なお、前記天板枠の凹部の水平面以外の箇
所に複数の通風孔を設けることが更に好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態、及び、発明の効果】本発明に係る
電磁調理器において、天板枠の受皿は天板の下側を被覆
し、且つ加熱コイルやそのほかの電気回路部の上面全体
を覆うような大きさに形成される。また、天板が天板枠
に嵌め込まれたとき天板と受皿との間に極力大きな空隙
が生じるように形成される。
【0013】このため、天板に亀裂が生じて水等が内部
に漏れても、受皿により加熱コイルや電気回路は保護さ
れるので故障を防止できる。また、天板が破損しても加
熱コイルや電気回路が露出しないので安全性が充分に確
保できる。更に、天板と天板枠の受皿との間の空隙が断
熱効果を有するので、従来必要であった断熱材が不要に
なりコストの削減が図れる。
【0014】上記受皿は、天板枠と別体の部材とし天板
枠に取り付けるようにしても良いが、天板枠と一体成形
することにより加工コストを抑えることができる。この
場合天板枠の凹部は、加熱コイルの上面全体を覆うよう
に、下側すなわち調理器の内部側に膨出して一体成形さ
れる。従って、天板が天板枠に嵌め込まれたとき、天板
と加熱コイルとの間には凹部による受皿が形成される。
【0015】一体成形される天板枠の天板受け部は、天
板自体の重量、及び、天板上に載置される被加熱物の重
量を支えるに充分な強度を有する必要がある。一方、凹
部には直接、重量負荷がかからない。このため、天板受
け部の肉厚を厚くし凹部の肉厚を薄くすることにより、
材料を有効に利用することができ、コスト削減が図れ
る。また、凹部の肉厚を薄くすることは、後述のように
凹部に適当な弾性を持たせたい場合にも効果的である。
【0016】被加熱物の温度を極力正確に検知し異常加
熱等を防止するためには、温度検出手段、例えばサーミ
スタが天板の裏面に安定的に密着して設けられることが
望ましい。そこで、突起部の先端にサーミスタを設置す
るようにすれば、その位置が安定し、天板を嵌め込んだ
ときに丁度、天板の裏面に密着させることができる。
【0017】特に、天板が天板枠に嵌め込まれたとき、
サーミスタが天板の下面に当たって若干押し下げられ、
天板枠の凹部の弾性により押し付けられるようになって
いれば、サーミスタと天板裏面との密着性が一層増し、
正確な温度制御や確実な異常検知が行なえる。
【0018】なお、上述したように、天板と天板枠の凹
部との間の空隙は断熱効果を有するが、この空隙が密閉
されているよりも空気が外部から循環する方が断熱効果
はより顕著になる。そこで、水等の液体が溜まる可能性
のある凹部の水平底面以外の部分に通風孔を設け、調理
器の内部との間で空気が循環するようにする。通常、調
理器内部には、加熱コイルや電気回路からの発熱を外部
に逃がすための送風ファンが設けられているため、空隙
には調理器外部の空気が流れ込み、断熱効果が高まる。
【0019】
【実施例】図1は、本発明に係る電磁調理器の実施例の
構造を示す断面図である。天板枠2は、従来と同様に天
板1を受けるための天板受け部2aを有するが、それよ
りも更に下側に大きく窪んだ凹部2bを有する。この凹
部2bは、そのほぼ水平な底面の裏面が加熱コイル6と
適当な間隙を保つように形成される。また、底面の中央
部には上側に突出したサーミスタ嵌合部2cが形成さ
れ、サーミスタ8が嵌合め込まれる。サーミスタ嵌合部
2cは、天板1が取り除かれた状態において、サーミス
タ8の上面が天板受け部2aの面よりも若干上側に突出
するような高さに形成される。従って、天板1を天板受
け部2aに嵌め込んだときには、サーミスタ8の上面が
天板1の下面に当たって下方に押し下げられ凹部2bが
撓み、その反発力によりサーミスタ8の上面が天板1の
下面に密着した状態となる。また、天板枠2の凹部2b
の側方には、全周に渡り適当な間隔で複数の通風孔9が
設けられる。
【0020】天板1の上面に被加熱物である鍋等が載置
され、加熱コイル6に電流が流されると、加熱コイル6
から発生した磁力線が天板枠2及び天板1を通過して鍋
を貫通する。このとき、鍋には誘導電流が生じ、熱を発
生する。鍋の熱で天板1自体も熱くなるが、その熱は空
隙10で遮られて加熱コイル6にはあまり影響を与えな
い。また、加熱コイル6は凹部2bにより全面的に覆わ
れているため、天板1に亀裂が生じ水が漏れた場合で
も、凹部2bに水が溜まり加熱コイル6や電装部5には
至らない。
【0021】加熱中は天板1の裏面に密着したサーミス
タ8により温度を検出し、所定の温度になるように加熱
コイル6に流す電流を制御し、また、温度が異常に上昇
した場合には加熱を停止する。
【0022】なお、天板枠2の凹部2bに溜まった液体
を外部に排出するために、凹部2bの水平底面の一部に
排出穴を設け、細いパイプ管を介して調理器の外側、例
えば液体受け容器等へ導くようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る電磁調理器の実施例の構造を示
す断面図。
【図2】 従来の電磁調理器の構造を示す上面図。
【図3】 従来の電磁調理器の断面構造を示す図。
【符号の説明】
1…天板 2…天板枠 2a…天板受け部 2b…凹部 2c…サーミスタ嵌合部 6…加熱コイル 8…サーミスタ 9…通風孔 10…空隙

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加熱物を上面に載置するための天板
    と、該天板を上部に保持すると共に該天板の下側に適度
    な空隙を有して受皿が形成された天板枠と、該天板枠の
    受皿の下側直近に配置された加熱コイルとを備えること
    を特徴とする電磁調理器。
  2. 【請求項2】 前記天板枠の受皿は、該天板枠に凹部が
    一体成形された構造とすることを特徴とする請求項1に
    記載の電磁調理器。
  3. 【請求項3】 前記天板枠において、前記天板を受ける
    部分の肉厚が前記凹部の肉厚よりも厚く形成されること
    を特徴とする請求項2に記載の電磁調理器。
  4. 【請求項4】 前記天板枠の凹部の略中央に天板側に突
    出する突起部が形成され、該突起部の先端に温度検知手
    段を設置することを特徴とする請求項3に記載の電磁調
    理器。
  5. 【請求項5】 前記突起部は、前記天板が前記天板枠に
    嵌め込まれたときに、前記温度検知手段が該天板の下面
    に当たって若干押し下げられる程度の高さに形成される
    ことを特徴とする請求項4に記載の電磁調理器。
  6. 【請求項6】 前記天板枠の凹部の水平面以外の箇所に
    複数の通風孔を設けることを特徴とする請求項2に記載
    の電磁調理器。
JP35336695A 1995-12-28 1995-12-28 電磁調理器 Pending JPH09185987A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006012639A (ja) * 2004-06-25 2006-01-12 Matsushita Electric Works Ltd 照明装置および照明システム
JP2008298303A (ja) * 2007-05-29 2008-12-11 Panasonic Corp 組込み型加熱調理器

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