JP4000981B2 - 炊飯器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、鍋を着脱自在に収納する炊飯器本体の上面開口部を蓋により開閉自覆って炊飯する炊飯器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の炊飯器は図9に示すように構成していた。以下、その構成について説明する。
【0003】
図9に示すように、炊飯器本体51は内部に保護枠53とコイルベース54を配設して有底円筒状の鍋52の収納部を形成している。保護枠53の外側に鍋52を誘導加熱する誘導コイル55を設けている。回路基板56は加熱コイル55への高周波電力の供給を制御するものである。
【0004】
蓋57はヒンジ部材58を介して炊飯器本体51の上面開口部を開閉自在に覆っている。そして、鍋52で炊飯中に発生した蒸気は蓋蒸気口63より外部に排出される。放熱板60はステンレス製であり、蓋誘導コイル61により発熱する。温度検知装置62は放熱板60に圧接されている。蓋57には操作手段64を配し、炊飯、保温の操作を行なう(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−263号公報(第3−7頁、図1)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながらこのような従来の構成では、炊飯中に蓋57を覆うようにふきんやタオルをかけると、蓋蒸気口63から出る蒸気は蓋57とふきんやタオルとの間に充満して蓋57の表面温度が上昇し、蓋57が変形したり変色したりする。また、蓋57に操作手段64がある場合、炊飯中に蓋57を覆うようにふきんやタオルをかけると、異常温度上昇による故障や誤動作が発生するという問題があった。
【0007】
本発明は上記課題を解決するもので、ふきんやタオルで蓋の上面を覆われても蓋の変形や変色を防止することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、炊飯器本体内に鍋を着脱自在に収納し、この鍋を加熱手段により加熱して鍋内の温度を底センサにより検知し、炊飯器本体の上面開口部を開閉自在に軸支されるとともに天面を構成する外蓋と前記鍋側を構成する外蓋カバーとで構成された蓋により覆い、蓋に鍋内の蒸気を排出する蓋蒸気口を設け、外蓋の一部分を構成するパネルの温度を蓋温度検知手段により検知するよう構成し、蓋温度検知手段は、蓋の天面を構成するパネルの内面に設置したものである。
【0009】
これにより、ふきんやタオルで蓋の上面を覆われても蓋の変形や変色を防止することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、炊飯器本体と、前記炊飯器本体内に着脱自在に収納される鍋と、前記鍋を加熱する加熱手段と、前記鍋内の温度を検知する底センサと、前記炊飯器本体の上面開口部を覆い開閉自在に軸支されるとともに天面を構成する外蓋と前記鍋側を構成する外蓋カバーとで構成された蓋と、前記蓋に設け前記鍋内の蒸気を排出する蓋蒸気口と、前記外蓋の一部分を構成するパネルの温度を検知する蓋温度検知手段とを備え、前記蓋温度検知手段は、前記パネル内面に設置したものであり、蓋温度検知手段の出力により、蓋の温度を蓋が変形したり、変色したりしないような温度となるように、蒸気の噴出量を制御したり、炊飯を中止したりすることができ、蓋の表面温度が異常に上昇するのを防止することができ、ふきんやタオルで蓋の上面を覆われても蓋の変形や変色を防止することができる。
【0011】
請求項2に記載の発明は、上記請求項1に記載の発明において、パネルの蓋蒸気口近傍に肉薄の薄肉部を設け、前記薄肉部に蓋温度検知手段を設置したものであり、薄いふきんやタオルをかけた場合でも蓋の表面の温度上昇を防止することができ、薄いふきんやタオルで蓋の上面を覆われても蓋の変形や変色を防止することができる。
【0012】
請求項に記載の発明は、炊飯器本体と、前記炊飯器本体内に着脱自在に収納される鍋と、前記鍋を加熱する加熱手段と、前記鍋内の温度を検知する底センサと、前記炊飯器本体の上面開口部を覆い開閉自在に軸支され天面に前記加熱手段を操作する操作手段を有する蓋と、前記蓋に設け前記鍋内の蒸気を排出する蓋蒸気口と、前記蓋の温度を検知する蓋温度検知手段とを備え、前記蓋温度検知手段は、前記蓋の天面内面でかつ前記操作手段と蓋蒸気口の間に設置したものであり、蓋温度検知手段の出力により、操作手段の温度を操作手段が変形したり、熱による故障や誤動作が発生しない温度となるように、蒸気の噴出量を制御したり、炊飯を中止したりすることができ、ふきんやタオルで蓋の上面を覆われても異常温度上昇による故障や誤動作を防止できる。
【0013】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0014】
(実施例1)
図1に示すように、炊飯器本体1は有底筒状の鍋収納部1aを有し、鍋2を着脱自在に収納している。鍋収納部1aの底部に底誘導コイル(加熱手段)3を設け、鍋2を誘導加熱し炊飯・保温を行う。底誘導コイル3を用いた誘導加熱方式ではなく鋳込みヒータを加熱手段とし、鍋2を加熱する場合もあるが、誘導加熱方式のほうがより高火力・高効率で鍋を加熱することができる。
【0015】
底センサ4は、鍋2の温度を検知し、制御部5へ信号を送る。制御部5は底センサ4の信号より底誘導コイル3の通電量を制御し、鍋2の加熱量を可変することで鍋2の温度を炊飯・保温時に適温に制御するようにしている。
【0016】
炊飯器本体1の上部は炊飯器本体1の後部に設けたヒンジ部6のヒンジ軸7にて軸支した蓋8により、開閉自在に覆われている。蓋8の外郭は蓋天面を構成する樹脂製の外蓋8aと鍋2側を構成する樹脂製の外蓋カバー8bとで構成し、外蓋8aと外蓋カバー8bは外周部で嵌合している。
【0017】
外蓋8aと外蓋カバー8bを樹脂で構成すると、外観形状の自由度が高くデザイン性がよい。また、外蓋8aの一部分を表面にさまざまな絵柄の印刷フィルムを一体成形したパネル8dで構成することで、絵柄のデザインの自由度も高くなる。加えて、熱絶縁性や電気絶縁性に優れ、金属製の外蓋で必要となる絶縁材や断熱材が不要となりコストも安くなる。
【0018】
外蓋8aの内面に、図2に示すように、外蓋8aの温度を検知する蓋温度検知手段20を設置している。ここで、蓋温度検知手段20はパネル8dの内面に設置する場合もある。蓋温度検知手段20としては、半導体素子利用したものや、バイメタル式のサーモスタットなどがある。
【0019】
蓋8の先端に蓋係合部15を設けており、炊飯器本体1の前方のフックボタン16と閉蓋時に係合し、炊飯または保温中に蓋8が開くのを防止している。フックボタン16を押すと、蓋係合部15とフックボタン16の係合が外れ、蓋8のヒンジ部6に設けたヒンジばね17の力よって蓋が開くようにしている。
【0020】
炊飯中や保温中にご飯から発生した蒸気は蓋8の鍋2側に付着し、蓋8を開いたときに露が炊飯器本体1の上縁部1bに滴下したり、保温中にご飯の上に落下して、ご飯を白化させたりする。そこで、蓋8には鍋2の内部空間を加熱する加熱板9を設けており、加熱板9は蓋加熱手段である蓋誘導コイル10により誘導加熱されて発熱し、炊飯・保温中の蓋8への露つきを防止している。ここで、蓋誘導コイル10の代わりに、電気抵抗で発熱する発熱線を加熱板9に貼り付ける方式もあるが、誘導加熱方式の方がより、効率的に加熱板9を発熱させることができる。
【0021】
加熱板9に加熱板蒸気口9aを設けており、炊飯・保温中に発生する蒸気は、加熱板蒸気口9aを通過し、蓋蒸気口8cから外部へ流出するようにしている。蒸気口パッキン18は、加熱板蒸気口9aからの蒸気が蓋8の内部に流入するのを防止している。また、鍋パッキン19は、加熱板9と鍋2のフランジ部2aの間から蒸気が外部へ漏れ出すのを防止している。
【0022】
上記構成において動作を説明する。炊飯器を使用しないときに、蓋8の天面がほこりや油煙で汚れないように、蓋8の天面にふきんやタオルを掛けることがある。ここで、誤ってふきんをかけたまま炊飯すると、炊飯中に蓋蒸気口8cから噴出した蒸気は、蓋8の天面に掛けたふきんやタオルに阻まれ、大気中に噴出されにくくなり、ふきんやタオルと外蓋8aの間に熱気をこもらせる。外蓋8aの温度は熱気で上昇し、最も温度の高いところでおよそ100℃前後になる。
【0023】
そのまま長時間高温の状態を放置しておくと外蓋8aが変形したり変色したりするが、本実施例では、外蓋8a内面に設けた蓋温度検知手段20で外蓋8aの温度上昇を検知できる。
【0024】
この場合、外蓋8aの温度を外蓋8aが変形したり、変色したりしないような温度となるように蒸気の噴出量を制御したり、炊飯を中止したり、表示部あるいは報知部を設けて外蓋8aの温度が上昇していることを表示あるいは報知したりと、さまざまな外蓋8aの温度上昇に対する手段を講ずることができ、蓋8にふきんやタオルをかけられても、蓋8の変形や変色を防止することができる。このことは、外蓋8aの一部分をパネル8dで構成したとき、パネル8dについても同じである。
【0025】
(実施例2)
図3に示すように、外蓋21は蓋を構成するもので、肉厚が薄肉である薄肉部21aを設けており、この薄肉部21aに蓋温度検知手段22を取り付けている。他の構成は上記実施例1と同じである。
【0026】
上記構成において動作を説明する。薄いふきんやタオルをかけたまま炊飯を行なったとき、ふきんやタオルと蓋の天面との間にこもる熱量は厚いふきんやタオルをかけたときよりも少ないが、蓋の天面の温度はふきんの厚さに関わらず最高で100℃前後まで上昇する。このとき、ふきんやタオルと蓋の天面との間にこもる熱量は少ないので、蓋の天面の温度が外蓋の内面まで伝わりにくく、蓋温度検知手段に温度が伝わりにくい。
【0027】
本実施例では、外蓋21は樹脂製であり、容易に肉厚を変化させることができるので、外蓋21に薄肉部21aを設け、薄肉部21aに蓋温度検知手段22を取り付けることで、薄肉部21aでは蓋の天面と外蓋21の内面の温度差が少ないことから、蓋温度検知手段22の検知温度が蓋の天面と近くなり、蓋温度検知手段22は薄いふきんやタオルが掛けられたことを検知することができる。
【0028】
これにより、外蓋21の温度を外蓋21が変形したり、変色したりしないような温度となるように蒸気の噴出量を制御したり、炊飯を中止したりすることで、薄いふきんやタオルをかけた場合でも蓋表面の温度上昇を防止することができ、薄いふきんやタオルで蓋の上面を覆われても蓋の変形や変色を防止することができる。
【0029】
(実施例3)
図4に示すように、外蓋24は蓋を構成するもので、蓋温度検知手段23を外蓋24の内面と、外蓋24の内面と当接した蓋温度検知手段取付部材25とで挟持している。他の構成は上記実施例1または2と同じである。
【0030】
上記構成において動作を説明する。蓋温度検知手段取付部材25は外蓋24の内面と当接しており、外蓋24の内面の温度が上昇すると、外蓋24の内面から熱が伝わり、蓋温度検知手段取付部材25の温度も上昇する。外蓋24の内面と蓋温度検知手段23は若干の温度差を有するが、本実施例の構成によれば、蓋温度検知手段23は外蓋24の内面と蓋温度検知手段取付部25の両方から熱が伝わり、外蓋24の内面に対する温度追随性がよくなり、外蓋24の内面との温度差が減少する。
【0031】
このことにより、蓋表面の温度上昇をさらに確実に検知し防止することができる。ここで、蓋温度検知手段取付部材25を熱伝導性のよい金属製で構成すると、外蓋24の内面に対する温度追随性がさらによくなる。ここで、本実施例では、外蓋24が樹脂製なので、蓋温度検知手段取付部材25の取付部も容易に構成できる。
【0032】
(実施例4)
図5に示すように、外蓋26は蓋を構成するもので、蓋温度検知手段27を取り付けており、この蓋温度検知手段27は蓋蒸気口28の近傍に取り付けている。他の構成は上記実施例1〜3と同じである。
【0033】
上記構成において動作を説明する。蓋蒸気口28から噴出する蒸気は、噴出直後より徐々に大気あるいは蓋にその熱量を奪われて温度が下降する。炊飯時にふきんやタオルで覆われたときの蓋の温度も蓋蒸気口28が最も高く、蓋蒸気口28から遠ざかるにつれ低くなっていく。
【0034】
そこで、本実施例のように、蓋温度検知手段27を蓋蒸気口28の近傍に設けることで、蓋の表面温度上昇をさらに確実に防止できる。ここで、蓋蒸気口28の近傍とは蓋蒸気口28の周囲100mm以内が望ましい。
【0035】
(実施例5)
図6に示すように、外蓋29は蓋を構成するもので、この外蓋29の天面に凸部29aを設け、蓋温度検知手段30を凸部29aの内面に設けている。他の構成は上記実施例1と同じである。
【0036】
上記構成において動作を説明する。炊飯中に外蓋29の天面にふきんやタオルが掛けられたとき、蓋の表面温度が上昇するが、蓋温度検知手段30は外蓋29の天面に設けた凸部29aの内面に囲まれており、外蓋29の内面からの熱が蓋温度検知手段30に伝達しやすい。
【0037】
このため、外蓋29の内面と蓋温度検知手段30の温度差が少なくなり、蓋温度検知手段30の温度は外蓋29の天面の温度と近くなる。このことから、薄いふきんやタオルが掛けられたときでも、蓋温度検知手段30は外蓋29の天面の温度上昇を検知し易くなり、蓋の変形や変色を防止できる。
【0038】
(実施例6)
図7に示すように、炊飯器本体31は有底筒状の鍋収納部31aを有し、鍋32を着脱自在に収納している。鍋収納部31aの底部に底誘導コイル(加熱手段)33を設け、鍋32を誘導加熱し炊飯・保温を行う。底誘導コイル33を用いた誘導加熱方式ではなく、鋳込みヒータを加熱手段とし、鍋32を加熱する場合もあるが、誘導加熱方式のほうがより高火力・高効率で鍋を加熱することができる。
【0039】
底センサ34は、鍋32の温度を検知し、制御部35へ信号を送る。制御部35は底センサ34の信号より底誘導コイル33の通電量を制御し、鍋32の加熱量を可変することで鍋32の温度を炊飯・保温時に適温に制御するようにしている。
【0040】
炊飯器本体31の上部は炊飯器本体31の後部に設けたヒンジ部36に設けたヒンジ軸37にて軸支した蓋38により開閉自在に覆われている。蓋38の先端に蓋係合部45を設けており、炊飯器本体31の前方のフックボタン46と閉蓋時に係合し、炊飯または保温中に誤って蓋38が開くのを防止している。フックボタン46を押すと、蓋係合部45とフックボタン46の係合が外れ、蓋のヒンジ部36に設けたヒンジばね47の力よって蓋が開くようにしている。
【0041】
炊飯中や保温中にご飯から発生した蒸気は蓋38の鍋側に付着し、蓋38を開いたときに露が炊飯器本体31の上縁部31bに滴下したり、保温中にご飯の上に落下して、ご飯を白化させたりする。そこで、蓋38には鍋32の内部空間を加熱する加熱板39を設けており、加熱板39は蓋加熱手段である蓋誘導コイル40により誘導加熱されて発熱し、炊飯・保温中の蓋38への露つきを防止している。ここで、蓋誘導コイル40の代わりに、電気抵抗で発熱する発熱線を加熱板39に貼り付ける方式もあるが、誘導加熱方式の方がより、効率的に加熱板39を発熱させることができる。
【0042】
加熱板39に加熱板蒸気口39aを設けており、炊飯・保温中に発生する蒸気は、加熱板蒸気口39aを通過し、蓋蒸気口38cから外部へ流出するようにしている。蒸気口パッキン48は、加熱板蒸気口39aからの蒸気が蓋38の内部に流入するのを防止している。また、鍋パッキン49は、加熱板39と鍋32のフランジ部32aの間から蒸気が外部へ漏れ出すのを防止している。
【0043】
蓋38には、底誘導コイル33と蓋誘導コイル40を操作する操作手段43を設けている。本実施例のように、操作手段43を蓋38に設置すると、炊飯器がどちらの向きに向いていても操作手段43を操作でき、使い勝手がよいのに加え、炊飯器本体31の設置面積が少なくなり、炊飯器炊飯器本体31の置き場所を確保しやすい。
【0044】
また、図8に示すように、蓋38の天面に設けた蓋蒸気口38cと操作手段43の間に、蓋38の温度を検知する蓋温度検知手段44を配している。
【0045】
上記構成において動作を説明する。炊飯器を使用しないときに、蓋38の天面がほこりや油煙で汚れないように、蓋38の天面にふきんやタオルを掛けることがある。ここで、誤ってふきんをかけたまま炊飯すると、炊飯中に蓋蒸気口38cから噴出した蒸気は、蓋38の天面のふきんやタオルに阻まれ大気中に噴出されにくくなり、ふきんやタオルと蓋38の天面の間に熱気をこもらせる。
【0046】
蓋38の天面の温度は熱気で上昇し、最も温度の高いところでおよそ100℃前後になる。そして、蓋蒸気口38cが最も温度が上昇しやすく、蓋蒸気口38cから遠ざかるにつれ温度は上昇しにくくなる。
【0047】
従来であれば、このとき操作手段43の温度も上昇し、変形や熱による故障あるいは誤動作といったことが発生するが、本実施例では、蓋温度検知手段44の温度が操作手段43よりも先に上昇し、操作手段43が変形や熱による故障あるいは誤動作といった状態になるまで温度が上昇する前に蓋38の温度上昇を検知することができる。
【0048】
この場合、操作手段43が変形や熱による故障あるいは誤動作する温度とならないように蒸気の噴出量を制御したり、炊飯を中止したり、表示部あるいは報知部を設けて外蓋の温度が上昇していることを表示あるいは報知したりと、さまざまな操作手段の温度上昇に対する手段を講ずることができ、蓋38にふきんやタオルをかけられても異常温度上昇による故障や誤動作を防止することができる。
【0049】
【発明の効果】
以上のように本発明の請求項1に記載の発明によれば、炊飯器本体と、前記炊飯器本体内に着脱自在に収納される鍋と、前記鍋を加熱する加熱手段と、前記鍋内の温度を検知する底センサと、前記炊飯器本体の上面開口部を覆い開閉自在に軸支されるとともに天面を構成する外蓋と前記鍋側を構成する外蓋カバーとで構成された蓋と、前記蓋に設け前記鍋内の蒸気を排出する蓋蒸気口と、前記外蓋の一部分を構成するパネルの温度を検知する蓋温度検知手段とを備え、前記蓋温度検知手段は、前記パネル内面に設置したことにより、蓋温度検知手段の出力により、蓋の温度を蓋が変形したり、変色したりしないような温度となるように、蒸気の噴出量を制御したり、炊飯を中止したりすることができ、蓋の表面温度が異常に上昇するのを防止することができ、ふきんやタオルで蓋の上面を覆われても蓋の変形や変色を防止することができる。
【0050】
また、請求項2に記載の発明によれば、パネルの蓋蒸気口近傍に設けた薄肉部に蓋温度検知手段を設置したことにより、薄いふきんやタオルをかけた場合でも蓋の表面の温度上昇を防止することができ、薄いふきんやタオルで蓋の上面を覆われても蓋の変形や変色を防止することができる。
【0051】
また、請求項に記載の発明よれば、蓋の温度を検知する蓋温度検知手段を蓋の天面内面でかつ操作手段と蓋蒸気口の間に設置したことより、蓋温度検知手段の出力により、操作手段の温度を操作手段が変形したり、熱による故障や誤動作が発生しない温度となるように、蒸気の噴出量を制御したり、炊飯を中止したりすることができ、ふきんやタオルで蓋の上面を覆われても異常温度上昇による故障や誤動作を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例の炊飯器の断面図
【図2】 同炊飯器の外蓋の要部拡大断面図
【図3】 本発明の第2の実施例の炊飯器の外蓋の要部断面図
【図4】 本発明の第3の実施例の炊飯器の外蓋の要部断面図
【図5】 本発明の第4の実施例の炊飯器の外蓋の要部断面図
【図6】 本発明の第5の実施例の炊飯器の外蓋の要部断面図
【図7】 本発明の第6の実施例の炊飯器の断面図
【図8】 同炊飯器の外蓋の要部拡大断面図
【図9】 従来の炊飯器の断面図
【符号の説明】
1 炊飯器本体
2 鍋
3 底誘導コイル(加熱手段)
4 底センサ
8 蓋
8a 外蓋
8c 蓋蒸気口
20 蓋温度検知手段

Claims (3)

  1. 炊飯器本体と、前記炊飯器本体内に着脱自在に収納される鍋と、前記鍋を加熱する加熱手段と、前記鍋内の温度を検知する底センサと、前記炊飯器本体の上面開口部を覆い開閉自在に軸支されるとともに天面を構成する外蓋と前記鍋側を構成する外蓋カバーとで構成された蓋と、前記蓋に設け前記鍋内の蒸気を排出する蓋蒸気口と、前記外蓋の一部分を構成するパネルの温度を検知する蓋温度検知手段とを備え、前記蓋温度検知手段は、前記パネル内面に設置した炊飯器。
  2. パネルの蓋蒸気口近傍に肉薄の薄肉部を設け、前記薄肉部に蓋温度検知手段を設置した請求項1記載の炊飯器。
  3. 炊飯器本体と、前記炊飯器本体内に着脱自在に収納される鍋と、前記鍋を加熱する加熱手段と、前記鍋内の温度を検知する底センサと、前記炊飯器本体の上面開口部を覆い開閉自在に軸支され天面に前記加熱手段を操作する操作手段を有する蓋と、前記蓋に設け前記鍋内の蒸気を排出する蓋蒸気口と、前記蓋の温度を検知する蓋温度検知手段とを備え、前記蓋温度検知手段は、前記蓋の天面内面でかつ前記操作手段と蓋蒸気口の間に設置した炊飯器。
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