JPH091857A - Ledプリントヘッド及びその焦点調整方法 - Google Patents
Ledプリントヘッド及びその焦点調整方法Info
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- JPH091857A JPH091857A JP15593595A JP15593595A JPH091857A JP H091857 A JPH091857 A JP H091857A JP 15593595 A JP15593595 A JP 15593595A JP 15593595 A JP15593595 A JP 15593595A JP H091857 A JPH091857 A JP H091857A
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- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/435—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material
- B41J2/447—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material using arrays of radiation sources
- B41J2/45—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material using arrays of radiation sources using light-emitting diode [LED] or laser arrays
- B41J2/451—Special optical means therefor, e.g. lenses, mirrors, focusing means
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- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/04—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for exposing, i.e. imagewise exposure by optically projecting the original image on a photoconductive recording material
- G03G15/04036—Details of illuminating systems, e.g. lamps, reflectors
- G03G15/04045—Details of illuminating systems, e.g. lamps, reflectors for exposing image information provided otherwise than by directly projecting the original image onto the photoconductive recording material, e.g. digital copiers
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- G03G15/22—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern involving the combination of more than one step according to groups G03G13/02 - G03G13/20
- G03G15/32—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern involving the combination of more than one step according to groups G03G13/02 - G03G13/20 in which the charge pattern is formed dotwise, e.g. by a thermal head
- G03G15/326—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern involving the combination of more than one step according to groups G03G13/02 - G03G13/20 in which the charge pattern is formed dotwise, e.g. by a thermal head by application of light, e.g. using a LED array
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 感光ドラム全体の太さが不均一であっても、
最適な焦点調整を簡単、かつ正確に行うことができる構
造にしたLEDプリントヘッド及びその焦点調整方法を
提供する。 【構成】 複数のLEDチップ12が配置されたLED
基板6を弾性変形させてLEDチップ12の発光面とレ
ンズ4との間の距離を補正し、感光ドラム2に対するレ
ンズ4の焦点調整を行うようにした。
最適な焦点調整を簡単、かつ正確に行うことができる構
造にしたLEDプリントヘッド及びその焦点調整方法を
提供する。 【構成】 複数のLEDチップ12が配置されたLED
基板6を弾性変形させてLEDチップ12の発光面とレ
ンズ4との間の距離を補正し、感光ドラム2に対するレ
ンズ4の焦点調整を行うようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、製造時やメンテナンス
時に、レンズの最適な焦点調整を簡単に行うことができ
る構造にしたLED(発光ダイオード)プリントヘッド
及びその焦点調整方法に関するものである。
時に、レンズの最適な焦点調整を簡単に行うことができ
る構造にしたLED(発光ダイオード)プリントヘッド
及びその焦点調整方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図14乃至図16は従来におけるLED
プリンタの一例を示すもので、図14はその概略構成側
面図、図15は図14のC−C線に沿う概略断面図、図
16は図14のD部における一部を破断し拡大して示す
図である。図14乃至図16において、このLEDプリ
ンタは、大きくはLEDヘッド51と、感光体としての
感光ドラム52と、LEDヘッド51と感光ドラム52
との間の距離を調整するためのアジャスト機構53等で
構成されている。
プリンタの一例を示すもので、図14はその概略構成側
面図、図15は図14のC−C線に沿う概略断面図、図
16は図14のD部における一部を破断し拡大して示す
図である。図14乃至図16において、このLEDプリ
ンタは、大きくはLEDヘッド51と、感光体としての
感光ドラム52と、LEDヘッド51と感光ドラム52
との間の距離を調整するためのアジャスト機構53等で
構成されている。
【0003】さらに詳述すると、LEDヘッド51は、
図15で内部構成を示しているように、レンズ54を固
定しているレンズホルダー55と、LED基板56と、
ベースカバー57とで構成されている。
図15で内部構成を示しているように、レンズ54を固
定しているレンズホルダー55と、LED基板56と、
ベースカバー57とで構成されている。
【0004】また、レンズ54は、図17にその要部を
示しているように、ロッドレンズ58が複数並列されて
なり、この上下面(レンズ面54a,54b)を除いた
側面を繊維強化プラスチック(FRP)製の側板59で
保持するとともに、その隙間に黒色シリコン樹脂60が
充填されてユニット化された状態にして形成されてい
る。そして、レンズ面54a,54bを上下方向に向け
てレンズホルダー55に固定して取り付けられている。
なお、レンズホルダー55には、図15に示すように、
レンズホルダー55に上下方向(LED基板56の方
向)の反りが生じないようにするためにレンズ位置決め
突部55aが設けられていて、レンズ54を取り付ける
ときには、このレンズ54の上端レンズ面54aをレン
ズ位置決め突部55aに当接させ、位置決めて取り付け
られる。
示しているように、ロッドレンズ58が複数並列されて
なり、この上下面(レンズ面54a,54b)を除いた
側面を繊維強化プラスチック(FRP)製の側板59で
保持するとともに、その隙間に黒色シリコン樹脂60が
充填されてユニット化された状態にして形成されてい
る。そして、レンズ面54a,54bを上下方向に向け
てレンズホルダー55に固定して取り付けられている。
なお、レンズホルダー55には、図15に示すように、
レンズホルダー55に上下方向(LED基板56の方
向)の反りが生じないようにするためにレンズ位置決め
突部55aが設けられていて、レンズ54を取り付ける
ときには、このレンズ54の上端レンズ面54aをレン
ズ位置決め突部55aに当接させ、位置決めて取り付け
られる。
【0005】LED基板56は、例えばガラスエポキシ
基材で板状に形成されている。さらに、図18にその平
面(下面)図を、また図19にその側面図を各々示して
いるように、LED基板56上には、このLED基板5
6の長手方向に列を成して複数のLEDチップ61が配
置されているとともに、LEDチップ61の列を挟んで
その両側の位置に、同じくLED基板56の長手方向に
列を成して複数のドライバICチップ62が配置されて
いる。なお、ここで、LED基板56上に配置されるL
EDチップ61の数は、例えば600DPI(Dot Per
Inch)・A4幅のLEDヘッド51とした場合、1チッ
プ当たり128ドットで、39チップ配置される。
基材で板状に形成されている。さらに、図18にその平
面(下面)図を、また図19にその側面図を各々示して
いるように、LED基板56上には、このLED基板5
6の長手方向に列を成して複数のLEDチップ61が配
置されているとともに、LEDチップ61の列を挟んで
その両側の位置に、同じくLED基板56の長手方向に
列を成して複数のドライバICチップ62が配置されて
いる。なお、ここで、LED基板56上に配置されるL
EDチップ61の数は、例えば600DPI(Dot Per
Inch)・A4幅のLEDヘッド51とした場合、1チッ
プ当たり128ドットで、39チップ配置される。
【0006】感光ドラム52はドラムホルダー63にて
保持されており、このドラムホルダー63上にはアジャ
スト機構53を介してLEDヘッド51が取り付けられ
ている。
保持されており、このドラムホルダー63上にはアジャ
スト機構53を介してLEDヘッド51が取り付けられ
ている。
【0007】アジャスト機構53は、LEDヘッド51
の長手方向における両端に位置して各々設けられてい
る。各アジャスト機構53は、図16で詳細に示してい
るように、ドラムホルダー63の上面にスライド可能に
取り付けられているスライダー本体53aと、このスラ
イダー本体53aより延ばされている板バネ片53bと
を備えている。また、スライダー本体53aの上面はレ
ンズホルダー55から鍔状にして延ばされている突出片
55bの下面と当接されており、さらにスライダー本体
53aの上面と突出片55bの下面は、それぞれ傾斜面
64,65として形成されている。そして、このアジャ
スト機構53では、スライダー本体53aを図16中の
矢印66方向(X軸方向)に移動させると、傾斜面6
4,65とのカム作用によって、LEDヘッド51だけ
が図16中の矢印67方向(Y軸方向)に移動される。
加えて、レンズホルダー55側の突出片55bの上面に
はラック68が設けられ、このラック68に板バネ片5
3bの自由先端53cが圧接係合されており、この圧接
係合でスライダー本体53aが矢印66方向に一歯づつ
間欠的に移動できる構造になっている。
の長手方向における両端に位置して各々設けられてい
る。各アジャスト機構53は、図16で詳細に示してい
るように、ドラムホルダー63の上面にスライド可能に
取り付けられているスライダー本体53aと、このスラ
イダー本体53aより延ばされている板バネ片53bと
を備えている。また、スライダー本体53aの上面はレ
ンズホルダー55から鍔状にして延ばされている突出片
55bの下面と当接されており、さらにスライダー本体
53aの上面と突出片55bの下面は、それぞれ傾斜面
64,65として形成されている。そして、このアジャ
スト機構53では、スライダー本体53aを図16中の
矢印66方向(X軸方向)に移動させると、傾斜面6
4,65とのカム作用によって、LEDヘッド51だけ
が図16中の矢印67方向(Y軸方向)に移動される。
加えて、レンズホルダー55側の突出片55bの上面に
はラック68が設けられ、このラック68に板バネ片5
3bの自由先端53cが圧接係合されており、この圧接
係合でスライダー本体53aが矢印66方向に一歯づつ
間欠的に移動できる構造になっている。
【0008】このように構成されたLEDプリンタで
は、LED基板56上のLEDチップ61が発光される
と、この光をレンズ54を通して感光ドラム52の感光
面面上に投射し、この投射されたスポットの光によって
感光ドラム52上に静電潜像をドットで形成する。そこ
で、レンズ54を通して感光ドラムの感光面上に投射さ
れたどの位置に配置されているLEDチップ61も、同
じ強さの光で結像されなければならない。しかし、各部
品の製造誤差等により、結像位置によってはズレが生じ
た状態となり、ズレた位置では光が弱くなる。したがっ
て、LEDヘッドの製造途中等において、このズレを調
整するための、いわゆる焦点調整が必要になる。従来、
この焦点調整は、スライダー本体53aを図16中の矢
印66方向に移動させることによって、LEDヘッド5
1を図16中の矢印67方向に△y移動させ、レンズ面
54bと感光ドラム52との間の距離が結像に最適な位
置、すなわち最適な焦点位置となるように調整できる。
は、LED基板56上のLEDチップ61が発光される
と、この光をレンズ54を通して感光ドラム52の感光
面面上に投射し、この投射されたスポットの光によって
感光ドラム52上に静電潜像をドットで形成する。そこ
で、レンズ54を通して感光ドラムの感光面上に投射さ
れたどの位置に配置されているLEDチップ61も、同
じ強さの光で結像されなければならない。しかし、各部
品の製造誤差等により、結像位置によってはズレが生じ
た状態となり、ズレた位置では光が弱くなる。したがっ
て、LEDヘッドの製造途中等において、このズレを調
整するための、いわゆる焦点調整が必要になる。従来、
この焦点調整は、スライダー本体53aを図16中の矢
印66方向に移動させることによって、LEDヘッド5
1を図16中の矢印67方向に△y移動させ、レンズ面
54bと感光ドラム52との間の距離が結像に最適な位
置、すなわち最適な焦点位置となるように調整できる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の調整構
造では、感光ドラム全体の太さが均一の場合には良い
が、今日では中央の部分を太くしている太鼓型の形状に
する感光ドラムも開発されているが、この太鼓型も含め
て、感光ドラム全体の太さが不均一になっているものを
使用した場合には、LEDヘッド51の幅全体に渡って
少しづつ調整しないと、LEDヘッド51の両端部ある
いは中央部で焦点ぼけを起こすと言う問題点が生じる。
しかしながら、従来方法のように感光ドラム52に対し
てLEDヘッド51の全体を動かして調整する方法で
は、一部分だけを調整するというようなことはできな
い。
造では、感光ドラム全体の太さが均一の場合には良い
が、今日では中央の部分を太くしている太鼓型の形状に
する感光ドラムも開発されているが、この太鼓型も含め
て、感光ドラム全体の太さが不均一になっているものを
使用した場合には、LEDヘッド51の幅全体に渡って
少しづつ調整しないと、LEDヘッド51の両端部ある
いは中央部で焦点ぼけを起こすと言う問題点が生じる。
しかしながら、従来方法のように感光ドラム52に対し
てLEDヘッド51の全体を動かして調整する方法で
は、一部分だけを調整するというようなことはできな
い。
【0010】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的は感光ドラム全体の太さが不均一で
あっても、最適な焦点調整を簡単、かつ正確に行うこと
ができる構造にしたLEDプリントヘッド及びその焦点
調整方法を提供することにある。
のであり、その目的は感光ドラム全体の太さが不均一で
あっても、最適な焦点調整を簡単、かつ正確に行うこと
ができる構造にしたLEDプリントヘッド及びその焦点
調整方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のLEDプリントヘッドの構造にあっては、
複数のLEDチップが配置されている基板または前記L
EDチップの光を感光体上に投射するレンズを弾性変形
させて、前記LEDチップの発光面と前記レンズとの間
の距離をヘッドの一部または全体に渡って補正し、前記
感光体に対する前記レンズの焦点調整を行うための手段
を設けてなる構成としたものである。
め、本発明のLEDプリントヘッドの構造にあっては、
複数のLEDチップが配置されている基板または前記L
EDチップの光を感光体上に投射するレンズを弾性変形
させて、前記LEDチップの発光面と前記レンズとの間
の距離をヘッドの一部または全体に渡って補正し、前記
感光体に対する前記レンズの焦点調整を行うための手段
を設けてなる構成としたものである。
【0012】また、上記目的を達成するため、本発明の
LEDプリントヘッドの焦点調整方法にあっては、複数
のLEDチップが配置されている基板または前記LED
チップの光を感光体上に投射するレンズを弾性変形さ
せ、前記LEDチップの発光面と前記レンズとの間の距
離をヘッドの一部または全体に渡って補正し、前記感光
体に対する前記レンズの焦点調整を行うようにしたもの
である。
LEDプリントヘッドの焦点調整方法にあっては、複数
のLEDチップが配置されている基板または前記LED
チップの光を感光体上に投射するレンズを弾性変形さ
せ、前記LEDチップの発光面と前記レンズとの間の距
離をヘッドの一部または全体に渡って補正し、前記感光
体に対する前記レンズの焦点調整を行うようにしたもの
である。
【0013】
【作用】これによれば、基板またはレンズを弾性変形さ
せて補正するので、補正が必要とされる部分に対応して
いる基板またはレンズの一部を部分的に、または全体に
渡って補正し、より細かい補正を簡単、かつ正確に行う
ことができる。
せて補正するので、補正が必要とされる部分に対応して
いる基板またはレンズの一部を部分的に、または全体に
渡って補正し、より細かい補正を簡単、かつ正確に行う
ことができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。図1乃至図3は本発明の一実施例を適
用したLEDプリンタを示すもので、図1はその概略縦
断側面図、図2はその要部拡大断面図、図3はその要部
外観斜視図である。
詳細に説明する。図1乃至図3は本発明の一実施例を適
用したLEDプリンタを示すもので、図1はその概略縦
断側面図、図2はその要部拡大断面図、図3はその要部
外観斜視図である。
【0015】図1乃至図3において、このLEDプリン
タは、大きくはLEDヘッド1と、感光体としての感光
ドラム2と、LEDヘッド1と感光ドラム2との間の距
離を調整するためのアジャスト機構3等で構成されてい
る。
タは、大きくはLEDヘッド1と、感光体としての感光
ドラム2と、LEDヘッド1と感光ドラム2との間の距
離を調整するためのアジャスト機構3等で構成されてい
る。
【0016】さらに詳述すると、LEDヘッド1は、図
1及び図2に内部構造を示しているように、レンズ4を
固定しているレンズホルダー5と、LED基板6と、ベ
ースカバー7とで構成されているとともに、LED基板
6を弾性変形させるためのアジャスト機構8等で構成さ
れている。
1及び図2に内部構造を示しているように、レンズ4を
固定しているレンズホルダー5と、LED基板6と、ベ
ースカバー7とで構成されているとともに、LED基板
6を弾性変形させるためのアジャスト機構8等で構成さ
れている。
【0017】また、レンズ4は、図6にその要部を示し
ているように、ロッドレンズ9が複数並列されてなり、
この上下面(レンズ面4a,4b)を除いた側面を繊維
強化プラスチック(FRP)製の側板10で保持すると
ともに、その隙間に黒色シリコン樹脂11が充填されて
ユニット化された状態にして形成されていて、レンズ面
4a,4bを上下方向に向けて、その両端をレンズホル
ダー5に固定して取り付けられている。
ているように、ロッドレンズ9が複数並列されてなり、
この上下面(レンズ面4a,4b)を除いた側面を繊維
強化プラスチック(FRP)製の側板10で保持すると
ともに、その隙間に黒色シリコン樹脂11が充填されて
ユニット化された状態にして形成されていて、レンズ面
4a,4bを上下方向に向けて、その両端をレンズホル
ダー5に固定して取り付けられている。
【0018】LED基板6は、例えばガラスエポキシ基
材で弾性変形可能な板状に形成されている。さらに、図
4にその平面(下面)図を、また図5にその側面図を各
々示しているように、LED基板6上には、このLED
基板6の長手方向に列を成して複数のLEDチップ12
が配置されているとともに、LEDチップ12の列を挟
んでその両側の位置に、同じくLED基板6の長手方向
に列を成して複数のドライバICチップ13が配置され
ている。なお、LED基板6上に配置されるLEDチッ
プ12の数は、例えば600DPI(Dot Per Inch)・
A4幅のLEDヘッド1とした場合、1チップ当たり1
28ドットで、39チップ配置される。
材で弾性変形可能な板状に形成されている。さらに、図
4にその平面(下面)図を、また図5にその側面図を各
々示しているように、LED基板6上には、このLED
基板6の長手方向に列を成して複数のLEDチップ12
が配置されているとともに、LEDチップ12の列を挟
んでその両側の位置に、同じくLED基板6の長手方向
に列を成して複数のドライバICチップ13が配置され
ている。なお、LED基板6上に配置されるLEDチッ
プ12の数は、例えば600DPI(Dot Per Inch)・
A4幅のLEDヘッド1とした場合、1チップ当たり1
28ドットで、39チップ配置される。
【0019】感光ドラム2はドラムホルダー14にて保
持されており、このドラムホルダー14上にはアジャス
ト機構3を介してLEDヘッド1が取り付けられてい
る。
持されており、このドラムホルダー14上にはアジャス
ト機構3を介してLEDヘッド1が取り付けられてい
る。
【0020】アジャスト機構3は、LEDヘッド1の長
手方向における両端に分かれて各々1箇所づつ、合計2
箇所に設けられている。また、各箇所に設けられている
アジャスト機構3は、左右対称にして同じ構造で形成さ
れており、図2で詳細に示すように、ドラムホルダー1
4の上面にスライド可能に取り付けられているスライダ
ー本体3aと、このスライダー本体3aより延ばされて
いる板バネ片3bとで構成されている。また、スライダ
ー本体3aの上面はレンズホルダー5から鍔状にして延
ばされている突出片5bの下面と当接されており、さら
にスライダー本体3aの上面と突出片5bの下面は、そ
れぞれ傾斜面15,16として形成されている。そし
て、このアジャスト機構3では、スライダー本体3aを
図2中の矢印17方向(X軸方向)に移動させると、傾
斜面15,16とのカム作用によって、LEDヘッド1
だけが図12中の矢印18方向(Y軸方向)に移動され
る構造になっている。また、レンズホルダー5側の突出
片5bの上面にはラック19が設けられ、このラック1
9に板バネ片3bの自由先端3cが圧接係合されてお
り、この圧接係合でスライダー本体3aが矢印17方向
に一歯づつ間欠的に移動できる構造になっている。
手方向における両端に分かれて各々1箇所づつ、合計2
箇所に設けられている。また、各箇所に設けられている
アジャスト機構3は、左右対称にして同じ構造で形成さ
れており、図2で詳細に示すように、ドラムホルダー1
4の上面にスライド可能に取り付けられているスライダ
ー本体3aと、このスライダー本体3aより延ばされて
いる板バネ片3bとで構成されている。また、スライダ
ー本体3aの上面はレンズホルダー5から鍔状にして延
ばされている突出片5bの下面と当接されており、さら
にスライダー本体3aの上面と突出片5bの下面は、そ
れぞれ傾斜面15,16として形成されている。そし
て、このアジャスト機構3では、スライダー本体3aを
図2中の矢印17方向(X軸方向)に移動させると、傾
斜面15,16とのカム作用によって、LEDヘッド1
だけが図12中の矢印18方向(Y軸方向)に移動され
る構造になっている。また、レンズホルダー5側の突出
片5bの上面にはラック19が設けられ、このラック1
9に板バネ片3bの自由先端3cが圧接係合されてお
り、この圧接係合でスライダー本体3aが矢印17方向
に一歯づつ間欠的に移動できる構造になっている。
【0021】LEDヘッド1に取り付けられたアジャス
ト機構8は、各々一対の保持アーム22で保持されてい
る2つのスライダー21A,21Bを備えている。この
うち、一対の保持アーム22は、図7に示すように、一
端22aをベースカバー7の内面に固定してベースカバ
ー7に取り付けられているとともに、他端は自由端とし
て形成され、この自由先端の部分には押さえ部22bが
形成されている。また、この一対の保持アーム22は、
押さえ部22bを互いに向い合わせて平行にして配置さ
れている。さらに、各スライダー21A,21Bとの間
では、各スライダー21A,21Bの先端を互いに突き
合わせた状態にし、この一対のスライダー21Aと21
Bにおける各押さえ部22bとの間に、それぞれ対応す
るスライダー21A,21Bを配置することによって、
この2つのスライダー21A,21Bが、LEDヘッド
1の長手方向において中間の部分に偏り、この中間の部
分で左右の位置に分かれて設けられた状態になってい
る。
ト機構8は、各々一対の保持アーム22で保持されてい
る2つのスライダー21A,21Bを備えている。この
うち、一対の保持アーム22は、図7に示すように、一
端22aをベースカバー7の内面に固定してベースカバ
ー7に取り付けられているとともに、他端は自由端とし
て形成され、この自由先端の部分には押さえ部22bが
形成されている。また、この一対の保持アーム22は、
押さえ部22bを互いに向い合わせて平行にして配置さ
れている。さらに、各スライダー21A,21Bとの間
では、各スライダー21A,21Bの先端を互いに突き
合わせた状態にし、この一対のスライダー21Aと21
Bにおける各押さえ部22bとの間に、それぞれ対応す
るスライダー21A,21Bを配置することによって、
この2つのスライダー21A,21Bが、LEDヘッド
1の長手方向において中間の部分に偏り、この中間の部
分で左右の位置に分かれて設けられた状態になってい
る。
【0022】加えて、各スライダー21A,21Bは左
右対称形に作られており、LEDヘッド1の長手方向に
沿って配置される両側面には、保持アーム22の押さえ
部22bが配置されるガイド溝23が形成されている。
なお、各ガイド溝23は、図1に示すように、LEDヘ
ッド1の中央から端部へそれぞれ進むに従って序々に上
側に移動する状態にして、傾斜して設けられており、ま
たガイド溝23の底面には図7で詳細に示すようにラッ
ク24が形成されている。なお、このスライダー21
A,21Bが配置される部分に対応しているベースカバ
ー7の上面の一部には、スライダー21A,21Bをそ
れぞれ逃がすための開口7aが形成されている。
右対称形に作られており、LEDヘッド1の長手方向に
沿って配置される両側面には、保持アーム22の押さえ
部22bが配置されるガイド溝23が形成されている。
なお、各ガイド溝23は、図1に示すように、LEDヘ
ッド1の中央から端部へそれぞれ進むに従って序々に上
側に移動する状態にして、傾斜して設けられており、ま
たガイド溝23の底面には図7で詳細に示すようにラッ
ク24が形成されている。なお、このスライダー21
A,21Bが配置される部分に対応しているベースカバ
ー7の上面の一部には、スライダー21A,21Bをそ
れぞれ逃がすための開口7aが形成されている。
【0023】そして、このアジャスト機構8では、スラ
イダー21A,21Bの下面がLED基板6の上面(背
面)に常に当接された状態にして各保持アーム22によ
り保持されていて、押さえ部22bが位置決めされてい
るラック21における歯の位置を切り換えてスライダー
21A,21Bを図1の矢印25方向に移動させると、
ガイド溝23が傾斜して形成されていることにより、各
スライダー21A,21Bが上または下方向、すなわち
図1の矢印26方向に変位しながら移動され、これによ
りLED基板6を弾性変形させて、このLED基板6に
上下方向の反りを持たせることができるようになってい
る。
イダー21A,21Bの下面がLED基板6の上面(背
面)に常に当接された状態にして各保持アーム22によ
り保持されていて、押さえ部22bが位置決めされてい
るラック21における歯の位置を切り換えてスライダー
21A,21Bを図1の矢印25方向に移動させると、
ガイド溝23が傾斜して形成されていることにより、各
スライダー21A,21Bが上または下方向、すなわち
図1の矢印26方向に変位しながら移動され、これによ
りLED基板6を弾性変形させて、このLED基板6に
上下方向の反りを持たせることができるようになってい
る。
【0024】すなわち、本実施例では、図2に示すよう
に、スライダー21Aを同図中の右方向に移動させると
ガイド溝23と保持アーム22との係合によってスライ
ダー21Aが上方に移動して、これに対応している部分
におけるLED基板6の反りが少なくなり、逆にスライ
ダー21Aを同図中の左方向に移動させるとスライダー
22Aが下方に移動して、これに対応している部分にお
けるLED基板6の反りが大きくなる。また、スライダ
ー21B側においても、図1中の左方向に移動させると
ガイド溝23と保持アーム22との係合によってスライ
ダー21Bが上方に移動し、これに対応している部分に
おけるLED基板6の反りが少なくなり、逆にスライダ
ー21Bを同図中の右方向に移動させるとスライダー2
1Bが下方に移動し、これに対応している部分における
LED基板6の反りが大きくなる。したがって、両スラ
イダー21A,21Bの位置を切り換えることにより、
LED基板6の全体の反りを調整し、レンズ4の面4a
に対するLEDチップ12の距離を部分的に調整するこ
とができる。
に、スライダー21Aを同図中の右方向に移動させると
ガイド溝23と保持アーム22との係合によってスライ
ダー21Aが上方に移動して、これに対応している部分
におけるLED基板6の反りが少なくなり、逆にスライ
ダー21Aを同図中の左方向に移動させるとスライダー
22Aが下方に移動して、これに対応している部分にお
けるLED基板6の反りが大きくなる。また、スライダ
ー21B側においても、図1中の左方向に移動させると
ガイド溝23と保持アーム22との係合によってスライ
ダー21Bが上方に移動し、これに対応している部分に
おけるLED基板6の反りが少なくなり、逆にスライダ
ー21Bを同図中の右方向に移動させるとスライダー2
1Bが下方に移動し、これに対応している部分における
LED基板6の反りが大きくなる。したがって、両スラ
イダー21A,21Bの位置を切り換えることにより、
LED基板6の全体の反りを調整し、レンズ4の面4a
に対するLEDチップ12の距離を部分的に調整するこ
とができる。
【0025】このように構成されたLEDプリンタで
は、LED基板6上のLEDチップ12が発光される
と、この光をレンズ4を通して感光ドラム2の感光面上
に投射し、この投射されたスポットの光によって感光ド
ラム2上に静電潜像をドットで形成する。そして、この
LEDプリンタにおいて、このLEDプリンタに組み込
まれるLEDヘッド1は、その製造段階またはメンテナ
ンスにおいて、正しい位置に結像されているか、すなわ
ち焦点調整が正しく行われているか否かがテストされ
る。このテスト及び調整方法としては、図8及び図9に
示すように、LEDヘッド1を基準となる位置にセット
し、センサ40をLEDヘッド1に沿って移動させる。
この場合、図8に示すように、センサ40は、41方向
のある高さで固定され、ヘッド長手方向の42方向に水
平にスキャンさせ、そのスキャンに連動してLEDチッ
プ12を全ドット,あるいは1ドット毎に発光させる。
センサ40の41方向の高さを数段階に可変させて、セ
ンサ40の42方向のスキャンを行うことで、そのとき
のセンサ40で得られた出力を図示せぬ制御部に取り込
み現状でのスライダー21A,21Bセット状態での各
チップ位置での結像状態を知る。ここで、符号39で示
す線は、感光ドラム2の感光面と共役な位置であり、各
チップ位置での結像位置が線39上をトレースした状態
が得られればLEDヘッド1の調整は完了していると判
断できる。
は、LED基板6上のLEDチップ12が発光される
と、この光をレンズ4を通して感光ドラム2の感光面上
に投射し、この投射されたスポットの光によって感光ド
ラム2上に静電潜像をドットで形成する。そして、この
LEDプリンタにおいて、このLEDプリンタに組み込
まれるLEDヘッド1は、その製造段階またはメンテナ
ンスにおいて、正しい位置に結像されているか、すなわ
ち焦点調整が正しく行われているか否かがテストされ
る。このテスト及び調整方法としては、図8及び図9に
示すように、LEDヘッド1を基準となる位置にセット
し、センサ40をLEDヘッド1に沿って移動させる。
この場合、図8に示すように、センサ40は、41方向
のある高さで固定され、ヘッド長手方向の42方向に水
平にスキャンさせ、そのスキャンに連動してLEDチッ
プ12を全ドット,あるいは1ドット毎に発光させる。
センサ40の41方向の高さを数段階に可変させて、セ
ンサ40の42方向のスキャンを行うことで、そのとき
のセンサ40で得られた出力を図示せぬ制御部に取り込
み現状でのスライダー21A,21Bセット状態での各
チップ位置での結像状態を知る。ここで、符号39で示
す線は、感光ドラム2の感光面と共役な位置であり、各
チップ位置での結像位置が線39上をトレースした状態
が得られればLEDヘッド1の調整は完了していると判
断できる。
【0026】これに対して、各チップ位置での結像位置
が線39をトレースしなかった場合には、スライダー2
1A,21Bの位置を移動させてLED基板6の反りを
調整し、この反りを感光ドラム2の感光面と線対称に近
い状態にし、再びセンサ40をスキャンさせ、その結像
位置を観察しながら、同じ操作を繰り返して、LED基
板6の一部または全体を調整しながら最適な反り形状を
得る。また、こうして調整が行われたLEDヘッド1
は、アジャスト機構3を介してドラムホルダー14上に
セットされる。また、セット後の調整は、アジャスト機
構3を調整して、レンズ面4bと感光ドラム2との間の
距離が結像に最適な位置となるようにしてセットされ
る。なお、LEDヘッド1をドラムホルダー14と組み
付けた状態で焦点調整を行う場合は、先ずアジャスト機
構3を調整してLEDヘッド1の両端の高さを位置決め
し、次いでアジャスト機構8により調整する手順が採ら
れる。
が線39をトレースしなかった場合には、スライダー2
1A,21Bの位置を移動させてLED基板6の反りを
調整し、この反りを感光ドラム2の感光面と線対称に近
い状態にし、再びセンサ40をスキャンさせ、その結像
位置を観察しながら、同じ操作を繰り返して、LED基
板6の一部または全体を調整しながら最適な反り形状を
得る。また、こうして調整が行われたLEDヘッド1
は、アジャスト機構3を介してドラムホルダー14上に
セットされる。また、セット後の調整は、アジャスト機
構3を調整して、レンズ面4bと感光ドラム2との間の
距離が結像に最適な位置となるようにしてセットされ
る。なお、LEDヘッド1をドラムホルダー14と組み
付けた状態で焦点調整を行う場合は、先ずアジャスト機
構3を調整してLEDヘッド1の両端の高さを位置決め
し、次いでアジャスト機構8により調整する手順が採ら
れる。
【0027】したがって、この実施例のLEDプリント
ヘッドによれば、複数のLEDチップ12が配置されて
いるLED基板6の一部を部分的または全体に補正する
ことができるので、より細かい補正を簡単、かつ正確に
行うことができる。これにより、感光ドラム2の全体が
太鼓状等、不均一であっても最適な焦点調整を簡単、か
つ正確に図ることができる。
ヘッドによれば、複数のLEDチップ12が配置されて
いるLED基板6の一部を部分的または全体に補正する
ことができるので、より細かい補正を簡単、かつ正確に
行うことができる。これにより、感光ドラム2の全体が
太鼓状等、不均一であっても最適な焦点調整を簡単、か
つ正確に図ることができる。
【0028】図10乃至図12は本発明の他の実施例を
適用したLEDプリンタを示すもので、図10はその一
部を破断して示す要部外観斜視図、図11は図10のB
−B線に沿う断面図、図12はその概略縦断側面図であ
る。図10乃至図12において、図1乃至図9と同一符
号を付したものは図1乃至図9と同一のものを示してい
る。
適用したLEDプリンタを示すもので、図10はその一
部を破断して示す要部外観斜視図、図11は図10のB
−B線に沿う断面図、図12はその概略縦断側面図であ
る。図10乃至図12において、図1乃至図9と同一符
号を付したものは図1乃至図9と同一のものを示してい
る。
【0029】そして、図10乃至図12に示す実施例で
は、第1の実施例では焦点調整を行うのに、スライダー
21A,21BでLED基板6を弾性変形させて調整し
ていたのに対して、LED基板6は弾性変形させずに、
レンズ4を弾性変形させて焦点調整を行うようにしたも
のである。さらに詳述すると、レンズホルダー5の側面
において、その中央の部分にはラック30が形成されて
いる。また、レンズ4の中央の部分には、スライダー3
1が取り付けられている。さらに、このスライダー31
には先端に係合爪部31Bが形成された弾性係合片31
Aが形成されており、この弾性係合片31Aの係合爪部
31Bがラック30に係合された状態になっている。そ
して、スライダー31の係合爪部31Bが係合されてい
るラック30の歯の位置を変えると、レンズ4の弾性変
形を伴って中央の部分がスライダー31と共に上下方向
に動かすことができる。
は、第1の実施例では焦点調整を行うのに、スライダー
21A,21BでLED基板6を弾性変形させて調整し
ていたのに対して、LED基板6は弾性変形させずに、
レンズ4を弾性変形させて焦点調整を行うようにしたも
のである。さらに詳述すると、レンズホルダー5の側面
において、その中央の部分にはラック30が形成されて
いる。また、レンズ4の中央の部分には、スライダー3
1が取り付けられている。さらに、このスライダー31
には先端に係合爪部31Bが形成された弾性係合片31
Aが形成されており、この弾性係合片31Aの係合爪部
31Bがラック30に係合された状態になっている。そ
して、スライダー31の係合爪部31Bが係合されてい
るラック30の歯の位置を変えると、レンズ4の弾性変
形を伴って中央の部分がスライダー31と共に上下方向
に動かすことができる。
【0030】また、このLEDプリンタにおいて、LE
Dヘッド1の焦点調整が正しく行われているか否かのテ
スト及び調整は、図13に示すようにして行われる。す
なわち、まずLEDヘッド1を基準となる位置にセット
し、センサ40をLEDヘッド1に沿って移動させる。
この場合も、図13に示すように、センサ40は41方
向のある高さで固定されヘッドの長手方向の42方向に
水平にスキャンさせ、そのスキャンに連動してLEDチ
ップ12を全ドット,あるいは1ドット毎に発光させ
る。41方向の高さを数段階に可変させて、センサ40
の42方向のスキャンを行い、そのときのセンサ40で
得られた出力を図示せぬ制御部に取り込み、各位置での
結像状態を知る。現状でのスライダー31セット状態で
の各チップ位置での結像位置が線39上をトレースした
結果得られればLEDヘッド1の調整は完了していると
判断できる。
Dヘッド1の焦点調整が正しく行われているか否かのテ
スト及び調整は、図13に示すようにして行われる。す
なわち、まずLEDヘッド1を基準となる位置にセット
し、センサ40をLEDヘッド1に沿って移動させる。
この場合も、図13に示すように、センサ40は41方
向のある高さで固定されヘッドの長手方向の42方向に
水平にスキャンさせ、そのスキャンに連動してLEDチ
ップ12を全ドット,あるいは1ドット毎に発光させ
る。41方向の高さを数段階に可変させて、センサ40
の42方向のスキャンを行い、そのときのセンサ40で
得られた出力を図示せぬ制御部に取り込み、各位置での
結像状態を知る。現状でのスライダー31セット状態で
の各チップ位置での結像位置が線39上をトレースした
結果得られればLEDヘッド1の調整は完了していると
判断できる。
【0031】これに対して、各チップ位置でスライダー
31の現状設定での結像位置が線39上をトレースしな
かった場合には、スライダー31の位置を移動させてレ
ンズ4の反りを調整し、再びセンサ40をスキャンさ
せ、その結像位置を観察しながら、同じ操作を繰り返し
て最適な反り形状を得る。また、こうして調整が行われ
たLEDヘッド1は、アジャスト機構3を介してドラム
ホルダー14上にセットされる。また、セット後の調整
は、アジャスト機構3を調整して、レンズ面4bと感光
ドラム2との間の距離が結像に最適な位置となるように
セットされる。
31の現状設定での結像位置が線39上をトレースしな
かった場合には、スライダー31の位置を移動させてレ
ンズ4の反りを調整し、再びセンサ40をスキャンさ
せ、その結像位置を観察しながら、同じ操作を繰り返し
て最適な反り形状を得る。また、こうして調整が行われ
たLEDヘッド1は、アジャスト機構3を介してドラム
ホルダー14上にセットされる。また、セット後の調整
は、アジャスト機構3を調整して、レンズ面4bと感光
ドラム2との間の距離が結像に最適な位置となるように
セットされる。
【0032】したがって、この実施例のLEDプリント
ヘッドの場合でも、レンズ4の一部を部分的に補正する
ことができるので、より細かい補正を簡単、かつ正確に
行うことができる。これにより、感光ドラム2の全体が
太鼓状等、不均一であっても最適な焦点調整を簡単、か
つ正確に図ることができる。なお、この実施例において
も、ラック30をLEDヘッド1の長手方向に長く幅を
持たせて形成するとともに、スライダー31をLEDヘ
ッド1の長手方向にスライドできるようにすると、レン
ズ4の任意の位置でスライダー31を上下方向に移動さ
せることができ、より微妙な調整を行うことができる。
ヘッドの場合でも、レンズ4の一部を部分的に補正する
ことができるので、より細かい補正を簡単、かつ正確に
行うことができる。これにより、感光ドラム2の全体が
太鼓状等、不均一であっても最適な焦点調整を簡単、か
つ正確に図ることができる。なお、この実施例において
も、ラック30をLEDヘッド1の長手方向に長く幅を
持たせて形成するとともに、スライダー31をLEDヘ
ッド1の長手方向にスライドできるようにすると、レン
ズ4の任意の位置でスライダー31を上下方向に移動さ
せることができ、より微妙な調整を行うことができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
基板またはレンズを弾性変形させて補正するので、補正
が必要とされる部分に対応している基板またはレンズの
一部を部分的に、または全体に渡って補正することがで
き、より細かい補正を簡単、かつ正確に行うことができ
る。これにより、品質精度の向上と作業性の向上を図る
ことができる等の効果が期待できる。
基板またはレンズを弾性変形させて補正するので、補正
が必要とされる部分に対応している基板またはレンズの
一部を部分的に、または全体に渡って補正することがで
き、より細かい補正を簡単、かつ正確に行うことができ
る。これにより、品質精度の向上と作業性の向上を図る
ことができる等の効果が期待できる。
【図1】本発明の一実施例として示すLEDプリンタの
概略縦断側面図である。
概略縦断側面図である。
【図2】本実施例プリンタの要部拡大断面図である。
【図3】本実施例プリンタの要部外観斜視図である。
【図4】本実施例プリンタの要部平面図である。
【図5】本実施例プリンタの要部側面図である。
【図6】本実施例プリンタの要部斜視図である。
【図7】本実施例プリンタの要部分解斜視図である。
【図8】本実施例プリンタの焦点調整方法を説明する図
である。
である。
【図9】図8のA−A線に沿う概略断面図である。
【図10】本発明の他の実施例として示すLEDプリン
タの要部斜視図である。
タの要部斜視図である。
【図11】図10のB−B線断面図である。
【図12】本発明の他の実施例として示すLEDプリン
タの概略縦断側面図である。
タの概略縦断側面図である。
【図13】本発明の他の実施例として示すプリンタの焦
点調整方法を説明する図である。
点調整方法を説明する図である。
【図14】従来におけるLEDプリンタの概略縦断側面
図である。
図である。
【図15】図14のC−C線に沿う概略断面図である。
【図16】図14のD部拡大断面図である。
【図17】従来プリンタの要部斜視図である。
【図18】従来プリンタの要部平面図である。
【図19】従来プリンタの要部側面図である。
1 LEDヘッド 2 感光ドラム(感光体) 4 レンズ 4a レンズ面 4b レンズ面 5 レンズホルダー 6 LED基板 8 アジャスト機構 12 LEDチップ 21A スライダー 21B スライダー 31 スライダー
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/04 111 (72)発明者 塚越 久 東京都港区芝浦4丁目11番地22号 株式会 社沖データ内
Claims (6)
- 【請求項1】 複数のLEDチップが配置されている基
板と、前記LEDチップの光を感光体上に投射するレン
ズとを備えたLEDプリントヘッドにおいて、 前記基板を弾性変形させて前記LEDチップの発光面と
前記レンズとの間の距離をヘッドの一部または全体に渡
って補正し、前記感光体に対する前記レンズの焦点調整
を行うための手段を設けたことを特徴とするLEDプリ
ントヘッド。 - 【請求項2】 前記焦点調整手段は、前記基板に対して
移動され、この移動に応じて前記基板を弾性変形させる
ことが可能なスライダーを設けた請求項1に記載のLE
Dプリントヘッド。 - 【請求項3】 複数のLEDチップが配置されている基
板と、前記LEDチップの光を感光体上に投射するレン
ズとを備えたLEDプリントヘッドにおいて、 前記レンズを弾性変形させて前記LEDチップの発光面
と前記レンズとの間の距離をヘッドの一部または全体に
渡って補正し、前記感光体に対して前記レンズの焦点調
整を行うための手段を設けたことを特徴とするLEDプ
リントヘッド。 - 【請求項4】 前記焦点調整手段は、前記基板に対して
移動されて、この移動に応じて前記レンズを弾性変形さ
せることが可能なスライダーを設けた請求項3に記載の
LEDプリントヘッド。 - 【請求項5】 複数のLEDチップが配置されている基
板と、前記LEDチップの光を感光体上に投射するレン
ズとを備えたLEDプリントヘッドにおける焦点調整方
法において、 前記基板を弾性変形させて前記LEDチップの発光面と
前記レンズとの間の距離をヘッドの一部または全体に渡
って補正し、前記感光体に対する前記レンズの焦点調整
を行うことを特徴とするLEDプリントヘッドにおける
焦点調整方法。 - 【請求項6】 複数のLEDチップが配置されている基
板と、前記LEDチップの光を感光体上に投射するレン
ズとを備えたLEDプリントヘッドにおける焦点調整方
法において、 前記レンズを弾性変形させて前記LEDチップの発光面
と前記レンズとの間の距離をヘッドの一部または全体に
渡って補正し、前記感光体に対する前記レンズの焦点調
整を行うことを特徴とするLEDプリントヘッドにおけ
る焦点調整方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15593595A JP3177406B2 (ja) | 1995-06-22 | 1995-06-22 | Ledプリントヘッド及びその焦点調整方法 |
US08/665,223 US5808718A (en) | 1995-06-22 | 1996-06-18 | Led print head and method of adjusting the focus thereof |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15593595A JP3177406B2 (ja) | 1995-06-22 | 1995-06-22 | Ledプリントヘッド及びその焦点調整方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH091857A true JPH091857A (ja) | 1997-01-07 |
JP3177406B2 JP3177406B2 (ja) | 2001-06-18 |
Family
ID=15616736
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15593595A Expired - Fee Related JP3177406B2 (ja) | 1995-06-22 | 1995-06-22 | Ledプリントヘッド及びその焦点調整方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5808718A (ja) |
JP (1) | JP3177406B2 (ja) |
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JP2016049713A (ja) * | 2014-08-29 | 2016-04-11 | 株式会社沖データ | 露光装置、画像形成装置、及び露光装置の製造方法 |
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JP2001056403A (ja) | 1999-06-10 | 2001-02-27 | Canon Inc | ロッドレンズアレイ及びそれを用いた画像形成装置 |
JP4207767B2 (ja) * | 2003-12-16 | 2009-01-14 | 村田機械株式会社 | 光書込ヘッドの位置決め構造 |
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JP7052508B2 (ja) * | 2018-04-09 | 2022-04-12 | コニカミノルタ株式会社 | 光書き込み装置及び画像形成装置 |
DE102019203502A1 (de) * | 2019-03-14 | 2020-09-17 | Volkswagen Aktiengesellschaft | Beleuchtungseinheit für ein Kraftfahrzeug |
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1995
- 1995-06-22 JP JP15593595A patent/JP3177406B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1996
- 1996-06-18 US US08/665,223 patent/US5808718A/en not_active Expired - Fee Related
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US5808718A (en) | 1998-09-15 |
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