JPH09185406A - Cad/cam装置 - Google Patents

Cad/cam装置

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JPH09185406A
JPH09185406A JP7352876A JP35287695A JPH09185406A JP H09185406 A JPH09185406 A JP H09185406A JP 7352876 A JP7352876 A JP 7352876A JP 35287695 A JP35287695 A JP 35287695A JP H09185406 A JPH09185406 A JP H09185406A
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JP7352876A
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Takashi Nagayama
隆志 長山
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Shibuya Corp
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Shibuya Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 先ず、配置制御部8Aは、ビデオラム8
D上に被加工物2と既に配置を決定した切断図形Aの位
置を割り振った後、第2の切断図形Bをビデオラム8D
上で左方および下方に移動させて、被加工物2の輪郭お
よび第1の切断図形Aと干渉しない第2の切断図形Bの
位置を求める。次に、その位置における両切断図形A、
Bを囲繞する最小の図形の面積R1を求める。この後、
第2の切断図形Bを所定角度だけ回転させて、被加工物
2の輪郭および第1の切断図形Aと干渉しない第2の切
断図形Bの位置を再度求めて、その場合における両切断
図形A、Bを囲繞する最小の図形の面積R2を求める。
配置制御部8Aは、上記面積R1,R2を比較して、面
積が最小となる位置を第2の切断図形Bの最終的な切断
配置とする。 【効果】 被加工物2に対する製品の歩留まりを向上さ
せることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はCAD/CAM装置に関
し、より詳しくは、例えば被加工物をレーザ切断する際
に用いて好適なCAD/CAM装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、被加工物をレーザ切断する際に用
いられるCAD/CAM装置は知られており、このよう
な従来の装置では、被加工物から複数の切断図形を切断
するに際して、出来るだけ歩留まりが上がるように、予
め各切断図形の切断配置を決定するようにしている。よ
り詳細には、従来のCAD/CAM装置は、次のように
して切断図形の切断配置を決定するようにしている。す
なわち、各切断図形を囲む仮想の矩形を演算によって求
める。この後、最初の切断図形について被加工物に対す
る切断配置を決めるが、その際、最初の切断図形を囲繞
する仮想の矩形が、被加工物における基準位置となる四
隅の1つに近接する位置を切断配置として決定する。次
に、第2の切断図形を囲繞する仮想の矩形が第1の切断
図形と干渉しない位置をとりあえず演算によって求め
る。この後、第2の切断図形そのものを第1の切断図形
に向けてどれだけ移動させたら第1の切断図形と第2の
切断図形とが干渉することなく、それらを近接させて配
置できるかを演算し、その演算によって求めた位置を第
2の切断図形の切断配置として決定する。この後、第3
の切断図形についても上記第2の切断図形の切断配置の
決定と同様にして切断配置を決定する。従来では、上述
のようにして被加工物から切断すべき各切断図形の切断
配置を決定するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の方法で
は、新たに切断配置を決めようとする各切断図形を既に
切断配置決定している切断図形に向けて移動させる際に
は、新たな切断図形を単に横方向および縦方向に平行移
動させた後、新たな切断図形が既に切断配置が決定して
いる切断図形に最も近接した位置を最終的な切断配置と
して決定していたものである。このように、従来では、
新たな切断図形を縦横に平行移動させて隣接する切断図
形と干渉しない位置を一度だけ求めると、その位置を最
終的な切断配置として決定するようにしていた。このよ
うな方法では、切断図形の輪郭が凹凸のある多角形のよ
うな場合には、該多角形の切断図形を単に縦横に平行移
動させて切断配置を決めるよりも、多角形を所要量だけ
回転させてから縦横に平行移動させて切断配置を決めた
方が被加工物に対する製品の歩留まりが良い場合があっ
た。このように、従来の方法では、被加工物から切断図
形を切断するに際して、被加工物に対する製品の歩留ま
りが悪くなる場合があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような事情に鑑み、
本発明は、被加工物に対する各切断図形の切断配置を決
める配置制御部を備えたCAD/CAM装置において、
上記配置制御部は、CAD/CAM装置が備えるビデオ
ラム上に被加工物の形状と大きさを割り振る準備工程
と、ビデオラム上において、被加工物に対して既に切断
配置が決まっている切断図形と干渉しない位置に次に切
断配置を決めるべき新たな切断図形を位置させ、該新た
な切断図形を所定量だけ既に切断配置が決定している隣
接位置の切断図形に向けてビデオラム上で移動させて、
それらが干渉するか否かを確認し、それらが干渉しない
場合には、上記新たな切断図形をさらに所定量だけビデ
オラム上で隣接位置の切断図形に向けて移動させる一
方、上記新たな切断図形を所定量だけ既に切断配置が決
定している隣接位置の切断図形にむけて移動させて、そ
れらが干渉したことを確認した場合には、新たな切断図
形を隣接位置の切断図形から所定量だけ後退させ、その
位置に新たな切断図形を仮に配置した場合における該新
たな切断図形および既に切断配置が決定している隣接位
置の切断図形を囲繞する最小の図形の面積を求める第1
演算工程と、ビデオラム上において、既に切断配置が決
定している隣接位置の切断図形と干渉しない位置におい
て上記新たな切断図形を1回転するまで所定角度ごとに
回転させて上述した第1演算工程と同様にして、上記所
定角度ごとに回転させた場合における既に切断配置が決
定している切断図形の隣接位置に新たな切断図形を仮に
配置した場合におけるそれらを囲繞する図形の面積をそ
れぞれ求める第2演算工程と、上記第1演算工程および
第2演算工程において求めた各面積を比較して、最小の
面積が得られる新たな切断図形の位置を、該新たな切断
図形の最終的な切断配置として決定する最終工程とを備
えるCAD/CAM装置を提供するものである。
【0005】
【作用】このような構成によれば、被加工物から複数の
切断図形を切断する場合において、最も歩留まりの良い
切断図形の切断配置を選定することができる。したがっ
て、従来に比較して被加工物に対する製品の歩留まりを
向上させることができる。
【0006】
【実施例】以下本発明をレーザ加工機に適用した実施例
について説明すると、図1において、1はレーザ加工機
の加工テーブルであり、長方形をした板状の被加工物2
を載置して相互に直交するXY方向に移動できるように
なっている。上記加工テーブル1は駆動手段としてのX
方向モータ3に連動してX方向に移動されるとともに、
Y方向モータ4に連動して上記X方向と直交するY方向
に移動されるようになっている。加工テーブル1の上方
には、集光レンズを内蔵した加工ヘッド5を昇降自在に
設けてあり、この加工ヘッド5は図示しないZ方向モー
タによって所要量だけ昇降できるようになっている。ま
た、レーザ加工機は、レーザ光線Lを発振するレーザ発
振器6を備えるとともに、該レーザ発振器6および上記
各モータ3,4の作動を制御する制御装置7を備えてい
る。上記制御装置7がレーザ発振器6を作動させてレー
ザ光線Lを発振させるとともに、各モータ3,4を作動
させることにより、レーザ光線Lを加工ヘッド5から加
工テーブル1上の被加工物2に照射し、かつ加工ヘッド
5と加工テーブル1とを相対移動させて、被加工物2か
ら所定の切断図形A,Bを切断するようになっている。
ところで、上述したようにレーザ加工機によって被加工
物2から切断図形A,Bを切断加工する場合には、被加
工物2に対して事前に切断図形A,Bの切断配置を決め
てから切断を開始する様にしている。そして、本実施例
では、切断図形A,Bの切断配置はCAD/CAM装置
8によって決定するようにしている。すなわち、本実施
例では、上記レーザ発振器6および各モータ3,4の作
動を制御する制御装置7を備えるとともに、それとは別
に被加工物2に対する切断図形A,Bの切断配置を決定
する配置制御部8Aを備えたCAD/CAM装置8を備
えている。本実施例では、CAD/CAM装置8で加工
データを作成したら、オンライン、またはフロッピーデ
ィスク、またはICカード等で配置制御部8Aから上記
制御装置7に加工データを伝達するようにしている。こ
こで、上記2つの切断図形A,Bを被加工物2から切断
しようとする場合について説明する。この場合、長方形
をした被加工物2の長辺および短辺の長さおよび切断図
形A,Bの大きさが入力部8BからCAD/CAM装置
8に入力されると、CAD/CAM装置8の記憶部8C
は入力部8Bから入力された情報を記憶するとともに、
その情報を配置制御部8Aに伝達する。すると、上記配
置制御部8Aは入力されたデータを元に、切断図形A,
Bを囲繞する仮想の最小の矩形A’、B’を演算によっ
て求める(図2、図3参照)。この後、配置制御部8A
は、CAD/CAM装置8が本来備えているビデオラム
8Dを利用して、被加工物2に対する切断図形A,Bの
切断配置を次のようにして決定する。すなわち、配置制
御部8Aは、先ずビデオラム8D上に長方形をした被加
工物2の大きさを割り振る(図2参照)。これは、切断
図形A,Bの切断配置を決定するための準備工程であ
る。なお、ビデオラム8D上に割り振られた被加工物2
の形状、および後述する切断図形A,Bの形状は表示手
段8Eによって表示される様になっている。本実施例で
は、配置制御部8Aが切断配置を決定するに当たって、
被加工物2の左辺2Aおよび底辺2Bを基準位置とし、
この基準位置から順次切断図形A,Bの切断配置を決め
ていくようにしている。したがって、配置制御部8A
は、図2に示すように、先ず切断図形Aおよびそれを囲
繞する仮想の最小の矩形A’を、その矩形A’上の点A
1’が上記被加工物2の基準位置に最も近接する左隅の
位置点Pと重合する位置に配置する。そして、配置制御
部8Aは、この後、ビデオラム8D上から切断図形Aを
囲繞した矩形A’を消滅させる(図2ないし図3、図9
のS1)。次に、配置制御部8Aは、第1の切断図形A
全体をビデオラム8D上で、その1画素分左方に移動さ
せ(図9のS2)、その後、配置制御部8Aは、ビデオ
ラム8D上において、第1の切断図形Aが基準位置とし
た被加工物2の左辺2Aと干渉するか否かを確認する
(図9のS3)。ここで、配置制御部8Aは、第1の切
断図形Aが基準位置となる被加工物2の左辺2Aと干渉
していることを確認した場合には、1画素分だけ第1の
切断図形Aを右方向に戻す(図9のS4)。これによっ
て、先ず、被加工物2に対する第1の切断図形Aの横方
向における切断配置が決定される。次に、この後、配置
制御部8Aは、第1の切断図形Aをビデオラム8D上に
おいて、その1画素分だけ下方に移動させる(図9のS
5)。この後、配置制御部8Aは、ビデオラム8D上に
おいて、第1の切断図形Aが、基準位置とした被加工物
2の底辺2Bと干渉するか否かを確認する(図9のS
6)。ここで、配置制御部8Aは、第1の切断図形Aが
基準位置となる被加工物2の底辺2Bと干渉しているこ
とを確認した場合には、1画素分だけ第1の切断図形A
を上方に戻す(図9のS7)。これによって、被加工物
2に対する第1の切断図形Aの縦方向における切断配置
が決定され、したがって、第1の切断図形Aの最終的な
切断配置が決定される(図9のS8)。これにより、こ
の時点では、ビデオラム8D上には、被加工物2と既に
切断配置が決定した第1の切断図形Aのみが配置されて
いる。したがって、表示手段8E上にも被加工物2と第
1の切断図形Aのみが表示されている。次に、配置制御
部8Aは、第2の切断図形Bおよびそれを囲繞する仮想
の最小の矩形B’をビデオラム8D上に配置する。その
際、配置制御部8Aは、既に切断配置が決定した第1切
断図形Aおよび被加工物2の輪郭(各辺)に対して矩形
B’が干渉しない位置点Qに矩形B’上の点B1’が重
合するように第2の切断図形Bを位置させる(図3およ
び図9のS1)。この後、配置制御部8Aは、矩形B’
をビデオラム8D上で消滅させた後(図4)、第2の切
断図形B全体をビデオラム8D上で、その1画素分だけ
左方に移動させる(図9のS2)。次に、この後、配置
制御部8Aは、ビデオラム8D上において、第2の切断
図形Bが、基準位置とした被加工物2の左辺2Aと干渉
するか否かを確認する(図9のS3)。ここで、配置制
御部8Aは、第2の切断図形Bが基準位置となる被加工
物2の左辺2Aと干渉していることを確認した場合に
は、1画素分だけ第2の切断図形Bを右方側に戻す(図
9のS4)。これによって、先ず、被加工物2に対する
第2の切断図形Bの横方向における切断配置が仮決定さ
れる。次に、この後、配置制御部8Aは、第2の切断図
形Bをビデオラム8D上において、ビデオラム8Dの1
画素分だけ下方に移動させる(図4、図9のS5)。こ
の後、配置制御部8Aは、ビデオラム8D上において、
第2の切断図形Bのが隣接下方側となる既に切断配置が
決まっている第1の切断図形Aと干渉するか否かを確認
する(図9のS6)。ここで、配置制御部8Aは、第2
の切断図形Bが第1の切断図形Aと干渉していないこと
を確認した場合には、配置制御部8AはS5に戻って、
再度第2の切断図形Bをビデオラム8Dの1画素分だけ
下方に、すなわち第1の切断図形Aに向けて移動させ
る。この後、配置制御部8Aは、第2の切断図形Bが隣
接下方側となる第1の切断図形Aと干渉するか否かを確
認する(図9のS6)。このように、配置制御部8A
は、上記S5およびS6の処理を繰り返して、第2の切
断図形Bが第1の切断図形Aと干渉したことを確認した
場合には、第2の切断図形Bを1画素分だけ上方に戻す
(図9のS7)。これによって、第1の切断図形Aに対
する第2の切断図形Bの縦方向における切断配置が仮決
定され、したがって、第2の切断図形Bの切断配置が仮
決定される(図4、図9のS8)。次に、切断配置部8
Aは、図5に想像線で示すように、ビデオラム8D上に
おいて、被加工物2の底辺2Bあるいは左辺2Aと平行
な隣り合う直線を接続して両切断図形A、Bを囲繞する
最小の図形Rを求める。そして、配置制御部8Aは、上
記図形Rの面積R1を求めるとともに記憶する(図9の
S9)。本実施例では、この第2の切断図形Bの切断配
置に関して、図9のS1からS9までに至る処理工程を
第1演算工程としている。ここで、本実施例では、上述
のようにして仮決定した第2の切断図形Bを、一旦、第
1の切断図形Aから離隔させた後、第2の切断図形Bを
囲繞する最小の矩形B’を再現して(図6)、該矩形
B’の中心を回転中心として、反時計方向に30度だけ
回転させる(図7、図9のS10)。そして、第2の切
断図形Bを回転させる前の矩形は消滅させた後、回転後
の第2の切断図形Bを囲繞する最小の矩形B’’を求め
る。この後、配置制御部8Aは、上述した第1演算工程
における処理工程(図9のS1からS9)と同様にし
て、30度回転させた後の第2の切断図形Bの切断配置
を仮決定した後、第1の切断図形Aと切断配置を仮決定
した第2の切断図形Bを図形R’を求めて、その面積R
2を計算した後、それを記憶する(図9のS9)。次
に、配置制御部8Aは、上述のようにして30度回転後
に仮決定した第2の切断図形Bを、再度、第1の切断図
形Aから離隔させた後、図7に示した第2の切断図形B
を囲繞する最小の矩形B’’を再現して、該矩形B’’
の中心を回転中心として、反時計方向にさらに30度だ
け回転させる(図9のS10)。そして、第2の切断図
形Bを回転させる前の矩形B’’は消滅させた後、回転
後の第2の切断図形Bを囲繞する最小の矩形(図示せ
ず)を求める。この後、配置制御部8Aは、上述と同様
にして、回転後の第2の切断図形Bの切断配置を仮決定
した後、両切断図形A,Bを囲繞する最小の図形と面積
を求めて、それを記憶する。このようにして、配置制御
部8Aは、第2の切断図形Bを30度づつ回転させて、
その切断配置をそれぞれ仮決定した後、第2の切断図形
Bが図3に示した最初の状態から一回転するまで上述し
た面積の演算を行う。これにより、最初の30度の回転
から11回目の回転によって、第2の切断図形Bが図3
に示した元の最初の位置に戻るので、合計すると上述し
た各回転角度ごとに求めた12種類の面積を配置制御部
8Aは記憶したことになる。ここで、本実施例では、図
3に示した状態から30度づつ第2の切断図形Bを回転
させた後に一回転するまでの処理工程を全体として、第
2演算工程としている。このようにして第2演算工程が
終了したら、配置制御部8Aは、各回転角度ごとに求め
た13種類の面積を比較して、最も面積が小さいものに
対応する第2の切断図形Bの仮決定位置を選択して、最
終的にその位置を第2切断図形Bの切断配置として決定
する。なお、被加工物2から切断しようとする第3の切
断図形がある場合には、上述した第2の切断図形Bの切
断配置を決定した場合と同様の処理を切断配置部8Aが
行って、第3の切断図形の切断配置を決定する。以上の
ように、本実施例の切断配置部8Aは、上述した処理を
行って両切断図形A,Bの切断配置を決定するようにし
ているので、各切断図形A,Bの切断配置を決定するに
際して、最も歩留まりがよい切断配置を決定することが
できる。したがって、本実施例によれば、従来に比較し
て、被加工物2に対する製品の歩留まりが一層良好にな
る。なお、上記実施例では、各演算工程において、切断
図形を30度づつ回転させているが、例えば5度づつ回
転させても良い。あるいは90度づつ回転させても良
い。また、上記実施例においては、配置制御部8Aが各
切断図形A,Bの切断配置を決定する当たって、先ずビ
デオラム8D上の横方向に各切断図形A,Bを1画素づ
つ移動させ、その後で、各切断図形A,Bを縦方向に1
画素づつ移動させているが、順序としては、これの逆で
もよい。つまり、ビデオラム8D上において各切断図形
A,Bを縦方向に1画素づつ移動させてから縦方向の切
断配置を決定した後、各切断図形A,Bを横方向に1画
素づつ移動させて横方向の位置決めを行っても良い。ま
た、上記実施例は、本発明をレーザ加工機に適用した場
合について説明したが、レーザ加工機ではなくプラズマ
加工機やウォータジェット加工機のCAD/CAM装置
8にも本発明を適用することができる。さらに、上記実
施例では、一旦、CAD/CAM装置8の配置制御部8
Aが被加工物2および各仮想の矩形を演算によって求
め、それをビデオラム8Dに割り振ってから上述した処
理を行っているが、次のような処理を行っても良い。つ
まり、配置制御部8Aがこのような演算を行わずに、ビ
デオラム8D上に先ず被加工物2の大きさを割り振り、
その後、順次切断図形A,Bを割り振って、上述した実
施例の図9におけるS2からS7の処理工程により切断
図形A,Bの切断配置を仮決定するようにしても良い。
なお、上記実施例では、最初に切断配置を決定するに当
たって被加工物2の左下隅を基準位置としたが、左上
隅、右上隅、右下隅を基準位置として始めてもよい。ま
た、被加工物2は長方形でなくても正方形であっても良
いし、残材のように端辺が一直線ではなくギザギザ状で
あったり、曲線であっても良い。
【0007】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、従来に
比較して被加工物に対する製品の歩留まりを向上させる
ことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をレーザ加工機に適用した場合の一実施
例を示す全体の構成図
【図2】CAD/CAM装置のビデオラム上で切断図形
の切断配置を決定する過程を示す図
【図3】CAD/CAM装置のビデオラム上で切断図形
の切断配置を決定する過程を示す図
【図4】CAD/CAM装置のビデオラム上で切断図形
の切断配置を決定する過程を示す図
【図5】CAD/CAM装置のビデオラム上で切断図形
の切断配置を決定する過程を示す図
【図6】CAD/CAM装置のビデオラム上で切断図形
の切断配置を決定する過程を示す図
【図7】CAD/CAM装置のビデオラム上で切断図形
の切断配置を決定する過程を示す図
【図8】CAD/CAM装置のビデオラム上で切断図形
の切断配置を決定する過程を示す図
【図9】配置制御部による処理工程を示す図
【符号の説明】
1 加工テーブル 2 被加工物 5 加工ヘッド 6 レーザ発振器 8 CAD/CAM装置 8A 配置制御部 8D ビデオラム

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加工物に対する各切断図形の切断配置
    を決める配置制御部を備えたCAD/CAM装置におい
    て、 上記配置制御部は、CAD/CAM装置が備えるビデオ
    ラム上に被加工物の形状を割り振る準備工程と、 ビデオラム上において、被加工物に対して既に切断配置
    が決まっている切断図形と干渉しない位置に次に切断配
    置を決めるべき新たな切断図形を位置させ、該新たな切
    断図形を所定量だけ既に切断配置が決定している隣接位
    置の切断図形に向けてビデオラム上で移動させて、それ
    らが干渉するか否かを確認し、それらが干渉しない場合
    には、上記新たな切断図形をさらに所定量だけビデオラ
    ム上で隣接位置の切断図形に向けて移動させる一方、上
    記新たな切断図形を所定量だけ既に切断配置が決定して
    いる隣接位置の切断図形にむけて移動させて、それらが
    干渉したことを確認した場合には、新たな切断図形を隣
    接位置の切断図形から所定量だけ後退させ、その位置に
    新たな切断図形を仮に配置した場合における該新たな切
    断図形および既に切断配置が決定している隣接位置の切
    断図形を囲繞する最小の図形の面積を求める第1演算工
    程と、 ビデオラム上において、既に切断配置が決定している隣
    接位置の切断図形と干渉しない位置において上記新たな
    切断図形を1回転するまで所定角度ごとに回転させて上
    述した第1演算工程と同様にして、上記所定角度ごとに
    回転させた場合における既に切断配置が決定している切
    断図形の隣接位置に新たな切断図形を仮に配置した場合
    におけるそれらを囲繞する図形の面積をそれぞれ求める
    第2演算工程と、 上記第1演算工程および第2演算工程において求めた各
    面積を比較して、最小の面積が得られる新たな切断図形
    の位置を、該新たな切断図形の最終的な切断配置として
    決定する最終工程とを備えることを特徴とするCAD/
    CAM装置。
  2. 【請求項2】 上記配置制御部は、上記両演算工程にお
    いて、上記新たな切断図形を移動させる前にその新たな
    切断図形を囲繞する仮想の矩形を想定し、該仮想の矩形
    が、既に切断配置が決定している切断図形あるいはビデ
    オラム上の被加工物の輪郭と干渉しないように、上記新
    たな切断図形をビデオラム上に位置させてから新たな切
    断図形を移動させるように構成されていることを特徴と
    する請求項1に記載のCAD/CAM装置。
  3. 【請求項3】 上記配置制御部は、上記両演算工程にお
    いて、上記新たな切断図形をビデオラム上で横方向に所
    定量づつ移動させて横方向における位置を仮決定し、次
    に、上記新たな切断図形をビデオラム上で縦方向に所定
    量づつ移動させて縦方向における位置を仮決定すること
    により、上記面積を求めるための新たな切断図形の位置
    を仮決定するように構成されていることを特徴とする請
    求項1および請求項2に記載のCAD/CAM装置。
  4. 【請求項4】 上記配置制御部は、上記両演算工程にお
    いて、上記新たな切断図形をビデオラム上で縦方向に所
    定量づつ移動させて縦方向における位置を仮決定し、次
    に、上記新たな切断図形をビデオラム上で横方向に所定
    量づつ移動させて横方向における位置を仮決定すること
    により、上記面積を求めるための新たな切断図形の位置
    を仮決定するように構成されていることを特徴とする請
    求項1および請求項2に記載のCAD/CAM装置。
  5. 【請求項5】 上記配置制御部は、上記新たな切断図形
    をビデオラム上の1画素づつ移動させることを特徴とす
    る請求項3または請求項4に記載のCAD/CAM装
    置。
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