JPH09134383A - Cad/cam装置 - Google Patents

Cad/cam装置

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Publication number
JPH09134383A
JPH09134383A JP7317390A JP31739095A JPH09134383A JP H09134383 A JPH09134383 A JP H09134383A JP 7317390 A JP7317390 A JP 7317390A JP 31739095 A JP31739095 A JP 31739095A JP H09134383 A JPH09134383 A JP H09134383A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutting
arrangement
video ram
control unit
cad
Prior art date
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Application number
JP7317390A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Nagayama
隆志 長山
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Shibuya Corp
Original Assignee
Shibuya Kogyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Shibuya Kogyo Co Ltd filed Critical Shibuya Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 配置制御部8Aは、両切断図形A、Bの
切断配置を決定した後、次のようにして第3の切断図形
Cの配置を決める。すなわち、ビデオラム8D上に被加
工物と両切断図形A、Bの位置が割り振られた状態か
ら、それらと干渉しないように第3の切断図形Cをビデ
オラム上に位置させる。この後、第3の切断図形Cをビ
デオラム8D上で順次左方に1画素づつずらし、切断図
形Bに切断図形Cが干渉したら1画素分だけ切断図形C
を右方に戻し、その位置を左右方向の切断配置とする。
この後、切断図形Cをビデオラム8D上において下方に
1画素づつ移動させていき、上記横方向の場合と同様に
して切断図形Cの上下方向における切断配置を決める。 【効果】 従来に比較して各切断図形A,B,Cの切断
位置を短時間で決定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はCAD/CAM装置に関
し、より詳しくは、例えば被加工物をレーザ切断するた
めの用いて好適なCAD/CAM装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、被加工物の切断配置方法として、
レーザ加工機に適用した例として、次のようなものは知
られている。すなわち、被加工物を載置する加工テーブ
ルと、レーザ光線を発振するレーザ発振器と、加工テー
ブル上の被加工物にレーザ光線を照射する加工ヘッド
と、加工ヘッドと加工テーブルとを相対移動させる駆動
手段と、上記レーザ発振器および駆動手段の作動を制御
する制御装置と、被加工物に対する各切断図形の切断配
置を決める配置制御部を備えたCAD/CAM装置を備
え、また、上記制御装置は、配置制御部が決定した各切
断図形の切断配置に基づいて、被加工物から各切断図形
を切断するようにした被加工物の切断配置方法は知られ
ている。このような従来の方法では、上記配置制御部
は、各切断図形を囲む仮想の矩形を演算によって求め
る。この後、最初の切断図形について被加工物に対する
切断配置を決めるが、その際、配置制御部は、最初の切
断図形を囲繞する仮想の矩形が、被加工物における基準
位置となる四隅の1つに近接する位置を切断配置として
決定する。次に、配置制御部は、被加工物に対する第2
の切断図形の切断配置を決める時には、第2の切断図形
を囲繞する仮想の矩形が既に切断配置が決定している第
1の切断図形と干渉しない位置をとりあえず演算によっ
て求める。この後、配置制御部は、第2の切断図形その
ものをどれだけ移動させたら既に配置を決定した第1の
切断図形と第2の切断図形とが干渉することなく、それ
らを近接させて配置できるかを演算し、その演算によっ
て求めた位置を第2の切断図形の切断配置として決定す
る。この後、配置制御部は、第3の切断図形についても
上記第2の切断図形の切断配置の決定と同様にして切断
配置を決定する。従来では、配置制御部が上述のように
して被加工物から切断すべき各切断図形の切断配置を決
定するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の方法では、各切断図形を囲繞する仮想の矩形を求め
る演算および、各切断図形をどの程度隣接位置の切断図
形に対して近接させることができるかという演算は、配
置制御部の演算プログラムによって処理していた。その
ため、従来では、被加工物に対する各切断図形の切断配
置を決定するまでに時間が掛かり過ぎるという欠点があ
った。特に多角形対多角形の場合、要素同志の演算の組
み合せが多くなり、そのため演算量が階乗的に多くな
り、時間がかかり過ぎてしまっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような事情に鑑み、
本発明は、被加工物に対する各切断図形の切断配置を決
める配置制御部を備えたCAD/CAM装置において、
上記配置制御部は、CAD/CAM装置が備えるビデオ
ラム上に被加工物の形状と大きさを割り振った後、ビデ
オラム上において、被加工物に対して既に切断配置が決
まっている切断図形と干渉しない位置に次に切断配置を
決めるべき新たな切断図形を位置させ、該新たな切断図
形を所定量だけ既に切断配置が決定している隣接位置の
切断図形に向けてビデオラム上で移動させて、それらが
干渉するか否かを確認し、それらが干渉しない場合に
は、上記新たな切断図形をさらに所定量だけビデオラム
上で隣接位置の切断図形に向けて移動させる一方、上記
新たな切断図形を所定量だけ既に切断配置が決定してい
る隣接位置の切断図形に向けて移動させて、それらが干
渉したことを確認した場合には、新たな切断図形を隣接
位置の切断図形から所定量だけ後退させ、その位置を新
たな切断図形の切断配置として決定するように構成した
ものである。
【0005】
【作用】このような構成によれば、ビデオラム上におい
て新たな切断図形を移動させることによって、既に切断
配置が決定している隣接位置の切断図形と新たな切断図
形とが干渉するか否かを確認することができる。そし
て、新たな切断図形が隣接位置の切断図形と干渉する場
合には、干渉しない分だけ新たな切断図形を後退させ
て、新たな切断図形の最終的な切断配置を決定すること
ができる。このように、切断配置を決定するに際して、
配置制御部は切断図形の移動距離を演算することなく、
ビデオラム上において隣接位置の切断図形が干渉するか
否かを確認しながら切断配置を決定していくので、上記
従来の方法に比較して被加工物に対する切断図形の切断
配置を短時間で決定することができる。
【0006】
【実施例】以下本発明をレーザ加工機に適用した実施例
について説明すると、図1において、1はレーザ加工機
の加工テーブルであり、長方形をした板状の被加工物2
を載置して相互に直交するXY方向に移動できるように
なっている。上記加工テーブル1は駆動手段としてのX
方向モータ3に連動してX方向に移動されるとともに、
Y方向モータ4に連動して上記X方向と直交するY方向
に移動されるようになっている。加工テーブル1の上方
には、集光レンズを内蔵した加工ヘッド5を昇降自在に
設けてあり、この加工ヘッド5は図示しないZ方向モー
タによって所要量だけ昇降できるようになっている。ま
た、レーザ加工機は、レーザ光線Lを発振するレーザ発
振器6を備えるとともに、該レーザ発振器6および上記
各モータ3,4の作動を制御する制御装置7を備えてい
る。上記制御装置7がレーザ発振器6を作動させてレー
ザ光線Lを発振させるとともに、各モータ3,4を作動
させることにより、レーザ光線Lを加工ヘッド5から加
工テーブル1上の被加工物2に照射し、かつ加工ヘッド
5と加工テーブル1とを相対移動させて、被加工物2か
ら所定の切断図形A,B,Cを切断するようになってい
る。ところで、上述したようにレーザ加工機によって被
加工物2から各切断図形A,B,Cを切断加工する場合
には、被加工物2に対して事前に各切断図形A,B,C
の切断配置を決めてから切断を開始する様にしている。
そして、本実施例では、切断図形A,B,Cの切断配置
はCAD/CAM装置8によって決定するようにしてい
る。すなわち、本実施例では、上記レーザ発振器6およ
び各モータ3,4の作動を制御する制御装置7を備える
とともに、それとは別に被加工物2に対する切断図形
A,B,Cの切断配置を決定する配置制御部8Aを備え
たCAD/CAM装置8を備えている。本実施例では、
CAD/CAM装置8で加工データを作成したら、オン
ライン、またはフロッピーディスク、またはICカード
等で配置制御部8Aから制御装置7に加工データを伝達
する。ここで、上記3つの切断図形A,B,Cを被加工
物2から切断しようとする場合について説明する。この
場合、長方形をした被加工物2の長辺および短辺の長さ
および各切断図形A,B,Cの大きさが入力部8Bから
CAD/CAM装置8に入力されると、CAD/CAM
装置8の記憶部8Cは入力部8Bから入力された情報を
記憶するとともに、その情報を配置制御部8Aに伝達す
る。すると、上記配置制御部8Aは入力されたデータを
元に、各切断図形A,B,Cを囲繞する仮想の最小の矩
形A’、B’、C’を演算によって求める(図2、図
3、図5参照)。この後、配置制御部8Aは、CAD/
CAM装置8が本来備えているビデオラム8Dを利用し
て、被加工物2に対する各切断図形A,B,Cの切断配
置を次のようにして決定する。すなわち、配置制御部8
Aは、先ずビデオラム8D上に長方形をした被加工物2
の大きさを割り振る(図2)。なお、ビデオラム8D上
に割り振られた被加工物2の形状、および後述する切断
図形の形状は表示手段8Eによって表示される様になっ
ている。本実施例では、配置制御部8Aが切断配置を決
定するに当たって、被加工物2の左辺2Aおよび底辺2
Bを基準位置とし、この基準位置から順次各切断図形
A,B,Cの切断配置を決めていくようにしている。し
たがって、配置制御部8Aは、図2に示すように、先ず
切断図形Aおよびそれを囲繞する仮想の最小の矩形A’
を矩形A’上の点A1’が上記被加工物2の基準位置に
最も近接する左隅の位置点Pに配置する。そして、配置
制御部8Aは、この後、ビデオラム8D上から切断図形
Aを囲繞した矩形A’を消滅させる。次に、配置制御部
8Aは、第1の切断図形A全体をビデオラム8D上で、
その1画素分左方に移動させ(図7のS2)、配置制御
部8Aは、ビデオラム8D上において、第1の切断図形
Aが基準位置とした被加工物2の左辺2Aと干渉するか
否かを確認する(図7のS3)。ここで、配置制御部8
Aは、第1の切断図形Aが基準位置となる被加工物2の
左辺2Aと干渉していることを確認した場合には、1画
素分だけ第1の切断図形Aを右方向に戻す(図7のS
4)。これによって、先ず、被加工物2に対する第1の
切断図形Aの横方向における切断配置が決定される。次
に、この後、配置制御部8Aは、第1の切断図形Aをビ
デオラム8D上において、ビデオラム8Dの1画素分だ
け下方に移動させる(図7のS5)。この後、配置制御
部8Aは、ビデオラム8D上において、第2の切断図形
Bが基準位置とした被加工物2の下辺2Bと干渉するか
否かを確認する(図7のS6)。ここで、配置制御部8
Aは、第1の切断図形Aが基準位置となる被加工物2の
下辺2Bと干渉していることを確認した場合には、1画
素分だけ第1の切断図形Aを上方向に戻す(図7のS
7)。これによって、被加工物2に対する第1の切断図
形Aの縦方向における切断配置が決定され、したがっ
て、第1の切断図形Aの最終的な切断配置が決定される
(図7のS8)。これにより、この時点では、ビデオラ
ム8D上には、被加工物2と既に切断配置が決定した第
1の切断図形Aのみが位置する。次に、配置制御部8A
は、第2の切断図形Bおよびそれを囲繞する仮想の最小
の矩形B’をビデオラム8D上に配置することになる
が、その際、配置制御部8Aは、既に切断配置が決定し
た第1切断図形Aおよび被加工物2の輪郭(各辺)に対
して矩形B’が干渉しない位置点Qに矩形B’上の点B
1’が位置するように第2の切断図形Bを位置させる
(図3および図7のS1)。この後、配置制御部8A
は、四角形B’をビデオラム8D上で消滅させた後(図
4)、第2の切断図形B全体をビデオラム8D上で、そ
の1画素分だけ左方に移動させる(図7のS2)。次
に、この後、配置制御部8Aは、ビデオラム8D上にお
いて、第2の切断図形Bが、基準位置とした被加工物2
の左辺と干渉するか否かを確認する(図7のS3)。こ
こで、配置制御部8Aは、第2の切断図形Bが基準位置
となる被加工物2の左辺2Aと干渉していることを確認
した場合には、1画素分だけ第2の切断図形Bを右方側
に戻す(図7のS4)。これによって、先ず、被加工物
2に対する第2の切断図形Bの横方向における切断配置
が決定される。次に、この後、配置制御部8Aは、第2
の切断図形Bをビデオラム8D上において、ビデオラム
8Dの1画素分だけ下方に移動させる(図4、図7のS
5)。この後、配置制御部8Aは、ビデオラム8D上に
おいて、第2の切断図形Bのが隣接下方側となる既に切
断配置が決まっている第1の切断図形Aと干渉するか否
かを確認する(図7のS6)。ここで、配置制御部8A
は、第2の切断図形Bが第1の切断図形Aと干渉してい
ないことを確認した場合には、配置制御部8AはS5に
戻って、再度第2の切断図形Bをビデオラム8Dの1画
素分だけ下方に、すなわち第1の切断図形Aに向けて移
動させる。この後、配置制御部8Aは、第2の切断図形
Bが隣接下方側となる第1の切断図形Aと干渉するか否
かを確認する(図7のS6)。このように、配置制御部
8Aは、上記S5およびS6の処理を繰り返して、第2
の切断図形Bが第1の切断図形Aと干渉したことを確認
した場合には、第2の切断図形Bを1画素分だけ上方に
戻す(図7のS7)。これによって、第1の切断図形A
に対する第2の切断図形Bの縦方向における切断配置が
決定され、したがって、第2の切断図形Bの最終的な切
断配置が決定される(図4、図7のS8)。次に、配置
制御部8Aは上述のようにして第2の切断図形Bの最終
的な切断配置を決定したら、第3の切断図形Cについて
第2の切断図形Bの場合と同様に切断配置の決定を行
う。すなわち、図4に示すように、配置制御部8Aは、
第3の切断図形Cを囲繞する仮想の最小の矩形C’が、
既に配置が決定している両切断図形A,Bと干渉しない
位置点Sに、第3の切断図形Cおよびそれを囲繞する仮
想の矩形C’上の点C1’を配置しようとするが、被加
工物2の上辺2C(被加工物2の輪郭)からはみ出るの
で点C1’が点Tと重合する位置に配置する(図5およ
び図7のS1)。この後、配置制御部8Aは、仮想の矩
形C’をビデオラム8D上で消滅させた後、第3の切断
図形C全体をビデオラム8D上で、その1画素分だけ左
方に移動させる(図6、図7のS2)。次に、この後、
配置制御部8Aは、ビデオラム8D上において、第3の
切断図形Cが、隣接位置で既に切断配置が決まっている
第2の切断図形Bと干渉するか否かを確認する(図7の
S3)。ここで、配置制御部8Aは、第3の切断図形C
が第2の切断図形Bと干渉していないことを確認した場
合には、配置制御部8Aは、再度S2に戻ってさらに第
3の切断図形Cを左方にむけて、すなわち第2の切断図
形Bに向けてビデオラム8Dの1画素分だけ移動させる
(図7のS2)。この後、配置制御部8Aは、ビデオラ
ム8D上において、第3の切断図形Cが第2の切断図形
Bと干渉するか否かを確認する(図7のS3)。このよ
うに、配置制御部8Aは、図7のS2とS3の処理とを
繰り返した後、第3の切断図形Cが第2の切断図形Bと
干渉していることを確認した場合には、配置制御部8A
は、1画素分だけ第3の切断図形Cを右方に戻す(図7
のS4)。これによって、先ず、第3の切断図形Cの横
方向における切断配置が決定される。次に、この後、配
置制御部8Aは、第3の切断図形Cをビデオラム8D上
において、ビデオラム8Dの1画素分だけ下方に移動さ
せる(図7のS5)。この後、配置制御部8Aは、ビデ
オラム8D上において、第3の切断図形Cと既に切断配
置が決まっている第1の切断図形Aとが干渉するか否か
を確認する(図7のS6)。ここで、配置制御部8A
は、第3の切断図形Cと第1の切断図形Aとが干渉して
いないことを確認した場合には、S5に戻って再度第3
の切断図形Cを1画素分だけ下方に移動させる。この
後、配置制御部8Aは、ビデオラム8D上において、第
3の切断図形Cと第1の切断図形Aとが干渉するか否か
を確認する(図7のS6)。このように、配置制御部8
Aは、図7のS5とS6との処理を繰り返して、第3の
切断図形Cと第1の切断図形Aとが干渉したことを確認
した場合には、第3の切断図形Cを1画素分だけ上方に
戻す(図7のS7)。これによって、第1の切断図形A
に最も近接する第3の切断図形Cの縦方向における切断
配置が決定され、したがって、第3の切断図形Cの最終
的な切断配置が決定される。上述したように、本実施例
は、各切断図形A,B,Cを囲繞する仮想の矩形A’,
B’,C’を演算した後、それらを順次ビデオラム8D
上に位置させ、その後で、各切断図形A,B,Cをビデ
オラム8D上で1画素分づつ横方向および縦方向に移動
させることにより、各切断図形A,B,Cの最終的な切
断配置を決定するようにしている。したがって、隣接位
置の各切断図形A,B,Cが出来るだけ近接する位置を
演算によって求めていた従来の方法と比較すると、きわ
めて短時間で各切断図形A,B,Cの最終的な切断配置
を決定することができる。しかも、各切断図形A,B,
Cが複雑な輪郭を備えている場合であっても同様に、短
時間で切断配置を決定することができる。以上のよう
に、本実施例では、被加工物2を切断加工するに際し
て、スクラップが出来るだけ発生しないような合理的な
各切断図形の切断配置を短時間で決定することができ
る。なお、図8に示したように、第2の切断図形Bが鈎
状であってその縦方向の直線部の長さL1が既に切断配
置が決まっている第1の切断図形Aの縦方向の寸法L2
よりも長いような場合には、次のようにして、第2の切
断図形Bの処理を行う。その前提として、上述した実施
例と同様に、第2の切断図形Bが既に横方向における切
断配置が決まった後に縦方向の切断配置を決める場合に
は、先ず、配置制御部8Aは、図7のS5からS6の作
業を繰り返す。つまり、第2の切断図形Bをビデオラム
の1画素づつ下方に移動させ、その都度、第2の切断図
形Bが第1の切断図形Aおよび被加工物2の底辺2Bと
干渉しないかどうか確認する。そして、この場合、上記
L1はL2よりも大きいので、配置制御部8Aが図7の
S5からS6の作業を繰り返すと、第2の切断図形Bが
第1の切断図形Aに干渉する以前に、第2の切断図形B
が被加工物2の底辺2Bに干渉することが確認される。
すると、この場合には、配置制御部8Aは、第2の切断
図形Bが被加工物2の底辺2Bに干渉した位置からビデ
オラムの1画素分だけ第2の切断図形Bを元に戻した位
置を第2の切断図形Bの縦方向の切断配置として決定
し、これによって、第2の切断図形Bの最終的な切断位
置が決定される。なお、上記実施例はレーザ加工機に適
用した場合の実施例であり、レーザ加工機ではなくプラ
ズマ加工機やウォータジェット加工機にも適用しても良
い。なお、上記実施例においては、配置制御部8Aが各
切断図形B,Cの切断配置を決定する当たって、先ずビ
デオラム8D上の横方向に各切断図形B,Cを1画素づ
つ移動させ、その後で、各切断図形B,Cを縦方向に1
画素づつ移動させているが、順序としては、これの逆で
もよい。つまり、ビデオラム8D上において各切断図形
B,Cを縦方向に1画素づつ移動させてから縦方向の切
断配置を決定した後、各切断図形B,Cを横方向に1画
素づつ移動させて横方向の位置決めを行っても良い。ま
た、配置制御部8Aは、各切断図形B,Cを縦横に移動
させる前に、それらを所要の角度だけ回転させ、その後
に上述したように移動させて切断配置を決めるようにし
ても良い。このように構成することにより、隣り合う切
断図形の間に生じるスクラップとなる部分を減少させる
ことができ、それによって、より一層、被加工物2に対
する切断加工後の製品の歩留まりをよくすることができ
る。さらに、上記実施例では、一旦、CAD/CAM装
置8の配置制御部8Aが被加工物2および各仮想の矩形
を演算によって求め、それをビデオラム8Dに割り振っ
てから上述した処理を行っているが、次のような処理を
行っても良い。つまり、配置制御部8Aがこのような演
算を行わずに、ビデオラム8D上に先ず被加工物2の大
きさを割り振り、その後、順次各切断図形A,B,Cを
割り振って、上述した実施例の図7におけるS2からS
7の処理工程により各切断図形A,B,Cの切断配置を
決定するようにしても良い。なお、上記実施例では、最
初に切断配置を決定するに当たって被加工物の左下隅を
基準位置としたが、左上隅、右上隅、右下隅を基準位置
として始めてもよい。また、被加工物は長方形でなくて
も正方形であっても良いし、残材のように端辺が一直線
ではなくギザギザ状であったり、曲線であっても良い。
【0007】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、被加工
物に対する切断図形の切断配置を短時間で決定すること
ができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をレーザ加工機に適用した場合の一実施
例を示す全体の構成図
【図2】CAD/CAM装置のビデオラム上で切断図形
の切断配置を決定する過程を示す図
【図3】CAD/CAM装置のビデオラム上で切断図形
の切断配置を決定する過程を示す図
【図4】CAD/CAM装置のビデオラム上で切断図形
の切断配置を決定する過程を示す図
【図5】CAD/CAM装置のビデオラム上で切断図形
の切断配置を決定する過程を示す図
【図6】CAD/CAM装置のビデオラム上で切断図形
の切断配置を決定する過程を示す図
【図7】配置制御部による処理工程を示す図
【図8】本発明の他の実施例であるCAD/CAM装置
のビデオラム上で切断図形の切断配置を決定する過程を
示す図
【符号の説明】
1 加工テーブル 2 被加工物 3 X方向モータ 4 Y方向モータ 5 加工ヘッド 6 レーザ発振器 8 CAD/CAM装置 8A 配置制御部 8D ビデオラム

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加工物に対する各切断図形の切断配置
    を決める配置制御部を備えたCAD/CAM装置におい
    て、 上記配置制御部は、CAD/CAM装置が備えるビデオ
    ラム上に被加工物の形状と大きさを割り振った後、ビデ
    オラム上において、被加工物に対して既に切断配置が決
    まっている切断図形と干渉しない位置に次に切断配置を
    決めるべき新たな切断図形を位置させ、該新たな切断図
    形を所定量だけ既に切断配置が決定している隣接位置の
    切断図形に向けてビデオラム上で移動させて、それらが
    干渉するか否かを確認し、それらが干渉しない場合に
    は、上記新たな切断図形をさらに所定量だけビデオラム
    上で隣接位置の切断図形に向けて移動させる一方、上記
    新たな切断図形を所定量だけ既に切断配置が決定してい
    る隣接位置の切断図形に向けて移動させて、それらが干
    渉したことを確認した場合には、新たな切断図形を隣接
    位置の切断図形から所定量だけ後退させ、その位置を新
    たな切断図形の切断配置として決定するように構成した
    ことを特徴とするCAD/CAM装置。
  2. 【請求項2】 上記配置制御部は、ビデオラム上におい
    て、上記新たな切断図形を既に切断配置が決定している
    隣接位置の切断図形に向けてビデオラム上で移動させた
    時に、該新たな切断図形と既に切断配置が決まっている
    切断図形とが干渉する以前に、上記新たな切断図形と被
    加工物の輪郭とが干渉したことを確認した場合には、該
    新たな切断図形を被加工物の輪郭から所定量だけ後退さ
    せ、その位置を新たな切断図形の切断配置として決定す
    るように構成したことを特徴とする請求項1に記載のC
    AD/CAM装置。
  3. 【請求項3】 上記配置制御部は、CAD/CAM装置
    が備えるビデオラム上に被加工物の形状と大きさを割り
    振った後、ビデオラム上において最初の切断図形の切断
    配置を決定するに際して、被加工物の基準位置と干渉し
    ない位置に最初の切断図形を位置させ、該最初の切断図
    形を所定量だけ基準位置に向けてビデオラム上で移動さ
    せて、それらが干渉するか否かを確認し、それらが干渉
    しない場合には、上記最初の切断図形をさらに所定量だ
    けビデオラム上で基準位置に向けて移動させる一方、上
    記最初の切断図形を所定量だけ基準位置に向けて移動さ
    せて、それらが干渉したことを確認した場合には、最初
    の切断図形を基準位置から所定量だけ後退させ、その位
    置を最初の切断図形の切断配置として決定するように構
    成したことを特徴とする請求項1および請求項2に記載
    のCAD/CAM装置。
  4. 【請求項4】 上記配置制御部は、上記新たな切断図形
    を囲繞する仮想の矩形を想定し、該仮想の矩形が既に切
    断配置が決定されている切断図形あるいはビデオラム上
    の被加工物の輪郭と干渉しないように、ビデオラム上に
    上記新たな切断図形を位置させるように構成されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項3に記載のCAD
    /CAM装置。
  5. 【請求項5】 上記配置制御部は、上記新たな切断図形
    をビデオラム上で横方向に移動させて最初に横方向にお
    ける切断配置を決定し、次に上記新たな切断図形をビデ
    オラム上で縦方向に移動させて縦方向における切断配置
    を決定するように構成されていることを特徴とする請求
    項4に記載のCAD/CAM装置。
  6. 【請求項6】 上記配置制御部は、上記新たな切断図形
    をビデオラム上で縦方向に移動させて最初に縦方向にお
    ける切断配置を決定し、次に上記新たな切断図形をビデ
    オラム上で横方向に移動させて横方向における切断配置
    を決定するように構成されていることを特徴とする請求
    項4に記載のCAD/CAM装置。
  7. 【請求項7】 上記配置制御部は、上記新たな切断図形
    をビデオラムの1画素づつ移動させることを特徴とする
    請求項5および請求項6に記載のCAD/CAM装置。
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