JPH09216076A - レーザ加工における切断部品の切断順序決定方法 - Google Patents

レーザ加工における切断部品の切断順序決定方法

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JPH09216076A
JPH09216076A JP8047986A JP4798696A JPH09216076A JP H09216076 A JPH09216076 A JP H09216076A JP 8047986 A JP8047986 A JP 8047986A JP 4798696 A JP4798696 A JP 4798696A JP H09216076 A JPH09216076 A JP H09216076A
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 各切断部品が囲まれる無端状切断線によ
る囲われ数を検索してそれぞれの囲われ数を求める。囲
われ数3を有する切断部品D、Eについて切断順序を決
定したら、1つ少ない囲われ数2を有する階層の切断部
品C、Hについて上記決定した切断順序に続く次の切断
順序を決定し、次に囲われ数1を有する階層の切断部品
B、Iについて同様に切断順序を決定したら、最後に最
小の囲われ数0を有する切断部品Aについて最後の切断
順序を決定する。切断部品Aのグループの切断順序は
(D、E)→(C、H)→(B、I)→Aの順番とな
る。 【効果】 最大の囲われ数を有する切断部品を最初に、
最小の囲われ数を有する切断部品を最後に切断するの
で、多重に配置されている全ての切断部品を確実に切断
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザ加工における切
断部品の切断順序決定方法に関し、より詳しくは、無端
状切断線で囲まれた切断部品の内側に、さらに1又はそ
れ以上の切断部品を有する場合における各切断部品の切
断順序を決定する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、被加工物から無端状切断線で囲ま
れた切断部品を切抜く場合には、予めオペレータによっ
て個々の部品の形状ならびに部品の配置、さらに個々の
部品の切断開始点等のデータをレーザ加工機のCAD/
CAM装置に入力している。そしてこのCAD/CAM
装置は、入力されたデータに基づいて切断部品の切断順
序を決定することができるようになっている。上記切断
部品の切断順序の決定方法としては、例えば各切断部品
に設定されている切断開始点と切断終了点とに基づい
て、加工ヘッドの原点から最も近い切断開始点を有する
切断部品を選択し、先ずこの切断部品を最初に切断する
部品とする。次にこの切断部品の切断終了点から最も近
い切断開始点を有する部品を選択し、この部品を第2番
目の切断部品とする。以後、これを繰返して切断部品の
切断順序を決定するようにしたものが知られている。ま
た、切断部品の切断時に生じる熱の影響を考慮して切断
部品の切断順序を決定する方法も知られている(特開平
4−55076号公報)。すなわち、先ず、最初の切断
部品を切断する際に生じる熱が及ぶ影響範囲を算出し、
この算出した熱の影響範囲が他の切断部品の領域内に及
んでいるか否かを判定する。ここで予め前述した方法に
よって切断順序を決定した部品について、熱の影響が及
ばず、かつ、最も切断優先順位が高い部品を次の切断部
品とする。次に、当該切断部品を切断する際に生じる熱
が及ぶ影響範囲を算出し、この算出した熱の影響範囲が
他の切断部品の領域内に及んでいるか否かを判定し、上
記切断優先順位と照らし合わせて、熱影響が及ばず、か
つ、最も切断優先順位が高い部品を次の切断部品とす
る。そしてこれを繰り返して、切断部品の切断順序を決
定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
従来の切断順序決定方法においては、最外側の無端状切
断線で囲まれた切断部品と、該最外側の無端状切断線の
中に配置された、無端状切断線で囲まれた1又はそれ以
上の切断部品とを有する場合は考慮されておらず、その
ような場合には切断順序を決定することができなかっ
た。そして従来は、そのような場合にはオペレータ自身
が切断部品の切断順序を決定し、それをCAD/CAM
装置に入力する必要があった。本発明は上述した事情に
鑑み、切断部品が多重に配置されている場合であっても
切断部品の切断順序を決定することができる切断順序決
定方法を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、レー
ザ光線を発振するレーザ発振器と、被加工物を載置する
加工テーブルと、上記レーザ発振器から発振されたレー
ザ光線を被加工物にむけて照射する加工ヘッドと、上記
加工テーブルと加工ヘッドとを相対的に移動させて被加
工物に切断加工を施させるCAD/CAM装置とを備
え、上記CAD/CAM装置は、最外側の無端状切断線
で囲まれた切断部品と、該最外側の無端状切断線の中に
配置された、無端状切断線で囲まれた1又はそれ以上の
切断部品とを切断するようになっており、このCAD/
CAM装置は、先ず、各切断部品が囲まれる無端状切断
線による囲われ数を検索して各切断部品ごとにそれぞれ
の囲われ数を求め、次に、最大の囲われ数を有する切断
部品について切断順序を決定したら、順次1つ少ない囲
われ数を有する階層の切断部品について上記決定した切
断順序に続く次の切断順序を決定し、最後に最小の囲わ
れ数を有する切断部品について最後の切断順序を決定す
るものである。
【0005】
【作用】上記切断順序決定方法によれば、最大の囲われ
数を有する切断部品を最初に、最小の囲われ数を有する
切断部品を最後に切断するようにその切断順序を決定す
るので、多重に配置されている切断部品についてはその
内側から切断するようになり、したがって外側の切断部
品を切断して切抜いてしまった後に、内側の切断部品を
切断しようとするような事態が生じることがなく、多重
に配置されている全ての切断部品を確実に切断すること
ができる。
【0006】
【実施例】以下、図示実施例について本発明を説明する
と、図1において、レーザ加工機は、レーザ光線Lを発
振するレーザ発振器1と、被加工物2を載置する加工テ
ーブル3と、上記レーザ発振器1から発振放射されたレ
ーザ光線Lを被加工物2にむけて照射する加工ヘッド4
とを備えており、上記加工テーブル3と加工ヘッド4と
はX−Y方向に相対的に移動されて、被加工物2にレー
ザ加工を施すことができるようになっている。CAD/
CAM装置5で作成した加工データはオンライン、フロ
ッピーディスク又はICカード等で制御装置6へ伝達さ
れ、この制御装置6が上記加工テーブル3と加工ヘッド
4とをX−Y方向に相対的に移動させるようになってい
る。
【0007】図2は被加工物2に施されるレーザ加工の
一例を示したもので、被加工物2の中で斜線部分が製品
として必要な部分となっている。図2の例では、それぞ
れ最外側となる無端状切断線で囲まれた3つの切断部品
A、Q、Xを有している。各切断部品A、Q、Xをレー
ザ加工により切断する際のそれぞれの切断開始位置a、
q、xは、図2の斜線で示してあるようにそれぞれの切
断部品A、Q、Xが製品として必要な部品なので、各切
断部品A、Q、Xを囲む無端状切断線の外側に設けてあ
る。上記切断部品Aの中には、それぞれ無端状切断線で
囲まれた2つの切断部品B、Iがあり、さらに一方の切
断部品B内にそれぞれ無端状切断線で囲まれた2つの切
断部品C、Hがある。そしてさらに、切断部品C内にそ
れぞれ無端状切断線で囲まれた2つの切断部品D、Eが
ある。上記切断部品Aの無端状切断線で囲まれた2つの
切断部品B、Iは製品ではなく不要部品となるので、そ
れらの切断開始位置b、iは各切断部品B、Iを囲む無
端状切断線の内側に設けてある。他方、切断部品Bの無
端状切断線で囲まれた2つの切断部品C、Hは製品とな
るので、それらの切断開始位置c、hは各切断部品C、
Hを囲む無端状切断線の外側で、上記切断部品Bを囲む
無端状切断線の内側に設けてある。さらにまた、切断部
品Cの無端状切断線で囲まれた2つの切断部品D、Eは
不要部品となるので、それらの切断開始位置d、eは各
切断部品D、Eを囲む無端状切断線の内側に設けてあ
る。さらに上記切断部品Aの中にスリットJとけがき線
Kとがあり、切断部品Cの中にもスリットFとけがき線
Gとがある。なお、スリットJ、Fとは、例えば切断部
品Iのように無端状切断線で囲まれたものではなく、1
本の切断線からなるものである。これらスリットJ、F
は、それぞれの一方の端部がレーザ加工の開始位置とな
る。
【0008】次に、上記切断部品Xの中にはそれぞれ無
端状切断線で囲まれた2つの切断部品Y、Zがあり、そ
れら切断部品Y、Zは不要部品となるので、それらの切
断開始位置y、zは各切断部品Y、Zを囲む無端状切断
線の内側に設けてある。また切断部品Q内には、1つの
無端状切断線で囲まれた2つの切断部品R1 、R2 があ
り、両切断部品R1 、R2 は、両端部が両切断部品R
1 、R2 を囲む無端状切断線に接続された1本の切断線
r’によって2つに区画されている。この2つの切断部
品R1 、R2 は、一方の切断部品R1 が製品、他方の切
断部品R2が不要部品となっており、そのためこれら切
断部品R1 、R2 を囲む無端状切断線の切断開始位置r
は、不要部品である切断部品R2 内に設けてある。
【0009】上述した各部品の切断線等はオペレータに
よってCAD/CAM装置5に入力されるが、切断順序
はCAD/CAM装置5によって自動的に決定されるよ
うになっている。すなわち、先ずCAD/CAM装置5
は、入力された各切断部品について、各切断部品が囲ま
れる無端状切断線による囲われ数を検索して各切断部品
ごとにそれぞれの囲われ数を求める。図2の例では、切
断部品A、Q、Xは自己以外の他の無端状切断線によっ
て囲われていないので、それぞれの囲われ数は0であ
り、他方、切断部品B、I、J、K、R1 、R2 、Y、
Zの囲われ数は1となる。また切断部品C、Hの囲われ
数は2となり、切断部品D、E、F、Gの囲われ数は3
となる。
【0010】次にCAD/CAM装置5は、図3に示す
ように、囲われ数0の各切断部品A、Q、X毎に、囲わ
れ数を参照して各切断部品を階層別に整列する。具体的
には、囲われ数が0の切断部品Aにおいてはこれが第0
階層となり、囲われ数が1である切断部品B、I、J、
Kが第1階層となる。そして囲われ数が2である切断部
品C、Hが第2階層となり、囲われ数が3である切断部
品D、E、F、Gが第3階層となる。同様に、囲われ数
0の切断部品Qにおいてはこれが第0階層、囲われ数が
1である切断部品R1 、R2 が第1階層となり、また囲
われ数0の切断部品Xにおいてはこれが第0階層、囲わ
れ数が1である切断部品Y、Xが第1階層となる。
【0011】さらに、上記CAD/CAM装置5は、各
切断部品が製品か不要部品かを判定する。この判定は、
自己の切断部品を囲む無端状切断線内に当該無端状切断
線の切断開始位置がない場合を製品、ある場合を不要部
品と判断するようになっている。例えば、切断部品A、
C、R1 等はそれぞれの切断部品を囲む無端状切断線内
に当該無端状切断線における切断開始位置a、c、rが
ないのでそれらを製品と判断する。他方、切断部品B、
Y、R2 等はそれぞれの切断部品を囲む無端状切断線内
に当該無端状切断線における切断開始位置b、y、rが
あるのでそれらを不要部品と判断することになる。な
お、少なくともけがき線は、オペレータによってその旨
がCAD/CAM装置5に入力されるようになってい
る。またスリットもけがき線と同様にオペレータによっ
てその旨をCAD/CAM装置5に入力してもよいが、
スリットはそれ自体の切断線によって囲まれることがな
いので、CAD/CAM装置5は自動的にスリットを特
定することが可能である。図3は、以上の処理が行なわ
れた結果を示している。
【0012】さらにCAD/CAM装置5は、囲われ数
0の各切断部品A、Q、Xについて、それぞれの階層の
深い(大きい)順に、けがき線→スリット→不要部品→
製品の順に切断順序を決定していく。より具体的には、
囲われ数0の切断部品Aについて説明すれば、CAD/
CAM装置5は、先ず最大の囲われ数3を有する切断部
品D、E、F、Gについて上記順番に従ってけがき線G
→スリットF→切断部品D又はE(共に不要部品)の順
に切断順序を決定する。次に、1つ少ない囲われ数2を
有する切断部品C、Hについて、上記決定した切断順序
に続いて、切断部品C又はH(共に製品)の順に切断順
序を決定したら、さらに1つ少ない囲われ数1を有する
切断部品B、I、J、Kについて、上記決定した切断順
序に続いて、けがき線K→スリットJ→切断部品B又は
I(共に不要部品)の順に切断順序を決定する。そして
最後に、最小の囲われ数0を有する切断部品Aについ
て、これを最後として切断順序を決定することになる。
【0013】このとき、上記切断部品DとE(共に不要
部品)、切断部品CとH(共に製品)、および切断部品
BとI(共に不要部品)とについては、上述した基準か
らでは順番を決定することができない。同様に、囲われ
数0の切断部品A、Q、Xについても、その切断順番を
決定することができない。そこで本実施例では、以下に
述べる一定の切断の経路パターンに基づいてそれらの間
の順番を決定するようにしている。図4は上記経路パタ
ーンの一例を示したもので、この経路パターンは加工ヘ
ッド4の基本的な作動経路を示したものである。図示実
施例では加工ヘッド4は被加工物2の底辺に沿ってその
右側から左側へ移動し、左端となったら上方に移動して
から左側から右側へ移動し、さらに左端となったら上方
に移動して再び同様な作動を繰返すようになっている。
この経路パターンは、加工ヘッド4の無駄な移動をでき
るだけ少なくするためのもので、他の経路パターンとし
て図5ないし図19のパターンを採用してもよく、或い
はそれ以外の経路パターンを採用してもよいことは勿論
である。ところで、切断順番を決定するためには、上述
した切断部品DとE(共に不要部品)とについて、切断
部品CとH(共に製品)とについて、切断部品BとI
(共に不要部品)とについて、さらに囲われ数0の切断
部品A、Q、Xについて、上記経路パターンに基づいて
それぞれの順番を決定することが望ましい。しかしなが
ら、合計4回に渡ってそれぞれの順番を決定することは
煩雑で時間がかかることになる。そこで、最も大きな切
断部品となる囲われ数0の切断部品A、Q、Xについて
上記経路パターンに基づいて切断順序を決定する際に、
同時にその他の切断部品の順番を決定しておけば、その
他の切断部品は上記囲われ数0の切断部品A、Q、Xに
比較して小型なのでさほど加工ヘッド4の無駄な移動が
大きくなるわけではない。このような理由から、本実施
例では囲われ数0の切断部品A、Q、Xについて上記経
路パターンに基づいて切断順序を決定する際に、同時に
その他の切断部品の順番を決定するようにしている。
【0014】すなわち、切断部品A、Q、Xについて上
記経路パターンに基づいて切断順序を決定する際には、
図2に示すように、先ず被加工物2の底辺から最も離れ
た各切断部品A、Q、Xの頂点A1 、Q1 、X1 をそれ
ぞれ決定し、次に各頂点を通って底辺に平行な補助線A
2 、Q2 、X2 を引く。次に、上記経路パターンに従っ
て、底辺とこれに最も近い補助線Q2 との間にある切断
開始点を左側から右側へと探してゆく。そして左端まで
探したら、次に補助線Q2 と補助線X2 との間にある切
断開始点を右側から左へと探し、左端となったら補助線
2 と補助線A2 との間を左から右へと探し、最後に補
助線A2と被加工物2の上辺との間を右から左へと探す
ようになる。ただし、全ての切断開始点が見つかった
ら、その時点で探索を中止するようになっている。図2
の例では、切断開始点の発見順序が以下のとおりとなる
ことは明らかであろう。 切断開始点a→d→b→c→h→q→r→z→y→x→
i→e
【0015】以上の切断開始点の発見順序に基づき、先
ず囲われ数0の切断部品A、Q、Xについて、その切断
の順番を切断部品A→Q→Xと決定する。次に、切断部
品Aに属する全ての階層について、上記切断開始点の発
見順序を参照しながら、階層の深い順に、けがき線→ス
リット→不要部品→製品の順に切断順序を決定してい
く。具体的には、上述したように、最大の囲われ数3を
有する切断部品D、E、F、Gについてけがき線G→ス
リットF→切断部品D又はE(共に不要部品)の順に切
断順序が決定されるが、この際、切断部品DとEについ
ては切断開始点はd→eの順番であるので、切断部品D
→切断部品Eとその順番を決定する。同様に、囲われ数
2を有する切断部品C、Hについては切断部品C→切断
部品Hの順に、囲われ数1を有する切断部品B、Iにつ
いては切断部品B→切断部品Iの順に切断順序を決定す
る。したがって、切断部品Aに属するグループについて
の最終切断順序は、G→F→D→E→C→H→K→J→
B→I→Aの順番となる 同様にして、切断部品Qに属するグループについての最
終切断順序は、R2 →R1 →Qの順になり、切断部品X
に属するグループについての最終切断順序は、Y→Z→
Xの順になる。そして上述したように、囲われ数0の切
断部品A、Q、Xの切断順序はA→Q→Xとなっている
ので、全体の切断順序は以下のとおりに決定される。 (G→F→D→E→C→H→K→J→B→I→A)→
(R2 →R1 →Q)→(Y→Z→X) なお、上記実施例では、切断部品Qに属するグループの
最終切断優先順序を、R2 →R1 →Qとしているが、R
1 →R2 →Qの順としてもよい。
【0016】なお、上記実施例では、同一階層、同一部
品については経路パターンを利用して順番を決定するよ
うにしているが、その経路パターンを利用して順番を決
定する部分についてはこれに限定されるものではなく、
例えばCAD/CAM装置5への図形の入力順にその順
番を決定してもよく、或いはランダムに決定してもよ
い。また、けがき線とスリットは、必ずしも上述した切
断順序決定方法に従う必要はなく、それらを切断部品に
ついての切断加工の前に、最初にまとめて加工してもよ
い。特にけがき線はレーザ出力を変更する必要があるの
で、けがき線のみを最初にまとめて加工することが望ま
しい。
【0017】
【発明の効果】 以上のように、本発明によれば、切断
部品が多層に配置されている場合であっても、それら全
ての切断部品を確実に切断することができるように切断
順序を決定することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】レーザ加工機の概略を示した斜視図。
【図2】被加工物2に切断部品を配置した状態を示す平
面図。
【図3】切断部品を階層別に整理した状態を示した図。
【図4】経路パターンの一例を示す平面図。
【図5】他の経路パターンの一例を示す平面図。
【図6】他の経路パターンの一例を示す平面図。
【図7】他の経路パターンの一例を示す平面図。
【図8】他の経路パターンの一例を示す平面図。
【図9】他の経路パターンの一例を示す平面図。
【図10】他の経路パターンの一例を示す平面図。
【図11】他の経路パターンの一例を示す平面図。
【図12】他の経路パターンの一例を示す平面図。
【図13】他の経路パターンの一例を示す平面図。
【図14】他の経路パターンの一例を示す平面図。
【図15】他の経路パターンの一例を示す平面図。
【図16】他の経路パターンの一例を示す平面図。
【図17】他の経路パターンの一例を示す平面図。
【図18】他の経路パターンの一例を示す平面図。
【図19】他の経路パターンの一例を示す平面図。
【符号の説明】
2…被加工物 5…CAD/CAM装置 6…制御装置 A、B、C、D、E、H、I、Q、R1 、R2 、Q、
Y、Z、X…切断部品 F、J…スリット G、K…けがき線

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光線を発振するレーザ発振器と、
    被加工物を載置する加工テーブルと、上記レーザ発振器
    から発振されたレーザ光線を被加工物にむけて照射する
    加工ヘッドと、上記加工テーブルと加工ヘッドとを相対
    的に移動させて被加工物に切断加工を施させるCAD/
    CAM装置とを備え、 上記CAD/CAM装置は、最外側の無端状切断線で囲
    まれた切断部品と、該最外側の無端状切断線の中に配置
    された、無端状切断線で囲まれた1又はそれ以上の切断
    部品とを切断するようになっており、 このCAD/CAM装置は、先ず、各切断部品が囲まれ
    る無端状切断線による囲われ数を検索して各切断部品ご
    とにそれぞれの囲われ数を求め、 次に、最大の囲われ数を有する切断部品について切断順
    序を決定したら、順次1つ少ない囲われ数を有する階層
    の切断部品について上記決定した切断順序に続く次の切
    断順序を決定し、最後に最小の囲われ数を有する切断部
    品について最後の切断順序を決定することを特徴とする
    レーザ加工における切断部品の切断順序決定方法。
  2. 【請求項2】 上記CAD/CAM装置は、最外側の無
    端状切断線が2以上ある場合に、第1番目の最外側の無
    端状切断線に囲まれたすべての切断部品について切断順
    序を決定した後に、これに続けて、第2番目の最外側の
    無端状切断線に囲まれたすべての切断部品について切断
    順序を決定することを特徴とする請求項1に記載のレー
    ザ加工における切断部品の切断順序決定方法。
  3. 【請求項3】 上記CAD/CAM装置は、複数の切断
    部品について同一階層で切断順序を決定する場合には、
    予め定めた経路パターンに沿った順番で、切断順序を決
    定することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の
    レーザ加工における切断部品の切断順序決定方法。
  4. 【請求項4】 上記CAD/CAM装置は、けがき線と
    スリットとの少なくともいずれか一方がある場合に、そ
    れらについては最初に加工順序を決定することを特徴と
    する請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のレーザ
    加工における切断部品の切断順序決定方法。
  5. 【請求項5】 上記CAD/CAM装置は、1つの無端
    状切断線の内側に両端部が該無端状切断線に接続された
    切断線を有する場合には、製品とはならない不要部品か
    ら切断順序を決定することを特徴とする請求項1ないし
    請求項4のいずれかに記載のレーザ加工における切断部
    品の切断順序決定方法。
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