JPH09185310A - 電子写真装置 - Google Patents

電子写真装置

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Publication number
JPH09185310A
JPH09185310A JP7354987A JP35498795A JPH09185310A JP H09185310 A JPH09185310 A JP H09185310A JP 7354987 A JP7354987 A JP 7354987A JP 35498795 A JP35498795 A JP 35498795A JP H09185310 A JPH09185310 A JP H09185310A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shutter
light
opening
reflection mirror
closing
Prior art date
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Pending
Application number
JP7354987A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Oginoya
嘉章 萩野谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP7354987A priority Critical patent/JPH09185310A/ja
Publication of JPH09185310A publication Critical patent/JPH09185310A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メンテナンスカバーが閉状態にあって遮光シ
ャッターが開いているときに、メンテナンスカバーに衝
撃が加わっても、その衝撃に伴う振動を遮光シャッター
が受けることなく従ってその振動を光学走査装置が受け
ることなく、良好な画質を得る。 【解決手段】 メンテナンスカバー44を閉じるときに
は、それに伴い、メンテナンスカバー44の作動突起7
2が遮光シャッター54の開用レバー58と当接係合
し、遮光シャッター54が閉位置から開位置へ向けて押
されて移動する。遮光シャッター54が中立位置を越え
てそれより開方向側に到るとコイルスプリング68の付
勢力が遮光シャッター54を開位置へ付勢すべく作用す
る。遮光シャッター54の開位置では、作動突起72が
開用レバー58、閉用レバー60と離れる。反射ミラー
部シャッター74も同様である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザビーム等の
光ビームを画像情報に応じて被走査体上に走査露光する
ことにより、画像を記録するレーザプリンタやデジタル
複写機等の電子写真装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子写真装置としては、次に説明
する装置が知られている。すなわち、図15に示すよう
に、本体フレーム100内に、光学走査装置102と被
走査体104とが設けられている。光学走査装置102
は、光学走査部106と反射ミラー部108とで構成さ
れる。光学走査部102は、情報を含むレーザ光(その
光路をBで示す)を出射する光源と、その出射されたレ
ーザ光を所定の方向へ偏向走査する(主走査する)ポリ
ゴンモータと、結像レンズ系(いずれも図示を省略)と
を備え、それらは光学フレーム110内に収容配置され
る。光学フレーム110は、スクリューボルト112を
用いて本体フレーム100に固定される。反射ミラー部
108は、レーザ光を被走査体104に導く反射ミラー
114を備え、反射ミラー114は反射ミラーフレーム
116を介して本体フレーム100に固定される。被走
査体104は帯電手段(図示を省略)によって均一に帯
電されており、レーザ光が主走査されることにより露光
されて、上記情報に基づく静電潜像が形成される。その
後、被走査体104には現像手段118によってトナー
像が形成され、トナー像の形成と同期して、記録紙が紙
送り手段によって搬送される。記録紙の搬送路120が
複数対の搬送ローラ122間に形成され、記録紙は、矢
印Aの向きに図15において左方へ搬送される。記録紙
は定着手段124を通って排出される。被走査体10
4、現像手段118は、プロセスカートリッジ126に
収容され、プロセスカートリッジ126は、プロセスカ
ートリッジ位置決め部材128に支持される。
【0003】また、プロセスカートリッジ126の着脱
等を含む電子写真装置内部のメンテナンスを行うため
に、メンテナンスカバー130が本体フレーム100上
部に設けられている。メンテナンスカバー130は、カ
バー軸131の軸線回りに上下方向に回動して開閉自在
とされる。図16に示すように、メンテナンスカバー1
30の開状態では、光学走査部106と、反射ミラー部
116との間をメンテナンス開口130として、そのメ
ンテナンス開口130を通して、例えば、プロセスカー
トリッジ126を着脱することができる。図16には、
矢印OUTの向きに取り出されたプロセスカートリッジ
126が鎖線で示されている。メンテナンスカバー13
0は閉状態では、図示しないラッチ機構を介してロック
される。
【0004】ここで、光学走査部106のメンテナンス
開口132側には遮光シャッター134が設けられてい
る。メンテナンスカバー130内面には、遮光シャッタ
ー134に対応して作動脚136が設けられている。遮
光シャッター134は、シャッター軸135の軸線回り
に回動して開閉自在とされ、シャッター閉動作スプリン
グ136によって常時、閉方向に付勢されている。メン
テナンスカバー130が閉状態にあるときには、図15
に示すように、作動脚136Aがシャッター閉動作スプ
リング136に抗して遮光シャッター134を押して開
き、レーザ光を通過させることができる。メンテナンス
カバー130が閉状態から上方へ開けられると、図16
に示すように、上記作動脚136Aが遮光シャッター1
34から離れ、遮光シャッター134がシャッター閉動
作スプリング136の付勢力によって閉じられてレーザ
光を遮断することができる。このような構造は、例え
ば、実開平1−113250号公報に示されている。
【0005】また、そのような遮光シャッターを備えた
電子写真装置として、次に説明する装置が、特開平4−
29168号公報で挙げられている。
【0006】図18乃至図20に示すように、その電子
写真装置では、反射ミラー部が光学走査部と一体化され
て光学ハウジング200内に組み付けられ、上記光学走
査手段102に対応する光学走査手段202が構成され
ている。その光学走査手段202は、上記メンテナンス
カバー130に対応するメンテナンスカバー204と一
体に移動する取付部材206にスクリューボルト224
を用いて取り付けられている。図19に示すように、メ
ンテナンスカバー204は、カバー軸205の軸線回り
に回動し、開状態では、記録紙の搬入口206の上側を
開放してそこをメンテナンス開口208とするような形
態とされ、メンテナンス開口208を通って、例えば、
プロセスカートリッジ126の着脱を行うことができ
る。図19には、矢印OUTの向きに取り出されたプロ
セスカートリッジ126が鎖線で示されている。
【0007】上記遮光シャッター136に対応する遮光
シャッター210は、光源近傍に位置してレーザ光を整
形するスリット部212と一体に設けられており、光学
ハウジング200に設けられたガイド214にガイドさ
れて上下にスライドでき、コイルスプリング216によ
って常時、下方へ押し下げ付勢されている。メンテナン
スカバー204が閉状態にあるときには、図18に示す
ように、コイルスプリング216の付勢力に抗し、遮光
シャッター210に突設された凸211が本体フレーム
100に設けられたストッパ218に当接し、上記スリ
ット部212が所定のレーザ光の高さ位置に保持され、
レーザ光が通過できる。メンテナンスカバー204が閉
状態から上方へ開けられると、図19に示すように、遮
光シャッター210の凸211が本体フレーム100の
ストッパ218から離れ、遮光シャッター210がコイ
ルスプリング216の付勢力によって下方に押し下げら
れ、上記スリット部212がレーザ光の高さ位置から外
れてレーザ光が遮断される。
【0008】なお、図20には、光源220、ポリゴン
モータ222が示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図15及び
図16に示す前者の電子写真装置では、メンテナンスカ
バー130の閉状態のとき、図17に示すように、メン
テナンスカバー130に衝撃Pが加わると(衝撃による
メンテナンスカバー130の変形を鎖線で図示する)、
その衝撃に伴う振動が作動脚136から遮光シャッター
134を介して光学走査部106に伝達され、レーザ光
が正規の光路から外れて(図17に、正規の光路を一点
鎖線で示し、正規の光路から外れた光路を二点鎖線で示
す)画質が悪化することがある。また、メンテナンスカ
バー130の開状態では、図16に示すように、光学走
査部106と反射ミラー部108との間のメンテナンス
開口132に反射ミラー部108の反射ミラー114の
反射面が露出し、そのメンテナンス開口132を通して
メンテナンス作業を行うときに、作業者が反射ミラー1
14の反射面に触れてしまう恐れがある。
【0010】図18乃至図20に示す後者の電子写真装
置では、メンテナンスカバー204の閉状態のとき、上
記衝撃Pと同様にメンテナンスカバー204に衝撃が加
わると、その衝撃に伴う振動が光学走査装置202に直
接的に伝達され、レーザ光が正規の光路から外れて画質
が悪化する。
【0011】また、遮光シャッター210が光源の近傍
に位置して遮光シャッター210の凸211と本体フレ
ーム100のストッパ218とが光源の近傍に位置する
ので、メンテナンスカバー204を開状態から閉めて遮
光シャッター210を開けるときにメンテナンスカバー
204の閉時の衝撃が凸211を介して光源に伝達され
易く、精密なデバイスである光源が破損する恐れがあ
る。
【0012】本発明は上記事実を考慮して、メンテナン
スカバーが閉状態にあって遮光シャッターが開いている
ときに、メンテナンスカバーに衝撃が加わっても、その
衝撃に伴う振動を遮光シャッターが受けることなく従っ
てその振動を光学走査装置が受けることなく、良好な画
質を得る電子写真装置を提供することを目的とする。
【0013】また、本発明は、上記目的に加え、光学走
査装置を光学走査部と反射ミラー部シャッターとで分割
構成して例えば、両者間にメンテナンス開口を形成する
ような電子写真装置において、メンテナンスカバーを開
けたときに反射ミラー部シャッターを閉鎖してメンテナ
ンス時に反射ミラーに触れてしまうようなことを防止す
るとともに、メンテナンスカバーが閉状態にあって反射
ミラー部シャッターが開いているときにメンテナンスカ
バーに衝撃が加わっても、その衝撃に伴う振動を反射ミ
ラー部シャッターが受けることなく従ってその振動を光
学走査手段が受けることなく、良好な画質を得ることに
寄与する電子写真装置を提供することを目的とする。
【0014】更に、本発明は、上記各目的に加え、メン
テナンスカバーを閉じて遮光シャッターを開け、又は、
メンテナンスカバーを閉じて遮光シャッター、反射ミラ
ー部シャッターを共に開けるときに、メンテナンスカバ
ーの閉時の衝撃に伴う振動の光源や同期光検出手段への
伝達を抑制し、光源、同期光検出手段の破損を防止する
電子写真装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に係る電子写真装置は、光学走査装置を有
する電子写真装置であって、光学走査装置は、被走査体
上に静電潜像を形成するために光ビームを光源から発し
て発せられた光ビームを走査する前記電子写真装置にお
いて、前記電子写真装置の内部をメンテナンスするため
に設けられ、開閉自在なメンテナンスカバーと、前記光
学走査装置に設けられ、開閉自在とされ、開位置では光
路を開放し、閉位置では遮光するように光路を閉鎖する
遮光シャッターと、前記遮光シャッターがこの開閉中間
位置に中立位置を有してその中立位置を介し、遮光シャ
ッターが開方向側に位置するときは遮光シャッターを開
方向側へ付勢し、遮光シャッターが閉方向側に位置する
ときは遮光シャッターを閉方向へ付勢する遮光シャッタ
ー開閉用付勢手段と、前記メンテナンスカバーに設けら
れる係合部と、この係合部に対応して遮光シャッターに
設けられる対応係合部とを有し、メンテナンスカバーの
開動作に伴い係合部と対応係合部とが当接係合し、遮光
シャッターを開位置から押して移動させて遮光シャッタ
ー中立位置より遮光シャッター閉方向側へ位置させると
ともに、メンテナンスカバーの閉動作に伴い係合部と対
応係合部とが当接係合し、遮光シャッターを閉位置から
押して移動させて遮光シャッター中立位置より遮光シャ
ッター開方向側へ位置させ、メンテナンスカバーの閉状
態では、係合部と対応係合部とが離間する遮光シャッタ
ー開閉用係合手段と、を備えたことを特徴とする。
【0016】請求項2に係る電子写真装置は、請求項1
の構成において、前記遮光シャッター開閉用係合手段
が、光学走査中央線を介して光源とは反対側に配置され
ることを特徴とする。
【0017】請求項3に係る電子写真装置は、請求項1
の構成において、前記光学走査装置が、前記光源と光源
から発せられる光ビームを偏向走査する光偏向器と偏向
走査された光ビームを透過させて被走査体上に結像させ
る結像レンズ系とを有する光学走査部と、結像レンズ系
を透過した光ビームを被走査体に向けて反射させる反射
ミラーを有する反射ミラー部とに分割されて構成され、
前記遮光シャッターが光学走査部に設けられ、かつ、前
記反射ミラー部に設けられ、開閉自在とされ、開位置で
は光路を開放し、閉位置では反射ミラー部を覆うように
光路を閉鎖するシャッターと、前記反射ミラー部シャッ
ターが開閉中間位置に中立位置を有してその中立位置を
介し、反射ミラー部シャッターが開方向側に位置すると
きは反射ミラー部シャッターを開方向へ付勢し、反射ミ
ラー部シャッターが閉方向側に位置するときは反射ミラ
ー部シャッターを閉方向へ付勢する反射ミラー部シャッ
ター開閉用付勢手段と、前記メンテナンスカバーに設け
られる係合部と、この係合部に対応して反射ミラー部シ
ャッターに設けられる対応係合部とを有し、メンテナン
スカバーの開動作に伴い係合部と対応係合部とが当接係
合し、反射ミラー部シャッターを開位置から押して移動
させて反射ミラー部シャッター中立位置より反射ミラー
部シャッター閉方向側へ位置させるとともに、メンテナ
ンスカバーの閉動作に伴い係合部と対応係合部とが当接
係合し、反射ミラー部シャッターを閉位置から押して移
動させて反射ミラー部シャッター中立位置より反射ミラ
ー部シャッター開方向側へ位置させ、メンテナンスカバ
ーの閉状態では係合部と対応係合部とが離間する反射ミ
ラー部シャッター開閉用係合手段と、を備えたことを特
徴とする。
【0018】請求項4に係る電子写真装置は、請求項3
の構成において、前記反射ミラー部シャッター開閉用係
合手段が、遮光シャッター開閉用係合手段と同じく、光
学走査中央線を介して光源とは反対側に配置されること
を特徴とする。
【0019】請求項5に係る電子写真装置は、請求項1
の構成において、前記光学走査装置が、光源から発せら
れる光ビームに含まれる同期光を検出する同期光検出手
段を備えることを特徴とする。
【0020】請求項6に係る電子写真装置は、請求項2
の構成において、前記光学走査装置が、光源から発せら
れる光ビームに含まれる同期光を検出する同期光検出手
段を備え、同期光検出手段が、光学走査中央線を介して
光源と同じ側に配置されることを特徴とする。
【0021】請求項7に係る電子写真装置は、請求項3
の構成において、前記光学走査装置の反射ミラー部が、
光源から発せられる光ビームに含まれる同期光を検出す
る同期光検出手段を備えることを特徴とする。
【0022】請求項8に係る電子写真装置は、請求項4
の構成において、前記光学走査装置の反射ミラー部が、
光源から発せられる光ビームに含まれる同期光を検出す
る同期光検出手段を備え、同期光検出手段が、光学走査
中央線を介して光源と同じ側に配置されることを特徴と
する。
【0023】上記構成によれば、例えば、請求項3にあ
るように、光源から発せられた光ビームがポリゴンモー
タで偏向走査され、その走査された光ビームが結像レン
ズ系を通り、反射ミラーを経て、被走査体上に結像さ
れ、被走査体上には静電潜像が形成される。
【0024】メンテナンスカバーは、通常は閉じられ、
メンテナンスカバーの閉状態では、遮光シャッターが開
放されて、光源からの光が通過可能である。
【0025】メンテナンス時には、メンテナンスカバー
を開ける。これにより、例えば、被走査体を着脱するこ
とが可能となる。メンテナンスカバーの開状態では、遮
光シャッターが閉じられ、遮光がなされる。光源からの
光ビームは遮光シャッターで遮られ、遮光シャッター以
降に漏れ出ることがない。
【0026】ここで、メンテナンスカバーの開時には、
それに伴い、メンテナンスカバーと遮光シャッターとの
間で遮光シャッター開閉用係合手段の係合部と対応係合
部とが当接係合し、遮光シャッターが開位置から閉位置
へ向けて押されて移動する。遮光シャッターがこの中間
位置にある中立位置を越えてそれより開方向側に到ると
遮光シャッター開閉用付勢手段の付勢力が遮光シャッタ
ーを閉方向へ付勢すべく作用して、それ以降はメンテナ
ンスカバーの開動作を要せずに遮光シャッター開閉用付
勢手段の付勢力によって遮光シャッターが閉位置まで移
動することができる。
【0027】メンテナンスカバーの閉時には、それに伴
い、遮光シャッター開閉用係合手段の係合部と対応係合
部とが当接係合し、遮光シャッターが閉位置から開位置
へ向けて押されて移動する。遮光シャッターが上記中立
位置を越えてそれより開方向側に到ると遮光シャッター
開閉用付勢手段の付勢力が遮光シャッターを開位置へ付
勢すべく作用して、それ以降はメンテナンスカバーの閉
動作を要することなく遮光シャッター開閉用付勢手段の
付勢力によって遮光シャッターが開位置まで移動するこ
とができる。遮光シャッターの開位置では、係合部と対
応係合部とが離れる。
【0028】これにより、遮光シャッターの開位置で
は、メンテナンスカバーと光学走査装置との間におい
て、遮光シャッター開閉用係合手段の係合部と係合部と
が接触せず、メンテナンスカバーの閉状態においてメン
テナンスカバーに衝撃が加わってもその衝撃に伴う振動
が遮光シャッターには伝達されず従ってその振動が光学
走査装置には伝達されず、良好な画質が得られる。
【0029】請求項2にあるように、遮光シャッター開
閉用係合手段を、光学走査中央線を介して光源とは反対
側に配置する構成によれば、遮光シャッター開閉用係合
手段が光源から遠方となり、その遠方となる分、メンテ
ナンスカバーを閉じて遮光シャッターを開けるときにメ
ンテナンスカバーの閉時の衝撃に伴い遮光シャッター開
閉用係合手段の係合部と対応係合部との当接係合を介し
て生ずる振動の光源への伝達が抑制され、振動に起因す
る光源の破損が防止される。
【0030】請求項3の構成では、光学走査装置が光学
走査部と反射ミラー部とに分割されて構成されて、例え
ば、両者間にメンテナンス開口を形成して、メンテナン
ス時には、メンテナンスカバーを開けて上記メンテナン
ス開口を通して、被走査体を着脱することができる。
【0031】メンテナンスカバーの開状態では、遮光シ
ャッターが閉じられるとともに、反射ミラー部シャッタ
ーも閉じられ、メンテナンスカバーの閉状態では、遮光
シャッターが開けられるとともに、反射ミラー部シャッ
ターも開けられる。
【0032】従って、上述のメンテナンス開口を通して
被走査体を着脱する際にも、そのメンテナン開口には、
反射ミラー部の反射ミラーの反射面は露出せず、メンテ
ナンス作業を行うときに作業者が反射ミラーに触れてし
まうようなことが防止される。
【0033】そして、遮光シャッターは、請求項1につ
いて説明した如く開閉し、反射ミラー部シャッターも、
その遮光シャッターと同様に開閉する。
【0034】すなわち、メンテナンスカバーの開時に
は、それに伴い、メンテナンスカバーと反射ミラー部シ
ャッターとの間で反射ミラー部シャッター開閉用係合手
段の係合部と対応係合部とが当接係合し、反射ミラー部
シャッターが開位置から閉位置へ向けて押されて移動す
る。反射ミラー部シャッターがこの中間位置にある中立
位置を越えてそれより開方向側に到ると反射ミラー部シ
ャッター開閉用付勢手段の付勢力が反射ミラー部シャッ
ターを閉方向へ付勢すべく作用して、それ以降はメンテ
ナンスカバーの開動作を要せずに反射ミラー部シャッタ
ー開閉用付勢手段の付勢力によって反射ミラー部シャッ
ターが閉位置まで移動することができる。
【0035】メンテナンスカバーの閉時には、それに伴
い、反射ミラー部シャッター開閉用係合手段の係合部と
対応係合部とが当接係合し、反射ミラー部シャッターが
閉位置から開位置へ向けて押されて移動する。反射ミラ
ー部シャッターが上記中立位置を越えてそれより開方向
側に到ると反射ミラー部シャッター開閉用付勢手段の付
勢力が反射ミラー部シャッターを開位置へ付勢すべく作
用して、それ以降はメンテナンスカバーの閉動作を要す
ることなく反射ミラー部シャッター開閉用付勢手段の付
勢力によって反射ミラー部シャッターが開位置まで移動
することができる。反射ミラー部シャッターの開位置で
は、反射ミラー部シャッター開閉用係合手段の係合部と
対応係合部とが離れる。
【0036】これにより、遮光シャッター、反射ミラー
部シャッターの両開位置では、メンテナンスカバーと光
学走査装置との間において、遮光シャッター開閉用係合
手段の係合部と対応係合部とが接触せず、反射ミラー部
シャッター開閉用係合手段の係合部と対応係合部とが接
触せず、メンテナンスカバーの閉状態においてメンテナ
ンスカバーに衝撃が加わってもその衝撃に伴う振動が遮
光シャッター、反射ミラー部シャッターのいずれにも伝
達されず従ってその振動が光学走査装置には伝達され
ず、良好な画質が得られる。
【0037】請求項4にあるように、遮光シャッター開
閉用係合手段と反射ミラー部シャッターとを、光学走査
中央線を介して光源とは反対側に配置する構成によれ
ば、遮光シャッター開閉用係合手段、反射ミラー部シャ
ッターのいずれも光源から遠方となり、その遠方となる
分、メンテナンスカバーを閉じて遮光シャッター、反射
ミラー部シャッターを開けたるきにメンテナンスカバー
の閉時の衝撃に伴い遮光シャッター開閉用係合手段の係
合部と対応係合部との当接係合、反射ミラー部シャッタ
ー開閉用係合手段の係合部と対応係合部との当接係合を
介して生ずる振動の光源への伝達が抑制され、振動に起
因する光源の破損が防止される。
【0038】請求項5乃至8の構成によれば、光源から
発せられる光ビームに含まれる同期光が同期光検出手段
で検出される。検出された同期光は、画像信号に対する
同期信号として用いられる。
【0039】そして、請求項6では、光源の破損の防止
に加え、遮光シャッター開閉用係合手段が同期光検出手
段からも遠方となってその遠方となる分、メンテナンス
カバーを閉じて遮光シャッターを開けるときにメンテナ
ンスカバーの閉時の衝撃に伴い遮光シャッター開閉用係
合手段の係合部と対応係合部との当接係合を介して生ず
る振動の同期光検出手段への伝達が抑制され、振動に起
因する同期光検出手段の劣化も防止される。
【0040】また、請求項8では、光源の劣化の防止に
加え、遮光シャッター開閉用係合手段、反射ミラー部シ
ャッター開閉用係合手段が共に同期光検出手段からも遠
方となってその遠方となる分、メンテナンスカバーを閉
じて遮光シャッター、反射ミラー部シャッターを開ける
ときにメンテナンスカバーの閉時の衝撃に伴い遮光シャ
ッター開閉用係合手段の係合部と対応係合部との当接係
合、反射ミラー部シャッター開閉用係合手段の係合部と
対応係合部との当接係合を介して生ずる振動の同期光検
出手段への伝達が抑制され、振動に起因する同期光検出
手段の劣化も防止される。
【0041】
【発明の実施の形態】本発明に係る電子写真装置の第1
の実施の形態を、図1乃至図8に基づき説明する。
【0042】図1及ぶ図3に示すように、電子写真装置
は、本体フレーム10内に、光学走査装置12を備え
る。光学走査装置12は、光学走査部14と、反射ミラ
ー部16とに分割されて構成されている。光学走査部1
4は、光学フレーム18内に、光源20、ポリゴンモー
タ22、結像レンズ系24を備え、光学フレーム18
は、上方が開放された光学箱とされ、光学フレーム18
の開放上部は、図示を省略する光学箱カバーで閉成され
ている。また、光学フレーム18は、本体フレーム10
に、5か所でスクリューボルト26止めされて固定され
ている。
【0043】反射ミラー部16では、反射ミラーフレー
ム28に、反射ミラー30と、同期光検出装置(同期光
検出手段)32とが取り付けられる。反射ミラーフレー
ム28は、本体フレーム10にスクリューボルト92を
用いて固定され、反射ミラー30は、反射ミラーフレー
ム28にボルト96止めされた押さえプレート94で押
さえ付けられて所定位置に保持される。
【0044】光源20から発せられたレーザ光(光ビー
ム)が情報を含んで、ポリゴンモータ22によって偏向
されて主走査され、走査されたレーザ光が、結像レンズ
系24を透過し、反射ミラー30で反射されて感光ドラ
ム34上に到り、結像される。図1には、レーザ光が光
路Bで示されている。
【0045】感光ドラム34は、光学走査装置12の下
側に配置されている。感光ドラム34には、帯電手段に
よって均一に帯電されており、レーザ光の走査によって
感光ドラム34に露光がなされて静電潜像が形成され
る。その後、感光ドラム34に、現像手段36によって
トナー像が形成される。感光ドラム34、現像手段36
は、プロセスカートリッジ48に収容され、プロセスカ
ートリッジ48は、プロセスカートリッジ位置決め部材
50に支持される。
【0046】一方、トナー像と同期して、記録紙が紙送
り手段によって搬送され、記録紙は、定着手段38を経
て定着がなされ、排出される。記録紙の搬送路40が複
数対の搬送ローラ42間に形成され、記録紙は、矢印A
の向きに図1において左方へ搬送される。
【0047】また、反射ミラー部16にある同期光検出
装置32は、感光ドラム34への走査に先行してレーザ
光に含まれる同期光を検出し、それに基づき、感光ドラ
ム34への画像書き込みタイミングの基準信号を出力す
る。
【0048】なお、光学フレーム18の本体フレーム1
0への固定にあたっては、光源20近傍では、光源20
から発せられるレーザ光に対して左右略均等に、結像レ
ンズ系24近傍では、結像レンズ系の中心に対して左右
略均等にそれぞれスクリューボルト26止めすることに
より、ポリゴンミラー22や外部からの振動に対する光
源20、結像レンズ系24の耐振化が果たされる。
【0049】ここで、光学走査装置12を構成する光学
走査部14と反射ミラー部16とは離間されて、その間
がメンテナンス開口52とされ、メンテナンス開口52
に対向して、本体フレーム10の上部には、メンテナン
スカバー44が設けられている。メンテナンスカバー4
4は、この一端部が支軸46で本体フレーム10に支持
されて、支軸46の軸線回りに上下方向に回動して開閉
自在とされる。メンテナンスカバー44の他端部は、本
体フレーム10との間に図示を省略するラッチ機構を備
え、ラッチ機構は、メンテナンスカバー44の閉状態を
保持すべくロックする。
【0050】図2に示すように、メンテナンスカバー4
4を上方へ開ければ、メンテナンス開口52が外部と連
通され、電子写真装置内部のメンテナンスを行うことが
できる。図2には、メンテナンス開口52を通して矢印
OUTの向きに取り出されたプロセスカートリッジ48
が鎖線で示されている。
【0051】さて、光学走査部14のメンテナンス開口
52側には、遮光シャッター54が設けられている。遮
光シャッター54は、シャッター軸56で光学フレーム
18に支持され、シャッター軸56の軸線回りに回動し
て開閉自在とされる。図1に示す遮光シャッター54の
開位置では、光路Bが開放され、図2に示す遮光シャッ
ター54の閉位置では、光路Bが閉鎖されて光源20側
が遮蔽される。光学フレーム18外において、シャッタ
ー軸56にはこの半径方向に、遮光シャッター54と一
体に回動する開用レバー58と閉用レバー60と(開用
レバー58と閉用レバー60とは、後述の作動突起72
に対応する対応係合部を構成する)が延設され、開用レ
バー58と閉用レバー60とは直交する。
【0052】光学フレーム18の内底には、ストッパ6
2が突設されている。遮光シャッター54が開位置から
閉方向へ回動して遮光シャッター54の先端部がストッ
パと当接すると、遮光シャッター54の同方向へのそれ
以上の回動が阻止され、遮光シャッター54は閉位置を
得る。
【0053】シャッター軸56を介して閉用レバー60
と反対側には、遮光シャッター54と一体に回動する係
止部64が設けられ、係止部64に対応して光学フレー
ム18には、対応係止部66が設けられ、係止部64と
対応係止部66との間には、コイルスプリング(遮光シ
ャッター開閉用付勢手段)68が介在される。遮光シャ
ッター54は開閉中間位置において、図4(C)に示す
ように、係止部64と対応係止部66とがシャッター軸
56を介して一直線上に位置する中立位置(遮光シャッ
ター中立位置)を有し、コイルスプリング68は、その
中立位置を介し、遮光シャッター54が開方向側へ位置
すると遮光シャッター54を開方向側へ付勢し、遮光シ
ャッター54が閉方向側へ位置すると遮光シャッター5
4を閉方向側へ付勢する。
【0054】一方、開用レバー58、閉用レバー60に
対応してメンテナンスカバー44には内面に、作動脚7
0が突設されている。作動脚70は、突設先端がL字型
に屈曲されて、そこが、作動突起(係合部)72とされ
る。
【0055】上記の開用レバー58、閉用レバー60
と、作動突起72とは、遮光シャッター開閉用係合手段
を構成し、それらは、以下に説明する関係を有する。
【0056】すなわち、図1及び図4(A)に示すよう
に、メンテナンスカバー44の閉状態では、遮光シャッ
ター54がコイルスプリング68の付勢力によって開位
置に付勢保持されて、メンテナンスカバー44の作動脚
70の作動突起72は、遮光シャッター54の開用レバ
ー58、閉用レバー60と離れている。メンテナンスカ
バーを閉状態から開く場合には、図4(B)に示すよう
に、メンテナンスカバー44の矢印MOPの向きの開動
作に伴い、作動突起72が上昇して閉用レバー60と当
接し、閉用レバー60を押し上げる。これにより、遮光
シャッター54が、開位置から、コイルスプリング68
の付勢力に抗して矢印SCLの向きへシャッター閉方向
側へ回動を開始する。遮光シャッター54が遮光シャッ
ター中立位置(図4(C)の位置)を越えて遮光シャッ
ター閉方向側へ到ると、コイルスプリング68の付勢力
は、遮光シャッター54を閉方向側に付勢する。
【0057】それ以降は、遮光シャッター54は、コイ
ルスプリング68の付勢力によって遮光シャッター閉方
向側へ回動し、図2及び図4(D)に示す閉位置を得
る。作動突起72は閉用レバー58と離れ、メンテナン
スカバー44は開限界位置まで回動を続ける。
【0058】逆に、メンテナンスカバー開状態から閉じ
る場合には、図5(A)に示すように、メンテナンスカ
バー44の矢印MCLの向きへの閉動作に伴い、作動突
起72が閉用レバー60と当接して、閉用レバー60を
押し下げる。これにより、遮光シャッター54がコイル
スプリング68の付勢力に抗して矢印SOPの向きへ遮
光シャッター開方向側に回動を開始する。遮光シャッタ
ー54が遮光シャッター中立位置(図5(B)の位置)
を越えて遮光シャッター開方向側へ到ると、コイルスプ
リング68の付勢力は、遮光シャッター54を開方向側
に付勢する。
【0059】それ以降は、遮光シャッター54はコイル
スプリング68の付勢力によって開方向側へ回動し、開
位置を得る。メンテナンスカバー44は、作動突起72
が閉用レバー60と離れ、また、開用レバー58とも離
れて閉状態に復帰する。
【0060】一方、反射ミラー部16のメンテナンス開
口52側に、反射ミラー部シャッター74が設けられて
いる。反射ミラー部シャッター74は、シャッター軸7
6を介して反射ミラーフレーム28に支持され、シャッ
ター軸76の軸線回りに回動して、開閉自在とされる。
反射ミラー部シャッター74の開位置では、反射ミラー
30、同期光検出手段32への光路を開放し、反射ミラ
ー部シャッター74の閉位置では、反射ミラー30、同
期光検出手段32への光路を閉鎖する。
【0061】反射ミラー部シャッター74についても、
上記遮光シャッター開閉用係合手段に対応する反射ミラ
ー部シャッター開閉用係合手段と、上記遮光シャッター
開閉用付勢手段に対応する反射ミラー部シャッター開閉
用付勢手段とがそれぞれ設けられている。
【0062】すなわち、反射ミラーフレーム28外にお
いて、シャッター軸76にはこの半径方向に、反射ミラ
ー部シャッター74と一体に回動する開用レバー78と
閉用レバー80と(開用レバー78と閉用レバー80と
は対応係合部を構成する)が延設され、開用レバー78
と閉用レバー80とは直交する。
【0063】反射ミラーフレーム28の内底には、スト
ッパ83が設けられている。反射ミラー部シャッター7
4が開位置から閉方向へ回動して反射ミラー部シャッタ
ー74の先端部がストッパ83と当接すると、反射ミラ
ー部シャッター74の同方向へのそれ以上の回動が阻止
され、反射ミラー部シャッター74は閉位置を得る。
【0064】シャッター軸76を介して開用レバー78
と反対側には、反射ミラー部シャッター74と一体に回
動する係止部82が設けられ、係止部82に対応して反
射ミラーフレーム28には、対応係止部84が設けら
れ、係止部82と対応係止部84との間には、コイルス
プリング(反射ミラー部シャッター開閉用付勢手段)8
6が介在される。反射ミラー部シャッター74は開閉中
間位置において、図6(C)に示すように、係止部82
と対応係止部84とがシャッター軸76を介して一直線
上に位置する中立位置(反射ミラー部シャッター中立位
置)を有し、コイルスプリング86は、その中立位置を
介し、反射ミラー部シャッター74が開方向側へ位置す
ると反射ミラー部シャッター74を開方向側へ付勢し、
反射ミラー部シャッター74が閉方向側へ位置すると反
射ミラー部シャッター74を閉方向側へ付勢する。
【0065】一方、開用レバー78、閉用レバー80に
対応して、メンテナンスカバー44には内面に、作動脚
88が突設されている。作動脚88は、突設先端がL字
型に屈曲されて、そこが、作動突起(係合部)90とさ
れる。
【0066】開用レバー78、閉用レバー80と、作動
突起90とが、反射ミラー部シャッター開閉用係合手段
を構成し、それらは、上記遮光シャッター開閉用係合手
段と同様な以下の関係を有する。
【0067】すなわち、図1及び図6(A)に示すよう
に、メンテナンスカバー44の閉状態では、反射ミラー
部シャッター74がコイルスプリング86の付勢力によ
って開位置に付勢保持されて、メンテナンスカバー44
の作動脚88の作動突起90は、反射ミラー部シャッタ
ー74の開用レバー78、閉用レバー80とは離れてい
る。メンテナンスカバー44を閉状態から開く場合に
は、図6(B)に示すように、メンテナンスカバー44
の矢印MOPの向きへの開動作に伴い、作動突起90が
上昇して閉用レバー80と当接し、閉用レバー80を押
し上げる。これにより、反射ミラー部シャッター74
が、コイルスプリング86の付勢力に抗して矢印SCL
の向きへ閉方向側に回動を開始する。反射ミラー部シャ
ッター74が反射ミラー部シャッター中立位置(図6
(C)の位置)を越えて反射ミラー部シャッター閉方向
側へ到ると、コイルスプリング86の付勢力は、反射ミ
ラー部シャッター74を閉方向側に付勢する。
【0068】それ以降は、反射ミラー部シャッター74
は、コイルスプリング86の付勢力によって反射ミラー
部シャッター閉方向側へ回動し、図2及び図6(D)に
示す閉位置を得る。作動突起90は閉用レバー80と離
れ、メンテナンスカバー44は開状態まで回動を続け
る。
【0069】逆に、メンテナンスカバー開状態から閉じ
る場合には、図7(A)に示すように、メンテナンスカ
バー44の矢印MCLの向きへの閉動作に伴い、作動突
起90が開用レバー78と当接して、開用レバー78を
押し下げる。これにより、反射ミラー部シャッター74
がコイルスプリング86の付勢力に抗して矢印SOPの
向きへ開方向側に回動を開始する。反射ミラー部シャッ
ター74が反射ミラー部シャッター中立位置(図7
(B)の位置)を越えて反射ミラー部シャッター開方向
側へ到ると、コイルスプリング86の付勢力は、反射ミ
ラー部シャッター74を開方向側に付勢する。それ以降
は、反射ミラー部シャッター74はコイルスプリング8
6の付勢力によって開方向側へ回動し、開位置を得て、
メンテナンスカバー44は、作動突起80が開用レバー
78と離れ、また、閉用レバー80とも離れて閉状態に
復帰する。
【0070】なお、上記遮光シャッター54について、
ストッパ62と遮光シャッター54との間に、また、上
記反射ミラー部シャッター74について、ストッパ83
と反射ミラー部シャッター74との間にそれぞれ、図示
は省略するが、緩衝部材、例えば、ゴム材等を設けるこ
とにより、それらシャッター54、74の閉時の衝撃を
緩和することができる。
【0071】図3に示すように、遮光シャッター開閉用
係合手段を構成する開用レバー58、閉用レバー60
と、作動突起72とは、並びに、反射ミラー部シャッタ
ー開閉用係合手段を構成する開用レバー78、閉用レバ
ー80と、作動突起90とはそれぞれ、光源20、同期
光検出手段32と、光学走査中央線Sを介して反対側に
配置されている。
【0072】上記構成によれば、光源20から発せられ
たレーザ光がポリゴンモータ22で偏向走査され、その
走査された光が結像レンズ系24を通り、反射ミラー3
0を経て、感光ドラム34上に結像され、感光ドラム3
4上には静電潜像が形成される。
【0073】メンテナンスカバー44は、通常は閉じら
れ、メンテナンスカバー44の閉状態では、遮光シャッ
ター54が開放されて、光源20からのレーザ光が通過
可能である。
【0074】メンテナンス時には、メンテナンスカバー
44を開ける。これにより、例えば、感光ドラム34を
着脱することが可能となる。メンテナンスカバー44の
開状態では、遮光シャッター54が閉じられ、遮光がな
される。光源20からのレーザ光が遮光シャッター54
で遮られ、遮光シャッター54以降に漏れ出ることがな
い。光学走査部14と反射ミラー部16との間に形成さ
れるメンテナンス開口52を通して、例えば、感光ドラ
ム34を含むプロセスカートリッジ48を着脱すること
ができる。
【0075】ここで、メンテナンスカバー44の開時に
は、それに伴い、メンテナンスカバー44の作動突起7
2が遮光シャッター54の閉用レバー60と当接係合
し、遮光シャッター54が開位置から閉位置へ向けて押
されて移動する。遮光シャッター54がこの中間位置に
ある中立位置を越えてそれより開方向側に到るとコイル
スプリング68の付勢力が遮光シャッター54を閉方向
へ付勢すべく作用して、それ以降はメンテナンスカバー
44の開動作を要せずにコイルスプリング68の付勢力
によって遮光シャッター54が閉位置まで移動すること
ができる。
【0076】メンテナンスカバー44の閉時には、それ
に伴い、メンテナンスカバー44の作動突起72が遮光
シャッター54の開用レバー58と当接係合し、遮光シ
ャッター54が閉位置から開位置へ向けて押されて移動
する。遮光シャッター54が上記中立位置を越えてそれ
より開方向側に到るとコイルスプリング68の付勢力が
遮光シャッター54を開位置へ付勢すべく作用して、そ
れ以降はメンテナンスカバー44の閉動作を要せずにコ
イルスプリング68の付勢力によって遮光シャッター5
4が開位置まで移動することができる。遮光シャッター
54の開位置では、メンテナンスカバー44の作動突起
72が遮光シャッター54の開用レバー58、閉用レバ
ー60と離れる。
【0077】一方、メンテナンスカバー44の開状態で
は、遮光シャッター54が閉じられるとともに、反射ミ
ラー部シャッター74も閉じられ、メンテナンスカバー
44の閉状態では、遮光シャッター54が開けられると
ともに、反射ミラー部シャッター74も開けられる。
【0078】従って、メンテナンス時にメンテナンスカ
バー44を開けて、メンテナンス開口52を通してプロ
セスカートリッジ48を着脱する際にも、そのメンテナ
ンス開口52には、反射ミラー部54の反射ミラー30
の反射面、同期光検出手段32の検出面は露出せず、メ
ンテナンス作業を行うときに作業者が反射ミラーの反射
面、同期光検出手段32の検出面に触れてしまうような
ことが防止される。
【0079】反射ミラー部シャッター74は、遮光シャ
ッター54と同様に開閉する。すなわち、メンテナンス
カバー44の開時には、それに伴い、メンテナンスカバ
ー44の作動突起90と、反射ミラー部シャッター74
の開用レバー78、閉用レバー80とが当接係合し、反
射ミラー部シャッター74が開位置から閉位置へ向けて
押されて移動する。反射ミラー部シャッター74がこの
中間位置にある中立位置を越えてそれより開方向側に到
るとコイルスプリング86が反射ミラー部シャッター7
4を閉方向へ付勢すべく作用して、それ以降はメンテナ
ンスカバー44の開動を要せずにコイルスプリング86
の付勢力によって反射ミラー部シャッター74が閉位置
まで移動することができる。
【0080】メンテナンスカバー44の閉時には、それ
に伴い、作動突起90と開用レバー78、閉用レバー8
0とが当接係合し、反射ミラー部シャッター74が閉位
置から開位置へ向けて押されて移動する。反射ミラー部
シャッター74が上記中立位置を越えてそれより開方向
側に到るとコイルスプリング86の付勢力が反射ミラー
部シャッター74を開位置へ付勢すべく作用して、それ
以降はメンテナンスカバー44の開動を要せずにコイル
スプリング86の付勢力によって反射ミラー部シャッタ
ー74が開位置まで移動することができる。反射ミラー
部シャッター74の開位置では、メンテナンスカバー4
4の作動突起90が、反射ミラー部シャッター74の開
用レバー78、閉用レバー80と離れる。
【0081】これにより、遮光シャッター54の開位置
では、メンテナンスカバー44と光学走査装置との間に
おいて、遮光シャッター54に係り、作動突起72と開
用レバー58、閉用レバー60とが接触せず、また、反
射ミラー部シャッター74に係り、作動突起90と開用
レバー78、閉用レバー80とが接触せず、図8に示す
ように、メンテナンスカバー44の閉状態においてメン
テナンスカバー44に衝撃Pが加わってもその衝撃に伴
う振動が遮光シャッター54、反射ミラー部シャッター
74には伝達されず従ってその振動が光学走査装置12
(光学走査部14、反射ミラー部16)には伝達され
ず、良好な画質が得られる。図8には、衝撃Pを受けて
変形するメンテナンスカバー44、その作動脚70の作
動突起72、作動脚88の作動突起90が鎖線で示され
ている。
【0082】また、遮光シャッター開閉用係合手段を構
成するメンテナンスカバー44の作動突起72と、遮光
シャッター54の開用レバー58、閉用レバー60と
を、また、反射ミラー部シャッター開閉用係合手段を構
成するメンテナンスカバー44の作動突起90と、遮光
シャッター74の開用レバー78、閉用レバー80と
を、光学走査中央線Sを介して光源20、同期光検出装
置32とは反対側に配置することにより、作動突起72
と、開用レバー58、閉用レバー60とが光源20から
遠方となり、また、作動突起90と、開用レバー78、
閉用レバー80とが光源20から遠方となり、その遠方
となる分、メンテナンスカバー44を閉じて遮光シャッ
ター54を開け、また、反射ミラー部シャッター74を
開けるときにメンテナンスカバー44の閉時の衝撃に伴
い作動突起72と開用レバー58との当接係合、作動突
起90と開用レバー78との当接係合を介して生ずる振
動の光源20、同期光検出装置32への伝達が抑制さ
れ、振動に起因する光源20、同期光検出装置32の破
損が防止される。
【0083】次に、第2の実施の形態に係る電子写真装
置を図9乃至図14に基づき説明する。
【0084】本実施の形態では、図9及び図11に示す
ように、光学走査部と反射ミラー部とが一体化されて、
光学走査装置314(第1の実施の形態の光学走査装置
12に対応する)が光学フレーム300に組み込まれて
いる。光学フレーム300は、本体フレーム10にスク
リューボルト302を用いて固定される。
【0085】また、メンテナンスカバー304(第1の
実施の形態のメンテナンスカバー44に対応する)は、
L字型に屈曲された形状とされ、カバー軸305の軸線
回りに上方へ回動して得られるメンテナンスカバー30
4の開状態では、図10に示すように、記録紙の搬入口
306の上方が開放されてそこがメンテナンス開口30
8とされる。
【0086】光学フレーム300の底には、レーザ光通
過孔310が形成され、反射ミラー30から反射された
レーザ光がレーザ光通過孔310を通って、感光ドラム
34上に到達する。
【0087】本実施の形態の遮光シャッター312は、
その閉位置では、レーザ光通過孔310を外側から覆う
ようにされ、シャッター軸316で光学フレーム300
に支持されて、シャッター軸316の軸線回りに回動し
て、開閉自在とされる。
【0088】シャッター軸316にはこの半径方向に、
光学フレーム300外において、遮光シャッター312
と一体に回動する開用レバー318と閉用レバー320
と(開用レバー318と閉用レバー320とが対応係合
部を構成する)が延設され、開用レバー318と閉用レ
バー320とは直交する。
【0089】遮光シャッター312が開位置から閉方向
へ回動して遮光シャッター312が光学フレーム300
の底外面においてレーザ光通過孔310の周部と当接す
ると、遮光シャッター312の同方向へのそれ以上の回
動が阻止され、遮光シャッター312は閉位置を得る。
【0090】シャッター軸316を介して閉用レバー3
20と反対側には、遮光シャッター312と一体に回動
する係止部322が設けられ、係止部322に対応して
光学フレーム300には、対応係止部324が設けら
れ、係止部322と対応係止部324との間には、コイ
ルスプリング(遮光シャッター開閉用付勢手段)326
が介在される。遮光シャッター312は開閉中間位置に
おいて、図12(B)に示すように、係止部322と対
応係止部324とがシャッター軸316を介して一直線
上に位置する中立位置(遮光シャッター中立位置)を有
し、コイルスプリング326は、その中立位置を介し、
遮光シャッター312が開方向側へ位置すると遮光シャ
ッター312を開方向側へ付勢し、遮光シャッター31
2が閉方向側へ位置すると遮光シャッター312を閉方
向側へ付勢する。
【0091】一方、開用レバー318、閉用レバー32
0に対応して、メンテナンスカバー304には内面に、
作動脚328が突設されている。作動脚328は、突設
先端がL字型に屈曲されて、そこが、作動突起(係合
部)330とされる。
【0092】遮光シャッター312の開用レバー31
8、閉用レバー320と、メンテナンスカバー304の
作動脚328の作動突起330とは、遮光シャッター開
閉用係合手段を構成し、それらは、以下に説明する関係
を有する。
【0093】すなわち、図9に示すように、メンテナン
スカバー304の閉状態では、遮光シャッター312が
コイルスプリング326の付勢力によって開位置に付勢
保持されて、メンテナンスカバー304の作動脚328
の作動突起330は、遮光シャッター312の開レバー
318、閉レバー320とは離れている。メンテナンス
カバー304を閉状態から開く場合には、図12(A)
に示すように、メンテナンスカバー304の矢印MOP
の向きへの開動作に伴い、作動突起330が上昇して閉
用レバー320と当接し、閉用レバー320を押し上げ
る。これにより、遮光シャッター312が、コイルスプ
リング326の付勢力に抗して矢印SCLの向きへ閉方
向側に回動を開始する。遮光シャッター312が遮光シ
ャッター中立位置(図12(B)の位置)を越えて遮光
シャッター閉方向側へ到ると、コイルスプリング326
の付勢力は、遮光シャッター312を閉方向側に付勢す
る。
【0094】それ以降は、メンテナンスカバー304の
開動作を要せずに遮光シャッター312は、コイルスプ
リング326の付勢力によって遮光シャッター閉方向側
へ回動し、図10に示す閉位置を得る。作動突起330
は閉用レバー320と離れ、メンテナンスカバー304
は開限度位置まで回動を続ける。
【0095】逆に、メンテナンスカバー304を開状態
から閉じる場合には、図13(A)に示すように、メン
テナンスカバー304の矢印MCLの向きの閉動作に伴
い、作動突起330が開レバー318と当接して、開レ
バー318を押し下げる。これにより、遮光シャッター
312がコイルスプリング326の付勢力に抗して矢印
SOPの向きへ開方向側に回動を開始する。遮光シャッ
ター312が遮光シャッター中立位置(図13(B)の
位置)を越えて遮光シャッター開方向側へ到ると、コイ
ルスプリング326の付勢力は、遮光シャッター312
を開方向側に付勢する。
【0096】それ以降は、メンテナンスカバー304の
閉動作を要せずに遮光シャッター312はコイルスプリ
ング326の付勢力によって開方向側へ回動し、図9に
示す開位置を得て、メンテナンスカバー304は、作動
突起330が閉用レバー318と離れ、また、閉用レバ
ー320とも離れて図9に示す開状態に復帰する。
【0097】上記構成によれば、遮光シャッター312
の開位置では、メンテナンスカバー44と光学走査装置
との間において、作動突起330と開用レバー318、
閉用レバー320とが接触せず、図14に示すように、
メンテナンスカバー304の閉状態においてメンテナン
スカバー304に衝撃Pが加わってもその衝撃に伴う振
動が遮光シャッター312には伝達されず従ってその振
動が光学走査装置には伝達されず、良好な画質が得られ
る。図14には、衝撃Pを受けて変形するメンテナンス
カバー304、その作動脚328の作動突起330が鎖
線で示されている。
【0098】また、図11に示すように、遮光シャッタ
ー開閉用係合手段を構成するメンテナンスカバー304
の作動突起330と、遮光シャッター312の開用レバ
ー318、閉用レバー320とは、光学走査中央線Sを
介して光源20、同期光検出装置32とは反対側に配置
されている。これにより、作動突起330と、開用レバ
ー318、閉用レバー320とが光源20から遠方とな
り、その遠方となる分、メンテナンスカバー304を閉
じて遮光シャッター312を開けるときにメンテナンス
カバー304の閉時の衝撃に伴い作動突起330と開用
レバー318との当接係合を介して生ずる振動の光源2
0、同期光検出装置32への伝達が抑制され、振動に起
因する光源20、同期光検出装置32の破損がそれぞれ
防止される。
【0099】なお、本実施の形態では、メンテナンスカ
バー304の開状態では、反射ミラー30から感光ドラ
ム34へ向かう反射光が通過するレーザ光通過孔310
が、光学フレーム300の外側から遮光シャッター31
2によって覆うようにされるので、遮光シャッター31
2はメンテナンス時の遮光機能に加えて、メンテナンス
時に反射ミラー30の反射面、同期光検出手段32の検
出面をメンテナンス開口308へは露出させず、メンテ
ナンス作業中に作業者が反射ミラー30の反射面、同期
光検出手段32の検出面に触れてしまうようなことを防
止する機能も共に果たす。
【0100】他の構成、作用効果は第1の実施の形態と
同様である。
【0101】
【発明の効果】請求項1乃至8の本発明の電子写真装置
によれば、遮光シャッターの開位置では、メンテナンス
カバーと光学走査装置との間において、遮光シャッター
開閉用係合手段が接触せず、メンテナンスカバーの閉状
態においてメンテナンスカバーに衝撃が加わってもその
衝撃に伴う振動が遮光シャッターには伝達されず従って
その振動が光学走査装置には伝達されず、良好な画質が
得られる。
【0102】また、請求項2によれば、遮光シャッター
開閉用係合手段が光源から遠方となり、その遠方となる
分、メンテナンスカバーを閉じて遮光シャッターを開け
るときにメンテナンスカバーの閉時の衝撃に伴う振動の
光源への伝達が抑制され、振動に起因する光源の劣化が
防止される。
【0103】請求項3によれば、メンテナンス時にメン
テナンスカバーを開けて、メンテナンス開口を通して、
例えば、被走査体を着脱する際にも、そのメンテナン開
口には、反射ミラー部の反射ミラーの反射面は露出せ
ず、メンテナンス作業を行うときに作業者が反射ミラー
に触れてしまうようなことが防止される。
【0104】また、遮光シャッター、反射ミラー部シャ
ッターの両開位置では、メンテナンスカバーと光学走査
装置との間において、遮光シャッター開閉用係合手段の
係合部と対応係合部とが接触せず、反射ミラー部シャッ
ター開閉用係合手段の係合部と対応係合部とが接触せ
ず、メンテナンスカバーの閉状態においてメンテナンス
カバーに衝撃が加わってもその衝撃に伴う振動が遮光シ
ャッター、反射ミラー部シャッターのいずれにも伝達さ
れず従ってその振動が光学走査装置には伝達されず、良
好な画質が得られる。
【0105】請求項4によれば、遮光シャッター開閉用
係合手段、反射ミラー部シャッターのいずれも光源から
遠方となり、その遠方となる分、メンテナンスカバーを
閉じて遮光シャッター、反射ミラー部シャッターを開け
るときにメンテナンスカバー閉時の衝撃に伴う振動の光
源への伝達が抑制され、振動に起因する光源の劣化が防
止される。
【0106】請求項6によれば、光源の劣化の防止に加
え、遮光シャッター開閉用係合手段が同期光検出手段か
らも遠方となってその遠方となる分、メンテナンスカバ
ーを閉じて遮光シャッターを開けるときにメンテナンス
カバーの閉時の衝撃に伴う振動の同期光検出手段への伝
達が抑制され、振動に起因する同期光検出手段の劣化が
防止される。
【0107】請求項8によれば、光源の劣化の防止に加
え、遮光シャッター開閉用係合手段、反射ミラー部シャ
ッター開閉用係合手段が共に同期光検出手段からも遠方
となってその遠方となる分、メンテナンスカバーを閉じ
て遮光シャッター、反射ミラー部シャッターを開けると
きにメンテナンスカバーの閉時の衝撃に伴う振動の同期
光検出手段への伝達が抑制され、振動に起因する同期光
検出手段の劣化が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る電子写真装置
について、メンテナンスカバーの閉状態を示す縦断面図
である。
【図2】メンテナンスカバーの開状態を示し、図1に対
応する図である。
【図3】第1の実施の形態に係る電子写真装置につい
て、メンテナンスカバーの開状態を示し、メンテナンス
カバーを省略した平面図である。
【図4】メンテナンスカバーと遮光シャッターとの間の
関係を示す縦断面図であり、(A)は、メンテナンスカ
バーの閉状態における上記関係を示し、(B)乃至
(D)は、メンテナンスカバーの開動作の過程における
上記関係を示す。
【図5】メンテナンスカバーと遮光シャッターとの間の
関係を示す縦断面図であり、(A)及び(B)は、メン
テナンスカバーの閉動作の過程における上記関係を示
す。
【図6】メンテナンスカバーと反射ミラー部シャッター
との関係を示す縦断面図であり、(A)は、メンテナン
スカバーの閉状態における上記関係を示し、(B)乃至
(D)は、メンテナンスカバーの開動作の過程における
上記関係を示す。
【図7】メンテナンスカバーと反射ミラー部シャッター
との間の関係を示す縦断面図であり、(A)及び(B)
は、メンテナンスカバーの閉動作の過程における上記関
係を示す。
【図8】メンテナンスカバーに衝撃が加わった状態を示
し、図1に対応する図である。
【図9】第2の実施の形態に係る電子写真装置につい
て、メンテナンスカバーの閉状態を示す縦断面図であ
る。
【図10】第2の実施の形態に係る電子写真装置につい
て、メンテナンスカバーの開状態を示す縦断面図であ
る。
【図11】第2の実施の形態に係る電子写真装置につい
て、メンテナンスカバーの閉状態を示し、メンテナンス
カバーを省略した平面図である。
【図12】メンテナンスカバーと遮光シャッターとの間
の関係を示す縦断面図であり、(A)及び(B)は、メ
ンテナンスカバーの開動作の過程における上記関係を示
す。
【図13】メンテナンスカバーと遮光シャッターとの間
の関係を示す縦断面図であり、(A)及び(B)は、メ
ンテナンスカバーの閉動作の過程における上記関係を示
す。
【図14】メンテナンスカバーに衝撃が加わった状態を
示し、図9に対応する図である。
【図15】従来の電子写真装置について、メンテナンス
カバーの閉状態を示す縦断面図である。
【図16】メンテナンスカバーの開状態を示し、図15
に対応する図である。
【図17】メンテナンスカバーに衝撃が加わった状態を
示し、図15に対応する図である。
【図18】他の従来の電子写真装置について、メンテナ
ンスカバーの閉状態を示す縦断面図である。
【図19】メンテナンスカバーの開状態を示し、図18
に対応する図である。
【図20】図18の電子写真装置の光学走査装置の内部
を示す平面図である。
【符号の説明】
12 光学走査装置 14 光学走査部 16 反射ミラー部 20 光源(光学走査部(光学走査装置)) 22 ポリゴンモータ(光学走査部(光学走査装置)) 24 結像レンズ系(光学走査部(光学走査装置)) 30 反射ミラー(反射ミラー部(光学走査装置)) 32 同期光検出手段(反射ミラー部(光学走査装
置)) 34 感光ドラム(被走査体) 44 メンテナンスカバー 54 遮光シャッター 58 開用レバー(対応係合部(遮光シャッター開閉用
係合手段)) 60 閉用レバー(対応係合部(遮光シャッター開閉用
係合手段)) 68 コイルスプリング(遮光シャッター開閉用付勢手
段) 72 作動突起(係合部(遮光シャッター開閉用係合手
段)) 74 反射ミラー部シャッター 78 開用レバー(対応係合部(反射ミラー部シャッタ
ー開閉用係合手段)) 80 閉用レバー(対応係合部(反射ミラー部シャッタ
ー開閉用係合手段)) 86 コイルスプリング(反射ミラー部シャッター開閉
用付勢手段) 90 作動突起(係合部(反射ミラー部シャッター開閉
用係合手段)) B 光路 304 メンテナンスカバー 314 光学走査装置 318 開用レバー(対応係合部(遮光シャッター開閉
用係合手段)) 320 閉用レバー(対応係合部(遮光シャッター開閉
用係合手段)) 326 コイルスプリング(遮光シャッター開閉用付勢
手段) 330 作動突起(係合部(遮光シャッター開閉用係合
手段))

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学走査装置を有する電子写真装置であ
    って、光学走査装置は、被走査体上に静電潜像を形成す
    るために光ビームを光源から発して発せられた光ビーム
    を走査する前記電子写真装置において、 前記電子写真装置の内部をメンテナンスするために設け
    られ、開閉自在なメンテナンスカバーと、 前記光学走査装置に設けられ、開閉自在とされ、開位置
    では光路を開放し、閉位置では遮光するように光路を閉
    鎖する遮光シャッターと、 前記遮光シャッターがこの開閉中間位置に中立位置を有
    してその中立位置を介し、遮光シャッターが開方向側に
    位置するときは遮光シャッターを開方向側へ付勢し、遮
    光シャッターが閉方向側に位置するときは遮光シャッタ
    ーを閉方向へ付勢する遮光シャッター開閉用付勢手段
    と、 前記メンテナンスカバーに設けられる係合部と、この係
    合部に対応して遮光シャッターに設けられる対応係合部
    とを有し、メンテナンスカバーの開動作に伴い係合部と
    対応係合部とが当接係合し、遮光シャッターを開位置か
    ら押して移動させて遮光シャッター中立位置より遮光シ
    ャッター閉方向側へ位置させるとともに、メンテナンス
    カバーの閉動作に伴い係合部と対応係合部とが当接係合
    し、遮光シャッターを閉位置から押して移動させて遮光
    シャッター中立位置より遮光シャッター開方向側へ位置
    させ、メンテナンスカバーの閉状態では、係合部と対応
    係合部とが離間する遮光シャッター開閉用係合手段と、 を備えたことを特徴とする電子写真装置。
  2. 【請求項2】 前記遮光シャッター開閉用係合手段が、
    光学走査中央線を介して光源とは反対側に配置されるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の電子写真装置。
  3. 【請求項3】 前記光学走査装置が、前記光源と光源か
    ら発せられる光ビームを偏向走査する光偏向器と偏向走
    査された光ビームを透過させて被走査体上に結像させる
    結像レンズ系とを有する光学走査部と、結像レンズ系を
    透過した光ビームを被走査体に向けて反射させる反射ミ
    ラーを有する反射ミラー部とに分割されて構成され、 前記遮光シャッターが光学走査部に設けられ、 かつ、 前記反射ミラー部に設けられ、開閉自在とされ、開位置
    では光路を開放し、閉位置では反射ミラー部を覆うよう
    に光路を閉鎖するシャッターと、 前記反射ミラー部シャッターが開閉中間位置に中立位置
    を有してその中立位置を介し、反射ミラー部シャッター
    が開方向側に位置するときは反射ミラー部シャッターを
    開方向へ付勢し、反射ミラー部シャッターが閉方向側に
    位置するときは反射ミラー部シャッターを閉方向へ付勢
    する反射ミラー部シャッター開閉用付勢手段と、 前記メンテナンスカバーに設けられる係合部と、この係
    合部に対応して反射ミラー部シャッターに設けられる対
    応係合部とを有し、メンテナンスカバーの開動作に伴い
    係合部と対応係合部とが当接係合し、反射ミラー部シャ
    ッターを開位置から押して移動させて反射ミラー部シャ
    ッター中立位置より反射ミラー部シャッター閉方向側へ
    位置させるとともに、メンテナンスカバーの閉動作に伴
    い係合部と対応係合部とが当接係合し、反射ミラー部シ
    ャッターを閉位置から押して移動させて反射ミラー部シ
    ャッター中立位置より反射ミラー部シャッター開方向側
    へ位置させ、メンテナンスカバーの閉状態では係合部と
    対応係合部とが離間する反射ミラー部シャッター開閉用
    係合手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1に記載の電子写真装
    置。
  4. 【請求項4】 前記反射ミラー部シャッター開閉用係合
    手段が、遮光シャッター開閉用係合手段と同じく、光学
    走査中央線を介して光源とは反対側に配置されることを
    特徴とする請求項3に記載の電子写真装置。
  5. 【請求項5】 前記光学走査装置が、光源から発せられ
    る光ビームに含まれる同期光を検出する同期光検出手段
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の電子写真装
    置。
  6. 【請求項6】 前記光学走査装置が、光源から発せられ
    る光ビームに含まれる同期光を検出する同期光検出手段
    を備え、同期光検出手段が、光学走査中央線を介して光
    源と同じ側に配置されることを特徴とする請求項2に記
    載の電子写真装置。
  7. 【請求項7】 前記光学走査装置の反射ミラー部が、光
    源から発せられる光ビームに含まれる同期光を検出する
    同期光検出手段を備えることを特徴とする請求項3に記
    載の電子写真装置。
  8. 【請求項8】 前記光学走査装置の反射ミラー部が、光
    源から発せられる光ビームに含まれる同期光を検出する
    同期光検出手段を備え、同期光検出手段が、光学走査中
    央線を介して光源と同じ側に配置されることを特徴とす
    る請求項4に記載の電子写真装置。
JP7354987A 1995-12-29 1995-12-29 電子写真装置 Pending JPH09185310A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013254068A (ja) * 2012-06-06 2013-12-19 Brother Ind Ltd 露光装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013254068A (ja) * 2012-06-06 2013-12-19 Brother Ind Ltd 露光装置

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