JPH09184998A - 光走査装置 - Google Patents

光走査装置

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Publication number
JPH09184998A
JPH09184998A JP74396A JP74396A JPH09184998A JP H09184998 A JPH09184998 A JP H09184998A JP 74396 A JP74396 A JP 74396A JP 74396 A JP74396 A JP 74396A JP H09184998 A JPH09184998 A JP H09184998A
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JP
Japan
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optical
optical box
leg
scanning device
box
Prior art date
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Pending
Application number
JP74396A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayoshi Okura
正義 大倉
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で光学箱の振動性能を低下させ
ず、温度変化による光学箱の撓みを吸収することができ
る光走行装置を得る。 【解決手段】 光学部品が組付けられた光学箱12に薄
肉の脚体36、38が設けられており、この脚体36、
38を介して光学箱12が本体フレーム44に固定され
る。この脚体36、38はねじ48で止められているの
で、振動性能が低下せず、画質の劣化を防止することが
できる。また、光学箱12を本体フレーム44に簡単に
固定することができる。光学箱12が温度変化によって
伸縮したとき、光学箱12に押されて脚体38の垂直片
38Aが弾性変形し、光学箱が膨張収縮して受ける応力
を吸収し、光学部品の取付面である底板の撓みを抑え、
光軸がズレないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機あるいはレ
ーザービームプリンタ等に備えられレーザー光を走査し
て感光体へ画像を形成する光走査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザープリンター等には、レーザービ
ームを走査して感光体に静電潜像を形成する光走査装置
が備えられている。
【0003】図7に示すように、光走査装置60では、
半導体レーザ62から出力されたレーザビームを光源光
学系64を通してポリゴンミラー66へ入射させ、この
ポリゴンミラー66で偏向してfθレンズ68を通過さ
せ、感光ドラム70の表面に結像させるようになってい
る。
【0004】ところで、図8に示すように、このような
光学部品が収納された光学箱72と、光学箱72が取付
けられる本体フレーム74との熱膨張率が異なると、レ
ーザープリンター内の温度の変化による膨張収縮によっ
て、光学箱72の底板72Aの中央部が撓み、レーザー
ビームの光軸(アライメント)にズレが生じる。
【0005】このため、ポリゴンミラー66とfθレン
ズ68及び平面ミラー(図示省略)との位置関係を保持
するため、図9に示すように、光学箱78を本体フレー
ム80から突設された支持部82と、ばね84で付勢さ
れたスライダ86とで挟持し、水平方向(X軸方向)へ
の伸縮を許容し、熱変化による光学箱78の撓みを吸収
する技術も提案されている(特開平6−123849号
公報参照)。
【0006】しかし、このような固定構造では、Z軸方
向の移動を阻止することはできるが、ねじによる既存の
固定構造と比較すると、第1次共振点が350Hzであ
ったものが、100〜200Hz程度に低下し、光学箱
78が振動して、走査位置が変化して画質の劣化を招く
という欠点があった。
【0007】また、光学箱78を本体フレーム80に位
置決めするための位置決めピン(図示省略)が必要とな
り、部品点数の増加を招いていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は係る事実を考
慮し、簡単な構造で光学箱の振動性能を低下させず、温
度変化による光学箱の撓みを吸収することができる光走
行装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の光走査
装置では、光学部品が組付けられる光学箱に脚体が設け
られており、この脚体を介して光学箱が本体フレームに
固定される。従って、この脚体をねじ止めすることも可
能となり、従来のように、光学箱を挟持して保持する構
造と比較とすると、振動性能が低下することがなく、画
質の劣化を防止することができる。また、脚体を位置決
めするだけでよいので、光学箱を本体フレームに簡単に
固定することができる。
【0010】また、脚体の少なくとも1つは、光学箱が
温度変化によって伸縮したとき、光学箱に押されて、光
学部品の取付面に対して平行な方向に弾性変形する。こ
の脚体の変形によって、光学箱が膨張収縮して受ける応
力を吸収し、光学部品の取付面の撓みを抑え、光軸がズ
レないようにできる。
【0011】請求項2に記載の光走査装置では、弾性変
形可能な脚体のばね特性が、次のように設定されてい
る。すなわち、本体フレームに対して水平方向のばね定
数Khと、本体フレームに対して垂直方向のばね定数K
v、との関係が、ばね定数Kv/ばね定数Kh>50と
なっている。
【0012】これは、光走査装置が備えられる複写機等
の温度上昇を考慮して、光学箱の材料である樹脂材の線
膨張率、光学箱の一般的な大きさ(特に、取付面の伸縮
方向の長さ)とから、設定されたものであり、上記のよ
うな関係を持たせることによって、光学箱の撓みを抑
え、振動性能を保持できる。
【0013】請求項3に記載の光走査装置では、脚体が
光学箱と一体成形されている。このため、光学箱を固定
するための別部材が不要となり、製造コストの削減が図
れる。
【0014】請求項4及び請求項5に記載の光走査装置
では、弾性変形可能とされた脚体が、他の脚体より薄肉
とされ、又は部分的に薄肉とされている。
【0015】このような単純な構成によって、脚板を所
望の方向へ弾性変形させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1〜図3には、第1形態に係る
光走査装置10の光学箱12が示されている。
【0017】光学箱12は樹脂製で、長方形状の底板1
4と、この底板14の縁部から立ち上げられた側板1
6、18、20、22とを備え、全体として上方が開口
した箱形状となっている。底板14の右側には、偏光部
材としてポリゴンミラー24が配置され、底板14の裏
面に配置された図示しないスキャナモータによって高速
回転するようになっている。
【0018】側板16には図示しない光源が配置されて
おり、この光源から発射されたレーザービームが、コリ
メータレンズで平行の光束とされ、シリンダーレンズを
通過する。このシリンダーレンズで集光されたレーザー
ビームは、ポリゴンミラー24へ入射して偏向走査され
る。
【0019】また、ポリゴンミラー24の左側には、f
θレンズ26、平面ミラー28、及びシリンダーミラー
30が配設されており、ポリゴンミラー24の反射面で
反射されたレーザービームを左側の側板22に開口され
たウインドウ32を通じて、感光体ドラム上に到達させ
る。
【0020】一方、底板14の下面には、4つの脚体3
4、36、38、40が一体成形されている。
【0021】脚体34、36は、ポリゴンミラー24の
回転中心Oを通り、側板16、18と直交する線上にあ
る。脚体34は、L字形状の板材で、底板14から延出
する垂直片34Aと、本体フレーム44に固定される取
付片34Bと、を有している。垂直片34A及び取付片
34Bの肉厚は約3mmとされ、また、脚体34と側板
16とを連結するようにリブ46が形成され、垂直方向
及び水平方向に作用する力に対して充分な剛性を有して
いる。
【0022】一方、脚体36の垂直片36Aは、幅15
mm、肉厚1.5mm、高さ20mmで、Y軸方向へ弾
性変形可能とされている。また、取付片36Bは取付片
34Bの肉厚と同等とされている。さらに、取付片34
B、36Bには、ねじ孔が形成されており、ねじ48で
本体フレーム44へ固定されるようになっている。これ
によって、垂直方向の剛性が確保され、振動性能が損な
われない。
【0023】一方、脚体38、40は、fθレンズ2
6、平面ミラー28、及びシリンダーミラー30の中心
を通り、側板22と直交する線の両側に配置されてい
る。
【0024】この脚体38、40の垂直片38A、40
Aは、幅15mm、厚み1.5mm、高さ20mmとさ
れている。垂直片38A、40Aは、底板14の長手方
向と対面しており、図3に示すように、底板14が熱で
膨張すると、底板14に押されて矢印A方向に弾性変形
して傾き(2点鎖線で示されている)、底板14の撓み
を防止するようになっている。
【0025】また、脚体38、40の取付片38B、4
0Bには、ねじ孔が形成されており、ねじ48で本体フ
レーム44へ固定され、垂直方向の剛性が確保されるの
で、振動性能が損なわれない。
【0026】なお、脚体36、38、40のばね定数
は、底板14と平行な厚み方向(X軸又はY軸方向)で
は19kg/mm、底板14と直交する方向(Z軸方
向)では3375kg/mmとなっている。この結果、
水平方向のばね定数Khと垂直方向Kvのばね定数の比
率は、Kv/Kh=178となっている。
【0027】次に、一例として、装置内の温度が10d
eg上昇した場合、本形態に係る光学箱12がどのよう
に機能するか説明する。
【0028】光学箱12を構成する樹脂材の線膨張率を
6.5×10-5/℃、脚体34と脚体40とのX軸方向
の距離を200mmとすると、光学箱12は0.13m
m伸びる。ここで、本体フレーム44の伸びを差引する
と、相対的な伸びは0.1mmとなる。
【0029】もし、光学箱12が本体フレーム44に拘
束されていると、この0.1mmの伸びは、光学箱12
の底板14を撓ませるが、脚体38、40の弾性変形
(内部応力は1〜2kgf)によって、底板14の変形
が抑制され、光軸がズレない。また、同様にY軸方向の
底板14の撓みも脚体36で吸収される。
【0030】なお、本形態では、脚体を4つ設けたが、
少なくとも3つの脚体があれば、光学箱12を水平に保
持できる。
【0031】また、垂直片のサイズ、上記形態に限定さ
れるものでなく、例えば、幅15mm、肉厚1.5m
m、高さ40mm、水平方向のばね定数Kh=2.4k
g/mm、垂直方向のばね定数Kv=1688kg/m
m、ばね定数比率Kv/Kh=312でもよく、幅5m
m、肉厚5mm、高さ40mm、水平方向のばね定数K
h=29kg/mm、垂直方向のばね定数Kv=187
5kg/mm、ばね定数比率Kv/Kh=65でもよ
い。
【0032】さらに、脚体の垂直片を全体的に薄肉とし
なくても、図4に示す第2形態の光学箱50のように、
脚体52の垂直片52Aの板幅を狭くしてもよく、さら
に、図5及び図6に示す第3形態の光学箱54のよう
に、脚体56の取付片56Bと垂直片56Aとの連結部
を薄肉にしても、同様な効果を得ることができ。
【0033】また、このような効果は、光路長が長いオ
ーバーフィルド光学系において顕著となる。
【0034】
【発明の効果】本発明は上記構成としたので、簡単な構
造で光学箱の振動性能を低下させず、温度変化による光
学箱の撓みを吸収することができる。このため、熱膨張
収縮で光学箱が傾斜して起こる光軸のズレを無くすこと
ができ、画質の劣化を回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1形態に係る光走査装置の平面図である。
【図2】第1形態に係る光走査装置の側面図である。
【図3】第1形態に係る光走査装置の正面図である。
【図4】第2形態に係る光走査装置の平面図である。
【図5】第3形態に係る光走査装置の正面図である。
【図6】第3形態に係る光走査装置の側面図である。
【図7】光走査装置の概略構成図である。
【図8】従来の光学箱が熱膨張した状態を示した断面図
である。
【図9】従来の光走査装置の熱変形の防止機構を示した
側面図である。
【符号の説明】
12 光学箱 34 脚体 36 脚体 38 脚体 40 脚体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学部品が組付けられる光学箱と、前記
    光学箱に設けられ本体フレームに光学箱を固定する脚体
    と、を備え、 前記脚体の少なくとも1つが、前記光学箱の温度変化に
    よる伸縮を吸収可能に前記光学部品の取付面に対して平
    行な方向に弾性変形することを特徴とする光走査装置。
  2. 【請求項2】 前記弾性変形可能とされた脚体のばね特
    性が、前記本体フレームに対して水平方向のばね定数K
    hと、このばね定数Khに対する前記本体フレームに対
    して垂直方向のばね定数Kvの比率が50以上とされた
    ことを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  3. 【請求項3】 前記脚体が前記光学箱と一体成形された
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光走査
    装置。
  4. 【請求項4】 前記弾性変形可能とされた脚体が、他の
    脚体より薄肉とされたことを特徴とする請求項1〜請求
    項3の何れかに記載の光走査装置。
  5. 【請求項5】 前記弾性変形可能とされた脚体が、部分
    的に薄肉とされたことを特徴とする請求項1〜請求項4
    の何れかに記載の光走査装置。
JP74396A 1996-01-08 1996-01-08 光走査装置 Pending JPH09184998A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023502134A (ja) * 2019-11-21 2023-01-20 イオテック,エルエルシー ホログラフィック構成要素用ユニット式キャリア

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