JPH09184651A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JPH09184651A
JPH09184651A JP7354857A JP35485795A JPH09184651A JP H09184651 A JPH09184651 A JP H09184651A JP 7354857 A JP7354857 A JP 7354857A JP 35485795 A JP35485795 A JP 35485795A JP H09184651 A JPH09184651 A JP H09184651A
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room temperature
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fan
air
room
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Nobuyuki Yamaguchi
信之 山口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部屋の上部の暖かい空気を循環させることに
より、室温を均一にして居住空間の肌寒さを解消する。 【解決手段】 設定温度を例えば27℃に設定し、暖房
運転により室内は徐々に上昇する。室内が27℃になっ
た時に暖房運転を停止させ、室内ファンを予め設定され
室温Tが27℃に対応したW4の回転数で回転させ
る。したがって室内ファンはW4の回転数で回転制御さ
れ、サーモオフ時では暖房運転が停止された状態の室内
ファンのみの運転となる。同時にサーモオフになった状
態ではフラップを下向きにして室内ファンからの風を下
方へ吹き出せる。この室内ファンのみによる送風運転に
より吹出口2からの風は室内の空気を循環させる。部屋
の上部の暖かい空気を循環させることにより、室温を均
一にできて、居住空間の肌寒さを解消することができ
る。また室温が高い程室内ファンを高速に回転させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は暖房運転時におい
て所謂サーモオフ時で室内ファンによる送風運転を行な
う機能を備えた空気調和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より冷房運転や暖房運転の機能を備
えた空気調和機において、上記暖房運転を行なっている
時に予め設定した設定温度に室内温度が達した場合に
は、暖房運転を停止して室内機の室内ファンによる送風
運転(所謂サーモオフ)を行なうようになっている。そ
して暖房サーモオフ時は、室内ファンによる送風だけと
なるため利用者に寒さを感じさせないようにする必要が
あり、そのためファンモータを決められた一定の低い回
転数で駆動し、室内ファンを低い回転数で回転させて所
謂ドラフト感を防止するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そのため、暖房運転時
でサーモオフした時に、充分に部屋の空気を室内ファン
により循環させることができず、時間の経過とともに部
屋の温度分布が悪くなり、居住空間では肌寒さを感じる
という問題があった。
【0004】この発明は上記従来の欠点を解決するため
になされたものであって、その目的は、部屋の上部の暖
かい空気を循環させることにより、室温を均一にして居
住空間の肌寒さを解消するようにした空気調和機を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこでこの発明の請求項
1記載の空気調和機では、吹出口2に回動自在なフラッ
プ4、5を備え、暖房運転によって室温Tが予め設定
された温度に達した時には、その暖房運転を停止してフ
ァン8による送風運転を上記吹出口2を介して行う空気
調和機において、上記送風運転時には、室温Tに応じ
て肌寒さを感じさせない風量を生じさせるべく上記ファ
ン8を駆動すると共に、その風向を下向きとすべく上記
フラップ4、5を制御するよう成されていることを特徴
としている。
【0006】上記請求項1記載の空気調和機によれば、
室温Tが設定温度に達した後の送風運転時には、肌寒
さを感じさせない風量をファン8で発生させ、かつフラ
ップ4、5を下向きにして送風しているので、部屋の上
部の暖かい空気を循環させて室温を均一にし、居住空間
の肌寒さを解消することができる。
【0007】また請求項2記載の空気調和機では、上記
送風運転時には、室温Tが高いほどファン8によって
発生される風量が多くなるようにしていることを特徴と
している。
【0008】上記請求項2記載の空気調和機によれば、
風量を増大させても室温Tが高いので肌寒さを感じさ
せることがなく、しかも十分な風量によって室温を短時
間に均一にすることができる。また逆に室温Tが低い
場合にはファン8の風量を減少させることになるので、
室温Tが低くても肌寒さを感じさせることはない。
【0009】
【発明の実施の形態】次にこの発明の空気調和機の実施
の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図
3は室内機1の要部断面図を示し、室内機1の前面下部
から下面に至る角部には横方向に沿って吹出口2が開口
してある。吹出口2の前部側には軸3により回動自在に
フラップ4が軸支されており、また吹出口2の後部側に
も上記フラップ4より小型のフラップ5が軸6により回
動自在に軸支されている。両フラップ4、5が回動、所
謂スイングすることで、風向を略水平方向から略垂直下
方向まで変えながら風を送るようになっている。なお図
3の両フラップ4、5の状態は風を下向きに送る位置で
ある。また送風ガイド用のガイド部7の上方には室内フ
ァン8が配設されており、この室内ファン8により冷
風、温風、あるいはサーモオフ時の風を吹出口2を介し
て室内に送るようになっている。
【0010】ここで、暖房運転時において室内の設定温
度に達した時には暖房運転を停止して室内ファン8によ
る送風運転を従来と同様に行なうようになっているが、
この発明の実施の形態においては、サーモオフになった
時に室温Tに応じて室内ファン8の回転数を変えてそ
の風量を調整し、室内の上部の暖かい空気を強制的に循
環させるようにしている。具体的には図1に示すように
室温Tが高くなるに従い室内ファン8の設定回転数を
高速にしている。この実施の形態では室温が20〜30
℃の間で、各室温Tに応じて1℃の範囲毎にW11
(低速)〜W1(高速)へと室内ファン8の回転数を変
えている。
【0011】図4は制御回路のブロック図を示し、全体
の制御を司るCPU等からなる制御部21と、室温T
に応じてサーモオフ時の室内ファン8つまりファンモー
タ27の回転数(図1に示すW1〜W11)に対応した
データを記憶しておく記憶部22と、室温Tを検出す
る温度センサー23と、使用者が好みの温度を任意に設
定できる室温設定部24と、暖房運転のオン、オフを行
なう暖房運転制御部25と、制御部21によりファンモ
ータ27の回転数を所定の回転数に駆動制御するモータ
ドライバ26と、制御部21によりフラップ4、5をス
イング駆動や任意の角度に設定するフラップ駆動部28
等で構成されている。
【0012】次に図1及び図2によりサーモオフ時の室
内ファン8の動作について説明する。使用者は室温設定
部24にて好みの温度を設定し、制御部21では室温T
が上記設定温度になるまで暖房運転制御部25を制御
して暖房運転を行なう。この暖房運転時では暖房運転に
応じた室内ファン8の回転数が決められており、制御部
21はモータドライバ26を介して所定の回転数にてフ
ァンモータ27を駆動し、ファンモータ27に接続され
ている室内ファン8を所定の回転数で回転制御する。一
方、暖房運転時ではスイングスイッチ(図示せず)にて
フラップ4、5をスイング動作や任意の角度の位置で固
定することができるようになっており、上記スイングス
イッチからの信号を受けた制御部21がフラップ駆動部
28を駆動制御して、フラップ4、5はスイング動作ま
たは任意の角度の位置で固定される。
【0013】ここで、設定温度を例えば27℃に設定し
たとすると、暖房運転により室内は徐々に上昇してい
き、室温Tが27℃になった時に制御部21は温度セ
ンサー23からの信号により暖房運転制御部25を制御
して暖房運転を停止させる。そして、制御部21は室温
が27℃である場合に対応した室内ファン8の回転
数のデータを記憶部22から読み出し、モータドライバ
26を介してファンモータ27をW4の回転数で回転さ
せる。したがって室内ファン8は27℃の室温Tに対
して設定されているW4の回転数で回転制御され、サー
モオフ時では暖房運転が停止された状態での室内ファン
8による送風運転となる。同時にサーモオフになった状
態では制御部21はフラップ駆動部28を制御して図3
に示すように部屋の空気を循環させるべくフラップ4、
5を下向きにして室内ファン8からの風を下方へ吹き出
させる。ここでサーモオフ直前のフラップ4、5の指令
がスイングオンであるかスイングオフであるかに関わら
ず、サーモオフではフラップ4、5をサーモオフ用の角
度、つまり下向きに制御する。
【0014】この室内ファン8による送風運転が行なわ
れると、図2の概略図に示すように風は吹出口2から勢
い良く下方に向かって吹き出され、その風は室内の空気
を循環させることになる。このように部屋の上部の暖か
い空気を循環させることにより、室温を均一にできて、
居住空間の肌寒さを解消することができる。
【0015】上記の室内ファン8のみによる送風運転が
行なわれ続け、室温Tが下がってきて26℃を切ると
サーモオンとなって制御部21により暖房運転制御部2
5を介して暖房運転が行なわれることになる。なおサー
モオフからサーモオンとなった時、フラップ4、5のス
イングや固定角度の指令は、サーモオフ前の指令で処理
されることになる。
【0016】ここで室温Tが高いほど室内ファン8を
高速で回転させ、室温Tが低いほど室内ファン8を低
速で回転させるようにしている。これは室温Tが高け
れば室内ファン8を高速で回転させて部屋の空気を循環
させても肌寒さを感じないからであり、逆に室温T
低い場合には室内ファン8を高速で回転させると肌寒さ
を感じるために、室温Tが低い場合には室内ファン8
を低速で回転させて肌寒さを感じさせないようにしてい
る。
【0017】なお上記の実施の形態は一例を示したもの
であり、これに限定されるものではない。例えば、上記
の実施の形態ではフラップ4、5を2枚としているが、
1枚の場合でもよい。また室内ファン8の設定回転数を
1℃毎に変化させているが、2℃毎、3℃毎・・・等に
任意の温度範囲で変化させるようにしても良いものであ
る。
【0018】
【発明の効果】この発明の請求項1記載の空気調和機に
よれば、室温が設定温度に達した後の送風運転時には、
肌寒さを感じさせない風量をファンで発生させ、かつフ
ラップを下向きにして送風しているので、部屋の上部の
暖かい空気を循環させて室温を均一にし、居住空間の肌
寒さを解消することができる。
【0019】また請求項2記載の空気調和機によれば、
風量を増大させても室温が高いので肌寒さを感じさせる
ことがなく、しかも十分な風量によって室温を短時間に
均一にすることができる。また逆に室温が低い場合には
ファンの風量を減少させることになるので、室温が低く
ても肌寒さを感じさせることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態の説明図である。
【図2】この発明の実施の形態の説明図である。
【図3】この発明の実施の形態の室内機の要部断面図で
ある。
【図4】この発明の実施の形態の制御関係のブロック図
である。
【符号の説明】
1 室内機 2 吹出口 4 フラップ 5 フラップ 8 室内ファン 21 制御部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吹出口(2)に回動自在なフラップ
    (4)(5)を備え、暖房運転によって室温(T)が
    予め設定された温度に達した時には、その暖房運転を停
    止してファン(8)による送風運転を上記吹出口(2)
    を介して行う空気調和機において、上記送風運転時に
    は、室温(T)に応じて肌寒さを感じさせない風量を
    生じさせるべく上記ファン(8)を駆動すると共に、そ
    の風向を下向きとすべく上記フラップ(4)(5)を制
    御するよう成されていることを特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】 上記送風運転時には、室温(T)が高
    いほどファン(8)によって発生される風量が多くなる
    ようにしていることを特徴とする請求項1の空気調和
    機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106679104A (zh) * 2017-01-10 2017-05-17 美的集团股份有限公司 空调器风速控制方法、控制器及空调器
JP2020016429A (ja) * 2018-07-23 2020-01-30 ダイキン工業株式会社 空調機の蒸発器の自動洗浄方法および装置

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CN110749037B (zh) * 2018-07-23 2021-09-07 大金工业株式会社 空调器的蒸发器的自动清洗方法和装置

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